JP3590451B2 - 絶縁膜の作成方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本願の発明は、半導体電子素子や液晶ディスプレイ,太陽電池等の製造において、プラズマ気相成長法を用いて基板上に絶縁膜を作成する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラズマ気相成長法は、ガス状態の原材料を真空容器内に導入し、真空容器内でプラズマを形成してプラズマ中の気相反応を利用して薄膜を作成する技術である。このプラズマ気相成長法は、半導体電子素子等の製造の際に必要な絶縁膜の作成にも使用されている。
図8は、プラズマ気相成長法を使用した従来の絶縁膜の作成方法を説明する図であり、この方法に使用されるプラズマ気相成長装置の例を示している。
【0003】
まず、この方法に使用されるプラズマ気相成長装置は、排気系11を備えた真空容器1と、真空容器1内に所定のガスを導入するガス導入機構2と、導入されたガスにエネルギーを与えてプラズマを形成するための電力供給機構3と、薄膜作成を行う基板40を載置するための基板ホルダー4などから主に構成されている。そして、ガス導入機構2は、プラズマ形成用ガスを導入する第一のガス導入系21と、絶縁膜作成用ガスを導入する第二のガス導入系22を有している。
【0004】
真空容器1は、成膜室101と、成膜室101の下側に位置した少し大きな空間の真空排気室102を構成している。また、成膜室101の部分の真空容器1は、高さ230mm,直径360mm程度の円筒形状のアルミニウム合金で形成されている。
成膜室101の部分の器壁には不図示のゲートバルブが設けられ、真空排気室102の部分の器壁には、排気系11がつながる排気管が設けられている。排気系11は、粗引きポンプ111と、粗引きポンプ111の前段に配置された主ポンプ112と、これらのポンプ111,112によって排気する排気経路上に配置された主バルブ113及び可変コンダクタンスバルブ114とから主に構成されている。
上記真空容器1は、上側にベルジャー12を有している。真空容器1の上部器壁には中央に円形の開口が設けられ、ベルジャー12はこの開口に気密に接続されている。ベルジャー12は、先端が半球状で下端が開口になっている直径100mm程度の円筒状の形状を有するものであり、石英ガラス等の誘電体で形成されている。
【0005】
ガス導入機構2は、前述の通り、プラズマ形成用ガスを導入する第一のガス導入系21と、絶縁膜作成用ガスを導入する第二のガス導入系22を有している。各々のガス導入系21,22は、不図示のガスボンベに接続された配管211,221と、配管211,221の終端に接続されたガス導入体212,222とから主に構成されている。
【0006】
図9は、図8のガス導入体212,222の構成を説明する図である。図9に示すように、ガス導入体212,222は、断面円形の円環状のパイプから構成されている。このガス導入体212,222は、真空容器1に設けられた支持棒23によって支持され、真空容器1の内面に沿う形で水平に配置されている。
また、真空容器1の壁を気密に貫通する状態で輸送管24が設けられており、この輸送管24の一端はガス導入体212,222に接続されている。ガス導入体212,222の他端は図1の配管211,221に接続されている。
そして、ガス導入体212,222は、図9に示すように、その内側面にガス吹き出し口25を有している。このガス吹き出し口25は、直径0.5mm程度の開口であり、10mm程度の間隔をおいて周上に設けられている。
【0007】
一方、図8に戻り、電力供給機構3は、ベルジャー12の周囲を取り囲んで配置された高周波コイル31と、この高周波コイル31に整合器32を介して高周波電力を供給する高周波電源33とから主に構成されている。高周波電源33には、例えば13.56MHzの高周波電力を発生させるものが採用され、高周波コイル31からベルジャー12内にこの高周波電力が供給される。
【0008】
また、真空容器1内のベルジャー12の下方位置には、基板ホルダー4が設けられている。この基板ホルダー4は、薄膜作成を行う基板40を上面に載置させるものであり、必要に応じて基板40を加熱又は冷却する温度調節機構41を内蔵している。この温度調節機構41は、熱交換媒体を循環させる部材や温度検出器等で構成される。
この基板ホルダー4には、生成されるプラズマと高周波との相互作用によって基板40に所定の基板バイアス電圧を印加するための基板用高周波電源42が接続されている。基板用高周波電源42が発生させる高周波は、例えば400kHzである。尚、「プラズマと高周波との相互作用によるバイアス電圧」には、基板用高周波電源42とプラズマとの間に相当のキャパシタンスが存在していることが必要である。従って、基板ホルダー4や基板40がすべて金属で形成されている場合には、基板ホルダー40への給電回路上に所定のコンデンサが接続される。
【0009】
上記構成のプラズマ気相成長装置の動作を説明しながら従来の絶縁膜の作成方法について説明する。
まず、不図示のゲートバルブを通して基板40を真空容器1内に搬入して基板ホルダー4上に載置する。排気系11によって真空容器1内を排気した後、最初に第一のガス導入系21によってプラズマ形成用ガスを導入する。導入されたプラズマ形成用ガスは、真空容器1内を拡散してベルジャー12に達する。プラズマ形成用ガスの圧力が所定の値に安定したら、電力供給機構3を動作させ、高周波コイル31を介して高周波電力をベルジャー12に供給し、これによってプラズマが形成される。この状態で、第二のガス導入系22によって絶縁膜作成用ガスを導入し、プラズマ中で生じる絶縁膜形成用ガスの気相反応を利用して基板40の表面に所定の絶縁膜を作成する。
例えば、絶縁膜として酸化硅素薄膜を作成する場合、プラズマ形成用ガスとして酸素ガスを導入し、絶縁膜作成用ガスとしてモノシランガスを導入する。モノシランガスが酸素プラズマ中で分解反応を起こし、酸素と化合することによって基板の表面に酸化硅素薄膜を成長させる。
【0010】
上記方法を基板40の状態に即してさらに詳しく説明する。
図10は、プラズマ気相成長法を使用した絶縁膜の作成方法を基板の表面の状態に即して説明した図である。
図10(a)に示す通り、例えば、硅素半導体基板40上に、熱酸化膜401が約500nmの厚みで作成されている。熱酸化膜401上には、アルミニウムに硅素1%と銅0.5%が添加されたアルミニウム合金からなる導電膜402が作成され、所定の配線パターンに形成されている。配線の高さは0.8μm、配線の線幅は0.35μm程度である。そしてさらに、導電膜402上には、窒化チタニウム薄膜403がリソグラフィの際の反射防止膜として約50nmの厚さにて形成されている。
【0011】
上記動作のプラズマ気相成長装置において、第一のガス導入系21から酸素ガスを120SCCMの流量にて導入し、成膜室101内部の圧力を5mTorrに維持する。前述のようにプラズマを形成した後、第二のガス導入系22にからモノシランガスを60SCCMの流量にて成膜室101に導入すると、図10(b)に示す通り基板40の表面上に酸化硅素薄膜404が作成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、この際、半導体基板40に、基板用高周波電源42によって周波数400kHz電力2kWの高周波電力を印加すると、導電膜402上の窒化チタニウム薄膜403の角部405に電界が集中してスパッタリング現象が生じる。本スパッタリング現象は、当該角部405に酸化硅素膜が堆積することを抑制するので、当該半導体基板40に対して酸化硅素薄膜404の成膜を進行させながら、導電膜402の配線パターンが形成する孔又は溝の入り口を塞いてしまうことが無いようにする。
もし、上記スパッタリング現象が生じないと、図10(c)に示すように、角部405の部分に堆積した薄膜によって孔又は溝が塞がれ、絶縁膜内にボイドと呼ばれる空洞406が形成されてしまう。
【0013】
近年、半導体電子素子等の高速動作を図ることを目的として、当該半導体電子素子等を構成するアルミニウム合金等の配線を伝幡する信号の時定数を小さくするために、配線間の絶縁膜あるいは配線層の層間絶縁膜に比誘電率の低い絶縁膜を用いることが要求されている。
比誘電率の低い絶縁膜を形成する方法として、例えば、弗素を含む硅素化合物ガスとして四弗化硅素ガスと酸素ガスまたは亜酸化窒素ガスを用いたプラズマ気相成長法により、弗素を含む硅素酸化物の薄膜を作成することが提案されている(特開平6−333919号公報参照)。
【0014】
しかしながら、上記公報の技術を実施すると、下地の配線パターンが著しく損傷し、現実には実施不可能の技術であることを本願の発明者は見いだした。この点を図11を用いて説明する。図11は、上記公報に示された従来の弗素を含む酸化硅素薄膜の作成方法の問題点を示した図である。
上記公報の発明では、四弗化硅素ガスと酸素ガスとを用いてプラズマ気相成長法により弗素を含む酸化硅素薄膜を作成している。しかしながら、上記公報の技術を実際に実施してみると、図11に示すように下地の導電膜402の配線パターンが削られて変形し、期待された弗素を含む硅素酸化物薄膜の堆積が殆ど見られないことが見いだされた。
【0015】
この原因を本願の発明者が鋭意追求してみたところ、次のようなことが判明した。
まず、前記公報の発明は、酸素プラズマ中で四弗化硅素の分解反応が生じ、分解した硅素が酸素と反応して酸化硅素薄膜を堆積すると考えている。そして、分解した弗素がその酸化硅素薄膜中に取り込まれ、薄膜は弗素を含む酸化硅素薄膜となって比誘電率を下げるとしている。
しかしながら、現実には、酸素プラズマ中での四弗化硅素は遊離弗素等の弗素系活性種を生成し、これら弗素系活性種によって基板上の下地材料を激しくエッチングしてしまう。特に、前述したように、ボイドの形成を防止するため基板にバイアス電圧を印加していると、角部405に対して電界が集中してこの角部405の部分から配線パターンを激しく削ってしまう。この結果、図11に示すように導電膜402の配線パターンが断面三角形状に削られて変形してしまうのである。
【0016】
一般に、プロセスルールとして、配線パターンがわずか1%削られただけでも不良品であり、そのような絶縁膜の作成方法は採用不可である。従って、上記公報の発明は、現実には実施不可能の技術である。
上記公報の発明では、アルミニウム合金配線と弗素との化学反応を抑制すべく、まずモノシランガスと酸素ガスを用いてアルミニウム合金配線上に弗素を含まない酸化硅素膜を100nmの厚さで形成した後、モノシランガスを四弗化硅素ガスに変更して弗素を含む酸化硅素膜を作成する例が提案されている。
しかしながら、本願の発明者の実験によれば、たとえ弗素を含まない酸化硅素膜を100nmの厚みにて作成した後であっても、図11に示すように下地のアルミニウム合金配線を激しくエッチングしてしまうことが確認された。
【0017】
これは、弗素系ガスが酸化硅素薄膜のエッチング用ガスとして使用されていることからも分かる通り、四弗化硅素ガスから生成された弗素系活性種が酸化硅素を短時間のうちにエッチングして取り除いてしまい、その下のアルミニウム合金と弗素との反応が容易に開始されてしまうからである。
さらに、上記公報の発明では、酸素を亜酸化窒素に変更したり、アルミニウム合金配線に代えてアルミニウム配線を使用する旨が提示されているが、このように変更しても、配線パターンやその下の熱酸化膜をエッチングしてしまう欠点は改善できないことが、本願発明者の実験で判明した。
【0018】
このようなことから、いかに弗素を含んだ酸化硅素膜が絶縁性に優れ、比誘電率が小さくとも、上記従来の方法では実用に耐え得る絶縁膜の作成は現実には不可能であった。
本願発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、下地材料に対して損傷を与えることなく、弗素を含む酸化硅素薄膜からなる絶縁膜を作成できるようにし、比誘電率の小さい絶縁膜を得ることによって信号の時定数の小さい配線構造を可能にすることで、半導体電子素子等の高速化に貢献することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の請求項1記載の発明は、基板の表面に酸化硅素からなる絶縁膜を作成する方法において、基板を配置した成膜室又はこの成膜室に空間的に連続したプラズマ生成室内にプラズマ形成用ガスとして酸素ガス及び水素ガスを導入して酸素及び水素のプラズマを形成し、絶縁膜作成用ガスとして弗素を含む硅素化合物を前記成膜室又はプラズマ生成室に導入して、形成されたプラズマによる気相成長を利用して基板上に弗素を含む酸化硅素からなる絶縁膜を作成するとともに、この際の水素ガスの流量の割合を、弗素を含む硅素化合物のガス流量に対して200%から400%の範囲とするという構成を有する。
同様に上記目的を達成するため、請求項2記載の発明は、上記請求項1の構成において、プラズマ形成用ガスには、アルゴンガスが添加されているという構成を有する。
同様に上記目的を達成するため、請求項3記載の発明は、上記請求項2の構成において、基板の表面には、導電膜よるなる配線パターンが形成されており、その配線パターンを覆うように絶縁膜を作成するという構成を有する。
【0020】
【実施例】
次に、図面を用いて本願発明の実施例を詳細に説明する。
実施例の説明に先立ち、参考例について説明する。図1は、参考例の絶縁膜の作成方法に使用されるプラズマ気相成長装置の概略を示す図である。
図1に示すプラズマ気相成長装置は、ガス導入機構2の構成が異なるのみで、他の部分の構成は図5の装置とほぼ同様である。従って、ガス導入機構2以外の部分の説明は省略する。
【0021】
図1に示す装置のガス導入機構2は、図5の装置と同様、プラズマ形成用ガスを導入する第一のガス導入系21と、絶縁膜作成用ガスを導入する第二のガス導入系21を有している。そして、プラズマ形成用ガスを導入する第一のガス導入系21の主配管(以下、第一主配管)211には、酸素ガスを導入する第一の配管211aと、水素ガスを導入する第二の配管211bと、アルゴンガスを導入する第三の配管211cとが接続されている。また、絶縁膜作成用ガスを導入する第二のガス導入系22の主配管(以下、第二主配管)221には、弗素を含む硅素化合物ガスを導入する第四の配管221aと、水素を含む硅素化合物ガスを導入する第五の配管221bとが接続されている。即ち、第二のガス導入系22は、弗素を含む硅素化合物ガスと水素を含む硅素化合物ガスとを混合して導入するようになっている。
【0022】
上記ガス導入機構2において、第一の配管211a、第二の配管211b、第三の配管211c、第四の配管221a、第五の配管221bには、それぞれのガス流量を調整する流量調整器213,223が設けられている。また、上記第一第二のガス導入系21,22のそれぞれの主配管211,222の終端は、図5と同様に真空容器1内に配置されたガス導入体212,222に接続されている。
【0023】
次に、上記プラズマ気相成長装置を使用して行う参考例の絶縁膜の作成方法について説明する。
まず、基板の表面の状態は、図10(a)に示すものと同様であり、硅素半導体基板40の表面に熱酸化膜401が形成され、その上にアルミニウム合金からなる導電膜402の配線パターンが形成されている。
【0024】
このような基板40を不図示のゲートバルブを通してを真空容器1内に搬入し、基板ホルダー4上に載置する。排気系11によって真空容器1内を排気した後、第一のガス導入系21によってプラズマ形成用ガスを導入する。導入されたガスは、真空容器1内を拡散してベルジャー12に達する。真空容器1内の圧力が5mTorr程度で安定したら、電力供給機構3を動作させ、ベルジャー12内にプラズマを形成する。
形成されたプラズマは、ベルジャー12内から基板4に向けて真空容器1内を拡散する。この状態で、第二のガス導入系22により絶縁膜形成用ガスを導入する。導入された絶縁膜形成用ガスは、ベルジャー12から拡散するプラズマにより気相反応を生じ、基板40の表面に弗素を含む酸化硅素薄膜が作成される。
【0025】
次に、上記参考例の方法の有効性について確認した実験の結果について説明する。
図1に示す装置を使用し、酸素ガス流量を120SCCM、四弗化硅素ガスとモノシランガスの合計流量を60SCCMとし、四弗化硅素ガスの流量とモノシランガスの流量との比率を変えながら弗素を含む酸化硅素膜を実際に作成した。この結果を示したのが、表1である。
【表1】
【0026】
表1に示す通り、四弗化硅素ガスの流量がモノシランガスの流量よりも多い場合は、前記半導体基板上に形成されているアルミニウム合金および熱酸化膜をエッチングする現象が観察された。しかしながら、四弗化硅素ガスとモノシランガス流量を同一とした場合、より具体的には、四弗化硅素ガス流量を30SCCM、モノシランガスを30SCCMとした場合には、アルミニウム合金配線ならびに熱酸化膜のエッチング現象は観察されなかった。
以上の結果より、弗素を含む硅素酸化膜を形成する場合の四弗化硅素ガスの流量の上限は、モノシランガスと同一流量であることが判った。また、四弗化硅素ガスの流量がモノシランガス流量よりも少ない場合にも、アルミニウム合金配線ならびに熱酸化膜のエッチング現象は観測されなかった。
【0027】
このような参考例の方法のメカニズムについて、完全に解明された訳ではないが、本願の発明者は次のようなものであると考えている。
まず、酸素プラズマ中の四弗化硅素ガスは、酸素と反応してSiOxFy(例えばSiOF2 )という中間生成物を作り出す。この中間生成物がそのまま薄膜として成長すると弗素を含む酸化硅素薄膜が作成できると予想されるが、実際にはこのSiOxFyという生成物は非常に不安定で、下地金属配線をエッチングする作用を有すると考えられる。
【0028】
例えば、SiOxFyの例としてSiOF2 を考えてみると、このSiOF2 はプラズマによって弗素を遊離し、
SiOF2 →SiOF+F
という反応を生ずると考えられる。生成されたSiOFは、基板上に弗素を含む薄膜を堆積する前駆体となると推察されるが、その一方で、遊離した弗素は非常に活性で、アルミニウム等の下地金属配線と反応してエッチングしてしまう。従って、薄膜が作成できたとしてもその下地金属配線が著しく変形してしまう。
【0029】
これに対し、参考例のように、同時にモノシランを導入していると、モノシランガスは、酸素プラズマ中で、例えば、
SiH4 +O→SiH+H+H2O
のような反応を生じ、SiHと遊離水素を生成する。この遊離水素は、上記遊離弗素と反応して化学的に安定な弗化水素(HF)を作り出す。この結果、四弗化硅素ガスのみを導入した場合のような激しい下地金属配線のエッチングは抑制される。
【0030】
一方、SiHは基板の表面に付着して薄膜に成長する過程でHとOを置換しSiO2 を形成するが、この際、弗素を取り込んで成長することによって弗素を含んだ酸化硅素薄膜になるものと想定される。具体的な反応機構は特定できないが、いずれにしろ、四弗化硅素から直接遊離した弗素か又はSiOFのような不安定な中間生成物から遊離した弗素を取り込んで弗素を含む酸化硅素薄膜を堆積するものと考えられる。
尚、「弗素を含む酸化硅素薄膜」とは、酸化硅素薄膜中の一部の酸素が弗素で置換されて弗素−硅素結合を有する酸化硅素薄膜という意味である。
【0031】
図2は、上記参考例の方法により作成された酸化硅素薄膜の比誘電率を調べた結果の図であり、(四弗化硅素ガス流量)/(四弗化硅素ガス流量+モノシランガス流量)の比(以下、単に四弗化硅素ガス流量比と略す)に対する酸化硅素薄膜の比誘電率の関係が示されている。図2の縦軸は比誘電率、横軸は四弗化硅素ガス流量比を示している。
図2において、横軸の値が0%の場合は、モノシランガスのみを60SCCMの流量にて成膜室101に導入する場合を示しており、横軸が50%の場合は、モノシランガスおよび四弗化硅素ガスをそれぞれ30SCCMの流量にて成膜室101に導入する場合に対応している。
【0032】
まず、モノシランガスのみを60SCCMの流量(即ち、四弗化硅素ガス流量比0%の条件)で導入して基板上に作成した酸化硅素膜の比誘電率の値は3.9であった。そして、四弗化硅素ガス流量比を多くするに従い、比誘電率は低下する傾向にあり、モノシランガスおよび四弗化硅素ガスをそれぞれ30SCCMの流量で導入して(即ち、四弗化硅素ガス流量比50%の条件)、弗素を含む酸化硅素膜を作成した場合の比誘電率の値は3.5であった。
【0033】
ところで、四弗化硅素ガス流量比が1%よりも少ない領域にて作成した酸化硅素膜は、モノシランガス導入を導入して作成した酸化硅素膜と比べて、比誘電率を含めた電気的特性は殆ど同一であり、区別は困難である。よって、酸化硅素膜中に弗素を含むことで比誘電率が低下する効果を得るには、四弗化硅素ガス流量比を1%以上とすることが望ましい。
従って、以上の結果をまとめれば、弗素を含む酸化硅素膜を作成して比誘電率低下を効果を得るには、四弗化硅素ガス流量比を50%から1%の範囲にすることが望ましい。
【0034】
尚、上述した図1の装置の構成において、四弗化硅素ガスとモノシランガスとは別々のガス導入系で導入され、真空容器1の内部で混合されるようになっていてもかまわない。但し、予め混合してから導入する方が真空容器1内で混合するより均一に混ざるため、処理の均一性の点で良好である。
【0035】
次に、実施例の絶縁膜の作成方法について説明する。
この実施例では、プラズマ形成用ガスとして酸素ガスと水素ガスとを混合して導入し、絶縁膜作成用ガスとして四弗化硅素ガスを導入する。使用する装置の構成としては、図1に示すものと同じものが使用できる。
この実施例では、前述した実施例の方法と同じように真空容器1を排気した後、第一のガス導入系21によって酸素と水素とを混合して導入し、同様に電力供給機構3を動作させた後、第二のガス導入系22によって四弗化硅素ガスを導入する。この実施例においても、プラズマ気相成長による酸化硅素薄膜の堆積の際に弗素が膜中に取り込まれ、弗素を含む酸化硅素薄膜が作成される。
【0036】
同様に具体的な実験結果について説明すると、酸素ガスの流量を120SCCM、四弗化硅素ガスの流量を60SCCMとして、四弗化硅素ガス流量に対する水素ガス流量の比率(以下、単に水素ガス流量比と称す)を変えながら、弗素を含む酸化硅素膜を形成した。この結果を示したのが、表2である。
【表2】
【0037】
表2に示す通り、水素ガスの流量がモノシランガスの流量の2倍よりも少ない場合には、半導体基板上に形成されているアルミニウム合金および熱酸化膜をエッチングする現象が観察された。
しかしながら、水素ガスの流量を四弗化硅素ガス流量の2倍とした場合、より具体的には、水素ガスの流量を120SCCM、四弗化硅素ガスの流量を60SCCMとした場合(即ち、水素ガス流量比200%の場合)には、アルミニウム合金配線ならびに熱酸化膜のエッチング現象は観察されなかった。
以上の結果より、弗素を含む硅素酸化膜を形成する場合の水素ガスの流量の下限は、四弗化硅素ガスの流量の2倍であることが判った。また、水素ガス流量比が200%より多い場合にも、アルミニウム合金配線ならびに熱酸化膜のエッチング現象は観測されなかった。
【0038】
図3は、上記実施例の方法によって作成された酸化硅素薄膜の比誘電率を調べた結果の図であり、水素ガス流量比と作成された酸化硅素薄膜の比誘電率との関係を示したグラフである。図3の実験では、酸素ガスの流量を120SCCM、四弗化硅素ガスの流量を60SCCMとした。図3の縦軸は酸化硅素薄膜の比誘電率、横軸は水素ガス流量であり、それぞれ比百分率にて表示している。図3において、横軸の値が0%の場合は水素ガス流量が0SCCMであることを意味し、横軸の値が200%の場合は水素ガス流量が120SCCMであることを意味している。
【0039】
まず、水素ガスを0SCCMの流量(即ち、水素ガス流量比0%)にて成膜室101に導入し、半導体基板上に酸化硅素薄膜を作成した場合、比誘電率の値は3.2であった。しかしながら、当該条件では、半導体基板上に形成されたアルミニウム合金配線や熱酸化膜がエッチングされてしまった。
そして、水素ガス流量比を多くするに従い、比誘電率は上昇する傾向にあり、水素ガスの流量を四弗化硅素ガスの流量の2倍の120SCCM(即ち、水素ガス流量比200%)に設定して酸化硅素薄膜を作成した場合には、比誘電率の値は3.5であった。また、水素ガス流量比を400%とした場合には、弗素を含む酸化硅素薄膜の比誘電率は3.9となり、水素ガス流量比を400%より多くした場合にも比誘電率は3.9あった。
【0040】
このように四弗化硅素等の弗素を含む硅素化合物ガスのみを絶縁膜作成用ガスとして導入した場合であっても、プラズマ形成用ガスに水素を添加することによって比誘電率の低い「弗素を含む酸化硅素薄膜」が作成できる。この点もメカニズムも、上記請求項1の発明の実施例と同様、完全には明かではないが、以下のようなものであると考えられる。
【0041】
即ち、前述の通り、プラズマによって四弗化硅素は弗素をSiOF2 等の生成物から弗素を遊離するが、この遊離弗素は酸素・水素の混合プラズマ中で生成される水素イオン又は遊離水素と反応して、前述と同様に弗化水素を生成する。一方、詳細な反応機構は明かではないが、弗素を遊離して生成されたSiOF等が前駆体となって酸素と水素の混合プラズマ中で組成変化し、「弗素を含む酸化硅素薄膜」が作成されると考えられる。
【0042】
ところで、四弗化硅素ガスに対する水素ガス流量の割合を、400%より多くした領域において形成した弗素を含む酸化硅素膜は、弗素を含まない酸化硅素膜と比べて、比誘電率を含めた電気的特性は殆ど同一であり、区別は困難である。従って、水素ガス流量比は400%以下とすることが望ましい。
以上の結果をまとめれば、半導体基板に対して弗素を含む酸化硅素膜を形成する場合には、当該水素ガス流量の割合を前記四弗化硅素ガス流量に対して200%から400%の範囲にすることが望ましい。
【0043】
上記参考例又は実施例の方法を実施する際、プラズマ生成用の原料ガスにアルゴンガス(Ar)を混合するとさらに好適である。即ち、アルゴンガスを導入した状態でプラズマを形成するとともに、基板40にバイアス電圧を印加した場合には、アルゴンイオンによる基板40表面へのスパッタリング現象が起こるが、アルゴンは酸素や水素に比べてスパッタ率が優れているため、前述した孔又は溝を空洞を形成することなく塞ぐ絶縁膜作成を行う場合に、特に好適な構成となる。
【0044】
上記参考例又は実施例の方法を実施するプラズマ気相成長装置としては、ヘリコン波プラズマを形成するよう構成することができる。図4は、この種の装置の概略を示したものである。
ヘリコン波プラズマは、強い磁場を加えるとプラズマ振動数より低い周波数の電磁波が減衰せずにプラズマ中を伝搬することを利用するものであり、高密度プラズマを低圧で生成できる技術として最近注目されているものである。プラズマ中の電磁波の伝搬方向と磁場の方向とが平行のとき、電磁波はある定まった方向の円偏光となり螺旋状に進行する。このことからヘリコン波プラズマと呼ばれている。
【0045】
ヘリコン波プラズマを形成する図4の装置では、図1の高周波コイル31に代えて、ループ状のアンテナ34が配置されている。アンテナ34は、一本の丸棒状又は帯板状の部材を曲げて上下二段のループ状の形状にしたものである。
また、ベルジャー12の周囲に磁場形成機構35を設置している。磁場形成機構35は、内側コイル35aと外側コイル35bからなる二重コイルであり、各コイル35a,35bはベルジャー12と同軸上の位置に配置される。内側コイル35aと外側コイル35bは、互いに逆向きの磁場が形成されるように、コイルの巻き方向と通電方向が調整される。磁場形成機構35を二重コイルの構造とすることで、所望の磁場を作り易いという利点を有する。磁場形成機構35を単一コイルで構成することもできる。
尚、磁場形成機構35が発生させる磁場は、ベルジャー12内部で生成されたプラズマを効率よく成膜室101内部に輸送するので、成膜室101内におけるプラズマの高密度化を促進することができる。その結果、基板40表面での化学反応をより安定に促進することができるため、成膜速度の向上といった効果もある。
【0046】
図5から図7は、参考例又は実施例の絶縁膜の作成方法に使用されるプラズマ気相成長装置の他の例の主要部を示したものであり、プラズマ生成室を構成する部材の他の例について説明したものである。
上記説明では、プラズマ生成室を構成するベルジャー12が半球状又は円筒状であるとして説明したが、これに限られるものではない。即ち、図5に示す如く、金属部材121にて一方を閉じられた円筒形状の誘電体容器122でもよい。また、図6に示す如く、プラズマ生成室を構成する円筒状の誘電体容器122の内部に基板40が配置されてもよい。さらに、図7に示す如く、円板形状の誘電体蓋123を配置して、プラズマ生成室と成膜室とが殆ど同じ空間になるような構成でも良い。
【0047】
また、前述した説明では、電力供給機構3は周波数13.56MHzの高周波電力を供給して高密度プラズマを形成しているが、13.56MHzに限定されることなく、例えば周波数2MHzの高周波電力でもよく、また、周波数2.45GHzのマイクロ波電力を供給するように構成してもよい。
また、上記説明では、弗素を含む硅素化合物として四弗化硅素ガス、水素を含む硅素化合物としてモノシランガスを用いて例について説明したが、弗素を含む硅素化合物に六弗化2硅素ガス(Si2F6)を用いたり、水素を含む硅素化合物にジシランガス(Si2H6)あるいはテトラエチルオルソシリケイトガス(Si(C2H5O)4 )を用いても、本発明が適用できることは容易に類推できる。
【0048】
【発明の効果】
上記説明した通り、請求項1記載の発明によれば、下地材料に対して損傷を与えることなく弗素を含む酸化硅素薄膜からなる絶縁膜を作成することができる。このため、比誘電率の小さい絶縁膜を得ることによって、信号の時定数の小さい配線構造が可能になり、半導体電子素子等の高速化に貢献できる。
また、請求項2記載の発明によれば、上記請求項1効果を得るに際し、効率の良いスパッタリングを行いながら絶縁膜を作成することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記請求項2の効果に加え、ボイドを形成することなく配線パターンを絶縁膜で覆うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の絶縁膜の作成方法に使用されるプラズマ気相成長装置の概略を示す図である。
【図2】参考例の方法により作成された酸化硅素薄膜の比誘電率を調べた結果の図である。
【図3】実施例の方法により作成された酸化硅素薄膜の比誘電率を調べた結果の図である。
【図4】参考例又は実施例の絶縁膜の作成方法の実施に使用される他のプラズマ気相成長装置の概略を示したものである。
【図5】参考例又は実施例の絶縁膜の作成方法に使用されるプラズマ気相成長装置の他の例の主要部を示したものである。
【図6】参考例又は実施例の絶縁膜の作成方法に使用されるプラズマ気相成長装置の他の例の主要部を示したものである。
【図7】参考例又は実施例の絶縁膜の作成方法に使用されるプラズマ気相成長装置の他の例の主要部を示したものである。
【図8】プラズマ気相成長法を使用した従来の絶縁膜の作成方法を説明する図であり、この方法に使用されるプラズマ気相成長装置の例を示している。
【図9】図8のガス導入体212,222の構成を説明する図である。
【図10】プラズマ気相成長法を使用した絶縁膜の作成方法を基板の表面の状態に即して説明した図である。
【図11】従来の弗素を含む酸化硅素薄膜の作成方法の問題点を示した図である。
【符号の説明】
1 真空容器
11 排気系
2 ガス導入機構
21 第一のガス導入系
22 第二のガス導入系
3 電力供給機構
4 基板ホルダー
Claims (3)
- 基板の表面に酸化硅素からなる絶縁膜を作成する方法において、基板を配置した成膜室又はこの成膜室に空間的に連続したプラズマ生成室内にプラズマ形成用ガスとして酸素ガス及び水素ガスを導入して酸素及び水素のプラズマを形成し、絶縁膜作成用ガスとして弗素を含む硅素化合物を前記成膜室又はプラズマ生成室に導入して、形成されたプラズマによる気相成長を利用して基板上に弗素を含む酸化硅素からなる絶縁膜を作成するとともに、この際の水素ガスの流量の割合を、弗素を含む硅素化合物のガス流量に対して200%から400%の範囲とすることを特徴とする絶縁膜の作成方法。
- 前記プラズマ形成用ガスには、アルゴンガスが添加されていることを特徴とする請求項1記載の絶縁膜の作成方法。
- 前記基板の表面には、導電膜よりなる配線パターンが形成されており、その配線パターンを覆うように絶縁膜を作成することを特徴とする請求項2記載の絶縁膜の作成方法。
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