JP3587135B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭、あるいは業務用に使用する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、炊飯時及び保温時の結露やご飯のべたつきを防止するため、送風機を設け、余分な水分を排出する炊飯器が考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の炊飯器では、送風機により余分な水分を排出するのに伴い吸気が必要となり、吸気口を設けているが、この吸気口からほこりが入りやすいという課題があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するもので、ほこりが鍋内に入りにくい清潔な構成でご飯の余分な水分を減らしてご飯のべたつきをおさえるとともに、早く保温温度まで降下させてご飯の劣化を少なくすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支した蓋とを備え、前記蓋には炊飯時の蒸気を排出する蒸気口と、外気を吸入する吸気口と、送風機を設け、前記蒸気口に天面が蒸気口径より大きい傘部を有した蒸気筒を配し、この蒸気筒の傘部の下に前記吸気口を配してなるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支した蓋とを備え、前記蓋には炊飯時の蒸気を排出する蒸気口と、外気を吸入する吸気口と、送風機を設け、前記蒸気口に天面が蒸気口径より大きい傘部を有した蒸気筒を配し、この蒸気筒の傘部の下に前記吸気口を配することにより、吸気口が蒸気筒の傘部の下に隠れるため、ほこりが直接入りにくくなるとともに、吸気口が外部から見えないため、清潔感が高く外観もすっきりした構成で、余分な水分を減らしてご飯のべたつきをおさえるとともに、早く保温温度まで降下させてご飯の劣化を少なくすることができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、蒸気筒の傘部に吸気穴を設け、前記蒸気筒の傘部の吸気穴と吸気口の位置をずらすことにより、ほこりが直接はいらない構成で吸気性能を向上させることができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、蒸気筒の傘部に傾斜面を設け前記傾斜面に吸気穴を設けることにより、ほこりが入りにくい構成で吸気性能を向上させることができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)
本発明の第1の実施例について、図1〜図2を用いて説明する。
【0010】
図1〜図2において、本体1は、上面が開口し、この本体1内部に鍋2の収納部である保護枠3が配設され、この保護枠3の外側に加熱手段である誘導コイル4が設けられている。
【0011】
5は本体1の上面開口部を覆う蓋で、この蓋5は本体1の上部を構成する上枠6の上部に一体成形されたヒンジ部材7にピン8を介して回動自在に支持されている。9は外蓋カバーで、この外蓋カバー9は蓋5の内側に固定されている。この外蓋カバ−9には発熱体である放熱板10と鍋パッキン11を備えた放熱板ユニット12が着脱自在に取付けられており、この放熱板10の上部には外蓋カバー9に支持されている蓋加熱手段である蓋誘導コイル13が位置している。この蓋誘導コイル13の電磁作用により放熱板10が発熱する。
【0012】
また、鍋パッキン11は、前記蓋5を閉じたときに鍋2のフランジ14に圧接してその鍋2を密閉するようになっている。
【0013】
15は蓋5の蒸気口16に着脱自在に設けられた蒸気筒であり、この蒸気筒15の下部には磁気性のあるフロート17が炊飯時のおねばにより移動するように設けており、蓋5内のフロート17に対向する位置にリードSW18を配している。おねばがフロート17部分まで達するとフロート17が移動し、リードSW18が検知し加熱手段である誘導コイル4への出力を制御し、おねばが外部に吹きこぼれるのを防止している。また、蓋5の開閉に際しても移動するように構成されており、蓋5の開閉検知も兼ねている。
【0014】
また、蒸気筒15には蒸気口16の径より大きい傘部19が構成されており、蓋5には、蒸気筒15の傘部19の下面に対向する位置に吸気口20が設けられている。吸気口20の入り口面は他の面より一段高くなっており、水やおねばが蒸気筒15の下に流れ込んでも吸気口20から中に流れ込みにくい構成となっている。
【0015】
さらに、外蓋カバー9の下面の放熱板10側に送風機21のファン部22を、ファンケース23と外蓋カバー9の間で回転自在に軸支している。ファン部22を外蓋カバー9の下面に設けることにより、使用中蓋5を閉めた状態ではファン部22が見えず、蓋5を開ければファン部22を掃除することが出来る。送風機21のモーター部24は外蓋カバー9の蓋5内部側に設けており、モーター部24にモーター磁石25、ファン部22にファン磁石26を設けており、モーター部24を回転させるとモーター磁石25とファン磁石26の吸引力によりファン部22を回転させることができる。
【0016】
放熱板ユニット12には吸気弁27がバネ28で放熱板ユニットの送風口29を吸気弁パッキン30で塞ぐ方向に付勢している。吸気弁27の上方の外蓋カバー9には弁レバー31がレバーパッキン32で蓋5内部とシールするように取り付けられている。吸気弁27の開閉はカム33で弁レバー31を押し下げることによって行なわれる。
【0017】
放熱板ユニット12と蓋5の下部を構成している外蓋カバー9との間に隙間を設けて送風通路34を構成している。外気は蓋5と蒸気筒15の傘部19の隙間から吸気口20を通り、さらに放熱板ユニット12と外蓋カバー9との間の隙間に設けられた送風通路34を通って送風機21へ吸気され、送風機21から送られた風は放熱板ユニット12の送風口29から鍋2内に送られる。
【0018】
また、蒸気筒15と放熱板10との接続部は蒸気板パッキン35でシールされ鍋2内の排気が放熱板ユニット12と外蓋カバーの間に漏れないように構成されているとともに、放熱板10には蒸気筒15と連接する連接穴36が設けられており、蒸気通路37を構成している。そして、蒸気筒15には蒸気を排出するための排気穴38が設けられている。さらに、放熱板10とファンケース28との間には送風口パッキン39が設けられており、送風機26からの送風が漏れないようにしている。
【0019】
以上のように構成された炊飯器で、炊飯時あるいは保温時に、送風機21を一定時間運転することにより外気は、蓋5と蒸気筒15の傘部19の隙間から吸気口20を通り、さらに放熱板ユニット12と外蓋カバー9との間の隙間に設けられた送風通路34を通って鍋2内に送り込まれる。外気を鍋2内に送り込と鍋2内の余分な水分を含んだ空気が放熱板10の連接穴36から蒸気筒15を通って外部に排出することにより、鍋2内の余分な水蒸気が外部に排出され、鍋2の側面や放熱板ユニット12への結露を防止しご飯のべたつきを防ぐ。すなわち、木製のおひつに入れたご飯では、余分な水分は木が吸ってべたつきのないご飯になるのと同様の効果がある。また、鍋2内の空気を排出し外気を入れることにより、保温による劣化で発生するご飯の臭いも外部に排出することが出来るため、保温のご飯を臭いの面からも良くすることが出来る。さらに、鍋2内の温度より低い外気が鍋2内に流入することにより、鍋2内のご飯の温度を所定の温度まで早く下げることが出来る。ご飯は高温での保持時間が長いほど酸化等による劣化や変色が大きいため、早く所定の保温温度まで下げることにより劣化や変色を少なくすることができる。
【0020】
そして、吸気口20は蒸気筒15の傘部19の下に設けられているため外部からのほこりは、蒸気筒15の傘部19に遮られて直接吸気口20に入ることがないため清潔である。
【0021】
なお、本実施例では加熱手段として誘導加熱による方式を示したが、シーズヒーターやハロゲンヒーター等を用いても同じである。
【0022】
(実施例2)
次に第2の実施例について図3及び図4を用いて説明する。
【0023】
図3及び図4において蒸気筒15の傘部19に吸気穴40が、蓋5の吸気口20と位置をずらして設けられている。蒸気筒15の吸気穴40からほこりが入っても、吸気穴40と吸気口20の位置がずれているため、蓋5の吸気穴40の下面にほこりは溜まるため、ほこりが直接吸気口20に入ることがない構成で吸気性能が良くなる。
【0024】
(実施例3)
次に第3の実施例について図5を用いて説明する。
【0025】
図5は蒸気筒15部分の斜視図である。蒸気筒15の傘部19には傾斜面41が構成されており、この傾斜面41に吸気穴42が設けられている。この構成によると、吸気穴42は傾斜面41の側面に向けて開口して設けられており、吸気穴42は上面に向けて開口していないため、ほこりが入りにくい形状でありながら吸気しやすくなるため、鍋2内の余分な水分を排出する性能を向上することが出来る。。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜3記載の発明によれば、吸気口が蒸気筒の傘部の下に隠れるため、ほこりが直接入りにくくなるとともに、吸気口が外部から見えないため、清潔感が高く外観もすっきりした構成で、余分な水分を減らしてご飯のべたつきをおさえるとともに、早く保温温度まで降下させてご飯の劣化を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の炊飯器の断面図
【図2】同、炊飯器の要部破断断面図
【図3】本発明の実施例2の炊飯器の要部破断断面図
【図4】同、炊飯器の蒸気筒の斜視図
【図5】本発明の実施例3の炊飯器の蒸気筒の斜視図
【符号の説明】
1 本体
2 鍋
5 蓋
15 蒸気筒
16 蒸気口
19 傘部
20 吸気口
21 送風機
Claims (3)
- 本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支した蓋とを備え、前記蓋には炊飯時の蒸気を排出する蒸気口、外気を吸入する吸気口、及び送風機を設け、前記蒸気口に天面が蒸気口径より大きい傘部を有した蒸気筒を配し、この蒸気筒の傘部の下に前記吸気口を配した炊飯器。
- 蒸気筒の傘部に吸気穴を設け、前記蒸気筒の傘部の吸気穴と吸気口の位置をずらした請求項1記載の炊飯器。
- 蒸気筒の傘部に傾斜面を設け、前記傾斜面に吸気穴を設けた請求項1または2記載の炊飯器。
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