JP3590748B2 - 商品管理装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の商品が梱包される荷姿を入荷する商品在庫管理システムで用いられて、商品の単品管理を可能にする商品管理装置と、その装置を実現するプログラムが記録されるプログラム記録媒体とに関する。
【0002】
商品在庫管理システムでは、在庫する商品に間違いがないかどうかを調べるために棚卸しを行っているが、この棚卸しは非常に手間を要する作業であることから、それを簡単に実現できるようにするための技術の構築が叫ばれている。
【0003】
【従来の技術】
商品在庫管理システムでは、メーカからダンボールなどに梱包された商品(このような輸送単位は荷姿と呼ばれており、荷姿には同一種類の商品が複数梱包されている)を入荷すると、それを所定の保管場所に保管していくとともに、出荷先からの要求に応じて、荷姿のまま商品を出荷したり、荷姿からいくつかの商品を取り出して出荷していくようにしている。
【0004】
この商品在庫管理システムでは、在庫する商品に間違いがないかどうかを調べるために棚卸しを行うことになるが、従来技術では、この棚卸しは作業者の手作業により行われている。
【0005】
すなわち、従来の商品在庫管理システムでは、作業者が倉庫に保管されている商品の品目と個数とを1つ1つ手作業でチェックしていくことで、棚卸しを行うという方法を採っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術に従っていると、棚卸しに多大な時間と費用を要するという問題点があった。これから、棚卸しの回数を減らさざるを得なくなって、理論在庫との違いを正確に把握できないという問題点があった。
【0007】
この問題点は、結局の所、従来技術では、商品の単品管理を行っていないことに、その原因がある。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、複数の商品が梱包される荷姿を入荷する商品在庫管理システムで用いられるときにあって、商品の単品管理を可能にすることで棚卸しの作業の軽減を図る新たな商品管理装置の提供と、その装置を実現するプログラムが記録される新たなプログラム記録媒体の提供とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の商品管理装置では、入荷される荷姿に貼付されることになる一意な荷姿番号を発行して記憶手段に記録する発行手段と、発行された荷姿番号に対して、荷姿の入数に応じた枝番号を生成することで、在庫商品に対して、在庫商品に貼付されることのない一意の仮想的な荷姿商品番号を割り付けて、その荷姿番号に対応付ける形で記憶手段に記録する割付手段と、荷姿が出荷される場合に、その荷姿に貼付される荷姿番号を入手して、その荷姿番号の指す商品が非在庫であることを示すようにと、記憶手段に記録されているその荷姿番号に対応付けて記録される荷姿商品番号を削除し、荷姿に梱包される商品が出荷される場合に、その荷姿に貼付される荷姿番号とその出荷数とを入手して、その荷姿番号の指す商品の内のその出荷数分の商品が非在庫であることを示すようにと、記憶手段に記録されているその荷姿番号に対応付けて記録される荷姿商品番号をその出荷数の数分削除する削除手段と、梱包の解かれた荷姿に貼付される荷姿番号とその荷姿に収納される商品数とを入手し、それが規定する荷姿商品番号と削除されずに残されている荷姿商品番号とを照合することで棚卸しを実行する実行手段とを備えるように構成する。
【0010】
ここで、本発明の商品管理装置の持つ機能は具体的にはプログラムで実現されるものであり、このプログラムは、フロッピィディスクなどに格納されたり、サーバなどのディスクなどに格納され、それらから本発明の商品管理装置にインストールされてメモリ上で動作することで、本発明を実現することになる。
【0011】
このように構成される本発明の商品管理装置では、荷姿が入荷されるときに、発行手段は、その荷姿に貼付されることになる一意な荷姿番号を発行して記憶手段に記録し、割付手段は、その発行された荷姿番号に対して、貼付先の荷姿の入数に応じた枝番号を生成することで、在庫商品に対して、在庫商品に貼付されることのない一意の仮想的な荷姿商品番号を割り付けて、その荷姿番号に対応付ける形で記憶手段に記録する。
【0012】
一方、作業者は、この発行手段の発行する荷姿番号を受けて、携帯プリンタなどにより印刷されるその荷姿番号(例えばバーコードなどの形態で印刷される)を、入荷した荷姿に貼付する。
【0013】
そして、作業者は、荷姿を出荷するときには、その荷姿に貼付される荷姿番号を携帯端末などで読み取って、本発明の商品管理装置に通知し、また、荷姿に梱包される商品を出荷するときには、その荷姿に貼付される荷姿番号を携帯端末などで読み取るとともに、その出荷される全ての商品の商品コードを携帯端末などで読み取って、本発明の商品管理装置に通知する。
【0014】
これを受けて、削除手段は、荷姿が出荷されるときには、その荷姿に貼付される荷姿番号を入手して、その荷姿番号の指す商品が非在庫であることを示すようにと、記憶手段に記録されているその荷姿番号に対応付けて記録される荷姿商品番号を削除する。また、荷姿に梱包される商品が出荷されるときには、その荷姿に貼付される荷姿番号と、その通知される商品コードの数により指定される出荷数(商品コードと出荷数との対データの情報で通知されることもある)とを入手して、その荷姿番号の指す商品の内のその出荷数分の商品が非在庫であることを示すようにと、記憶手段に記録されているその荷姿番号に対応付けて記録される荷姿商品番号をその出荷数の数分削除する。
【0015】
一方、作業者は、棚卸しを行うときに、先入れ先出しの在庫管理が行われる場合には、最も在庫期間の長い荷姿の梱包が解かれ、先入れ後出しの在庫管理が行われる場合には、最も在庫期間の短い荷姿の梱包が解かれていることに対応して、梱包の解かれた荷姿に貼付される荷姿番号を携帯端末などで読み取るとともに、その荷姿に収納される全ての商品の商品コードを携帯端末などで読み取って、本発明の商品管理装置に通知する。
【0016】
これを受けて、実行手段は、その通知される荷姿番号と、その通知される商品コードの数により指定される商品数(商品コードと収納数との対データの情報で通知されることもある)とを入手して、それが規定する荷姿商品番号と、削除されずに残されている荷姿商品番号とを照合することで棚卸しを実行する。
【0017】
このようにして、本発明の商品管理装置では、在庫する荷姿に、荷姿番号を貼り付けて管理するとともに、荷姿に収納される商品には、その荷姿番号に枝番号を加えた荷姿商品番号を仮想的に貼り付けることで管理することで、個々の商品まで単品管理することを実現しているので、棚卸しの作業を極めて簡略化できるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0019】
図1に、本発明の一実施例を図示する。
【0020】
図中、1は本発明を具備する商品管理装置、2は作業者、3は作業者2が携帯するバーコードラベルの読取機能を持つ携帯端末、4は作業者2が携帯するバーコードラベルの印刷機能を持つ携帯プリンタ、5は荷姿、6は荷姿5から取り出された商品である。
【0021】
本発明を具備する商品管理装置1は、データベース10と、在庫管理プログラム11とを備える。
【0022】
ここで、携帯端末3には、在庫管理プログラム11とやり取りすることで在庫管理を実行するプログラムが展開されており、この携帯端末3に展開されるプログラムや在庫管理プログラム11は、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの適当な記録媒体に記録することができる。
【0023】
一方、商品6には、従来技術と同様に、JANコードやEANコードやUPCコードやITFコードのコード定義に従って商品品目を表示するバーコードラベル構成の商品コード60が貼付されている。また、荷姿5には、従来技術と同様に、JANコードやITFコードのコード定義に従って商品品目を表示するバーコードラベル構成の商品コード50が貼付されている他、本発明を実現するために、携帯プリンタ4により印刷されたバーコードラベル構成の荷姿番号51が貼付されることになる。
【0024】
本発明の詳細な処理に入る前に、図2ないし図5に従って、本発明の概要について説明する。
【0025】
本発明では、荷姿5が入荷すると、在庫管理プログラム11は、その荷姿5に一意の荷姿番号を割り付け、携帯プリンタ4を使ってその荷姿番号(バーコードで記述される)を印刷して、作業者2に対して、その印刷した荷姿番号を入荷された荷姿5に貼付するように指示する。
【0026】
このようにして、図2に示すように、入荷された荷姿5に、一意の荷姿番号51が貼付されることになる。
【0027】
一方、在庫管理プログラム11は、この荷姿番号51の貼付指示と同期して、入荷された荷姿5に梱包される商品6の個数に応じた単品枝番号を生成することで、その荷姿番号51との対データで定義される荷姿商品番号(=荷姿番号+単品枝番号)を生成して、それらの荷姿商品番号をそれらの商品6に割り付ける処理を行う。
【0028】
例えば、図2に示す荷姿5に対して、“12257838”という荷姿番号51を貼付するときにあって、その荷姿5が24個入りである場合には、“0001”〜“0024”という単品枝番号を生成することで、荷姿番号51との対データとして定義される荷姿商品番号“122578380001”〜“122578380024”を生成して、図2に示すように、それらの荷姿商品番号をその荷姿5に梱包される商品6に割り付ける処理を行うのである。
【0029】
このようにして、本発明では、入荷された荷姿5に梱包される各商品6に対して、一意な荷姿商品番号を仮想的に貼付する処理を行うのである。この荷姿商品番号は商品6に仮想的に貼付されるものであることから、どの商品6にどの単品枝番号の荷姿商品番号が割り付けられたのかということは不確定である。
【0030】
そして、荷姿5を出荷するときには、在庫管理プログラム11は、作業者2に対して、その荷姿5に貼付される荷姿番号51を読み取って通知することを指示し、この指示に応答して、荷姿番号51が通知されるときには、図3に示すように、その荷姿番号51を持つ荷姿商品番号を削除することで、その荷姿5を在庫していないように管理する。
【0031】
また、荷姿5から商品6を取り出して出荷するときには、在庫管理プログラム11は、作業者2に対して、その荷姿5に貼付される荷姿番号51と、出荷する商品6に貼付(記録)される商品コード60とを読み取って通知することを指示し、この指示に応答して、荷姿番号51と出荷数分の商品コード60とが通知されると、図4に示すように、その荷姿番号51を持つ荷姿商品番号の中から出荷数分の荷姿商品番号を削除することで、その荷姿5に収納される残りの商品6を在庫しているように管理する。
【0032】
ここで、出荷する全ての商品6に貼付される商品コード60を読み取るのではなくて、1つの商品6に貼付される商品コード60のみを読み取り、それと出荷数とを対応付けて通知させるようにしてもよいし、商品コード60を読み取らずに、メニュー画面などから出荷数を通知させるようにしてもよい。なお、削除する荷姿商品番号は、例えば大きい単品枝番号の順番というように規定のルールに従って選択する。
【0033】
そして、棚卸しを行うときに、先入れ先出しの在庫管理が行われる場合には、最も在庫期間の長い荷姿の梱包が解かれ、先入れ後出しの在庫管理が行われる場合には、最も在庫期間の短い荷姿の梱包が解かれていることを考慮して、在庫管理プログラム11は、作業者2に対して、梱包の解かれている荷姿5に貼付される荷姿番号51と、その荷姿5に収納されている商品6に貼付される商品コード60とを読み取って通知することを指示し、この指示に応答して、荷姿番号51と収納数分の商品コード60とが通知されると、図5に示すように、荷姿商品番号の削除順とは逆の順番に従って収納数分の荷姿商品番号を生成して、それらの荷姿商品番号と在庫があると管理している荷姿商品番号とを照合することで棚卸しを行う。
【0034】
ここで、梱包の解かれた荷姿5に収納される全ての商品6に貼付される商品コード60を読み取るのではなくて、1つの商品6に貼付される商品コード60のみを読み取り、それと収納数とを対応付けて通知させるようにしてもよいし、商品コード60を読み取らずに、メニュー画面などから収納数を通知させるようにしてもよい。
【0035】
このようにして、本発明では、在庫する荷姿5に、荷姿番号51を貼り付けて管理するとともに、荷姿5に収納される商品6には、その荷姿番号51に単品枝番号を加えた荷姿商品番号を仮想的に貼り付けることで管理することで、個々の商品まで単品管理することを実現しているので、棚卸しの作業を極めて簡略化できるようになるのである。
【0036】
次に、本発明について詳細に説明する。
【0037】
図6ないし図10に、本発明を具備する商品管理装置1の備えるデータベース10の一実施例を図示する。
【0038】
このデータベース10は、図6に示すデータ構造を持つ在庫データDB100と、図7(a)に示すデータ構造を持つ納品予定データDB101と、図7(b)に示すデータ構造を持つ当日入荷予定データDB102と、図7(c)に示すデータ構造を持つ当日入荷実績データDB103と、図8に示すデータ構造を持つ入庫実績データDB104と、図9(a)に示すデータ構造を持つ出荷予定データDB105と、図9(b)に示すデータ構造を持つ当日出荷予定データDB106と、図9(c)に示すデータ構造を持つピッキング確定データDB107と、図10(a)に示すデータ構造を持つ当日出荷配車データDB108と、図10(b)に示すデータ構造を持つ当日出荷実績データDB109とで構成される。
【0039】
在庫データDB100は、各荷姿商品番号の商品6がどの保管場所(ロケーション番号)に保管されているのかということを管理する。ここで、凍結フラグは、棚卸しを行うときに、商品の出荷を凍結することを指示するフラグである。
【0040】
納品予定データDB101は、何日に、どこの仕入先から、どの便で、どういう商品がいくつ納品されるのかということを管理する。当日入荷予定データDB102は、当日に入荷される荷姿5に割り付ける荷姿商品番号などを管理する。当日入荷実績データDB103は、当日に入荷された荷姿5に割り付けた荷姿商品番号などを管理する。入庫実績データDB104は、入庫した商品についての情報を管理する。
【0041】
出荷予定データDB105は、何日に、どこの出荷先へ、どの便で、どういう商品をいくつ出荷するのかということを管理する。当日出荷予定データDB106は、当日に出荷する荷姿5に割り付けられる荷姿商品番号などを管理する。ピッキング確定データDB107は、輸送用の通箱(折り畳めるため通称オリコンと呼ばれている)に積み込むべくピッキング(在庫してある商品の中から必要な商品を必要な量だけ選び出す作業)した商品の情報を管理する。
【0042】
当日出荷配車データDB108は、当日に、どの車に、どの通箱を積載するのかということを管理する。当日出荷実績データDB109は、当日に出荷した商品の情報を管理する。
【0043】
図11に、在庫管理プログラム11が入荷時に実行する処理フローの一実施例、図12に、携帯端末3が入荷時に実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フローに従って、入荷時に実行される処理について詳細に説明する。
【0044】
在庫管理プログラム11は、入荷処理要求の発行に応答して起動されると、図11の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、商品の納品業者から納品予定データを受信して、納品予定データDB101に格納する。続いて、ステップ2で、その受信した納品予定データを仕入先/納品日/便でソートし、それぞれの荷姿5に対して、荷姿番号51を割り付けるとともに、荷姿5に収納される商品6の個数に応じた単品枝番号を割り付けることで荷姿商品番号を付与する。
【0045】
続いて、ステップ3で、納品予定データDB101から当日に入荷予定のデータを抽出(納品の単位となる仕入先/便別に抽出する)することで、当日入荷予定データDB102を作成する。続いて、ステップ4で、作成した当日入荷予定データを通知しつつ、携帯端末3に対して入荷処理を指示する。
【0046】
この指示に応答して、携帯端末3が図12の処理フローに従って入荷処理を実行するので、この携帯端末3による入荷処理が終了すると、続いて、ステップ5で、当日に入荷された実績データを作成し、それを当日入荷実績データDB103に格納して、処理を終了する。
【0047】
携帯端末3は、この在庫管理プログラム11からの入荷処理の指示を受け取ると、図12の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、作業者2と対話することで、当日に処理しなければならない入荷処理メューの中から入荷処理を選択し、続いて、ステップ2で、その入荷処理を行う作業者2のコードを入力する。
【0048】
続いて、ステップ3で、ステップ1で選択した入荷処理が完了したのか否かを判断して、完了したことを判断するときには、次の入荷処理を行うべくステップ1に戻り、完了していないことを判断するときには、ステップ4に進んで、入荷した荷姿5に商品コード50が貼付されているのか否かを判断する。
【0049】
この判断処理により、入荷した荷姿5に商品コード50が貼付されていることを判断するときには、ステップ5に進んで、その商品コード50を読み取る。一方、商品コード50が貼付されていないことを判断するときには、作業者2から入荷商品の品名を取得して、それをキーにして、当日入荷予定データDB102(図7(b)では省略したが品名も登録されている)を検索することで対応する商品コードを取得し、続くステップ7で、携帯プリンタ4を使ってその商品コードのバーコードラベルを印刷して、作業者2に指示することでそれを荷姿5に貼付する。なお、品名と商品コードとの対応関係を管理するマスタファイルが用意されている場合には、そのマスタファイルを検索することで、品名に対応する商品コードを検索することがある。
【0050】
続いて、ステップ8で、読み取った商品コード50を検索キーにして、入荷したものが当日入荷予定データDB102に登録されているものであるか否かを検索する。続いて、ステップ9で、その検索結果が入荷予定のものであることを示しているのかを判断して、入荷予定のものでないことを判断するときには、ステップ10に進んで、入荷をキャンセルして次の商品に対しての処理に入るべく、ステップ4に戻る。
【0051】
一方、ステップ9で、入荷予定のものが入荷されてきたことを判断するときは、ステップ11に進んで、入荷した荷姿5の数を検品する。続いて、ステップ12で、その検品した入荷数が入荷予定数と一致するのか否かを判断して、一致しないことを判断するときには、ステップ13に進んで、入荷数を訂正する。
【0052】
続いて、ステップ14で、携帯プリンタ4を使って、在庫管理プログラム11の割り当てた荷姿番号のバーコードラベルを印刷し、続くステップ15で、作業者2に指示することでそれを荷姿5に貼付する。続いて、ステップ16で、入荷を確定させてから、ステップ3に戻る。
【0053】
このようにして、作業者2は、商品が入荷されると、入荷した荷姿5に貼付される商品コード50を読み取り、入荷した荷姿5の数に間違いがないかをチェックするとともに、入荷した荷姿5に対して、在庫管理プログラム11の割り当てた荷姿番号のバーコードラベルを貼付していくように処理するのである。
【0054】
図13に、在庫管理プログラム11が入庫時に実行する処理フローの一実施例、図14に、携帯端末3が入庫時に実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フローに従って、入庫時に実行される処理について詳細に説明する。
【0055】
在庫管理プログラム11は、入庫処理要求の発行に応答して起動されると、図13の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、当日入荷実績データDB103に格納された入荷の確定したデータに対して、ロケーション番号(格納場所のアドレス情報)を付与する。
【0056】
続いて、ステップ2で、ローケション番号を割り付けた当日入荷実績データをを通知しつつ、携帯端末3に対して入庫処理を指示する。
【0057】
この指示に応答して、携帯端末3が図14の処理フローに従って入庫処理を実行するので、この携帯端末3による入庫処理が終了すると、続いて、ステップ3で、入庫の実績データを作成し、それを入庫実績データDB104(これから、在庫データDB100が構築される)に格納して、処理を終了する。
【0058】
携帯端末3は、この在庫管理プログラム11からの入庫処理の指示を受け取ると、図14の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、作業者2と対話することで、処理しなければならない入庫処理メューの中から入庫処理を選択し、続いて、ステップ2で、その入庫処理を行う作業者2のコードを入力する。
【0059】
続いて、ステップ3で、入庫作業が完了したのか否かを判断して、完了したことを判断するときには、次の入庫処理を行うべくステップ1に戻り、完了していないことを判断するときには、ステップ4に進んで、入庫処理の対象となる荷姿5に貼付される荷姿番号51を読み取る。
【0060】
続いて、ステップ5で、読み取った荷姿番号51を検索キーにして、当日入荷実績データDB103(ロケーション番号が割り付けられている)を検索することで、その荷姿番号51を貼付する荷姿5の入庫先ロケーション番号(保管場所のアドレス情報)を得る。
【0061】
作業者2の操作に従って、その指示された入庫先ロケーション番号の指す保管場所まで移動すると、続いて、ステップ6で、その保管場所に記録されているロケーション番号を読み取る。続いて、ステップ7で、その保管場所のロケーション番号と荷姿5に貼付される荷姿番号51の指定するローケション番号とが一致するのか否かを判断して、一致しないことを判断するときには、ステップ8に進んで、作業者2に対して入庫先ロケーション番号の確認を指示してからステップ6に戻る。
【0062】
一方、その保管場所のロケーション番号と荷姿5に貼付される荷姿番号51の指定するローケション番号とが一致することを判断するときには、ステップ9に進んで、その保管場所にその荷姿5を保管することを指示することで入庫を確定させてから、ステップ3に戻る。
【0063】
このようにして、作業者2は、入荷した荷姿5に貼付される荷姿番号51を読み取ることで入庫先のローケション番号を得て、入荷した荷姿5をそのローケション番号の所に入庫していくように処理するのである。
【0064】
図15に、在庫管理プログラム11が出荷時に実行する処理フローの一実施例、図16及び図17に、携帯端末3が出荷時に実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フローに従って、出荷時に実行される処理について詳細に説明する。
【0065】
在庫管理プログラム11は、出荷処理要求の発行に応答して起動されると、図15の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、出荷先から出荷予定データを受信して、出荷予定データDB105に格納する。続いて、ステップ2で、在庫データDB100を参照することで、どの荷姿5の商品を使ってその出荷を行うのを決定する。
【0066】
続いて、ステップ3で、出荷予定データDB105から当日に出荷予定のデータを抽出(納品の単位となる仕入先/便別に抽出する)することで、当日出荷予定データDB106を作成する。続いて、ステップ4で、作成した当日出荷予定データを通知しつつ、携帯端末3に対して、出荷処理を指示する。
【0067】
この指示に応答して、携帯端末3が図16及び図17の処理フローに従って出荷処理を実行するので、この携帯端末3による出荷処理が終了すると、続いて、ステップ5で、出荷のピッキングの確定データを作成し、それをピッキング確定データDB107に格納して、処理を終了する。
【0068】
このとき、在庫管理プログラム11は、図3及び図4で説明したように、荷姿5を出荷するときには、その出荷した荷姿5に貼付される荷姿番号51を持つ荷姿商品番号を削除することで、その荷姿5を在庫していないように管理し、そして、荷姿5から商品6を取り出して出荷するときには、その出荷した荷姿5に貼付される荷姿番号51を持つ荷姿商品番号の中から出荷数分の荷姿商品番号を削除することで、その荷姿5に収納される残りの商品6を在庫しているように管理する処理を行う。
【0069】
携帯端末3は、この在庫管理プログラム11からの出荷処理の指示を受け取ると、図16及び図17の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、作業者2と対話することで、当日に処理しなければならないピッキング処理メニューの中からピッキング処理(在庫してある商品の中から必要な商品を必要な量だけ選び出す作業)を選択し、続いて、ステップ2で、そのピッキング処理を行う作業者2のコードを入力する。
【0070】
続いて、ステップ3で、ステップ1で選択したピッキング処理(出荷処理)が完了したのか否かを判断して、完了したことを判断するときには、次のピッキング処理を行うべくステップ1に戻り、完了していないことを判断するときには、ステップ4に進んで、ピッキング処理の作業状況の一覧表を表示する。
【0071】
続いて、ステップ5で、そのピッキング処理の作業状況一覧表からピッキング作業を選択し開始する。続いて、ステップ6で、当日出荷予定データから出荷先名を取得して、携帯プリンタ4を使ってその出荷先のバーコードラベルを印刷して、作業者2に指示することでそれを使用する通箱に貼付するとともに、通箱番号のバーコードラベルを印刷して、作業者2に指示することでそれを使用する通箱に貼付する。
【0072】
続いて、ステップ7で、開始したピッキング作業が完了したのか否かを判断して、完了したことを判断するときには、ステップ3に戻り、完了していないことを判断するときには、ステップ8に進んで、作業者2に対して、ピッキング指示情報(ロケーション番号/商品名/商品コード/荷姿番号/出荷数)を表示する。
【0073】
続いて、ステップ9で、そのピッキング指示情報で指定されるロケーション番号の保管場所に保管されている荷姿5の荷姿番号51を読み取り、続くステップ10で、その読取対象の荷姿番号51が存在しないときには、次の荷姿5の処理に進むべくステップ8に戻る。
【0074】
一方、ステップ10で、ピッキング指示情報で指定されるロケーション番号の保管場所に保管されている荷姿5を確認すると、ステップ11に進んで、荷姿5の形の出荷指示であるのか否かを判断して、荷姿5の形の出荷指示でないことを判断するとき、すなわち、荷姿5の梱包を解いて商品6を取り出していく形の出荷指示であることを判断するときは、ステップ12(図17の処理フロー)に進んで、出荷指示数分の商品6を取り出して、その内の1つの商品6に貼付されている商品コード60を読み取り、続くステップ13で、この読み取りが失敗するにはその読み取りを再試行する。
【0075】
ここで、在庫管理プログラム11は、先入れ先出しの在庫管理に従う場合には、在庫期間が最も長くなる荷姿5(例えば、荷姿番号51が大きくなるようにとその番号を割り付けていくときには、最小の荷姿番号51を持つ荷姿5)から商品6を取り出していくことになる。一方、先入れ後出しの在庫管理に従う場合には、在庫期間が最も短くなる荷姿5(例えば、荷姿番号51が大きくなるようにとその番号を割り付けていく場合には、最大の荷姿番号51を持つ荷姿5)から商品6を取り出していくことになる。
【0076】
このステップ13で、商品コード60の読み取りに成功することを判断するときには、ステップ14に進んで、出荷するピッキング数を入力する。なお、ピッキング数を入力するのは、出荷数を入力するために行うものであるので、出荷指示数分の商品6の商品コード60を全て読み取るようにする場合には、このステップ14を行う必要はない。
【0077】
一方、ステップ11で、荷姿5の形の出荷指示であることを判断するときには、ステップ12〜ステップ14の処理を行う必要はないので、ステップ12〜ステップ14の処理を省略する。
【0078】
続いて、ステップ15で、出荷指示数と一致するピッキング数が入力されてきたのかを判断して、出荷指示数と一致するピッキング数が入力されてきたことを判断するときには、ステップ17に進んで、ピッキングを確定させてから、ステップ7に戻る。
【0079】
一方、ステップ15で、出荷指示数と一致するピッキング数が入力されてこないことを判断するときには、ステップ16に進んで、代替品(同じ商品6を格納する別の荷姿5)があるのか否かを判断して、代替品がないことを判断するときには、ステップ17に進んで、ピッキングを確定させてからステップ7に戻り、代替品があることを判断するときには、ステップ9に戻って、その代替品に対する処理を行っていく。
【0080】
このようにして、作業者2は、商品を出荷するときには、指示されるロケーション番号の指す保管場所から出荷する荷姿5を取り出し、その荷姿5に貼付される荷姿番号51を読み取るとともに、その荷姿5から商品6を取り出して出荷するときには、その商品6に貼付される商品コード60を読み取ることで、その出荷指示に対する応答を入力しつつ、出荷処理を行うように処理するのである。
【0081】
在庫管理プログラム11は、この出荷処理時に、図3及び図4で説明したように、荷姿5を出荷するときには、その出荷した荷姿5に貼付される荷姿番号51を持つ荷姿商品番号を削除することで、その荷姿5を在庫していないように管理し、そして、荷姿5から商品6を取り出して出荷するときには、その出荷した荷姿5に貼付される荷姿番号51を持つ荷姿商品番号の中から出荷数分の荷姿商品番号を削除(例えば、単品枝番号の大きい順から削除する)することで、その荷姿5に収納される残りの商品6を在庫しているように管理する処理を行う。
【0082】
図18に、在庫管理プログラム11が出荷実行時に実行する処理フローの一実施例、図19に、携帯端末3が出荷実行時に実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フローに従って、出荷実行時に実行される処理について詳細に説明する。
【0083】
在庫管理プログラム11は、出荷実行処理要求の発行に応答して起動されると、図18の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、ピッキング確定データに出荷配車番号を付与することで当日出荷配車データを作成して、それを当日出荷配車データDB108に格納する。
【0084】
続いて、ステップ2で、作成した当日出荷配車データを通知しつつ、携帯端末3に対して、出荷実行処理を指示する。
【0085】
この指示に応答して、携帯端末3が図19の処理フローに従って出荷実行処理を実行するので、この携帯端末3による出荷実行処理が終了すると、続いて、ステップ3で、当日出荷実績データを作成し、それを当日出荷実績データDB109に格納して、処理を終了する。
【0086】
携帯端末3は、この在庫管理プログラム11からの出荷実行処理の指示を受け取ると、図19の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、作業者2と対話することで、当日に処理しなければならない出荷実行処理メューの中から出荷実行処理を選択し、続いて、ステップ2で、その出荷実行処理を行う作業者2のコードを入力する。
【0087】
続いて、ステップ3で、出荷作業を開始/終了したのか否かを判断して、終了したことを判断するときには、次の出荷実行処理を行うべくステップ1に戻り、開始したことを判断するときには、ステップ4に進んで、通箱に貼付される通箱番号のバーコードラベルを読み取り、続くステップ5で、通箱に貼付される出荷配車番号のバーコードラベル(出荷配車番号の付与に応答して作業者2により貼付されることになる)を読み取る。
【0088】
続いて、ステップ6で、その読み取った通箱番号及び出荷配車番号の指す配車を確認し、配車が確認されない場合には、ステップ7に進んで、その通箱番号及び出荷配車番号を表示することで出荷処理を実行できない通箱番号及び出荷配車番号を表示してから、次の通箱の処理に進むべくステップ4に戻り、配車が確認される場合には、ステップ8に進んで、出荷を確定させてから、ステップ3に戻る。
【0089】
このようにして、作業者2は、商品を出荷するときには、通箱に貼付されるバーコードラベルを読み取ることで配車を確認して、その配車に通箱を積載していくことで、出荷処理を行うように処理するのである。
【0090】
図20に、在庫管理プログラム11が棚卸し時に実行する処理フローの一実施例、図21に、携帯端末3が棚卸し時に実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、この処理フローに従って、棚卸し時に実行される処理について詳細に説明する。
【0091】
在庫管理プログラム11は、棚卸し処理要求の発行に応答して起動されると、図20の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、在庫データDB100の凍結フラグをオンすることで現在の在庫データを凍結する。
【0092】
続いて、ステップ2で、棚卸し情報を抽出する。説明の便宜上、先入れ先出しの在庫管理を用いるとともに、荷姿5が入荷するときに、荷姿番号51が大きくなるようにとその番号を割り付けていくことを想定するならば、棚卸しの対象となる荷姿5は最小の値を持つ荷姿番号51となるので、このステップ2では、ロケーション番号別/商品コード別に、最小の値を持つ荷姿番号51を抽出するのである。
【0093】
続いて、ステップ3で、抽出した棚卸し情報を通知しつつ、携帯端末3に対して、棚卸し処理を指示する。
【0094】
この指示に応答して、携帯端末3が図21の処理フローに従って棚卸し処理を実行するので、この携帯端末3による棚卸し処理が終了すると、続いて、ステップ4で、凍結フラグをオフに戻すことで在庫データの凍結を解除して、携帯端末3により取得された実地の棚卸しデータに従って在庫データDB100を更新して、処理を終了する。
【0095】
このとき、在庫管理プログラム11は、携帯端末3から、梱包の解かれている荷姿5に貼付される荷姿番号51と、その荷姿5に収納されている商品6に貼付される商品コード60の数とを受け取ると、図5で説明したように、出荷時に用いる荷姿商品番号の削除順とは逆の順番に従ってその数分の荷姿商品番号を生成して、それらの荷姿商品番号と在庫があると管理している荷姿商品番号とを照合することで、棚卸しを行うように処理する。
【0096】
携帯端末3は、この在庫管理プログラム11からの棚卸し処理の指示を受け取ると、図21の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、作業者2と対話することで、処理しなければならない棚卸し処理メニューの中から棚卸し処理を選択し、続いて、ステップ2で、その棚卸し処理を行う作業者2のコードを入力する。
【0097】
続いて、ステップ3で、棚卸し作業を開始/終了したのか否かを判断して、終了したことを判断するときには、次の棚卸し処理を行うべくステップ1に戻り、開始したことを判断するときには、ステップ4に進んで、棚卸し実施日を入力する。
【0098】
続いて、ステップ5で、棚卸し処理の進捗状況の一覧を表示し、続くステップ6で、その棚卸し処理進捗状況の一覧から、実行する棚卸し処理の範囲を選択する。続いて、ステップ7で、数量の確認を完了したのか否かを判断して、数量の確認を完了したことを判断するときには、ステップ3に戻り、数量の確認を完了していないことを判断するときには、ステップ8に進んで、棚卸しデータ(ロケーション番号/最小荷姿番号/最小荷姿番号を持つ荷姿5の理論商品数)を表示する。
【0099】
続いて、ステップ9で、梱包の解かれている荷姿5の持つ荷姿番号51(最小荷姿番号)を読み取り、続くステップ10で、その読取対象の荷姿番号51が存在しないときには、次の処理に進むべくステップ8に戻る。
【0100】
一方、ステップ10で、棚卸し処理の対象となる荷姿5を確認すると、ステップ11に進んで、その荷姿5に収納される商品6に貼付されている商品コード60を読み取る(1つ読み取って、後は個数を入力することでもよい)ことで、その荷姿5に収納されている商品6の数(在庫数)を入力する。
【0101】
続いて、ステップ12で、在庫管理プログラム11に問い合わせることで在庫数に間違いがあるのか否かを判断して、間違いがないことを判断するときには、ステップ14に進んで、棚卸し数を確定してステップ7に戻り、一方、間違いがあることを判断するときには、ステップ13に進んで、在庫管理プログラム11に在庫数の訂正を要求してから、ステップ14に進んで、棚卸し数を確定してステップ7に戻る。
【0102】
以上説明したように、本発明を具備する商品管理装置1に展開される在庫管理プログラム11は、入荷された荷姿5に梱包される各商品6に対して、一意な荷姿商品番号を仮想的に貼付する処理を行う。
【0103】
そして、荷姿5を出荷するときには、在庫管理プログラム11は、作業者2に対して、その荷姿5に貼付される荷姿番号51を読み取って通知することを指示し、この指示に応答して、荷姿番号51が通知されるときには、図3に示すように、その荷姿番号51を持つ荷姿商品番号を削除することで、その荷姿5を在庫していないように管理する。
【0104】
また、荷姿5から商品6を取り出して出荷するときには、在庫管理プログラム11は、作業者2に対して、その荷姿5に貼付される荷姿番号51と、出荷する商品6に貼付される商品コード60とを読み取って通知することを指示し、この指示に応答して、荷姿番号51と出荷数分の商品コード60とが通知されると、図4に示すように、その荷姿番号51を持つ荷姿商品番号の中から出荷数分の荷姿商品番号を削除することで、その荷姿5に収納される残りの商品6を在庫しているように管理する。
【0105】
そして、棚卸しを行うときに、先入れ先出しの在庫管理が行われる場合には、最も在庫期間の長い荷姿の梱包が解かれ、先入れ後出しの在庫管理が行われる場合には、最も在庫期間の短い荷姿の梱包が解かれていることを考慮して、在庫管理プログラム11は、作業者2に対して、梱包の解かれている荷姿5に貼付される荷姿番号51と、その荷姿5に収納されている商品6に貼付される商品コード60とを読み取って通知することを指示し、この指示に応答して、荷姿番号51と収納数分の商品コード60とが通知されると、図5に示すように、出荷時における荷姿商品番号の削除順とは逆の順番に従って収納数分の荷姿商品番号を生成して、それらの荷姿商品番号と在庫があると管理している荷姿商品番号とを照合することで棚卸しを行う。
【0106】
このようにして、本発明では、在庫する荷姿5に、荷姿番号51を貼り付けて管理するとともに、荷姿5に収納される商品6には、その荷姿番号51に単品枝番号を加えた荷姿商品番号を仮想的に貼り付けることで管理することで、個々の商品まで単品管理することを実現しているので、棚卸しの作業を極めて簡略化できるようになる。
【0107】
図示実施例に従って本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施例では入出荷の順序に規則性のある在庫管理を具体例にして本発明を説明したが、入出荷の順序に規則性のない在庫管理が用いられる場合には、梱包の解かれていない荷姿5に貼付される荷姿番号51についても読み取るようにすることで、同様の処理に従って棚卸しを実行できる。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、在庫する荷姿に、荷姿番号を貼り付けて管理するとともに、荷姿に収納される商品には、その荷姿番号に枝番号を加えた荷姿商品番号を仮想的に貼り付けることで管理することで、個々の商品まで単品管理することを実現しているので、棚卸しの作業を極めて簡略化できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】本発明の説明図である。
【図5】本発明の説明図である。
【図6】データベースの説明図である。
【図7】データベースの説明図である。
【図8】データベースの説明図である。
【図9】データベースの説明図である。
【図10】データベースの説明図である。
【図11】在庫管理プログラムの処理フローである。
【図12】携帯端末の処理フローである。
【図13】在庫管理プログラムの処理フローである。
【図14】携帯端末の処理フローである。
【図15】在庫管理プログラムの処理フローである。
【図16】携帯端末の処理フローである。
【図17】携帯端末の処理フローである。
【図18】在庫管理プログラムの処理フローである。
【図19】携帯端末の処理フローである。
【図20】在庫管理プログラムの処理フローである。
【図21】携帯端末の処理フローである。
【符号の説明】
1 商品管理装置
2 作業者
3 携帯端末
4 携帯プリンタ
5 荷姿
6 商品
10 データベース
11 在庫管理プログラム
50 商品コード
51 荷姿番号
60 商品コード

Claims (5)

  1. 複数の商品が梱包される荷姿を入荷する商品在庫管理システムで用いられる商品管理装置であって、
    入荷される荷姿に貼付されることになる一意な荷姿番号を発行して記憶手段に記録する発行手段と、
    上記荷姿番号に対して、荷姿の入数に応じた枝番号を生成することで、在庫商品に対して、該在庫商品に貼付されることのない一意の仮想的な荷姿商品番号を割り付けて、該荷姿番号に対応付ける形で上記記憶手段に記録する割付手段と、
    荷姿が出荷される場合に、該荷姿に貼付される荷姿番号を入手して、該荷姿番号の指す商品が非在庫であることを示すようにと、上記記憶手段に記録されている該荷姿番号に対応付けて記録される上記荷姿商品番号を削除し、荷姿に梱包される商品が出荷される場合に、該荷姿に貼付される荷姿番号と該出荷数とを入手して、該荷姿番号の指す商品の内の該出荷数分の商品が非在庫であることを示すようにと、上記記憶手段に記録されている該荷姿番号に対応付けて記録される上記荷姿商品番号を該出荷数の数分削除する削除手段とを備えることを、
    特徴とする商品管理装置。
  2. 請求項1記載の商品管理装置において、
    上記削除手段は、出荷商品の商品コードを出荷数分受け取るか、該商品コードと出荷数との対データの情報を受け取ることで、荷姿に梱包される商品が出荷されるときの出荷数を入手することを、
    特徴とする商品管理装置。
  3. 請求項1又は2記載の商品管理装置において、
    梱包の解かれた荷姿に貼付される荷姿番号と該荷姿に収納される商品数とを入手し、それが規定する荷姿商品番号と削除されずに残されている荷姿商品番号とを照合することで、棚卸しを実行する実行手段を備えることを、
    特徴とする商品管理装置。
  4. 請求項3記載の商品管理装置において、
    上記実行手段は、梱包の解かれた荷姿に収納される商品の商品コードを収納数分受け取るか、該商品コードと該収納数との対データの情報を受け取ることで、梱包の解かれた荷姿に収納される商品数を入手することを、
    特徴とする商品管理装置。
  5. 複数の商品が梱包される荷姿を入荷する商品在庫管理システムで用いられる商品管理装置を実現するプログラムが記録されるプログラム記録媒体であって、
    入荷される荷姿に貼付されることになる一意な荷姿番号を発行して記憶手段に記録する発行処理と、
    上記荷姿番号に対して、荷姿の入数に応じた枝番号を生成することで、在庫商品に対して、該在庫商品に貼付されることのない一意の仮想的な荷姿商品番号を割り付けて、該荷姿番号に対応付ける形で上記記憶手段に記録する割付処理と、
    荷姿が出荷される場合に、該荷姿に貼付される荷姿番号を入手して、該荷姿番号の指す商品が非在庫であることを示すようにと、上記記憶手段に記録されている該荷姿番号に対応付けて記録される上記荷姿商品番号を削除し、荷姿に梱包される商品が出荷される場合に、該荷姿に貼付される荷姿番号と該出荷数とを入手して、該荷姿番号の指す商品の内の該出荷数分の商品が非在庫であることを示すようにと、上記記憶手段に記録されている該荷姿番号に対応付けて記録される上記荷姿商品番号を該出荷数の数分削除する削除処理とをコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを、
    特徴とするプログラム記録媒体。
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