JP3590645B2 - 赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本願と同時に提出された米国特許出願である係属共願第 号(出願人処理番号:RD−22,022)を参照されたい。
本発明は周囲温度で少なくとも2時間のポットライフ(pot life)をもち、赤外線照射を用いて速やかに硬化し得る熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物に関する。特に、本発明は赤外線吸収性又は赤外線分散性(infrared radiation absorbing or scattering)の有機、無機又は有機金属物質を含有する熱硬化性、白金族金属触媒含有オルガノポリシロキサン組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明がなされる以前から、種々の白金触媒を含有する熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物は入手可能であった。硬化はアルケニル置換オルガノケイ素物質に水素化ケイ素(silicon hydride)を添加することにより“ヒドロシリル化”機構に従って達成された。たとえば、本出願人自身の米国特許第3,714,334号及び同第3,775,452号において、KarstedtはPt(0)及びビニルメチルシロキサン配位子の錯体をヒドロシリル化触媒として使用することを特徴とする熱硬化性オルガノポリシロキサンを開示している。白金ハライド錯体のような白金錯体を使用する別の熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物はAshbyの米国特許第3,159,601号及びLamoreauxの米国特許第3,220,972号に示されている。
【0003】
米国特許第3,445,420号に示されるとおり、熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物のポットライフ又は可使時間(working life)は白金触媒に対する抑制剤を使用する白金触媒によるヒドロシリル化付加反応に基づいて25℃で少なくとも2時間延長し得る。かゝる抑制剤の目的は、
【0004】
【化1】
【0005】
の間の付加反応を減速させ、それによって低温又は室温におけるオルガノポリシロキサン混合物の可使時間を増加させることである。熱硬化性オルガノポリシロキサン混合物は一般に化学的に結合されたメチルビニルシロキシ単位をもつポリジオルガノシロキサンからなる基剤重合体を含有してなり、該基剤重合体は水素化ケイ素と組み合わせて使用し得る。抑制剤としてエチレン性不飽和イソシアヌレートを使用する白金触媒含有熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物はBergerらの米国特許第3,882,083号に示されており、また抑制剤として不飽和アセチレン性化合物を使用する同様の組成物は米国特許第4,472,562号及び同第4,472,563号に示されている。
【0006】
本出願人自身の1991年11月29日出願の米国特許出願第07/800,311号には、予め形成された特定の潜伏性白金触媒を使用した結果として、25℃で30日を超える保存寿命及び150℃で60分未満のオーブン硬化時間をもつ熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物が得られることが記載されている。このあらかじめ形成された潜伏性白金触媒は原子価0の白金錯体及び有機窒素化合物、たとえばアゾジカルボキシレート、トリアゾリンジオン、アゾジケトン又は複素環式芳香族窒素化合物、から本質的になる混合物を約100℃までの温度に加熱することによって製造し得る。
【0007】
以下、本明細書において使用する表現“一液型”は白金族金属触媒を含有する熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物を意味し、該組成物は50℃で数日間促進老化試験に供した後に粘度の実質的な増加に耐え得るものと定義される“保存安定性”を示しかつ150℃で約60分未満のオーブン硬化を示すものである。一液型熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造に使用し得る白金族金属触媒は、抑制剤含有(inhibited)白金族金属触媒、前記引用した米国特許出願第07/800,311号に記載されるような予備形成された白金族金属触媒、又はLewisらの米国特許第5,015,691号及び同第5,106,939号に記載されるような封入された白金族金属触媒を包含する。“二液型”熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物は最初に形成された際には周囲条件下で2時間〜3日の可使時間をもつ熱硬化性オルガノポリシロキサンである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
周囲条件下で2時間を超えるポットライフをもつ一液型及び二液型熱硬化性白金触媒含有オルガノポリシロキサン組成物は既に開発されているが、ある特定の場合には、ある特定の厚み範囲内でかゝる熱硬化性シリコーン物質の硬化を実質的に促進せしめ得ることがしばしば必要になる。従って、加速された、即ち慣用的な加熱方法で達成されるものよりも少なくとも3倍、或る場合には好ましくは6倍であり得る“全厚硬化速度”(through cure rate)或いは厚み方向硬化速度、をもつ熱硬化性シリコーン物質が要求される。用語“全厚的硬化”は、より特定的にいえば、少なくとも約0.1mm〜約10cmの範囲の厚みをもつ一液型又は二液型の熱硬化性白金族金属触媒含有オルガノポリシロキサン組成物の断面を貫通しての硬化を意味する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、25℃で少なくとも2時間の可使時間をもつ白金族金属触媒含有一液型及び二液型の熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物の全厚的硬化はある種の充填剤又は顔料のような赤外線感受性吸収性物質を使用することによって達成し得るとの知見に基づくものである。かゝる熱硬化性白金族金属触媒含有オルガノポリシロキサン混合物は赤外線に暴露することによって全厚的に硬化し得るものであり、こゝでいう赤外線は以下においては700〜10,000nmの波長及び少なくとも0.5〜100ワット/cm2 の照射強さをもつ電磁線を意味するものとする。
【0010】
たとえば、少なくとも5ppmのカーボンブラック、又は有効量の赤外線吸収性染料のような赤外線吸収性物質を白金族金属触媒含有熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物中に使用する場合には、該熱硬化性混合物の全厚的硬化の速度は慣用的な熱源によって通常得られる硬化速度の6倍までの程度加速され得ることが認められた。該熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物を、前記係属共願第 号(出願人処理番号:RD−22,022)に示されるごとく、導電性表面、たとえば鋼のような金属表面と接触させる場合には、伝導による熱損失の度合いを最低限に抑制するために該金属表面を予熱することが好ましい。
【0011】
したがって、本発明は、重量基準で、つぎの成分:
(A)100部のポリ(アルケニルオルガノシロキサン)、
(B)1〜20部のSiH含有シロキサン、
(C)0.0001〜10.0部の赤外線吸収性物質、及び
(D)成分(A)及び(B)間のヒドロシリル化反応を達成するに足る量の白金族金属触媒、
を含有してなる赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供するものである。
【0012】
【実施例】
本発明の硬化性オルガノポリシロキサン組成物中に利用し得る赤外線吸収性又は赤外線分散性(scattering)物質の例は、無機物質、たとえばカーボンブラック及びグラファイト、酸化セリウム、酸化チタン、酸化(III)鉄及びセラミックス、たとえば磁器;赤外線吸収性顔料、たとえばプルシアンブルー;有機金属化合物、たとえば(メチルシクロペンタジエニル)マンガントリカルボニル、(テトラフェニルシクロブタジエン)(シクロペンタジエニル)コバルト;有機化合物、たとえばアントラセン、フェナントラセン、アントラキノン及びフェナントラセンキノンである。使用される個々特定の赤外線吸収性物質に応じて、ポリ(アルケニルオルガノシロキサン)の100重量部当たりの該吸収性物質の有効重量割合は広範囲に変動し得る。たとえば、ASTM D1765−67に概説されるASTMの呼称に従うファーネスブラック、サーマルカーボンブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック又はランプブラックのようなカーボンブラックを選択使用する場合には、その有効量は赤外線吸収性オルガノポリシロキサン組成物の重量に基づいて0.0001〜0.05重量部、好ましくは0.0001〜0.01重量部である。赤外線吸収性又は赤外線分散性顔料は全組成物の重量に基づいて0.0005〜4重量部、好ましくは0.001〜2.5重量部の範囲の割合で使用し得る。
【0013】
本発明の一液型熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物に使用されるポリ(アルケニルオルガノシロキサン)、すなわち“ビニルシロキサン”は約100〜200,000センチポイズの粘度をもちかつケイ素に結合された後記に定義するごとき1個又はそれ以上のオルガノ基をもつ全シロキシ単位に基づいて約0.05〜約3.5モル%、好ましくは約0.14〜約2モル%のビニルシロキシ単位含量をもつことができる。好ましいビニルシロキサンは次式:
【0014】
【化2】
【0015】
(式中、C2 H3 はビニル基であり、Rはオレフィン性不飽和分を含まないC(1−13)一価炭化水素基であり、そしてtは25℃で約10,0〜200,000センチポイズの粘度をもつビニルシロキサンを与えるに足る値をもつ正の整数である)の範囲内に包含される。Rは好ましくは1〜8個の炭素原子をもつアルキル基、たとえばメチル、エチル、プロピル基;単環アリール基、たとえばフェニル、メチルフェニル、エチルフェニル基;シクロアルキル基、たとえばシクロヘプチル基;及びハロアルキル基、たとえば3,3,3〜トリフルオルプロピル基から選定される。該ビニルシロキサンは好ましくは式:
C2 H3 (CH3 )2 SiO0.5
の末端単位をもつ。
【0016】
式(1)のビニルシロキサンは一般に対応する環式シロキサンと対応するビニル末端低分子量ポリシロキサン連鎖停止剤とを平衡化することによって製造される。しかしながら、主鎖中にビニルオルガノシロキシ単位の存在が望まれる場合には、平衡化反応混合物中に予定量の環式ビニルオルガノシロキサンを使用し得る。平衡化反応用の好ましい連鎖停止剤は対応するジシロキサン、トリシロキサン、テトラシロキサンのような低分子量ビニル末端オルガノポリシロキサンである。これらの低分子量ビニル末端ポリシロキサン重合体は対応するクロルシラン、特にビニルジオルガノクロルシランをジオルガノジクロルシランとともに加水分解することによって所望の連鎖停止剤を製造し、この連鎖停止剤を触媒の存在下でオクタメチルシクロテトラシロキサンと平衡化して25℃で10.0〜200,000センチポイズの範囲の粘度をもつ所望のビニルシロキサンを製造することからなる方法によって製造し得る。使用される触媒は好ましくは緩酸(mild acid)触媒、たとえばトルエンスルホン酸又は酸処理クレーであり、後者の一例は米国、ニュージャージー州、エジソン在のエンゲルハード(Engelhard)社によって製造販売されている硫酸処理によって活性化されたクレーである“フィルトロール(Filtrol)”である。この平衡化反応が約85%完了まで進行した時点で、酸触媒を塩基で中和するか、又は酸活性化クレーを使用する場合には線状重合体をあとに残すように単に濾過することができる。線状重合体が低い揮発性物質含量をもち、比較的純粋であるように、過剰の環式体をストリッピングにより除去することが好ましい。たとえば水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物を触媒として使用することもできる。
【0017】
本発明において使用される水素化ケイ素含有シロキサン(silicon hydride siloxane;以下SiH含有シロキサンという)、又はSiH含有シロキサン油,はケイ素に化学結合的に結合された水素を約0.04〜約1.4重量%の割合で含有し得る。かゝるSiH含有シロキサンの一形態は式
【0018】
【化3】
【0019】
(式中、R1 はオレフィン性不飽和分をもたないC(1−13)一価炭化水素基から選ばれ、そしてnは25℃で1〜500センチポイズの粘度をもちかつSiH含有シロキサン油中の化学結合されたシロキシ単位の全モル数に基づいて約3〜9モル%の連鎖停止用ジオルガノ水素シロキシ単位をもつ“カップラー”を与えるに足る値をもつ整数である)をもつ“カップラー”である。
【0020】
式(2)のSiH含有シロキサンカップラーのほかに、本発明の熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物中に使用されるSiH含有シロキサン油はSiO2 単位と化学的に結合された次式:
の化学結合単位(たゞしR2 +H対Si比は1.0〜2.7の範囲で変動し得る)とから本質的になるSiH含有樹脂も包含し得る。SiH含有樹脂はまたSiO2 単位及び(R4 )2 SiO単位と化学的に結合された次式:
の単位(たゞしR3 +R4 +H対Siの比は1.2〜2.7の範囲で変動し得る)も有し得る。上記の式中、R2 、R3 及びR4 はR1 基から選んだオレフィン性不飽和分をもたないC(1−13)一価炭化水素基である。
【0021】
SiH含有シロキサン油は対応するSiH含有クロルシランを有機炭化水素溶剤の存在下で加水分解することによって製造し得る。単官能性単位及び四官能性単位のみをもつ樹脂を製造するには、SiH含有ジオルガノクロルシランをテトラクロルシランとともに加水分解し得る。単官能性シロキシ単位、二官能性シロキシ単位、及び四官能性シロキシ単位をもつ樹脂はSiH含有ジオルガノジクロルシラン、テトラクロルシラン及びジオルガノジクロルシランを特定比率において加水分解することによって得ることができる。別のSiH含有樹脂はこゝに参考文献として引用するJeramの米国特許第4,040,101号に示されている。
【0022】
SiH含有シロキサン油はさらに式:
【0023】
【化4】
【0024】
(式中、R5 はR1 基から選んだオレフィン性不飽和分をもたないC(1−13)一価炭化水素基であり、そしてp及びqは25℃で1〜1,000センチポイズの粘度をもつ重合体を与えるに足る値をもつ整数である)をもつ線状SiH含有ポリシロキサンも包含し得る。
式(3)のSiH含有シロキサン油は対応するSiH含有シクロポリシロキサンとR5 置換基を含む対応するシクロポリシロキサンとを低分子量線状トリオルガノシロキシ末端連鎖停止剤とともに平衡化することによって製造し得る。
【0025】
式(2)及び(3)及び前述した化学結合単位において、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 はメチル、エチル、プロピル基等のような1〜8個の炭素原子をもつアルキル基;シクロヘキシル、シクロヘプチル基等のようなシクロアルキル基;フェニル、トリル、キシリル基等のようなアリール基;及び3,3,3−トリフルオルプロピル基のようなハロアルキル基からなる群から選んだ同一でも異なってもよい基であり得る。
【0026】
式(2)のSiH含有シロキサン型カップラーは加水分解法又は酸触媒を使用する平衡化法によって製造し得る。平衡化法においては、対応するシクロテトラシロキサンをジ水素テトラオルガノジシロキサンのような低分子量水素末端連鎖停止剤と平衡化する。酸触媒を使用する平衡化反応はビニル基含有基剤重合体の製造について開示された方法と極めて類似の方法である。加水分解法においては、対応するSiH含有ジオルガノクロルシランを適当量のジオルガノジクロルシランとともに加水分解して所望の前記式(2)の重合体を製造する。このSiH含有シロキサンカップラーが形成された後、それはストリッピングによって望ましくない割合の環式体から分離することができる。
【0027】
本発明の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物中にはさらにビニルシロキサン100重量部に基づいて5〜200重量部の実質的に赤外線非吸収性の不活性な補強用充填剤を配合し得る。含有せしめ得る充填剤の若干の例はヒュームドシリカ、沈降シリカ及びそれらの混合物である。ポリ(アルケニルオルガノシロキサン)100重量部当たり100重量部未満の実質的に不活性の充填剤を使用することが好ましい。ヒュームドシリカ及び沈降シリカのような補強用充填剤の代わりに、赤外線に対して実質的に透過性でありかつ未硬化状態の組成物の粘度を不当に増加しないような増量用充填剤を使用することもできる。さらに、分子篩及びゼオライトのような乾燥剤、又は多孔質珪藻土(kieselguhr)のような珪藻土も組成物の全重量に基づいて主重量割合で使用することができる。
【0028】
ビニルシロキサンとSiH含有シロキサンとの間の熱活性化による付加反応のための白金族金属触媒として種々の錯体を使用し得る。
ヒドロシリル化反応の達成のために使用し得る白金族金属触媒の若干の例はロジウム、ルテニウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム及び白金である。特に好ましい触媒は周知の白金及びロジウム触媒、たとえばこゝに参考文献として引用するAshbyの米国特許第3,159,601号及び同第3,159,662号に記載される白金炭化水素錯体、Lamoreauxの米国特許第3,220,972号に記載される白金アルコラート触媒、Karstedtの米国特許第3,814,730号に記載される白金錯体、Modicの米国特許第3,516,946号に記載される塩化白金−オレフィン錯体及びEckbergの米国特許第4,262,107号に記載されるロジウム錯体である。
【0029】
白金触媒の有効量は赤外線硬化性シリコーン組成物の重量に基づいて5ppm〜200ppm、好ましくは10ppm〜100ppmの白金を与えるに足る白金触媒の量である。
白金族金属触媒に加えて、特定の場合に赤外線硬化性シリコーン組成物の可使時間を延長するために触媒抑制剤を該赤外線硬化性シリコーン組成物の0.01〜3.0重量部の割合で使用し得る。使用し得る触媒抑制剤の例は、こゝに参考文献として引用するSusakiの米国特許第4,603,168号に記載のアセチレン系アルコール、Dinalloの米国特許第4,943,601号に記載のアセチレン系ジカルボキシレート、Cavazzanの米国特許第4,595,739号に記載のアセチレン系α−ケトン、Shirahataの米国特許第4,472,562号に記載のアルキニルシラン、Shirahataの米国特許第4,465,818号に記載のエン−イン(ene−ynes)、Loの米国特許第4,783,552号に記載のマレエート、Loの米国特許第4,774,111号に記載のフマレート、Michelの米国特許第4,530,989号に記載のマレイミド及びモノマレエート、Eckbergの米国特許第4,476,166号に記載の酢酸ビニル、Eckbergの米国特許第4340,647号に記載のカルボン酸エステル、Eckbergの米国特許第4,670,531号に記載のジアルキルアゾジカルボキシレート、Bergerの米国特許第3,882,083号に記載のイソシアヌレート、Grenobleの米国特許第4,448,815号に記載の1,4−ジカルボン酸、Itoの米国特許第3,862,081号及びSumpterの米国特許第5,122,585号に記載のアゾ化合物である。別の触媒抑制剤は同じくこゝに参考文献として引用するCavezzanの欧州特許第145,526号に記載のアレン、Cavezzanの欧州特許第252,858号に記載の環式ビニルシロキサン、Cavezzanの米国特許第4,741,966号に記載のトリエン、Cavezzanの米国特許第4,699,813号記載のアルケンシクロヘキセン、Janikの米国特許第4,584,361号に記載のアミン、Essingerの米国特許第4,710,559号に記載のヒドラゾン、Melanchonの米国特許第4,337,332号に記載のアミド、Maxsonの米国特許第4,785,066号に記載のビニルシリコーン、Irifureの欧州特許第384,325号に記載のイソチオシアネート及びSumpterらの米国特許出願第07/800,310号(1991年11月29日出願)に記載のトリアゾリンジオンである。
【0030】
潜伏性白金族金属触媒はまたビニルシロキサンとSiH含有シロキサンとの間の熱活性化付加反応に対しても有効である。これらの潜伏性触媒はビニルシロキサン、有効量の潜伏性白金族金属触媒及びSiH含有シロキサンを含有する一液型組成物の製造を可能にし、しかも流動性混合物を50℃で少なくとも5日間安定に保持し得るものである。少なくとも100℃の高温でヒドロシリル化反応を達成するために使用し得る潜伏性触媒の若干の例はKarstedtの米国特許第3,775,452号に記載されるごとき0価の白金錯体と先に引用した米国特許出願第07/800,311号に記載されるごときジアルキルアゾジカルボキシレート、アゾ化合物、トリアゾリンジオン及び芳香族窒素複素環化合物との反応生成物及びLewisの米国特許第5,025,073号及びSumpterらの米国特許第5,106,939号、同第5,132,385号及び同第5,132,442号に記載されるごときシクロデキストリン及び1,5−シクロオクタジエンと白金ハライドのような白金族金属物質との錯体の包接化合物である。
【0031】
つぎに本発明を当業者によりよく実施せしめ得る一助として、本発明を具体的実施例によってさらに説明するが、これらは単に例証のためのものであって何等本発明を限定するものではない。参考例及び実施例中、すべての部は重量部である。
参考例1
赤外線によって硬化し得る付加硬化性シリコーン組成物に使用するためのビニルシリコーン基剤組成物の製造において、4000センチポイズの平均粘度をもつビニル末端ポリジメチルシロキサン油95部及びヘキサメチルジシラザンで処理したヒュームドシリカ5部を混合し、この混合物をロス(Ross)式二軸遊星型ミキサー中で配合処理して4800センチポイズの粘度をもつ均質な基剤組成物を得た。
【0032】
この基剤組成物を用いて付加硬化性組成物をつぎのごとく製造した。すなわち、この基剤組成物96部を80m2 /gの表面積をもつアセチレンカーボンブラック(ASTM呼称N582)25ppm(0.0025部)と混合した。得られる混合物を高速ミキサー中で均質になるまで混和した。ついでこの混合物に、30ppmのPtを与えるようにKarstedtの米国特許第3,755,452号に示されるごときキシレン溶剤中の0価の白金錯体(Pt5.65%)を添加した。この混合物に、ついでジアリルマレエート0.2部を抑制剤として添加し、そしてこの混合物を手動で十分に混和した。ついで、化学結合されたSiHシロキシ単位をもちかつ150センチポイズの粘度をもつSiH含有シロキサン油(H0.8%)4部を添加した。得られる混合物を手動で十分に混和しそして真空下で脱ガスした。
【0033】
深さ1cmのキャビティをもつ2.54cm角のテフロン樹脂の金型に上記の硬化性混合物を充填した。この金型は黒色の赤外線吸収性底面をもち、そしてこの金型に硬化性混合物の温度をその硬化中種々の厚みにわたってモニターするために4個の金で被覆された熱電対を縦方向に2mmの間隔をあけて取り付けた。この硬化性混合物にその上部から7.5ワット/cm2 のヘラエウス(Heraeus)短波長タングステン赤外線光源を用いて75秒間赤外線照射した。赤外線への暴露中、ヒドラ(Hydra)データロッガーソフトウェアを用いるフルーク(Fluke)マルチチャンネルアナライザーによって4個の熱電対からの温度を記録した。最高温度は2mmの深さでは236℃であり、8mm深さでは128℃であることが認められた。この試料を周囲条件下で放冷した。硬化した試料はショアAジュロメーター硬度17をもつことが認められた。同様の試料を150℃で30分間オーブン硬化した場合には、ショアAジュロメーター硬度15をもつことが認められた。
【0034】
参考例2
白金触媒及び抑制剤の代わりに前記引用した本出願人自身の1991年11月29日付け米国特許出願第07/800,311号に記載されるごときあらかじめ形成された白金触媒を使用した以外は参考例1の方法を反復した。この潜伏性触媒はKarstedtの米国特許第3,775,452号に示される白金触媒58.4μl(Pt=1.54×10-5モル)を2,2′−ビピリジン(3.98×10-4モル)の1ml塩化メチレン溶液に添加することによって製造した。この混合物をついで周囲温度で4時間撹拌した。かく予備形成された触媒を組成物に添加してPt含量30ppmを与えた。この硬化性混合物に参考例1に述べたごとく赤外線を73秒間照射した。赤外線に暴露した後の混合物の最高温度は約2mmの深さで230℃、約8mmの深さで122℃であった。この試料を周囲条件下で放冷した。硬化した試料はショアAジュロメーター硬度16をもつことが認められた。
【0035】
参考例3
カーボンブラックの代わりにプルシアンブルー200ppm(0.020部)を使用した以外は参考例2の方法を反復した。75秒間の赤外線照射の後、試料の2mmの深さでは235℃の温度が記録され、また試料の8mmの深さでは142℃の温度が記録された。この試料を参考例1と同様にして放冷した。硬化した試料はショアAジュロメーター硬度15をもつことが認められた。
【0036】
参考例4
赤外線吸収性物質としてアントラキノン2000ppm(0.20部)を使用した以外は参考例2の方法を反復した。この試料に参考例1に述べたごとく赤外線を110秒間照射した。赤外線を照射された混合物は2mmの深さで203℃の温度、8mmの深さで156℃の温度を示した。この試料を参考例1と同様に放冷した。硬化した試料はショアAジュロメーター硬度10をもつことが認められた。
【0037】
実施例1
赤外線硬化性シリコーン組成物をつぎのごとく製造した。すなわち、ロス式二軸遊星型ミキサー中で、400センチポイズの粘度をもつビニル末端ジメチルシロキサン油37.5部、乾燥剤として3A分子篩又はゼオライト62.5部及び参考例1に記載されるアセチレンカーボンブラック20ppm(0.002部)を混合して平滑な灰色の流動性混合物を得た。
【0038】
上記の基剤96部に、30ppmのPtを参考例2に述べた予備形成された触媒として添加した。この配合物を高速ミキサー中で2分間混和した。この組成物に参考例1のSiH含有シロキサン4部を添加した。混合物の硬化は参考例1に述べたごとく赤外線照射を75秒間行った後に達成された。全照射暴露時間の後に測定された最高温度は2mmの深さで213℃、8mmの深さで124℃であった。
【0039】
上記の実施例は本発明の実施に使用し得る極めて多くの変数の内の若干のもののみを具体的に例示したに過ぎないが、本発明はこれらの実施例に先立つ詳細な説明において示した他の赤外線感受性物質又は白金触媒を含有する著しくより広範な種々の赤外線硬化性シリコーン組成物を意図するものであることを理解すべきである。
Claims (8)
- 重量基準で、つぎの成分:
(A)100部のポリ(アルケニルオルガノシロキサン)、
(B)1〜20部のSiH含有シロキサン、
(C)0.001〜10.0部の赤外線吸収性物質、
(D)成分(A)及び(B)間のヒドロシリル化反応を達成するに足る量の白金族金属触媒、及び
(E)ゼオライト
からなる赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物。 - 前記赤外線吸収性物質が有機物質、無機物質又は有機金属物質である、請求項1記載の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
- 前記赤外線吸収性物質がカーボンブラックである、請求項1又は請求項2記載の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
- 前記赤外線吸収性物質がプルシアンブルー、(メチルシクロペンタジエニル)マンガントリカルボニル、(テトラフェニルシクロブタジエン)(シクロペンタジエニル)コバルト、アントラセン、フェナントラセン、アントラキノン及びフェナントラセンキノンから選択される、請求項1又は請求項2記載の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
- 前記ポリ(アルケニルオルガノシロキサン)がポリビニルジメチルシロキサンである、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
- 前記SiH含有シロキサンがメチル水素ポリシロキサンである、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
- 前記白金族金属触媒が潜伏性白金触媒である、請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
- 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の赤外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化方法であって、上記組成物を基体上に10cm以下の厚みに塗布し、斯く塗布されたオルガノポリシロキサン組成物を700〜10,000nmの波長及び少なくとも0.5ワット/cm2 から100ワット/cm2 までの照射強度をもつ赤外線照射に暴露することからなる方法。
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