JP3587123B2 - マシニングセンタの工具ホルダ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主軸に装着した工具に主軸の軸方向における往復運動を与えて内径キー溝、角穴、歯車、曲面等の加工をスロッティング加工により行うことができるマシニングセンタの工具ホルダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、汎用のマシニングセンタは、主軸に装着した回転工具にワークとの間で3軸方向に相対移動による送りをかけて切削加工を行うものであり、主軸を主軸ヘッド本体に支持する軸受は、切削抵抗の各分力による負荷を受けながら主軸を円滑に回転させ、かつ、その回転精度を高く維持するのに適応したものが使用されている。
このような汎用のマシニングセンタにおいても、その稼働効率を高めるため、上記通常の切削加工のほかに、形削り盤、スロッター、ギヤシェーパ等のように切削工具を往復運動させてワークを切削加工(スロッティング加工)する機能を持たせることが要求されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマシニングセンタにあっては、切削工具の往復運動によるスロッティング加工を予定されておらず、主軸を支持する軸受は、主軸の軸方向に作用する大きな切削反力を支持するに十分な剛性を与えられていないので、実用的な切削条件で主軸の往復運動による切削加工(スロッティング加工)を実施すると、軸受の剛性不足に起因して切削工具の刃先の変位や振動が発生して、ワークの加工精度が悪くなったり、加工ができなくなるといった問題が生じる。
また、切削工具を主軸に支持する工具ホルダにおいても、主軸の軸方向の切削反力に対する剛性を高め、かつ、切削工具の刃先の回転位相を自由に許容して工具ホルダを主軸ヘッドに支持する等、主軸の軸受に対する軸方向荷重の負担を軽減する考慮がなされていないため、主軸の軸方向の切削反力が直接に主軸に伝達され、前記のような軸受け剛性不足に起因する問題を解消することができない。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、スロッティング加工により生ずる主軸の軸方向における切削反力が主軸の軸受に伝達するのを防ぎ、主軸にスロッティング加工用の切削工具を支持することができるマシニングセンタの工具ホルダ装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、主軸の軸方向の切削反力に対する剛性を高くし、かつ、スロッティング加工用の切削工具の刃先の回転位相を自由に移動できるように工具ホルダを主軸ヘッドに支持するマシニングセンタの工具ホルダ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、先端部に切削工具が取り付けられ、後端部が主軸ヘッド本体に主軸受により回転自在に支持された主軸に装着される工具ホルダと、中心部の軸穴に装着したスラスト荷重を支持可能な軸受に前記工具ホルダの先端側を嵌合させ、前記軸受により工具ホルダを相対回転自在に支持する案内部材と、前記工具ホルダが主軸に装着されたとき前記案内部材を前記主軸ヘッド本体に主軸の軸方向と周方向に位置決め固定する支持部材とを備えたマシニングセンタの工具ホルダ装置において、
前記工具ホルダは、切削工具が取り付けれた工具ホルダ部と、前記主軸に装着されるシャンク部とが一体に結合されると共に、前記案内部材の後端面と前記軸受の先端面に当接されて前記案内部材に対する主軸の軸方向への自由な相対移動が阻止されており、前記シャンク部が主軸に装着されて主軸内のクランク機構で主軸の軸方向の後方へ牽引されたとき、前記支持部材により主軸ヘッド本体に対して固定された案内部材に装着した前記軸受の先端面が、該先端面に当接された工具ホルダの当接部を介して前記軸方向の後方へ押圧されることにより、前記軸受に予圧が付与されるように構成されていることを特徴とする。
【0006】
上記マシニングセンタの工具ホルダ装置においては、工具ホルダが自動工具交換装置により把持されてそのシャンク部が主軸に装着されると、主軸内のクランプ機構が働いてシャンク部が主軸の軸方向に牽引されて主軸のテーパ穴に固定される。このとき、案内部材が支持部材を介して主軸ヘッド本体に支持されると共に、案内部材内で工具ホルダを支持する軸受に、シャンク部に対し主軸の軸方向に作用する牽引力により予圧が付加された状態となる。
この状態で、主軸ヘッド本体を主軸の軸方向に往復運動を行うと共に、主軸の間欠回転による切削工具の刃先の回転位相を移動させることにより、回転工具の3軸方向の移動では加工できない形状の部分のスロッティング加工が行われる。
【0007】
このマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、切削工具から工具ホルダ部に作用する主軸の軸方向における切削反力は、予圧を付加されて剛性を高められた軸受を介して案内部材から主軸ヘッド本体で受けられるので、主軸に直接に作用することがなく、汎用のマシニングセンタにおける主軸の軸受構造であっても、スロッティング加工に使用し得る。
また、支持部材によって主軸ヘッド本体に支持した案内部材に予圧によって剛性を高めた軸受を介して工具ホルダが支持されるので、工具ホルダが回転支持剛性を高められて切削工具の回転位相の正確な移動を可能にしている。
【0008】
請求項2に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、工具ホルダが、シャンク部の先端部に工具ホルダ部が締結部材により着脱可能にして一体に結合されてなり、案内部材が、前記シャンク部の先端側に装着され、先端側が軸受を介して工具ホルダ部に当接され、後端側がシャンク部に設けたリテーナに当接されて、工具ホルダに対する主軸の軸方向への移動が規制されていると共に、前記軸受に予圧が付与されたときに、前記リテーナと案内部材との間に隙間が形成されるようになっていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、工具ホルダが主軸に装着されて主軸の軸方向に牽引されたとき、軸受に対する予圧の付加を確実に行えると共に、工具ホルダが主軸から取り外されたとき、案内部材に対する工具ホルダの軸方向への離脱が防止される。
【0009】
請求項3に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、支持部材が、案内部材に取り付けられており、工具ホルダが主軸に装着されたとき後端部が主軸ヘッド本体に当接されるようになっていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、工具ホルダを主軸から取り外したとき、支持部材が主軸ヘッド本体から分離されるので、工具ホルダ装置を使用しないとき、主軸ヘッド本体の前面に支持部材による突出物が存在しなくなり、作業や装置の動作の邪魔になったり、支持部材が損傷することはない。
【0010】
請求項4に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、支持部材が、主軸ヘッド本体に当接する後端部の、主軸の軸方向における案内部材からの突き出し長さを調整可能に構成されていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、支持部材の後端部の案内部材からの突き出し長さを調整して案内部材と主軸ヘッドとの距離を調節することにより、案内部材に工具ホルダを支持する軸受に対する予圧の大きさが適切に設定される。
【0011】
請求項5に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、支持部材が工具ホルダまたは主軸の軸心の回りに適宜間隔をあけて複数個配置されていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、複数個の支持部材により案内部材が強固に支持され、案内部材による工具ホルダの支持剛性が偏りなく高められる。
【0012】
請求項6に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、支持部材が、後端側にテーパ部が設けられており、工具ホルダが主軸に装着されたとき、主軸ヘッド本体に設けられた位置決め部に前記テーパ部が係合して、案内部材の主軸の軸方向および周方向における位置決めが行われるように構成されていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、案内部材の主軸ヘッド本体に対する支持位置が正確に位置決めされ、予圧を付加された軸受により案内部材に支持された工具ホルダの回転位相を移動する動作が円滑に、かつ、高精度に行われる。
【0013】
請求項7に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、案内部材に、工具ホルダと案内部材との周方向における相対回転を阻止する回り止め部材が支持されており、工具ホルダが主軸に装着されたとき、回り止め部材が主軸ヘッド本体に当接されて一方に移動され、前記工具ホルダの係合部との係合を解除されて前記相対回転が許容され、また、工具ホルダが主軸から取り外されたとき、前記回り止め部材がばねの付勢力により他方に移動され、前記係合部と係合して前記相対回転が阻止されるようになっていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、工具ホルダが主軸に装着され、または主軸から取り外されるとき、その装着、取り外し動作に従って回り止め部材が工具ホルダとの係合およびその解除が円滑に行われ、切削加工時における工具ホルダの案内部材に対する回転位相の移動を許容し、工具ホルダを主軸から取り外したとき、案内部材に対する工具ホルダの周方向における一定の関係位置が確実に保持される。
【0014】
請求項8に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、回り止め部材が、大径の円形頭部を有する棒状部材からなり、該頭部を案内部材から工具ホルダ部側に突き出し、工具ホルダの軸方向に移動自在に案内部材に支持されており、工具ホルダの係合部が、前記工具ホルダ部の外周部に形成した円弧状の係合凹所からなり、該係合凹所に対し前記回り止め部材の頭部の係合およびその解除が行われるようになっていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、回り止め部材の工具ホルダ部における係合凹所に対する係合、離脱動作が円滑に行われると共に、構成が簡単で実施が容易である。
【0015】
請求項9に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置は、主軸ヘッド本体に設けられた位置決め部には、支持部材のテーパ部が係合する当接面を清掃する防塵手段が設けられていることを特徴とする。
このマシニングセンタの工具ホルダ装置では、工具ホルダが主軸に装着されて支持部材のテーパ部が主軸ヘッド本体の位置決め部に係合するとき、それらの当接面に防塵手段によりエアー等が吹き付けられて清掃されるので、支持部材による案内部材の位置決めが正確に行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図において、1は汎用のマシニングセンタの主軸ヘッドの主軸ヘッド本体である。主軸ヘッド本体1には図示しない主軸受により主軸2が回転自在に支持されている。3は、後端部(図1で右端部)が前記主軸2に装着される工具ホルダであり、主軸2のテーパ穴2aに装着されるテーパ軸部4を有するシャンク部5と、該シャンク部5の先端(図1で左端)にボルト6により一体に結合された工具ホルダ部7とからなっている。
【0017】
前記工具ホルダ3は、従来周知の工具ホルダと同様に、シャンク部5の中央部の外周に設けたフランジ5aに、工具交換装置の工具グリッパGに係合する環状の把持溝5bと、主軸に固定された一対のキー2aに係合する一対のキー溝5cが形成されていると共に、シャンク部5のテーパ軸部4の後端部に、工具ホルダ3が主軸2内に装着されたとき、主軸2内のクランプ機構(図示せず)で主軸の軸方向後方(図1で右方)へ牽引されるドローボルト5dが固定されている。
【0018】
前記工具ホルダ3の工具ホルダ部7は、後端部にシャンク部5の先端側にあけた軸穴5eに嵌合された短軸部7aとシャンク部5の先端に当接する円盤状のフランジ7bが設けられ、該フランジ7bから前方(図1で左方)に延びる円柱状の軸部7cの先端部には、工具ホルダ3の直径方向に向けて取付溝7dが形成され、該取付溝7dに刃先8aを軸部7cより外周側に突出させた切削工具8が挿入されている。また、前記軸部7cの先端面にボルト9aにより押さえ板9が固定されており、該押さえ板9にねじ込まれた複数の止めねじ9bと、工具ホルダ部7cにおける前記取付溝7dの側方にねじ込まれた複数の止めねじ9cとにより前記切削工具8が工具ホルダ部7に固定されている。
【0019】
また、10は正面視が略三角形をした平板状の案内部材で、その中心部の軸穴に装着した軸受11を介して前記工具ホルダ3を相対回転自在に支持している。そして、工具ホルダ3は、シャンク部5の先端側に嵌合された軸受11の先端面に前記工具ホルダ部7のフランジ7bの後端面が当接されると共に、シャンク部5のフランジ5aの前側(図1で左方)に装着したリテーナ12が案内部材10の後端面、具体的には、シャンク部5の外周に装着、固定したオイルシール13を保持するため案内部材5に固定したシール押さえ14の後端面に当接されており、案内部材10に対して軸方向における自由な相対移動が阻止されるようになっている。
なお、前記工具ホルダ部7のフランジ7bの後端面には、案内部材10の先端面に摺接するオイルシール7eとその外周側に配設されたダストシール7fとが装着されている。
【0020】
また、前記案内部材10の3つの頂点部分には、それぞれ、外周にねじを形成した調整ボルト(棒状の支持部材)15が、その先端側(図1で左端側)を案内部材10のねじ孔10aにねじ込まれて、ロックナット16により固定されて取り付けられている。この調整ボルト15は、工具ホルダ3の軸方向に平行にして案内部材10から後端側(主軸ヘッド本体1側)に向けて延長されており、主軸ヘッド本体1側の後端部(図1で右端部)にはテーパ部15aが設けられている。調整ボルト15は、案内部材10に対するねじ込み量を調節して、その後端部の主軸2の軸方向における案内部材からの突き出し長さを調整し得るようになっている。
【0021】
そして、前記調整ボルト15に対応する主軸ヘッド1の3つの位置には、それぞれ、位置決めブロック(位置決め部)17がボルト17aで取り付けられている。該位置決めブロック17には、前記調整ボルト15のテーパ部15aの勾配に合致する勾配を有するテーパ溝17bが形成されており、工具ホルダ3が主軸2に装着されたとき、テーパ部15aがテーパ溝17bに嵌合され、前記調整ボルト15を介して前記案内部材10が主軸ヘッド1に対して主軸2の軸方向と周方向に位置決めされるようになっている。
上記位置決めブロック17を設ける代わりに、主軸ヘッド本体1の対応位置に直接にテーパ溝17bを設けるようにすることもできる。
【0022】
さらに、工具ホルダ3が主軸2に装着されて前記シャンク部5のドローボルト5dがクランプ機構により軸方向の後方へ牽引されたとき、前記支持部材15によって主軸ヘッド本体1に主軸2の軸方向に位置決め固定して支持された案内部材10に装着した前記軸受2の先端面が、該先端面に当接された工具ホルダ部7のフランジ7bの後端面(当接部)を介して前記軸方向の後方へ押圧されることにより、前記軸受11に予圧(予荷重)が付加され、前記リテーナ12と案内部材10の後端面(シール押さえ14の後端面)との間に僅かな隙間(例えば0.03mm程度)があけられるようになっている。
【0023】
また、前記案内部材10には工具ホルダ3の軸方向と平行に挿通穴10bがあけられ、該挿通穴10bには案内部材10の先端側に突き出した円形をした大径の頭部18aを有するボルト状の回り止め部材18が軸方向に摺動自在に挿入されている。該回り止め部材18の後端側に二重のロックナット19がねじ込まれており、このロックナット19と前記案内部材10の後端面との間に座金を介して圧縮ばね20が装着されている。
【0024】
そして、回り止め部材18は、常時(工具ホルダが主軸から取り外されたとき)は、前記圧縮ばね20により付勢されて後端側(他方)へ移動し、前記頭部18aが前記工具ホルダ部7のフランジ7bの外周に形成した円弧状の係合凹所(係合部)7gに係合され、案内部材10に対し工具ホルダ3の周方向における相対回転を阻止して両者の周方向の関係位置が一定に保持され、また、工具ホルダ3が主軸2に装着されたときは、後端が主軸ヘッド本体1に固定した受け金21に当接されて軸方向の前方(一方)(図1で左方)へ移動し、前記頭部18aが前記工具ホルダ部7のフランジ7bの係合凹所7gから離脱されて前記係合が解除されることにより、案内部材10に対する工具ホルダ3の相対回転が許容され、主軸2の回転による切削工具8の回転位相の移動が許容されるようになっている。
なお、受け金21を設ける代わりに、主軸ヘッド本体1の対応位置に直接に回り止め部材18との当接面を形成してもよい。
【0025】
図中22は、各位置決めブロック17の近傍位置において主軸ヘッド本体1に取り付けられている清掃流体噴射ノズル(防塵手段)であり、先端開口が各位置決めブロック17の調整ボルト15の先端部との当接面に向けられており、図示しない清掃流体供給源から供給されるエアー等が前記当接面に噴射されて、調整ボルト15の先端部や前記当接面に付着している切粉や塵埃が除去されるようになっている。
また、23は工具ホルダ3の切削工具8の切刃8aにクーラントを供給するクーラント噴射ノズルであり、主軸ヘッド本体1の前面に、主軸2の周方向に適宜間隔をあけて複数個取り付けられている。
【0026】
次に、上記のように構成された工具ホルダ装置Aの作用について説明する。
マシニングセンターによってワークに内径キー溝、角穴、セレーション、歯車等をスロッティング加工により形成する場合には、工具交換装置の工具グリッパGで工具ホルダ3のフランジ5aが把持され、工具ホルダ装置Aが工具貯蔵装置から取り出されて主軸の位置まで搬送され、工具ホルダ3のシャンク部5のテーパ軸部4が主軸2のテーパ穴に装着されると共に、工具ホルダ3のフランジ5aのキー溝5cが主軸2に固定したキー2aに係合される。
【0027】
このとき、案内部材10に取り付けられている調整ボルト15と回り止め部材18の、工具ホルダ3の周方向における位置が、それぞれ、主軸ヘッド本体1に固定されている位置決めブロック17と受け金21の位置と一致し、回り止め部材18は、その後端が受け金21に当接して軸方向の前方へ移動させられるので、その頭部18aが工具ホルダ部7のフランジ7bの係合凹所7gから離脱し、案内部材10に対し工具ホルダ3が相対回転し得るようになる。
【0028】
そして、主軸2内のクランプ機構が働いてドローボルト5dを介して工具ホルダ3が後方へ牽引されると、調整ボルト15の後端部のテーパ部15aが主軸ヘッド本体1に固定した位置決めブロック17のテーパ溝17bに嵌合され、案内部材10が主軸ヘッド本体1に対して主軸2の軸方向と周方向に位置決め固定されると共に、このようにして主軸ヘッド本体1に固定された案内部材10と後方へ牽引される工具ホルダ3のフランジ7bとにより軸受11に予圧が付加され、前記工具ホルダ3に装着されたリテーナ12との間に僅少な隙間があけられる。なお、調整ボルト15のテーパ部15aが位置決めブロック17のテーパ溝17bに嵌合されるときには、防塵手段が作動してテーパ溝17bのテーパ部15aとの当接面に対して、各清掃流体噴射ノズル22からエアー等が噴射され、該当接面とテーパ部15aに付着されている切粉や塵埃が除去されて、調整ボルト15の位置決めが正確になされる。
【0029】
このようにして、前記工具ホルダ3が主軸2に装着され、案内部材10の主軸ヘッド1に対する位置決め、固定が終了すると、主軸ヘッド本体1が主軸2の軸方向に往復駆動されて、主軸2とワークとの間に往復運動(スロッティング運動)が行われると共に、各往復運動に連係させた主軸2の周方向への回転位相の移動が行われる。これによって、工具ホルダ部7の先端部に固定した切削工具8の刃先8aに、スロッティング運動と回転位相の移動とによる切削動作が与えられ、ワークに対し、回転工具の3軸方向への送りによる切削動作では加工ができないキー溝、角穴、セレーション、歯車等のスロッティング加工が行われる。
【0030】
上記スロッティング加工が終了すると、主軸2が所定の回転角度位置に停止された後、主軸2内のクランプ機構が工具ホルダ3のドローボルト5dを解放する。その後、工具交換装置の工具グリッパGが工具ホルダ3のフランジ部5aを把握して工具ホルダ3を主軸2から取り外す。その際、工具ホルダ3が主軸3から引き抜かれる動作に伴って、回り止め部材18が圧縮ばね20の付勢力により後方へ(主軸側へ)移動されるので、回り止め部材18の頭部18aが工具ホルダ部7のフランジ7bの係合凹所7gに係合し、案内部材10に対する工具ホルダ3の相対回転を阻止し、両者の工具ホルダ3の周方向における一定の関係位置が保持される。主軸3から取り外された工具ホルダ3は、上記関係位置を保持した状態で工具グリッパGにより工具貯蔵装置まで搬送されてそこに格納される。
【0031】
上記切削工具8のスロッティング運動による切削加工においては、切削工具8にかかる切削反力が工具ホルダ3に主軸の軸方向に向けて作用するが、前記の通り、軸受11には工具ホルダ3の主軸2への装着時に予圧が付加され、リテーナ12と案内部材10の後端面との間に僅少な隙間があけられた状態になっているので、前記切削反力は、工具ホルダ部7のフランジ部7bから軸受11を経て案内部材10にかかり、さらに、調整ボルト15を通して主軸ヘッド本体1に確実に支持される。
【0032】
したがって、工具ホルダ3のシャンク部5には切削反力がかからないので、工具ホルダ3をシャンク部5を介して支持する主軸2に対し切削反力にもとづく軸方向のスラストが生じることがなく、主軸2を支持する主軸受にスロッティング加工に伴う過大なスラストの負荷がかかることもない。なお、前記軸受11は、予圧が与えられて案内部材10に対する工具ホルダ3の支持剛性を高めて切削工具による切削反力を主軸ヘッド本体1に伝達する作用を担っているが、その予圧の大きさは、調整ボルト15の案内部材10に対するねじ込み量を調節し、調整ボルト15の後端部の案内部材10から後方(主軸ヘッド1側)への突き出し長さを調整することにより、適宜に調整することができる。
【0033】
このように、前記工具ホルダ装置Aを使用すれば、切削工具8aによる切削反力が主軸2に伝達されないで主軸ヘッド本体1で受けられるので、スロッティング加工を予定していない主軸受構造の主軸を有する汎用のマシニングセンタにおいても、切削工具の刃先に大きな変位や振動等が発生するといった問題を起こすことなく、スロッティング加工を高精度に、かつ、安全、容易に実施することができる。
そして、前記工具ホルダ装置Aは、支持部材15と回り止め部材18とを取り付けた平板状の案内部材10に、工具ホルダ3を軸受11を介して支持したものであるので、構造が簡単で部品点数も少なく、小型、軽量に構成されて取り扱いが容易である。
【0034】
なお、前記実施の形態においては、工具ホルダ3は、シャンク部5の前端に工具ホルダ部7をボルト6で一体に結合された2つの部材で構成されているので、各構成部品の加工、組立が容易にできると共に、装置を小型に形成できて好ましいが、これに限らず、シャンク部5と工具ホルダ部7とが一体物として結合された1つの部材で構成したものでもよい。
また、工具ホルダ3は、そのシャンク部5が軸受11を介して案内部材10に支持されているが、これに限らず、工具ホルダ部7に軸受11を装着する軸部を設けて、その軸部が軸受11を介して案内部材10に支持されるようにしてもよい。
【0035】
また、前記実施の形態においては、調整ボルト15が案内部材10に取り付けられ、位置決めブロック17が主軸ヘッド本体1に固定されているので、工具ホルダ3が主軸2から取り外されたときに、突出物が主軸ヘッド本体1の前面に残って作業や装置の動作の邪魔になったり、調整ボルト15が損傷するおそれもなくて好ましいが、これに代えて、調整ボルト15を主軸ヘッド本体1に取り付け、位置決めブロック17を案内部材10に固定するようにしてもよい。位置決めブロック17の個数も前記実施形態におけるように3個に限る必要はなく、他の任意の個数であってもよい。
【0036】
また、前記実施の形態では、防塵手段を、前記位置決めブロック17の近傍に設けた清掃流体噴射ノズル22から位置決めブロック17の調整ボルト15との当接面にエアー等を吹き付けるものとして構成したが、これに限らず、位置決めブロック17の調整ボルト15の先端部との当接面に流体噴射孔を設けて、清掃流体源から供給されるエアー等を前記噴射孔から噴射させて前記当接面を清掃するものとしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の優れた効果を奏する。
請求項1に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、切削工具から工具ホルダ部に作用する主軸の軸方向における切削反力を、予圧を付加されて剛性を高められた軸受を介して案内部材から主軸ヘッド本体で受けることができるので、切削反力が主軸に直接に作用することがなく、汎用のマシニングセンタにおける主軸受構造であっても、何ら支障なく、スロッティング加工に使用することができる。
また、支持部材により主軸ヘッド本体に支持した案内部材に、予圧によって剛性を高めた軸受を介して工具ホルダを支持することができるので、工具ホルダの回転支持剛性が高められ、切削工具の回転位相の移動を正確に行わせることができて、加工精度を向上させることができる。
したがって、内径キー溝、角穴、セレーション、歯車等の形削りが必要な部品加工が、専用設備がなくても、汎用のマシニングセンタを使用する加工工程の中で容易に実現することができる。
しかも、工具ホルダ装置は、構成が簡単で小型、軽量であって、取り扱いが容易であると共に、Z軸方向の寸法が小さいので、マシニングセンタの主軸ヘッドの移動ストロークを有効に使用することができる。
【0038】
請求項2に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、工具ホルダが主軸に装着されて主軸の軸方向に牽引されたとき、案内部材に工具ホルダを支持する軸受に対し予圧の付加を確実に行うことができると共に、工具ホルダが主軸から取り外されたとき、案内部材に対する工具ホルダの軸方向への離脱を確実に防止することができる。
【0039】
請求項3に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、工具ホルダを主軸から取り外したとき、支持部材が主軸ヘッド本体から分離されるので、工具ホルダ装置を使用しないとき、主軸ヘッド本体の前面に支持部材による突出物が存在しなくなり、作業や装置の動作の邪魔になったり、支持部材が損傷することを防止することができる。
【0040】
請求項4に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、支持部材の後端部の案内部材からの突き出し長さを調整して、案内部材と主軸ヘッド本体との距離を調節することにより、案内部材に工具ホルダを支持する軸受に対する予圧の大きさを適切に設定することができる。
請求項5に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、複数個の支持部材により案内部材が強固に支持されので、案内部材による工具ホルダの支持剛性を偏りをなくして確実に高めることができる。
【0041】
請求項6に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、案内部材の主軸ヘッド本体に対する支持位置を正確に位置決めすることができ、予圧を付加された軸受により案内部材に支持された工具ホルダに対し、回転位相を移動する動作を円滑に、かつ、高精度に行わせることができる。
【0042】
請求項7に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、工具ホルダの主軸への装着、取り外し動作に従って回り止め部材が工具ホルダとの係合およびその解除を円滑に行うことができ、切削加工時における工具ホルダの案内部材に対する回転位相の移動を許容し、工具ホルダを主軸から取り外したとき、案内部材に対する工具ホルダの周方向における一定の関係位置を確実に保持することができる。
【0043】
請求項8に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、回り止め部材の工具ホルダ部における係合凹所に対する係合、離脱動作を円滑に行うことができると共に、構成が簡単で容易に実施することができる。
請求項9に係るマシニングセンタの工具ホルダ装置によれば、工具ホルダが主軸に装着されて支持部材のテーパ部が主軸ヘッド本体の位置決め部に係合するとき、それらの当接面を防塵手段によりエアー等を吹き付けて清掃することができるので、支持部材による案内部材の主軸ヘッドに対する位置決めを正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるマシニングセンタの工具ホルダ装置の縦断面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】図3のイ矢視図である。
【符号の説明】
1 主軸ヘッド本体 2 主軸
3 工具ホルダ 5 シャンク部
7 工具ホルダ部 7b フランジ
7g 係合凹所 8 切削工具
10 案内部材 11 軸受
12 リテーナ 15 調整ボルト(支持部材)
17 位置決めブロック(位置決め部) 18 周り止め部材
22 清掃流体噴射ノズル(防塵手段) A 工具ホルダ装置
Claims (9)
- 先端部に切削工具が取り付けられ、後端部が主軸ヘッド本体に主軸受により回転自在に支持された主軸に装着される工具ホルダと、中心部の軸穴に装着したスラスト荷重を支持可能な軸受に前記工具ホルダの先端側を嵌合させ、前記軸受により工具ホルダを相対回転自在に支持する案内部材と、前記工具ホルダが主軸に装着されたとき前記案内部材を前記主軸ヘッド本体に主軸の軸方向と周方向に位置決め固定する支持部材とを備えたマシニングセンタの工具ホルダ装置において、
前記工具ホルダは、切削工具が取り付けれた工具ホルダ部と、前記主軸に装着されるシャンク部とが一体に結合されると共に、前記案内部材の後端面と前記軸受の先端面に当接されて前記案内部材に対する主軸の軸方向への自由な相対移動が阻止されており、前記シャンク部が主軸に装着されて主軸内のクランク機構で主軸の軸方向の後方へ牽引されたとき、前記支持部材により主軸ヘッド本体に対して固定された案内部材に装着した前記軸受の先端面が、該先端面に当接された工具ホルダの当接部を介して前記軸方向の後方へ押圧されることにより、前記軸受に予圧が付与されるように構成されていることを特徴とするマシニングセンタの工具ホルダ装置。 - 前記工具ホルダは、シャンク部の先端部に工具ホルダ部が締結部材により着脱可能にして一体に結合されてなり、前記案内部材は、前記シャンク部の先端側に装着され、先端側が前記軸受を介して工具ホルダ部に当接され、後端側がシャンク部に設けたリテーナに当接されて、工具ホルダに対する主軸の軸方向への移動が規制されていると共に、前記軸受に予圧が付与されたときに、前記リテーナと案内部材との間に隙間が形成されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
- 前記支持部材は、前記案内部材に取り付けられており、前記工具ホルダが主軸に装着されたとき後端部が主軸ヘッド本体に当接されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
- 前記支持部材は、主軸ヘッド本体に当接する後端部の、主軸の軸方向における案内部材からの突き出し長さが調整可能になっていることを特徴とする請求項3に記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
- 前記支持部材は、工具ホルダまたは主軸の軸心の回りに適宜間隔をあけて複数個配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
- 前記支持部材は、後端側にテーパ部が設けられており、工具ホルダが主軸に装着されたとき、主軸ヘッド本体に設けられた位置決め部に前記テーパ部が係合して、前記案内部材の主軸の軸方向および周方向における位置決めが行われるように構成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
- 前記案内部材には、工具ホルダと案内部材との周方向における相対回転を阻止する回り止め部材が支持されており、工具ホルダが主軸に装着されたとき、回り止め部材が主軸ヘッド本体に当接されて一方に移動され、前記工具ホルダの係合部との係合を解除されて前記相対回転が許容され、また、工具ホルダが主軸から取り外されたとき、前記回り止め部材がばねの付勢力により他方に移動され、前記係合部と係合して前記相対回転が阻止されるようになっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
- 前記回り止め部材は、大径の円形頭部を有する棒状部材からなり、該頭部を前記案内部材から工具ホルダ部側に突き出し、工具ホルダの軸方向に移動自在に案内部材に支持されており、前記工具ホルダの係合部は、前記工具ホルダ部の外周部に形成した円弧状の係合凹所からなり、該係合凹所に対し前記回り止め部材の頭部の係合およびその解除が行われるようになっていることを特徴とする請求項7に記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
- 前記主軸ヘッドに設けられた位置決め部には、前記支持部材のテーパ部が係合する当接面を清掃する防塵手段が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のマシニングセンタの工具ホルダ装置。
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