JP3593902B2 - 脱着シートのロック構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロアから取り去って荷物積載スペースを拡げることができる脱着シートの、ロック構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平5−262170号公報には脱着シートの前部ロック構造の一例が示されており、その詳細を図8に示す。図8において、車両フロア9(実際には車両フロア上に設けたベース台)には開口92が設けられており、シートSの前端下部に設けられた脚体11が開口92内に挿入されている。脚体11にはほぼその中心に、基端を回動可能に結合してフック部材12が設けられており、フック部材12の先端121が、開口92の折り曲げ成形された周縁部921に係合してシートSをベース台9に固定し、ロック状態となっている。ロックを解消するには、フック部材12の基端から斜め後方へ延びる操作レバー122を図8の矢印方向へ引き上げて、フック部材12を図の反時計方向へ回転させることによりその先端121と開口周縁部921との係合状態を解消し、脚体11を開口92内から抜き出すことにより行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のロック構造では、フック部材12の先端121をベース台9に設けた開口92の周縁921に係合させているため、シートSに上方への大きな引き上げ力が作用した際に十分な耐久性を確保するためにはベース台9の板厚を厚くする必要があり、重量増とコストアップが避けられないという問題があった。
【0004】
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、重量増やコストアップを招くことなく、確実なロック状態を保証することが可能な脱着シートのロック構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、シート(S)を支持する脚体(2A,2B)に基端を回動可能に結合してフック部材(4,8)を設けるとともに、フロア(F)上のベース台(9)に設けた開口(91A,91B)内を横切るように係止棒(10)を設けてこれをフロア(F)に固定し、開口(91A,91B)内に挿入されたフック部材(4,8)を回動させて係止棒(10)に係合させることにより脚体(2A,2B)を離脱可能にフロア(F)に結合する。脚体(2A,2B)はシート(S)を支持するシート基台(1)の前端部に位置する前側脚体(2A)とシート基台(1)後端部に位置する後側脚体(2B)とを備えており、前側脚体(2A)はシート基台(1)に前後方向に回動可能に設けられており、前側脚体(2A)および後側脚体(2B)には下方へ突出し開口(91A)内に挿入されて位置決めされる突出部(23)と、開口(91A)の縁上に位置してシート荷重を支持する支持面(24,25)が形成されており、係止棒(10)の左右の端部(101)は下方へ屈曲してフロア(F)に固定され、これにより係止棒(10)の中間部(102)はベース台(9)内で立ち上がっており、シート基台(1)は前側脚体(9A)に対して直立姿勢に回動させることができる。そして、前側脚体(2A)の突出部(23)には、係止棒(10)の中間部(102)を受け入れて当該中間部(102)をフック部材(8)とで抱持する凹所(231)が形成されている。ここで、前側脚体(2A)と後側脚体(2B)とを、シート基台(1)を直立姿勢に回動させたとき後側脚体(2B)をシート基台(1)内へ収納回動させるリンク(62)により連結する構成としても良い。
【0006】
本発明においては、フロアに固定された係止棒をベース台の開口内を横切るように設けて、脚体のフック部材を上記係止棒に係合させることによってシートをフロアに結合している。このため、シートに加わる引き上げ力はフック部材から係止棒を経てフロアにより直接受けられて、確実なロック状態が保証される。このように本発明では、シート引き上げ力が従来のように開口周縁を経てベース台を経由することがないから、ベース台の板厚を必要以上に厚くする必要はなく、重量増やコストアップを避けることができる。
【0007】
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1において、シートSを支持するシート基台1には前後位置にそれぞれ脚体2A,2Bが設けられている。後側脚体2Bは図2に示すように板体を門型に成形して左右に位置する垂直な脚部21とこれらを連結する水平な連結部22を備えたもので、左右の脚部21の上端取付穴211に挿入される軸体31(図1)によりシート基台1の後端部に回動可能に結合されている。左右の各脚部21は下端中央部26が下方へ突出する突出部となるとともに、当該突出部26の前後の脚部下端面27,28は浅い角度で突出部26へ滑らかに続く支持面となっている。各脚部21の内側面には脚部板面に軸体41で回動可能に結合されてフック部材4が設けらており、軸体41周囲に設けたバネ部材(図示略)によりフック部材4の先端42は脚部21の下端突出部26から前方(図2の左方)へ突出している。
【0009】
左右のフック部材4の上端を結んで連結ロッド43が設けてあり、連結ロッド43の上方へ屈曲する中央部431に操作レバー5の先端が当接している。操作レバー5をその中央支持部51を中心に回動操作すると、連結ロッド43を介してフック部材4が旋回してその先端42が脚部21の突出部26内に引き込まれる。シート基台1と脚体2Bの連結部22との間にはコイルバネ61が架設されており、このコイルバネ61のバネ力は脚体2Bの脚部21がシート基台1に対して直角に突出している図1の状態ではこの姿勢を維持するように脚体2Bを付勢している。
【0010】
シート基台1の前端部に位置する前側脚体2A(図1)も基本構造は上述した後側脚体2Bと同一であり、左右の脚部21が上半の軸体32によって回動可能にシート基台1に結合されている。脚部は下端中央部23が下方へ突出する突出部となるとともに、当該突出部23の前後の脚部下端面24,25は浅い角度で突出部23へ滑らかに続く支持面となっている。そして、前側脚体2Aの上端と、後側脚体2Bの上端に前方へ突設された連結片221(図2参照)との間はリンク板62により連結されている。また、上記軸体32の周囲にはゼンマイバネ63が配設されて、シート基台1を軸体32周りに図1の矢印で示す反時計方向、すなわち起立方向へ回転付勢している。
【0011】
前側脚体2Aの左右の脚部21の内側面には脚部板面に軸体71で回動可能に結合されてフック部材8が設けらており、軸体71周囲に設けたバネ部材(図示略)によりフック部材8の先端81は脚部21の下端突出部23から後方へ突出している。左右のフック部材8の上端を結んで図3に示すように連結ロッド7が設けてあり、連結ロッド7の端部はフック部材8の回動中心となる上記軸体71になるとともに、連結ロッド7の中央部は上方へ大きく屈曲して操作部72となっている。
【0012】
フロアF上に設けられたベース台9には上面の前後左右位置(図4に前端部のみ図示)に長方形の開口91A,91Bが設けられており、左右の開口91A,91Bを連ねてこれらの内部に係止棒10が位置している。すなわち、係止棒10は下方へ屈曲した左右の端部101がフロアFにボルト33(図5)で固定されるとともに、円形断面の中間部102はベース台9内で立ち上がって左右の前側開口91A内の後縁近くを横切っている(図1)。なお、後側開口91Bでは係止棒10の中間部102は図1に示すように開口91B内の前縁近くを横切っている。
【0013】
このようなロック構造において、シート使用時には、図1に示すように、前後の脚体2A,2Bの左右の脚部21はその下端突出部23,26が、フロアF上のベース台9に設けた開口91A,91B内に挿入されて位置決めされるとともに、その支持面24,25,27,28がベース台9の開口91A,91B縁上に位置してシート荷重を支持する。同時に各脚部21に付設されたフック部材4,8の先端42,81が係止棒10の中間部102に係合してシート基台1すなわちシートSがフロアFに固定されている。この状態でシートSに上方への大きな引き上げ力が作用しても、この引き上げ力はフック部材4,8が係合している係止棒10を介して直接フロアFへ入力しここで受けられるから、ベース台9の板厚を厚くすることなく十分な耐久性が発揮される。
【0014】
シートSを取り去る場合には、後側脚体2B内の操作レバー5(図2)を旋回操作して左右のフック部材4を脚部21の突出部26内に引き込み、係止棒10との係合状態を解消してシート基台1を前端部の軸体32を中心にして図6に示すように直立姿勢へ回動させる。この過程で、後側脚体2Bはリンク板62の作用とコイルバネ61のターンオーバした付勢力とによってシート基台1内へ収納回動させられる。この状態で、連結ロッド7の操作部72(図3)により前側脚体2Aのフック部材8の先端81を、図6の鎖線で示すように脚部21の突出部23内に引き込むと、係止棒10との係合が解消されて脚部21を開口内から抜き出すことができる。これによりシートSをフロアFから取り去って、荷室を拡大することができる。
【0015】
(第2実施形態)
図7において、前後の脚体2A,2Bの脚部21では、第1実施形態における支持面25,27が無くなっており、これに代えて、各突出部23,26に係止棒10の中間部102を受け入れる凹所231,261が形成されている。シート使用時には図7に示すように突出部23,26の凹所231,261内に係止棒10の中間部102が位置し、この中間部102は凹所231,261とフック部材4,8の先端42,81によって抱持された状態となる。これにより、シートSが確実に位置決めされるとともに、シート荷重は支持面24,28と係止棒10とによって受けられる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、本発明の脱着シートのロック構造によれば、重量増やコストアップを招くことなく、確実なロック状態を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、シート使用中のシート基台の側面図である。
【図2】後側脚体の全体斜視図である。
【図3】連結ロッドで結ばれた左右のフック部材の斜視図である。
【図4】ベース台の前端部の斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】シート取り外し過程でのシート基台の側面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す、シート使用中のシート基台の側面図である。
【図8】従来のロック構造を有するシート前端部の側面図である。
【符号の説明】
1…シート基台、2A,2B…脚体、4,8…フック部材、9…ベース台、91A,91B…開口、10…係止棒、62…リンク板、F…フロア、S…シート。

Claims (2)

  1. シートを支持する脚体に基端を回動可能に結合してフック部材を設けるとともに、フロア上のベース台に設けた開口内を横切るように前記フロアに固定された係止棒を設け、前記開口内に挿入された前記フック部材を回動させて前記係止棒に係合させることにより前記脚体を離脱可能に前記フロアに結合した脱着式シートであって、前記脚体はシートを支持するシート基台の前端部に位置する前側脚体と前記シート基台の後端部に位置する後側脚体とを備えており、前記前側脚体は前記シート基台に前後方向に回動可能に設けられており、前記前側脚体および前記後側脚体には下方へ突出し前記開口内に挿入されて位置決めされる突出部と、前記開口の縁上に位置してシート荷重を支持する支持面が形成されており、前記係止棒の左右の端部は下方へ屈曲して前記フロアに固定され、これにより前記係止棒の中間部は前記ベース台内で立ち上がっており、前記シート基台は前記前側脚体に対して直立姿勢に回動させることができ、かつ前記前側脚体の突出部には、前記係止棒の中間部を受け入れて当該中間部を前記フック部材とで抱持する凹所が形成されていることを特徴とする脱着式シート。
  2. 前記前側脚体と前記後側脚体とは、前記シート基台を直立姿勢に回動させたとき前記後側脚体を前記シート基台内へ収納回動させるリンクにより連結されている請求項 に記載の脱着式シート。
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