JP3593336B2 - 薄板状材料の姿勢起伏変更機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば印刷配線基板の製造工程において、基板の姿勢を起立状態から倒伏状態へ又はその逆の倒伏状態から起立状態へ変更できる薄板状材料の姿勢起伏変更機に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷配線基板の製造工程においては、起立姿勢で送られて来る基板を受け入れて例えばソルダレジシトインキの塗布工程のための倒伏姿勢へ変更する基板姿勢起伏変更機が製造ライン途中に設置されている。従来の基板姿勢起伏変更機としては、図6及び図7に示す如く、水平回転軸1に中心が固定された一対の旋回アーム2a,2bと、各旋回アーム2の両端に屈曲固定された基板挟み込み部G,Gと、基板挟み込み部Gの最高位置付近の倒伏基板一時載せ置き領域Sとその領域外との間で倒伏基板を水平移送して移し変えるローラ・コンベア3とを有している。
【0003】
ベルト・コンベア4に載って水平搬送されて来る起立基板整列ラック5が変更機の手前定位置で停止すると、旋回アーム2が図示反時計方向に旋回するため、基板挟み込み部Gがラック5上の先頭側の起立基板Bの下縁辺の両端側を掬い上げるように掴み上げて旋回し、ローラ・コンベア3の倒伏基板一時載せ置き領域Sに載せ上げる。しかる後、ローラ・コンベア3が起動して倒伏基板Bを機外へ搬出する。逆に、基板姿勢を倒伏状態から起立状態へ変更させる場合は、上記とは逆の手順で変更機が運転される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如き基板姿勢起伏変更機にあっては、次のような問題点があった。
▲1▼ 板厚が約0.4mm以上の厚い基板であれば略問題はないが、薄い基板(0.1〜0.4mm)になると、基板を下支えするだけで円弧を描かせながら姿勢変更させる過程では、自重や風圧で基板の弓なりの撓曲や振動が生じ、基板挟み込み部Gから基板が外れ落ちたり、基板上の配線パターンの断線等が起こり易い。
▲2▼ また、起立基板整列ラック5は、図8に示す如く、起立基板Bの下縁辺を受け止める倒れ止め溝5aを等間隔に形成した受台となっているため、薄い基板は弓なりに撓曲状態で配列されるので、隣接基板同士が接触したり、配線パターンの断線等を招き易い。
【0005】
そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題は、薄い基板でも撓曲・振動を抑制でき、起立姿勢と倒伏姿勢との間で可逆的に姿勢変更を行い得る薄板状材料の姿勢起伏変更機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の講じた手段は、薄板状材料の姿勢変更過程の始めから終り迄において、薄板状材料の下面が凭れ掛かかる被添接部を連続的且つ滑らかに確保するようにしたところにある。即ち、本発明に係る薄板状材料の姿勢起伏変更機は、起立基薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置,薄板状材料の姿勢旋回装置及び倒伏薄板状材料の移載装置を有して成る。起立薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置は、起立薄板状材料の下縁辺を受け載せて支持する下支え部を持ち、低所側巻掛け車と高所側巻掛け車との間に傾斜張架で巻掛けられた無端巻掛け線帯を備える。この巻掛け伝動装置としては、ベルト伝動装置,鎖伝動装置,ロープ伝動装置等を採用できる。薄板状材料の姿勢旋回装置は、上記高所側巻掛け車の略巻掛け周囲において薄板状材料下面を受け載せて上記下支え部と略同姿勢で旋回する面凭れ部材を持つ。倒伏薄板状材料の移載装置は、上記高所側巻掛け周囲の倒伏薄板状材料の一時載せ置き領域とその領域外との間で倒伏薄板状材料を略水平移送して移し変える。
【0007】
かかる構成において、薄板状材料の姿勢を起立姿勢から倒伏姿勢へ変更させる運転の場合、送られて来る起立薄板状材料の整列用ラック等が変更機の手前定位置で停止すると、起立薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置が起動して無端巻掛け線帯が走行し出し、それと一体的に走行する下支え部が起立薄板状材料の整列用ラック上の先頭側の起立基板を掬い上げて抜き上げると、その薄板状材料の下面が傾斜張架の無端巻掛け線帯に凭れ掛かるので、薄い板でも撓曲せずに登り勾配で上昇搬送される。薄板状材料が線帯走行面に沿って除々に上昇すると、薄板状材料の上側が高所側巻掛け車を越えて上方へ突き出されるが、高所側巻掛け車の略巻掛け周囲には線帯走行面に揃えて待ち構えた面凭れ部材が配向しているため、起立薄板状材料の上昇と共にこの面凭れ部材の上に起立薄板状材料が這い上がるので、起立薄板状材料が倒れたり撓曲することはない。下支え部が高所側巻掛け周囲に達すると、面凭れ部材が起立薄板状材料の下面を受け載せたまま下支え部と略同姿勢で旋回するため、起立薄板状材料が撓曲せずに、起立姿勢から除々に倒伏姿勢へと変化し、倒伏薄板状材料の一時載せ置き領域に載り、起立薄板状材料の移載用巻掛け伝動装置の運転が停止し、倒伏薄板状材料の移載装置が起動して倒伏薄板状材料が機外へ水平搬送される。
【0008】
逆に、薄板状材料の姿勢を倒伏姿勢から起立姿勢へ変更させる運転の場合、倒伏薄板状材料の移載装置が起動して倒伏薄板状材料を機外から倒伏薄板状材料の一時載せ置き領域に引き込んで、倒伏薄板状材料を面凭れ部材の上に載せると共に薄板状材料の先縁辺を下支え部に収めた後、起立薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置が前述とは逆駆動するため、面凭れ部材が薄板状材料下面を受け載せたまま下支え部と略同姿勢で旋回するので、薄板状材料が撓曲せずに、倒伏姿勢から除々に起立姿勢へと変化する。面凭れ部材が線帯走行面に揃うと、下支え部が下り勾配で降下するので、面凭れ部材上の起立薄板状材料の下側は除々に線帯走行面に載り移り、降下する起立薄板状材料は起立薄板状材料の整列用ラック上に起立姿勢のまま降ろされる。
【0009】
このように、本発明では、基板の下面が凭れ掛かかる被添接部として起立薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置の無端巻掛け線帯と薄板状材料の姿勢旋回装置の面凭れ部材とを連携させて利用しているため、フレキシブル基板等の薄い基板でも撓曲することなく姿勢変更ができ、薄板状材料の量産性を高めることができる。また、撓曲・振動を抑制できる分、姿勢変更の高速化も可能となる。起立薄板状材料の昇降装置として巻掛け伝動装置を用いているため、無端巻掛け線帯が薄板状材料の被添接部となり、機体構成の簡略化も達成できる。
【0010】
特に、本発明では、下支え部と略同姿勢で旋回する面凭れ部材を持つ薄板状材料の姿勢旋回装置としては、高所側巻掛け周囲にて下支え部の回り込み動に同期させて面凭れ部材を高所側巻掛け車の軸を支持中心に旋回させる同調旋回駆動機構である。面凭れ部材を高所側巻掛け車の軸を支持中心にして旋回させる構成であるため、起立薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置の下支え部の動きに正確に連動させ易く、機構構成の簡略化を達成できる。即ち、この同調旋回駆動機構は、高所側巻掛け部分の下支え部の回り込み過程で面凭れ部材を倒す方向に旋回付勢する旋回付勢手段と、回り込み過程での旋回付勢手段による面凭れ部材の旋回動を無端巻掛け線帯の回り込み度合いに対して相対的に回り止めして下支え部の回り込み動の位相に合わす回り止め手段とを有する。起立薄板状材料を倒伏薄板状材料へ姿勢変更する場合には、旋回付勢手段が面凭れ部材を倒す方向に旋回付勢するため面凭れ部材だけが早回りして急激に倒れ易いものの、回り止め手段が下支え部の回り込みに合わせてその旋回付勢を相対的に制動しているので、結局、面凭れ部材は下支え部の回り込み位相に同期して旋回する。逆に、倒伏薄板状材料を起立姿勢へ変更する場合には、旋回付勢手段による旋回付勢に抗して逆方向へ下支え部が回り込むため、今度も面凭れ部材は下支え部の回り込み位相に同期して旋回する。なお、旋回付勢手段の駆動源としては、エアシリンダ等の非調速式の簡易アクチュエータを用いることができる。
【0011】
この回り止め手段としては、下支え部の近傍の無端巻掛け線帯の側方に植設した回り止め部材と、面凭れ部材の旋回軸に固定されており、下支え部の回り込み過程の始期で回り止め部材に掛り止めされてその終期で掛け外される供回り車とから構成できる。無端巻掛け線帯の邪魔にならず、また高所側巻掛け車の軸付近にコンパクトに装備できる。
【0012】
面凭れ部材としては、薄板状材料下面の全面を受ける板状部材でも構わないが、薄板状材料下面を線接触で受け、塵埃等の汚れをできる限り抑制するため、薄板状材料下面の両端側を受け載せる片持ち梁の平行棒であることが好ましい。
【0013】
面凭れ部材の長手方向に複数の受けローラが設けられている場合、薄板状材料下面を点接触又は転がり接触で受けることができる。平行棒の倒れ込み旋回の終期ではその上の倒伏薄板状材料が沿面方向に横移動するので、倒伏薄板状材料の縁辺が下支え部から離脱し易く、また平行棒の立たせ込み旋回の終期ではその上の起立薄板状材料が沿面方向に縦移動するので、起立薄板状材料の下縁辺が下支え部に滑り込み易い。薄板状材料の姿勢旋回装置や倒伏薄板状材料の移載装置の起動時期を早めることが可能となり、姿勢変更の高速化に寄与する。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る基板姿勢起伏変更機を示す一部切欠き斜視図、図2は同基板姿勢起伏変更機において起立基板を倒伏基板へ姿勢変更する態様を示す斜視図、図3(A)〜(E)は同姿勢変更過程を順に時間を追ってそれぞれ示す正面図である。
【0015】
本例の基板姿勢起伏変更機は、基本的には、起立基板昇降用巻掛け伝動装置10と基板姿勢旋回装置20と倒伏基板移載装置30とから成る。
【0016】
起立基板移載用巻掛け伝動装置(基板エレベータ)10は、起立基板Bの下縁辺の両端側を受け載せて支持する基板送りフック(下支え部)11a,11aを持ち、低所側スプロケット(巻掛け車)12aと高所側スプロケット12bとの間に傾斜張架で巻掛けられた平行一対のプラスチック製無端巻掛けチェーン11,11を備える。各チェーン11上の半周回位置には基板送りフック11a,11aが固定されている。このプラスチック製チェーンは静粛性に優れ、また搬送される基板が傷付き難い。低所側スプロケット12a,12aは駆動軸13aに固定された駆動スプロケットである。その駆動軸13aの中央に固定された小スプロケット14aとエレベータ駆動モータ15のモータ軸15aに固定された大スプロケット14bとの間には伝動チューン14cが巻掛けられている。モータ軸15aの1回転に対し駆動軸13aは2回転し、チェーン11,11は半周回だけ走行する。高所側スプロケット12b,12bはアイドルの従動スプロケットであり、固定軸13bが貫通してその回りに回動可能の管状のアーム旋回軸13cに玉軸受(図示せず)を介して支承されている。本例のチェーン11の走行面の傾斜角αは約75°としてある。
【0017】
基板姿勢旋回装置20は、高所側巻掛け周囲の内側にてアーム旋回軸13cに固定された平行一対の旋回アーム(面凭れ部材)21,21と、高所側巻掛け周囲にて基板送りフック11a,11aの回り込み位相に同期させて旋回アーム21,21を旋回させる同調旋回駆動機構22とから成る。各旋回アーム21はその長手方向の等間隔毎に一対の基板受ローラ21a,21aを有している。
【0018】
同調旋回駆動機構22は、各基板送りフック11aが固定された鎖リンクの連結ピンから外側へ植立した出没自在の回り止めピンPと、アーム旋回軸13cに固定されており、基板送りフック11aの回り込み過程の始期で回り止めピンPに相対的に掛り止めされてその終期で掛け外される供回り車23と、駆動軸13aに玉軸受24aを介して支承された左右の下フレーム24,24と、アーム旋回軸13cに玉軸受25aを介して支承された左右の上フレーム25,25と、下フレーム24と上フレーム25とを軸方向に伸縮し、チェーン11の張り具合を調節できる連結軸26と、片側の下揺動フレーム24に回動可能に支持されたエアシリンダ27と、そのエアシリンダ27のピストンロッド27aに回動可能に連結し、アーム旋回軸13cに挟み固定された回しレバー28とを有している。供回り車23は、反時計方向に回り込む回り止めピンPを押し込みながら通過させる押し込みスロープ(図示せず)と時計方向に回り込む回り止めピンPを掛止するための爪部23aを有する。
【0019】
倒伏基板移載装置30は、高所側巻掛け周囲の近傍の倒伏基板一時載せ置き領域Sとその領域外との間で倒伏基板Vを水平移送して移し変えるローラ・コンベアであり、3縦列のローラ群より成り、旋回アーム21,21が当たらないように中央列と両端列との間にアーム通過余裕隙間Fが設けられている。
【0020】
モータ軸15aにはエレベータ高低二速制御用円板D1 ,エレベータ停止制御用円板D,エアシリンダ起動制御用円板D及び予備円板Dが固定されており、各光学センサS〜Sで円板の透過光を読み取りを行い、タイミングパルスを出力するロータリ・エンコーダが構成されている。モータ軸15aの1回転でチェーン11は半周走行する。エレベータ高低二速制御用円板Dはチェーン11を基板送りフック11a,11aの昇降過程で高速走行させ、巻掛け周囲で低速走行させるもので、3分の1周だけ低速走行制御用の扇状遮光張出片Cを有する。エレベータ停止制御用円板Dはフック11a,11aが巻掛け周囲の略抜け出し位置に達したときチェーン11の走行を停止させるもので、対応位置に透孔(図示せず)が形成されている。エアシシリンダ起動制御用円板Dはフック11a,11aが巻掛け周囲の略回り込み位置に達したときエアシリンダ27を起動するもので、その対応位置に透孔(図示せず)が形成されている。更に、倒伏基板一時載せ置き領域Sの略中央にはその場所での倒伏基板Bの有無を検出する光学センサSが配置されている。そして、倒伏基板一時載せ置き領域Sから外れた位置にも倒伏基板Bの有無を検出する光学センサSが配置されている。
【0021】
本例の基板姿勢起伏変更機において、基板姿勢を起立姿勢から倒伏姿勢へ変更させる運転では、起立基板Bを間隔を空けて整列した後述する起立基板整列ラック50をベルト・コンベア4で水平搬送し、起立基板昇降用巻掛け伝動装置10の一対のチェーン11,11間に向けて送り込む。巻掛け伝動装置10の直前では、起立基板整列ラック50の到来を検出するセンサ(図示せず)と、その基板整列位置を検出するセンサ(図示せず)と、基板整列位置に起立基板Bが存在するか否かを検出するセンサ(図示せず)とが配置されている。いずれものセンサが検出オンを出力すると、図3(A)に示す如く、低所の基板送りフック11aが先頭側の起立基板Bの下縁辺を掬い上げ得る定位置にてベルト・コンベア4が停止する。そして、光学センサSが倒伏基板Bの存在しないことを検出し、且つ姿勢変更インターバル(タクト時間)のタイマーがタイムアップすると、機内には姿勢変更途中の基板が存在しないことを意味するので、駆動モータ15が起動してチェーン11,11の走行が開始される。チェーン11,11の走行が開始すると、図3(B)に示す如く、それと一体的に走行する基板送りフック11a,11aが起立基板整列ラック50上の先頭側の起立基板Bの下縁辺を掬い上げてラック50から斜めに抜き上げるため、抜き上げられた起立基板Bの下面は傾斜張架のチェーン11,11に凭れ掛かるので、薄い基板でも撓曲させずに登り勾配で高速上昇搬送される。
【0022】
起立基板Bの下面の両端側がチェーン11,11に接触し、その中間領域は非接触であるため、汚れや損傷を低減できる。なお、矩形基板以外の複雑形状のフレキシブル基板などは、3条以上のチェーンを張架した巻掛け伝動装置を用いても良い。また、基板下縁辺の両端側で受け載せるフック11aではなく、チェーン間に渡した基板受ビーム等でも構わない。
【0023】
先頭側の起立基板Bが起立基板整列ラック50から抜き出されると、前述したセンサが基板整列位置に起立基板Bが存在しないことを検出するため、ベルト・コンベア4が起立基板整列ラック50を1整列間隔だけ間歇送りする。基板掬い上げ態勢が準備される。
【0024】
起立基板Bがチェーン11,11と共に除々に斜めに上昇すると、起立基板Bの上側が高所側巻掛け周囲を越えて上方へ突き出されるものの、図3(C)に示す如く、高所側巻掛け周囲から上方にはチェーン走行面に揃えて待ち構えている旋回アーム21,21が配向しているため、起立基板Bの上昇と共に旋回アーム21,21の上に起立基板Bが這い上がり、その起立基板Bは倒れたり撓曲することはない。
【0025】
基板送りフック11a,11aが高所側巻き込み周囲に達すると、エレベータ高低二速制御用円板Dの指令により、チェーン11,11の走行は高速から低速に移り、基板送りフック11a,11aはゆっくりと高所側巻き込み域へ進入する。これと共に、回り止めピンPの先端が供回り車23の押し込みスロープ(図示せず)に滑り込むので、回り止めピンPは鎖リンク内に一旦押し込められるものの、爪部23aの部分で弾発的に復帰して突出し、この突出時点でエアシリンダ起動制御用円板Dの指令によりエアシリンダ27が起動する。ここで、エアシリンダ27の起動においては、シリンダ27に対してピストンロッド27aが急激に引き込まれ、アーム旋回軸13cを反時計方向(回り込み方向)へ早回しをさせるように作用するものの、回り止めピンPが爪部23aを掛止し、チェーン11の回り込み度合いに対して相対的に供回り車23を回り止めしている。この結果、エアシリンダ27の急激な起動エネルギーは弾性エネルギーとして蓄積されるので、エアシリンダ27の起動後もアーム旋回軸13cを反時計方向へ旋回付勢し続け、供回り車23は回り止めピンPの回り込み位相に揃って回り込む。従って、図3(D)に示す如く、旋回アーム21,21は起立基板Bの下面を受け載せたまま基板送りフック11a,11aと略同姿勢で旋回するため、起立基板Bの下縁辺がフック11a,11aに食い込んだり、急に倒れたりすることなく、ゆっくりと倒伏姿勢へ移り行く。
【0026】
旋回アーム21には基板受ローラ21aが設けられているので、基板下面を点接触又は転がり接触で受けることができることから、基板汚れを抑制できる。また、旋回アーム21の倒れ込み旋回の終期では倒伏基板Bの縁辺がフック11aから離脱し易い。
【0027】
図3(E)に示す如く、倒伏基板Bが倒伏基板一時載せ置き領域Sのローラに載ると共に、基板送りフック11a,11aが高所側巻掛け周囲の略抜き出し位置に差し掛かると、エレベータ停止制御用円板Dの指令によりチェーン11,11の走行が停止する。そして、センサSが倒伏基板一時載せ置き領域Sでの倒伏基板Bの存在を検出するため、ローラが回転して領域外へ搬出する。センサSがその倒伏基板Bの搬出を検出し、上記一連の姿勢変更動作が繰り返される。
【0028】
逆に、本例の基板姿勢起伏変更機において、基板姿勢を倒伏姿勢から起立姿勢へ変更させる運転では、上記運転法を逆に行う。倒伏基板移載装置30が起動して倒伏基板Bを機外から倒伏基板一時載せ置き領域Sに引き込んで、倒伏基板Bを旋回アーム21,21の上に載せると共に基板の先縁辺を基板送りフック11a,11aに収めた後、起立基板昇降用巻掛け伝動装置10が前述とは逆駆動するため、ピンPが相対的に回り止めを行ないつつ供回り車23を時計方向へゆっくりと回すため、旋回アーム21,21が基板下面を受け載せたままフック11a,11aと略同姿勢で旋回するので、基板が撓曲せずに、倒伏姿勢から除々に起立姿勢へと変化させることができる。旋回アーム21には基板受ローラ21aが設けられているので、旋回アーム21の立たせ込み旋回の終期では起立基板Bの下縁辺がフック11aに滑り込み易い。旋回アーム21,21がチェーン11の走行面に揃うと、フック11a,11aが下り勾配で高速で降下するので、旋回アーム21,21上の起立基板Bの下側は除々にチェーン11の走行面に載り移り、降下する起立基板Bは起立基板整列ラック50上の基板整列位置に起立姿勢のまま降ろされる。
【0029】
図4は本発明の実施形態に係る起立基板整列用ラックを示す斜視図、図5は同起立基板整列用ラックを示す正面図である。
【0030】
この起立基板整列用ラック50は、矩形細長状の台板51及びその両側に沿って台板51を支持する断面L形の渡し脚板52,52から成る受台53と、受台53の上に等間隔で縦列状に起立し、起立基板Bの下面を受ける上部連結の略コ字状屈曲棒54とから成る。渡し脚板52,52には整列間隔毎に整列位置検出用の透孔52aが列設されている。また、渡し脚板52,52の張出板52bには透孔52aの位置に合わせた揺動規制用切欠き52cが形成されている。屈曲棒54の両下端部は揺動規制用切欠き52cを通して渡し脚板52,52の孔(図示せず)に差し込んであり、鉛直線を境に所定範囲(±15°)だけ揺動自在となっている。
【0031】
起立基板Bが屈曲棒54に凭れ掛かるようになっているため、図5に示す如く、薄い基板でも撓曲を抑制できる。また屈曲棒54が揺動自在となっているので、基板をラック50に差し込み搭載する場合、隣接の屈曲棒54との間口を拡げることができるため、薄い基板でも差し込み易くなる。また、屈曲棒54の間隔を狭めることができるため、ラックの基板搭載枚数を増やすことができる。更に、矩形基板の縁辺に沿って屈曲棒54が線接触するため、基板の汚れや実装面の損傷を極力抑制できる。なお、台板51のレベルよりも張出板52bのレベルの方を若干高く設定してあるため、起立基板Bの両端側のみが線接触するため、基板の汚れ等を抑制できる。
【0032】
なお、本発明の姿勢起伏変更機は、印刷配線基板に限らず、一般に、薄板状材料の姿勢変更に用いるに適している。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る薄板状材料の姿勢起伏変更機において、下支え部と略同姿勢で旋回する面凭れ部材を持つ薄板状材料の姿勢旋回装置としては、高所側巻掛け周囲にて下支え部の回り込み動に同期させて面凭れ部材を高所側巻掛け車の軸を支持中心に旋回させる同調旋回駆動機構である。面凭れ部材を高所側巻掛け車の軸を支持中心にして旋回させる構成であるため、起立薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置の下支え部の動きに正確に連動させ易く、機構構成の簡略化を達成できる。即ち、この同調旋回駆動機構は、高所側巻掛け部分の下支え部の回り込み過程で面凭れ部材を倒す方向に旋回付勢する旋回付勢手段と、回り込み過程での旋回付勢手段による面凭れ部材の旋回動を無端巻掛け線帯の回り込み度合いに対して相対的に回り止めして下支え部の回り込み動の位相に合わす回り止め手段とを有する。起立薄板状材料を倒伏薄板状材料へ姿勢変更する場合には、旋回付勢手段が面凭れ部材を倒す方向に旋回付勢するため面凭れ部材だけが早回りして急激に倒れ易いものの、回り止め手段が下支え部の回り込みに合わせてその旋回付勢を相対的に制動しているので、結局、面凭れ部材は下支え部の回り込み位相に同期して旋回する。逆に、倒伏薄板状材料を起立姿勢へ変更する場合には、旋回付勢手段による旋回付勢に抗して逆方向へ下支え部が回り込むため、今度も面凭れ部材は下支え部の回り込み位相に同期して旋回する。
【0034】
この回り止め手段として、下支え部の近傍の無端巻掛け線帯の側方に植設した回り止め部材と、面凭れ部材の旋回軸に固定されており、下支え部の回り込み過程の始期で回り止め部材に掛り止めされてその終期で掛け外される供回り車とを有する構成では、無端巻掛け線帯の邪魔にならず、また高所側巻掛け車の軸付近にコンパクトに装備できることから、機体構成のコンパクト化を実現できる。
【0035】
また、面凭れ部材が薄板状材料下面の両端側を受け載せる片持ち梁の平行棒である場合、薄板状材料下面を線接触で受けることができるため、薄板状材料の汚れを抑制できる。
【0036】
更に、面凭れ部材の長手方向に複数の受けローラが設けられている場合、薄板状材料下面を点接触又は転がり接触で受けることができることから、一層のこと、薄板状材料の汚れを防止できる。また、平行棒の倒れ込み旋回の終期では倒伏薄板状材料の縁辺が下支え部から離脱し易く、平行棒の立たせ込み旋回の終期では起立薄板状材料の下縁辺が下支え部に滑り込み易いので、薄板状材料の姿勢旋回装置や倒伏薄板状材料の移載装置の起動時期を早めることが可能となり、姿勢変更の高速化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板姿勢起伏変更機を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】同基板姿勢起伏変更機において起立基板を倒伏基板へ姿勢変更する態様を示す斜視図である。
【図3】(A)〜(E)は同姿勢変更過程を順に時間を追ってそれぞれ示す正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る起立基板整列用ラックを示す斜視図である。
【図5】同起立基板整列用ラックを示す正面図である。
【図6】従来の基板姿勢起伏変更機の一例を示す斜視図である。
【図7】同従来機において起立基板を倒伏基板へ姿勢変更させる状態を示す正面図である。
【図8】従来の起立基板整列用ラックを示す正面図である。
【符号の説明】
10…起立基板昇降用巻掛け伝動装置(基板エレベータ)
11…プラスチック製無端巻掛けチェーン
11a…基板送りフック(下支え部)
12a…低所側スプロケット
12b…高所側スプロケット
13a…駆動軸
13b…固定軸
13c…アーム旋回軸
14a…小スプロケット
14b…大スプロケット
14c…伝動チェーン
20…基板姿勢旋回装置
21…旋回アーム(面凭れ部材)
21a…基板受ローラ
22…同調旋回駆動機構
23…供回り車
23a…爪部
24…下フレーム
24a,25a…玉軸受
25…上フレーム
26…連結軸
27…エアシリンダ
27a…ピストンロッド
28…回しレバー
30…倒伏基板移載装置
…起立基板
…倒伏基板
α…傾斜角
P…回り止めピン
F…アーム通過余裕隙間
…エレベータ高低二速制御用円板
…エレベータ停止制御用円板
…エアシリンダ起動制御用円板
…予備円板
〜S…光学センサ
C…扇状遮光張出片
50…起立基板整列用ラック
51…台板
52…渡し脚板
52a…透孔
52b…張出板
52c…揺動規制用切欠き
53…受台
54…上部連結の略コ字状屈曲棒。

Claims (4)

  1. 起立薄板状材料の下縁辺を受け載せて支持する下支え部を持ち、低所側巻掛け車と高所側巻掛け車との間に傾斜張架で巻掛けられた無端巻掛け線帯を備える起立薄板状材料の昇降用巻掛け伝動装置と、前記高所側巻掛け車の略巻掛け周囲領域において薄板状材料下面を受け載せて前記下支え部と略同姿勢で旋回する面凭れ部材を持つ薄板状材料の姿勢旋回装置と、前記高所側巻掛け周囲の倒伏薄板状材料の一時載せ置き領域とその領域外との間で倒伏薄板状材料を略水平移送して移し変える倒伏薄板状材料の移載装置とを有する薄板状材料の姿勢起伏変更機において、
    前記薄板状材料の姿勢旋回装置は、前記高所側巻掛け周囲にて前記下支え部の回り込み動に同期させて前記面凭れ部材を前記高所側巻掛け車の軸を支持中心に旋回させる同調旋回駆動機構であって、
    前記同調旋回駆動機構は、前記高所側巻掛け周囲の前記下支え部の回り込み過程で前記面凭れ部材を倒す方向に旋回付勢する旋回付勢手段と、前記回り込み過程での前記旋回付勢手段による前記面凭れ部材の旋回動を前記無端巻掛け線帯の回り込み度合いに対して相対的に回り止めして前記下支え部の回り込み動の位相に合わす回り止め手段とを有することを特徴とする薄板状材料の姿勢起伏変更機。
  2. 請求項1において、前記回り止め手段は、前記下支え部の近傍の前記無端巻掛け線帯の側方に植設した回り止め部材と、前記面凭れ部材の旋回軸に固定されており、前記下支え部の回り込み過程の始期で前記回り止め部材に掛り止めされてその終期で掛け外される供回り車とを有して成ることを特徴とする薄板状材料の姿勢起伏変更機。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記面凭れ部材は、前記薄板状材料下面の両端側を受け載せる片持ち梁の平行棒であることを特徴とする薄板状材料の姿勢起伏変更機。
  4. 請求項1又は請求項2において、前記面凭れ部材は、その長手方向に複数の受けローラを有して成ることを特徴とする薄板状材料の姿勢起伏変更機。
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