JP3588702B2 - 情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、情報処理機能付電話機,POS端末機等の情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置に関し、詳しくは円弧状軌跡のもとに摺動して仰角を変化することができる表示部またはキーボード等の弧状摺動型仰角可変部材の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の取付装置としては、例えば図9に示すように、機体ケースAの上部に断面が円弧状の摺動支承部Bを形成して、この摺動支承部Bにはその円弧状に対応する弓形断面の仰角可変部材Cを前記円弧状面において載置した状態のもとに摺動自在に斜め前向きに対設し、かつ摺動支承部Bには前後方向のスリットDを設けると共に、これに対して仰角可変部材CにはスリットDに対応する突起状スライダEを設けてこのスライダEをスリットDに緩嵌したまま、下方から鍔型の抜止部材FをねじGにより固着し、もって摺動支承部Bを円弧状面において摺動させつつ最適な角度関係に調節するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術においては、抜止部材FおよびねじG等の格別な部材を必要とするほか、組立て作業が煩雑であり、しかも仰角設定後の遊動防止のために適度な摩擦状態を持続しつつ摺動が許容されるようにするためには、抜止部材FをねじGにより緊締することが重要であり、ねじGの緊締程度を微妙に調整する必要がある。
【0004】
そこで本発明の目的は、ねじによる取付け構造を廃止した簡単な構成のもとに簡易な作業により組立てることができる情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、機体ケース1に断面が円弧状の摺動支承部3を左右方向軸線のもとに形成して、この摺動支承部3に弓形断面の仰角可変部材4を前記円弧状面において摺動自在に対設した情報処理用端末機において、前記摺動支承部3に前後方向のスリット6,6を穿設すると共に、これらスリット6,6の端部に幅広の挿入孔7,7を設け、かつこれに対し前記仰角可変部材4には、前記挿入孔7,7に通過可能な鉤形の係止片8,8を先端側方へ突設したスライダ9,9を設け、これらスライダ9,9を前記挿入孔7,7から挿入した後、前記スリット6,6に摺動させて係入し、かつ前記係止片8,8の摺動状態においては前記係止片8,8が前記挿入孔7,7に対向することを阻止するストッパ10を設けた情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置を、採用するものである。
【0006】
【作用】
表示部またはキーボード等の仰角可変部材は、円弧状軌跡のもとに摺動させつつ仰角を変化して使用者に対する最適な角度関係において使用することができ、仰角可変部材の通常使用状態においては、ストツパによりまたはスライダの弾性により、係止片はスリットに対する係止状態が持続される。
【0007】
【実施例】
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明する。
【0008】
本発明の仰角可変部材の取付装置の適用対象としての情報処理用端末機としては、例えば図1ないし図5のように、機体ケース1のほぼ前半上部に操作用の盤状キ−ボ−ド部2を斜め上向きに設けるほか、後半上部には断面が円弧状の摺動支承部3を左右方向軸線のもとに形成して、この摺動支承部3にはその円弧状に対応する弓形断面の表示部としての仰角可変部材4を前記円弧状面において斜め前向きのもとに摺動自在に対設し、かつ機体ケース1の一側の側部に送受話器5を設置すると共に、機体ケース1の内部には他に必要な電装部材(図示せず)を設け、もって使用に際して仰角可変部材4を円弧状面において摺動させつつ最適な角度関係に調節するようにし、なお電話回線を介してサービス提供企業のコンピュータに接続して、バンキング,ショッピング,リザベーション,各種情報の問合わせ等を、自動的かつ遠隔的に行うことができるようにした型式の情報処理機能付電話機を採択する。
【0009】
上記型式の情報処理用端末機に対する本発明の特殊構成としては、例えば図1ないし図4に詳示するように、前記摺動支承部3に前後方向のスリット6,6を穿設すると共に、これらスリット6,6の後端部に幅広の挿入孔7,7を設け、かつこれに対し仰角可変部材4には、前記挿入孔7に通過可能な鉤形の係止片8を先端側方へ突設したスライダ9,9を設けてこのスライダ9,9を挿入孔7,7から挿入した後にスリット6,6に摺動させて係入し、かつ係止片8が挿入孔7を通過した摺動状態においては係止片8が挿入孔7に対向することを阻止するストッパ10を設ける。
【0010】
前記ストッパ10としては、例えば同図2ないし図4のように、前記摺動支承部3の前端寄りの壁体の一部に切抜孔11を開設してこの切抜孔11に摺動支承部3の曲面に連続する隠しカバー12を基部においてヒンジ13により枢止すると共に、先端寄り部分においては受段14により支承して、外向きに限り旋回可能に設けるほか、隠しカバー12には仰角可変部材4の摺動を規制する鉤状の前記ストッパ10を上方に突出する状態のもとに仰角可変部材4により隠蔽される位置に配設し、かつストッパ10付近のカバー壁体を薄肉に形成してこの薄肉部分を下方へ押圧撓曲した場合に限り、ストッパ10を下方へ後退動させてストッパ10による阻止を解除することができるようにし、これに対して仰角可変部材4には前記ストッパ10に係合する掛段15を設け、もって隠しカバー12をその内方に取付けたROM等の重要部材の脱着に利用すると共に、スライダ9の係止片8が挿入孔7に符合することを阻止するようにする。
【0011】
ストッパ10としては、隠しカバーによることなく、図6のように挿入孔7の内方に弾性腕を張出し状態に設けてもよい。
【0012】
図7の実施例は、摺動支承部3に幅広の挿入孔7,7を設けることなく、スリット6,6を形成すると共に、これに対し仰角可変部材4には側方へ突設状態の鉤形の係止片8が先端に形成された弾性腕型スライダ9,9をその弾性に抗して撓曲させつつ前記スリット6,6に係入して摺動することができるようにし、もって係止片8がスリット6に係合した後にはスライダ9の弾性により係止状態が常時保持されるように構成したものであり、なおスライダ9,9の機械的強度を補うため、摺動支承部3に前記スリット6,6とは別のスリット16を設けると共に、これに対して仰角可変部材4には、スリット16に摺動する突起17を設け、これらスリット16と突起17とにより左右方向への遊動を防止するようにするのが望ましい。
【0013】
図8の実施例は、各スリット6,6に対して1対ずつの弾性腕型スライダ9,9を設けたものである。
【0014】
図示の実施例においては、仰角可変部材4として表示部を採択した場合であるが、本発明はキーボードの場合においても適用可能なこと当然である。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特にスリット6に係止片8が通過する幅広挿入孔7を設けると共に、係止片8が挿入孔7に対向することを阻止するストッパ10を弾性的に解除可能に付設したことにより、あるいはスライダとして先端に鉤形の係止片8がある弾性腕型スライダ9を採択してこのスライダ9をスリット6に係入したことにより、格別の他部材を使用しない簡単な構成のもとに、しかも簡易な作業により組立てることができるばかりでなく、スライダ9をスリット6に係合した後において係止状態を常時保持することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仰角可変部材の取付装置を適用した情報処理用端末機の一部破断側面図である。
【図2】図1の取付装置の要部を示す縦断正面図である。
【図3】図1の装置の要部を示す斜面図である。
【図4】仰角可変部材を変位させた状態の図1の取付装置の要部を示す縦断側面図である。
【図5】本発明の取付装置を適用する情報処理用端末機の斜面図である。
【図6】他の実施例を示す取付装置の要部の縦断側面図である。
【図7】他の実施例を示す取付装置の要部の縦断正面図である。
【図8】更に他の実施例を示す取付装置の要部の縦断正面図である。
【図9】従来の仰角可変部材の取付装置を示す一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 機体ケース
3 摺動支承部
4 仰角可変部材
6 スリット
7 挿入孔
8 係止片
9 スライダ
10 ストッパ
11 受段
Claims (5)
- 機体ケース(1)に断面が円弧状の摺動支承部(3)を左右方向軸線のもとに形成して、この摺動支承部(3)に弓形断面の仰角可変部材(4)を前記円弧状面において摺動自在に対設した情報処理用端末機において、前記摺動支承部(3)に前後方向のスリット(6),(6)を穿設すると共に、これらスリット(6),(6)の端部に幅広の挿入孔(7),(7)を設け、かつこれに対し前記仰角可変部材(4)には、前記挿入孔(7),(7)に通過可能な鉤形の係止片(8),(8)を先端側方へ突設したスライダ(9),(9)を設け、これらスライダ(9),(9)を前記挿入孔(7),(7)から挿入した後、前記スリット(6),(6)に摺動させて係入し、かつ前記係止片(8),(8)の摺動状態においては前記係止片(8),(8)が前記挿入孔(7),(7)に対向することを阻止するストッパ(10)を設けたことを特徴とする情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置。
- 前記ストッパ(10)を前記摺動支承部(3)の上面に設けたことを特徴とする請求項1記載の情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置。
- 前記ストッパ(10)を前記摺動支承部(3)の下面に設けたことを特徴とする請求項1記載の情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置。
- 前記ストッパ(10)を前記摺動支承部(3)の曲面に連続する隠しカバー(12)に設けたことを特徴とする請求項1記載の情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置。
- 弾性的に解除可能な前記ストッパ(10)を採択したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の情報処理用端末機における仰角可変部材の取付装置。
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