JP3592011B2 - 手動式スピンドル用ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リング精紡機、リング撚糸機等のスピンドルに併設される手動式スピンドル用ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スピンドル用ブレーキ装置としては、実公昭63−6221号に記載されているように、作動支点がスピンドルの軸線に沿わせて配置されている構成のブレーキレバーを操作することによって、そのブレーキレバーに対向して固定されている一対のブレーキ片をスピンドルワーブの胴部両側から押し当てて制動を与える、いわゆる挟圧型ブレーキ装置が知られており、また、その改良型として、ブレーキレバーにおけるスピンドル対向面にブレーキシューを広範囲に取り付け、ブレーキレバーを押し上げ操作することによってスピンドルワーブの胴部にそのブレーキシューを接触させ制動を与える構成のブレーキシュー付ブレーキ装置も知られている。この種のスピンドル用ブレーキ装置は、ブレーキレバーにひざを押し当てて操作することからニーブレーキとも呼ばれている。
【0003】
一方、ブレーキレバーを手動操作するものについては、ハンド式スピンドル用ブレーキ装置とも呼ばれているが、制動の方法については実質的に上記ニーブレーキと同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した手動式スピンドル用ブレーキ装置は、ニーブレーキに比べるとブレーキレバーの長さが短く且つ操作力も小さいものであるため、ニーブレーキに比べると制動圧が弱く、また、ブレーキ片またはブレーキシューが摩耗してくると、制動が不安定になるという欠点があった。
【0005】
本発明は以上のような従来の手動式スピンドル用ブレーキ装置の課題を考慮してなされたものであり、スピンドルに対し確実に制動圧を加えることのできる手動式スピンドル用ブレーキ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対のアームがスピンドルを挟むようにして配置されるコ字状部材からなり、アームの先端部がスピンドルの裾部に枢支されている本体部と、この本体部におけるアーム間に取り付けられたブレーキシューと、コ字状部材の外側に設けられるブレーキレバーとを有し、ブレーキレバーは、水平軸まわりに回転し得る偏心カムと、この偏心カムの長軸と直交する方向に延設された操作レバーとを備え、偏心カムは、操作レバーが制動側に操作された場合に、長軸側としての偏心カムの周縁がスピンドルを支持している固定面上で摺動することにより本体部を持ち上げ、ブレーキシューをスピンドルワーブに押圧するように構成されている手動式スピンドル用ブレーキ装置である。
【0007】
本発明において、上記固定部分の一具体例としては、スピンドル軸支用のボルスターを固定するためのスピンドルレールが示され、より詳しくはそのスピンドルレールの上面である。
本発明において、ブレーキレバーは、本体部に対し着脱可能に構成することが好ましい。
【0008】
本発明において、偏心カムは、非動作時には本体部内に収納され、動作時には偏心カムの周縁を本体部底面から突出させるよう構成することが好ましい。この構成に従えば、突出する偏心カムの周縁が、例えばスピンドルを固定するスピンドルレールの上面と当接し、それにより本体部が傾斜し、ブレーキシューがスピンドルを押圧する。なお、上記ブレーキシューは、エンジニアリングプラスチック等の樹脂成形体で構成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る手動式スピンドル用ブレーキ装置(以下スピンドルブレーキと略称する)をスピンドルに併設する状態を示した分解斜視図である。
【0010】
同図において、スピンドル1の下部にはスピンドルワーブ2が嵌着されており、ボルスター3に対し回転自在に支持されている。一方、ボルスター3の上部には鍔部4が一体に形成されており、スピンドルレール5の取付孔5aにそのボルスター3を挿入し、ボルスター3上部に形成されているねじ部3aに締付ナット6を螺合させ、スピンドルレール5を鍔部(スピンドルの裾部)4と締付ナット6とによって挟み込んで固定することによりスピンドル機構が組み立てられるようになっている。また、鍔部4には後述する本体部の支点軸と係合する支点溝孔7,7が備えられている。
【0011】
スピンドルブレーキ8は、一対のアーム部各先端に上記支点溝孔7,7に係合し得る支点軸8a,8aを備え、支点溝孔7,7にそれら支点軸8a,8aが係合された状態では、支点軸8a,8aを中心として矢印A方向に揺動自在となる。そして本体部8bが傾斜された場合にはブレーキシュー9をスピンドルワーブ2の胴部2aに押圧することができ、それにより回転中のスピンドル1に制動をかけることができるようになっている。
【0012】
次に、スピンドルブレーキ8の構成を図2〜図4を参照しながら詳しく説明する。
【0013】
図2において、スピンドルブレーキ8は、スピンドルワーブ2の胴部2aを挟むようにして配置される略コ字状部材からなりそのスピンドル軸側各端部に支点軸8a,8aを有する本体部8bと、その本体部8bにおけるアーム8c,8c間に取り付けられたブレーキシュー9と、本体部8bにおける支点軸8a,8aと反対側に設けられたブレーキレバー10とから主として構成されている。
【0014】
本体部8bは、図3(a)〜図3(c)に示すように、プレス成形によって略コ字状に形成されており、支点軸8aから延出された一対のアーム8c,8cと、それらのアーム8c,8cを接続するとともにスピンドル1の胴部と対応して円弧状に切欠かれた上板8dと、その上板8dから折曲されて各アーム8c,8cと連結される背板8eとを有している。なお、上板8d下面には上記ブレーキシュー9を圧入する際の位置決め用、及び固定するための凸部8fが形成されている。
【0015】
また、背板8eにはブレーキレバー10の回転軸(後述する)が係合される鍵穴状の切欠き部8gが形成されており、その切欠き部8gの斜め上方にはブレーキレバー10を垂直姿勢に保持するための突起状のストッパー8hが形成されている。
【0016】
ブレーキシュー9は、上記上板8dの円弧状切欠きをコ字状に挟み込むよう略C字状に成形される樹脂成形品からなり、円弧状の切欠きに対応してその内部に円弧状の溝が凹設されている。円弧状の溝の底面には、上記凸部8fの輪郭と同じ輪郭にて凹設された係止溝が形成されており、凸部8fを収容して係止することができるようになっている。上記樹脂成形品は、例えば、基材として熱可塑性ポリエチレンテレフタレート中にガラス繊維を均一に混和し、射出成形によって得られるエンジニアリングプラスチックを使用することができる。この熱可塑性樹脂を主体とする強化樹脂成形体は、ブレーキシューとして要求される特性、すなわち、剛性、耐衝撃性、引張り強さ、寸法安定性、耐熱性等に優れており、従来、ブレーキシューとして代表的に使用されているフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂に代替することができる。さらに、成形時の流動性が良く精密部品の成形が可能であることから、上記フェノール樹脂等の如く精密成形性が悪いという欠点を解消してはめ込み式のブレーキシューを実現することができる。
【0017】
また、ブレーキレバー10は樹脂成形品からなり、図4(a)〜図4(c)に示すように、長丸状の偏心カム10aと、上記切欠き部8gと係合する略長丸状の回転軸10bと、偏心カム10aの長軸と直交する方向に延設された操作レバー10cとを一体に備えている。回転軸10bにおいて平行縁部の幅w2 は、本体部8bにおける切欠き部8gの幅w1 と対応しており、従って、操作レバー10cが横位置にあるときに、本体部8bの切欠き部8gに係合させることができるようになっている。
【0018】
次に、上記構成を有するスピンドルブレーキ8の動作を、図2及び図5を参照しながら説明する。
図2はスピンドルブレーキの非動作状態に対応しており、操作レバー10cは縦位置にある。この状態では、偏心カム10aは横位置、すなわち本体部8b内に格納されており、本体部8bの下縁8hがスピンドルレール5の上面と当接している。
【0019】
図5はスピンドルブレーキの動作状態を示しており、操作レバー10cを横位置に向けて矢印B方向に回転させていくことにより、偏心カム10aの周縁が次第に本体部8bの下縁8hから突出し、支点軸8aを中心として本体部8bを上向に押し上げて傾斜させる。それにより、ブレーキシュー9がスピンドルワーブ2の胴部2aと接触して押圧し、回転中のスピンドル1に制動がかけられる。
【0020】
上記偏心カムを用いた構成によれば、スピンドルワーブ2に対しブレーキシュー9を無段階にて押圧させることができるため、ブレーキシュー9が摩耗した場合であっても常に一定の制動圧を作用させることが可能になる。また、操作レバー10cが横位置に近づくにつれて偏心カム10aの作用点が回転軸10bの中心に移動して安定するため、操作レバー10cから手を離しても一定の制動圧が確保される。
【0021】
また、本発明のスピンドルブレーキは、ブレーキシュー9が取り付けられた本体部8bに樹脂製のブレーキレバー10を係合させるだけで組み立てることができるため、製作が簡便であると同時にスピンドルブレーキのコストダウンを図ることができる。
【0022】
なお、本発明においてスピンドル支持部材の固定部分は、上記実施形態ではスピンドルレール上面であったが、これに限らず、水平姿勢にあるスピンドルブレーキの本体部と当接することができ、且つ固定されている部材であれば、任意の部材を利用することができる。
【0023】
また、本発明のブレーキレバーは樹脂成形品で構成することが好ましいが、これに限らず、金属製部材を使用しても本発明の効果を得ることができる。
また、本発明のスピンドル用ブレーキ装置は、リング精紡機、リング撚糸機等のスピンドルに適用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば、スピンドルに対し確実に制動圧を加えることのできる手動式スピンドル用ブレーキ装置を提供することができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る手動式スピンドル用ブレーキ装置の取付け要領を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の手動式スピンドル用ブレーキ装置の構成を示す斜視図である。
【図3】同ブレーキ装置の本体部の構成を示す説明図である。
【図4】同ブレーキ装置のブレーキレバーの構成を示す説明図である。
【図5】同ブレーキ装置の操作状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スピンドル
2 スピンドルワーブ
3 ボルスター
4 鍔部
5 スピンドルレール
6 締付ナット
7 支点溝孔
8 スピンドルブレーキ
8a 支点軸
8b 本体部
8c アーム
9 ブレーキシュー
10 ブレーキレバー
10a 偏心カム
10c 操作レバー
Claims (3)
- 一対のアームがスピンドルを挟むようにして配置されるコ字状部材からなり、前記アームの先端部が前記スピンドルの裾部に枢支されている本体部と、この本体部における前記アーム間に取り付けられたブレーキシューと、前記コ字状部材の外側に設けられるブレーキレバーとを有し、
前記ブレーキレバーは、水平軸まわりに回転し得る偏心カムと、この偏心カムの長軸と直交する方向に延設された操作レバーとを備え、前記偏心カムは、前記操作レバーが制動側に操作された場合に、長軸側としての前記偏心カムの周縁が前記スピンドルを支持している固定面上で摺動することにより前記本体部を持ち上げ、前記ブレーキシューをスピンドルワーブに押圧するように構成されていることを特徴とする手動式スピンドル用ブレーキ装置。 - 前記固定面がスピンドルレール上面である請求項1記載のブレーキ装置。
- 前記ブレーキレバーは、前記本体部に対し着脱可能に構成されている請求項1または2記載のブレーキ装置。
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|---|---|---|---|
| JP32439296A JP3592011B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 手動式スピンドル用ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32439296A JP3592011B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 手動式スピンドル用ブレーキ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168676A JPH10168676A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3592011B2 true JP3592011B2 (ja) | 2004-11-24 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP32439296A Expired - Fee Related JP3592011B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 手動式スピンドル用ブレーキ装置 |
Country Status (1)
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108796697A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-11-13 | 安徽华茂纺织股份有限公司 | 一种手持式多功能刹锭器 |
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1996
- 1996-12-04 JP JP32439296A patent/JP3592011B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH10168676A (ja) | 1998-06-23 |
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