JP3594515B2 - アイアンゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アイアンゴルフクラブヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来技術として、ヘッド本体のフェース面個所に開口部を設け、この開口部にフェース部材を添設したゴルフクラブヘッドについて、特開平６−２０５８５８号に記載されている。また、特開平８−３８６５７号では、アイアンゴルフクラブヘッドの背面に凹部を設け、凹部全体に比重の軽い材料を設けたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、例えば、前述した打球面板であるフェース部材をヘッド本体開口部に添設したヘッドでゴルフボールを打った場合、打感が軽く、ヘッドスピードの速い上級者には、満足できないものであった。また、打球面板が変形し易いといった問題があった。
【０００４】
ヘッド背面部に凹部を設け、該凹部全体に比重の軽い材料を設けたものにあっては、打感はしっかりして、ヘッドスピードの速い上級者は満足するが、前述したアイアンゴルフクラブヘッドに比べ、ヘッド形状を小さくしなくてはならなかったりして、ヘッド重心周りの慣性モーメントが小さくなることにより、スイートエリアが小さくなってしまうといった問題点がある。
【０００５】
従って、本発明の目的は、ヘッドの重心周りのヘッド慣性モーメントを上げて低重心化を図るとともに、フェース面の背後にバック部材を設けることによりしっかりした打感を得られ、なおかつ、板状のフェース部材を補強することができるアイアンゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、ヘッド本体のフェース面個所の開口部にフェース面を形成する板状のフェース部材を設けたアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッド本体の裏側にトウ側リブ、ソール側リブ、ヒール側リブ、トップ側リブに囲まれてキャビティを形成し、フェース部材の背面の一部にバック部材を重ね合わせてヘッド本体の開口部裏側にこのバック部材とフェース部材の一部が露出するように構成し、バック部材はフェース部材の背面の略下半分を覆う大きさで設けるとともに、開口部に対しその周辺段部に設けてヘッド本体とフェース部材とで挟圧された恰好で取付けてあり、かつこのバック部材とフェース部材との当接部分は平面であり、しかもバック部材はヘッド本体開口部のトウ側からヒール側までの長さを有し、このバック部材の中央部分の肉厚がしっかりした打感を得るためトウ側及びヒール側の肉厚よりも厚く形成されているものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面を参照にして説明する。
【０００８】
図１に示すこの発明のアイアンゴルフクラブヘッドの中央縦断面では、ヘッド本体１のフェース面個所の開口部２にフェース面を形成するフェース部材３を設けてあり、フェース部材３の背面３Ａの一部にバック部材４を重ね合わせてヘッド本体１の開口部２の裏側にこのバック部材４とフェース部材３の一部が露出するように構成してある。図１において符号５はヘッド本体１と一体に形成されたホーゼルを示し、このホーゼル５にシャフト６が装着される。
【０００９】
ヘッド本体１は鋳造性ステンレス鋼（ＳＵＳ６３０）で製造し、フェース部材３としては鍛造性チタン合金（ＳＰ７００）を用い、バック部材として鍛造性の銅合金を用いた。フェース部材３とバック部材４とは開口部２に対しその周辺段部２Ａに圧入してヘッド本体１に取付けた。
【００１０】
図２はこのヘッドの背面図であり、バック部材４がフェース部材３の背面３Ａの略下半分を覆う大きさで設けてある。ヘッド本体１は、トウ側リブ１Ａ、ソール側リブ１Ｂ、ヒール側リブ１Ｃ、トップ側リブ１Ｄを有し、これらリブ１Ａ〜１Ｄに囲まれてキャビティ（凹所）を形成している。バック部材４はヘッド本体１とフェース部材３とで挟圧された恰好で取付けられ、バック部材４に比重８．２の銅合金を用いることにより、ヘッド構成部材中一番比重を大きくしてあり、ヘッドの下部に設けることによりヘッドの低重心化を図っている。また、いわゆるキャビティアイアンと呼ばれるヘッドの打感の悪さをフェース部材３の背面側をバック部材４で補強することによって改善を図っている。特に、バック部材４の中央部付近をトウ側やヒール側に比較して肉厚を厚くすることにより、しっかりした打感を得ることができる。
【００１１】
図３は、別の実施例を示し、フェース部材３の板厚は２．０ｍｍとし、バック部材４のトウ側とヒール側の厚みを２．０ｍｍとし、中央部付近の最も肉厚の厚い部分を５．０ｍｍとした。
【００１２】
図３に示すヘッドをロフト角２１°のアイアンクラブとし、その機能評価及び試打評価を行った。その結果は次の表１及び表２に示す通りであった。
【００１３】
【表１】
【００１４】
比較品は、ヘッド本体の開口部に単にフェース部材を嵌め込んだキャビティバックタイプの３番アイアンであり、バック部材４を設けていないものである。次の表２は試打評価を示す。
【００１５】
【表２】
【００１６】
表１に示す本発明のアイアンクラブでは非常に良い評価（◎）を得た。
【００１７】
上述した実施例ではヘッド本体１をステンレス鋼で製造したが、軟鉄、銅合金なども好適に使用できる。フェース部材３も、チタン合金の他に純チタン、アルミニウム合金、マルエージング鋼などの材料を使用することもできる。フェース部材３としては、高強度の材料で比重が小さいものが望ましい。特に鍛造材や圧延材が好ましく、βチタン合金や、ｎｅａｒβチタン合金、ＳＰ７００材、アルミベリリウム合金、アルミスカンジウム合金、ＦＲＭなどが好適に使用できる。フェース部材３の厚みは、１．０ｍｍ〜４．０ｍｍ程度である。特に１．５ｍｍ〜３．５ｍｍが好ましい。フェース部材３の肉厚が薄くなれば、強度が低下し変形し易くなるので、あまり薄くするのは好ましくなく、また厚くし過ぎると、重量が増加するので、ヘッドが小さくなったり、ヘッドの重心軸周りの慣性モーメントが小さくなってしまうので好ましくない。このフェース部材３は、ヘッド本体１と嵌合固着された際に、フェース面側ではヘッド本体１のフェース面部と同一面上にあり、ヘッド本体部１とフェース面部との嵌合部には、極めて小さな凹状の溝を連続的に配することで、つなぎ目を目立たなくすることができる。また、バック部材４は、金属材料であることが好ましく、アルミ合金、ステンレス、銅合金、タングステン合金などが好適に使用できる。バック部材４の厚みは、フェース部材３の補強及び打感のしかっり感の目的から、０．８ｍｍから１０．０ｍｍ程度の範囲内が好適である。また、フェース面を形成するフェース部材３とは異なり、均一な平面である必要はなく、実際の打球する位置の部分が厚いことが好ましい。特に、トウ側とヒール側を薄く、中央部付近を厚く形成することが好ましい。バック部材４のフェース部材３と当接する部分は、密着するように平面状であることが好ましい。このバック部材４は、フェース部材３のボールが当たる位置まで存在していることが好ましく、ロングアイアンと呼ばれるロフト角２５°以下のアイアンヘッドの場合には低重心化を図ることが好ましく、下方部に位置させるようにする。また、ショートアイアンで高重心化を図る場合には図示する実施例とは反対にフェース部材３の上半分側に設けることもできる。
【００１８】
上述した実施例では、フェース部材３を開口部２の段部２Ａに圧入固定したが、かしめ加工、接着、溶接などによりヘッド本体１に固定することもできる。同様のことはバック部材４の取付けについても言える。
【００１９】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ヘッド本体のフェース面個所の開口部にフェース面を形成する板状のフェース部材を設けたアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッド本体の裏側にトウ側リブ、ソール側リブ、ヒール側リブ、トップ側リブに囲まれてキャビティを形成し、フェース部材の背面の一部にバック部材を重ね合わせてヘッド本体の開口部裏側にこのバック部材とフェース部材の一部が露出するように構成し、バック部材はフェース部材の背面の略下半分を覆う大きさで設けるとともに、開口部に対しその周辺段部に設けてヘッド本体とフェース部材とで挟圧された恰好で取付けてあり、かつこのバック部材とフェース部材との当接部分は平面であり、しかもバック部材はヘッド本体開口部のトウ側からヒール側までの長さを有し、このバック部材の中央部分の肉厚がしっかりした打感を得るためトウ側及びヒール側の肉厚よりも厚く形成されているので、ヘッドの重心周りのヘッド慣性モーメントを上げることができるとともに、フェース部材をバック部材で補強することにより、しっかりした打感が得られ、さらに簡単に重心位置の設計ができるものである。特に、この発明では、キャビティバックアイアンと呼ばれるヘッドの打感の悪さをフェース部材の背面側をバック部材で補強することによって改善を図っている。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図２】背面図。
【図３】別の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
１ ヘッド本体
２ 開口部
３ フェース部材
３Ａ 背面
４ バック部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、アイアンゴルフクラブヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来技術として、ヘッド本体のフェース面個所に開口部を設け、この開口部にフェース部材を添設したゴルフクラブヘッドについて、特開平６−２０５８５８号に記載されている。また、特開平８−３８６５７号では、アイアンゴルフクラブヘッドの背面に凹部を設け、凹部全体に比重の軽い材料を設けたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、例えば、前述した打球面板であるフェース部材をヘッド本体開口部に添設したヘッドでゴルフボールを打った場合、打感が軽く、ヘッドスピードの速い上級者には、満足できないものであった。また、打球面板が変形し易いといった問題があった。
【０００４】
ヘッド背面部に凹部を設け、該凹部全体に比重の軽い材料を設けたものにあっては、打感はしっかりして、ヘッドスピードの速い上級者は満足するが、前述したアイアンゴルフクラブヘッドに比べ、ヘッド形状を小さくしなくてはならなかったりして、ヘッド重心周りの慣性モーメントが小さくなることにより、スイートエリアが小さくなってしまうといった問題点がある。
【０００５】
従って、本発明の目的は、ヘッドの重心周りのヘッド慣性モーメントを上げて低重心化を図るとともに、フェース面の背後にバック部材を設けることによりしっかりした打感を得られ、なおかつ、板状のフェース部材を補強することができるアイアンゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、ヘッド本体のフェース面個所の開口部にフェース面を形成する板状のフェース部材を設けたアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッド本体の裏側にトウ側リブ、ソール側リブ、ヒール側リブ、トップ側リブに囲まれてキャビティを形成し、フェース部材の背面の一部にバック部材を重ね合わせてヘッド本体の開口部裏側にこのバック部材とフェース部材の一部が露出するように構成し、バック部材はフェース部材の背面の略下半分を覆う大きさで設けるとともに、開口部に対しその周辺段部に設けてヘッド本体とフェース部材とで挟圧された恰好で取付けてあり、かつこのバック部材とフェース部材との当接部分は平面であり、しかもバック部材はヘッド本体開口部のトウ側からヒール側までの長さを有し、このバック部材の中央部分の肉厚がしっかりした打感を得るためトウ側及びヒール側の肉厚よりも厚く形成されているものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面を参照にして説明する。
【０００８】
図１に示すこの発明のアイアンゴルフクラブヘッドの中央縦断面では、ヘッド本体１のフェース面個所の開口部２にフェース面を形成するフェース部材３を設けてあり、フェース部材３の背面３Ａの一部にバック部材４を重ね合わせてヘッド本体１の開口部２の裏側にこのバック部材４とフェース部材３の一部が露出するように構成してある。図１において符号５はヘッド本体１と一体に形成されたホーゼルを示し、このホーゼル５にシャフト６が装着される。
【０００９】
ヘッド本体１は鋳造性ステンレス鋼（ＳＵＳ６３０）で製造し、フェース部材３としては鍛造性チタン合金（ＳＰ７００）を用い、バック部材として鍛造性の銅合金を用いた。フェース部材３とバック部材４とは開口部２に対しその周辺段部２Ａに圧入してヘッド本体１に取付けた。
【００１０】
図２はこのヘッドの背面図であり、バック部材４がフェース部材３の背面３Ａの略下半分を覆う大きさで設けてある。ヘッド本体１は、トウ側リブ１Ａ、ソール側リブ１Ｂ、ヒール側リブ１Ｃ、トップ側リブ１Ｄを有し、これらリブ１Ａ〜１Ｄに囲まれてキャビティ（凹所）を形成している。バック部材４はヘッド本体１とフェース部材３とで挟圧された恰好で取付けられ、バック部材４に比重８．２の銅合金を用いることにより、ヘッド構成部材中一番比重を大きくしてあり、ヘッドの下部に設けることによりヘッドの低重心化を図っている。また、いわゆるキャビティアイアンと呼ばれるヘッドの打感の悪さをフェース部材３の背面側をバック部材４で補強することによって改善を図っている。特に、バック部材４の中央部付近をトウ側やヒール側に比較して肉厚を厚くすることにより、しっかりした打感を得ることができる。
【００１１】
図３は、別の実施例を示し、フェース部材３の板厚は２．０ｍｍとし、バック部材４のトウ側とヒール側の厚みを２．０ｍｍとし、中央部付近の最も肉厚の厚い部分を５．０ｍｍとした。
【００１２】
図３に示すヘッドをロフト角２１°のアイアンクラブとし、その機能評価及び試打評価を行った。その結果は次の表１及び表２に示す通りであった。
【００１３】
【表１】
比較品は、ヘッド本体の開口部に単にフェース部材を嵌め込んだキャビティバックタイプの３番アイアンであり、バック部材４を設けていないものである。次の表２は試打評価を示す。
【００１５】
【表２】
表１に示す本発明のアイアンクラブでは非常に良い評価（◎）を得た。
【００１７】
上述した実施例ではヘッド本体１をステンレス鋼で製造したが、軟鉄、銅合金なども好適に使用できる。フェース部材３も、チタン合金の他に純チタン、アルミニウム合金、マルエージング鋼などの材料を使用することもできる。フェース部材３としては、高強度の材料で比重が小さいものが望ましい。特に鍛造材や圧延材が好ましく、βチタン合金や、ｎｅａｒβチタン合金、ＳＰ７００材、アルミベリリウム合金、アルミスカンジウム合金、ＦＲＭなどが好適に使用できる。フェース部材３の厚みは、１．０ｍｍ〜４．０ｍｍ程度である。特に１．５ｍｍ〜３．５ｍｍが好ましい。フェース部材３の肉厚が薄くなれば、強度が低下し変形し易くなるので、あまり薄くするのは好ましくなく、また厚くし過ぎると、重量が増加するので、ヘッドが小さくなったり、ヘッドの重心軸周りの慣性モーメントが小さくなってしまうので好ましくない。このフェース部材３は、ヘッド本体１と嵌合固着された際に、フェース面側ではヘッド本体１のフェース面部と同一面上にあり、ヘッド本体部１とフェース面部との嵌合部には、極めて小さな凹状の溝を連続的に配することで、つなぎ目を目立たなくすることができる。また、バック部材４は、金属材料であることが好ましく、アルミ合金、ステンレス、銅合金、タングステン合金などが好適に使用できる。バック部材４の厚みは、フェース部材３の補強及び打感のしかっり感の目的から、０．８ｍｍから１０．０ｍｍ程度の範囲内が好適である。また、フェース面を形成するフェース部材３とは異なり、均一な平面である必要はなく、実際の打球する位置の部分が厚いことが好ましい。特に、トウ側とヒール側を薄く、中央部付近を厚く形成することが好ましい。バック部材４のフェース部材３と当接する部分は、密着するように平面状であることが好ましい。このバック部材４は、フェース部材３のボールが当たる位置まで存在していることが好ましく、ロングアイアンと呼ばれるロフト角２５°以下のアイアンヘッドの場合には低重心化を図ることが好ましく、下方部に位置させるようにする。また、ショートアイアンで高重心化を図る場合には図示する実施例とは反対にフェース部材３の上半分側に設けることもできる。
【００１８】
上述した実施例では、フェース部材３を開口部２の段部２Ａに圧入固定したが、かしめ加工、接着、溶接などによりヘッド本体１に固定することもできる。同様のことはバック部材４の取付けについても言える。
【００１９】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ヘッド本体のフェース面個所の開口部にフェース面を形成する板状のフェース部材を設けたアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、ヘッド本体の裏側にトウ側リブ、ソール側リブ、ヒール側リブ、トップ側リブに囲まれてキャビティを形成し、フェース部材の背面の一部にバック部材を重ね合わせてヘッド本体の開口部裏側にこのバック部材とフェース部材の一部が露出するように構成し、バック部材はフェース部材の背面の略下半分を覆う大きさで設けるとともに、開口部に対しその周辺段部に設けてヘッド本体とフェース部材とで挟圧された恰好で取付けてあり、かつこのバック部材とフェース部材との当接部分は平面であり、しかもバック部材はヘッド本体開口部のトウ側からヒール側までの長さを有し、このバック部材の中央部分の肉厚がしっかりした打感を得るためトウ側及びヒール側の肉厚よりも厚く形成されているので、ヘッドの重心周りのヘッド慣性モーメントを上げることができるとともに、フェース部材をバック部材で補強することにより、しっかりした打感が得られ、さらに簡単に重心位置の設計ができるものである。特に、この発明では、キャビティバックアイアンと呼ばれるヘッドの打感の悪さをフェース部材の背面側をバック部材で補強することによって改善を図っている。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図２】背面図。
【図３】別の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
１ ヘッド本体
２ 開口部
３ フェース部材
３Ａ 背面
４ バック部材
Claims (5)
- ヘッド本体のフェース面個所の開口部にフェース面を形成する板状のフェース部材を設けたアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、
ヘッド本体の裏側にトウ側リブ、ソール側リブ、ヒール側リブ、トップ側リブに囲まれてキャビティを形成し、
フェース部材の背面の一部にバック部材を重ね合わせてヘッド本体の開口部裏側にこのバック部材とフェース部材の一部が露出するように構成し、
バック部材はフェース部材の背面の略下半分を覆う大きさで設けるとともに、開口部に対しその周辺段部に設けてヘッド本体とフェース部材とで挟圧された恰好で取付けてあり、かつこのバック部材とフェース部材との当接部分は平面であり、しかもバック部材はヘッド本体開口部のトウ側からヒール側までの長さを有し、このバック部材の中央部分の肉厚がしっかりした打感を得るためトウ側及びヒール側の肉厚よりも厚く形成されていることを特徴とするアイアンゴルフクラブヘッド。 - ヘッド本体のフェース面個所の開口部にフェース面を形成する板状のフェース部材を設けたアイアンゴルフクラブヘッドにおいて、
ヘッド本体の裏側にトウ側リブ、ソール側リブ、ヒール側リブ、トップ側リブに囲まれてキャビティを形成し、
フェース部材の背面の一部にバック部材を重ね合わせてヘッド本体の開口部裏側にこのバック部材とフェース部材の一部が露出するように構成し、
前記バック部材はフェース部材の背面の略上半分を覆う大きさで設けるとともに、開口部に対しその周辺段部に設けてヘッド本体とフェース部材とで挟圧された恰好で取付けてあり、かつこのバック部材とフェース部材との当接部分は平面であり、しかもバック部材はヘッド本体開口部のトウ側からヒール側までの長さを有し、このバック部材の中央部分の肉厚がしっかりした打感を得るためトウ側及びヒール側の肉厚よりも厚く形成されていることを特徴とするアイアンゴルフクラブヘッド。 - 前記フェース部材とバック部材とは異種材料から形成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のアイアンゴルフクラブヘッド。
- 前記バック部材の中央部分の肉厚がトウ側及びヒール側の肉厚及びフェース部材の肉厚よりも厚く形成されていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載のアイアンゴルフクラブヘッド。
- 前記バック部材は、鍛造製の銅合金であることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記載のアイアンゴルフクラブヘッド。
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20351099A JP3594515B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | アイアンゴルフクラブヘッド |
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|---|---|
| JP2001029521A JP2001029521A (ja) | 2001-02-06 |
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Family
ID=16475359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20351099A Expired - Fee Related JP3594515B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | アイアンゴルフクラブヘッド |
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1999
- 1999-07-16 JP JP20351099A patent/JP3594515B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2001029521A (ja) | 2001-02-06 |
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