JPH09154986A - アイアンクラブヘッド - Google Patents

アイアンクラブヘッド

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JPH09154986A
JPH09154986A JP7346746A JP34674695A JPH09154986A JP H09154986 A JPH09154986 A JP H09154986A JP 7346746 A JP7346746 A JP 7346746A JP 34674695 A JP34674695 A JP 34674695A JP H09154986 A JPH09154986 A JP H09154986A
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Masahide Onuki
正秀 大貫
Yoshie Kouno
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフのアイアンクラブヘッドに於て、低重
心化を図りながら、同時に見栄え、フィーリングを兼ね
備えるようにする。 【解決手段】 ヘッド本体部1の比重を 4.0g/cm3
上かつ10.0g/cm3 以下とし、打球面形成部2の比重を
1.7g/cm3 以上かつ 4.0g/cm3 未満とし、底部3の
比重を10.0g/cm3 を越えかつ22.0g/cm3 以下とす
る。正面から見て、ネック軸心Nと(90°−ライ角度
θ′)の相互角度θをなし重心Gを通る鉛直線Mが、ヘ
ッド上面と交わる点を上点Aとし、該鉛直線Mがヘッド
下面と交わる点を下点Bとして、その上点Aと下点Bと
を結ぶ線分ABの長さL1 に対し、重心Gと下点Bを結
ぶ線分GBの長さL2 を、20%〜45%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブのア
イアンクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフプレーのスコアメイクをよ
り容易にするために、ヘッドの重心を下げて、やや打球
面の下気味で打った場合でも球が上がり易くなるように
したアイアンクラブヘッドとして、底部に高比重の金属
部材を配設し、残部をステンレス鋼や軟鉄等の一般的な
アイアンクラブヘッド用の金属にて形成したものや、底
部に高比重の金属部材を配設し、残部をアルミ合金やチ
タン合金等の低比重の金属にて形成したもの等の2種類
の金属部材から成るアイアンクラブヘッドが、公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来のアイアンクラブヘッドでは、以下の,の理由
により、十分な低重心化、スイートエリアの大きさの確
保、及び、アイアンクラブヘッドとしての見栄え(フィ
ーリング)を全て兼ね備えたアイアンフラブヘッドを実
現することができなかった。
【0004】 底部に高比重の金属部材を配設し、残
部をステンレス鋼や軟鉄等の一般的なアイアンクラブヘ
ッド用の金属にて形成したものでは、一般的なアイアン
クラブヘッドとしての見栄え(フィーリング)を持たせ
ると、高比重金属を用いた分の重量増加を消去するため
に、クラブヘッド自体を小さくせざるを得なくなり、そ
の結果慣性モーメントが小さくなりスイートエリアが小
さくなる。
【0005】 底部に高比重の金属部材を配設し、残
部をアルミ合金やチタン合金等の低比重の金属にて形成
したものでは、従来のヘッドの重量と同等とするため
に、低比重金属を用いた残部の体積を大型化せざるを得
ないため、重心高さが上昇し、高比重金属を底部に用い
た効果が無くなる。
【0006】そこで、本発明は、従来のアイアンクラブ
ヘッドの見栄え(フィーリング)と慣性モーメントの大
きさとスイートエリアの広さを確保したまま、従来に無
い低重心化を図ることが可能なアイアンクラブヘッドを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係るアイアンクラブヘッドは、ヘッド本体
部の比重を 4.0g/cm3 以上かつ10.0g/cm3 以下と
し、打球面形成部の比重を 1.7g/cm3 以上かつ 4.0g
/cm3 未満とし、底部の比重を10.0g/cm3 を越えかつ
22.0g/cm3 以下とし、さらに、正面から見て、ネック
軸心と(90°−ライ角度)の相互角度をなし重心を通る
鉛直線が、ヘッド上面と交わる点を上点とし、該鉛直線
がヘッド下面と交わる点を下点として、その上点と下点
とを結ぶ線分の長さに対し、重心と下点を結ぶ線分の長
さを、20%〜45%としたものである。
【0008】なお、上点と下点とを結ぶ線分の長さを35
〜46mmとするのが、好ましい。また、総体積を30〜40cm
3 とするのが望ましい。また、少なくとも底部を、粉末
金属を焼結して形成するのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基き本発明を
詳説する。
【0010】図1と図2は本発明に係るアイアンクラブ
ヘッドの実施の一形態を示し、このアイアンクラブヘッ
ドは、ヘッド本体部1と打球面形成部2と底部3との、
3種類の異なる金属製部材から成る。
【0011】ヘッド本体部1は、打球面形成部2を嵌め
込むための凹所6を前面に有するヘッド基本部7と、シ
ャフト取付用のネック部4とから成る。打球面形成部2
は板片状とされ、前面がフェース面5とされる。底部3
は、ヘッド本体部1の下面に固着される。
【0012】しかして、ヘッド本体部1の比重を 4.0g
/cm3 以上かつ10.0g/cm3 以下とし、打球面形成部2
の比重を 1.7g/cm3 以上かつ 4.0g/cm3 未満とし、
底部3の比重を10.0g/cm3 を越えかつ22.0g/cm3
下とする。また、底部3は、粉末金属を焼結して形成さ
れる。
【0013】なお、ヘッド本体部1は、比重が 4.0g/
cm3 以上かつ10.0g/cm3 以下の金属であれば材質は問
わず、例えば、チタン、チタン合金、鉄系金属、銅系金
属等があげられる。
【0014】打球面形成部2は、比重が 1.7g/cm3
上かつ 4.0g/cm3 未満の金属であれば材質は問わず、
例えば、アルミニウム、マグネシウム、ベリリウム、リ
チウム、それらの合金等があげられる。また、金属以外
にも、比重が 1.7g/cm3 以上かつ 4.0g/cm3 未満の
セラミックスとしてもよい。
【0015】底部3は、比重が10.0g/cm3 を越えかつ
22.0g/cm3 以下の金属であれば材質は問わず、例え
ば、タングステン、タンタル、鉛、モリブデン、金、
銀、白金、ハフニウム、それらの合金等が挙げられる。
【0016】また、図2と図3に示すように、正面から
見て、ネック軸心Nと(90°−ライ角度θ′)の相互角
度θをなし重心Gを通る鉛直線Mが、ヘッド上面と交わ
る点を上点Aとし、該鉛直線Mがヘッド下面と交わる点
を下点Bとして、その上点Aと下点Bとを結ぶ線分AB
の長さL1 に対し、重心Gと下点Bを結ぶ線分GBの長
さL2 を、20%〜45%とする。
【0017】また、上点Aと下点Bとを結ぶ線分ABの
長さL1 を、35〜46mmとする。さらに、このアイアンク
ラブヘッドの総体積を30〜40cm3 とする。
【0018】しかして、上述の構成により、このアイア
ンクラブヘッドは、従来の一般的なアイアンクラブヘッ
ドと同等の見栄え(フィーリング)、慣性モーメントの
大きさ、及び、スイートエリアの広さを確保したまま、
重心Gを著しく低くすることができる。言い換えれば、
従来の一般的なアイアンクラブヘッドと同等の形状、寸
法、及び、総重量を確保したまま、重心Gを著しく低く
することができる。従って、外観上違和感が無く、か
つ、打球が上がり易くなり、きわめて打ち易い。
【0019】また、底部3は粉末金属を焼結して形成さ
れるので、鋳造に比べて任意の形状で、表面を滑らかに
仕上げることができる。かつ、寸法精度が高くなる。し
かも、高密度であると共に強度が大きくなる。
【0020】なお、ヘッド本体部1の比重が 4.0g/cm
3 未満であると、従来の一般的なアイアンクラブヘッド
と同等の総重量を確保するために、ヘッド全体を大きく
せざるを得ないため、重心位置が高くなって打球が上が
り難くなってしまう。それと同様に、打球面形成部2の
比重が 1.7g/cm3 未満であると、ヘッド全体を大きく
せざるを得ないため、重心位置が高くなって打球が上が
り難くなってしまう。
【0021】また、ヘッド本体部1の比重が10.0g/cm
3 よりも大きい場合は、ヘッドが重くなるので、従来の
一般的なアイアンクラブヘッドと同等の総重量とするた
めに、ヘッド全体が小さくなり、慣性モーメントが小さ
くなり、かつ、スイートエリアが狭くなってしまう。そ
れと同様に、打球面形成部2の比重が 4.0g/cm3 以上
では、ヘッドが重くなるので、従来の一般的なアイアン
クラブヘッドと同等の総重量とするために、ヘッド全体
が小さくなり、慣性モーメントが小さくなり、かつ、ス
イートエリアが狭くなってしまう。
【0022】底部3の比重が10.0g/cm3 以下では、十
分な低重心化が図れず、打球が上がり難くなる。底部3
の比重が22.0g/cm3 よりも大きいことは、事実上ほと
んどあり得ない。
【0023】上点Aと下点Bとを結ぶ線分ABの長さL
1 が、35mm以下では、ヘッドが小さくなり過ぎて外観上
違和感があると共にきわめて打ちづらく、かつ、慣性モ
ーメントが小さくなると共にスイートエリアが狭くなっ
て方向性が悪くなってしまう。また、線分ABの長さL
1 が、46mmよりも大きいと、ヘッドが大きくなり過ぎ
て、外観上違和感があると共に重心の位置が高くなりす
ぎて打球が上がり難い。
【0024】ヘッドの総体積が30cm3 未満では、ヘッド
が小さくなって外観上違和感があると共にきわめて打ち
づらく、かつ、慣性モーメントが小さくなると共にスイ
ートエリアが狭くなって方向性が悪くなってしまう。ま
た、総体積が40cm3 よりも大きいと、ヘッドが大きくな
り過ぎて、外観上違和感があると共にきわめて打ちづら
い。
【0025】次に、図4は、他の実施の形態における断
面図を示し、ヘッド本体部1のヘッド基本部7にフェー
ス5側からバックフェース8側へ貫通状の窓部9を設
け、その窓部9に、フェース5とバックフェース8を形
成する打球面形成部2を嵌込んだものである、他の構成
は、図1〜図3のものと同様である。
【0026】このように構成すれば、比重の小さい打球
面形成部2の体積の割合が大きくなる分、底部3に重量
をさらに配分でき、重心の高さを一層低くすることがで
きる。
【0027】また、図5は、別の実施の形態の断面図で
あり、ヘッド本体部1の底面に凹所10を設け、かつ、底
部3の上面に凸部11を設けて、ヘッド本体部1の凹所10
に底部3の凸部11を圧入又は焼きばめして組み立てたも
のである。他の構成は、図1〜図3のものと同様であ
る。
【0028】このように構成すれば、ヘッド本体部1に
嵌め込む側の底部3が焼結金属から成るので、底部3の
寸法精度を高くすることができ、容易かつ確実に圧入ま
たは焼きばめできる。また、底部3の設計上の自由度が
高くなる。従って、製造が容易となる。
【0029】なお、本発明のアイアンクラブヘッドは、
少なくとも底部3が、粉末金属を焼結して形成されてい
ればよく、例えば、打球面形成部2と底部3を、粉末金
属を焼結して形成するも好ましい。また、ヘッド本体部
1と打球面形成部2と底部3を、粉末金属を焼結して形
成するも望ましい。
【0030】
【実施例】次に、試作クラブを作成して実験を行った。
具体的には、次の表1に示すような、本発明の実施例
のアイアンクラブヘッドと、比較例
のアイアンクラブヘッドを作成した。なお、全てのアイ
アンクラブヘッドのロフト角とライ角を、一般的な5番
アイアンのロフト角とライ角に相当する値に設定した。
【0031】
【表1】
【0032】次に、実施例と、比較例
のアイアンクラブヘッドの総重量、体積、線分AB
と線分GBの長さ、及び、線分ABに対する線分GBの
百分率を、次の表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】上述の表1と表2から明らかなように、本
発明の実施例のヘッドは、ヘッド本体部の比重
が 4.0g/cm3 以上かつ10.0g/cm3 以下、打球面形成
部の比重が 1.7g/cm3 以上かつ 4.0g/cm3 未満、底
部の比重が10.0g/cm3 を越えかつ22.0g/cm3 以下、
総体積が30〜40cm3 、線分ABの長が35〜46mm、線分A
Bの長さに対する線分GBの長さが20%〜45%の、各条
件を全て満足している。
【0035】これにより、実施例のヘッドは、
ヘッド全体の大きさ(総体積と線分ABの長さ)が従来
のアイアンクラブヘッドの大きさのままである上、従来
のアイアンクラブヘッドよりも低重心となる。
【0036】また、比較例のヘッドは、本
体部の比重、打球面形成部の比重、底部の比重、総体
積、線分ABの長さ、及び、線分ABの長さに対する線
分GBの長さの割合の内、2つ以上の数値が本発明の条
件から外れている。
【0037】さらに、詳しく説明すると、比較例のヘ
ッドは、ステンレス鋼単一で形成された従来のアイアン
クラブヘッドであり、単一材料であるためヘッドの大き
さに対して十分な低重心化が図れない。具体的には、線
分ABの長さに対する線分GBの長さが49.7%であり、
高重心のアイアンとなっている。
【0038】また、比較例は本体部と打球面形成部が
アルミ合金から成るアイアンクラブヘッドであり、本体
部と打球面形成部の比重が著しく小さいため、総重量を
確保するためにヘッドが大きくなっており、見栄えが悪
くなっている。比較例は、本体部と打球面形成部がス
テンレス鋼から成るアイアンクラブヘッドであり、本体
部と打球面形成部の比重が大きいため、低重心とするた
めにヘッド全体を小さくせざるを得ず、見栄えが悪くな
っている。
【0039】比較例は、底部の比重が小さいため、十
分な低比重化が図れず、線分ABの長さに対する線分G
Bの長さの割合が大きくなっている。具体的には、線分
ABの長さに対する線分GBの長さが49.5%であり、高
重心である。
【0040】比較例は、打球面形成部の比重が著しく
小さいため、ヘッド全体を大きくせざるを得ず、見栄え
の悪いものとなっている。比較例は、本体部の比重が
著しく大きいため、ヘッド全体を小さくせざるを得ず、
見栄えが悪くなっている。かつ、スイートエリアの狭い
難しいヘッドとなっている。
【0041】次に、実施例と比較例
のアイアンクラブヘッドを使用して人による実打テス
トを行った。実施例と比較例の各
ヘッドに、シャフトを装着し、かつ、そのシャフトにグ
リップを取付けて、アイアンクラブの重量とスイングバ
ランスが全て同じとなるようにした。
【0042】被験者は初心者クラス、アベレージクラ
ス、上級クラスの各カテゴリー10名ずつの合計30名の構
成である。試験に際しては、各アイアンクラブについて
10球ずつ試打し、ショット直後の打球の打ち出し角度の
計測及びフィーリングのアンケート調査を行った。
【0043】各アイアンクラブの10球試打による平均の
打ち出し角度を、図6の棒グラフに示す。また、各アイ
アンクラブの試打によるフィーリングのアンケート調査
結果を次の表3に示す。
【0044】
【表3】
【0045】図6の打ち出し角度の測定結果及び上記表
3のアンケート調査結果をまとめると、次の表4のよう
になる。なお、打ち出し角度は、11°以下を×、13°以
下を△、13°よりも大きい場合を○とした。また、アン
ケートについて好ましいと答えた人が3人以下を×、6
人以下を△、7人以上を○とした。
【0046】
【表4】
【0047】上記表4より、実施例,は各カテゴリ
ーにおける打ち出し角度、アンケート結果が全て○であ
り、きわめて優れたアイアンクラブ(アイアンクラブヘ
ッド)であると言える。
【0048】また、実施例は、やや低重心化が図れな
かったため、初級者は打ち出し角度が低くなったが、他
の点については優れた結果が得られた。
【0049】実施例は、ヘッドがやや大きめであるた
め、中、上級者に対し見栄えがやや劣る印象を与えた
が、十分な低重心ヘッドとなっており、各カテゴリーと
も打球が上がり易いという結果が出た。
【0050】また、比較例は、従来の単一素材ヘッド
で、見栄えは良いため、アンケートは好結果であるが、
単一の金属材料から成るので高重心であり、技量が劣る
ものほど打ち出し角度が低くなった。
【0051】比較例は、本体部の比重が小さいのでヘ
ッド全体が大型化しており、見栄えが悪く、アンケート
結果が悪い。かつ、大型化により高重心となっており、
初、中級者の打ち出し角度が低い。
【0052】比較例は、打球面形成部の比重が小さい
ので、ヘッド全体が小型化しており、その結果重心が低
くなるため打ち出し角度は比較的高いが、スイートエリ
アが狭く、難しいヘッドになってしまい、アンケート結
果が悪くなった。
【0053】比較例は、底部の比重が小さいため、十
分な低重心化が図れず、打ち出し角度が低くなった。比
較例は、打球面形成部の比重が小さいためヘッドが大
型化しており、見栄えが悪くアンケート結果は悪い。か
つ、重心の高さも高くなっており、初、中級者の打ち出
し角度が低い。
【0054】比較例は、本体部の比重が大きいため、
ヘッドが小型化しており、かつ、十分な低重心化も図ら
れていないので、打ち出し角度、アンケート結果ともに
悪い結果となった。
【0055】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、次のような
著大な効果を奏する。
【0056】請求項1記載のアイアンクラブヘッドによ
れば、低重心化を図りながら、同時に見栄え、フィーリ
ングを兼ね備えることができる。かつ、スイートエリア
を十分に広くすることができると共に、慣性モーメント
を十分に大きくすることができる。従って、初心者から
上級者に至るまであらゆるゴルファーにとって打ち易
く、かつ、打球の打ち出し角度が高い(打球が上がり易
い)アイアンクラブヘッドを実現できる。
【0057】請求項2記載のアイアンクラブヘッドによ
れば、ヘッドが小さ過ぎることも大き過ぎることも無
く、かつ、十分に低重心とすることができ、一層打ち易
くなる。
【0058】請求項3記載のアイアンクラブヘッドによ
れば、ヘッドが小さ過ぎることも大き過ぎることも無
く、かつ、軽過ぎることも重過ぎることも無く、十分に
低重心とすることができ、一層打ち易くなる。
【0059】請求項4記載のアイアンクラブヘッドによ
れば、粉末金属を焼結して形成する部分を、鋳造に比べ
て自由な形状で、滑らかな表面に仕上げることができ
る。かつ、寸法精度が高くなり、圧入や焼きばめし易い
ので、容易に製造することができる。さらに、高密度と
することができると共に強度を大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】断面側面図である。
【図3】正面図である。
【図4】他の実施の形態の断面側面図である。
【図5】別の実施の形態の断面側面図である。
【図6】試打試験の結果を示すグラフ図である。
【符号の説明】 1 ヘッド本体部 2 打球面形成部 3 底部 A 上点 B 下点 AB 線分 G 重心 L1 長さ L2 長さ M 鉛直線 N ネック軸心 θ 相互角度 θ′ ライ角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド本体部1の比重を 4.0g/cm3
    上かつ10.0g/cm3 以下とし、打球面形成部2の比重を
    1.7g/cm3 以上かつ 4.0g/cm3 未満とし、底部3の
    比重を10.0g/cm3 を越えかつ22.0g/cm3 以下とし、
    さらに、正面から見て、ネック軸心Nと(90°−ライ角
    度θ′)の相互角度θをなし重心Gを通る鉛直線Mが、
    ヘッド上面と交わる点を上点Aとし、該鉛直線Mがヘッ
    ド下面と交わる点を下点Bとして、その上点Aと下点B
    とを結ぶ線分ABの長さL1 に対し、重心Gと下点Bを
    結ぶ線分GBの長さL2 を、20%〜45%としたことを特
    徴とするアイアンクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 上点Aと下点Bとを結ぶ線分ABの長さ
    1 が35〜46mmとされている請求項1記載のアイアンク
    ラブヘッド。
  3. 【請求項3】 総体積が30〜40cm3 とされている請求項
    1記載のアイアンクラブヘッド。
  4. 【請求項4】 少なくとも底部3が、粉末金属を焼結し
    て形成されている請求項1記載のアイアンクラブヘッ
    ド。
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