JP5640103B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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この発明の実施形態は、記録媒体上の未定着のトナー画像を発熱体等で加熱して定着させる定着装置および画像形成装置に関する。
従来、ハロゲンランプを用いた定着装置では、ハイレベル時にハロゲンランプオンする制御信号を発生することで、ハロゲンランプを点灯している。しかし、単純にハロゲンランプをオンさせると、ハロゲンランプのオン時の突入電流により電圧が変動し、フリッカ値が悪化する。
そこで、所定期間毎に加熱体の抵抗の変化に応じて、加熱体へ供給している電気量を制御することで、突入電流によるフリッカを防止する対策が行われている。
しかしながら、突入電流によるフリッカを防止のためには、定着モードや待機モード時に複雑な制御信号の生成が必要である。また、加熱体の所定時間毎の抵抗変化を検出する必要があるなどの情報の取得と、取得した情報に基づく制御が必要である。このような突入電流によるフリッカを防止には、複雑な制御信号の生成の必要や発熱体の温度情報の取得の必要が面倒である、という課題があった。
特開2007−57783号公報
この発明が解決しようとする課題は、ランプオン時の突入電流による電圧変動を小さくし、フリッカの改善を図ることができる定着装置および画像形成装置を提供することである。
実施形態の定着装置は、温度が上がるに連れ内部抵抗値が大きくなる加熱体と、前記加熱体に交流電圧を供給するための交流電源と、前記交流電源のゼロクロス信号を検出するゼロクロス検出部と、ハイレベルとローレベルそれぞれが、前記交流電源の商用周波数において1サイクルにかかる時間の1/5の時間で繰り返す、デューティ比1:1のランプ制御信号を所定時間生成する制御信号発生部と、前記交流電源と前記加熱体の間にあって、前記ゼロクロス信号のタイミングで前記ランプ制御信号がハイレベルのときは、次の前記ゼロクロス信号と前記ランプ制御信号のローレベルがくるまでハイレベルの信号を、前記ゼロクロス信号のタイミングで前記ランプ制御信号がローレベルのときは、次の前記ゼロクロス信号と前記ランプ制御信号のハイレベルがくるまでローレベルの信号を生成し、前記加熱体をオンオフするランプ信号を生成する加熱制御部と、を具備した。
定着装置に関する一実施形態について説明するための模式的な構成図である。 図1の各部の波形図である。 ハロゲンランプの内部抵抗と電流の変化について説明するための図である。 ランプ出力とハロゲンランプのランプ電流の関係を示す図である。 ランプ出力とハロゲンランプに印加するRMS電圧の関係について示す図である。 画像形成装置に関する一実施形態について説明するための模式的な構成図である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、定着装置に関する一実施形態について説明するための模式的な構成図である。図2は、図1の各部で発生する波形図を示す。
定着装置100は、交流電源11、ゼロクロス検出部12、制御信号発生部13、加熱制御部14、定着加熱器15から構成する。
交流電源11は、例えば周波数が50HzでAC100Vの商用電源である。交流電源11は、定着加熱器15に接続する。交流電源11の図2(a)に示す商用入力電圧aは、ゼロクロス検出部12にも入力する。
ゼロクロス検出部12は、交流電源11の商用入力電圧aを、例えば整流用のダイオードを用いて全波整流した信号に基づいて検出する。検出結果は、図2(b)に示すゼロクロス信号bとして出力する。なお、ゼロクロス信号bは、その信号周期が交流電源11の周波数と等しいパルス信号である。
制御信号発生部13は、交流電源11の商用周波数の4ms周期以下でデューティ1:1のHi(ハイレベル)・Lo(ローレベル)を繰り返す図2(c)に示すランプ制御信号cを発生する。なお、ランプ制御信号cは、交流電源11の商用周波数の1/4以下の周期とする。
加熱制御部14は、定着加熱器15に商用入力電圧aを印加するかどうかの制御を行う図2(d)に示すランプ出力dを生成する。ランプ出力dは、定着加熱器15を加熱するスイッチングの役目を果たす。加熱制御部14には、例えばフォトトライアックカプラが用いられ、フォトトライアックカプラがゼロクロス信号検知時にランプ出力dをHiにするかLoにするかの制御を行う。
ランプ出力dは、ゼロクロス信号bとランプ制御信号cがHiのタイミングのときに、Hiを出力する。ランプ出力dのHiの期間は、次のゼロクロス信号bの信号がHiでランプ制御信号cがLoとなるタイミングまで継続する。
ランプ出力dは、ゼロクロス信号bがHiで、ランプ制御信号cがLoのときに、Loを出力する。ランプ出力dのLoの期間は、次のゼロクロス信号bがHiで、ランプ制御信号cがHiとなるまで継続する。
定着加熱器15は、デジタル複合機などの記録媒体上に形成された未定着のトナー画像を加熱して画像を記録媒体上に定着する。定着加熱器15の加熱体としては、温度が上がるに連れ内部抵抗値が大きくなるハロゲンランプ16を内部に配置した加熱ローラ151と、この加熱ローラ151を加圧する加圧ローラ152から構成する。加熱ローラ151と加圧ローラ152は、逆方向に回転させ記録媒体を加熱しながら搬出する。
定着加熱器15の温度を維持するため、ランプ制御信号cを発生させる期間は、ハロゲンランプ16のオン/オフを行う、コピー中、Ready中、予熱中、フォーミングアップ中のランプ点灯から例えば80ms間とする。ランプ制御信号cは、交流電源11の商用周波数の1/4以下の時間である例えば4ms周期のデューティ比1:1でHi/Loを繰り返す信号とする。
ところで、加熱体としてハロゲンランプ16を用いた場合は、ハロゲンランプ16のフィラメントそのものが持っている内部抵抗の値が温度で変化する。ランプ温度が低いときは抵抗値が低く、高くなると抵抗値が高くなる傾向を呈する。これは冷却抵抗特性と言われるものである。
図3は、ハロゲンランプ16の両端に商用入力電圧aを印加したときにおける冷却抵抗特性に伴う電流波形の観測例を示す。図3に示すように、ハロゲンランプ16の点灯時の電流は多く流れる。その電流でハロゲンランプ16自身が温まるに連れて、内部抵抗が高くなり電流が小さくなり、一定に落ち着いてくる。
図4および図5を参照し、この実施形態のさらに詳しい動作について説明する。図4は、図2(d)に示すランプ出力dとハロゲンランプ16に流れるランプ電流の関係を示す図である。図5は、図2(d)に示すランプ出力dとハロゲンランプ16に印加されるRMS電圧(実効電圧)の関係について示す図である。
ランプ制御信号cは、図2で説明したように商用周波数の4ms周期以下でデューティ1:1の信号である。ランプ制御信号cが図2(c)の場合は、商用入力電圧aのゼロクロス信号bがHiのタイミングで、図2(c)のランプ制御信号cがHiのときのランプ出力dは、Hiとなる。ゼロクロス信号bがHiのタイミングで図2(c)のランプ信号cがLoのときのランプ信号dは、Loとなる。Hiのランプ信号dは、ハロゲンランプ16へ商用入力電圧aを供給し、Loのランプ信号dは、ハロゲンランプ16へ商用入力電圧aの供給を遮断する。
ところで、ランプ制御信号cは、ゼロクロス信号bとランプ制御信号cとの同期を取った信号ではない、いわゆる非同期信号である。図2(c1)〜(c3)は、異なる発生タイミングのランプ制御信号cの例を示す。図2(d1)〜(d3)は、図2(c1)〜(c3)のランプ制御信号cに基づきゼロクロス信号bのタイミングで生成されるランプ出力dを示す。
ランプ制御信号cが図2(c1)に示す場合を考える。時間t1でゼロクロスを検出したゼロクロス信号bにおける図2(c1)に示すランプ制御信号cは、Loである。このときの、図2(d1)に示すランプ出力dはLoである。時間t2でゼロクロスを検出したゼロクロス信号bにおける図2(c1)に示すランプ制御信号cは、Hiである。このときの図2(d1)に示すランプ信号dは、LoからHiとなる。
さらに、時間t3でゼロクロスを検出したゼロクロス信号bのタイミングにおける図2(c1)に示す制御信号cは、Hiである。図2(d1)に示すランプ信号dは、Hiの状態のままとなる。時間t4でゼロクロスを検出したゼロクロス信号bのタイミングにおける図2(c1)に示す制御信号cは、Loである。このときの図2(d1)に示すランプ信号dは、HiからLoとなる。
時間t5以降も、予め設定された80msが経過するまで同様の制御を行う。つまり、ゼロクロスを検出したゼロクロス信号bのタイミングにおいて、ランプ制御信号cがHiのときのランプ信号dはHiとなり、ランプ制御信号cがLoのときのランプ信号dはLoとなる。
以下、ランプ制御信号cが図2(c2)あるいは(c3)のタイミングで発生した場合も同じようにしてランプ出力dを生成する。
すなわち、商用入力電圧aのゼロクロスを検出したタイミングで、ランプ制御信号cがHiのときのランプ出力dは、図2(d2),(d3)に示すようにHiとなる。ランプ制御信号cが図2(c2)あるいは(c3)であった場合、ゼロクロスを検出したタイミングで、ランプ制御信号cがLoのときのランプ出力dは、図2(d2),(d3)に示すようにLoとなる。
このように、ランプ制御信号cを商用周波数1/4以下の時間でデューティ比を1:1とした場合、ゼロクロス信号bとランプ制御信号cとの同期がとれなくても、突入電流発生時のランプ出力をランダムに停止させるランプ出力dを生成することができる。
ここで、ランプ出力dがハロゲンランプ16を消灯から点灯させる一般的な制御であった場合のランプ電流を考える。点灯時のランプ温度は低くく、ハロゲンランプ16の内部抵抗は低い。
ランプ出力dは、図4(d)に示すように、20msの時間だけHiとした後、次の20msではLo、次の20msではHiとなる。ランプ出力dがHiの期間では、ハロゲンランプ16を点灯する。ランプ出力dがLoの期間では、ハロゲンランプ16を消灯する。
ランプ出力dが最初のHi期間のランプ電流Iは、図4に示すように商用入力電圧aの正の期間では60A程度となり、負の期間ではやや減少し50A程度となる。このランプ電流Iと商用入力電圧でハロゲンランプ16は、点灯する。この点灯によりハロゲンランプ16のランプ温度は上昇する。上昇に伴いランプの内部抵抗は上昇する。
Hi期間の20msが経過した後のランプ出力dは、Loとなって、ハロゲンランプ16が消灯し、ランプ電流をゼロにする。このLo期間の経過後にランプ出力dは、Hi期間となる。このときのランプ電流は、ランプ温度の上昇に伴い減少し、図4のIに示すように6A程度に低下する。
このように、最初のランプ出力dがHiになった期間のランプ電流と次にHiになった期間のランプ電流とでは1/10程度に減少し、ランプ電流の突入電流を改善を図ることができる。
この制御を、例えば80msの間繰り返す過程で、ハロゲンランプ16のランプ温度も上昇し、徐々にランプ出力dがHiとなった場合のランプ電流は、ハロゲンランプ16の定格電流に徐々に落ち着く。定格電流になるまでの時間は、例えば80msに設定し、以降のランプ制御信号cの出力は停止する。定格電流になるまでの時間は、ハロゲンランプの電力量等によって異なる。従って、定格電流になるまでの時間は、定着加熱器15の設計により異なる。
ランプ出力dがHiのときは、商用入力電圧aをハロゲンランプ16に印加する。実際には、ハロゲンランプ16の点灯時のランプ温度との関係から、図5(a)に示すRMS電圧を印加する。突入電流値が大きい期間においてのRMS電圧は、95.0V程度となり、突入電流を小さくできる。RMS電圧は、ランプ電流の低下とともに上昇し、定格電圧となる。
図5(b)は、ランプ出力dをオン/オフで制御した場合の入力電圧の遷移を示す。図5(c)は、ハロゲンランプ16点灯時のランプ出力dを常時オン状態とした場合における商用入力電圧aの遷移を示す。
図5に示すように、ランプ出力dをオン/オフで制御した場合の電圧降下Vd1は、5V程度あり、常時オン状態とした場合の電圧降下Vd2は、10V程度ある。従って、ランプ出力dをオン/オフで制御した場合は、常時オンとした場合の電圧降下の差に伴うフリッカの防止にも寄与する。
ところで、ランプ出力dは、加熱制御部14がゼロクロス信号bとランプ制御信号cがHiかLoかでランダムに出力の有無が決まる。しかし、商用周波数1/4以下の時間でデューティ比1:1に設定すると、ゼロクロス信号bとランプ制御信号cの同期が取れない場合でも、フリッカ対策で必要とする突入電流時のランプ出力をランダムに停止させることができ、フリッカに対しては十分な効果を得ることができる。
また、ランプ商用周波数1/4以下の時間でデューティ比1:1のオン/オフ制御はランプの突入電流が発生している期間実行するだけであり、突入電流が治まったランプの定常電流時は不要である。よって、ランプの特性に応じてオン/オフ制御の有効時間を、例えば80msと決めることで、温度維持に対しての影響を最小限に抑えることが可能となる。
このような制御を行うことで、交流電圧ゼロクロスとランプ制御信号の同期を取るためのゼロクロス検出回路は不要で、ランプ制御は単純にランプオン時に80ms間、4msデューティ比1:1で出力させることでフリッカ対策を実現できる。
この実施形態では、印刷のランプオン時に、ランプオン/オフ制御を商用周波数の1/4以下の時間、デューティ比1:1でランプオンから一定時間必ず実行する。これにより、ランプオン時のランプ出力をランダムに停止させ、ランプの突入電流を小さくして電圧変動を低減しフリッカ対策の制御を行うことが可能となる。
図6は、定着装置100を用いた画像形成装置の機能構成を示す図である。図6では、例えば、搬送路などを駆動する駆動系は省略してある。
画像形成装置200の感光体601は、例えばアルミ材の円筒状形態の外周に導電層および感光層を形成したものであり、図6において反時計方向に回転する。感光体601は、図示しない読み取り部で読みとられた画像データ等をレーザ光に変換して投光し、画像データに応じた感光を行う。
現像部602は、感光体601の回転に応じて回転する現像スリーブ603を有し、その現像スリーブ603を介して感光された画像データをトナー画像化する。
図6では、感光体601、現像部602および転写器604はイェロー(Y)一組を示してある。カラーで画像形成する場合は、他に例えば、マゼンダ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の分が用意され、これらの4組が一次転写部60を構成する。
転写ベルト61は、導電材料を拡散して所定の体積抵抗率にされた無端ベルトであり、感光体601とは逆回転している。そして、転写機604は、例えばコロナ放電によって、感光体601のトナー画像を転写ベルト61へ転写する。
転写ベルト61に転写されたトナー画像は、搬送路62で搬送されてきた記録媒体である用紙(表面)Sに、二次転写ローラ64により転写する。または、先に表面に画像が形成され、反転部631で反転されて反転搬送路63を搬送されてきた用紙(裏面)Sに、二次転写ローラ64により転写する。二次転写ローラ64は、2つのローラで転写ベルト61と用紙Sを狭持しつつ回転することにより、再転写する。
定着装置15は、熱源としてハロゲンランプ16を内蔵した加熱ローラ151と加圧ローラ152を有し、転写ベルト61でトナー画像が転写された用紙Sを、加熱ローラ151と加圧ローラ152とで狭持することにより、トナー画像を用紙Sへ定着する。定着装置15から出力される用紙Sは、そのまま排出するか、反転搬送路63へ搬送する。
定着加熱制御部14は、商用入力電圧aのゼロクロス信号bコピーのランプ点灯から例えば80ms間発生するランプ制御信号cに基づき、ランプ出力dを生成し、ハロゲンランプ16の点灯を制御する。
印刷スタートのランプ温度の低いランプ点灯時は、ゼロクロス信号bの発生タイミングでランプ制御信号cをHi/Loに基づきランプ出力dを生成する。突入電流は、ランプ出力dのHiの期間には上昇するが、次のLoの期間にはゼロとなる。ハロゲンランプ16は、ランプ出力dのHiの期間にランプ温度が上昇してランプの内部抵抗値が高くなる。次のランプ出力dがHiの期間の突入電流の値は、低下する。これを80ms以内に繰り返すことにより、徐々に定格のランプ電流となる。
定着加熱器15は、デジタル複合機などの記録媒体上に形成された未定着のトナー画像を加熱して画像を記録媒体上に定着する。定着加熱器15は、加熱体として例えば内部にハロゲンランプ16を配置した加熱ローラ151とこの加熱ローラ151を加圧する加圧ローラ152から構成する。加熱ローラ151と加圧ローラ152は、記録媒体を加熱しながら搬出する。
定着加熱器15の温度を維持するため、ランプ制御信号cを発生させる期間は、ハロゲンランプ16のオン/オフを行うウォーミングアップ時、Ready時、コピー時、予熱時のランプ点灯から例えば80ms間とする。ランプ制御信号cは、交流電源11の商用周波数の1/4以下の時間である例えば4ms周期のデューティ比1:1でHi/Loを繰り返す信号とする。
また、定着加熱制御部14は、定常動作中は、図示しない温度センサーが検出した温度に基づき、加熱ローラ151の温度が定着に適切な所定温度範囲に入るような調整制御も行う。温度の調整は、定着加熱制御部14によって、高周波パルスでハロゲンランプ16を駆動し、そのオン、オフの時間当たりの回数を制御する、あるいはPWM制御を行う等の方法により、温度の上げもしくは下げの調整を行う。
画像形成装置200の印刷スタート時のハロゲンランプ16は、ランプ温度が低く、内部抵抗値が低い状態にある。加熱制御部14は、印刷スタート時における突入電流を小さくできるとともに、フリッカの値を改善することができる。
この実施形態にかかる定着装置を、画像形成装置に適用することで、印刷スタート等の定着用のランプ温度が低い場合における突入電流を小さくできるとともに、フリッカを防止することが可能となる。
上記した実施形態に限定されるものではない。例えばランプ制御信号cを発生させる期間は、一例として80msとしたが、この期間はハロゲンランプの仕様に基づき可変できるようにしてもよい。
また、ランプ制御信号cの周波数は、ゼロクロス信号bのパルス幅よりも広く設定する。ゼロクロス信号bのパルス幅よりも狭くした場合は、ランプ制御信号cの発生期間、出力信号dがHiの状態かLoの状態を継続し、この実施形態の効果を享受できないからである。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 定着装置
11 交流電源
12 ゼロクロス検出部
13 制御信号発生部
14 加熱制御部
15 定着加熱器
151 加熱ローラ
152 加圧ローラ
16 ハロゲンランプ
200 画像形成装置
60 感光体
61 転写ベルト
62 搬送路
63 反転搬送路
631 反転部
64 二次転写ローラ

Claims (6)

  1. 温度が上がるに連れ内部抵抗値が大きくなる加熱体と、
    前記加熱体に交流電圧を供給するための交流電源と、
    前記交流電源のゼロクロス信号を検出するゼロクロス検出部と、
    ハイレベルとローレベルそれぞれが、前記交流電源の商用周波数において1サイクルにかかる時間の1/5の時間で繰り返す、デューティ比1:1のランプ制御信号を所定時間生成する制御信号発生部と、
    前記交流電源と前記加熱体の間にあって、前記ゼロクロス信号のタイミングで前記ランプ制御信号がハイレベルのときは、次の前記ゼロクロス信号と前記ランプ制御信号のローレベルがくるまでハイレベルの信号を、前記ゼロクロス信号のタイミングで前記ランプ制御信号がローレベルのときは、次の前記ゼロクロス信号と前記ランプ制御信号のハイレベルがくるまでローレベルの信号を生成し、前記加熱体をオンオフするランプ信号を生成する加熱制御部と、を具備した、定着装置。
  2. 前記加熱体はハロゲンランプであり、該ハロゲンランプを内部に配置し加熱される加熱ローラと、該加熱ローラを加圧する加圧ローラとから定着加熱器を構成した、請求項1記載の定着装置。
  3. 前記ランプ制御信号は、ゼロクロス信号bと非同期の関係にある、請求項1または2記載の定着装置。
  4. 前記ランプ制御信号の発生時間は、前記加熱体の仕様により可変可能である、請求項1〜3のいずれか一項記載の定着装置。
  5. 前記ランプ制御信号の幅は、前記ゼロクロス信号の幅より広くした、請求項1〜4のいずれか一項記載の定着装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の定着装置を備えた、画像形成装置。
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