JP3694074B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、所謂キャビティバックタイプのアイアン系のゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の所謂キャビティバックタイプのゴルフクラブとしては、図7に示すように、シャフト1が装着されるホーゼル2を有し、このホーゼル2はインパクト面3,バックフェース4,バックフェース4の外周を縁どる肉厚の厚い周辺リブ5,周辺リブ5で囲まれた窪み6を有するヘッド本体10と一体に形成されている。インパクト面3の肉厚は薄くし、周辺リブ5の肉厚は厚くして周辺重量配分によりスイートエリアを拡大し、かつ慣性モーメントを高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアイアンクラブでは、ヒール側とトウ側の周辺リブ5の肉厚を厚くすること、すなわち窪み6の領域にあるはずの重量をヒール側とトウ側とに配分することで、横方向に片寄ってゴルフボールをインパクトしたときにヘッドが回転しようとするのを減少させる。
また、ソール側の周辺リブ5の肉厚を厚くすれば低重心化を図ることができ、ボールを高く上げることができる。ヘッド本体10の重量には自ずと制約があり、むやみに重くするわけにはいかないので、周辺リブ5の肉厚を厚くした場合、インパクト面3の肉厚はぎりぎりまで薄くする必要があった。そのため、インパクト面3のスイートエリアでボールをインパクトしても良好な打感を得ることができなかった。
【0004】
バックフェース4に窪み6がない伝統的な形状のゴルフクラブでは、ソリッドな打感を得ることはできても、スイートエリアを外してボールをインパクトしたときにヘッドの回転を減少させて方向性と飛距離を確保することは難しかった。
【0005】
そこで、この発明は、キャビティバックタイプの利点である慣性モーメントの増大を図るとともにスイートエリアを拡大し、かつ打感の向上も図ったゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、この発明は、前面にインパクト面を有し、後面にバックフェースの外周を縁どる肉厚の厚い周辺リブとこの周辺リブで囲まれた窪みを有する8番又は9番アイアンからサンドウェッジまでのショートアイアンと呼ばれるゴルフクラブヘッドにおいて、インパクト面のスイートエリアの裏面の窪み内においてこのスイートエリアの両側に位置しかつトップ側からソール側の周辺リブにつながる2本の中間リブを設けて窪みを3分割してヒール側の窪み、トウ側の窪み、スイートエリア背後の窪みを形成し、この2本の中間リブに挟まれた窪みにインパクト面を構成する材料よりも比重の大きい材料から成る銅又はその合金あるいは真鍮からなる充填部材を埋設し、前記窪みは、窪みの合計体積の1/2を占めるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照にして説明する。
【0008】
図1に示す実施例において、従来と同様にシャフト1が装着されるホーゼル2を有し、このホーゼル2はヘッド本体10と一体に形成されている。ヘッド本体10は、インパクト面3,バックフェース4,バックフェース4の外周を縁どる肉厚の厚い周辺リブ5,周辺リブ5で囲まれた窪み6を有する。インパクト面3のスイートエリアの裏面の窪み6内において、このスイートエリアの両側に位置しかつトップ7側からソール8側の周辺リブ5につながる2本の中間リブ9を設けて窪み6を3分割してある。中間リブ9よりもヒール側の窪みを符号6Aで示し、トウ側の窪みを符号6Bで示した。この2本の中間リブ9に挟まれた窪み6C(図2参照)に少なくともインパクト面3を構成する材料よりも比重の大きい材料からなる充填部材11を埋設した。図2は、図1のA−A線端面図を示し、窪み6Cに充填部材11を埋設した状態を示す。この充填部材11としては、銅又はその合金(例えばベリリウムカッパー),真ちゅう等の材料が好適に使用できる。また、充填部材11以外のヘッド本体10を構成する材料としては軟鉄,ステンレススチール,マグネシウム又はその合金,アルミニウム又はその合金,チタニウム又はその合金等が好適に使用できる。図1及び図2に示す実施例では、充填部材11を除くその他のヘッド本体10を構成する材料を同一材料としたが、インパクト面3を構成する材料を他の材料で構成することもできる。例えば、インパクト面3をチタニウム又はその合金とし、充填部材11をベリリウムカッパーとし、ソール8をステンレス、その他のヘッド本体10を構成する材料としては強化プラスチックを用いることもできる。
【0009】
図3は、図1のB−B線端面図を示し、充填部材11はインパクト面3におけるスイートエリアの領域をカバーする範囲に重なり合う背後の範囲に埋設されている。充填部材11は、例えば鍛造のベリリウムカッパーを予め所定の大きさ及び厚さに製作しておき、トップ7側の周辺リブ5とソール8側の周辺リブ5並びに2本の中間リブ9に囲まれた窪み6Cに嵌合させることができる。あるいは、比較的低融点の材料を用いる場合には窪み6Cに充填部材11を鋳込むこともできる。
【0010】
2本の中間リブ9は周辺リブ5と同一材料で一体形成され、インパクト面3の肉厚を極めて薄くした場合において、これら中間リブ9がインパクト面3を強度面で補強する。充填部材11が埋設される窪み6Cは、窪み6A,6B,6Cの合計体積の1/2〜1/3を占めるのが好ましい。この割合は、使用する材料の比重によっても異なる。充填部材11以外のヘッド本体10を同一材料で形成する場合、この構成材料の比重は1.0〜7.0が好ましく、充填材料11の比重は7.0〜9.0のものが好ましい。
【0011】
図4に示す他の実施例は、所謂コンポジットタイプのアイアンゴルフクラブヘッドを示し、ホーゼル2とインパクト面3を構成する材料、さらにこのインパクト面3の背後に突出する周辺リブ5の内側を構成する内周縁部5B,中間リブ9,ヒール側の嵌合突起12を同一材料、例えばチタニウム合金で一体形成したものであり、周辺リブ5のリブ主体部5Aとトップ7及びソール8(これらは異種材料、例えばベリリウムカッパーで一体形成)を内周縁部5B及び嵌合突起12に嵌め込んだものである。この実施例では周辺リブ5が2種の材料から構成され、内周縁部5Bを構成する材料よりもリブ主体部5Aを構成する材料の方が比重の大きい材料とした。充填部材11もベリリウムカッパーのような比重の大きい材料とした。トップ7やソール8もリブ主体部5Aと一体形成したので、ヘッド周辺の重量が増大する。
【0012】
上述したいずれの実施例においても、クラブの番手によって充填部材11の大きさ、重量を変えることができる。1番アイアンから4(又は5)番アイアンまでの所謂ロングアイアンでは充填部材11を小さく、5(又は6)番アイアンから7(又は8)番アイアンまでの所謂ミドルアイアンでは中位の大きさに、8(又は9)番アイアンからサンドウェッジまでの所謂ショートアイアンでは大きくすることが好ましい。特に、ショートアイアンにおいて充填部材11を大きく(したがって重量も増大)すると重心位置が高くなり、ボールにより一層バックスピンがかかり易くなる。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、インパクト面のスイートエリアの裏面の窪み内においてこのスイートエリアの両側に位置しかつトップ側からソール側の周辺リブにつながる2本の中間リブを設けて窪みを3分割し、この2本の中間リブに挟まれた3つの窪みの合計体積の1/2を占める窪みに少なくともインパクト面を構成する材料よりも比重の大きい材料から成る充填部材を埋設したので、窪みを設けることによる効果、すなわち慣性モーメントを高め、スイートエリアを拡大するという効果を維持しつつ、打感を向上させることができる。また、インパクト面を極めて薄くしても、2本の中間リブが存在することによりインパクト面の補強が図れる。また、このショートアイアンでは、重心位置が高くなり、バックスピンがかかり易くなってグリーン上で止まるボールを打ち易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す裏側から見た図。
【図2】図1のA−A線端面図。
【図3】図1のB−B線端面図。
【図4】他の実施例を示す裏側から見た図。
【図5】図4のC−C線断面図。
【図6】図4のD−D線断面図。
【図7】従来例を示す裏側から見た図。
【符号の説明】
3 インパクト面
4 バックフェース
5 周辺リブ
6 窪み
6A〜6C 窪み
7 トップ
8 ソール
9 中間リブ
10 ヘッド本体

Claims (7)

  1. 前面にインパクト面(3)を有し、後面にバックフェース(4)の外周を縁どる肉厚の厚い周辺リブ(5)とこの周辺リブ(5)で囲まれた窪み(6)を有する8番又は9番アイアンからサンドウェッジまでのショートアイアンと呼ばれるゴルフクラブヘッドにおいて、
    インパクト面(3)のスイートエリアの裏面の窪み(6)内においてこのスイートエリアの両側に位置しかつトップ(7)側からソール(8)側の周辺リブ(5)につながる2本の中間リブ(9)を設けて窪み(6)を3分割してヒール側の窪み(6A)、トウ側の窪み(6B)、スイートエリア背後の窪み(6C)を形成し、
    この2本の中間リブ(9)に挟まれた窪み(6C)にインパクト面(3)を構成する材料よりも比重の大きい材料から成る銅又はその合金あるいは真鍮からなる充填部材(11)を埋設し
    前記窪み(6C)は、窪み(6A)(6B)(6C)の合計体積の1/2を占めることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記充填部材(11)を窪み(6C)に嵌合させて埋設したことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記充填部材(11)を窪み(6C)に鋳込んで埋設したことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 周辺リブ(5)を内側の内周縁部(5B)と外側のリブ主体部(5A)とから構成し、中間リブ(9)を内周縁部(5B)と同一材料から形成し、リブ主体部(5A)をインパクト面(3)を構成する材料よりも比重の大きい材料から形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. ホーゼル(2)とインパクト面(3)を構成する材料と、インパクト面(3)の背後に突出する周辺リブ(5)の内側を構成する内周縁部(5B)、中間リブ(9)、嵌合突起(12)を同一材料で一体成形し、リブ主体部(5A)を内周縁部(5B)及び嵌合突起(12)に嵌め込み、リブ主体部(5A)と充填部材(11)を内周縁部(5B)を構成する材料より比重の大きい材料としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. リブ主体部(5A)とトップ(7)及びソール(8)を一体成形した請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. クラブ番手によって充填部材(11)の重量を変えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
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