JPH11334174A - フレーム構造及びこれを有する画像形成装置 - Google Patents

フレーム構造及びこれを有する画像形成装置

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JPH11334174A
JPH11334174A JP10143063A JP14306398A JPH11334174A JP H11334174 A JPH11334174 A JP H11334174A JP 10143063 A JP10143063 A JP 10143063A JP 14306398 A JP14306398 A JP 14306398A JP H11334174 A JPH11334174 A JP H11334174A
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Hiromitsu Takagaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム構造の組み立て性の向上を図る。画
像形成装置におけるフレーム構造の組み立て性の向上を
図るとともにバンディングを抑制する。 【解決手段】 前側板120と後側板122間におい
て、上下方向に複数の光書き込み装置が並置され、各光
書き込み装置は前側板120と後側板122間に固定さ
れるステーで仕切られる。また、各側板間には取付部材
4が取り付けられ、ステーはこの取付部材4にも固定さ
れる。取付部材4はその下端を前側板120と後側板1
22に形成されたガイド板14と凸部16から成る突き
当て部12に突き当てられて支持され、L字方向に回動
することによって、下方位置決め部122aと下方係合
部8d1 、上方位置決め部122bと上方係合部8d2
が順次係合し、位置決めがなされる。位置決め後側板に
固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム構造(骨
組構造、装置本体構造の概念を含む。以下同じ。)及び
これを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−6336号公報には、部品点
数を減らしながら画像形成装置の本体フレームの剛性を
確保する技術が開示されている。これは、本体フレーム
の両側板上面に補強板を介することなく光学フレームを
直接固定するものである。
【0003】また、例えば、フルカラー画像形成装置で
は、図19に示すように、感光体ドラム100等を一体
に備えた4つの作像カートリッジ102が垂直方向に並
置され、これに対応して光書き込み装置104が並置さ
れている。各光書き込み装置104により各作像カート
リッジ102の感光体ドラム100上に光ビームがスキ
ャンされることで感光体ドラム100上に静電潜像が形
成される。光書き込み装置104では、図示しないレー
ザーダイオードで生成された光ビームがポリゴンミラー
106の作用でスキャンされ、第1のfθレンズ10
8、折り返しミラー110、111、第2のfθレンズ
112を介して目的のビームスポットが感光体ドラム1
00上に照射される。作像カートリッジ102内には、
感光体ドラム100の他、図示しないクリーニング手
段、帯電手段、現像手段、トナーなどの作像に必要で且
つ交換寿命を有する部品群が備えられている。また、各
作像カートリッジ102には、異なるY(イエロー)、
M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各
色のトナーが収容されており、転写ベルト114上を所
定のタイミング搬送されるシート上に各色の画像が順次
重ね合わされて最終的にフルカラー画像が得られる。シ
ート出路から出たシートは図示しない定着装置に送ら
れ、ここでトナーは熱と圧力によりシート上に永久画像
として定着される。
【0004】このような画像形成装置では、作像カート
リッジ102が短い並置距離で配置されるので、作像カ
ートリッジ102間に光書き込み装置104を設置する
ことはできず、光書き込み装置104は感光体ドラム1
00から比較的離れた位置に配置されることになる。こ
のため、光書き込み装置104に振動が生じた場合には
感光体ドラム100上のビーム変位が大きくなり、後述
するバンディングと呼ばれる現象を生じ易くなる。
【0005】フレーム構造は、図20及び図21に示す
ように、天板116、底板118、前側板120、後側
板122、左側板124、右側板126等のベース構造
部材から基本的に構成されている。各ベース構造部材は
図面上簡単な形状で示しているが、実際は部品取り付け
のための切り欠きや曲げ、穴などを多数有し、複雑な形
状である。光書き込み装置104は、後端部が後側板1
22に固定された板状の支持部128と、この支持部1
28に設置された光書き込み部129と、前側板120
と支持部128の前端部との間に設けられた調整部13
0とから構成されており、支持部128と調整部130
はいわゆる橋梁構造となっている。
【0006】調整部130は支持部128の前端部を上
下方向に変位させる機構を有しており、光書き込み部1
29から輻射される光ビームの走査傾きを調整できるよ
うになっている。かかる調整により、4色の画像が傾い
て重ね合わされることを防止することができる。調整部
130による支持部128の変位を可能にすべく、支持
部128の後端部にはスリット状の切り欠き128aが
形成されており、ヒンジ機能が容易に発現するようにな
っている。ここでは、4色全てに対応して調整部130
を設けているが、基準とする1色に対応する光書き込み
部129の支持部128は調整部130を介することな
く直接前側板120と後側板122との間に固定して調
整部130を一つ省略する構成であってもよい。
【0007】上記構成の他に、光書き込み装置の位置調
整又は位置ずれ防止に関する技術としては、特開平5−
6071号公報、特開平7−104545号公報、特開
平6−34901号公報に記載のものがある。特開平5
−6071号公報に記載の技術は、光書き込み装置をフ
レーム構造体にバネやネジ等を介して調整可能に取り付
けたものであり、特開平7−104545号公報に記載
の技術は、熱膨張による色ずれを防止するためにセラミ
ックなどの熱膨張係数の小さな材料でフレーム構造体を
形成するものである。特開平6−34901号公報に記
載の技術は、光書き込み手段のハウジングとカバー間に
弾性部材を使用し、カバーの振動を抑制して光書き込み
への影響を防止するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベース構造
部材に補強部材等の取付部材を取り付ける組み立て工程
が必要なフレーム構造では、取付部材が大形で重量物の
場合には、作業者が取付部材の重量を支えながらその位
置決めをして固定しなければならないので、労力を必要
とするとともに手間が掛かるという問題があった。従来
の技術動向は、上記特開平8−6336号公報に開示さ
れるように、フレーム強度の確保、部品点数の削減に重
きをおいており、組み立て性の向上の観点からの改良は
なされていない現状にある。
【0009】また、上述のように作像カートリッジ10
2及び光書き込み手段104を垂直方向に並置する構成
では装置の小型化を図れるが、ベース部材128と調整
手段130が橋梁構造となっているので、基本的な振動
モードとして、図22(a)に示す上下振動モード、図
22(b)に示すねじれ振動モードが存在する。このた
め、駆動装置などの振動が前側板120、後側板122
を経由して伝わり、光書き込み手段104全体が振動を
起こすと、感光体ドラム100上の光ビーム位置の周期
的な変位が引き起こされ、共振周波数に応じた副走査方
向の走査ピッチムラが発生する。これは画像上では副走
査方向の周期的な濃度ムラとなり、バンディングと呼ば
れる。バンディングは、0.5mmピッチ付近では視覚
的に非常に判別されるが、振動がより高周波数になり、
画像上のピッチが狭まると視覚的には判別しにくくなる
という特徴がある。このため上記振動モードでの共振周
波数が低い場合には視覚的に判別され易く、著しく画像
品質を損なっていた。さらに複数の光書き込み手段を備
えた画像形成装置では、駆動装置が複雑化しその振動
発生レベルが高くなりがちであること、装置の小型化
の要請から光書き込み手段の断面積を小さくする必要が
あり、振動し易くなる傾向にあること、光書き込み手
段周辺にはスペースの都合で十分な強度を持った構造体
を構築することが困難であることから、1つの光書き込
み手段を使用する単色対応の画像形成装置よりもバンデ
ィングの問題は深刻となる。
【0010】上記各公報に開示された従来技術において
は、装置構造体に対する光書き込み手段の防振の観点か
らのバンディング対策は存在せず、また示唆する内容も
存在しない。
【0011】本発明は、特に大形の取付部材を組付ける
場合の組み立て性の向上を図れるフレーム構造の提供
を、その目的とする。また、本発明は、フレーム構造の
組み立て性の向上を図れるとともに、バンディングを抑
制できる画像形成装置の提供を、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、ベース構造部材と、この
ベース構造部材に取り付けられる取付部材を有するフレ
ーム構造において、上記ベース構造部材に上記取付部材
をその重量を支えた状態で支持する突き当て部が設けら
れているとともに少なくとも1つの位置決め部が設けら
れ、取付部材には上記位置決め部に係合する係合部が設
けられ、取付部材を上記突き当て部に突き当てた状態で
回動させることによって上記係合部が上記位置決め部に
係合してベース構造部材に対する取付部材の位置決めが
なされる、という構成を採っている。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記位置決め部と係合部が、上記取付部
材の回動に伴って順次係合するように複数設けられ、最
終的に係合する位置決め部と係合部とによって取付部材
の或る一方向の位置決めがなされる、という構成を採っ
ている。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の構成において、上記取付部材に、取付作業時の操
作用穴が形成され、この操作用穴が光書き込み装置等の
発熱部材を有する装置が装備された場合の放熱用通気穴
を兼ねる、という構成を採っている。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1,2又
は3記載のフレーム構造を有し、上記ベース構造部材に
複数のステーが固定され、複数の光書き込み装置が上記
各ステーで仕切られて並置され、各ステーは上記取付部
材にも固定されている、という構成を採っている。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項1,2又
は3記載のフレーム構造を有し、複数の光書き込み装置
が並置され、これらの光書き込み装置の少なくとも1つ
が走査線のずれを調整する調整手段を有し、走査線のず
れを調整可能な光書き込み装置とこれに隣接する光書き
込み装置間が上記ベース構造部材に固定されたステーで
仕切られ、該ステーは上記取付部材にも固定されてい
る、という構成を採っている。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項4又は5
記載の構成において、上記各ステーの上記取付部材に対
する固定位置が不均一であり、固定したときに取付部材
が各ステーの固定位置に倣って変形する、という構成を
採っている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。なお、従来技術と同一部分は同一符号で示し、構造
上又は機能上の重複説明は特に必要がない限り省略す
る。まず、請求項1に対応する実施例を説明する。図1
乃至図3に示すように、本実施例における画像形成装置
はフルカラー画像形成装置であり、従来技術と同様、4
つの作像カートリッジ102が垂直に並置されていると
ともに、これに対応して4つの光書き込み装置104が
垂直に並置されている。各光書き込み装置104の間に
は、平板状のステー2が配置されて仕切られており、こ
れらのステー2は前側板120と後側板122にそれぞ
れの端部を図示しない締結手段によって固定されてい
る。また、図1に示すように、各ステー2の作像カート
リッジ102側の端部は、前側板120と後側板122
との間に取り付けられた取付部材4に固定されている。
なお、図2及び図3では取付部材4を省略し、図1では
光書き込み装置104の支持部128及び調整部130
を省略している。
【0019】次に、上記画像形成装置のフレーム構造の
組み立てについて詳細に説明する。なお、図1乃至図3
では模式的に表示したが、これらを実際形状に近い形で
説明する。図4乃至図6に示すように、ベース構造部材
としての前側板120と後側板122との間には図9に
一点鎖線で表示する基準ステー6が固定され、これによ
って大まかな骨組みが形成されるようになっている。こ
の概略構成において、前側板120と後側板122との
間に各ステー2が固定される。次いで前側板120と後
側板122との間にL字形の取付部材4が取り付けら
れ、取付部材4と各ステー2との間でも固定がなされる
(請求項4)。取付部材4とステー2の組み付け順序は
逆でもよい。なお、図1乃至図3においては、天板11
6、左側板124、右側板126は省略している。
【0020】取付部材4は、図7に示すように、各ステ
ー2の一側が固定される垂直部8と、垂直部8の上端に
連設された水平部10とから構成されている。垂直部8
には、光ビームの光路としてのスリット状の開口8aが
光書き込み部129の数に対応して形成されている。符
号8bで示す複数の小孔は、ステー2の固定用孔であ
る。また、垂直部8の両側には、折り曲げ加工によって
前側板120と後側板122に対する固定片8cが形成
されており、固定片8cには、鉤状の下方係合部8d1
と上方係合部8d2 が形成されている。水平部10に
は、取付作業時又は運搬時の操作用穴10aが形成され
ているとともに、その両側には複数の放熱用孔10bが
形成されている。また、水平部10の両側には、折り曲
げ加工によって前側板120と後側板122に対する固
定片10cが形成されている。光書き込み装置104の
光書き込み部129は高速回転するポリゴンモータ等の
発熱部材を有しており、蓄熱による誤作動を防止するた
めに、放熱用通気穴を兼ねる操作用穴10aが設けられ
ている。このように、操作用穴10aが放熱用通気穴を
兼ねる構成とすれば個別に形成する場合の製作上の煩雑
さを回避できる(請求項3)。また、操作用穴10a及
び放熱用孔10bは、取付部材4の軽量化にも寄与す
る。
【0021】ステー2は、図8に示すような段差を有す
る形状(図2ではこの段差を省略している)に形成され
ており、一側には折り曲げ加工によって取付部材4に対
する固定片2aが形成されている。固定片2aには、取
付部材4の垂直部8の固定用孔8bに対応して固定用孔
2bが形成されている。また、各ステー2にも光書き込
み部129から発生する熱を放熱するための複数の放熱
用孔2c、2dが形成されており、この場合もこれらの
放熱用孔2c、2dはステー2の軽量化にも寄与する。
【0022】第1段目(最上)の光書き込み装置104
は、図6に二点鎖線で示すように、取付部材4の水平部
10とステー2との間に設置され、第2段目以降はステ
ー2間に設置されることになる。取付部材4の水平部1
0はステー2と同等の機能を有することになる。
【0023】次に、取付部材4に対する前側板120及
び後側板122の対応構成及び前側板120及び後側板
122に対する取付部材4の組付操作を説明する。図9
に示すように、後側板122の下端近傍には、取付部材
4をその重量を支えた状態で支持する突き当て部12が
形成されている。突き当て部12は、取付部材4の下端
を支持した状態で移動させることが可能な傾斜したガイ
ド板14と、取付部材4の下端の位置を制限する凸部1
6とから構成されている。本実施例では、図10に示す
ように、ガイド板14は取付部材4の下端部の面を切り
起こして内方に曲げることによって形成されており、凸
部16は、図10及び図11に示すように、下端部の面
を押し出してエンボス形状に形成されている。また、後
側板122には、取付部材4の下方係合部8d1 と係合
する下方位置決め部122aと、上方係合部8d2 と係
合する上方位置決め部122bが形成されている。下方
位置決め部122aと上方位置決め部122bも凸部1
6と同様にエンボス形状に形成されている。これらの構
成は前側板120においても同様である。
【0024】組付けに際しては、まず、図9に示すよう
に、水平部10の操作用穴10aを片方の手で持つとと
もにもう一方の手で垂直部8の下部を持って持ち上げ、
全体が傾斜した状態でその下端をガイド板14に載せる
とともに滑らせ、凸部16に突き当てる。取付部材4の
下端が突き当て部12に支持されると、取付部材4の重
量は突き当て部12で支えられ、作業者は取付部材4の
上部に手を添えて保持するだけでよい。この状態で、作
業者が取付部材4の上端部側を矢印L方向に押すと、取
付部材4は突き当て部12を支点として回動する。この
回動に伴って、図12に示すように、まず、下方位置決
め部122aと下方係合部8d1 とが上方位置決め部1
22bと上方係合部8d2 とに先駆けて接近し、図13
に示すように、下方位置決め部122aが下方係合部8
1 のテーパ8d3 に当接する。取付部材4の回動がさ
らに進むと、下方位置決め部122aに対するテーパ8
3 の乗り上げによって取付部材4は若干上方へ移動
し、図14に示すように、下方位置決め部122aと下
方係合部8d1 とが係合(勘合)する。その後、上方位
置決め部122bが上方係合部8d2 のテーパ8d4
当接する。図15に示すように、位置決め部のピッチP
1より、係合部のテーパ部のピッチP2を大きくしてあ
り、これによって位置決め部が複数あっても一方側(下
方側)から順次係合がなされることになる(請求項
2)。
【0025】上方位置決め部122bが上方係合部8d
2 のテーパ8d4 に当接した状態で、取付部材4が押さ
れると、図16に示すように、上方位置決め部122b
に対するテーパ8d4 の乗り上げによって取付部材4は
若干上方へ移動し、上方位置決め部122bと上方係合
部8d2 が係合する。図17に示すように、上方位置決
め部122bと上方係合部8d2 が係合した状態で下方
位置決め部122aと下方係合部8d1 の凹部との間に
はtの隙間ができるように設定されており、これによっ
て最終的に係合する上方位置決め部122bと上方係合
部8d2 との係合によって前側板120及び後側板12
2に対する取付部材4の或る一方向(本実施例では縦方
向)の位置決めがなされることになる(請求項2)。位
置決めがなされた後は、作業者は止めねじで固定するだ
けでよい。突き当て部12の構成は上記構成に限定され
るものではなく、取付部材4の重量を支えた状態で回動
できるものであればよい。
【0026】このように、取付部材4の重量を突き当て
部12で支えた状態で回動し、位置決めを行う構成とす
れば、少ない労力で簡単に組み付けることができ、組み
立て作業の容易化を図ることができる。取付部材4が大
形で重量物の場合には特に有効である。本実施例では画
像形成装置への適用例を示したが、この種のフレーム構
造、すなわち、ベース構造部材に取付部材を後付けする
一般構造において、同様の効果を得ることができる。
【0027】ステー2の存在によって特に前側板120
と後側板122の構造強度が高まり、その結果、光書き
込み装置104の固定部周辺、すなわち前側板120と
後側板122に対する固定部周辺の振動が抑制される。
特に、前側板120と後側板122が面振動する振動モ
ードに対して、ステー2がその面を分割する構造となる
ので、バンディングを生じ易い低周波数の共振モードを
解消し、高い周波数の共振モードのみとなり、効果的で
ある。また、本実施例では、各ステー2が取付部材4に
固定されるので、前側板120と後側板122の面振動
モードの抑制はさらに高められる。ステー2と取付部材
4の垂直部8が略直交した構成となるので、断面モーメ
ントが非常に大きくなり、曲げ剛性に優れた剛性の高い
フレーム構造となるからである。
【0028】また、本実施例においては、図18(a)
に示すように、前側板120及び後側板122に対する
各ステー2の固定位置の調整によって各ステー2の固定
片2aの取付部材4の垂直部8に対する固定前の位置を
意識的に不均一としている(請求項6)。具体的には、
1段目のステー2がm1 (例えば2mm〜4mm)の隙
間を有し、3段目のステー2がm2 (例えば2mm〜4
mm)の隙間を有している。この場合、m1 =m2 でも
よい。各ステー2を前側板120及び後側板122に固
定した後で、固定片2aを位置決めされた取付部材4の
垂直部8に固定すると、垂直部8は各ステー2の固定位
置に倣うため、固定が完了した後の垂直部8の形状は、
図18(b)に示すように、波状となる。この取付部材
4の変形によって、取付位置が均一な通常の固定構造に
比べて剛性が高まり、さらに光書き込み装置104の振
動抑制機能が高められる。
【0029】上記実施例では、少なくとも一つの光書き
込み装置104の走査線のずれを調整できる画像形成装
置を示したが、調整をしない固定タイプ、すなわち、支
持部128が調整部130を介することなく前側板12
0と後側板122に固定される構造の画像形成装置にお
いても、上記組み立て性及びバンディング抑制に優れた
フレーム構造を同様に実施することができる(請求項
5)。
【0030】上記各ステー2及び取付部材4は、その機
能から、構造部材ということもでき、また補強部材とい
うこともできる。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、取
付部材を上記突き当て部に突き当てた状態で回動させる
ことによって位置決めを行う構成としたので、取付部材
が大形且つ重量物であっても少ない労力で容易に組み付
けることができ、組立作業の容易化、迅速化を図ること
ができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、取付作業時
の操作用穴が放熱用通気穴を兼ねる構成としたので、構
成の簡易化及び製造コストの低減を図ることができる。
【0033】請求項4及び5記載の発明によれば、組立
性の向上を図ることができるとともに、バンディングを
抑制することができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、固定後の形
状を意識的に変形させる構成としたので、剛性を高める
ことができ、バンディングの抑制機能をさらに高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の要部の
概要正面図である。
【図2】同概要平面図である。
【図3】同概要側面図である。
【図4】左右側板及び天板を取り除いた前側板側からの
斜視図である。
【図5】後側板側からの斜視図である。
【図6】後側板側からの斜視図で、後側板を取り除いた
図である。
【図7】取付部材の斜視図である。
【図8】ステーの斜視図である。
【図9】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、取付
部材の下端を突き当て部に突き当てた状態を示す図であ
る。
【図10】突き当て部の斜視図である。
【図11】突き当て部の凸部の断面図である。
【図12】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、取
付部材の下端を突き当て部に突き当てた後回動した状態
を示す図である。
【図13】下方位置決め部が下方係合部のテーパに当接
した状態を示す側面図である。
【図14】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、下
方位置決め部と下方係合部が係合した状態を示す図であ
る。
【図15】位置決め部と係合部のピッチ差を示す側面図
である。
【図16】取付部材の組み付け動作を示す側面図で、上
方位置決め部と上方係合部が係合して位置決めがなされ
た状態を示す図である。
【図17】位置決めがなされた状態での上下における位
置決め部と係合部の関係を示す側面図である。
【図18】取付部材とステーとの固定状態を示す側面図
で、(a)はステーを取付部材に固定する前の状態を示
す図、(b)は固定した後の取付部材の変形状態を示す
図である。
【図19】従来における画像形成装置の要部の概要正面
図である。
【図20】同概要平面図である。
【図21】同概要側面図である。
【図22】従来構成における振動モードを示す図で、
(a)は上下振動モード、(b)はねじれ振動モードを
示す図である。
【符号の説明】
2 ステー 4 取付部材 8d1 係合部としての下方係合部 8d2 係合部としての上方係合部 10a 操作用穴 12 突き当て部 120 ベース構造部材としての前側板 122 ベース構造部材としての後側板 122a 位置決め部としての下方位置決め部 122b 位置決め部としての上方位置決め部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース構造部材と、このベース構造部材に
    取り付けられる取付部材を有するフレーム構造におい
    て、 上記ベース構造部材に上記取付部材をその重量を支えた
    状態で支持する突き当て部が設けられているとともに少
    なくとも1つの位置決め部が設けられ、取付部材には上
    記位置決め部に係合する係合部が設けられ、取付部材を
    上記突き当て部に突き当てた状態で回動させることによ
    って上記係合部が上記位置決め部に係合してベース構造
    部材に対する取付部材の位置決めがなされることを特徴
    とするフレーム構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフレーム構造において、 上記位置決め部と係合部が、上記取付部材の回動に伴っ
    て順次係合するように複数設けられ、最終的に係合する
    位置決め部と係合部とによって取付部材の或る一方向の
    位置決めがなされることを特徴とするフレーム構造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のフレーム構造におい
    て、 上記取付部材に、取付作業時の操作用穴が形成され、こ
    の操作用穴が光書き込み装置等の発熱部材を有する装置
    が装備された場合の放熱用通気穴を兼ねることを特徴と
    するフレーム構造。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3記載のフレーム構造を
    有し、 上記ベース構造部材に複数のステーが固定され、複数の
    光書き込み装置が上記各ステーで仕切られて並置され、
    各ステーは上記取付部材にも固定されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2又は3記載のフレーム構造を
    有し、 複数の光書き込み装置が並置され、これらの光書き込み
    装置の少なくとも1つが走査線のずれを調整する調整手
    段を有し、走査線のずれを調整可能な光書き込み装置と
    これに隣接する光書き込み装置間が上記ベース構造部材
    に固定されたステーで仕切られ、該ステーは上記取付部
    材にも固定されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の画像形成装置におい
    て、 上記各ステーの上記取付部材に対する固定位置が不均一
    であり、固定したときに取付部材が各ステーの固定位置
    に倣って変形することを特徴とする画像形成装置。
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