JP3592333B2 - 安定したリコピン濃縮物およびその製造方法 - Google Patents

安定したリコピン濃縮物およびその製造方法 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、食品、製薬および化粧品工業に関する。より詳しくは、本発明は、食品の着色、健康食品(nutraceuticals)、製薬および化粧品組成物に使用するのに適したリコピン濃縮物に関する。本発明はさらにそれらの組成物の製造方法にも関する。
発明の背景
リコピンは最近、赤色領域における着色力が高く、安全であり、潜在的に有益な効果があるために、工業的に重要な食品着色剤として認められている。リコピンは天然に産し、多くの果実、主としてトマトおよびスイカに大量に含まれており、そこから様々な抽出方法により抽出することができる。リコピンは、化学的ならびに生物合成的に様々な合成経路で合成することもできる。以下、簡潔にするために、リコピンの供給源としてトマトに関して説明するが、必要に応じて、スイカまたは合成リコピンを含む他のリコピン供給源にも同じことが当てはまる。
この分野では、食品工業向けの着色剤および添加剤として植物の抽出物が使用されている。例えばスパイスおよび薬草オレオレジンは、食品工業で一般的に使用されている。例えば、米国特許第4,285,981号は、食品着色剤または香料としてオレオレジンの使用を記載している。米国特許第5,019,405号は、果実の染色に天然着色剤の使用を開示している。
オレオレジン、例えばパプリカオレオレジン、を抽出するための多くの方法、例えば抽出溶剤としてヘキサンを使用する方法、が提案され、現在使用されている。本願と同じ出願者により1993年12月23日に提出された審査中のイスラエル特許出願第107999号に記載されている方法によれば、廃棄物およびトマト漿液を分離した後に得られるパルプを抽出工程に供給し、そこで抽出してトマトオレオレジンを得る。その様なオレオレジンは、トマト中の本来のリコピン濃度に応じて、約2〜10%のリコピンを含む。約40%〜100%のリコピンを含むトマトオレオレジンは、自由流動性粉末の形態で得られる。
リコピンの使用には、幾つかの技術的および実用上の問題がある。第一に、純粋な結晶性リコピンは、室温で保存した場合、酸化のために不安定であり、酸化防止剤を加えるなどの適切な手段を取らない限り、リコピンが時間と共に分解することがある。BHT、BHAまたは没食子酸プロピルの様な、食品との相容性がある酸化防止剤は公知であり、工業的に使用されているが、これらは望ましい添加剤ではなく、可能な限り使用を見合わせている。さらに、リコピンを含む組成物は、微生物による腐敗から保護すべきである。オレオレジン中に天然に産するリコピンは明らかに、トマトから生じる油および天然酸化防止剤(トコフェロール)の保護を受けているが、微生物の成長を支援する水の様な環境中に分散されると、加熱消毒または保存剤の添加の様な、適当な手段により保護しない限り、組成物は腐敗する。その様な保存剤の例としては、安息香酸およびソルビン酸がある。
リコピンは、様々な色および強度を有する、様々な形態で存在するが、用語「リコピン」はすべての場合で化学的な本質を指すものとして使用する。しかし、結晶性リコピンは強い赤色を有し、溶解した、または分散した、あるいは可溶化された、黄−オレンジ色を有するリコピンとは異なる。さらに、天然に果実中に産するリコピンは、雑色体中では結晶形態にあり、したがってトマトにおける様に、その赤色を保持することができる。したがって、本明細書では、ここに記載する方法の様々な工程において、どの形態のリコピンのことを説明しているかが重要である。
上記の様に、リコピンの強い赤色は、その結晶性形態によるものであり、その粒度分布により影響される。リコピンは、結晶が溶解する時にその赤色領域における着色力を失うが、これは各種の有機溶剤、例えばトマトの種子中に見られ、リコピンオレオレジン製造中にトマトを処理する際に抽出される油を含む油、で容易に起こる。リコピンオレオレジンが水溶液中に可溶化されると、濃度に応じて黄色〜オレンジ色を呈し、食品製品に赤色を付与することには使用できない。
さらに、オレオレジン抽出液から回収されたリコピン結晶は、上記の様に、大きさが非常に様々であり、数十ミクロンのオーダーの比較的大きな結晶を含む。赤色領域における最適な着色力が1μm〜3μm粒子直径範囲で得られると仮定して、結晶から屈折する光に関して、この分野で従来行なわれている様に、オレオレジンをそのまま使用すると、着色力が大幅に失われる。さらに、リコピンの一部はトマト脂質の中に溶解し、その結果得られる色合いはオレンジ色になるので、赤色を得るためにオレオレジンをそのまま効果的に使用することはできない。
したがって、高度の着色力を維持しながら、上記の欠点を解決するリコピン濃縮物を提供することが非常に望ましい。
発明の概要
本発明は、赤色領域において高い染色(着色)力を有し、そして室温において長期間貯蔵できる、安定なリコピン組成物を提供するものであり、これは本発明の目的でもある。
本発明の目的は、食品適合性である、このようなリコピン組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、化粧品調製物とともに使用できるリコピン濃縮物を提供することである。
本発明のなお他の目的は、製剤とともに使用できるリコピン濃縮物を提供することである。
本発明の他の目的は、健康食品(nutraceuticals)において使用できるリコピン濃縮物を提供することである。
本発明のなお他の目的は、添加された酸化防止剤を含有せず、しかも酸化に対して安定であるリコピン濃縮物を提供することである。
本発明の他の目的は、保存剤の使用を必要としないで、微生物による腐敗または酸素の攻撃に対して保護されたリコピン濃縮物を提供することである。
本発明の他の目的は、含油樹脂(例えば、トマトまたはスイカ)からリコピン結晶に富んだ含油樹脂画分を得る方法を提供することであり、この結晶は安定な着色組成物の製造に直接使用することができる。
本発明のさらに他の目的は、リコピンと、1または2以上の追加のカロチノイド、例えば、β−カロチンを含有する安定な組成物を提供することである。
本発明のなお他の目的は、合成リコピンに基づく、このような安定な組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、後続の説明によってさらに明らかとなるであろう。
発明の詳細な説明
本発明による安定なリコピン濃縮物を製造する方法は、リコピンを本質的に溶解しない、食品適合性液状媒質中でリコピン結晶を粉砕することを含んでなる。適当な粉砕技術、例えば、本発明の目的に対して便利である湿式粉砕を当業者は認識し、したがって、このような技術は、簡潔化のために、本明細書においては詳細に論じない。適当な食品適合性液体は当業者は容易に認識するであろうが、その例示的かつ非限定的例は、グリセロール、プロピレングリコールおよびエタノール(これらは認識された食品等級液体である)、またはそれらの混合物である。そのようにして得られたリコピン濃縮物は二重に安定である。すなわち、それは酸化および微生物による腐敗の双方に対して保護される。なぜなら、食品適合性液体、例えばグリセロール、プロピレングリコールおよびエタノールは、微生物に対する活性、例えば、抗菌活性ならびに酵母、真菌、およびその他に対する活性を有するように選択することができるからである。しかしながら、抗菌的に有効性が低い液体を使用する場合でさえ、または微生物の増殖を許す液体、例えば、水(これは抗菌剤の添加を必要とする)でさえ、これは本発明の利点の多数を保持するものであり、そして本発明の範囲を逸脱するものではない。
グリセロールは、実際的理由で、本発明の目的に対して最も好ましい液体である。グリセロールはアメリカ食品医薬局に従いGRAS(安全として一般に認識されている)であり、そして万能食品添加剤である。さらに、グリセロールは天然源および合成源の双方から入手可能であり、したがって、天然の成分のみ、例えば、健康食品(ニュートラシューティカル)を必要とする目的のために使用することができる。グリセロールの他の実質的な利点は、それが静菌性であることであり、したがって、本質的にグリセロールである液体中に提供されたリコピン組成物は保存剤の添加を必要としない。また、本発明は食品用保存剤の添加を必要とする液体を使用して実施することができるが、このような保存剤を含有しない処方物にいかなる方法においても限定されることを意図するものではないが、食品用保存剤の添加を回避する能力は有利であり、したがって、ポリオール、例えば、グリセロールまたはプロピレングリコールのような液体は最も好ましい。また、第一アルコールおよび第二アルコール、例えば、エタノールまたはプロパノール、およびポリオールとのそれらの混合物は適当である。それにもかかわらず、多数の実際的工業的用途に対して、特定の用途および要求される貯蔵時間に依存して、本質的に水性である溶液中においてリコピン結晶を粉砕することを含む方法を実施することは好都合であり、これは保存技術、例えば、抗菌剤の添加を必要とするか、または必要としないことがある。すべてのこのような情報は本発明の範囲内に包含される。
さらに、驚くべきことには、グリセロールに基づく本発明の組成物は酸化から保護されることが発見された。いかなる特定の論理にも拘束されるものではないが、これは結晶と酸素の接触が抑制されるためであると、本発明者らは考える。いずれの場合においても、また、この結果についての理由に無関係に、酸化に対する高い安定性は本発明の重要な利点である。
グリセロールの他の実質的な利点は、それが水混和性であるということである。リコピン結晶を分散させるために水溶性または水混和性の液体を使用することは、それを添加する食品中のリコピンの均質な分布を可能とするので、有利である。着色剤としてリコピンを添加する赤色の大部分の食物製品は水性である。なぜなら、前述したように、油状製品はリコピンを溶解し、その結果、リコピンは赤色領域における染色力を喪失するからである。グリセロール、ならびに他の好ましい液体、例えば、本明細書に記載する液体は、対照的に、水中によく溶解し、そして解放されたリコピン粒子は水性製品中の均一に分散し、赤色を生ずる。
本明細書中、「処方物」、「濃縮物」および「組成物」なる用語は、交換可能に使用され且つ与えられた説明の文脈で解釈すべきである。
高い色付け力を得るために、リコピン結晶は、平均粒径約5μm以下に粉砕することが好ましい。典型的には、平均粒径約1〜3μmは、大抵の用途に好都合である。結晶の形状も、「Interfacial Phenomena in Apolar Media,Dispersions of Dye in Apolar Media」、H.F.アイクおよびG.D.パーフィット(編集)、第21巻、Surfactant Science Series、マルセル・デッカー、ニューヨーク、1986に記載のように重要性を有する。それゆえ、最適の結果を保証するために使用するサイズ減少装置に注意を払うことが望ましい。
更に、凝集およびクランピングの防止も、重要性を有する。この目的で、レシチンなどの好適な分散剤を加えることが望ましいことがある。他の好適な分散剤は、当業者によって容易に認識されるであろう。
それゆえ、1つのアスペクトにおいては、本発明は、リコピンを本質上溶解しない液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物に関する。濃縮物が意図される用途に応じて、リコピン結晶が懸濁される液体は、食品相容性または化粧上許容可能なまたは製薬上許容可能な液体であってもよい。
当業者によって認識されるように、前記の安定な濃縮組成物を水性媒体に溶解する時には、食品を製造するために、適当な添加剤、例えば、増量剤、分散剤、または他の材料は、しばしば、例えば、製品に対する色の損失を生ずるであろうリコピン結晶の沈降を回避するために添加しなければならない。勿論、使用する特定の薬剤は、1つの製品から別のものまで非常に異なり且つ各々の場合にテイラーメイド(taylor−made)であるべきであり且つ更にこのような薬剤は、当業者に周知であり、それゆえここでは論じない。
別のアスペクトにおいては、本発明は、リコピン含有オレオレジンを、オレオレジンの液相を溶解し且つリコピンを実質上溶解しない溶媒または溶媒混合物で処理してオレオレジン脂質の主要部分をそれから除去することを特徴とする結晶性リコピン組成物の製法に関する。しかしながら、脂質の微小部分は、最終材料に残ることがあり且つ例えば、リコピン結晶の安定性に時々有益であることさえある。勿論、メーキャップとして、またはそれらを含有しない結晶へのいずれかでの脂質の添加も、望ましいか有益である時にはいつでも、本発明の部分と意図される。
前記のように、原料として使用するオレオレジンは、いかなる好適な源も有することができ、例えば、オレオレジンはトマトまたはスイカオレオレジンであることができる。
本発明の場合に使用するのに好適な溶媒混合物のうち、1つの混合物は、顕著な結果を与える。前記溶媒混合物は、アセトン/酢酸エチル混合物である。他の好適な混合物は、当業者によって認識されるであろうし、それらとしては、例えば、ヘキサン/アセトンおよび酢酸エチル/エタノールが挙げられる。一般に、溶媒は、最終製品の所期の用途に適していなければならず、それゆえ、最終製品からの要件に応じて食品等級または製薬等級または化粧品等級でなければならない。
本発明の方法で使用すべきである特定の温度はないが、余りに高い温度はリコピンの劣化(例えば、異性化または分解)を生じるであろうし、それゆえ、望ましくないことが当業者に明らかである。一方、余りに低い温度は、オレオレジンと溶媒混合物との長い接触時間を必要とするであろう。従って、通常、オレオレジンを約10℃以上の温度、典型的には約50℃の温度の溶媒混合物と接触状態に保つことが好ましい。温度も、重要性を有する。その理由は、温度が選択溶解度、それゆえ、オレオレジン脂質の分離に影響を及ぼすからである。高温においては、リコピンは、溶媒に溶解するであろうし且つ方法の損失が高いであろう。
使用する接触時間および溶媒容量は、勿論、原料リコピンオレオレジン中のリコピン含量によって影響され且つ熟練エンジニアは、原料含量の変化に適応するために必要とされるプロセスパラメーターの変更を容易に認識するであろう。しかしながら、大抵の場合には、トマトオレオレジンを使用する時には、原料オレオレジンは、リコピン約3〜10%を含有し且つオレオレジンと溶媒混合物との間の容量比は、好都合には、1:10から1:2である。
溶媒混合物中の溶媒間の比率も、考慮を必要とするパラメーターである。所定の所望の製品に最適の比率は、過度の実験なしに単純な方法によって当業者によって容易に決定できる。本発明の好ましい態様によれば、アセトンおよび酢酸エチルを溶媒混合物の成分として使用する時には、溶媒混合物中のアセトンと酢酸エチルとの間の比率は、約2:3(v/v)である。
従って、本発明は、粗リコピン含有オレオレジンを、脂質画分の実質的部分を溶媒混合物に溶解するのに十分な時間および温度でアセトン/酢酸エチル溶媒混合物と接触し、混合物を濾過してリコピンの少ない画分を除去し、それによってリコピンに富んだ画分を残し、リコピンに富んだ画分を熱アセトンですすいでアセトン可溶性物質を除去し、それによってリコピン結晶に富んだ画分を残すことを特徴とする方法も包含する。前記のように、方法をすべての段階で行う好都合な温度は、約50℃である。アセトンを使用して行われるすすぎの数も、リコピン結晶の純度に影響するパラメーターである。
前記のように、溶媒の使用量は、最終製品の性状に影響を及ぼす。例えば、1:10(v/v)オレオレジン/溶媒混合物比率を使用するならば、90重量%より多いリコピンを含有する画分が、得られる。一方、1:3(v/v)オレオレジン/溶媒混合物比率を使用するならば、70重量%より多いリコピンを含有する画分が、得られる。この後者の画分は、勿論、リコピンに余り富んでいないが、リコピンの損失余りなしに高い収率で得られる。それゆえ、各種のパラメーターおよび工学上の考慮に応じて、最終画分で異なるリコピン濃度を得ることが可能である。
別のアスペクトにおいては、本発明は、
(a)粗リコピン含有オレオレジンを、樹脂画分の実質的部分を溶媒混合物に溶解するのに十分な時間および温度でアセトン/酢酸エチル溶媒混合物と接触し、
(b)混合物を分離してトマト脂質の実質的部分を除去し、それによってリコピンに富んだ画分を残し、
(c)リコピンに富んだ画分を熱アセトンですすいでアセトン可溶性物質を除去し、それによって必要に応じて濾過後、リコピン結晶に富んだ画分を残し、
(d)そのようにして得られたリコピンに富んだ画分を、リコピンを本質上溶解しない食品相容性液体に分散し、
(e)前記食品相容性液体中のリコピン結晶をサイズ減少する
ことを特徴とする安定なリコピン濃縮物の製法に関する。
混合物の分離は、好適な装置により、例えば、濾過、傾瀉または遠心分離により行うことができる。同様に、粉砕は、各種の装置を使用して行うこともできる。しかしながら、本発明の好ましい態様によれば、粉砕は、湿式粉砕であり且つ好適な粉砕装置は、使用される。
勿論、混合物は、物質移動プロセスを高めるために、接触時間時に必要に応じて攪拌すべきである。
食品相容性液体は、前記のようであり且つ典型的には本質上グリセロール、プロピレングリコールおよびエタノール、またはそれらの混合物、またはそれらと他の食品相容性液体との混合物からなる群から選ばれる。
更に他のアスペクトにおいては、本発明は、食品着色料または食品添加物としての、食品相容性液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン濃縮物の用途に関する。
別のアスペクトにおいては、本発明は、薬物または薬物への添加剤としての、製薬上許容可能な液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物の用途に関する。
なお別のアスペクトにおいては、本発明は、化粧品への添加剤としての、化粧上許容可能な液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物の用途に関する。
また、本発明は、栄養製品(nutraceutical)または栄養成分としての、食品相容性液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物の用途に関する。
また、本発明は、合成リコピンをベースとする処方物、並びに合成リコピン(典型的には、しかし非限定的に、純度95%以上)を好適な液体媒体に分散し、必要ならば且つ必要に応じて、前記媒体中でサイズ減少することを特徴とする本発明の安定な処方物の製法を包含する。また、リコピンと他のカロチノイド、例えば、β−カロチン(源は天然または合成のどちらでも)との混合物は、本発明によって包含される。
すべての前記説明および本発明の利点は、下記の例示的な非限定例によってより良く理解されるであろう。特に断らない限り、ここで与える%は、重量%である。
例1
オレオレジンからのリコピン結晶の製造
リコピン100ppmを含有するトマト100kgを後述のように加工した。洗浄、破砕、廃棄物分離後、加工可能な材料99.5kgが残った。材料を遠心機に供給し、2つの流れに分離した:トマトパルプ(9kg)およびトマトセラム(90.5kg)。
トマトパルプ9kgを温(50℃)酢酸エチル25kgで2回抽出した。溶媒の蒸発後、リコピン約5%を含有するトマトオレオレジン250gが得られた。
上で得られたオレオレジン1部を2:3アセトン/酢酸エチル溶媒混合物10部と混合し、混合物を50℃に加熱し、攪拌しながら、その温度に10分間保った。次いで、混合物を50℃で水ジェットポンプ真空で真空濾過して、粗リコピン画分を調製した。得られた材料を熱(50℃)アセトン3×3部で3回洗浄し、得られた画分は、結晶形の90%超の結晶性リコピンを含有していた。結晶性画分を真空乾燥して、痕跡溶媒を除去した。
平均結晶大きさは、15〜120μmであった。
前記操作を異なる溶媒混合物の場合に繰り返して、以下の表Iに示す結果を与えた。
Figure 0003592333
例2
安定なリコピン濃縮物の調製
例1で得られたリコピン結晶をグリセロールに懸濁して、1重量%〜3.2重量%リコピン濃縮物を与えた。懸濁液をパール・ミル、ディスパーメート(Dispermate)SL−501(独国VMAゲッツメン)に供給し、結晶を平均大きさ1〜3μmにサイズ減少した。
そのようにして得られる処方物の各々の試料を20mlのフラスコに入れ、それを室温に保ち、分光測光法によって月1回調べ、リコピン濃度および微生物攻撃に対する安定性を測定した。劣化は、安定性試験6ヶ月後に検出できなかった。プロピレングリコールおよびエタノール、並びにそれらの混合物を使用して行われた試験は、匹敵する結果を与えた。
また、処方物を水をベースとする飲料、アイスクリーム、ベークトケーキおよびトマトスープへの着色添加物として使用し、すべての場合に食品中で色付け力および高い分散性を保持した。
例3
オレオレジンからの70%リコピン結晶の製造
下記の変更以外は、例1を繰り返した:(1)トマトオレオレジンと溶媒混合物との間の容量比は1:3であり、(2)リコピンに富んだ画分を熱アセトンで1回だけすすいだ。
粗リコピン結晶が得られ、純度70%であり、依然として自由流動性であり且つ取扱いやすかった。
すべての前記説明および例は、例示の目的で与えられ且つ本発明を決して限定しようとはしない。多くの修正は、本発明の方法および処方物で施すことができる。例えば、異なる液体は、リコピン結晶を分散するために使用でき且つ異なる溶媒混合物および温度は、結晶に富んだ画分を与えるために使用できる。更に、各種のリコピンおよび他のカロチノイド源(天然および合成)、オレオレジン製法および結晶サイズは、すべて本発明の範囲を超えることなく使用できる。

Claims (38)

  1. リコピンを実質的に溶解しない液状媒体中でリコピン結晶を粉砕することを含んでなる、安定なリコピン濃縮物の製造方法であって、前記リコピン結晶 が、平均粒度約5μm未満に粉砕されたものである、方
  2. 前記液状媒体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエタノール又はそれらの混合物から実質的になる群から選択される、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記液体が、実質的にグリセロールである、請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記液体が、酸化防止剤添加物及び/又は防腐剤を含有する、水又は水溶性若しくは水混和性液体である、請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記リコピン結晶が、平均粒度約1〜3μmに粉砕されたものである、請求項に記載の製造方法。
  6. リコピン結晶を、リコピンを実質的に溶解しない液体中に懸濁して含んでなる、安定なリコピン濃縮物であって、前記リコピン結晶が、平均粒度約5μm 未満に粉砕されたものである、濃縮物
  7. 前記リコピン結晶を懸濁している液体が、食品適合性又は化粧品学的若しくは薬学的に許容される液体である、請求項に記載の濃縮物。
  8. 前記液体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエタノール若しくはそれらの混合物又はそれらと他の食品適合性液体との混合物から実質的になる群から選択される、請求項6又は7に記載の濃縮物。
  9. 前記液体が、酸化防止剤添加物及び/又は防腐剤を含有する、水又は水溶性若しくは水混和性液体である、請求項6又は7に記載の濃縮物。
  10. 前記リコピン結晶の平均粒度が、約1〜3μm未満である、請求項に記載の濃縮物。
  11. オレオレジンの脂質相を溶解し且つリコピン結晶を実質的に溶解しない溶媒又は溶媒混合物でリコピン含有オレオレジンを処理して大部分のオレオレジン脂質をそこから除去し、その後リコピン結晶の大きさを平均粒度5μm未満まで減少させること、を含んでなる、結晶性リコピン組成物の製造方法。
  12. 前記オレオレジンが、トマトオレオジン又はスイカオレオレジンである、請求項11に記載の製造方法。
  13. 前記溶媒混合物が、アセトン/酢酸エチル混合物である、請求項11又は12に記載の製造方法。
  14. 前記オレオレジンを、前記溶媒混合物と約10℃で接触保持する、請求項11に記載の製造方法。
  15. 前記温度が、約50℃である、請求項14に記載の製造方法。
  16. 前記オレオレジンがリコピン約2〜10%を含有し、オレオレジンと溶媒混合物との容積比が1:10〜1:2である、請求項13に記載の製造方法。
  17. 前記溶媒混合物におけるアセトンと酢酸エチルとの比が約2:3(v/v)である、請求項16に記載の製造方法。
  18. 粗製リコピン含有オレオレジンとアセトン/酢酸エチル溶媒混合物とを脂質画分の実質的な部分を前記溶媒混合物に溶解させるに十分な時間及び温度で接触させ、この混合物を濾過してリコピン濃度の低い画分を除去することにより濃縮リコピン画分を残留させ、前記濃縮リコピン画分を熱アセトンですすいでアセトン可溶性物質を除去することにより粗製結晶性リコピン生成物を残留させる、ことを含んでなる、請求項11に記載の製造方法。
  19. 全ての工程を約50℃で行う、請求項18に記載の製造方法。
  20. オレオレジン:溶媒混合比が1:10(v/v)であり、90重量%を超える結晶性リコピンを含有する画分を得る、請求項18に記載の製造方法。
  21. オレオレジン:溶媒混合比が1:3(v/v)であり、70重量%を超えるリコピンを含有する画分を得る、請求項18に記載の製造方法。
  22. a)粗製リコピン含有オレオレジンとアセトン/酢酸エチル溶媒混合物と脂質画分の実質的な部分を前記溶媒混合物に溶解させるに十分な時間及び温度で接触させる工程と;
    b)この混合物を分離してトマト脂質の実質的な部分を除去することにより濃縮リコピン画分を残留させる工程と;
    c)前記濃縮リコピン画分を熱アセトンですすいでアセトン可溶性物質を除去することにより必要に応じて濾過後に結晶性リコピン画分を残留させする工程と;
    d)このようにして得られた結晶性リコピン画分をリコペンを実質的に溶解しない食品適合性液体に分散する工程と;
    e)前記食品適合性液体中で前記リコピン結晶を粉砕する工程と、
    を含んでなる、安定なリコピン濃縮物の製造方法であっ て、前記リコピン結晶が、平均粒度約5μm未満に粉砕 されたものである、方法
  23. 前記食品適合性液体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエタノール若しくはそれらの混合物又はそれらと他の食品適合性液体との混合物から実質的になる群から選択される、請求項22に記載の濃縮物の製造方法。
  24. 前記液体が、実質的にグリセロールである、請求項23に記載の製造方法。
  25. 前記混合物を、濾過、遠心分離又はデカンテーションによるか、これらの方法の2つ以上を組み合わせて分離する、請求項22に記載の方法。
  26. リコピン結晶の粉砕を、湿式粉砕により行う、請求項23に記載の製造方法。
  27. リコピン結晶を食品適合性液体に懸濁させて含んでなる安定なリコピン濃縮物であって、前記リ コピン結晶の平均粒度が、約5μm未満である濃縮物の、食品着色剤又は食品添加物としての使用。
  28. リコピン結晶を薬学的に許容される液体に懸濁させて含んでなる安定なリコピン濃縮物であっ て、前記リコピン結晶の平均粒度が、約5μm未満であ る濃縮物の、薬剤又は薬剤添加物としての使用。
  29. リコピン結晶を化粧品学的に許容される液体に懸濁させて含んでなる安定なリコピン濃縮物であ って、前記リコピン結晶の平均粒度が、約5μm未満で ある濃縮物の、化粧剤添加物としての使用。
  30. リコピン結晶を食品適合性液体に懸濁させて含んでなる安定なリコピン濃縮物であって、前記リ コピン結晶の平均粒度が、約5μm未満である濃縮物の、健康食品製品又は健康食品成分としての使用。
  31. 前記液体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエタノール若しくはそれらの混合物又はそれらと他の食品適合性液体との混合物から実質的になる群から選択される、請求項2730のいずれか1項に記載の使用。
  32. 前記液体が、実質的にグリセロールである、請求項28に記載の使用。
  33. 前記液体が水又は水溶性若しくは水混和性液体である請求項27〜30のいずれか1項に記載の使用。
  34. 前記リコピン結晶の平均粒度が、約1〜3μmである、請求項27〜30のいずれか1項に記載の使用。
  35. 水性製品に、着色に効果的な量の請求項6〜10のいずれか1項に記載のリコピン濃縮物を、単独又は適当な添加物及び/又は防腐剤とともに溶解させることを含んでなる、水性製品の着色方法。
  36. 前記水性製品が食品、化粧品又は医薬品である、請求項35に記載の方法。
  37. 一種以上のさらなるカロチノイドをさらに含んでなる、請求項6〜10のいずれか1項に記載の濃縮物。
  38. 前記さらなるカロチノイドが、β−カロテンを含んでなる、請求項37に記載の濃縮物。
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