JP3592526B2 - フレーム構造及びこれを有する画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレーム構造(骨組構造、装置本体構造の概念を含む。以下同じ。)及びこれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−6336号公報には、部品点数を減らしながら画像形成装置の本体フレームの剛性を確保する技術が開示されている。
これは、本体フレームの両側板上面に補強板を介することなく光学フレームを直接固定するものである。
【0003】
また、例えば、フルカラー画像形成装置では、図19に示すように、感光体ドラム100等を一体に備えた4つの作像カートリッジ102が垂直方向に並置され、これに対応して光書き込み装置104が並置されている。
各光書き込み装置104により各作像カートリッジ102の感光体ドラム100上に光ビームがスキャンされることで感光体ドラム100上に静電潜像が形成される。光書き込み装置104では、図示しないレーザーダイオードで生成された光ビームがポリゴンミラー106の作用でスキャンされ、第1のfθレンズ108、折り返しミラー110、111、第2のfθレンズ112を介して目的のビームスポットが感光体ドラム100上に照射される。
作像カートリッジ102内には、感光体ドラム100の他、図示しないクリーニング手段、帯電手段、現像手段、トナーなどの作像に必要で且つ交換寿命を有する部品群が備えられている。
また、各作像カートリッジ102には、異なるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色のトナーが収容されており、転写ベルト114上を所定のタイミング搬送されるシート上に各色の画像が順次重ね合わされて最終的にフルカラー画像が得られる。シート出路から出たシートは図示しない定着装置に送られ、ここでトナーは熱と圧力によりシート上に永久画像として定着される。
【0004】
このような画像形成装置では、作像カートリッジ102が短い並置距離で配置されるので、作像カートリッジ102間に光書き込み装置104を設置することはできず、光書き込み装置104は感光体ドラム100から比較的離れた位置に配置されることになる。このため、光書き込み装置104に振動が生じた場合には感光体ドラム100上のビーム変位が大きくなり、後述するバンディングと呼ばれる現象を生じ易くなる。
【0005】
フレーム構造は、図20及び図21に示すように、天板116、底板118、前側板120、後側板122、左側板124、右側板126等のベース構造部材から基本的に構成されている。各ベース構造部材は図面上簡単な形状で示しているが、実際は部品取り付けのための切り欠きや曲げ、穴などを多数有し、複雑な形状である。
光書き込み装置104は、後端部が後側板122に固定された板状の支持部128と、この支持部128に設置された光書き込み部129と、前側板120と支持部128の前端部との間に設けられた調整部130とから構成されており、支持部128と調整部130はいわゆる橋梁構造となっている。
【0006】
調整部130は支持部128の前端部を上下方向に変位させる機構を有しており、光書き込み部129から輻射される光ビームの走査傾きを調整できるようになっている。かかる調整により、4色の画像が傾いて重ね合わされることを防止することができる。調整部130による支持部128の変位を可能にすべく、支持部128の後端部にはスリット状の切り欠き128aが形成されており、ヒンジ機能が容易に発現するようになっている。ここでは、4色全てに対応して調整部130を設けているが、基準とする1色に対応する光書き込み部129の支持部128は調整部130を介することなく直接前側板120と後側板122との間に固定して調整部130を一つ省略する構成であってもよい。
【0007】
上記構成の他に、光書き込み装置の位置調整又は位置ずれ防止に関する技術としては、特開平5−6071号公報、特開平7−104545号公報、特開平6−34901号公報に記載のものがある。
特開平5−6071号公報に記載の技術は、光書き込み装置をフレーム構造体にバネやネジ等を介して調整可能に取り付けたものであり、特開平7−104545号公報に記載の技術は、熱膨張による色ずれを防止するためにセラミックなどの熱膨張係数の小さな材料でフレーム構造体を形成するものである。特開平6−34901号公報に記載の技術は、光書き込み手段のハウジングとカバー間に弾性部材を使用し、カバーの振動を抑制して光書き込みへの影響を防止するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ベース構造部材に補強部材等の取付部材を取り付ける組み立て工程が必要なフレーム構造では、取付部材が大形で重量物の場合には、作業者が取付部材の重量を支えながらその位置決めをして固定しなければならないので、労力を必要とするとともに手間が掛かるという問題があった。
従来の技術動向は、上記特開平8−6336号公報に開示されるように、フレーム強度の確保、部品点数の削減に重きをおいており、組み立て性の向上の観点からの改良はなされていない現状にある。
【0009】
また、上述のように作像カートリッジ102及び光書き込み手段104を垂直方向に並置する構成では装置の小型化を図れるが、ベース部材128と調整手段130が橋梁構造となっているので、基本的な振動モードとして、図22(a)に示す上下振動モード、図22(b)に示すねじれ振動モードが存在する。
このため、駆動装置などの振動が前側板120、後側板122を経由して伝わり、光書き込み手段104全体が振動を起こすと、感光体ドラム100上の光ビーム位置の周期的な変位が引き起こされ、共振周波数に応じた副走査方向の走査ピッチムラが発生する。これは画像上では副走査方向の周期的な濃度ムラとなり、バンディングと呼ばれる。
バンディングは、0.5mmピッチ付近では視覚的に非常に判別されるが、振動がより高周波数になり、画像上のピッチが狭まると視覚的には判別しにくくなるという特徴がある。このため上記振動モードでの共振周波数が低い場合には視覚的に判別され易く、著しく画像品質を損なっていた。
さらに複数の光書き込み手段を備えた画像形成装置では、▲1▼駆動装置が複雑化しその振動発生レベルが高くなりがちであること、▲2▼装置の小型化の要請から光書き込み手段の断面積を小さくする必要があり、振動し易くなる傾向にあること、▲3▼光書き込み手段周辺にはスペースの都合で十分な強度を持った構造体を構築することが困難であることから、1つの光書き込み手段を使用する単色対応の画像形成装置よりもバンディングの問題は深刻となる。
【0010】
上記各公報に開示された従来技術においては、装置構造体に対する光書き込み手段の防振の観点からのバンディング対策は存在せず、また示唆する内容も存在しない。
【0011】
本発明は、特に大形の取付部材を組付ける場合の組み立て性の向上を図れるフレーム構造の提供を、その目的とする。
また、本発明は、フレーム構造の組み立て性の向上を図れるとともに、バンディングを抑制できる画像形成装置の提供を、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、ベース構造部材と、このベース構造部材に取り付けられる取付部材を有するフレーム構造において、上記ベース構造部材に上記取付部材をその重量を支えた状態で支持する突き当て部が設けられているとともに少なくとも1つの位置決め部が設けられ、取付部材には上記位置決め部に係合する係合部が設けられ、取付部材を上記突き当て部に突き当てた状態で回動させることによって上記係合部が上記位置決め部に係合してベース構造部材に対する取付部材の位置決めがなされる、という構成を採っている。
【0013】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の構成において、上記位置決め部と係合部が、上記取付部材の回動に伴って順次係合するように複数設けられ、最終的に係合する位置決め部と係合部とによって取付部材の或る一方向の位置決めがなされる、という構成を採っている。
【0014】
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の構成において、上記取付部材に、取付作業時の操作用穴が形成され、この操作用穴が光書き込み装置等の発熱部材を有する装置が装備された場合の放熱用通気穴を兼ねる、という構成を採っている。
【0015】
請求項4記載の発明では、請求項1,2又は3記載のフレーム構造を有し、上記ベース構造部材に複数のステーが固定され、複数の光書き込み装置が上記各ステーで仕切られて並置され、各ステーは上記取付部材にも固定されている、という構成を採っている。
【0016】
請求項5記載の発明では、請求項1,2又は3記載のフレーム構造を有し、複数の光書き込み装置が並置され、これらの光書き込み装置の少なくとも1つが走査線のずれを調整する調整手段を有し、走査線のずれを調整可能な光書き込み装置とこれに隣接する光書き込み装置間が上記ベース構造部材に固定されたステーで仕切られ、該ステーは上記取付部材にも固定されている、という構成を採っている。
【0017】
請求項6記載の発明では、請求項4又は5記載の構成において、上記各ステーの上記取付部材に対する固定位置が不均一であり、固定したときに取付部材が各ステーの固定位置に倣って変形する、という構成を採っている。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。なお、従来技術と同一部分は同一符号で示し、構造上又は機能上の重複説明は特に必要がない限り省略する。
まず、請求項1に対応する実施例を説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施例における画像形成装置はフルカラー画像形成装置であり、従来技術と同様、4つの作像カートリッジ102が垂直に並置されているとともに、これに対応して4つの光書き込み装置104が垂直に並置されている。
各光書き込み装置104の間には、平板状のステー2が配置されて仕切られており、これらのステー2は前側板120と後側板122にそれぞれの端部を図示しない締結手段によって固定されている。
また、図1に示すように、各ステー2の作像カートリッジ102側の端部は、前側板120と後側板122との間に取り付けられた取付部材4に固定されている。なお、図2及び図3では取付部材4を省略し、図1では光書き込み装置104の支持部128及び調整部130を省略している。
【0019】
次に、上記画像形成装置のフレーム構造の組み立てについて詳細に説明する。なお、図1乃至図3では模式的に表示したが、これらを実際形状に近い形で説明する。
図4乃至図6に示すように、ベース構造部材としての前側板120と後側板122との間には図9に一点鎖線で表示する基準ステー6が固定され、これによって大まかな骨組みが形成されるようになっている。この概略構成において、前側板120と後側板122との間に各ステー2が固定される。次いで前側板120と後側板122との間にL字形の取付部材4が取り付けられ、取付部材4と各ステー2との間でも固定がなされる(請求項4)。取付部材4とステー2の組み付け順序は逆でもよい。
なお、図1乃至図3においては、天板116、左側板124、右側板126は省略している。
【0020】
取付部材4は、図7に示すように、各ステー2の一側が固定される垂直部8と、垂直部8の上端に連設された水平部10とから構成されている。垂直部8には、光ビームの光路としてのスリット状の開口8aが光書き込み部129の数に対応して形成されている。符号8bで示す複数の小孔は、ステー2の固定用孔である。また、垂直部8の両側には、折り曲げ加工によって前側板120と後側板122に対する固定片8cが形成されており、固定片8cには、鉤状の下方係合部8d1 と上方係合部8d2 が形成されている。
水平部10には、取付作業時又は運搬時の操作用穴10aが形成されているとともに、その両側には複数の放熱用孔10bが形成されている。また、水平部10の両側には、折り曲げ加工によって前側板120と後側板122に対する固定片10cが形成されている。
光書き込み装置104の光書き込み部129は高速回転するポリゴンモータ等の発熱部材を有しており、蓄熱による誤作動を防止するために、放熱用通気穴を兼ねる操作用穴10aが設けられている。このように、操作用穴10aが放熱用通気穴を兼ねる構成とすれば個別に形成する場合の製作上の煩雑さを回避できる(請求項3)。
また、操作用穴10a及び放熱用孔10bは、取付部材4の軽量化にも寄与する。
【0021】
ステー2は、図8に示すような段差を有する形状(図2ではこの段差を省略している)に形成されており、一側には折り曲げ加工によって取付部材4に対する固定片2aが形成されている。固定片2aには、取付部材4の垂直部8の固定用孔8bに対応して固定用孔2bが形成されている。また、各ステー2にも光書き込み部129から発生する熱を放熱するための複数の放熱用孔2c、2dが形成されており、この場合もこれらの放熱用孔2c、2dはステー2の軽量化にも寄与する。
【0022】
第1段目(最上)の光書き込み装置104は、図6に二点鎖線で示すように、取付部材4の水平部10とステー2との間に設置され、第2段目以降はステー2間に設置されることになる。取付部材4の水平部10はステー2と同等の機能を有することになる。
【0023】
次に、取付部材4に対する前側板120及び後側板122の対応構成及び前側板120及び後側板122に対する取付部材4の組付操作を説明する。
図9に示すように、後側板122の下端近傍には、取付部材4をその重量を支えた状態で支持する突き当て部12が形成されている。突き当て部12は、取付部材4の下端を支持した状態で移動させることが可能な傾斜したガイド板14と、取付部材4の下端の位置を制限する凸部16とから構成されている。
本実施例では、図10に示すように、ガイド板14は取付部材4の下端部の面を切り起こして内方に曲げることによって形成されており、凸部16は、図10及び図11に示すように、下端部の面を押し出してエンボス形状に形成されている。
また、後側板122には、取付部材4の下方係合部8d1 と係合する下方位置決め部122aと、上方係合部8d2 と係合する上方位置決め部122bが形成されている。下方位置決め部122aと上方位置決め部122bも凸部16と同様にエンボス形状に形成されている。これらの構成は前側板120においても同様である。
【0024】
組付けに際しては、まず、図9に示すように、水平部10の操作用穴10aを片方の手で持つとともにもう一方の手で垂直部8の下部を持って持ち上げ、全体が傾斜した状態でその下端をガイド板14に載せるとともに滑らせ、凸部16に突き当てる。取付部材4の下端が突き当て部12に支持されると、取付部材4の重量は突き当て部12で支えられ、作業者は取付部材4の上部に手を添えて保持するだけでよい。
この状態で、作業者が取付部材4の上端部側を矢印L方向に押すと、取付部材4は突き当て部12を支点として回動する。この回動に伴って、図12に示すように、まず、下方位置決め部122aと下方係合部8d1 とが上方位置決め部122bと上方係合部8d2 とに先駆けて接近し、図13に示すように、下方位置決め部122aが下方係合部8d1 のテーパ8d3 に当接する。取付部材4の回動がさらに進むと、下方位置決め部122aに対するテーパ8d3 の乗り上げによって取付部材4は若干上方へ移動し、図14に示すように、下方位置決め部122aと下方係合部8d1 とが係合(勘合)する。その後、上方位置決め部122bが上方係合部8d2 のテーパ8d4 に当接する。
図15に示すように、位置決め部のピッチP1より、係合部のテーパ部のピッチP2を大きくしてあり、これによって位置決め部が複数あっても一方側(下方側)から順次係合がなされることになる(請求項2)。
【0025】
上方位置決め部122bが上方係合部8d2 のテーパ8d4 に当接した状態で、取付部材4が押されると、図16に示すように、上方位置決め部122bに対するテーパ8d4 の乗り上げによって取付部材4は若干上方へ移動し、上方位置決め部122bと上方係合部8d2 が係合する。図17に示すように、上方位置決め部122bと上方係合部8d2 が係合した状態で下方位置決め部122aと下方係合部8d1 の凹部との間にはtの隙間ができるように設定されており、これによって最終的に係合する上方位置決め部122bと上方係合部8d2 との係合によって前側板120及び後側板122に対する取付部材4の或る一方向(本実施例では縦方向)の位置決めがなされることになる(請求項2)。位置決めがなされた後は、作業者は止めねじで固定するだけでよい。
突き当て部12の構成は上記構成に限定されるものではなく、取付部材4の重量を支えた状態で回動できるものであればよい。
【0026】
このように、取付部材4の重量を突き当て部12で支えた状態で回動し、位置決めを行う構成とすれば、少ない労力で簡単に組み付けることができ、組み立て作業の容易化を図ることができる。取付部材4が大形で重量物の場合には特に有効である。本実施例では画像形成装置への適用例を示したが、この種のフレーム構造、すなわち、ベース構造部材に取付部材を後付けする一般構造において、同様の効果を得ることができる。
【0027】
ステー2の存在によって特に前側板120と後側板122の構造強度が高まり、その結果、光書き込み装置104の固定部周辺、すなわち前側板120と後側板122に対する固定部周辺の振動が抑制される。
特に、前側板120と後側板122が面振動する振動モードに対して、ステー2がその面を分割する構造となるので、バンディングを生じ易い低周波数の共振モードを解消し、高い周波数の共振モードのみとなり、効果的である。
また、本実施例では、各ステー2が取付部材4に固定されるので、前側板120と後側板122の面振動モードの抑制はさらに高められる。ステー2と取付部材4の垂直部8が略直交した構成となるので、断面モーメントが非常に大きくなり、曲げ剛性に優れた剛性の高いフレーム構造となるからである。
【0028】
また、本実施例においては、図18(a)に示すように、前側板120及び後側板122に対する各ステー2の固定位置の調整によって各ステー2の固定片2aの取付部材4の垂直部8に対する固定前の位置を意識的に不均一としている(請求項6)。具体的には、1段目のステー2がm1 (例えば2mm〜4mm)の隙間を有し、3段目のステー2がm2 (例えば2mm〜4mm)の隙間を有している。この場合、m1 =m2 でもよい。
各ステー2を前側板120及び後側板122に固定した後で、固定片2aを位置決めされた取付部材4の垂直部8に固定すると、垂直部8は各ステー2の固定位置に倣うため、固定が完了した後の垂直部8の形状は、図18(b)に示すように、波状となる。
この取付部材4の変形によって、取付位置が均一な通常の固定構造に比べて剛性が高まり、さらに光書き込み装置104の振動抑制機能が高められる。
【0029】
上記実施例では、少なくとも一つの光書き込み装置104の走査線のずれを調整できる画像形成装置を示したが、調整をしない固定タイプ、すなわち、支持部128が調整部130を介することなく前側板120と後側板122に固定される構造の画像形成装置においても、上記組み立て性及びバンディング抑制に優れたフレーム構造を同様に実施することができる(請求項5)。
【0030】
上記各ステー2及び取付部材4は、その機能から、構造部材ということもでき、また補強部材ということもできる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1及び2記載の発明によれば、取付部材を上記突き当て部に突き当てた状態で回動させることによって位置決めを行う構成としたので、取付部材が大形且つ重量物であっても少ない労力で容易に組み付けることができ、組立作業の容易化、迅速化を図ることができる。
【0032】
請求項3記載の発明によれば、取付作業時の操作用穴が放熱用通気穴を兼ねる構成としたので、構成の簡易化及び製造コストの低減を図ることができる。
【0033】
請求項4及び5記載の発明によれば、組立性の向上を図ることができるとともに、バンディングを抑制することができる。
【0034】
請求項6記載の発明によれば、固定後の形状を意識的に変形させる構成としたので、剛性を高めることができ、バンディングの抑制機能をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の要部の概要正面図である。
【図2】同概要平面図である。
【図3】同概要側面図である。
【図4】左右側板及び天板を取り除いた前側板側からの斜視図である。
【図5】後側板側からの斜視図である。
【図6】後側板側からの斜視図で、後側板を取り除いた図である。
【図7】取付部材の斜視図である。
【図8】ステーの斜視図である。
【図9】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、取付部材の下端を突き当て部に突き当てた状態を示す図である。
【図10】突き当て部の斜視図である。
【図11】突き当て部の凸部の断面図である。
【図12】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、取付部材の下端を突き当て部に突き当てた後回動した状態を示す図である。
【図13】下方位置決め部が下方係合部のテーパに当接した状態を示す側面図である。
【図14】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、下方位置決め部と下方係合部が係合した状態を示す図である。
【図15】位置決め部と係合部のピッチ差を示す側面図である。
【図16】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、上方位置決め部と上方係合部が係合して位置決めがなされた状態を示す図である。
【図17】位置決めがなされた状態での上下における位置決め部と係合部の関係を示す側面図である。
【図18】取付部材とステーとの固定状態を示す側面図で、(a)はステーを取付部材に固定する前の状態を示す図、(b)は固定した後の取付部材の変形状態を示す図である。
【図19】従来における画像形成装置の要部の概要正面図である。
【図20】同概要平面図である。
【図21】同概要側面図である。
【図22】従来構成における振動モードを示す図で、(a)は上下振動モード、(b)はねじれ振動モードを示す図である。
【符号の説明】
2 ステー
4 取付部材
8d1 係合部としての下方係合部
8d2 係合部としての上方係合部
10a 操作用穴
12 突き当て部
120 ベース構造部材としての前側板
122 ベース構造部材としての後側板
122a 位置決め部としての下方位置決め部
122b 位置決め部としての上方位置決め部
Claims (6)
- ベース構造部材と、このベース構造部材に取り付けられる取付部材を有するフレーム構造において、
上記ベース構造部材に上記取付部材をその重量を支えた状態で支持する突き当て部が設けられているとともに少なくとも1つの位置決め部が設けられ、取付部材には上記位置決め部に係合する係合部が設けられ、取付部材を上記突き当て部に突き当てた状態で回動させることによって上記係合部が上記位置決め部に係合してベース構造部材に対する取付部材の位置決めがなされることを特徴とするフレーム構造。 - 請求項1記載のフレーム構造において、
上記位置決め部と係合部が、上記取付部材の回動に伴って順次係合するように複数設けられ、最終的に係合する位置決め部と係合部とによって取付部材の或る一方向の位置決めがなされることを特徴とするフレーム構造。 - 請求項1又は2記載のフレーム構造において、
上記取付部材に、取付作業時の操作用穴が形成され、この操作用穴が光書き込み装置等の発熱部材を有する装置が装備された場合の放熱用通気穴を兼ねることを特徴とするフレーム構造。 - 請求項1,2又は3記載のフレーム構造を有し、
上記ベース構造部材に複数のステーが固定され、複数の光書き込み装置が上記各ステーで仕切られて並置され、各ステーは上記取付部材にも固定されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1,2又は3記載のフレーム構造を有し、
複数の光書き込み装置が並置され、これらの光書き込み装置の少なくとも1つが走査線のずれを調整する調整手段を有し、走査線のずれを調整可能な光書き込み装置とこれに隣接する光書き込み装置間が上記ベース構造部材に固定されたステーで仕切られ、該ステーは上記取付部材にも固定されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4又は5記載の画像形成装置において、
上記各ステーの上記取付部材に対する固定位置が不均一であり、固定したときに取付部材が各ステーの固定位置に倣って変形することを特徴とする画像形成装置。
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