JPH08180555A - 記録媒体の記録再生装置 - Google Patents

記録媒体の記録再生装置

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JPH08180555A
JPH08180555A JP32080794A JP32080794A JPH08180555A JP H08180555 A JPH08180555 A JP H08180555A JP 32080794 A JP32080794 A JP 32080794A JP 32080794 A JP32080794 A JP 32080794A JP H08180555 A JPH08180555 A JP H08180555A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、記録媒体の挿排口の開閉を行
うことができる記録媒体の記録再生装置を提供する。 【構成】 MD再生装置1は、筺体6の前面板に設けら
れる挿排口6fから挿入されたMDを保持部2aで受入
れ、挿入方向下流側に積層して備えられるマガジンおよ
び再生装置に搬送する昇降装置2と、昇降装置2を昇降
変位可能に支持し、昇降装置2の昇降変位に伴って挿排
口6fを開閉する支持部材100とを備える。支持部材
100は、互いに揺動自在に中心部がピン46によって
固定された一対の支持レバー47,48を含んで構成さ
れ、保持部2aが挿排口6fに対向した挿排口6fが開
放された状態から、昇降装置2が上昇変位されると、挿
排口6fを閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミニディスク(以後、
「MD」という)などの記録媒体を予め複数収納してお
き、その収納しておいた記録媒体を任意に交換可能ない
わゆるオートチェンジ動作を行って、記録または再生の
少なくともいずれか一方を行うことができる記録媒体の
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような記録媒体をオートチェンジ
可能な記録再生装置として、MD再生装置が提案されて
いる。このMD再生装置では、MDを積層状態で収納す
る収納手段と、MDの再生を行う再生手段とを筺体内に
積層して配置し、収納手段および再生手段に対向して筺
体内に備えられ、MDの積層方向に昇降変位する昇降手
段によって、収納手段内の所望とするMDが選択的に取
出されて再生手段に装填され、MDの再生が行われる。
筺体には、昇降手段に対して収納手段および再生手段と
は反対側で昇降手段に臨んでMDの挿排口が設けられ
る。
【0003】このように構成されるMD再生装置では、
昇降手段におけるMDを保持するホルダが筺体に設けら
れる挿排口に対向する位置に、昇降手段が位置している
ときにのみ、挿排口を介して昇降手段のホルダ内へのM
Dの受入れが可能となる。ホルダが挿排口に対向してい
ない位置に、昇降手段が位置しているときに、挿排口を
介してMDが誤って筺体内に挿入されてしまうと、誤っ
て筺体内に挿入されたMDが異物となって装置の故障の
原因となるので、ホルダが挿排口に対向しない位置に昇
降手段が位置しているときには、装置内へのMDの挿入
を阻止するために、挿排口を閉鎖する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な構成で記録媒体の挿排口の開閉を行うことができる記
録媒体の記録再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体を積
層状態で収納する収納手段を有し、該収納手段に臨み、
記録媒体の積層方向に変位することができる昇降手段に
よって、収納手段内の所望とする記録媒体を記録再生手
段に装填し、記録または再生の少なくともいずれか一方
を行うようにした記録媒体の記録再生装置において、積
層して配置される前記記録再生手段および収納手段と、
収納手段および記録再生手段に対向して配置される昇降
手段とを収納する筺体に、昇降手段に対して収納手段お
よび記録再生手段とは反対側で、前記昇降手段における
記録媒体を保持するホルダに臨んで、記録媒体が挿排可
能となるように挿排口を設け、昇降手段を前記積層方向
に変位可能に支持する支持部材であって、互いに揺動自
在に中心部が固定された一対の支持レバーを含み、第1
支持レバーの一方側端部が、降手段の一端部に前記積層
方向に対して垂直な方向に設けられる第1長孔に、該第
1長孔に沿って変位自在に取付けられ、他方側端部が筺
体に揺動自在に取付けられ、第2支持レバーの一方側端
部が、筺体に前記第1長孔と平行に設けられる第2長孔
に、該第2長孔に沿って変位自在に取付けられ、他方側
端部が昇降手段の他端部に揺動自在に取付けらける支持
部材が、挿排口の上側または下側の少なくともいずれか
一方に備えられ、前記ホルダが挿排口に対向していると
きには、支持部材が挿排口を開放した状態にあり、前記
ホルダが挿排口に対向していないときには、支持部材が
挿排口の少なくとも一部を閉鎖していることを特徴とす
る記録媒体の記録再生装置である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、筺体内には、記録媒体を積層
状態で収納する収納手段と、記録媒体の積層方向に変位
可能な昇降手段と、記録媒体の記録または再生の少なく
ともいずれか一方を行う記録再生手段とが備えられ、昇
降手段と、積層状態で配置される記録再生手段および収
納手段とは、記録媒体の前記積層方向と垂直な方向に沿
って一列に備えられる。昇降手段には、記録媒体を保持
するホルダが設けられ、好ましくはそのホルダに記録媒
体の通路が形成される。その通路は、筺体のたとえば前
面板に設けられる挿排口から、記録再生手段または収納
手段へ、昇降手段を昇降変位させることによって連通可
能となっている。
【0007】昇降手段は、一対の支持レバーを含んで構
成される支持部材によって前記積層方向に変位可能に支
持される。一対の支持レバーは、互いに揺動自在に中心
部が固定されている。第1支持レバーの一方側端部は、
昇降手段の一端部に前記積層方向に対して垂直な方向に
設けられる第1長孔に、該第1長孔に沿って変位自在に
取付けられ、他方側端部は、筺体に揺動自在に取付けら
れる。第2支持レバーの一方側端部は、筺体に前記第1
長孔と平行に設けられる第2長孔に、該第2長孔に沿っ
て変位自在に取付けられ、他方側端部は、昇降手段の他
端部に揺動自在に取付けられる。
【0008】このようにして、昇降手段を昇降変位可能
に支持する支持部材は、挿排口の上側または下側の少な
くともいずれか一方に備えられ、昇降手段のホルダが挿
排口に対向しているときには、支持部材が挿排口を開放
した状態にあり、ホルダが挿排口に対向していないとき
には、支持部材が挿排口の少なくとも一部を閉鎖してい
る。
【0009】たとえば、支持部材が挿排口の下側に備え
られる場合、筺体に設けられる挿排口は、支持部材に含
まれる第1支持レバーの一方側端部と第2支持レバーの
一方側端部とが互いに最も近接した状態、すなわち昇降
手段に設けられる第1長孔と筺体に設けられる第2長孔
とが最も近接した状態となるように昇降手段が、前記積
層方向に沿った下方向に下降変位されている状態で、昇
降手段のホルダに対向するようにして設けられる。この
とき、第1および第2支持レバーは挿排口の下方に位置
しているので、挿排口は開放された状態にある。また、
第1および第2支持レバーの一方側端部は、第1および
第2長孔の一方側に変位した状態にある。
【0010】このように、昇降手段が下降変位された状
態から上昇変位されると、昇降手段の第1長孔と筺体の
第2長孔とが離反するのに伴って、第1支持レバーの一
方側端部と、第2支持レバーの一方側端部とが互いに離
反するように一対の支持レバーが揺動変位し、これに伴
って、第1および第2支持レバーの一方側端部が、第1
および第2長孔の一方側から他方側へと変位する。昇降
手段が所定の変位量だけ上昇変位されると、昇降手段の
上昇変位に伴って揺動変位する第1および第2支持レバ
ーが筺体の挿排口に達し、第1および第2支持レバーに
よって挿排口の少なくとも一部が閉鎖され、昇降手段の
ホルダが挿排口に対向していない状態での記録媒体の挿
入が阻止されるようになる。
【0011】したがって、昇降手段を昇降変位可能に支
持する支持部材によって筺体に設けられる挿排口を開閉
するので、たとえば挿排口を開閉するための専用の扉部
材を設ける必要がなく、簡単な構成で挿排口の開閉を行
うことができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である車載用など
に用いられるMD再生装置1の内部構成を示す正面図で
あり、昇降装置2の保持部2aが挿排口6fに対向した
状態を示す。図2は、MD再生装置1の内部構成を示す
平面図である。図3は、MD再生装置1の構成を示す断
面図である。図4は、MD再生装置1に備えられる昇降
装置2の構成を示す斜視図である。図5は、昇降装置2
の構成を示す分解斜視図である。図1に示されるよう
に、後述する昇降装置2を昇降変位可能に支持する支持
部材100は、筺体6に設けられる挿排口6fを、昇降
装置2の昇降変位に伴って開閉する。
【0013】MD再生装置1は、昇降装置2およびマガ
ジン3などを備えるローディング機構4と、MD10の
再生を行う再生装置5と、ローディング機構4および再
生装置5を保持する筺体6とを備えて構成される。筺体
6は、天板6gと、左右の両側板6a,6bと、前面板
6cおよび背面板6dと、底板6eとから成り、前面板
6c、すなわち図2における下側の端板には、MD10
を挿入または排出するための挿排口6fが設けられる。
【0014】筺体6内において、挿排口6fが設けられ
る前面板6c側に昇降装置2が備えられ、背面板6d側
にマガジン3および再生装置5が備えられる。再生装置
5は、マガジン3の下に備えられる。
【0015】マガジン3は、上下方向に積層された4つ
のトレイ3a〜3dを含んで構成され、各トレイ3a〜
3dの内部は、MD10を収納する収納空間となってい
る。トレイ3a〜3dの収納空間は、昇降装置2に臨ん
で開口しており、トレイ3a〜3dの積層方向に沿って
上昇または下降変位可能に備えられる昇降装置2によっ
て、MD10の収納空間内への収納または収納空間から
の取出しが可能となっている。
【0016】各トレイ3a〜3dの図2における左側の
側壁には、案内片11、透孔13、および板ばね部材1
5がそれぞれ設けられ、トレイ3a〜3dの底板の中央
部には、後述する板ばね部材14がそれぞれ設けられ
る。案内片11は、トレイ3a〜3dの側壁からMD1
0の挿入方向A上流側に突出するようにして形成され、
案内片11の先端には溝11aが設けられる。また、再
生装置5においてMD10を保持する枠体64にも、同
様に溝12aを有する案内片12が設けられる。トレイ
3a〜3d内にMD10が収納されると、トレイ3a〜
3dの板ばね部材15が設けられない側の側壁にMD1
0が板ばね部材15によって押圧される。
【0017】また各トレイ3a〜3dの図2における左
側の側壁には、挿入方向A下流側端部に、スイッチSW
1a〜SW1dが備えられる。スイッチSW1a〜SW
1dは、トレイ3a〜3dの側壁の外面に備えられ、各
スイッチSW1a〜SW1dの作動片AC1が側壁を介
して収納空間内に突出している。昇降装置2によってM
D10がトレイ3a〜3dの収納空間内に挿入される
と、収納空間内に挿入されたMD10の挿入方向A下流
側端部の側面が、スイッチSW1a〜SW1dの作動片
AC1を押込み、スイッチSW1a〜SW1dが遮断状
態から導通状態となり、これによってトレイ3a〜3d
内へのMD10の収納が完了したことが検知される。
【0018】再生装置5は、MD10を保持する枠体6
4およびターンテーブル63aなどを含んで構成され
る。
【0019】昇降装置2は、MD10を保持するための
保持部2aを有しており、後述するローラ25bを回転
駆動することによって、筺体6に設けられた挿排口6f
から挿入されたMD10の保持部2a内への搬送、また
は保持部2a内からMD再生装置1外部への排出動作を
行う。また昇降装置2は、後述するローラ26bを回転
駆動することによって、保持部2a内からマガジン3の
トレイ3a〜3d内または再生装置5の枠体64内への
搬送、またはマガジン3または再生装置5から昇降装置
2の保持部2a内への搬送動作を行う。
【0020】図4および図5を参照して、昇降装置2の
具体的構成を説明する。昇降装置2は、上下のフレーム
21,22と、一対の誤挿入防止レバー29,30と、
搬送手段25,26と、ストッパ23と、スライドレバ
ー24などを備えて構成される。
【0021】前述の保持部2aは、互いに対向するフレ
ーム21の天板部21aおよびフレーム22の底板部2
2aと、フレーム21の折曲げ部21bおよびフレーム
22の折曲げ部22dと、その折曲げ部21b,22d
に対向するフレーム21の折曲げ部21cとによって形
成される。保持部2aの内部は、MD10が通過または
装着される通路となっており、その通路は挿入方向A上
流側および下流側に開口しており、昇降装置2を昇降変
位することによって通路が筐体6の挿排口6fからトレ
イ3a〜3dまたは再生装置5の枠体64へ連通可能と
なっている。
【0022】このように形成される保持部2aの挿入方
向A上流側端部における両側には、誤挿入防止レバー2
9,30が備えられる。誤挿入防止レバー29,30
は、本体29a,30aと、溝検知片29b,30bと
を備えて構成される。本体29a,30aには、一対の
案内長孔29d,30dが設けられる。その案内長孔2
9d,30dには、フレーム21または22に設けられ
る一対のピン29e,30eがそれぞれ挿通され、誤挿
入防止レバー29および30は、互いに近接する方向で
ある変位方向FおよびI、または互いに離反する方向で
ある変位方向FおよびIの反対方向に変位可能となって
いる。
【0023】本体29a,30aの変位方向F,I上流
側端部には、ばね掛け片がそれぞれ設けられ、ピン29
d,30dとばね掛け片との間に引張りばね29f,3
0fが備えられる。これによって、誤挿入防止レバー2
9および30は、引張りばね29fおよび30fによっ
て、変位方向FおよびI、すなわち保持部2aの通路内
に突出する方向に付勢されている。
【0024】誤挿入防止レバー29,30の本体29
a,30aの変位方向F,I下流側端部、すなわち先端
部は、2つの案内斜面29c,30c;29j,30j
が鈍角で交わった屋根形形状となっており、その先端部
は保持部2a内部に突出している。溝検知片29b,3
0bは、挿入方向A上流側の案内斜面29c,30cか
ら突出するようにして備えられ、溝検知片29b,30
bの最大高さ、すなわち変位方向F,Iへの最大突出量
は、案内斜面29c,30cの変位方向F,Iへの最高
点、すなわち案内斜面29c,30cの挿入方向A下流
側端部である先端部の変位方向F,Iへの突出量以下と
なっている。また溝検知片29b,30bの案内斜面2
9c,30cからの変位方向F,Iに対する最大高さ
は、後述するMD10のケーシング10bに設けられる
溝10eの深さよりも低くなっている。また、溝検知片
29b,30bの挿入方向A上流側の端面は、変位方向
F,Iと平行な端面となっている。
【0025】搬送手段25は、誤挿入防止レバー29の
挿入方向A下流側で、保持部2aに臨んで備えられる。
搬送手段25は、ローラ25bと、ローラ25bと一体
で回転するローラ歯車25cと、ローラ25b、ローラ
歯車25c、および歯車G1を軸支する保持部材25a
とを備えて構成される。搬送手段25は、歯車G1の回
転軸を中心に揺動方向Bまたはその反対方向に揺動自在
に備えられており、ローラ25bおよびローラ歯車25
cの回転軸25dに係合する巻ばね27によって、揺動
方向B、すなわちローラ25bが保持部2aの通路内に
突出する方向に付勢されている。
【0026】搬送手段26は、保持部2aの挿入方向A
下流側で、前述のトレイ3a〜3dの側壁に設けられる
透孔13に臨む部分に備えられる。搬送手段26は、ロ
ーラ26bと、ローラ26bと一体で回転するローラ歯
車26cと、ローラ26b、ローラ歯車26c、および
歯車G7を軸支する保持部材26aとを備えて構成され
る。保持部材26aには、後述するスライドレバー24
の案内斜面24cによって案内されるホロアピン26e
と、後述するスイッチSW7の作動片AC7に当接する
当接片26fとが設けられる。
【0027】搬送手段26は、歯車G7の回転軸を中心
に揺動方向Eまたはその反対方向に揺動可能となってお
り、ローラ26bおよびローラ歯車26cの回転軸に係
合する巻ばね28によって揺動方向E、すなわちローラ
26bがたとえばトレイ3a〜3dの透孔13を介して
トレイ3a〜3d内部に突出する方向に付勢されてい
る。
【0028】搬送手段25,26のローラ25b,26
bを回転駆動するためのモータM1は、前述の折曲げ部
21bの下端部に取付けられる。折曲げ部21bの下端
部は、フレーム22に設けられる切掛け部22bを介し
てフレーム22の下側に突出しており、モータM1は、
フレーム22の下側に備えられる。モータM1の駆動を
ローラ25b,26bに伝達するための歯車G1〜G7
は、保持部2aの図2における左側で、フレーム21と
22との間に、挿入方向Aに沿って備えられる。モータ
M1のシャフトには、ウォームギアM1aが装着されて
おり、そのウォームギアM1aは歯車G4に噛合してい
る。
【0029】ストッパ23は、一対の案内長孔23b,
23cと、係止片23aと、案内斜面23eと、ばね掛
け片23dとを具備して構成される。一対の案内長孔2
3b,23cに、たとえば歯車G4,G5の回転軸G4
a,G5aがそれぞれ挿通され、ストッパ23は、保持
部2aの挿入方向A下流側端部の開口部における、図2
における左端から、係止片23aが突出または後退する
ように変位方向Jに沿って変位可能になっている。ばね
掛け片23dとたとえば歯車G3の回転軸G3aとの間
には引張りばね31が備えられており、これによってス
トッパ23は、係止片23aが保持部2aの内方に突出
するように付勢されている。案内斜面23eには、後述
するスライドレバー24のピン24aが当接される。
【0030】スライドレバー24は、ピン24a、位置
決め凸起24b、案内斜面24cおよび当接片24gな
どを備えて構成される。挿入方向Aに沿って細長い長手
形状を有するスライドレバー24には、挿入方向Aに沿
って一対の案内長孔24e,24fが設けられ、その案
内長孔24e,24fにフレーム21に設けられる図示
しないピンが挿通され、スライドレバー24は挿入方向
Aに沿って移動可能となっている。ピン24aは、スラ
イドレバー24の挿入方向A上流側端部から下方に突出
するようにして設けられ、そのピン24aの挿入方向A
下流側に、前述の変位方向Jに突出する位置決め凸起2
4bが設けられる。
【0031】案内斜面24cを有する凸起部24hは、
ストッパ23の変位方向Jと反対方向に突出して形成さ
れ、凸起部24hの挿入方向A上流側端面が案内斜面2
4cとなっている。当接片24gは、スライドレバー2
4の挿入方向A下流側端部に設けられ、後述するスイッ
チSW8の作動片AC8に当接可能となっている。
【0032】またスライドレバー24には、スライドレ
バー24を挿入方向Aに沿って移動するためのラック2
4dが歯車G8と噛合するように設けられる。
【0033】スライドレバー24を挿入方向Aに沿って
駆動するためのモータM2は、フレーム21の図2の左
端における挿入方向A下流側端部に備えられる。モータ
M2の駆動力は、歯車G8〜G10を介してスライドレ
バー24に伝達される。スライドレバー24のラック2
4dには、歯車G8の小径歯部が噛合し、歯車G10の
大径歯部には、モータM2のシャフトに装着されたウォ
ームギアM2aが噛合する。
【0034】前述のストッパ23の引張りばね31によ
る変位方向Jへの付勢は、ストッパ23の案内斜面23
eまたは変位方向J下流側端面23fがスライドレバー
24のピン24aに当接することによって阻止される。
搬送手段26の巻ばね28による揺動方向Eへの付勢
は、搬送手段26のピン26eが、スライドレバー24
の案内斜面24cまたは凸起部24hにおける変位方向
J上流側端面24iに当接することによって阻止され
る。
【0035】モータM2が駆動され、スライドレバー2
4が挿入方向Aと反対方向に移動されると、ピン24a
が、ストッパ23の端面23f上から案内斜面23e上
にかけて挿入方向Aと反対方向に摺動する。ピン24a
が案内斜面23e上を挿入方向Aと反対方向に摺動する
と、これに伴ってストッパ23が引張りばね31の引張
力によって変位方向Jに変位し、係止片23aが保持部
2aの内方に突出し、保持部2aの通路が遮断される。
【0036】またスライドレバー24が挿入方向Aと反
対方向に移動されると、搬送手段26のピン26eがス
ライドレバー24の案内斜面24c上から端面24i上
にかけて概ね挿入方向Aに摺動する。ピン26eが案内
斜面24c上を挿入方向Aに摺動すると、これに伴っ
て、搬送手段26が巻ばね28による付勢力に抗して揺
動方向Eと反対方向に揺動する。
【0037】反対に、スライドレバー24が挿入方向A
に移動されると、ピン24aが、ストッパ23の案内斜
面23e上から端面23f上にかけて概ね挿入方向Aに
摺動する。ピン24aが案内斜面23e上を挿入方向A
方向に摺動するのに伴って、ストッパ23が、引張りば
ね31の引張力に抗して変位方向Jと反対方向に変位
し、保持部2aの通路が開放される。これと同時に、搬
送手段26のピン26eが、スライドレバー24の端面
24i上から案内斜面24c上にかけて概ね挿入方向A
と反対方向に摺動し、これに伴って、搬送手段26が巻
ばね28の付勢力によって揺動方向Eに揺動する。
【0038】また、昇降装置2には、上述のストッパ2
3やスライドレバー24の他に、複数のスイッチSW
5,SW6などが備えられる。スイッチSW5は、誤挿
入防止レバー29の変位方向F上流側に備えられる。操
作者によってMD10が、筺体6の挿排口6fを介して
保持部2a内に正しい向きで挿入されると、MD10の
挿入方向A下流側端部の両側面に設けられる溝に誤挿入
防止レバー29,30の溝検知片29b,30bが嵌ま
り込み、MD10の挿入方向A下流側端部が誤挿入防止
レバー29,30の案内斜面29c,30cに当接し、
誤挿入防止レバー29,30が変位方向F,Iと反対方
向にばね力に抗して変位される。
【0039】誤挿入防止レバー29が変位方向Fと反対
方向に変位されると、誤挿入防止レバー29の変位方向
F上流側端面が、スイッチSW5の作動片AC5に当接
し、スイッチSW5が遮断状態から導通状態となり、こ
れによってMD10の保持部2a内への挿入が検知され
る。MD10が誤った向きで挿排口6fを介して挿入さ
れると、その状態におけるMD10の挿入方向A下流側
端面が誤挿入防止レバー29,30の溝検知片29b,
30bに当接し、MD10の挿入が阻止される。
【0040】スイッチSW6は、スイッチSW6の作動
片AC6が、保持部2aの挿入方向A下流側端部におけ
る図2の右端から、保持部2aの内方に突出するように
して備えられる。保持部2a内に挿入されたMD10が
搬送手段25のローラ25bによって挿入方向Aに搬送
され、MD10の挿入方向A下流側端部がスイッチSW
6の作動片AC6に当接し、スイッチSW6が遮断状態
から導通状態となると、MD10の保持部2a内への装
着の完了が検知される。
【0041】ここで、保持部2aの挿入方向Aに沿った
長さは、MD10の挿入方向Aの長さよりもやや長く設
定されており、MD10の装着が完了した状態におい
て、MD10の挿入方向A上流側端部は保持部2a内に
完全に嵌まり込んだ状態となっている。
【0042】スイッチSW8は、スライドレバー24の
挿入方向A下流側に備えられる。モータM2の駆動力に
よって、スライドレバー24が挿入方向Aに移動され、
ストッパ23が変位方向Jと反対方向に変位されて係止
片23aが保持部2aの挿入方向A下流側端部を遮断し
ない開放状態となり、搬送手段26が揺動方向Eに揺動
してローラ26bがたとえばトレイ3a〜3dの透孔1
3を介してトレイ3a〜3d内に突出した状態となる
と、スライドレバー24の当接片24gがスイッチSW
8の作動片AC8に当接し、スイッチSW8が遮断状態
から導通状態となる。
【0043】スイッチSW7は、搬送手段26の揺動方
向E上流側で、図5に示される保持部材26aの当接片
26fがスイッチSW7の作動片AC7に当接可能な位
置に備えられる。スライドレバー24の当接片24gが
スイッチSW8の作動片AC8に当接した状態から、ス
ライドレバー24が挿入方向Aと反対方向に移動され、
これに伴って搬送手段26が揺動方向Eと反対方向に揺
動し、ローラ26bがトレイ3a〜3dのたとえば透孔
13から昇降装置2内方へ後退した状態となると、保持
部材26aの当接片26fがスイッチSW7の作動片A
C7に当接し、スイッチSW7が遮断状態から導通状態
となる。
【0044】スイッチSW10は、搬送手段25の揺動
方向B上流側に備えられる。搬送手段25のローラ25
bがMD10の側面に当接して、搬送手段25が巻ばね
27の付勢力に抗して揺動方向Bと反対方向に揺動され
ると、保持部材25aがスイッチSW10の作動片AC
10に当接して、スイッチSW10が遮断状態から導通
状態となり、MD10がローラ25bを通過し、搬送手
段25が揺動方向Bに揺動すると、導通状態から遮断状
態となる。
【0045】MD10は、光学的かつ磁気的に記録また
は再生可能なディスク10aと、ディスク10aを収納
するケーシング10bとを備えて構成される。ディスク
10aの中心には、後述する再生装置5に備えられるタ
ーンテーブル63aによって吸着固定されるクランププ
レート10cが設けられる。ケーシング10bのクラン
ププレート10cに対向する部分には、ターンテーブル
63aが挿通される駆動孔10dが設けられる。
【0046】図6は、昇降装置2を昇降変位させる昇降
機構52の構成を示す斜視図である。昇降機構52は、
昇降レバー41、モータM3、歯車G11〜G13など
を備えて構成される。昇降レバー41は、断面形状が概
ねL字形の形状を有し、横板部41aと縦板部41bと
から成り、挿入方向Aに沿って移動可能に備えられる。
昇降装置2およびマガジン3に対向する縦板部41bに
は、カム溝41dと係合孔41eとが設けられ、横板部
41aの側面には、昇降レバー41を挿入方向Aに沿っ
て移動するためのラック41cが設けられる。
【0047】カム溝41dは、挿入方向A下流側にゆく
に従って上下方向の高さが低くなるように斜め方向に沿
って設けられる。係合孔41eは、再生装置5の側面に
対向する部分に、挿入方向Aに沿って設けられ、上下方
向の幅が拡大された拡大部41gと、幅の狭い係合部4
1fとから成る。係合部41fは、係合孔41eの挿入
方向A下流側端部に設けられる。
【0048】カム溝41dに対応して、昇降装置2のフ
レーム22の図2のにおける右側に突出した突出部2b
には、カム溝41dに嵌め込まれるピン2cが設けられ
る。係合孔41eに対応して、フローティング支持され
た再生装置5には、係合孔41eに嵌め込まれるピン6
9aが設けられる。
【0049】昇降レバー41を挿入方向Aに移動するた
めのモータM3は、筺体6内の底板6e上に備えられ
る。モータM3の駆動力は、歯車G11〜G13を介し
て昇降レバー41のラック41cに伝達される。モータ
M3には、歯車G11に噛合するウォームギアM3aが
装着される。
【0050】モータM3が駆動され、たとえば昇降レバ
ー41が挿入方向Aに移動されると、カム溝41dが斜
め方向に設けられているので、昇降レバー41が挿入方
向Aに移動されるのに伴って、昇降装置2が上昇変位す
る。反対に、昇降レバー41が挿入方向Aと反対方向に
移動されると、ピン2cがカム溝41dに案内されて、
昇降装置2が下降変位する。
【0051】ピン2cは、昇降レバー41のカム溝41
dを介して後述するシャーシ81に設けられる上下方向
に延びる案内溝81iに嵌め込まれており、これによっ
て昇降装置2は上下方向にのみに変位するように変位が
規制される。
【0052】また昇降機構52には、昇降装置2の上下
方向の位置を検知するセンサ43およびスリット板4
4,45が備えられる。スリット板44は、マガジン3
の側壁にトレイ3a〜3dの積層方向に沿って設けら
れ、各トレイ3a〜3dに対応する位置にスリット44
aがそれぞれ設けられる。スリット板45は、再生装置
5の枠体64の側壁に、前述のスリット板44の下方に
位置するように備えられる。スリット板45には、スリ
ット45aが設けられる。スリット板44,45に対応
して、前述の昇降装置2の突出部2bには、センサ43
が備えられる。センサ43は、スリット板44,45を
挟んで互いに対向する発光素子と、受光素子とを有する
フォトインタラプタである。
【0053】ここで、再生装置5は外部からの振動が再
生装置5に伝わるのを阻止するためにフローティング支
持されているので、マガジン3と再生装置5との間隔、
およびスリット板44とスリット板45との間の間隔
は、フローティング支持された再生装置5の上下方向へ
の変位を妨げない幅に設定する必要がある。そこで、ス
リット板44とスリット板45との間の間隔は、再生装
置5が上下方向に変位しても、常にスリット44a,4
5bの上下方向に対する幅以上になるように設定され
る。
【0054】昇降装置2が上下方向に昇降変位され、セ
ンサ43がスリット板44,45に沿って上下方向に変
位し、スリット44a,45aおよびスリット板44と
45との間の間隙53を検知すると、センサ43から導
出されるスリット検知信号がローレベルからハイレベル
に切換わる。
【0055】図7は、昇降装置2が再生装置5の枠体6
4に対向する位置に変位された状態を示す図である。図
6に示される昇降装置2がマガジン3のトレイ3bに対
向する位置に変位されている状態から、たとえば図7に
示される状態となるまで昇降装置2を下降変位させる動
作を説明する。図6に示される状態から、モータM3の
反時計まわりへの駆動が開始されると、昇降レバー41
が挿入方向Aと反対方向に移動され、これに伴って昇降
装置2が下降変位する。昇降装置2が下降変位すると、
昇降装置2に備えられるセンサ43は、スリット44
a,45aおよび間隙53を検出する毎にスリット検出
信号をパルス状にローレベルからハイレベルに切換え
る。センサ43から導出されるスリット検出信号をもと
に、モータM3の駆動が開始されてから4つ目のパルス
が検出された時点で、モータM3の駆動を停止すること
によって、昇降装置2を、再生装置5の枠体64に対向
した位置で停止させることができる。
【0056】ここでは、昇降装置2を、トレイ3bに対
向した位置から、再生装置5の枠体64に対向した位置
に下降変位させる場合を説明したが、この場合に限ら
ず、センサ43によってスリット44a,45aを検知
しながら、モータM3を駆動することによって、マガジ
ン3の各トレイ3a〜3dおよび再生装置5の枠体64
に対抗する位置に選択的に変位させることができる。
【0057】このように昇降変位される昇降装置2は、
図1に示されるように、昇降変位可能に支持部材100
によって支持される。支持部材100は、昇降装置2と
筺体6の底板6eとが平行な状態に保たれるように昇降
装置2を支持するので、ピン2cが昇降レバー41のカ
ム溝41dに嵌め込まれて支持される昇降装置2の図1
における右側に比べて左側が自重などによって下方に下
がるのが防止される。
【0058】図6に示されるように、昇降装置2がトレ
イ3a〜3dに対向する位置では、再生装置5に設けら
れるピン69aは、昇降レバー41の係合孔41eにお
ける拡大部41g内に位置しており、再生装置5は、ピ
ン69aが係合孔41e内で上下方向に変位可能なフロ
ーティング状態となっている。図7に示される昇降装置
2が再生装置5の枠体64に対向した状態では、挿入方
向Aと反対方向に移動された昇降レバー41の係合孔4
1eにおける係合部41fに、ピン69aが嵌まり込ん
だ状態となっており、これによってピン69aがロック
され、再生装置5は上下方向への変位が阻止されたロッ
ク状態となっている。
【0059】また図6に示されるように、筺体6内の底
部、たとえば底板6e上には、作動片AC9が上方を向
くようにしてスイッチSW9が備えられる。スイッチS
W9は、再生装置5よりも下方に備えられ、昇降装置2
が図7に示される状態よりも下方に下降変位されると、
昇降装置2がスイッチSW9の作動片AC9に当接し、
スイッチSW9が遮断状態から導通状態となるようにな
っている。スイッチSW9が、導通状態となると、これ
に応答して、センサ43から導出されるスリット検出信
号のパルス数をカウントする図示しない制御部における
パルスのカウント値が初期化される。たとえば、MD再
生装置1において電源が投入されると、昇降装置2が下
降変位されて作動片AC9に当接し、初期化が行われ
る。
【0060】図1を参照して、昇降装置2を昇降変位可
能に支持し、挿排口6fを開閉する支持部材100は、
一対の第1および第2支持レバー47および48を含ん
で構成され、筺体6内において筺体6の前面板6cに対
向するようにして保持部2aの図1における下側に備え
られる。
【0061】第1支持レバー47は、図8に示されるよ
うに、一方向に細長い平板状の形状を有し、両端部には
ピン47a,47bを挿通するための2つの孔47g,
47iが設けられ、2つの孔47g,47iを結ぶ線分
上の中心には、ピン46を挿通するための孔47hが設
けられる。また、第1支持レバー47は、第1支持レバ
ー47が後述するように、昇降装置2およびシャーシ8
1に取付けられたときに、保持部2aに対向させるべき
部分、すなわち図1における上側の部分が、孔47g,
47h,47iの並びに沿った基部47cから保持部2
aに近接する方向に突出した突出部47dとなってい
る。第2支持レバー48は、第1支持レバー47と同様
な形状であり、説明を省略する。
【0062】第1および第2支持レバー47,48は、
互いの中心部がピン46によってピン46を中心に揺動
自在に固定され、X形に交差した状態で、昇降装置2お
よびシャーシ81に取付けられる。このとき、第1およ
び第2支持レバー47,48は、突出部47d,48d
が図1における上方を向くようにして取付けられる。
【0063】シャーシ81は、筺体6の両側板6a,6
bに対向する両側板と、背面板6dに対向する背面板
と、底板6eに対向する底板とから成り、マガジン3、
再生装置5および昇降装置2を保持する。
【0064】第1支持レバー47の一方側端部、すなわ
ち図1における左側端部は、昇降装置2において保持部
2aの図1における左側に形成される取付片21hに設
けられる長孔21jに、長孔21jに沿って変位自在に
ピン47aによって取付けられ、他方側端部、すなわち
図1における右側端部は、シャーシ81に形成される取
付片81qにピン47bによってピン47bを中心に揺
動自在に取付けられる。
【0065】第2支持レバー48の一方側端部は、シャ
ーシ81に形成される取付片81pに設けられる長孔8
1rに、長孔81rに沿って変位自在にピン48aによ
って取付けられ、他方側端部は、昇降装置2における保
持部2aの図1における右側に形成される取付片21i
に設けられる図5に示す孔21kに、ピン48bによっ
てピン48bを中心に揺動自在に取付けられる。
【0066】昇降装置2の取付片21h,21iは、図
5に示されるように、フレーム21の挿入方向A上流側
端部が、筺体6の前面板6cに対向するように折曲げら
れて形成され、同様にシャーシ81に形成される取付片
81p,81qは、シャーシ81の底板の挿入方向A上
流側端部に筺体6の前面板6cに対向するように形成さ
れる。長孔21j,81rは、MD10の挿入方向Aお
よび昇降装置2の昇降方向と垂直な方向に沿って互いに
平行になるように設けられる。
【0067】図1および図3に示されるように、昇降装
置2の保持部2aが挿排口6fに対向する位置に位置し
ているときには、保持部2a内の通路は挿排口6fと再
生装置5の枠体64内とに連通している。この状態にお
いて、第1および第2支持レバー47,48は、挿排口
6fの図1における下側にあり、第1および第2支持レ
バー47,48の挿排口6fに臨む側面におけるピン4
7a,48b側の側面47e,48eが、挿排口6f内
の図1における下側の内壁と平行になるように、かつ内
壁に近接するようにして第1および第2支持レバー4
7,48の突出部47d,48dは形成される。このよ
うに、突出部47d,48dを形成することによって、
昇降装置2が図1および図3に示される状態から図1に
おける上方に上昇変位されたとき、直ちに挿排口6fを
閉鎖することができる。
【0068】また、図1および図3に示される状態にお
いて、第1および第2支持レバー47,48の一方側端
部におけるピン47a,48aは、長孔21j,81r
の一方側、すなわち図1における左側に変位された状態
にあり、この状態から昇降装置2が上昇変位されると、
昇降装置2の上昇変位に伴ってピン47a,48aが長
孔21j,81r内を他方側、すなわち図1における右
側に変位する。
【0069】図9は、昇降装置2がマガジン3における
最上段のトレイ3aに対向する位置に変位され、支持部
材100によって挿排口6fが閉鎖されている状態を示
す。図9に示されるように、図1および図3に示される
状態から、昇降装置2が図1における上方へ上昇変位さ
れると、昇降装置2の上昇変位に伴って、第1および第
2支持レバー47,48の一方側端部同士、および他方
側端部同士が互いに離反するようにして、第1および第
2支持レバー47,48が揺動変位し、図1および図3
に示される状態から、昇降装置2が僅かに上昇変位され
ると、挿排口6fが第1および第2支持レバー47,4
8によって閉鎖される。
【0070】このように、支持部材100は、昇降装置
2を昇降変位可能に支持しながら、挿排口6fの開閉を
行う。また、第1および第2支持レバー47,48にお
いて、ピン46を挿通するための各孔は、ピン47a,
48aを挿通するための孔と、ピン47b,48bを挿
通するための孔との間の中心にそれぞれ設けられている
ので、支持部材100によって昇降装置2は筺体6の底
板6eと、平行な状態で昇降変位するように支持され
る。
【0071】昇降装置2によってMD10が再生装置5
の枠体64に装填されると、枠体64がターンテーブル
63aに近接する方向に下降変位され、枠体64によっ
て保持されたMD10がターンテーブル63aに装填さ
れる。MD10がターンテーブル63aに装填される
と、ターンテーブル63aがMD10の駆動孔10d内
に嵌まり込んでクランププレート10cを磁気吸着し
て、ディスク10aを回転駆動するとともに、図示しな
いピックアップがディスク10aに記録されている記録
内容を読出すことによって、その記録内容の再生が行わ
れる。
【0072】したがって、挿排口6fが、昇降装置2を
昇降変位可能に支持する支持部材100によって開閉さ
れるので、たとえば挿排口6fを開閉するための専用の
扉部材を設ける必要がなく、簡単な構成で挿排口6fの
開閉を行うことができる。
【0073】また、支持部材100における第1および
第2支持レバー47,48には、保持部2aが挿排口6
fに対向した図1に示される状態において、側面47
e,48eが挿排口6f内の図1における下側の内壁に
近接するように突出部47d,48dが設けられるの
で、昇降装置2が図1に示される状態から上昇変位され
たときには、直ちに挿排口6fを閉鎖することができ
る。
【0074】なお、本実施例では図1に示されるよう
に、保持部2aの下側に支持部材100を備えたが、支
持部材100を保持部2aの上側に備え、昇降装置2を
図1における上側から支持するようにしてもよい。この
とき挿排口6fは、図1に示される位置よりもさらに上
方の位置、たとえば保持部2aがマガジン3のトレイ3
aに対向するように、昇降装置2が変位されているとき
に、保持部2aに対向する位置に設けられ、保持部2a
がトレイ3aと対向する位置から昇降装置2が図1にお
ける下方向に下降変位されると、挿排口6fが支持部材
100によって閉鎖される。
【0075】また、支持部材100を保持部2aの上側
と下側とに一対備えるようにしてもよい。このとき挿排
口6fは、保持部2aがたとえばトレイ3cに対向する
位置に昇降装置2が変位されているときに保持部2aと
対向する位置に設けられ、保持部2aがトレイ3cに対
向する位置から上昇変位された場合には、保持部2aの
下側の支持部材100によって挿排口6fが閉鎖され、
反対に昇降装置2が下降変位された場合には、挿排口6
fは保持部2aの上側の支持部材100によって閉鎖さ
れる。
【0076】このように、挿排口6fを設ける位置に応
じて、支持部材100を保持部2aの上側に設けるか、
下側に設けるか、または保持部2aの上側と下側との両
側に設けるかを選択することができ、これによって、筺
体6の前面板6cにおける挿排口6fの形成位置を、図
1の上下方向に対して任意の位置に設けることができ
る。
【0077】また、上述の実施例では、取付片81p,
81qをシャーシ81に形成したが、筺体6に形成する
ようにしてもよい。
【0078】また、上述の実施例では、マガジン3が再
生装置5の上方になるように配置されているが、再生装
置5をマガジン3の上方に配置するようにしてもよい。
【0079】また、上述の実施例では、MD10の再生
を行うMD再生装置1を説明したが、MD再生装置1に
MD10への記録を行うことができる機能を持たせても
よい。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、昇降手段
を昇降変位可能に支持する支持部材によって筺体に設け
られる挿排口を開閉するので、たとえば挿排口を開閉す
るための専用の扉部材を設ける必要がなく、簡単な構成
で挿排口の開閉を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるMD再生装置1の内部
構造を示す正面図である。
【図2】MD再生装置1の内部構成を示す平面図であ
る。
【図3】MD再生装置1の構成を示す断面図である。
【図4】昇降装置2の構成を示す斜視図である。
【図5】昇降装置2の構成を示す分解斜視図である。
【図6】昇降装置2を昇降変位させる昇降機構52の構
成を示す斜視図である。
【図7】昇降装置2が再生装置5に対向する位置に変位
された状態を示す斜視図である。
【図8】支持部材100に含まれる第1支持レバー47
の形状を示す斜視図である。
【図9】昇降装置2がマガジン3における最上段のトレ
イ3aに対向する位置に変位され、支持部材100によ
って挿排口6fが閉鎖されている状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 MD再生装置 2 昇降装置 2a 保持部 3 マガジン 3a〜3d トレイ 4 ローディング機構 5 再生装置 6 筺体 10 MD 23 ストッパ 24 スライドレバー 25,26 搬送手段 25b,26b ローラ 29,30 誤挿入防止レバー 41 昇降レバー 43 センサ 44,45 スリット板 47,48 支持レバー 52 昇降機構 64 枠体 81 シャーシ 100 支持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を積層状態で収納する収納手段
    を有し、該収納手段に臨み、記録媒体の積層方向に変位
    することができる昇降手段によって、収納手段内の所望
    とする記録媒体を記録再生手段に装填し、記録または再
    生の少なくともいずれか一方を行うようにした記録媒体
    の記録再生装置において、 積層して配置される前記記録再生手段および収納手段
    と、収納手段および記録再生手段に対向して配置される
    昇降手段とを収納する筺体に、昇降手段に対して収納手
    段および記録再生手段とは反対側で、前記昇降手段にお
    ける記録媒体を保持するホルダに臨んで、記録媒体が挿
    排可能となるように挿排口を設け、 昇降手段を前記積層方向に変位可能に支持する支持部材
    であって、互いに揺動自在に中心部が固定された一対の
    支持レバーを含み、第1支持レバーの一方側端部が、昇
    降手段の一端部に前記積層方向に対して垂直な方向に設
    けられる第1長孔に、該第1長孔に沿って変位自在に取
    付けられ、他方側端部が筺体に揺動自在に取付けられ、
    第2支持レバーの一方側端部が、筺体に前記第1長孔と
    平行に設けられる第2長孔に、該第2長孔に沿って変位
    自在に取付けられ、他方側端部が昇降手段の他端部に揺
    動自在に取付けらける支持部材が、挿排口の上側または
    下側の少なくともいずれか一方に備えられ、 前記ホルダが挿排口に対向しているときには、支持部材
    が挿排口を開放した状態にあり、前記ホルダが挿排口に
    対向していないときには、支持部材が挿排口の少なくと
    も一部を閉鎖していることを特徴とする記録媒体の記録
    再生装置。
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