JP3594712B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、デジタル方式の複写機、プリンター、FAX等の色調整を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル方式の画像形成装置において、プリンタなどの出力装置(画像形成手段)の出力特性を補正するためや、特定の濃度領域を協調するために、画像信号変換テーブル(以下LUTという)が使われてきた。
【0003】
画像形成装置は、一般に、画像読み取り手段、画像処理手段、画像書込み手段、画像処理手段などによって形成されており、前述のLUTは、画像処理手段に内装されていて、画像読み取り手段から画像処理手段に入力される入力画像信号を変換して出力画像信号として画像書込み手段に出力する。
【0004】
LUTは、プリンタ(画像形成部)の画像濃度についての出力特性を反映してつくられるため、画像形成手段などの”劣化や汚れ”などで、プリンタの出力特性が変化した場合、補正が不十分となる。
【0005】
これを補正するために、画像形成装置内部で行われるプロセス・コントロールと呼ばれる制御の1つとして、感光体や転写体などの像担持体上に、画像濃度の異なる複数のパターンを形成し、このパターンを光学センサーにより、その反射光、ないしは透過光を検知し、帯電電位、現像バイアス、レーザーの露光量を変更したり、また、階調補正テーブルを変更したりすることが行われる。
【0006】
上記の補正方法は、装置内で自動で補正をすることができ、人の手を煩わせなくて良いというメリットがあるが、光学センサーの特性上、トナーの付着量が多い高濃度側において感度が無いため、トナーの付着量が少ない、低濃度から中間濃度部へかけての補正となる。また、転写部の転写能力の経時変化による転写されるトナー量の変動、または、定着部における定着性の変化による画像濃度の変動を補正できない欠点がある。
【0007】
これに対し、像担持体上に形成したパターン像を転写材に転写、定着したものをスキャナーで読み取り、その読み取ったデータに基づいて階調補正テーブルの選択・作成を行ったり、色変換係数、RGB−YMCK色変換テーブルの作成が行われる。この方法は、前述した光学センサーを用いた補正方法に比べて、排出された転写材を、人の手によって原稿台に載置するなどのオペレーターによる処理が必要となるが、トナーの付着量が多い、高画像濃度部の補正が可能であり、また、転写部の経時変化、定着部における定着性の変化による画像濃度の変化を補正できるというメリットがある。
【0008】
関連する従来技術例に、特開平5−114962号「画像形成装置」がある。本従来例は、装置内部に内装した検査パターンを自身の画像形成手段等によって一旦出力して画像パターンを形成し、これを自身の画像読み取り手段で読み取り、この入力画像信号を基に画像信号変換テーブルを補正する。この補正によりその時点での画像形成手段等の劣化等に起因する特性変化を反映させることができるので、画像形成手段等の特性が変化しても、画像信号変換テーブルを常に最適な状態に維持することができ、出力画像の安定した光画質を保つことができる、としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来例では、階調補正テーブルを作成する際には、ROMまたはRAM中に記憶された参照データを用いる。この参照データは、調整目標データと考えてもよく、階調補正テーブルへの入力値と、所定のレーザー出力で感光体上に形成された静電潜像を現像し、転写材に転写し、定着されたトナー像を原稿読み取り手段であるスキャナーで読み込んだ値に対する目標値との組によって作成される。
【0010】
初期剤(開封したばかりの現像剤)や、あるいは低湿度の環境下で使用される現像剤は、トナーの帯電量が高いために、潜像担持体である感光体にトナーを付着する量が十分ではない場合がある。そのような場合、転写材に定着された画像濃度(特に最高濃度)も、参照データの指示する目標画像濃度に達していない。
【0011】
この場合、作成された階調補正テーブルも高濃度部がつぶれたテーブルとなり、プリンターが出すことができる最高画像濃度までは、目標画像濃度に忠実に再現されるが、それより高い目標画像濃度に対しては、一定の画像濃度になり、階調情報あるいは画像の細部の情報が失われるという不具合が生じる。
【0012】
これを図21を用いて説明すると、図の第1象限は、前述した参照データA[i]を表し、図の横軸は、YMCK諧調変換テーブルへの入力値n、縦軸は、RGBγ変換後のスキャナーの読み取り値を表す。図の第2象限は、RGBγ変換を表し、横軸は、RGBγ変換前の入力値、縦軸は、RGBγ変換後の出力値を表す。なお、この図では、RGBγ変換を行っていない(スルー)。
【0013】
第3象限の縦軸は、レーザー(LD)の書込み値で、横軸は、予め定められたレーザ出力LDで形成されたトナー・パターンを転写材に記録し、スキャナーで読み取った値を表す。この図は、プリンター部の特性を表す。RGBγ変換を行わない場合には、このグラフは、パターンのスキャナーの読み取り値であるa[LD]と一致する。
【0014】
第4象限のグラフは、YMCK諧調変換テーブルLD[i]で、このテーブルを求めることが目的である。第3象限に示すように、画像濃度が充分な場合b を破線で表し、画像濃度が不充分な場合c を実線で表す。同一な参照データA[n](第1象限)の場合には、最終的に得られた階調変換テーブルは、b の場合には、d において階調が得られているが、c の場合には、階調が得られなくなる。
【0015】
これに対して、プリンターが出力可能な最高濃度と、参照データで指定された最大画像濃度の目標値との比に応じて、階調を圧縮するなどの処理を行うと(図21のe)、低画像濃度部が、目標とする画像濃度よりも更に低く(明るく)なってしまうため(同f)、低画像濃度部が画像として再現されなくなる不具合が生じる場合がある。
【0016】
本発明は、高画像濃度部の階調を確保し、且つ低画像濃度部の再現性を目標とする画像濃度とする画像形成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を解決するために、本発明は、読み取り位置に配置した原稿画像を光学的に走査して読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手段からの入力画像信号を変換し出力画像信号として出力する画像処理手段と、前記出力画像信号に応じて像担持体上に情報を書き込む画像書込み手段と、前記像担持体に現像剤にて転写材上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像処理手段または画像書込み手段に、複数の濃度階調パターンを形成する画像信号発生装置と、前記画像処理手段に内装されて前記入力画像信号を出力画像信号に変換する階調変換テーブルと、を備えた画像形成装置において、前記階調変換テーブルへの入力値と前記画像読み取り手段による画像読み取り信号との特性関係を表す参照データによって前記階調変換テーブルを作成し、前記濃度階調パターンに基づいて前記画像書込み手段と前記画像形成手段にて形成された画像パターンを前記画像読み取り手段が読み込んで出力した画像パターン読み取り信号に応じて参照データを補正し、前記補正された参照データによって前記階調変換テーブルを補正して、高画像濃度部の階調を確保し且つ低画像濃度部の再現性を得ることを特徴とする。
【0018】
また、前記画像形成装置において、前記画像パターン読み取り信号に応じて参照データを補正するに際して、前記参照データを補正する領域と、補正しない領域とを指定することを特徴とする。
【0019】
また、前記画像形成装置において、前記画像パターン読み取り信号に応じて参照データを補正するに際して、補正を行う参照データと、前記画像パターン読み取り信号の低画像濃度側と高画像濃度側とに補正を行わない参照データと、を有し、前記参照データの補正を行わない領域における前記低画像濃度側の参照データと、前記参照データの補正を行わない領域における前記高画像濃度領域側の参照データとの差と、前記参照データの補正を行わない領域における前記低画像濃度側の参照データと、前記画像パターン読み取り信号の最大濃度値との差と、の比に基づいて、補正を行う参照データの特性を求めることを特徴とする。
【0023】
請求項6の発明は、参照データの補正を実行/非実行の選択手段を設けたことを特徴とする。
【0025】
【作用】
本発明は、実際に出力できるプリンター部の最高画像濃度に応じて、参照データに対する補正を行うことにより、プリンターで出力できる最高画像濃度が、参照データによって与えられる目標画像濃度に達しない場合にも、階調のつぶれが生じないように、YMCK階調補正テーブルを作成する。
【0026】
本発明は、検知パターンのスキャナーの読み取りデータから、YMCK階調補正テーブルを作成する際に、プリンターの出力可能な最大画像濃度に応じて補正を行う参照データの領域あるいは個別データと、補正を行わない参照データの領域、あるいは個別データとの指定を行う。
【0027】
本発明は、参照データに対し、プリンターの出力濃度に応じて、低画像濃度側の補正を行わない領域と、高画像濃度側の補正を行わない領域との間に、補正を行う領域を設けることにより、プリンターの出力画像濃度が、目標とする画像濃度に満たないことにより生じる参照データに対するずれと、低画像濃度側の濃度を参照データにあわせることによるずれとを、吸収するように補正を行う。
【0031】
本発明は、参照データの補正の実行/非実行の選択手段により、選択を行い、それに応じて補正の実行/非実行を行う。
【0033】
【実施例】
次に添付図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を詳細に説明する。図1〜図20を参照すると本発明の画像形成装置の実施例が示されている。尚、以下の実施例は本発明の画像形成装置を、電子写真複写機(以下、単に複写機と言う)に適用した場合において説明する。
【0034】
図1に示す機構図において実施例の、複写機本体101の機構の概略を説明する。複写機本体101のほぼ中央部に配置された像担持体としてのφ120[mm]の有機感光体(OPC)ドラム102の周囲には、感光体ドラム102の表面を帯電する帯電チャージャー103、一様に帯電された感光体ドラム102の表面上に半導体レーザ光を照射して静電潜像を形成するレーザ光学系104、静電潜像に各色トナーを供給して現像し、各色毎にトナー像を得る黒現像装置105及びイエローY、マゼンタM、シアンCの3つのカラー現像装置106、107、108、感光体ドラム102上に形成された各色毎のトナー像を順次転写する中間転写ベルト109、上記中間転写ベルト109に転写電圧を印加するバイアスローラ110、転写後の感光体ドラム102の表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置111、転写後の感光体ドラム102の表面に残留する電荷を除去する除電部112などが順次配列されている。
【0035】
また、上記中間転写ベルト109には、転写されたトナー像を転写材に転写する電圧を印加するための転写バイアスローラ113及び転写材に転写後に残留したトナー像をクリーニングするためのベルトクリーニング装置114が配設されている。中間転写ベルト109から剥離された転写材を搬送する搬送ベルト115の出口側端部には、トナー像を加熱及び加圧して定着させる定着装置116が配置されているとともに、この定着装置116の出口部には、排紙トレイ117が取り付けられている。
【0036】
レーザ光学系104の上部には、複写機本体101の上部に配置された原稿載置台としてのコンタクトガラス118、このコンタクトガラス118上の原稿に走査光を照射する露光ランプ119、原稿からの反射光を反射ミラー121によって結像レンズ122に導き、光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)のイメージセンサアレイ123に入光させる。CCDのイメージセンサアレイ123で電気信号に変換された画像信号は図示しない画像処理装置を経て、レーザ光学系104中の半導体レーザのレーザ発振を制御する。
【0037】
次に、上記複写機に内蔵される制御系を説明する。図2に示したように制御系は、メイン制御部(CPU)130を備え、このメイン制御部130に対して所定のROM131及びRAM132が付設されているとともに、上記メイン制御部130には、インターフェースのI/O133を介してレーザ光学系制御部134、電源回路135、光学センサー136、トナー濃度センサー137、環境センサー138、感光体表面電位センサー139、トナー補給回路140、中間転写ベルト駆動部141、操作部142、がそれぞれ接続されている。上記のレーザ光学系制御部134は、レーザ光学系104のレーザ出力を調整するものであり、また上記の電源回路135は、帯電チャージャー113に対して所定の帯電用放電電圧を与えると共に、現像装置105、106、107、108に対して所定電圧の現像バイアスを与え、かつバイアスローラ110および転写バイアスローラ113に対して所定の転写電圧を与えるものである。
【0038】
光学センサー136は、感光体ドラム102の転写後の領域に近接配置される発光ダイオードなどの発光素子とフォトセンサーなどの受光素子とからなり、感光体ドラム102上に形成される検知パターン潜像のトナー像におけるトナー付着量及び地肌部におけるトナー付着量が各色毎にそれぞれ検知されるとともに、感光体除電後のいわゆる残留電位が検知される。
【0039】
この光電センサー136からの検知出力信号は、図示を省略した光電センサー制御部に印加されている。光電センサー制御部は、検知パターントナー像に於けるトナー付着量と地肌部におけるトナー付着量との比率を求め、その比率値を基準値と比較して画像濃度の変動を検知し、トナー濃度センサー137の制御値の補正を行なう。
【0040】
更に、トナー濃度センサー137は、現像装置105から108には、現像装置105から108内に存在する現像剤の透磁率変化に基づいてトナー濃度を検知する。トナー濃度センサー137は、検知されたトナー濃度値と基準値とを比較し、トナー濃度が一定値を下回ってトナー不足状態になった場合に、その不足分に対応した大きさのトナー補給信号をトナー補給回路140に印加する機能を備えている。
【0041】
電位センサー139は、像担持体である感光体102の表面電位を検知し、中間転写ベルト駆動部141は、中間転写ベルトの駆動を制御する。
【0042】
黒現像器105内に黒トナーとキャリアを含む現像剤が収容されていて、これは、現像剤攪拌部材202の回転によって攪拌され、現像スリーブ201上で、現像剤規制部材202によってスリーブ上に汲み上げられる現像剤量を調整する。この供給された現像剤は、現像スリーブ201上に磁気的に担持されつつ、磁気ブラシとして現像スリーブ201の回転方向に回転する。
【0043】
次に、図3のブロック図に基づいて、画像処理部を説明する。
図3において、401はスキャナ、402はシェーディング補正回路、403はRGBγ補正回路、404は画像分離回路、405はMTF補正回路、406は色変換−UCR処理回路、407は変倍回路、408は画像加工(クリエイト)回路、409はMTFフィルター、410はγ補正回路、411は階調処理回路、412はプリンターである。
【0044】
複写すべき原稿は、カラースキャナ401によりR、G、Bに色分解されて読み取られる。シェーディング補正回路402では、撮像素子のムラ、光源の照明ムラなどが補正される。RGBγ補正回路403では、スキャナからの読み取り信号が反射率データから明度データに変換される。画像分離回路404では、文字部と写真部の判定、及び有彩色、無彩色判定が行われる。MTF補正回路405では、入力系の、特に高周波領域でのMTF特性の劣化を補正する。色変換−UCR処理回路406は、入力系の色分解特性と出力系の色材の分光特性の違いを補正し、忠実な色再現に必要な色材YMCの量を計算する色補正処理部と、YMCの3色が重なる部分をBk(ブラック)に置き換えるためのUCR処理部とからなる。色補正処理は下式のようなマトリクス演算することにより実現できる。
【0045】
【数1】
Figure 0003594712
【0046】
ここで、<R>、<G>、<B>は、それぞれR、G、Bの補数を示す。マトリクス係数aijは入力系と出力系(色材)の分光特性によって決まる。ここでは、1次マスキング方程式を例に挙げたが、<B>2、<BG>のような2次項、あるいはさらに高次の項を用いることにより、より精度良く色補正することができる。また、色相によって演算式を変えたり、ノイゲバウアー方程式を用いるようにしても良い。何れの方法にしても、Y、M、Cは<B>、<G>、<R>(またはB、G、Rでもよい)の値から求めることができる。
【0047】
色相判定回路422で、RGB画像信号が、RGBCMYのどの色相の信号であるかを判定し、各色相に応じた色変換係数を選択する。一方、UCR処理は次式を用いて演算することにより行うことができる。
【0048】
Y’ = Y− α・min(Y,M,C)
M’ = M− α・min(Y,M,C)
C’ = C− α・min(Y,M,C)
Bk = α・min(Y,M,C)
【0049】
上式において、αはUCRの量を決める係数で、α=1の時100%UCR処理となる。αは一定値でも良い。例えば、高濃度部では、αは1に近く、ハイライト部では、0に近くすることにより、ハイライト部での画像を滑らかにすることができる。
【0050】
変倍回路407は、縦横変倍が行われ、画像加工(クリエイト)回路408は、リピート処理などが行われる。MTFフィルター409では、シャープな画像やソフトな画像など、使用者の好みに応じてエッジ強調や平滑化等、画像信号の周波数特性を変更する処理が行われる。
【0051】
γ補正回路410で、プリンターの特性に応じて、画像信号の補正が行われる。また、地肌飛ばしなども同時に行うこともできる。階調処理回路411でディザ処理またはパターン処理が行われる。また、スキャナー401で読み込んだ画像データを外部の画像処理装置などで、処理したり、外部の画像処理装置からの画像データをプリンタ412で出力するためのインターフェースI/F413、414が備えられている。
【0052】
以上の画像処理回路を制御するためのCPU415及びROM416、RAM417とはBUS418で接続されている。CPU415はシリアルI/Fを通じて、システムコントローラ419と接続されており、図示しない操作部などからのコマンドが送信される。
【0053】
レーザー変調回路のブロック図を図4に示す。
書き込み周波数は、18.6[MHZ]であり、1画素の走査時間は、53.8[nsec]である。8ビットの画像データはルックアップテーブル(LUT)451でγ変換を行うことができる。パルス幅変調回路(PWM)452で8ビットの画像信号の上位3ビットの信号に基づいて8値のパルス幅に変換され、パワー変調回路(PM)453で下位5ビットで64値のパワー変調が行われ、レーザーダイオード(LD)454が変調された信号に基づいて発光する。フォトディテクタ(PD)455で発光強度をモニターし、1ドット毎に補正を行う。
【0054】
レーザー光の強度の最大値は、画像信号とは独立に、8ビット(256段階)に可変できる。
1画素の大きさに対し、主走査方向のビーム径(これは、静止時のビームの強度が最大値に対し、1/eに減衰するときの幅として定義される)は、90[%]以下、望ましくは80[%]である。400DPI、1画素63.5[μm]では、望ましいビーム径
は50[μm]以下である。
【0055】
γ変換処理部410で行われる階調変換テーブル(LUT)の作成方法について図5のフローチャートに基づいて説明する。
階調変換テーブルを作成する手順は、下記からなる。
(ステップS1) 全体の湾曲度を選択する。
(ステップS2) 低画像濃度(ハイライト)部の湾曲度を選択する。
(ステップS3) 高画像濃度(シャドー)部の湾曲度を選択する。
(ステップS4) 画像濃度が所望の値になるように、全体に係数を掛ける。
【0056】
はじめに、ステップS1の処理について図6に基づいて説明する。
基準となる階調曲線Aに対し、全体の湾曲度を変える階調変換をBとし、ハイライト領域(低濃度領域)の湾曲度を変える階調変換をCH、シャドー領域(高濃度領域)の湾曲度を変える階調変換をCSとする。
階調曲線Aを階調変換Bにより、階調変換を行った階調曲線をEとし、これをE=B(A)と表記する。
【0057】
これは、具体的には、プログラム言語Cの書式を用いて概略を表記すると、下記のように表すことができる。
Figure 0003594712
ここで、Bは、Aの湾曲度を変えるための関数である。
【0058】
この関数の一例としては、8ビット画像信号の場合、0=B(0,n),255=B(255,n)(nは任意の整数)を満たす2次のベジエ関数を用いることができる(図7)。
上記の条件を満たすベジエ関数は、始点P0(0、0)と終点P1(255,255)
とを結ぶ直線P0P1と直線P0P1を交わる直線Lと、その直線L上に存在し、直線P0P1と直線Lとの交点からの距離dをパラメータとする制御点P2とから2次のベジエ曲線として表される。
【0059】
上記の関数では、関数Bの引数である整数curvatureに応じて距離dを比例させることにより、湾曲度を変えることができる。
例として、直線P0P1と直交する直線L1に対する場合と、図の縦軸に平行な直線L2に対する例について述べる。
【0060】
第1の例における制御点を、両端点P0,P1の作る線分P0P1の中心点PC=(P0+P1)/2=(127.5,127.5)または、(127,127)or(128,128)に対し、この点に対する距離dをパラメータとしたとき、制御点P2は、
P2(d)=PC+(−d/√2,d/√2)=(127.5−d/√2,127.5+d/√2)
で与えられる。これにより、階調変換曲線P(d,t)は、
P(d,t)=PO・t+2・P2(d)・t・(1−t)+P1・(1−t) …▲1▼
で与えられる。
【0061】
但し、tは、0≦t≦1の媒介変数である。P(d,t)は、階調変換曲線への入力xと出力yの組(x、y)として与えられるので、関数B()への引数として与えられた整数Aからx=Aとして、式▲1▼からtを求め、求められたtを再度式▲1▼に代入し、出力値yを求める。
【0062】
実際には、上記のような計算を毎回行う代わりに、予め(x、y)の全ての組(0≦x≦255)について求め、それをテーブルとして、ROM中に記憶させておくことにより、計算時間を省略することができる。この階調補正テーブルを湾曲度を変えて数組(あるいは数10組)をROM中に保持する。湾曲度は、前述した関数B()への引数curvatureで与えられる。
【0063】
これにより、<リスト1>は、次のように書き換えられる。
Figure 0003594712
【0064】
なお、上記の例では、table_max=9としているが、これは、湾曲度が異な
るテーブルの本数が9本であることを意味している(一例である)。
なお、上記の例では、ベジエ曲線を用いたが、他にも、必要に応じてスプライン関数、高次関数やスキャナー信号用の場合などには、べき関数、指数・対数関数なども用いることもできる。
【0065】
次に、ステップS2及びステップS3の処理について説明する。
上記と同様にして、低画像濃度(ハイライト)領域、高画像濃度(シャドー)
領域の湾曲度を変えることができる。
【0066】
<リスト2>をより一般的な形に書き直すと次のようになる。
Figure 0003594712
【0067】
ハイライト変換曲線CH[h]、シャドー変換曲線CS[s]の変換を実行すると、下
記のように表すこともできる。
Figure 0003594712
【0068】
この中で、m,h,sは、それぞれ全体、ハイライト、シャドー部の湾曲度を決める値である。なお、ハイライト部と、シャドー部の湾曲は、互いに独立に作成されている。
【0069】
ハイライト領域、およびシャドー領域のように、特定の濃度領域の湾曲度を変えるための階調変換曲線を次のように生成する。始点P0と終点P1とを結ぶ直線P0P1と直線P0P1を交わる直線Lと、その直線L上に存在し、直線P0P1と直線Lとの交点からの距離dをパラメータとする制御点P2とから3次のべジエ曲線を用いて階調変換曲線を生成する。
【0070】
ここでは、一例として、直線P0P1と直交する直線L1に対する場合と、図の縦軸に平行な直線L2に対する実施例について述べる。
ハイライト領域の階調特性を変える変換曲線は、図8に示す様に、一例として次のように生成する。始点P0、終点P1をそれぞれP0=(0,0),P1=(255,255)とし、第1の制御点P2をP2=(32,32)とする。
【0071】
第1の例における制御点P3は、直線P0P1と直線L1との交点からの距離dをパラメータとして、P3(d)=(16,16)+(−d/√2,d/√2)とする。第2の例における制御点P3は、直線P0P1と直線L2との交点からの距離dをパラメータとして、P3(d)=(16,16)+(0,d)とする。以上のP0〜P3を用いて、階調変換曲線P(d,t)は、下記で与える。
P(d,t)=P0・t+3・P2・t・(1−t)+3・P3(d)・t・(1−t)+P1・(1−t)…▲2▼
【0072】
ここでは、終点として、P1=(255,255)としたが、終点P1をP1=(64,64)など、線分m:(0,0)−(255,255)上の点とする。このとき、線分m上で線分P0P1に含まれな
い全部は階調変換としてそのまま恒等変換として用い、それ以外の領域が、ハイライト領域、およびシャドー領域のように、特定の濃度領域の湾曲度を変えるための階調変換曲線として作用する。
【0073】
画像濃度(階調性)の自動補正(AIC:Auto Image Correction)の動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。
操作部(図10)の液晶画面において、AICメニュー呼び出すと、図11の画面が表示される。自動地肌補正の実行を選択すると、図12の画図が表示される。
【0074】
ここで、印刷スタートキーを選択すると、図13に示すような、YMCK各色、及び文字、写真の各画質モードに対応した、複数の濃度階調パターンを転写材上に形成する(S11)。この濃度階調パターンは、あらかじめIPUのROM中
に記憶・設定がなされている。パターンの書込み値は、16進数表示で、00h,11h,22h,…,EEh,FFhの16パターンで(図では、地肌部を除いて5階調分のパッチを表示しているが、00h−FFhの8ビット信号の内、任意の値を選択することができる。文字モードでは、パターン処理などのディザ処理を行わず、1ドツト256階調でパターンが形成され、写真モードでは、主走査方向に隣接した2画素ずつの書込み値の和を配分してレーザーの書込み値が形成される。すなわち、1画素目の画素の書込み値がn1,、2画素目の書込み値がn2である場合のパターン処理は、例えば下記のように配分する。
n1+n2≦255の場合、
1画素目の書込み値:n1+n2、 2画素目の書込み値:0
n1+n2>255 の場合、
1画素目の書込み値: 255、2画素目の書込み値:n1+n2−255
または、
n1+n2≦128 の場合、
1画素目の書込み値:n1+n2、2画素目の書込み値:0
128<n1+n2≦256の場合、
1画素目の書込み値:128、2画素目の書込み値:n1+n2−128
256<n1+n2≦383の場合、
1画素目の書込み値:n1+n2−128、2画素目の書込み値:128
383<n1+n2の場合、
1画素目の書込み値:255、2画素目の書込み値:n1+n2−255.
これ以外にも、実際に画像形成時に使用しているパターン処理を用いる。
【0075】
転写材にパターンが出力された後、転写材を原稿台118上に載置するように、操作画面上には、図14の画面が表示される。パターンが形成された転写材の原稿台に載置し(S12)、読み取りスタートを選択すると、スキャナーが走行し、YMCK濃度パターンのRGBデータを読み取る(S13)。この際、パターン部のデータと転写材の地肌部のデータを読み取る。
【0076】
地肌データを用いた処理を行うと選択された場合(S14)には、読み取りデータに対する地肌データ処理を行い(S15)、参照データの補正を行う場合(S16)には、参照データに対する高画像濃度部の処理(S17)を行った後、YMCK
階調補正テーブルの作成・選択を行う(S18)。
【0077】
上記の処理をYMCKの各色(S19)、及び写真、文字の各画質モード毎に行
う(S20)。処理中には、操作画面には図15の画面が表示される。
処理終了後のYMCK階調補正テーブルで画像形成を行った結果が、望ましくない場合には、処理前のYMCK階調補正テーブルを選択することができるように、図11の画面中に表示されている。
画面中で、地肌の補正は、前述した地肌の補正のON/OFFの選択スイツチを行う。
【0078】
地肌の補正の処理の目的として2つある。1つは、AIC時に使用される転写材の白色度を補正することである。これは、同一の機会に、同じ時に画像を形成しても、使用する転写材の白色度によって、スキャナーで読み取られる値が異なるためである。これは補正しない場合のデメリットとしては、例えば、白色度が低い、再生紙などをこのAICに用いた場合、再生紙は一般にイエロー成分が多いために、イエローの階調補正テーブルを作成した場合に、イエロー成分が少なくなるように補正する。この状態で、次に、白色度が高いアート紙などでコピーをした場合に、イエロー成分が少ない画像となって望ましい色再現が得られない場合がある。
【0079】
もう一つの理由としては、AIC時に用いた転写紙の厚さ(紙厚)が薄い場合には、転写材を押さえつける圧板など色が透けてスキャナーに読み取られてしまう。例えば、圧板の代わりにADF(Auto Document Feeder)と呼ばれる原稿自動送り装置を装着している場合には、原稿の搬送用にベルトを用いているが、これが使用しているゴム系の材質により、白色度が低く、若干の灰色味がある。そのため、読み取られた画像信号も、見かけ上、全体に高くなった画像信号として読み取られるために、YMCK階調補正テーブルを作成する際に、その分薄くなるように作成する。この状態で、今度は紙厚が厚く、透過性が悪い転写紙を用いた場合には、全体の濃度が薄い画像として再現されるため、必ずしも望ましい画像が得られない。
【0080】
上記のような不具合を防ぐために、紙の地肌部の読みとり画像信号から紙の地肌部の画像信号により、パターン部の読みとり画像信号の補正を行っている。
しかし、上記の補正を行わない場合にもメリットがあり、常に再生紙のように、イエロー成分が多い転写紙を用いる場合には、補正をしない方がイエロー成分が入った色に対しては色再現が良くなる場合ができる。また、常に、紙厚が、薄い転写紙のみしか用いない場合には、薄い紙に合わせた状態に階調補正テーブルが作成されるというメリットがある。
【0081】
上記のように、使用者の状況と好みとに応じて、地肌部の補正をON/OFFを行うことができる。
感光体上に形成した階調パターンの書込み値をLD[i](i=1,2,…,10)、形成されパターンのスキャナーでの読み取り値をv[i]≡(r[i],g[i],b[e])(i=1,2,…,10)とする。明度、彩度、色相角(L* c* h*,明度、赤み、青み(L* a* b*など
で処理を行うこともできる。
【0082】
v[i]≡(r[i],g[i],r[i]として表した場合には、YMCトナーの各補色の画像信号がそれぞれb[i],g[i],r[i]であるので、簡単には、それぞれの補色の画像信号のみ(a[i],i=1,2,…,10とする)を用いて階調変換テーブルを作成することが
できる。
【0083】
参照データは、スキャナーの読み取り値v0[i]≡(r0[i],g0[i],b0[i])及び対
応するレーザーの書込み値LD[i](i=1,2,…,10)の組によって与えられる。
a0[col][ni](0≦ni≦255,i=1,2,…,10,col=Y,M,C)を参照データv0[i]の補色
画像信号とする。
【0084】
AIC実行時における、γ変換処理部410で用いられる階調変換テーブル(LUT)の生成方法について説明する。
YMCK階調変換テーブルは、前述したa[LD]とROM416中に記憶されている参照データA[n]とを比較することによって得られる。ここで、nは、YMCK階調変換テーブルへの入力値で、参照データA[n]は、入力値nをYMCK階調変換した後のレーザー書込み値LD[i]で出力したYMCトナー・パターンを、スキャナーで読み取った読み取り画像信号の目標値である。ここで、参照データは、プリンターの出力可能な画像濃度に応じて補正を行う参照データA[n]と補正を行わない参照データA[n]とがある。補正を行うかどうかの判断は、予めROMまたはRAM中に記憶されている後述する判断用のデータにより判断される。この補正については後述する。
【0085】
前述したa[LD]から、A[n]に対応するLDを求めることにより、YMCK階調変換テーブルへの入力値nに対応するレーザー出力値LD[n]を求める。これを、入力値i=0,1,…,255(8bit信号の場合)に対して求めることにより、階調変換テーブルを求めることができる。
【0086】
その際、YMCK階調変換テーブルに対する入力値n=00h,01h…,FFh(16進数)に対するすべての値に対して、上記の処理を行う代わりに、ni=0,11h,22h,…,FFhのようなとびとびの値について上記の処理を行い、それ以外の点については、スプライン関数などで補間を行うか、あるいは、予めROM416中に記憶されているYMCKγ補正テーブルの内、上記の処理で求めた(0,LD[0]),(11h,LD[11h]),(22h,LD[22h],…,(FFh,LD[FFh]))の組を通る、最も近いテーブルを選択する。
【0087】
上記の処理を図16に基づいて説明すると、図の第1象限は、前述した参照データA[i]を表し、図の横軸は、YMCK階調変換テーブルへの入力値n、縦軸は、RGBγ変換後のスキャナーの読み取り値を表す。図の第2象限は、RGBγ変換を表し、横軸は、RGBγ変換前の入力値、縦軸は、RGBγ変換後の出力値を表す。なお、この図では、RGBγ変換を行っていない(スルー)。
【0088】
第3象限の縦軸は、レーザー(LD)の書込み値で、横軸は、予め定められたレーザ出力LDで形成されたトナー・パターンを転写材に記録し、スキャナーで読み取った値を表す。この図は、プリンター部の特性を表す。RGBγ変換を行わない場合には、このグラフは、a[LD]と一致する。また、実際に形成するパターンのLDの書込み値は、00H(地肌),11H,22H,…,EEH,FFHの16点であり、飛び飛びの値を示すが、ここでは、検知点の間を補間し、連続的なグラフとして表している。
【0089】
第4象限のグラフは、YMCK階調変換テーブルLD[i]で、このテーブルを求めることが目的である。ある入力値iに対して参照データA[i]が求められ、A[i]を得るためのLD出力が図中の矢印aに沿って求められる。
【0090】
演算手順を図17に基づいて説明する。
(ステップS31) YMCKγ補正テーブルを求めるために必要な入力値を決める。
ここでは、n[i]=11(H)×i(i=0,1,…,imax=15)とした。
(ステップS32) 参照データA[n]を、プリンターの出力可能な画像濃度に応じて補正を行う。
プリンター部で作成可能な最大画像濃度を得られるレーザーの書込み値を、FFh(16進数表示)であるとし、この時のパターンの読み取り値m[FFh]をmmaxとする。低画像濃度側から中間画像濃度側にかけて補正を行わない参照データA[i](i=0,1,…,il)、高画像濃度側の補正を行わない参照データA[i](i=i2+1,…,imax−1)(i2≧il,i2≦imax−1)、補正を行う参照データA[i](i=il+1,…,i2)とする。
【0091】
以下では、RGB−γ変換を行わない、原稿反射率に比例した画像信号として仮定して、具体的な計算方法を述べる。補正を行わない参照データの内、高画像濃度部の最も画像濃度が低い参照データA[i2+1]と、低画像濃度部の最も画像濃度が低い参照データA[il]とから、そのデータの差Δrefを求める。すなわち、
【0092】
Δref=A[il]−A[i2+1] …▲3▼
【0093】
ここで、反転処理であるRGBγ変換を行わない場合には、Δref>0である。
一方、プリンター部で作成可能な最大画像濃度を得られるパターンの読み取り値mmaxから、同様に差Δdetを求める。すなわち、
【0094】
Δdet=A[il]−mmax …▲4▼
とする。
【0095】
これにより、
▲3▼、▲4▼から、補正を行う参照データA[i](i=il+1,…,i2)に対し、
Figure 0003594712
とする。
【0096】
(ステップS33) ステップS31で求めたn[i]に対応するスキャナーの読取画像信号m[i]を参照データA[n]から求める。
実際には、飛び飛びのn[j]に対応する参照データA[n[j]](0≦n[j]≦255,j=0,1,…,jmax,n[j]≦n[k]forj≦k)を次のようにする:
【0097】
n[j]≦n[i]<n[j+1]となるj(0≦j≦jmax)を求める。
8bit画像信号の場合、n[0]=0,n[jmax]=255、n[jmax+1]=n[jmax]+1、A[jmax+1]=A[jmax]として参照データを求めておくと計算が簡単になる。
また、参照データの間隔は、n[j]はできるだけ小さい間隔である方が、最終的に求めるγ補正テーブルの精度が高くなる。
上記のようにして求めたjから、m[i]を次式から求める:
m[i]=A[j]+(A[j+1]−A[i])・(n[i]−n[j])/(n[j+1]−n[j]) …▲6▼
【0098】
ここでは、一次式により補間したが、高次関数やスプライン関数などで補間を行っても良い。その場合には、
m[i]=f(n[i])
とする。k次関数の場合には、数2のようにする。
【0099】
【数2】
Figure 0003594712
【0100】
(ステップS34) ステップS33で求められたm[i]を得るためのLDの書込み値LD[i]を(S33)と同様な手順によって求める。
RGBγ変換を行っていない画像信号データを処理する場合には、LDの値が大きくなるに応じて、a[LD]が小さくなる。すなわち、
LD[k]<LD[k+1]に対して、a[LD[k]]≧a[LD[k+1]]
となる。
【0101】
ここで、パターン形成時の値をLD[k]=00h,11h,22h,…,66h,88h,AAh,FFh,(k=0,1,…,9)の10値とした。これは、トナー付着量が少ない画像濃度では、トナー付着量に対するスキャナーの読み取り値の変化が大きいため、パターンの書込み値LD[k]の間隔を密にし、トナー付着量が多い画像濃度では、トナー付着量に対するスキャナーの読み取り値の変化が少さいために、間隔を広げて読み込む。
【0102】
これによるメリットとしては、LD[k]=00h,11h,22h,…,EEh,FFh(計16点)など
とパターンの数を増やす場合に比べて、トナー消費を抑えられること、また、高画像濃度領域では、LD書込み値に対する変化が少ないこと、感光体上の電位ムラ、トナーの付着ムラ、定着ムラ、電位ムラなどの影響で、読み取り値が逆転しやすい為、LD書込み値の間隔を狭めても必ずしも精度の向上に有効ではないことなどから、上記のようなLD書込み値でパターンを形成した。
a[LD[k]]≧m[i]>a[LD[k+1]] となるLD[k]に対して、
Figure 0003594712
とする。
0≦k≦kmax (kmax>0)としたとき、a[LD[kmax]]>m[i]の場合(参照デ
ータから求めた目標値の画像濃度が高い場合)には、
Figure 0003594712
として、1次式で外挿を行うことによって予測する。
【0103】
これにより、YMCKγ補正テーブルへの入力値n[i]と出力値LD[i]の組(n[i],LD[i])(i=0,1,…,15)が求められる。
(ステップS35) 求められた(n[i],LD[i])(i=0,1,…,15)を元に、スプライ
ン関数などで内挿を行うか、あるいは、ROM中に有しているγ補正テーブルを選択する。
【0104】
以下では、前述した補正階調曲線作成に関して、ROM中に記憶されているγ補正テーブルの選択方法について図18に基づいて説明する。
(ステップS41) γ補正テーブル全体にかける係数IDMAX[%]を求める。
n[imax]=FFhの場合には、IDMAX=LD[imax]/FFh×100[%]とする。
ここでは、LD’[i]=LD[i]×100/IDMAXとして、YMCKγ補正テーブルへの出力値LD[i]を置き換える。これにより、γ補正テーブルの選択に際して、IDMAXを考慮せずに済む。
【0105】
次に、全体、ハイライト部、シャドー部の湾曲部の指標であるm,h,s を選択する。はじめに、全体の湾曲度mを選択する(S42)。基本的な考え方は、最終的に求められた階調変換曲線E[j](0≦j≦255)と、YMCKγ補正テーブルへの入力値n[i]と出力値LD[i]の組(n[i],LD[i])(0≦i≦15)の誤差の自乗和error= Σwi・(LD[i]−E[n[i]])2(以後、誤差と呼ぶ)を最も小さくするようにmを選択する。ここで、wiは、i番目のYMCKγ補正テーブルへの入力値に対する重みである。
【0106】
この時、ハイライト部の誤差が大きいと、望ましい結果が得られないので、特にハイライト部の重みwiを大きくし、できるだけ誤差を小さくするようにする。同様に、誤差を最小とするハイライト部の湾曲度hを求め(S43)、次に、誤差を最小とするシャドー部の湾曲度sを求める(S44)。
上記のようにして求めた、(h,m,s)及びIDMAXを新たな補正階調曲線の湾曲度として用いる。
【0107】
本発明に対応する実施例を述べる。図17のステップS32を次のように実施する。(7)、(8)から、補正を行う参照データA[i](i=i1+1,…,i2)に対し、それぞれ補正量の上限値a[i]あるいは、補正後の参照データの値の上限値A0[i]が決められている。ここで、A[i]とa[i]及びA0[i]の関係は、
a[i]=A0[i]/A[i]
である。画像濃度のつぶれを防止するためには、画像濃度を薄くする方向に参照データを変更し、スキャナーの読み取り値は、原稿からの反射光量に比例するために、A0[i]≧A[i]すなわち、a[i]≧1となる(等号は、補正を行わない場合と同じである)。(5)式において、変更後の参照データをA1[i]、最終的な参照データをA2[i]として、
【0108】
【数3】
Figure 0003594712
【0109】
とする。(図19)。
【0110】
本発明に対する実施例を説明する。上記の上限値の指定では、参照データに対して1:1に対応する設定方法であったが、以下のように、連続的に設定することができる。前述したA[i1],A[i2+1] の値を用いて、YMCK階調変換テーブルへの入力値nに対する参照データの補正量の上限値A0[n]を表し、A[i1],A[i2+1]に対するnの値は、それぞれn[il],n[i2+1]と表す。
【0111】
【数4】
Figure 0003594712
【0112】
とする。ここで、n1 は、n[il]と n[i2+1]の間の点である。この上限値nは、n1 に近づくにつれて、補正量(許容幅)が大きくなり、n1 から離れ、n[il],n[i2+1]に近づくにつれて補正量への上限値(許容幅)が0に近づく。これは、1次関数で上限値を表した例であるが、2次以上の高次関数やその他の関数(スプライン関数、対数関数など)を用いても良い。
【0113】
検知パターンの読み取り値に応じて、参照データの補正を行う領域と補正を行わない領域とを指定する方法として以下の方法がある。各参照データA[i]毎に、補正を行う場合に、1(または、0)とし、補正を行わない場合には、0(または1)と設定してROMまたは、RAM中に記憶する。
【0114】
また、上述した例のように補正量の上限値A0[i]をA0[i]=A[i]とするか、あるいは、補正量の割合の上限値a[i]を、a[i]=1とした場合には、補正を行わないこと参照データを指定したことと同一になる。それ以外の領域であるA0[i]≠A[i]、a[i]≠1と設定した参照データは、補正を行う領域となる。
【0115】
補正を行う方法として、上記の例で、プリンター部で作成可能な最大画像濃度を得られるレーザーの書込み値を、FFh(16進数表示)であるとし、この時のパターンの読み取り値m[FFh]をmmaxとして、この値を▲4▼並びに▲5▼式で用いたが、これは、必ずしも最大画像濃度でなくてもよく、LDの書込み値が変化しても視覚的に濃度差を感じなくなる程度の画像濃度でよい。また、LDの書込み値も、同様な理由から、8ビット信号での最大の書込み値FFhでなくても、例えば、F0Hなどでもよい。
【0116】
他の方法としては、LD[i](i=0,1,…,imax−1)に対するスキャナーの読み取り値の結果から、対数関数あるいは指数関数を用いてLD=FFh時の読み取り濃度を簡易的に予測することができる。
【0117】
図20は、0−1023を最大とする(4画素分の読み取り値の和と考えても良い)シアントナーのスキャナーでの読み取りデータを処理した例である。図の縦軸yは、読み取り値の常用対数で、
y= log 10{(Cyan トナーの読み取り信号の Red 成分) − min }…(12)
である。横軸は、パターン形成時のLDの書込み値である。横軸は、本来は感光体上のLD光量であることが望ましいが、LD光量と、LD書込み値とが比例している場合には、LDの書込み値を代用することができる。
【0118】
図中のa),b),c)は、それぞれminを0,30,50とした場合(1023が最大値)のグラフで、min=30が実際のLD=225時のパターンの読み取り値である。
実際のパターンの読み取り値であるmin=30とした場合には、LD=80〜152値(50h−98h)の直線性が最も良くなる。従って、minの値を変化させて、LD=80〜150値近辺(一例である)の直線性が最も良くなる値をLD=255値で形成されたパターンの読み取り信号であると予測することができる。
【0119】
この直線性の程度は、読み取り点とパターン形成時のLDの書込み値とを最小自乗法により、処理した場合に、相関係数が最も1に近い値を得ることができるminを選ぶことにより出力可能な最大濃度を求めることができる。
【0120】
同様に、イエロートナーは、Blue成分、マゼンタトナーは、Green成分と補色信号を用いることにより精度の良い予測値を得ることができる。ブラツクトナーに対しては、RGBいずれの成分でも良いが、最もS/N比が良い信号を用いると良い。
【0121】
図17のステップS32の処理に相当するステップS53の前処理として、前述した方法によってステップS52において、パターンを読み取って得られた検知データを元にプリンターが出力可能な画像濃度を予測する。ステップS53において、参照データA[n]を出力可能濃度に応じて補正を行う。
【0122】
尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の一例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
【0123】
【発明の効果】
以上の説明より明かなように、本発明によれば、プリンター部で出力できる最高濃度が、初期剤であったり、あるいは周囲の環境の理由から、予め設定されている参照データの指示する濃度に達しない場合にも、高濃度部の階調が失われないように、階調補正テーブルを作成することができる。
【0124】
また、本発明によれば、参照データに対し、補正をプリンター部で出力できる最高濃度に応じて補正を行う画像濃度領域と、補正を行わない画像濃度領域とを指定することにより、低画像濃度側や高画像濃度側で、画像濃度を目標画像濃度にあわせたい領域、階調を重視する領域とを任意に指定を行うことができ、それに応じた階調補正テーブルが作成させることができる。
【0125】
また、本発明によれば、補正を行わない領域として、低画像濃度領域を指定することにより、プリンターの出力可能な濃度が目標とする画像濃度よりも低い場合にも、単純にプリンターが出力可能濃度と目標とする最大の画像濃度との比に応じて階調を圧縮することにより発生する、低画像濃度を必要以上に低下させてしまう不具合を防ぐことができる。
【0126】
また、補正を行わない領域として、高画像濃度領域を指定することにより、階調性が確保できなくても、画像濃度を参照データの示す目標画像濃度にできるだけ近い画像濃度を確保するような階調補正テーブルを作成することができる。参照データに対し、プリンターの出力濃度に応じて、低画像濃度側の補正を行わない領域と、高画像濃度側の補正を行わない領域との間に、補正を行う領域を設けることにより、プリンターの出力画像濃度が、参照データの目標とする画像濃度に満たないというずれと、低画像濃度側の濃度を参照データに合わせるという、相対する要求とを、両立させるように階調補正テーブルの選択、作成を行うことができる。
【0127】
また、本発明では、簡単な演算により上記の補正を実現することができる。
【0128】
また、本発明では、補正を行う画像濃度領域と、補正を行わない画像濃度領域とを連続的に指定することができる。これにより、階調性を確保すると同時に、濃度も目標濃度に近づけること、あるいは、階調性はやや得られなくても、画像濃度を目標濃度になるべく近づけたい、といった要求を満たした階調補正テーブルを自動で作成することができる。
【0129】
また、本発明によれば、階調性を重視する画像濃度領域と、画像濃度を目標濃度に合わせることを重視する画像濃度領域とを簡単な方法で段階的に、あるいは連続的に指定することができる。これにより、参照データのそれぞれについて、補正の上限値を設定する手間を省き、簡略化することができる。
【0130】
また、本発明によれば、参照データの補正の実行/非実行の選択を行うことができる。これにより、階調再現性を重視する場合には、参照データの補正を行い、画像濃度の再現性を重視する場合には、参照データの補正を行わないという、使い分けをすることができる。
【0131】
また、本発明によれば、画像形成装置の出力可能な画像濃度を予測することができるので、テストパターン形成時に、必ずしも出力可能濃度を出すめの量のトナー(などの色材)を消費する必要が無くなる。これにより、テストパターン作成による、トナー消費を抑制・節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施例の機構を示す縦断面図である。
【図2】図1の制御系を示すブロック構成図である。
【図3】図2の回路構成ブロック図である。
【図4】レーザー変調回路のブロック図である。
【図5】階調変換曲線の作成手順例のフローチャートである。
【図6】湾曲度の選択例を概念的に表した図である。
【図7】ペジエ関数を表した図である。
【図8】ハイライト領域の階調特性を変える変換曲線の一例である。
【図9】画像濃度の自動補正の動作を示すフローチャートである。
【図10】操作部の正面図である。
【図11】図10の表示画面例1である。
【図12】図10の表示画面例2である。
【図13】YMCK各色、及び文字、写真の各画質モードに対応した、複数の濃度階調パターン例である。
【図14】図10の表示画面例3である。
【図15】図10の表示画面例4である。
【図16】YMCKγ補正テーブルの一例である。
【図17】演算手順を示すフローチャートである。
【図18】補正テーブルの選択手順例を示すフローチャートである。
【図19】YMCKγ補正テーブルの一例である。
【図20】シアントナーのスキャナーでの読み取りデータを処理した例である。
【図21】従来のYMCKγ補正テーブルの一例である
【図22】従来のYMCKγ補正テーブルの一例である。
【符号の説明】
101 複写機本体
102 有機感光体(OPC)ドラム
103 帯電チャージャー
104 レーザ光学系
105 黒現像装置
106、107、108 カラー現像装置
109 中間転写ベルト
110 バイアスローラ
111 クリーニング装置
112 除電部
113 転写バイアスローラ
114 ベルトクリーニング装置
115 搬送ベルト
116 定着装置
117 排紙トレイ
118 コンタクトガラス
119 露光ランプ
121 反射ミラー
122 結像レンズ
123 イメージセンサアレイ
130 CPU
131 ROM
132 RAM
133 I/O
134 レーザ光学系制御部
135 電源回路
136 光学センサー
137 トナー濃度センサー
138 環境センサー
139 感光体表面電位センサー
140 トナー補給回路
141 中間転写ベルト駆動部
201 現像スリーブ
202 現像剤規制部材

Claims (4)

  1. 読み取り位置に配置した原稿画像を光学的に走査して読み取る画像読み取り手段と、
    前記画像読み取り手段からの入力画像信号を変換し出力画像信号として出力する画像処理手段と、
    前記出力画像信号に応じて像担持体上に情報を書き込む画像書込み手段と、
    前記像担持体に現像剤にて転写材上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像処理手段または画像書込み手段に、複数の濃度階調パターンを形成する画像信号発生装置と、
    前記画像処理手段に内装されて前記入力画像信号を出力画像信号に変換する階調変換テーブルと、を備えた画像形成装置において、
    前記階調変換テーブルへの入力値と前記画像読み取り手段による画像読み取り信号との特性関係を表す参照データによって前記階調変換テーブルを作成し、
    前記濃度階調パターンに基づいて前記画像書込み手段と前記画像形成手段にて形成された画像パターンを前記画像読み取り手段が読み込んで出力した画像パターン読み取り信号に応じて参照データを補正し、
    前記補正された参照データによって前記階調変換テーブルを補正して、高画像濃度部の階調を確保し且つ低画像濃度部の再現性を得る
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像パターン読み取り信号に応じて参照データを補正するに際して、前記参照データを補正する領域と、補正しない領域とを指定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像パターン読み取り信号に応じて参照データを補正するに際して、補正を行う参照データと、前記画像パターン読み取り信号の低画像濃度側と高画像濃度側とに補正を行わない参照データと、を有し、
    前記参照データの補正を行わない領域における前記低画像濃度側の参照データと、前記参照データの補正を行わない領域における前記高画像濃度領域側の参照データとの差と、前記参照データの補正を行わない領域における前記低画像濃度側の参照データと、前記画像パターン読み取り信号の最大濃度値との差と、の比に基づいて、補正を行う参照データの特性を求める
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 求項1、2又は3に記載の画像形成装置において、
    階調再現性を重視する場合に前記参照データの補正を行い、画像濃度再現性を重視する場合に前記参照データの補正を行わないことを選択し得る
    ことを特徴とする画像形成装置。
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