JP3586852B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪に対し、優れた光沢を与え、なめらかな感触を付与しながら、かつ毛髪の枝毛部分を接着させ、修復させることができる毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、毛髪の枝毛部分をコートする目的として、毛髪化粧料にジメチルシリコーンガム、ビニルピロリドン系ポリマー、アクリル酸系ポリマー、多糖類、ポリペプチド等が配合されている。また最近では、ポリシロキサン−オキシアルキレン共重合体の一種と、シリコーン誘導体とを併用した毛髪化粧料が、感触が良好で、枝毛部分の接着に優れているという報告がなされている(特開平6−157247号公報)。しかしながら、これらの方法では、感触は良好であるものの、枝毛部分の接着(修復)効果および毛髪のつやの点ではいまだ不完全であった。また、他の高分子化合物を配合した場合には、、接着(修復)効果はあるものの、一度はがれてしまうと、その効果は再現できないばかりでなく、きしみ、パサつき、ゴワつき等の感触面での問題が多く、しかも、フレーキング等、外観上の問題もあった。
一方、アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンについて言えば、特開昭58−210005号公報によるとm+nが1から2,000のアミノ基およびアンモニウム基を有するシリコーンを毛髪化粧料に配合することは既に知られている。しかしながら、これらのシリコーンは油状のものであり、枝毛部分の接着(修復)効果は不十分なものであった。
従って、これらの問題点を解決し、枝毛部分を効率良く接着することができると共に、毛髪につやを与え、毛髪の良好な感触を付与する毛髪化粧料が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った結果、低級アルコールと、水と、油分と、アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンとを特定のポリエーテル変性シリコーンで乳化したならば、上記した毛髪化粧料が得られることを見い出し、本発明を完成した。
【0004】
すなわち、本発明は、(A)下記一般式(1)で表されるアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンの一種または二種以上と、(B)低級アルコールと、(C)水と、(D)下記一般式(2)で表されるポリエーテル変性シリコーンの一種または二種以上と、(E)油分とを含有し、低級アルコールを水の3〜30倍量(重量比)含有することを特徴とする低級アルコール中油型(以下、アルコール中油型と称する。)の毛髪化粧料である。
【0005】
【化3】
【0006】
[式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表し、R2はR3と同一またはメチル基または水酸基を表す。R3は式R4Z{R4は3から6の炭素原子を有するアルキレン基を表し、Zは−NR5 2、−N+R5 3A−、−NR5(CH2)aNR5 2、−NR5(CH2)aN+R5 3A−および−NR5(CH2)aN(R5)C=O(R6)(R5は水素または1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、R6は1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、Aは塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表し、aは2から6の整数である。)からなる群から選ばれる1価の基を表す。}で表されるアミノ基またはアンモニウム基を有する置換基を表し、mおよびnはそれぞれ正の整数で、m+nは3,000〜20,000の整数を表し、n/mは1/500〜1/10,000である。]
【0007】
【化4】
【0008】
[式中、Aはメチル基、フェニル基および一般式:−C3H6O(C2H4O)a(C3H6O)bR’(式中、R’は水素原子、アシル基および炭素数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基であり、またaは5〜50の整数であり、bは5〜50の整数である。)で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、Rはメチル基またはフェニル基であり、xは200〜600の整数であり、yは1〜40の整数である。ただし分子中に少なくとも1個はポリオキシアルキレン基を有する。]
【0009】
ここで、アルコール中油型とは、油を含有した内相と、水と低級アルコールを含有した外相とから成り、外相中において、水の量に対して圧倒的に低級アルコールが多い系を指し、具体的には、水に対して低級アルコールが大過剰、特に3倍以上存在する系を指す。
【0010】
本発明にかかる毛髪化粧料は、前記一般式(2)で示されるポリエーテル変性シリコーンの1種または2種以上を用いたアルコール中油型毛髪化粧料である。このアルコール中油型毛髪化粧料は、従来の乳化とは全く異なり、親水性非イオン界面活性剤を用いず、むしろ水と接触するとゲル化するポリエーテル変性シリコーンを唯一の乳化剤として、高アルコール濃度中でアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンを乳化した、全く新しいアルコール中油型毛髪化粧料である。
【0011】
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明で用いられる上記一般式(1)で表されるアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンは、m+nが3,000〜20,000であり、好ましくは、4,000〜11,000である。3,000未満だと油状で、毛髪損傷防止効果が不十分であり、20,000を超えるとシリコーン油等の他の原料に溶解しにくくなり、化粧料あるいは洗浄剤に配合することが難しい。
【0012】
また、一般式(1)で表されるアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンのn/mは1/500〜1/10,000であり、より好ましくは1/500〜1/3,000である。1/500を超えるとシリコーン中のアミノ基またはアンモニウム基の含有率が高くなり、製造時に架橋反応等が起きたり、また原料臭の点からも好ましくない。1/10,000未満では、毛髪に対する相互作用が不十分となり、毛髪損傷防止効果の持続性が悪くなる。
【0013】
アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンは、一般のアミノ変性またはアンモニウム変性シリコーンと同じ製造法で作ることができる。例えばγ−アミノプロピルメチルジエトキシシランと環状ジメチルポリシロキサンとヘキサメチルジシロキサンとをアルカリ触媒下に重縮合反応させることによって作ることができる。
【0014】
本発明におけるアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンの配合量は、毛髪用化粧料総重量当たり0.1〜20.0重量%、好ましくは0.2〜8.0重量%である。0.1重量%未満では十分な効果が得られず、逆に20.0重量%を超えるとアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンの油に対する溶解性が悪くなり、本発明のアルコール中油型の毛髪化粧料が得られない。
【0015】
本発明のアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンは液状油に溶解した状態で用いられる。この場合、前もって液状の油に溶解して配合することが好ましい。もちろん、毛髪化粧料中に別々に配合して系中で溶解させてもよい。液状油としては、鎖状シリコーンや環状シリコーンまたはイソパラフィン系炭化水素等が好ましいものとして挙げることができる。
上記鎖状シリコーンは次の一般式で示すことができる。
【0016】
【化5】
【0017】
(式中、mは0〜650の整数を表す。)
このような鎖状シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン(粘度0.65〜100cst/25℃)等が挙げられる。
また、環状シリコーンは次の一般式で示される。
【0018】
【化6】
【0019】
(式中、pは3〜7の整数を表す。)
【0020】
これらの化合物の具体例としては、次の一般名で称されている、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンおよびテトラデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。
【0021】
イソパラフィン系炭化水素としては、常圧における沸点が60〜260℃の範囲にあるイソパラフィン系炭化水素を挙げることができ、例えば、エクソン社製のアイソパーA(登録商標)、同C、同D、同E、同G、同H、同K、同L、同M、シェル社のシェルゾール71(登録商標)、フィリップ社のソルトール100(登録商標)あるいは同130、同220等を挙げることができる。
【0022】
本発明に用いられる油分は、上記したような液状油の他、流動パラフィン、スクワラン、ラノリン誘導体、高級アルコール、各種エステル油、アボガド油、パーム油、牛脂、ホホバ油、ポリアルキレングリコールポリエーテル及びそのカルボン酸オリゴエステル化合物、テルペン系炭化水素油等の油分が例示される。これらの油分はアミノ変性又はアンモニウム変性高分子シリコーンの溶解性の点から上記液状油分と混合して用いるのが好ましい。
【0023】
上記内相を形成する油分は、任意の一種または二種以上を用いることができ、合計の配合量がアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンに対して1〜50倍(重量)が好ましく、毛髪化粧料組成物全量中の5.0〜80.0重量%となるように選ぶことが好ましい。また洗浄剤として用いる時には5.0〜20.0重量%が好ましい。
【0024】
本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンは一般式(2)で示されるポリオキシアルキレン基を有するオルガノポリシロキサンであり、特開平5−311076号公報に開示されている乳化剤である。
【0025】
R’のアシル基として具体的には、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、アクリロイル基、ベンゾイル基、トルオイル基等が例示され、炭素数1〜4のアルキル基として具体的には、メチル基、エチル基、i−プロピル基、n−プロピル基、t−ブチル基、n−ブチル基等が例示される。
【0026】
なお、ポリオキシアルキレン基において、aまたはbが5未満である場合には、ポリエーテル変性シリコーンが十分な界面活性効果を示さなくなり、またaまたはbが50を超える場合には、得られた毛髪化粧料がべとつき感を有するようになる。
【0027】
ポリオキシアルキレン基の分子中での含有量は特に限定されないが、ポリオキシアルキレン基の含有量が全分子量中20重量%を超え、50重量%以下のものが望ましい。これは、ポリオキシアルキレン基の含有量が全分子量中20重量%以下の場合には、ポリエーテル変性シリコーンの増粘効果が著しく低下し、50重量%を超えるとべたつきを生じるためである。
【0028】
また、xは50〜1000の整数であり、yは1〜40の整数であり、好ましくは、xは200〜600、yは5〜20である。これは、xが50未満であり、yが1未満である場合には、乳化安定性に乏しく、またxが1000を超え、かつyが40を超える場合には、得られた毛髪化粧料がべとつき感を有するようになるからである。
【0029】
本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンの分子量は特に限定されず、またその25℃における粘度は特に限定されないが、特に安定性のあるエマルジョンを形成し、さらさら感を有する毛髪化粧料とするためには、本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンは、オクタメチルテトラシロキサンまたはイソパラフィンの50重量%溶液とした時の粘度が1,000〜100,000cpsの範囲となるようなものであることが好ましい。また分子量は、安定性、使用性の面から50000以上、好ましくは50000〜80000の範囲が好ましい。
【0030】
また、本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンの配合量は特に限定されないが、好ましくは1.0重量%以上であり、より好ましくは3.0重量%以上である。また、好ましくは30.0重量%以下、より好ましくは20.0重量%以下である。これは本発明の毛髪化粧料において、ポリエーテル変性シリコーンの配合量が1.0重量%未満であると、安定な乳化が難しく、また、30.0重量%を超えると毛髪化粧料がべたつき感を有するようになるためである。
【0031】
本発明に用いられる低級アルコールの種類は特に限定されないが、メタノールまたはエタノールが好ましく、安全性の面を考慮すれば特にエタノールが好ましい。なお、i−プロパノール、n−プロパノール、t−ブタノール、s−ブタノール等は疎水性が強すぎて乳化し難いため、エタノールと併用することが望ましい。
また、低級アルコールの配合量は、毛髪化粧料中の水の量に対し3倍量以上 (重量比),30倍量以下(重量比)であることが好ましい。低級アルコールの量が3倍未満であると、ポリエーテル変性シリコーンにより系全体がゲル化を起こし、粘度が上がって乳化しにくくなくなるためである。また、30倍を超えると、乳化粒子の安定性が悪くなることがある。
また低級アルコールの配合量は、20.0〜90.9重量%であり、従来技術ではアルコール高濃度でのアルコール中油型の乳化が困難であったことに照らし、低級アルコールの配合量が組成物中30重量%以上、特に50重量%以上の場合に特に本発明の重要性が理解される。
【0032】
また、本発明で用いられる水の配合量は3.0〜30.0重量%、好ましくは5.0〜20.0重量%である。
【0033】
本発明のアルコール中油型毛髪化粧料の調製方法は、特に工夫は要しないが、例えば、低級アルコールとポリエーテル変性シリコーンの混液の中に、アミノ変性又はアンモニウム変性高分子シリコーンをあらかじめ溶解した油相を添加し、乳化完了後、水相を添加して調製する。
本発明において、油分および低級アルコールは、乳化時に添加することができるが、乳化後に添加することもできる。また、その一部を乳化時に添加し、残部を乳化後に加えることも可能である。
【0034】
本発明の毛髪化粧料には上記の必須構成成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内で、さらにエチレングリコール,プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ソルビトール,ポリエチレングリコール等の水溶性多価アルコール、ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,ピロリドンカルボン酸塩等の保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、アクリル系樹脂,シリコーン樹脂,ポリビニルピロリドン等の樹脂類、大豆蛋白,ゼラチン,コラーゲン,絹フィブロイン,エラスチン等の蛋白または蛋白分解物、エチルパラベン,ブチルパラベン等の防腐剤、各種アミノ酸,ビオチン,パントテン酸誘導体等の賦活剤、γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、ビタミンE誘導体、ニコチン酸誘導体等の血行促進剤、硫黄,チアントール等の抗脂漏剤、テトラクロロジフルオロエタン等の希釈剤、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤、薬剤、香料、色剤等を必要に応じて適宜配合してもよい。
【0035】
本発明の毛髪化粧料は、たとえば一般整髪料、シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、セット剤、パーマネントウェーブ液およびマスカラ等の種々の毛髪化粧料として利用することができる。また、液化石油ガス等の噴射剤と共に用いてエアゾールタイプのものとしてもよい。
【0036】
【実施例】
以下、実施例および比較例により本発明をさらに詳細に説明する。本発明は、これらによって限定されるものではない。配合量は全て重量%である。以下の実施例において、ポリエーテル変性シリコーンは下記一般式(3)の構造式に基づくものである。
【0037】
【化7】
【0038】
(製法)
(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の一部、(5)と室温でホモミキサーで攪拌しながら(4)の残部を添加して乳化し、次いで、(6),(7),(8)を添加してアルコール中油型のヘアクリームを得た。
【0039】
(製法)
(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の一部、(7)と室温でホモミキサーで攪拌しながら(4)の残部を添加して乳化し、次いで、(5),(6)を添加してアルコール中油型のトリートメントミストを得た。
【0040】
(製法)
(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の一部、(7)と室温でホモミキサーで攪拌しながら(4)の残部を添加して乳化し、次いで、(5),(6),(8),(9),(10)を加えてアルコール中油型のトリートメントローションを得た。
【0041】
(製法)
(1)に(2),(3)を溶解し、(4),(5)の一部、(8)と共に室温でホモミキサーで攪拌しながら(5)の残部を添加して乳化し、アルコール中油型乳化物を得る。次いで、(6),(7)と混合してなる溶液をエアゾール容器に入れて、弁を取り付けたのちに(9)を充填してヘアスプレーを得た。
【0042】
(製法)
(6)〜(9)を混合攪拌し、次いで室温でホモミキサーで攪拌しながら、(1)〜(5)の混合物を添加してアルコール中油型の原液を得る。この原液を缶に詰め、弁をし、(10)を充填しエアゾールスプレーを得た。
【0043】
(製法)
(1)に(6)を溶解し、(3)、(7)、(8)の一部、(5)と室温で攪拌しながら(8)の残部を添加して乳化し、アルコール中油型乳化物を得、(2)、(4)、(9)、(10)を加えてリンスを得た。
【0044】
(製法)
(1)、(2)に(9)を溶解し、(3)、(4)の一部、(7)と室温でホモミキサーで攪拌しながら(4)の残部を添加して乳化し、アルコール中油型乳化物を得、(5)、(6)、 (8)を加えてスタイリングミストを得た。
【0045】
(製法)
(4)に(5)を溶解し、(2),(7)を加えて乳化する(乳化パーツ)。(11)に(1),(3)を加えて均一に溶解したのち、(6),(8)〜(10)を加えて得た混合物に、乳化パーツを混合し、トリートメントヘアクリームを得た。
【0046】
(製法)
(1)に(2)を溶解し、(3),(4),(5),(6)の一部の混合物に加えて乳化し、(6)の残部、(7),(8)を混合してトリートメントミストを得た。
【0047】
(製法)
(1)に(2)を溶解し、(3),(4)を添加して乳化し、(5),(6),(7),(8)と混合してトリートメントローションを得た。
【0048】
(製法)
(1)に(2),(3)を溶解し、エアゾール容器に入れる。次いで、(4)をエアゾール容器に入れ、弁を取り付けたのちに(5)を充填してトリートメントヘアスプレーを得た。
【0049】
実施例1〜7、比較例1〜4を以下の方法により評価した。その結果を表1に示す。評価方法は次のとおりである。
【0050】
[評価方法]
日本人女性枝毛毛髪30cm/5gを束にし、シャンプーした後、試料を毛髪に約5g直接塗布した後かるくすすぐ。その後、ブラシ付ドライヤーで乾燥するまでブラッシングした。
【0051】
接着効果(枝毛修復効果):
ブラシを10回通した後の剥離程度より評価を行った。
◎:接着していてはがれない。
○:接着しているが、わずかにはがれる。
△:接着しているが、ほとんどはがれる。
×:接着していない。
【0052】
感触:
◎:総合的に非常に良い感触である。
○:総合的に良い感触である。
△:総合的にあまり良くない感触である。
×:総合的に非常に悪い感触である。
【0053】
つや:
◎:非常につやがある。
○:つやがある。
△:少しつやがある。
×:全くつやがない。
【0054】
【表1】
【0055】
表1の結果から明らかなように、本発明の毛髪化粧料は、枝毛修復効果に優れ、しかも感触がよく、つやの点でも優れたものであった。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の毛髪化粧料は、毛髪に対して優れた光沢を与え、なめらかな感触を付与しながら、かつ毛髪の枝毛部分を接着させ、修復させることができるものである。
Claims (2)
- (A)下記一般式(1)で表されるアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンの一種または二種以上と、(B)低級アルコールと、(C)水と、(D)下記一般式(2)で表されるポリエーテル変性シリコーンの一種または二種以上と、(E)油分とを含有し、低級アルコールを水の3〜30倍量(重量比)含有することを特徴とする低級アルコール中油型の毛髪化粧料。
- 低級アルコールを毛髪化粧料全量中、20.0〜90.9重量%含有する請求項1記載の毛髪化粧料。
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