JP3593174B2 - 合成樹脂製チューブ状容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばクリーム状物を胴部押圧によりノズルから注出可能に設けたチューブ状容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば広く使用されている合成樹脂製のチューブ容器は、円筒状筒体下端を板状に潰してその下端を溶着等させると共に、口頸部下端から下外方へ肩部をテーパ状に突出させ、かつその肩部外周から嵌合筒部を垂下した肩部材を、その嵌合筒部を上記筒体の上端部内へ嵌合させて一体に接合させ、又上記口頸部に口キャップを嵌合させて形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のチューブ容器は、容器胴部としての筒体と肩部材との接合に手数を要し、又口キャップを別に必要とするからその取外し時にその口キャップの置場に困る等の欠点を有した。
【0004】
本発明は、可撓性の第1シートを二枚重ねとした袋状部で容器上半を形成し、前面第1シートの上部内面に接合させた可撓性の第2シートの上部からはノズルを、又下部からはそのノズルへ嵌合用の口蓋状筒を第1シートを貫通させて前方へ突出させておき、容器胴部の圧搾により上記ノズルから収納物が注出できると共に、そのノズル閉塞の際は上記ノズルと口蓋状筒との中間容器部分屈曲により上記口蓋状筒をノズル外面へ気密に嵌合できるよう設け、もって上記従来の欠点を除去するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前後二枚の可撓性ある第1シート2a,2bを重合せ、それ等両第1シートの左右両側部3,3と上端部4とをそれぞれ接合させた袋状部で、少くとも容器体上半部を形成した可撓性のチューブ状容器体1と、上記前面側の第1シート2aの上部内面へ一体的に接合させた可撓性および耐水性ある第2シート8の上下両部から、該第2シートを接合させた第1シート部分を貫通して、上方からは容器体内収納物注出用のノズル9を、下方からはそのノズル外面へ着脱自在に、かつ気密に嵌合できる基端面閉塞の口蓋状筒10を、それぞれ前方突出する着脱部材7とからなり、それ等ノズル9と口蓋状筒10との間の各シート部分の長さを、それ等ノズルと口蓋状筒との中間部分屈曲により、ノズル9外面へ口蓋状筒10を気密に嵌合させることが可能に設定した。
【0006】
【作用】
図1が示す、容器体上端部4を上方へ伸ばした状態で容器体胴部を押圧すると、容器体内が加圧されることで容器体内収納物がノズル9を通って注出される。
【0007】
収納物取出しが終わった後、図2が示すように容器体上部を前方へ屈曲してノズル9を下方の口蓋状筒10内へ嵌合させる。上記屈曲の際、前面側の第1シート2aに接合された第2シート8と後面側の第1シート2bとは、屈曲されるに従って図2のように次第に容器上方側から次第に接触することとなり、図4のようにノズル9外面へ口蓋状筒10を嵌合させた状態では、第2シート8を接合した前面側第1シート2aと後面側の第1シート2bとは共に同一の曲率半径で屈曲しようとするため、上記第2シート8に対して後面側第1シート2bは気密に圧接することとなる。よってノズル9が口蓋状筒10によって密閉されるだけでなく、そのノズルの基端面を含めて容器体内からノズルにいたる容器体内上方部分が後面側第1シート2bと第2シート8との圧接により密閉されることとなる。
【0008】
【実施例】
1は前後二枚の可撓性ある耐水性の帯状第1シート2a,2bを前後に重合せ、それ等両第1シートの左右両側部3,3と上端部4とを共に接合させた袋状部で、少くとも上半部を形成した合成樹脂製容器体である。容器体下半部も上半部と同様に形成してもよく、又図示例のように上記袋状部下端面を底壁接合により閉塞してもよい。前後の第1シート2a,2bおよび底壁は、耐水性の合成樹脂製フィルムでシートの内外面を、又保香性、酸素不透過性の各合成樹脂製フィルムを上記耐水性フィルム間に挟んだ積層シートで形成するとよい。尚底壁は肉厚の合成樹脂製板で形成してもよい。前面側の第1シート2a上部の上下には、後述ノズルおよび口蓋状筒貫通孔5,5をそれぞれ穿設しておく。
【0009】
上記前面側の第1シート2aの上部内面には、着脱部材7の可撓性および耐水性ある第2シート8を一体的に接合させる。第2シート8の上部前面からはノズル9を、又下方からは基筒面閉塞の口蓋状筒10を突出し、それ等ノズルおよび口蓋状筒は上記貫通孔5,5から前方へ突出する。ノズル9は図4が示すように容器体上部を前方へ屈曲させることで、口蓋状筒10内へ気密に嵌合できるよう設ける。着脱部材7は合成樹脂材で一体成形している。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、既述構成としたから、、従来のチューブ容器のように別部材である口キャップを設けてこれを口頸部としてのノズル外面へ嵌合させなくてもよく、よってノズルから取外した口キャップの置場に困るようなことがなく、又容器体の少くとも上半部は、前後二枚の第1シート2a,2bを重合せ、それ等両シートの左右両側部および上端部を共に接合させて形成するから、又その前面側第1シート2aの上部内面へ接合させた第2シート8の上下両部から、第1シートを貫通させてノズル9と口蓋状筒10とを前方突出させたから、図4が示すように、それ等ノズルと口蓋状筒との間の容器体部分を前方へ屈曲させてノズル9を口蓋状筒10内へ嵌合させた際、ノズルが口蓋状筒10によって密閉されるだけでなく、そのノズルの基端面を含めて容器体内からノズルにいたる容器体内上方部分が後面側第1シート2bと第2シート8との圧接により密閉されるため、その密閉を極めて確実とすることが出来る。
【0011】
更に上記のようにノズル9外面へ口蓋状筒10を嵌合させた状態で下方へ屈曲された容器体の上端部4と口蓋状筒10下方の前面側第1シート部分との間には図4が示すように間隙Lが形成されることとなり、よって容器体上端部4を持ち、上方へ引上げることでノズル6を口蓋状筒10から外すことも容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズル開孔状態で示す、本発明容器の斜視図である。
【図2】図1要部の縦断面図である。
【図3】ノズル孔閉塞状態で示す、本発明容器の斜視図である。
【図4】図3要部の縦断面図である。
【符号の説明】
2a 前面側第1シート 2b 後面側第1シート
4 上端部 7 着脱部材
9 ノズル 10 口蓋状筒
Claims (1)
- 前後二枚の可撓性ある第1シート2a,2bを重合せ、それ等両第1シートの左右両側部3,3と上端部4とをそれぞれ接合させた袋状部で、少くとも容器体上半部を形成した可撓性のチューブ状容器体1と、上記前面側の第1シート2aの上部内面へ一体的に接合させた可撓性および耐水性ある第2シート8の上下両部から、該第2シートを接合させた第1シート部分を貫通して、上方からは容器体内収納物注出用のノズル9を、下方からはそのノズル外面へ着脱自在に、かつ気密に嵌合できる基端面閉塞の口蓋状筒10を、それぞれ前方突出する着脱部材7とからなり、それ等ノズル9と口蓋状筒10との間の各シート部分の長さを、それ等ノズルと口蓋状筒との中間部分屈曲により、ノズル9外面へ口蓋状筒10を気密に嵌合させることが可能に設定したことを特徴とする合成樹脂製チューブ状容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06163095A JP3593174B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 合成樹脂製チューブ状容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06163095A JP3593174B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 合成樹脂製チューブ状容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08230908A JPH08230908A (ja) | 1996-09-10 |
JP3593174B2 true JP3593174B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=13176713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06163095A Expired - Fee Related JP3593174B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 合成樹脂製チューブ状容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3593174B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH698008B1 (de) * | 2005-11-25 | 2009-04-30 | Belcap Switzerland Ag | Hermetisch verschlossener Flüssigkeitsbeutel mit eingeschweisstem Trink- oder Spendestutzen. |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP06163095A patent/JP3593174B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08230908A (ja) | 1996-09-10 |
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