JP3594674B2 - 記録媒体の記録再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ミニディスク(以後、「MD」という)などの記録媒体を予め複数収納しておき、その収納しておいた記録媒体を任意に交換可能ないわゆるオートチェンジ動作を行って、記録または再生の少なくともいずれか一方を行うことができる記録媒体の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述のような記録媒体をオートチェンジ可能な記録再生装置として、MD再生装置が提案されている。このMD再生装置では、MDを積層状態で収納する収納手段と、MDの再生を行う再生手段とを筺体内に積層して配置し、収納手段および再生手段に対向して筺体内に備えられ、MDの積層方向に昇降変位する昇降手段によって、収納手段内の所望とするMDが選択的に取出されて再生手段に装填され、MDの再生が行われる。筺体には、昇降手段に対して収納手段および再生手段とは反対側で昇降手段に臨んでMDの挿排口が設けられる。
【0003】
このように構成されるMD再生装置では、昇降手段におけるMDを保持するホルダが筺体に設けられる挿排口に対向する位置に、昇降手段が位置しているときにのみ、挿排口を介して昇降手段のホルダ内へのMDの受入れが可能となる。ホルダが挿排口に対向していない位置に、昇降手段が位置しているときに、挿排口を介してMDが誤って筺体内に挿入されてしまうと、誤って筺体内に挿入されたMDが異物となって装置の故障の原因となるので、ホルダが挿排口に対向しない位置に昇降手段が位置しているときには、装置内へのMDの挿入を阻止するために、挿排口を閉鎖する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、簡単な構成で記録媒体の挿排口の開閉を行うことができる記録媒体の記録再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、挿排口から挿入された記録媒体を積層状態で収納することが可能な収納手段と、
記録媒体の記録または再生の少なくとも一方を行うことが可能な記録再生手段と、
挿排口と収納手段との間に設けられ、該収納手段における記録媒体の積層方向に変位することによって、少なくとも、挿排口から収納手段と収納手段から記録再生手段との間での記録媒体の受け渡しを行う保持手段と、
保持手段を変位させるための昇降手段とを備え、
挿排口に対応する位置に該保持手段がない場合には、昇降手段によって前記挿排口を塞ぐことを特徴とする記録媒体の記録再生装置である。
【0006】
【作用】
本発明に従えば、記録媒体を積層状態で収納する収納手段と、記録媒体の積層方向に変位可能な昇降手段と、記録媒体の記録または再生の少なくともいずれか一方を行う記録再生手段とが備えられる。昇降手段は、記録媒体の受け渡しを行う保持手段を変位させる。保持手段は、記録媒体が挿入される挿排口と収納手段との間に設けられ、昇降手段によって、収納手段における記録媒体の積層方向に変位する。挿排口に対応する位置に保持手段がなければ、昇降手段によって挿排口を塞ぐので、簡単な構成で記録媒体の挿排口の開閉を行うことができる。
【0007】
昇降手段は、一対の支持レバーを含んで構成される支持部材によって前記積層方向に変位可能に支持される。一対の支持レバーは、互いに揺動自在に中心部が固定されている。第1支持レバーの一方側端部は、昇降手段の一端部に前記積層方向に対して垂直な方向に設けられる第1長孔に、該第1長孔に沿って変位自在に取付けられ、他方側端部は、筺体に揺動自在に取付けられる。第2支持レバーの一方側端部は、筺体に前記第1長孔と平行に設けられる第2長孔に、該第2長孔に沿って変位自在に取付けられ、他方側端部は、昇降手段の他端部に揺動自在に取付けられる。
【0008】
このようにして、昇降手段を昇降変位可能に支持する支持部材は、挿排口の上側または下側の少なくともいずれか一方に備えられ、昇降手段のホルダが挿排口に対向しているときには、支持部材が挿排口を開放した状態にあり、ホルダが挿排口に対向していないときには、支持部材が挿排口の少なくとも一部を閉鎖している。
【0009】
たとえば、支持部材が挿排口の下側に備えられる場合、筺体に設けられる挿排口は、支持部材に含まれる第1支持レバーの一方側端部と第2支持レバーの一方側端部とが互いに最も近接した状態、すなわち昇降手段に設けられる第1長孔と筺体に設けられる第2長孔とが最も近接した状態となるように昇降手段が、前記積層方向に沿った下方向に下降変位されている状態で、昇降手段のホルダに対向するようにして設けられる。このとき、第1および第2支持レバーは挿排口の下方に位置しているので、挿排口は開放された状態にある。また、第1および第2支持レバーの一方側端部は、第1および第2長孔の一方側に変位した状態にある。
【0010】
このように、昇降手段が下降変位された状態から上昇変位されると、昇降手段の第1長孔と筺体の第2長孔とが離反するのに伴って、第1支持レバーの一方側端部と、第2支持レバーの一方側端部とが互いに離反するように一対の支持レバーが揺動変位し、これに伴って、第1および第2支持レバーの一方側端部が、第1および第2長孔の一方側から他方側へと変位する。昇降手段が所定の変位量だけ上昇変位されると、昇降手段の上昇変位に伴って揺動変位する第1および第2支持レバーが筺体の挿排口に達し、第1および第2支持レバーによって挿排口の少なくとも一部が閉鎖され、昇降手段のホルダが挿排口に対向していない状態での記録媒体の挿入が阻止されるようになる。
【0011】
したがって、昇降手段を昇降変位可能に支持する支持部材によって筺体に設けられる挿排口を開閉するので、たとえば挿排口を開閉するための専用の扉部材を設ける必要がなく、簡単な構成で挿排口の開閉を行うことができる。
【0012】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例である車載用などに用いられるMD再生装置1の内部構成を示す正面図であり、昇降装置2の保持部2aが挿排口6fに対向した状態を示す。図2は、MD再生装置1の内部構成を示す平面図である。図3は、MD再生装置1の構成を示す断面図である。図4は、MD再生装置1に備えられる昇降装置2の構成を示す斜視図である。図5は、昇降装置2の構成を示す分解斜視図である。図1に示されるように、後述する昇降装置2を昇降変位可能に支持する支持部材100は、筺体6に設けられる挿排口6fを、昇降装置2の昇降変位に伴って開閉する。
【0013】
MD再生装置1は、昇降装置2およびマガジン3などを備えるローディング機構4と、MD10の再生を行う再生装置5と、ローディング機構4および再生装置5を保持する筺体6とを備えて構成される。筺体6は、天板6gと、左右の両側板6a,6bと、前面板6cおよび背面板6dと、底板6eとから成り、前面板6c、すなわち図2における下側の端板には、MD10を挿入または排出するための挿排口6fが設けられる。
【0014】
筺体6内において、挿排口6fが設けられる前面板6c側に昇降装置2が備えられ、背面板6d側にマガジン3および再生装置5が備えられる。再生装置5は、マガジン3の下に備えられる。
【0015】
マガジン3は、上下方向に積層された4つのトレイ3a〜3dを含んで構成され、各トレイ3a〜3dの内部は、MD10を収納する収納空間となっている。トレイ3a〜3dの収納空間は、昇降装置2に臨んで開口しており、トレイ3a〜3dの積層方向に沿って上昇または下降変位可能に備えられる昇降装置2によって、MD10の収納空間内への収納または収納空間からの取出しが可能となっている。
【0016】
各トレイ3a〜3dの図2における左側の側壁には、案内片11、透孔13、および板ばね部材15がそれぞれ設けられ、トレイ3a〜3dの底板の中央部には、後述する板ばね部材14がそれぞれ設けられる。案内片11は、トレイ3a〜3dの側壁からMD10の挿入方向A上流側に突出するようにして形成され、案内片11の先端には溝11aが設けられる。また、再生装置5においてMD10を保持する枠体64にも、同様に溝12aを有する案内片12が設けられる。トレイ3a〜3d内にMD10が収納されると、トレイ3a〜3dの板ばね部材15が設けられない側の側壁にMD10が板ばね部材15によって押圧される。
【0017】
また各トレイ3a〜3dの図2における左側の側壁には、挿入方向A下流側端部に、スイッチSW1a〜SW1dが備えられる。スイッチSW1a〜SW1dは、トレイ3a〜3dの側壁の外面に備えられ、各スイッチSW1a〜SW1dの作動片AC1が側壁を介して収納空間内に突出している。昇降装置2によってMD10がトレイ3a〜3dの収納空間内に挿入されると、収納空間内に挿入されたMD10の挿入方向A下流側端部の側面が、スイッチSW1a〜SW1dの作動片AC1を押込み、スイッチSW1a〜SW1dが遮断状態から導通状態となり、これによってトレイ3a〜3d内へのMD10の収納が完了したことが検知される。
【0018】
再生装置5は、MD10を保持する枠体64およびターンテーブル63aなどを含んで構成される。
【0019】
昇降装置2は、MD10を保持するための保持部2aを有しており、後述するローラ25bを回転駆動することによって、筺体6に設けられた挿排口6fから挿入されたMD10の保持部2a内への搬送、または保持部2a内からMD再生装置1外部への排出動作を行う。また昇降装置2は、後述するローラ26bを回転駆動することによって、保持部2a内からマガジン3のトレイ3a〜3d内または再生装置5の枠体64内への搬送、またはマガジン3または再生装置5から昇降装置2の保持部2a内への搬送動作を行う。
【0020】
図4および図5を参照して、昇降装置2の具体的構成を説明する。昇降装置2は、上下のフレーム21,22と、一対の誤挿入防止レバー29,30と、搬送手段25,26と、ストッパ23と、スライドレバー24などを備えて構成される。
【0021】
前述の保持部2aは、互いに対向するフレーム21の天板部21aおよびフレーム22の底板部22aと、フレーム21の折曲げ部21bおよびフレーム22の折曲げ部22dと、その折曲げ部21b,22dに対向するフレーム21の折曲げ部21cとによって形成される。保持部2aの内部は、MD10が通過または装着される通路となっており、その通路は挿入方向A上流側および下流側に開口しており、昇降装置2を昇降変位することによって通路が筐体6の挿排口6fからトレイ3a〜3dまたは再生装置5の枠体64へ連通可能となっている。
【0022】
このように形成される保持部2aの挿入方向A上流側端部における両側には、誤挿入防止レバー29,30が備えられる。誤挿入防止レバー29,30は、本体29a,30aと、溝検知片29b,30bとを備えて構成される。本体29a,30aには、一対の案内長孔29d,30dが設けられる。その案内長孔29d,30dには、フレーム21または22に設けられる一対のピン29e,30eがそれぞれ挿通され、誤挿入防止レバー29および30は、互いに近接する方向である変位方向FおよびI、または互いに離反する方向である変位方向FおよびIの反対方向に変位可能となっている。
【0023】
本体29a,30aの変位方向F,I上流側端部には、ばね掛け片がそれぞれ設けられ、ピン29d,30dとばね掛け片との間に引張りばね29f,30fが備えられる。これによって、誤挿入防止レバー29および30は、引張りばね29fおよび30fによって、変位方向FおよびI、すなわち保持部2aの通路内に突出する方向に付勢されている。
【0024】
誤挿入防止レバー29,30の本体29a,30aの変位方向F,I下流側端部、すなわち先端部は、2つの案内斜面29c,30c;29j,30jが鈍角で交わった屋根形形状となっており、その先端部は保持部2a内部に突出している。溝検知片29b,30bは、挿入方向A上流側の案内斜面29c,30cから突出するようにして備えられ、溝検知片29b,30bの最大高さ、すなわち変位方向F,Iへの最大突出量は、案内斜面29c,30cの変位方向F,Iへの最高点、すなわち案内斜面29c,30cの挿入方向A下流側端部である先端部の変位方向F,Iへの突出量以下となっている。また溝検知片29b,30bの案内斜面29c,30cからの変位方向F,Iに対する最大高さは、後述するMD10のケーシング10bに設けられる溝10eの深さよりも低くなっている。また、溝検知片29b,30bの挿入方向A上流側の端面は、変位方向F,Iと平行な端面となっている。
【0025】
搬送手段25は、誤挿入防止レバー29の挿入方向A下流側で、保持部2aに臨んで備えられる。搬送手段25は、ローラ25bと、ローラ25bと一体で回転するローラ歯車25cと、ローラ25b、ローラ歯車25c、および歯車G1を軸支する保持部材25aとを備えて構成される。搬送手段25は、歯車G1の回転軸を中心に揺動方向Bまたはその反対方向に揺動自在に備えられており、ローラ25bおよびローラ歯車25cの回転軸25dに係合する巻ばね27によって、揺動方向B、すなわちローラ25bが保持部2aの通路内に突出する方向に付勢されている。
【0026】
搬送手段26は、保持部2aの挿入方向A下流側で、前述のトレイ3a〜3dの側壁に設けられる透孔13に臨む部分に備えられる。搬送手段26は、ローラ26bと、ローラ26bと一体で回転するローラ歯車26cと、ローラ26b、ローラ歯車26c、および歯車G7を軸支する保持部材26aとを備えて構成される。保持部材26aには、後述するスライドレバー24の案内斜面24cによって案内されるホロアピン26eと、後述するスイッチSW7の作動片AC7に当接する当接片26fとが設けられる。
【0027】
搬送手段26は、歯車G7の回転軸を中心に揺動方向Eまたはその反対方向に揺動可能となっており、ローラ26bおよびローラ歯車26cの回転軸に係合する巻ばね28によって揺動方向E、すなわちローラ26bがたとえばトレイ3a〜3dの透孔13を介してトレイ3a〜3d内部に突出する方向に付勢されている。
【0028】
搬送手段25,26のローラ25b,26bを回転駆動するためのモータM1は、前述の折曲げ部21bの下端部に取付けられる。折曲げ部21bの下端部は、フレーム22に設けられる切掛け部22bを介してフレーム22の下側に突出しており、モータM1は、フレーム22の下側に備えられる。モータM1の駆動をローラ25b,26bに伝達するための歯車G1〜G7は、保持部2aの図2における左側で、フレーム21と22との間に、挿入方向Aに沿って備えられる。モータM1のシャフトには、ウォームギアM1aが装着されており、そのウォームギアM1aは歯車G4に噛合している。
【0029】
ストッパ23は、一対の案内長孔23b,23cと、係止片23aと、案内斜面23eと、ばね掛け片23dとを具備して構成される。一対の案内長孔23b,23cに、たとえば歯車G4,G5の回転軸G4a,G5aがそれぞれ挿通され、ストッパ23は、保持部2aの挿入方向A下流側端部の開口部における、図2における左端から、係止片23aが突出または後退するように変位方向Jに沿って変位可能になっている。ばね掛け片23dとたとえば歯車G3の回転軸G3aとの間には引張りばね31が備えられており、これによってストッパ23は、係止片23aが保持部2aの内方に突出するように付勢されている。案内斜面23eには、後述するスライドレバー24のピン24aが当接される。
【0030】
スライドレバー24は、ピン24a、位置決め凸起24b、案内斜面24cおよび当接片24gなどを備えて構成される。挿入方向Aに沿って細長い長手形状を有するスライドレバー24には、挿入方向Aに沿って一対の案内長孔24e,24fが設けられ、その案内長孔24e,24fにフレーム21に設けられる図示しないピンが挿通され、スライドレバー24は挿入方向Aに沿って移動可能となっている。ピン24aは、スライドレバー24の挿入方向A上流側端部から下方に突出するようにして設けられ、そのピン24aの挿入方向A下流側に、前述の変位方向Jに突出する位置決め凸起24bが設けられる。
【0031】
案内斜面24cを有する凸起部24hは、ストッパ23の変位方向Jと反対方向に突出して形成され、凸起部24hの挿入方向A上流側端面が案内斜面24cとなっている。当接片24gは、スライドレバー24の挿入方向A下流側端部に設けられ、後述するスイッチSW8の作動片AC8に当接可能となっている。
【0032】
またスライドレバー24には、スライドレバー24を挿入方向Aに沿って移動するためのラック24dが歯車G8と噛合するように設けられる。
【0033】
スライドレバー24を挿入方向Aに沿って駆動するためのモータM2は、フレーム21の図2の左端における挿入方向A下流側端部に備えられる。モータM2の駆動力は、歯車G8〜G10を介してスライドレバー24に伝達される。スライドレバー24のラック24dには、歯車G8の小径歯部が噛合し、歯車G10の大径歯部には、モータM2のシャフトに装着されたウォームギアM2aが噛合する。
【0034】
前述のストッパ23の引張りばね31による変位方向Jへの付勢は、ストッパ23の案内斜面23eまたは変位方向J下流側端面23fがスライドレバー24のピン24aに当接することによって阻止される。搬送手段26の巻ばね28による揺動方向Eへの付勢は、搬送手段26のピン26eが、スライドレバー24の案内斜面24cまたは凸起部24hにおける変位方向J上流側端面24iに当接することによって阻止される。
【0035】
モータM2が駆動され、スライドレバー24が挿入方向Aと反対方向に移動されると、ピン24aが、ストッパ23の端面23f上から案内斜面23e上にかけて挿入方向Aと反対方向に摺動する。ピン24aが案内斜面23e上を挿入方向Aと反対方向に摺動すると、これに伴ってストッパ23が引張りばね31の引張力によって変位方向Jに変位し、係止片23aが保持部2aの内方に突出し、保持部2aの通路が遮断される。
【0036】
またスライドレバー24が挿入方向Aと反対方向に移動されると、搬送手段26のピン26eがスライドレバー24の案内斜面24c上から端面24i上にかけて概ね挿入方向Aに摺動する。ピン26eが案内斜面24c上を挿入方向Aに摺動すると、これに伴って、搬送手段26が巻ばね28による付勢力に抗して揺動方向Eと反対方向に揺動する。
【0037】
反対に、スライドレバー24が挿入方向Aに移動されると、ピン24aが、ストッパ23の案内斜面23e上から端面23f上にかけて概ね挿入方向Aに摺動する。ピン24aが案内斜面23e上を挿入方向A方向に摺動するのに伴って、ストッパ23が、引張りばね31の引張力に抗して変位方向Jと反対方向に変位し、保持部2aの通路が開放される。これと同時に、搬送手段26のピン26eが、スライドレバー24の端面24i上から案内斜面24c上にかけて概ね挿入方向Aと反対方向に摺動し、これに伴って、搬送手段26が巻ばね28の付勢力によって揺動方向Eに揺動する。
【0038】
また、昇降装置2には、上述のストッパ23やスライドレバー24の他に、複数のスイッチSW5,SW6などが備えられる。スイッチSW5は、誤挿入防止レバー29の変位方向F上流側に備えられる。操作者によってMD10が、筺体6の挿排口6fを介して保持部2a内に正しい向きで挿入されると、MD10の挿入方向A下流側端部の両側面に設けられる溝に誤挿入防止レバー29,30の溝検知片29b,30bが嵌まり込み、MD10の挿入方向A下流側端部が誤挿入防止レバー29,30の案内斜面29c,30cに当接し、誤挿入防止レバー29,30が変位方向F,Iと反対方向にばね力に抗して変位される。
【0039】
誤挿入防止レバー29が変位方向Fと反対方向に変位されると、誤挿入防止レバー29の変位方向F上流側端面が、スイッチSW5の作動片AC5に当接し、スイッチSW5が遮断状態から導通状態となり、これによってMD10の保持部2a内への挿入が検知される。MD10が誤った向きで挿排口6fを介して挿入されると、その状態におけるMD10の挿入方向A下流側端面が誤挿入防止レバー29,30の溝検知片29b,30bに当接し、MD10の挿入が阻止される。
【0040】
スイッチSW6は、スイッチSW6の作動片AC6が、保持部2aの挿入方向A下流側端部における図2の右端から、保持部2aの内方に突出するようにして備えられる。保持部2a内に挿入されたMD10が搬送手段25のローラ25bによって挿入方向Aに搬送され、MD10の挿入方向A下流側端部がスイッチSW6の作動片AC6に当接し、スイッチSW6が遮断状態から導通状態となると、MD10の保持部2a内への装着の完了が検知される。
【0041】
ここで、保持部2aの挿入方向Aに沿った長さは、MD10の挿入方向Aの長さよりもやや長く設定されており、MD10の装着が完了した状態において、MD10の挿入方向A上流側端部は保持部2a内に完全に嵌まり込んだ状態となっている。
【0042】
スイッチSW8は、スライドレバー24の挿入方向A下流側に備えられる。モータM2の駆動力によって、スライドレバー24が挿入方向Aに移動され、ストッパ23が変位方向Jと反対方向に変位されて係止片23aが保持部2aの挿入方向A下流側端部を遮断しない開放状態となり、搬送手段26が揺動方向Eに揺動してローラ26bがたとえばトレイ3a〜3dの透孔13を介してトレイ3a〜3d内に突出した状態となると、スライドレバー24の当接片24gがスイッチSW8の作動片AC8に当接し、スイッチSW8が遮断状態から導通状態となる。
【0043】
スイッチSW7は、搬送手段26の揺動方向E上流側で、図5に示される保持部材26aの当接片26fがスイッチSW7の作動片AC7に当接可能な位置に備えられる。スライドレバー24の当接片24gがスイッチSW8の作動片AC8に当接した状態から、スライドレバー24が挿入方向Aと反対方向に移動され、これに伴って搬送手段26が揺動方向Eと反対方向に揺動し、ローラ26bがトレイ3a〜3dのたとえば透孔13から昇降装置2内方へ後退した状態となると、保持部材26aの当接片26fがスイッチSW7の作動片AC7に当接し、スイッチSW7が遮断状態から導通状態となる。
【0044】
スイッチSW10は、搬送手段25の揺動方向B上流側に備えられる。搬送手段25のローラ25bがMD10の側面に当接して、搬送手段25が巻ばね27の付勢力に抗して揺動方向Bと反対方向に揺動されると、保持部材25aがスイッチSW10の作動片AC10に当接して、スイッチSW10が遮断状態から導通状態となり、MD10がローラ25bを通過し、搬送手段25が揺動方向Bに揺動すると、導通状態から遮断状態となる。
【0045】
MD10は、光学的かつ磁気的に記録または再生可能なディスク10aと、ディスク10aを収納するケーシング10bとを備えて構成される。ディスク10aの中心には、後述する再生装置5に備えられるターンテーブル63aによって吸着固定されるクランププレート10cが設けられる。ケーシング10bのクランププレート10cに対向する部分には、ターンテーブル63aが挿通される駆動孔10dが設けられる。
【0046】
図6は、昇降装置2を昇降変位させる昇降機構52の構成を示す斜視図である。昇降機構52は、昇降レバー41、モータM3、歯車G11〜G13などを備えて構成される。昇降レバー41は、断面形状が概ねL字形の形状を有し、横板部41aと縦板部41bとから成り、挿入方向Aに沿って移動可能に備えられる。昇降装置2およびマガジン3に対向する縦板部41bには、カム溝41dと係合孔41eとが設けられ、横板部41aの側面には、昇降レバー41を挿入方向Aに沿って移動するためのラック41cが設けられる。
【0047】
カム溝41dは、挿入方向A下流側にゆくに従って上下方向の高さが低くなるように斜め方向に沿って設けられる。係合孔41eは、再生装置5の側面に対向する部分に、挿入方向Aに沿って設けられ、上下方向の幅が拡大された拡大部41gと、幅の狭い係合部41fとから成る。係合部41fは、係合孔41eの挿入方向A下流側端部に設けられる。
【0048】
カム溝41dに対応して、昇降装置2のフレーム22の図2のにおける右側に突出した突出部2bには、カム溝41dに嵌め込まれるピン2cが設けられる。係合孔41eに対応して、フローティング支持された再生装置5には、係合孔41eに嵌め込まれるピン69aが設けられる。
【0049】
昇降レバー41を挿入方向Aに移動するためのモータM3は、筺体6内の底板6e上に備えられる。モータM3の駆動力は、歯車G11〜G13を介して昇降レバー41のラック41cに伝達される。モータM3には、歯車G11に噛合するウォームギアM3aが装着される。
【0050】
モータM3が駆動され、たとえば昇降レバー41が挿入方向Aに移動されると、カム溝41dが斜め方向に設けられているので、昇降レバー41が挿入方向Aに移動されるのに伴って、昇降装置2が上昇変位する。反対に、昇降レバー41が挿入方向Aと反対方向に移動されると、ピン2cがカム溝41dに案内されて、昇降装置2が下降変位する。
【0051】
ピン2cは、昇降レバー41のカム溝41dを介して後述するシャーシ81に設けられる上下方向に延びる案内溝81iに嵌め込まれており、これによって昇降装置2は上下方向にのみに変位するように変位が規制される。
【0052】
また昇降機構52には、昇降装置2の上下方向の位置を検知するセンサ43およびスリット板44,45が備えられる。スリット板44は、マガジン3の側壁にトレイ3a〜3dの積層方向に沿って設けられ、各トレイ3a〜3dに対応する位置にスリット44aがそれぞれ設けられる。スリット板45は、再生装置5の枠体64の側壁に、前述のスリット板44の下方に位置するように備えられる。スリット板45には、スリット45aが設けられる。スリット板44,45に対応して、前述の昇降装置2の突出部2bには、センサ43が備えられる。センサ43は、スリット板44,45を挟んで互いに対向する発光素子と、受光素子とを有するフォトインタラプタである。
【0053】
ここで、再生装置5は外部からの振動が再生装置5に伝わるのを阻止するためにフローティング支持されているので、マガジン3と再生装置5との間隔、およびスリット板44とスリット板45との間の間隔は、フローティング支持された再生装置5の上下方向への変位を妨げない幅に設定する必要がある。そこで、スリット板44とスリット板45との間の間隔は、再生装置5が上下方向に変位しても、常にスリット44a,45bの上下方向に対する幅以上になるように設定される。
【0054】
昇降装置2が上下方向に昇降変位され、センサ43がスリット板44,45に沿って上下方向に変位し、スリット44a,45aおよびスリット板44と45との間の間隙53を検知すると、センサ43から導出されるスリット検知信号がローレベルからハイレベルに切換わる。
【0055】
図7は、昇降装置2が再生装置5の枠体64に対向する位置に変位された状態を示す図である。図6に示される昇降装置2がマガジン3のトレイ3bに対向する位置に変位されている状態から、たとえば図7に示される状態となるまで昇降装置2を下降変位させる動作を説明する。図6に示される状態から、モータM3の反時計まわりへの駆動が開始されると、昇降レバー41が挿入方向Aと反対方向に移動され、これに伴って昇降装置2が下降変位する。昇降装置2が下降変位すると、昇降装置2に備えられるセンサ43は、スリット44a,45aおよび間隙53を検出する毎にスリット検出信号をパルス状にローレベルからハイレベルに切換える。センサ43から導出されるスリット検出信号をもとに、モータM3の駆動が開始されてから4つ目のパルスが検出された時点で、モータM3の駆動を停止することによって、昇降装置2を、再生装置5の枠体64に対向した位置で停止させることができる。
【0056】
ここでは、昇降装置2を、トレイ3bに対向した位置から、再生装置5の枠体64に対向した位置に下降変位させる場合を説明したが、この場合に限らず、センサ43によってスリット44a,45aを検知しながら、モータM3を駆動することによって、マガジン3の各トレイ3a〜3dおよび再生装置5の枠体64に対抗する位置に選択的に変位させることができる。
【0057】
このように昇降変位される昇降装置2は、図1に示されるように、昇降変位可能に支持部材100によって支持される。支持部材100は、昇降装置2と筺体6の底板6eとが平行な状態に保たれるように昇降装置2を支持するので、ピン2cが昇降レバー41のカム溝41dに嵌め込まれて支持される昇降装置2の図1における右側に比べて左側が自重などによって下方に下がるのが防止される。
【0058】
図6に示されるように、昇降装置2がトレイ3a〜3dに対向する位置では、再生装置5に設けられるピン69aは、昇降レバー41の係合孔41eにおける拡大部41g内に位置しており、再生装置5は、ピン69aが係合孔41e内で上下方向に変位可能なフローティング状態となっている。図7に示される昇降装置2が再生装置5の枠体64に対向した状態では、挿入方向Aと反対方向に移動された昇降レバー41の係合孔41eにおける係合部41fに、ピン69aが嵌まり込んだ状態となっており、これによってピン69aがロックされ、再生装置5は上下方向への変位が阻止されたロック状態となっている。
【0059】
また図6に示されるように、筺体6内の底部、たとえば底板6e上には、作動片AC9が上方を向くようにしてスイッチSW9が備えられる。スイッチSW9は、再生装置5よりも下方に備えられ、昇降装置2が図7に示される状態よりも下方に下降変位されると、昇降装置2がスイッチSW9の作動片AC9に当接し、スイッチSW9が遮断状態から導通状態となるようになっている。スイッチSW9が、導通状態となると、これに応答して、センサ43から導出されるスリット検出信号のパルス数をカウントする図示しない制御部におけるパルスのカウント値が初期化される。たとえば、MD再生装置1において電源が投入されると、昇降装置2が下降変位されて作動片AC9に当接し、初期化が行われる。
【0060】
図1を参照して、昇降装置2を昇降変位可能に支持し、挿排口6fを開閉する支持部材100は、一対の第1および第2支持レバー47および48を含んで構成され、筺体6内において筺体6の前面板6cに対向するようにして保持部2aの図1における下側に備えられる。
【0061】
第1支持レバー47は、図8に示されるように、一方向に細長い平板状の形状を有し、両端部にはピン47a,47bを挿通するための2つの孔47g,47iが設けられ、2つの孔47g,47iを結ぶ線分上の中心には、ピン46を挿通するための孔47hが設けられる。また、第1支持レバー47は、第1支持レバー47が後述するように、昇降装置2およびシャーシ81に取付けられたときに、保持部2aに対向させるべき部分、すなわち図1における上側の部分が、孔47g,47h,47iの並びに沿った基部47cから保持部2aに近接する方向に突出した突出部47dとなっている。第2支持レバー48は、第1支持レバー47と同様な形状であり、説明を省略する。
【0062】
第1および第2支持レバー47,48は、互いの中心部がピン46によってピン46を中心に揺動自在に固定され、X形に交差した状態で、昇降装置2およびシャーシ81に取付けられる。このとき、第1および第2支持レバー47,48は、突出部47d,48dが図1における上方を向くようにして取付けられる。
【0063】
シャーシ81は、筺体6の両側板6a,6bに対向する両側板と、背面板6dに対向する背面板と、底板6eに対向する底板とから成り、マガジン3、再生装置5および昇降装置2を保持する。
【0064】
第1支持レバー47の一方側端部、すなわち図1における左側端部は、昇降装置2において保持部2aの図1における左側に形成される取付片21hに設けられる長孔21jに、長孔21jに沿って変位自在にピン47aによって取付けられ、他方側端部、すなわち図1における右側端部は、シャーシ81に形成される取付片81qにピン47bによってピン47bを中心に揺動自在に取付けられる。
【0065】
第2支持レバー48の一方側端部は、シャーシ81に形成される取付片81pに設けられる長孔81rに、長孔81rに沿って変位自在にピン48aによって取付けられ、他方側端部は、昇降装置2における保持部2aの図1における右側に形成される取付片21iに設けられる図5に示す孔21kに、ピン48bによってピン48bを中心に揺動自在に取付けられる。
【0066】
昇降装置2の取付片21h,21iは、図5に示されるように、フレーム21の挿入方向A上流側端部が、筺体6の前面板6cに対向するように折曲げられて形成され、同様にシャーシ81に形成される取付片81p,81qは、シャーシ81の底板の挿入方向A上流側端部に筺体6の前面板6cに対向するように形成される。長孔21j,81rは、MD10の挿入方向Aおよび昇降装置2の昇降方向と垂直な方向に沿って互いに平行になるように設けられる。
【0067】
図1および図3に示されるように、昇降装置2の保持部2aが挿排口6fに対向する位置に位置しているときには、保持部2a内の通路は挿排口6fと再生装置5の枠体64内とに連通している。この状態において、第1および第2支持レバー47,48は、挿排口6fの図1における下側にあり、第1および第2支持レバー47,48の挿排口6fに臨む側面におけるピン47a,48b側の側面47e,48eが、挿排口6f内の図1における下側の内壁と平行になるように、かつ内壁に近接するようにして第1および第2支持レバー47,48の突出部47d,48dは形成される。このように、突出部47d,48dを形成することによって、昇降装置2が図1および図3に示される状態から図1における上方に上昇変位されたとき、直ちに挿排口6fを閉鎖することができる。
【0068】
また、図1および図3に示される状態において、第1および第2支持レバー47,48の一方側端部におけるピン47a,48aは、長孔21j,81rの一方側、すなわち図1における左側に変位された状態にあり、この状態から昇降装置2が上昇変位されると、昇降装置2の上昇変位に伴ってピン47a,48aが長孔21j,81r内を他方側、すなわち図1における右側に変位する。
【0069】
図9は、昇降装置2がマガジン3における最上段のトレイ3aに対向する位置に変位され、支持部材100によって挿排口6fが閉鎖されている状態を示す。図9に示されるように、図1および図3に示される状態から、昇降装置2が図1における上方へ上昇変位されると、昇降装置2の上昇変位に伴って、第1および第2支持レバー47,48の一方側端部同士、および他方側端部同士が互いに離反するようにして、第1および第2支持レバー47,48が揺動変位し、図1および図3に示される状態から、昇降装置2が僅かに上昇変位されると、挿排口6fが第1および第2支持レバー47,48によって閉鎖される。
【0070】
このように、支持部材100は、昇降装置2を昇降変位可能に支持しながら、挿排口6fの開閉を行う。また、第1および第2支持レバー47,48において、ピン46を挿通するための各孔は、ピン47a,48aを挿通するための孔と、ピン47b,48bを挿通するための孔との間の中心にそれぞれ設けられているので、支持部材100によって昇降装置2は筺体6の底板6eと、平行な状態で昇降変位するように支持される。
【0071】
昇降装置2によってMD10が再生装置5の枠体64に装填されると、枠体64がターンテーブル63aに近接する方向に下降変位され、枠体64によって保持されたMD10がターンテーブル63aに装填される。MD10がターンテーブル63aに装填されると、ターンテーブル63aがMD10の駆動孔10d内に嵌まり込んでクランププレート10cを磁気吸着して、ディスク10aを回転駆動するとともに、図示しないピックアップがディスク10aに記録されている記録内容を読出すことによって、その記録内容の再生が行われる。
【0072】
したがって、挿排口6fが、昇降装置2を昇降変位可能に支持する支持部材100によって開閉されるので、たとえば挿排口6fを開閉するための専用の扉部材を設ける必要がなく、簡単な構成で挿排口6fの開閉を行うことができる。
【0073】
また、支持部材100における第1および第2支持レバー47,48には、保持部2aが挿排口6fに対向した図1に示される状態において、側面47e,48eが挿排口6f内の図1における下側の内壁に近接するように突出部47d,48dが設けられるので、昇降装置2が図1に示される状態から上昇変位されたときには、直ちに挿排口6fを閉鎖することができる。
【0074】
なお、本実施例では図1に示されるように、保持部2aの下側に支持部材100を備えたが、支持部材100を保持部2aの上側に備え、昇降装置2を図1における上側から支持するようにしてもよい。このとき挿排口6fは、図1に示される位置よりもさらに上方の位置、たとえば保持部2aがマガジン3のトレイ3aに対向するように、昇降装置2が変位されているときに、保持部2aに対向する位置に設けられ、保持部2aがトレイ3aと対向する位置から昇降装置2が図1における下方向に下降変位されると、挿排口6fが支持部材100によって閉鎖される。
【0075】
また、支持部材100を保持部2aの上側と下側とに一対備えるようにしてもよい。このとき挿排口6fは、保持部2aがたとえばトレイ3cに対向する位置に昇降装置2が変位されているときに保持部2aと対向する位置に設けられ、保持部2aがトレイ3cに対向する位置から上昇変位された場合には、保持部2aの下側の支持部材100によって挿排口6fが閉鎖され、反対に昇降装置2が下降変位された場合には、挿排口6fは保持部2aの上側の支持部材100によって閉鎖される。
【0076】
このように、挿排口6fを設ける位置に応じて、支持部材100を保持部2aの上側に設けるか、下側に設けるか、または保持部2aの上側と下側との両側に設けるかを選択することができ、これによって、筺体6の前面板6cにおける挿排口6fの形成位置を、図1の上下方向に対して任意の位置に設けることができる。
【0077】
また、上述の実施例では、取付片81p,81qをシャーシ81に形成したが、筺体6に形成するようにしてもよい。
【0078】
また、上述の実施例では、マガジン3が再生装置5の上方になるように配置されているが、再生装置5をマガジン3の上方に配置するようにしてもよい。
【0079】
また、上述の実施例では、MD10の再生を行うMD再生装置1を説明したが、MD再生装置1にMD10への記録を行うことができる機能を持たせてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、保持手段を昇降変位させる昇降手段によって挿排口を開閉するので、たとえば挿排口を開閉するための専用の扉部材を設ける必要がなく、簡単な構成で挿排口の開閉を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるMD再生装置1の内部構造を示す正面図である。
【図2】MD再生装置1の内部構成を示す平面図である。
【図3】MD再生装置1の構成を示す断面図である。
【図4】昇降装置2の構成を示す斜視図である。
【図5】昇降装置2の構成を示す分解斜視図である。
【図6】昇降装置2を昇降変位させる昇降機構52の構成を示す斜視図である。
【図7】昇降装置2が再生装置5に対向する位置に変位された状態を示す斜視図である。
【図8】支持部材100に含まれる第1支持レバー47の形状を示す斜視図である。
【図9】昇降装置2がマガジン3における最上段のトレイ3aに対向する位置に変位され、支持部材100によって挿排口6fが閉鎖されている状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 MD再生装置
2 昇降装置
2a 保持部
3 マガジン
3a〜3d トレイ
4 ローディング機構
5 再生装置
6 筺体
10 MD
23 ストッパ
24 スライドレバー
25,26 搬送手段
25b,26b ローラ
29,30 誤挿入防止レバー
41 昇降レバー
43 センサ
44,45 スリット板
47,48 支持レバー
52 昇降機構
64 枠体
81 シャーシ
100 支持部材
Claims (1)
- 挿排口から挿入された記録媒体を積層状態で収納することが可能な収納手段と、
記録媒体の記録または再生の少なくとも一方を行うことが可能な記録再生手段と、
挿排口と収納手段との間に設けられ、該収納手段における記録媒体の積層方向に変位することによって、少なくとも、挿排口から収納手段と収納手段から記録再生手段との間での記録媒体の受け渡しを行う保持手段と、
保持手段を変位させるための昇降手段とを備え、
挿排口に対応する位置に該保持手段がない場合には、昇降手段によって前記挿排口を塞ぐことを特徴とする記録媒体の記録再生装置。
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JP32080794A JP3594674B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 記録媒体の記録再生装置 |
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JPH08180555A JPH08180555A (ja) | 1996-07-12 |
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Family Applications (1)
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-
1994
- 1994-12-22 JP JP32080794A patent/JP3594674B2/ja not_active Expired - Fee Related
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