JP3590892B2 - 電力制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、電子写真方式の複写機、プリンタまたはファクシミリのような画像形成装置等に備えられた熱定着装置に使用されるヒータ等の負荷に対して電力の供給を制御する電力制御装置に関し、さらに詳しくは、負荷に流れる突入電流による一時的な電源電圧の低下(電圧降下)や、位相制御による電力供給のために生じる電流波形の高調波歪み(ハーモニクス)の発生や、導電ノイズ(コンダクションノイズ)の発生を考慮した電力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、電子写真方式の複写機、プリンタまたはファクシミリ等の画像形成装置においては、原稿の画像情報の濃度に応じて画像信号を電気信号に変換し、レーザ光等を用いて感光体上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像により現像剤像としてから用紙に転写し、用紙上の現像剤像を熱定着装置のヒータからの熱により加熱溶融し、用紙に定着させている。このような、熱により定着を行う定着装置にあっては、熱定着装置のヒータ(以後「定着ヒータ」という)が負荷として設けられている。定着ヒータにおいては、ハロゲンランプ等のヒータランプ、発熱抵抗等が熱源として用いられており、これらの定着ヒータは定着すべき用紙を挟持搬送する定着ローラ対に内蔵されている。また、これらの定着ヒータは、定着ローラ対の一方または両方に、1つまたは複数内蔵されており、数百W程度から千数百W数のものが使用されている。また、非常に高速で画像形成を行う高速機においては、さらに大容量のものが使用されている。さらに、定着ローラの表面に接触して配置された温度センサの検出結果に応じて、定着ヒータのオン・オフ信号を生成し、定着ヒータに対して供給する電力を制御して、定着ローラ対が所定の温度に保たれている。
【0003】
上記の画像形成装置における定着ヒータのような、電力を供給する制御対象として温度に対して正特性の大きな負荷を有する場合、電力の供給を開始した直後、負荷に大きな電流(突入電流)が流れる。負荷に流れる突入電流の様子およびそのときの電源電圧の低下の様子を、定着装置のハロゲンヒータを例にとって、図16を用いて説明する。
【0004】
図16において、曲線aに示すように、ヒータ信号がオン状態になると、ハロゲンヒータに商用電源から電力供給が開始される。ハロゲンヒータの抵抗値は、温度に対して正の特性を有している、すなわち、ハロゲンヒータ自身の温度が高いほど抵抗が大になるので、それまで電流が供給されていなかった場合、ハロゲンヒータの抵抗値はきわめて小さくなっている。一般的に、このような低温度時の抵抗値は、赤熱時の1/10程度である。この低抵抗状態にあるハロゲンヒータに対して電力が供給されるため、曲線cのように供給開始直後に突入電流I1(最初の電流の半波波形のピーク値)が流れる。
【0005】
そして、ハロゲンヒータに電流が流れてハロゲンヒータが発熱し、温度が上昇するため、ハロゲンヒータの抵抗値が上昇する。この抵抗値の上昇にしたがって、ハロゲンヒータに流れる電流は低下して、定常電流I0に収束し、定常状態になる。この突入電流I1の定常電流I0に対する比(I1/I0)は、約数倍から約10倍程度である。同図の場合、電源電圧波形のほぼゼロクロス点でハロゲンヒータの点灯を開始しているので、突入電流はやや小さめに抑えられている。
【0006】
一方、このように突入電流が流れると、画像形成装置に電力を供給している商用電源のコンセント周囲あるいは他の屋内配線には、同図の曲線bに示すように自身のインピーダンスにより電圧降下ΔV1が発生する。同図の曲線bは電圧降下が起こったときの電圧波形の包絡線を示している。その後、ハロゲンヒータに流れる電流が定常状態に収束するにつれて、電圧降下は小さな値ΔV2に収束する。ハロゲンヒータへの電力の供給が絶たれると、電圧が元のレベルV0まで回復する。
【0007】
上述の突入電流によって生じる電圧降下は、瞬間的に大きなものであるので、周囲の機器や照明機器に対しても影響を与えることがある。たとえば、照明機器に供給している電圧が低下すると、照明機器に対する明るさのちらつき現象(フリッカー)を発生することがある。
【0008】
昨今にあっては、この現象を低減するために、電源に対して大きな電力を消費する装置に対して、フリッカー試験と称する試験により規制がなされるようになってきた。このフリッカー試験は、装置中の負荷により電源側の電圧が所定値以下にならないことを試験するものである。画像形成装置に関しては、フリッカー試験は、コピーモード(このモードにおけるフリッカー試験はショートフリッカー試験と呼ばれる)と待機モード(このモードにおけるフリッカー試験はロングフリッカー試験と呼ばれる)のようにモード別に設けられており、それぞれのモードに対応して設けられた規制値で試験される。
【0009】
また、このように問題のある電圧降下を少なくするため、特開平6−242644号公報に開示されているように、負荷に通電する際の導電角を徐々に大きく変えて電力を供給する位相制御という制御方法が知られている。しかしながら、位相制御を行って上述のハロゲンヒータ等の負荷に対して電力を供給する場合、電圧波形のゼロクロス点以外のところで電力の供給が開始されて、急激に大きな電圧が負荷に印加されるので、電流波形に歪みが生じるとともに、広い周波数帯にわたって導電ノイズを輻射することになる。この電流波形の歪みは、位相制御により内部の負荷に電力を供給する機器が接続されている商用電源のコンセント周囲あるいは他の屋内配線に接続されている他の機器に悪影響を与えてしまう。また、輻射された導電ノイズは、周辺にある電子機器の誤動作等を引き起こすという問題点を有している。
【0010】
このような問題が生じるので、ハーモニクス試験(Harmonics Test)と呼ばれる試験により規制がなされるようになってきた。このハーモニクス試験は、図17に示すような電流波形に生じた歪みが元の波形に対してどの程度歪んでいるのかを試験するものである。実際には、電流波形をフーリエ解析した際の高調波の各次ごとの係数が、所定の規制値内に収まるが否かを試験するものであり、2次の項から40次の項までを検査する。このハーモニクス試験は、画像形成装置に関して、通常の画像形成を行うコピーモードにおいて所定の規制値内に抑えることができることが安全規格上要求されるようになってきている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような規制をクリアするためには、様々な対策がとられている。たとえば、特開平6−242644号公報には、双方向サイリスタ(トライアック)を使用したソフトスタート回路により、導電角を徐々に大きく制御して、突入電流の発生を抑制する技術が開示されている。この技術を用いる場合、電圧降下に対しては非常に有効であるが、従来と同様の位相制御を行っているので、電流波形の歪みが大になり、導電ノイズを大量に生じる。この導電ノイズが他の装置に対して影響しないように、電源ラインに高価なノイズフィルタを設ける必要があり、コストが上昇するという問題がある。また、電流波形の歪みは解消されないままである。
【0012】
上述した電圧降下、電流波形の歪みおよび導電ノイズに対して、位相制御の期間の長短が一般的にどのように影響するかを、表1および図18を使用して以下に説明する。
【0013】
【表1】
Figure 0003590892
今、負荷に電力を供給する際に、図18に示すように、通電開始から所定の期間Tphだけ、電圧波形のゼロクロス点から所定の期間(遅延時間)後にオンしてゼロクロス点でオフする、位相制御を行う。そして、その後、連続的に通電するゼロクロス制御に移行するものとする。
【0014】
この場合、表1からわかるように、電圧降下に関しては、位相制御期間が長くなればなるほど、電圧降下の程度が小さくなり、位相制御期間が短ければそれだけ電圧降下の程度が大になる。これに反して、電流波形の歪みおよび導電ノイズに関しては、位相制御期間が長くなればなるほど、レベルが大になり、位相制御期間が短ければそれだけレベルが低下することがわかる。
【0015】
本発明の目的は、上記の問題を解決し、画像形成装置等に使用されるヒータランプ等の大容量の負荷に対して電力を供給する場合に、大きな電流波形の歪みや導電ノイズを生じることなく効率的に電圧降下を低減できる電力制御装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明による電力供給装置は、温度に対する抵抗特性が正である複数の負荷に対して交流電源から電力を供給する装置であって、通電開始時に、各負荷について、供給電圧波形の半波区間を複数含む起動制御区間を互いに重ならないように設け、起動制御区間のうちの所定の半波区間は、ゼロクロス制御により通電を行う通電区間とし、残りの半波区間は、通電を行わない休止区間とする間欠制御を行うことを特徴とするものである。
【0017】
ゼロクロス制御とは、ゼロクロス点から次のゼロクロス点までの半波区間全体にわたって通電する制御をいう。
【0018】
通電開始時の起動制御区間において、通電を行わない休止区間を設けることにより、ちらつき現象が発生するのを抑えることが可能となる。また、通電開始時の起動制御区間において、通電区間ではゼロクロス制御により通電を行うことにより、従来の位相制御の場合に発生する導電ノイズについては発生しない。さらに、複数の負荷に対する起動制御区間が互いに重ならないようにすることにより、ちらつき現象の発生を防止することができる
【0019】
本発明の電力制御装置において、たとえば、起動制御区間の連続する通電区間において、交互に逆極性の電圧を加える。
【0020】
通電開始時の起動制御区間の連続する通電区間において、同極性の電圧を連続して加えると、ちらつき現象が発生する可能性が高くなるが、交互に逆極性の電圧を加えることにより、ちらつき現象の発生を抑えることができる。
【0021】
また、本発明の電力供給装置において、たとえば、負荷の温度が所定値以上になるまでを起動制御区間とする。
【0022】
これにより、室温等の環境による影響を防ぐことができる。
【0027】
さらに、本発明による電力制御装置は、画像形成装置において、温度に対する抵抗特性が正である負荷に対して交流電源から電力を供給する装置であって、待機モードにおける通電初期には、供給電圧波形の半波に対する通電時間を設定する位相制御を行い、コピーモードにおける通電初期には、供給電圧波形の半波区間を複数含む起動制御区間を設け、起動制御区間のうちの所定の半波区間は、ゼロクロス制御により通電を行う通電区間とし、残りの半波区間は、通電を行わない休止区間とする間欠制御を行うことを特徴とするものである。
【0028】
通電開始時に、上記のような間欠制御を行うことにより、ちらつき現象および導電ノイズの発生を防止することができる。しかし、高出力の電力を使用する負荷に電力を供給する場合、負荷の温度が低下して冷えている状態では、通電初期に半波区間全体にわたって通電するゼロクロス制御を行うことにより、ちらつき現象が発生することがある。
【0029】
待機モードにおける通電初期には、負荷の温度が低下して、負荷が冷えていることが多いので、このときに、供給電圧波形の半波に対する通電時間を設定する位相制御を行うことにより、ちらつき現象の発生を抑えることができる。
【0030】
コピーモードにおける通電初期の起動制御区間において、通電を行わない休止区間を設けることにより、ちらつき現象が発生するのを抑えることが可能となり、通電区間ではゼロクロス制御により通電を行うことにより、従来の位相制御の場合に発生する導電ノイズが発生することがない。しかも、コピーモードにおける通電初期には、負荷はあまり冷えていないので、通電初期に半波区間全体にわたって通電するゼロクロス制御を行っても、ちらつき現象が発生することがない。
【0031】
したがって、本発明の電力制御方法によれば、画像形成装置に使用されるヒータランプ等の大容量の負荷に対して電力を供給する場合に、大きな電流波形の歪みや導電ノイズを生じることがなく、効率的に電圧降下を低減することができる。
【0032】
たとえば、起動制御区間における連続する休止区間の半波区間の数を時間とともに小さくする。
【0033】
たとえば、起動制御区間における連続する通電区間の半波区間の数を時間とともに大きくする。
【0034】
たとえば、起動制御区間における連続する休止区間の半波区間の数を時間とともに小さくするとともに、連続する通電区間の半波区間の数を時間とともに大きくする。
【0035】
たとえば、起動制御区間における連続する通電区間の半波区間の数を奇数または偶数とし、連続する休止区間の半波区間の数を偶数とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明をディジタル複写機に適用した実施形態について説明する。
【0037】
図1に示すように、複写機は、大まかに分けると、スキャナ部(1)と、図示しない画像処理部と、記録部(2)とから構成されている。スキャナ部(1)は、原稿画像を読み取って原稿画像に対応した電気信号に変換し、画像データとして画像処理部に送信する。画像処理部は、送信された画像データに所定の画像処理を施す。画像処理を施された画像データは、記録部(2)内のレーザ書き込み装置により、記録部(2)内の電子写真式の作像装置の中に設けられた感光体に照射されて、原稿画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置により現像されて現像剤像となった後に、記録用紙に転写される。現像剤像を支持した用紙は、作像装置内の用紙搬送方向下流側に配置された定着装置(3)に搬送されて、用紙に定着される。
【0038】
次に、定着装置(3)の詳細について、図2を用いて説明する。
【0039】
図2に示すように、定着装置(3)には、上側定着ローラ(4)および下側定着ローラ(5)が配置されており、両ローラ(4)(5)は加圧手段(6)により互いに圧接されている。上下の定着ローラ(3)(4)は、図示しない駆動手段により回転可能になっており、用紙を挟持搬送可能になっている。上側定着ローラ(3)の内部には、負荷である定着ヒータ(7)が内蔵されている。また、上側定着ローラ(3)の外周面には、定着サーミスタ(8)および定着剥離爪(9)が接触して配置されている。上側定着ローラ(3)と離間して温度ヒューズ(10)が配置されている。
【0040】
次に、図3を用いて、本発明に係る電力制御装置の構成を説明する。同図は、ディジタル複写機における電力制御装置としての定着ヒータ制御回路の要部の構成を示している。
【0041】
図3において、定着ヒータ制御回路は、交流電源接続プラグ(11)、電力供給ユニット(12)、制御基板(13)および定着ユニット(14)に大別される。電力供給ユニット(12)には、電源トランス(15)、ゼロクロス検出回路(16)、双方向サイリスタ(17)が内蔵されている。制御基板(13)には、2つの入出力装置(18)(19)、CPU(20)、ROM(21)、RAM(22)、A/D変換器(23)および増幅器(24)が内蔵されている。交流電源にプラグ(11)が接続されると、一次側の電力が電源トランス(15)により二次側の電力に変換されて所定の電力が電気部品に供給されるようになっている。また、定着ユニット(14)には、前述の温度ヒューズ(10)、定着ヒータ(7)および定着サーミスタ(8)が内蔵されている。
【0042】
前述のように、定着ヒータ(7)は、上側定着ローラ(3)の内部に配置されており、上下両ローラ(3)(4)に熱を供給する。また、定着サーミスタ(8)は、定着ローラ(3)の表面温度を検出する。増幅器(24)は、定着サーミスタ(8)の出力信号を処理し、ヒータ作動信号E1を、A/D変換器(23)を介して、CPU(20)に送るようになっている。双方向サイリスタ(17)は、CPU(20)から入出力装置(18)を介してヒータ制御信号E4を受け取り、電源から定着ヒータ(7)への電力の供給と遮断とを行っている。つまり、電源から定着ヒータ(7)への供給電圧E5を制御している。ゼロクロス検出回路(16)は、交流電源により印加される電源電圧E2のゼロクロス点を検出し、入出力装置(18)を介してCPU(20)にゼロクロス信号E3を送っている。温度ヒューズ(10)は、定着サーミスタ(8)や双方向サイリスタ(17)が故障して、定着ヒータ(7)に電力が供給され続けたときに、発火等を防ぐために、定着ヒータ(7)に直列に接続されている。電力供給ユニット(12)および制御基板(13)によってスイッチング手段が構成されている。
【0043】
CPU(20)は、ROM(21)に記憶されている制御プログラムに基づいてディジタル複写機全体の動作を管理しており、スイッチング手段もCPU(20)の指令により動作する。
【0044】
ROM(21)内には、スイッチング手段を制御するための制御プログラムが記憶されており、CPU(20)は適時ROM(21)の内容を読み出してスイッチング手段の制御を行う。また、ROM(21)には、スイッチング手段の動作を制御するための制御用データも記憶されている。この制御用データも適時読み出されて、スイッチング手段の制御に使用される。
【0045】
次に、電源がオフの状態の複写機のメインスイッチをオンした後の動作について説明する。
【0046】
まず、複写機のメインスイッチがオンされると、複写機の制御回路に電力が供給されて、制御回路により複写機が制御可能となる。CPU(20)は、複写機を使用可能な状態にするために、機構の駆動手段を作動させて作像部の前処理プロセスを行うとともに、定着ヒータ(7)に給電して定着ローラ(7)を所定の温度にする。
【0047】
次に、図4〜図13を参照して、通電開始時における定着ヒータ(7)への電力供給制御の第1例について説明する。
【0048】
この第1例は、通電開始時に、供給電圧波形の半波区間を複数含む起動制御区間を設け、起動制御区間のうちの所定の半波区間は、ゼロクロス制御により通電を行う通電区間とし、残りの半波区間は、通電を行わない休止区間とする間欠制御を行うものである。
【0049】
図4のタイムチャートは、通電開始時の間欠制御の1例を示している。
【0050】
図4には、ヒータ作動信号E1、電源電圧E2、ゼロクロス信号E3、ヒータ制御信号E4およびヒータへの供給電圧E5を示している。前述のように、電源電圧E2は、商用電源の電圧である。ヒータ作動信号E1は、増幅器(24)の出力信号である。ヒータ作動信号E1がオン(Lレベル)のときだけ、次のように、定着ヒータ(7)に電力が供給され、オフ(Hレベル)のときは、電力は供給されない。ゼロクロス信号E3は、ゼロクロス検出回路(16)の出力信号であり、通常はオフ(Lレベル)で、電源電圧E2のゼロクロス点でオン(Hレベル)になる。ヒータ制御信号E4は、双方向サイリスタ(17)を制御するための信号である。定着ヒータ(7)に通電しないときは、ヒータ制御信号E4はオフ(Hレベル)で、定着ヒータ(7)に通電するときは、ゼロクロス信号E3がオンになったときにヒータ制御信号E4がオン(Lレベル)になる。ヒータへの供給電圧E5は、双方向サイリスタ(17)の出力信号である。ヒータ制御信号E4がオンのときは、その半波区間全体にわたって、電源電圧E2と同じ電圧が定着ヒータ(7)に通電され、ヒータ制御信号E4がオフのときは、その半波区間全体にわたって、定着ヒータ(7)への通電を休止する。
【0051】
ヒータ作動信号E1がオフである間は、定着ヒータ(7)に対して全く通電しない連続休止区間(D)となっている。ヒータ作動信号E1がオンである区間のうち、オンになった直後すなわち通電開始時の電源電圧E2の半波区間を複数含む区間を起動制御区間とし、その後の区間を連続通電区間(C)とする。そして、起動制御区間のうち、所定の半波区間は、ゼロクロス制御により通電を行う通電区間(ON)とし、残りの半波区間は、通電を行わない休止区間(B)とする。通電区間(ON)では、電源電圧E2の半波波形が定着ヒータ(7)に通電される。通電区間(ON)のうち、正電圧が通電される区間を正電圧通電区間(+A)とし、負電圧が通電される区間を負電圧通電区間(−A)とする。連続通電区間では、電源電圧E2がそのまま定着ヒータ(7)に通電される。
【0052】
図4において、電源電圧E2およびヒータへの供給電圧E5の各半波区間に数字で示すように、起動制御区間および連続通電区間の半波区間を通電開始時の最初のものから順に、第0区間、第1区間、…………というように、区間番号が付けられている。
【0053】
図4の例では、第0区間から第11区間までの通電開始時の12の半波区間に相当する区間が起動制御区間となっており、これに続く第12区間以降の半波区間が連続通電区間(C)となっている。
【0054】
起動制御区間において、第0、第1、第6および第7区間は通電区間(ON)であって、これら各区間の初めにゼロクロス信号E3がオンになったときに、ヒータ制御信号E4がオンになり、これら各区間の半波区間全体にわたって、電源電圧E2と同じ電圧が通電される。その結果、連続する通電区間(ON)である第0区間と第1区間について、第0区間が正電圧通電区間(+A)、第1区間が負電圧通電区間(−A)となって、交互に逆極性の電圧が通電される。連続する通電区間(ON)である第6区間と第7区間についても、同様である。第2、第3、第4、第5、第8、第9、第10および第11区間は休止区間(B)であって、これら各区間の初めにゼロクロス信号E3がオンになっても、ヒータ制御信号E4はオフのままであり、これら各区間の半波区間全体にわたって、通電が休止される。
【0055】
第12区間以降の連続通電区間(C)においては、全区間の初めにゼロクロス信号E3がオンになるたびに必ずヒータ制御信号E4がオンになり、電源電圧E2がそのまま通電される。
【0056】
このような起動制御区間における通電制御は、ROM(21)に記憶されている起動制御データテーブルの内容に基づいて行われ、図5は図4の例に対応する起動制御データテーブルの内容の1例を示している。
【0057】
図5の例では、第0区間から第11区間までの起動制御区間と連続通電区間(C)の最初の第12区間について、各区間ごとに、通電を行うか休止するかを表すデータが記憶されている。波数カウンタ(0〜12)は第0区間から第12区間までの区間の区間番号に対応しており、データの“1”は通電区間(ON)を、“0”は休止区間(B)を表している。したがって、波数カウンタ0、1、6、7および12に対応するデータは“1”で、波数カウンタ2、3、4、5、8、9、10および11に対応するデータは“0”である。
【0058】
次に、図6のフローチャートを参照して、図5の起動制御データに基づく図4の制御の処理の1例について説明する。
【0059】
起動制御のための処理が始まると、まず、ヒータ作動信号E1がオン(Lレベル)であるかどうかを調べ(S1)、オフ(Hレベル)であれば、半波区間の数をカウントするための波数カウンタFの値を0にリセットした(S2)後、ヒータ制御信号E4をオフ(Hレベル)にし(S3)、S1に戻って上記の処理を繰り返す。これにより、ヒータ作動信号E1がオフである連続休止区間(D)においては、通電は行われず、カウンタFの値は0のままである。S1において、ヒータ作動信号E1がオンになれば、S4に進んで、ゼロクロス信号E3がオフ(Lレベル)からオン(Hレベル)に変化する立上げエッジを検出するまで待機する。S4においてゼロクロス信号E3の立上げエッジを検出すると、S5に進み、そのときのカウンタFに対応する起動制御データテーブルのデータをレジスタRに読み込む。次に、レジスタRの内容が0であるかどうかを調べ(S6)、0であれば、S7に進んで、ヒータ制御信号E4をオフ(Hレベル)のままにし、0でなければ、S8に進んで、ヒータ制御信号E4をオン(Lレベル)にする。これにより、起動制御データテーブルのデータが0である半波区間については、通電は行われず、データが1である半波区間については、通電が行われる。S7あるいはS8の処理が終わると、カウンタFの値を1加算(インクリメント)し(S9)、カウンタFの値が予め定められた値N(この例では12)より小さいかどうかを調べる(S10)。Fの値がNより小さければ、S4に戻って、上記の処理を繰り返す。Fの値がN以上になれば、処理を終了する。これにより、起動制御区間全体について、起動制御データテーブルのデータが0である半波区間については、通電は行われず、データが1である半波区間については、通電が行われ、図4のような結果が得られる。
【0060】
図4の例では、起動制御区間の連続する通電区間(第0〜第1区間の2区間および第6〜第7区間の2区間)において、交互に逆極性の電圧が加えられており、このため、ちらつき現象の発生を抑えることができる。
【0061】
図7のタイムチャートは、通電開始時の間欠制御の他の1例を示している。
【0062】
この場合は、第0区間から第9区間までの10の半波区間が起動制御区間となっており、そのうち、第0、第1、第6および第7区間が通電区間(ON)、第2、第3、第4、第5、第8および第9区間が休止区間(B)となっている。
【0063】
図7の例の場合、図4の場合と同様、起動制御区間の連続する通電区間(第0〜第1区間の2区間および第6〜第7区間の2区間)において、交互に逆極性の電圧が加えられている。
【0064】
また、起動制御区間における連続する休止区間(第2〜第5区間の4区間および第8〜第9区間の2区間)の半波区間の数が、時間とともに小さくなっている。
【0065】
図8のタイムチャートは、通電開始時の間欠制御のさらに他の1例を示している。
【0066】
この場合は、第0区間から第9区間までの10の半波区間が起動制御区間となっており、そのうち、第0、第1、第4、第5、第6および第7区間が通電区間(ON)、第2、第3、第8および第9区間が休止区間(B)となっている。
【0067】
図8の例の場合、図4の場合と同様、起動制御区間の連続する通電区間(第0〜第1区間の2区間および第4〜第7区間の4区間)において、交互に逆極性の電圧が加えられている。
【0068】
また、起動制御区間における連続する通電区間(第0〜第1区間の2区間および第4〜第7区間の4区間)の半波区間の数が、時間とともに大きくなっている。
【0069】
図9のタイムチャートは、通電開始時の間欠制御のさらに他の1例を示している。
【0070】
この場合は、第0区間から第11区間までの12の半波区間が起動制御区間となっており、そのうち、第0、第1、第6、第7、第8および第9区間が通電区間(ON)、第2、第3、第4、第5、第10および第11区間が休止区間(B)となっている。
【0071】
図9の例の場合、図4の場合と同様、起動制御区間の連続する通電区間(第0〜第1区間の2区間および第6〜第9区間の4区間)において、交互に逆極性の電圧が加えられている。
【0072】
また、起動制御区間における連続する休止区間(第2〜第5区間の4区間および第10〜第11区間の2区間)の半波区間の数が時間とともに小さくなるとともに、連続する通電区間(第0〜第1区間の2区間および第6〜第9区間の4区間)の半波区間の数が時間とともに大きくなっている。
【0073】
図10のタイムチャートは、通電開始時の間欠制御のさらに他の1例を示している。
【0074】
この場合は、第0区間から第3区間までの4つの半波区間が起動制御区間となっており、そのうち、第0および第1区間が通電区間(ON)、第2および第3が休止区間(B)となっている。
【0075】
次に、図11〜図13を用いて、定着ヒータへの通電開始時において、前述の従来の未対策の連続通電制御を実施したものXおよび従来の位相制御を実施したものYならびに上記の本発明の間欠制御を実施したものZについて行ったいくつかの試験結果について説明する。これらの図面の「判定」の欄において、「○」は規制値(規格値)以内で十分余裕があること、「△」は規制値ぎりぎりであること、「×」は規制値を外れていることを表している。
【0076】
図11はフリッカー試験の結果を示す表であり、ショートの欄はショートフリッカー試験の結果を、ロングの欄はロングフリッカー試験の結果を示している。図11の結果より明らかなように、ショート、ロングともに、従来の連続通電制御を実施したものXは規制値を外れているのに対し、本発明の間欠制御を実施したものZは、従来の位相制御を実施したものとほぼ同等であって、規制値以内である。
【0077】
図12は、ハーモニクス試験の結果を示すグラフであり、横軸は高調波の次数を、縦軸は高調波電流を表している。図12の結果より明らかなように、本発明の間欠制御を実施したものZは、従来の連続通電制御を実施したものXおよび位相制御を実施したものYと同等で、規制値以内である。
【0078】
図13は、導電ノイズ試験の結果を示すグラフであり、横軸は周波数を、縦軸は雑音端子電圧を表している。図13の結果より明らかなように、従来の位相制御を実施したものYが規制値ぎりぎりであるのに対し、本発明の間欠制御を実施したものZは、従来の連続通電制御を実施したものXと同等であって、規制値以内である。
【0079】
上記の間欠制御では、起動制御区間における連続する通電区間の半波区間の数および連続する休止区間の半波区間の数がともに偶数であるが、通電区間については奇数または偶数とし、休止区間については偶数とすることもできる。
【0080】
また、上記の間欠制御では、通電開始時の予め定めた数の半波区間を起動制御区間としているが、負荷の温度が所定値以上になるまでを起動制御区間とすることもできる。そうした場合、たとえば、負荷の温度が所定値以上になるのに必要であると予測される半波区間の数よりも多い半波区間について、図5の場合と同様の起動制御データテーブルを用意しておき、このテーブルを用いて、負荷の温度を監視しながら、図6の場合と同様の処理を行い、負荷の温度が所定値以上になった時点で処理を終了するようにする。
【0081】
上記の間欠制御は、負荷の温度が所定値以上になったために負荷に対する通電を停止した後に、負荷の温度が所定値より低くなったために負荷に対する通電を再開する復帰動作時における電力制御にも適用できる。
【0082】
また、上記の間欠制御は、温度に対する抵抗特性が正である複数の負荷に対して交流電源から電力を供給する場合にも、適用できる。その場合、各負荷について、供給電圧波形の半波区間を複数含む起動制御区間を設けて、起動制御区間のうちの所定の半波区間は、ゼロクロス制御により通電を行う通電区間とし、残りの半波区間は、通電を行わない休止区間とし、しかも、各負荷の起動制御区間が時間的に互いに重ならないようにする。
【0083】
次に、図14および図15を参照して、通電開始時における定着ヒータ(7)への電力供給制御の第2例について説明する。
【0084】
この第2例は、定着装置(3)が冷えている状態(定着可能温度よりも低い温度の電源投入前の状態あるいは定着可能温度よりも低い温度で待機している待機モードの状態)において、高出力の電力を使用する定着装置(3)に電力を供給する場合に、通電初期に間欠制御を行ったのではちらつき現象が発生することがあることに対応したものであり、そのために、定着装置(3)が冷えている状態においては、通電初期に従来の位相制御を行う位相制御駆動を行い、それ以外の場合には、通電初期に前記の間欠制御を行う間欠制御駆動を行うものである。そして、このようにすることにより、定着ヒータ(7)等の大容量の負荷に対して電力を供給する場合に、大きな電流波形の歪みや導電ノイズを生じることなく、効率的に電圧降下を低減することができる。
【0085】
このため、メインスイッチをオンにして電源を投入したときの通電初期、および待機モードにおける通電初期には、前記の位相制御を行い、コピーモードにおける通電初期には、前記の間欠制御を行うようになっている。そして、いずれの場合も、位相制御あるいはゼロクロス制御を行った通電初期以降は、全半波区間について半波区間全体にわたって通電する連続通電を行うようになっている。
【0086】
位相制御駆動については、前記の特開平6−242644号方法等に記載されている公知の方法を採用できるので、説明は省略する。
【0087】
間欠制御駆動については、図4〜図10に示した例を採用することができる。
【0088】
次に、前述の電力制御手順について、図14のフローチャートを参照して、複写機の電源投入から印字、省電力モードへの移行に伴う処理の1例について説明する。
【0089】
図14において、複写機のメインスイッチがオンにされて、電源が投入されると、まず、S20の前処理工程が行われた後、S21の位相制御駆動処理が行われ、S22においてこれらの処理が修了するまで待機する。S22において、位相制御駆動処理が修了すると、S23に進んで、タイマTを0に初期化した後、S24において、印字スイッチがオンになっているかどうかを調べる。S24において、印字スイッチがオンになっていれば、コピーモードであるので、S25に進んで、コピー/プリント制御による印字処理を行い、S26の間欠制御駆動処理が行われる。そして、S27において、コピーが修了したかが調べられ、修了していなければ、S25〜S26の処理を繰り返す。S27において、コピーが修了すると、S23に戻り、上記の動作を繰り返す。
【0090】
S24において、印字スイッチがオンでない場合は、待機モードであるので、S28に進んで、タイマTをカウントアップした後、S29において、タイマTが30分以下であるかどうかを調べる。S29において、タイマTが30分以下であれば、S30に進んで、位相制御駆動処理を行い、S24に戻る。S29において、タイマTが30分を超えていた場合は、S31に進んで、電源を落とし、省電力モードに入る。
【0091】
このような処理を行うことにより、電源投入前や待機モード状態等、定着装置(3)がコピー可能温度よりも冷えている状態(100℃以下での待機状態)で通電を行うときには、S21およびS30のように、位相制御駆動を行い、コピーモード状態等、それ以外の状態(180℃での待機状態)で通電を行うときには、S26のように、間欠制御駆動を行う。これにより、ちらつき現象が防止され、効率的に電圧降下を低減することができる。
【0092】
図15はフリッカー試験の結果を示す表であり、ショートの欄はショートフリッカー試験(コピーモード)の結果を、ロングの欄はロングフリッカー試験(待機モード)の結果を示している。上記の第2例では、ロングに対応する待機モードでの通電初期には位相制御を行い、ショートに対応するコピーモードの通電初期には間欠制御を行っているので、図15の結果より、700Wの電源においても、試験結果が十分余裕のある規制値以内となり、位相制御のみあるいは間欠制御のみによる電力制御の利点のみが得られることがわかる。
【0093】
本発明は、複写機等の定着ローラ以外にも、温度に対する抵抗特性が正であらゆる負荷に対して交流電源から電力を供給する場合に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用される画像形成装置であるディジタル複写機の概略構成図である。
【図2】図2は、図1の複写機における定着装置を示す概略構成図である。
【図3】図3は、図1の複写機における定着ヒータ制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、定着ヒータへの通電開始時の間欠制御による電力制御の1例を示すタイムチャートである。
【図5】図5は、起動制御データテーブルの1例を示す説明図である。
【図6】図6は、定着ヒータへの通電開始時の間欠制御による電力制御の処理の1例を示すフローチャートである。
【図7】図7は、定着ヒータへの通電開始時の間欠制御による電力制御の他の1例を示すタイムチャートである。
【図8】図8は、定着ヒータへの通電開始時の間欠制御による電力制御のさらに他の1例を示すタイムチャートである。
【図9】図9は、定着ヒータへの通電開始時の間欠制御による電力制御のさらに他の1例を示すタイムチャートである。
【図10】図10は、定着ヒータへの通電開始時の間欠制御による電力制御のさらに他の1例を示すタイムチャートである。
【図11】図11は、フリッカー試験の結果を示す説明図である。
【図12】図12は、ハーモニクス試験の結果を示す説明図である。
【図13】図13は、導電ノイズ試験の結果を示す説明図である。
【図14】図14は、電源投入後の電力制御処理の1例を示すフローチャートである。
【図15】図15は、フリッカー試験の結果を示す説明図である。
【図16】図16は、従来の連続通電制御を実施した場合の電圧降下の様子と電流波形と示す説明図である。
【図17】図17は、従来の連続通電制御を実施した場合の電流波形の歪みを示す説明図である。
【図18】図18は、従来の位相制御を実施した場合の電圧降下の様子と電流波形を示す説明図である。
【符号の説明】
(3) 定着装置
(7) 定着ヒータ
(8) 定着サーミスタ
(12) 電力供給ユニット
(13) 制御基板
(14) 定着ユニット
(16) ゼロクロス検出回路
(17) 双方向サイリスタ
(20) CPU
(21) ROM

Claims (2)

  1. 温度に対する抵抗特性が正である複数の負荷に対して交流電源から電力を供給する装置であって、
    通電開始時に、各負荷について、供給電圧波形の半波区間を複数含む起動制御区間を互いに重ならないように設け、起動制御区間のうちの所定の半波区間は、ゼロクロス制御により通電を行う通電区間とし、残りの半波区間は、通電を行わない休止区間とする間欠制御を行うことを特徴とする電力制御装置。
  2. 画像形成装置において、温度に対する抵抗特性が正である負荷に対して交流電源から電力を供給する装置であって、
    待機モードにおける通電初期には、供給電圧波形の半波に対する通電時間を設定する位相制御を行い、
    コピーモードにおける通電初期には、供給電圧波形の半波区間を複数含む起動制御区間を設け、起動制御区間のうちの所定の半波区間は、ゼロクロス制御により通電を行う通電区間とし、残りの半波区間は、通電を行わない休止区間とする間欠制御を行うことを特徴とする電力制御装置。
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