JP3584524B2 - リード線接続端子板 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主としてスピーカのボイスコイルに信号電流を供給するためのリード線を接続する入力端子の端子板の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スピーカに信号電流を供給する入力部分は、周知のごとく端子基板に取り付けられた端子板と、スピーカのボイスコイルとがリード線(通称錦糸線と呼称する可撓性を有する網線)で連結された構造となっている。
この様な入力部分のリード線先端部と端子板とは半田付けされるが、リード線の長さはスピーカの振動系の振動を妨げないよう、又、余計な共振を生じて雑音を発生することがないように適当な長さと形状を付与されなければならず、その半田付けは熟練と手数を必要とする作業であった。
【0003】
従来のスピーカの入力端子に使用される端子板は、半田付け作業中、リード線と端子板との位置関係を保持しておく必要から、その構造を図5に示すように端子基板6との結合部を有する金属板からなる基体9に、リード線5を挿通して保持する挿通切欠部7と、当該挿通切欠部7から離れた位置に前記リード線5の端部を押圧保持する切起し片8が形成された構造を有する。当該端子板にリード線5を接続するには同図並びに図6にその接続部の断面を示すように、リード線5を挿通切欠部7に挿通して基体9の表面に添わせて切起し片8の方に導き、リード線5の先端部を切起し片8の裏面に挟むようにして挿通しリード線5を端子板上に保持する。次いでその状態でリード線5と基体9とを半田10を使用して半田付けする。尚、同図並びに実施例が示されている図1には入力端子部分が取り付けられているスピーカのフレームやリード線の他端に接続されるボイスコイル等の部分は記載が省略されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様な端子板とリード線の接続構造では基体9が平坦であるため半田ゴテの当て方がずれたりして半田が拡散してしまって安定した半田付け作業が困難であり、又、無理に曲げられたリード線5との間に隙間ができて半田付けが不完全となったり、スピーカが長時間に亘って動作した場合に切欠部7の部位のような急な屈曲部において損傷すると言う問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、この様な従来のリード線接続端子板が有していた課題を解決するために、端子板の形状に工夫を加え、リード線に無理な屈曲を与える事なく端子板上の位置を安定させ、半田付け作業を完全に、且つ容易にして生産性の向上とを計ると共に、リード線の無理な屈曲を排して寿命の短縮を防ぎ、スピーカの品質を高めることを目的とするリード線接続端子板を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るリード線接続端子板の構成を、実施例を示す図1乃至図3を用いて説明すると、本発明は、
金属の薄板からなり、リード線5の挿入穴1と、当該挿入穴1に続いて形成され且つ挿入穴1側が深くなるように曲面Rをなしている凹溝2と、当該凹溝2の前記挿入穴1とは反対側に形成された切欠部3と、前記リード線5を押さえて保持するために当該切欠部3を隔てて形成された突起4とを有する事を特徴とするリード線接続端子板である
【0007】
【作用】
本発明のリード線接続端子板は、この様な構造としたものであるから、スピーカ組み立て作業に於いて、スピーカのボイスコイル(図示省略)に接続されたリード線5を下から挿入穴1に挿通し、凹溝2の凹面内を曲面Rに添わせて載置し、先端部を切欠部3を通して突起4の裏面に引き出し、しかる後半田付けする事で、半田ゴテの先端は凹溝2にガイドされて所定位置から外れることもなく、又、リード線5は端子板上にスピーカの機能上要求される所定の形状を保って安定に支持された状態で半田付け作業が実施される。
【0008】
又、半田付け作業は上記凹溝2の凹面内で行われるので、半田10はリード線5と凹溝2内面の範囲に止まり、少量の半田で均一に且つ余分な部位に拡散すること無く確実に半田付けされる。
【0009】
更に曲面Rの作用でリード線5は自然な形状で曲げられ、無理な屈曲部がないのでスピーカ振動系の振動により繰り返し応力が加わっても断線するようなことはない。
【0010】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図中、図1乃至図3は第1実施例で、図1は端子基板6にリード線接続端子板を取り付けた状態の斜視図を示し、図2は凹溝2に添った方向の側断面図であり、図3はリード線5を接続した状態の同方向の側断面図である。
【0011】
図1、図2に於いて、リード線接続端子板の基体9は薄い金属板からなり、当該基体9にリード線5の挿入穴1が穿設され、当該挿入穴1に続いて凹溝2がリード線5引き出し方向に添って形成されている。凹溝2は挿入穴1側が深くなるように曲面Rをなしている。
【0012】
次いで当該凹溝2の前記挿入穴1とは反対側に切欠部3が形成され、当該切欠部3を隔ててリード線5を押さえて保持する突起4が形成されている。この突起4は同図ではリード線の挿入が容易なように心持ち上側に曲げられているが、平坦なままであっても本発明の端子板として十分機能する。
【0013】
本発明のリード線接続端子板へのリード線5の取り付け方は、前工程で予めリード線5を挿入穴1に挿通しておき、次ぎにリード線5を切欠部3を通して突起4に引っ掛けて引っ張ると、リード線5は凹溝2に入り込んでその位置で安定する。この状態で半田ゴテのコテ先を当てて糸半田を送り込むと、コテ先の位置が少々外れても半田が凹溝2に流れ込み安定した半田付けが可能となる。又、凹溝2の曲面Rの部位のリード線5がリード線接続端子板から離れる局部まで半田が流れ込み、両者の接続が完全に行われる。
【0014】
上記実施例では端子基板6は合成樹脂の成型品であるが、図4にコストダウンを目的として端子基板6をファイバー製とした他の応用例を示す。この他の応用例に於ける端子板の突出部11は増幅器などとの接続コードを接続する部分である。
【0015】
その他の変形例として挿入穴1の形状は図示した半円形以外にも丸穴、角穴等いずれの形状であってもよく、従来例の挿通切欠部のように一部にリード線が通過し得る切欠部が設けられていてもよい。
【0016】
以上、本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例の構造に限定されるものではなく、前記した特許請求の範囲に記載の構成要件を具備し、本発明にいう作用を呈して目的を達成し、以下に述べる効果を有する限りにおいて、適宜改変して実施し得るものである。
【0017】
【発明の効果】
上記で詳述した構造の本発明に係るリード線接続端子板は、以下に述べる効果を有する。
リード線をリード線接続端子板に接続するとき、当該リード線は凹溝の内側にスピーカの機能上要求される所定の形状を保って安定に保持される。従って半田付け作業において半田ゴテの先端は凹溝2に導かれて所定位置当接されるので容易に作業ができる。従って生産性が向上する。
【0018】
又、半田付け作業は上記凹溝2の凹面内で行われるので、半田10はリード線5と凹溝2内面の範囲に止まり、少量の半田で均一に且つ余分な部位に拡散すること無く確実に半田付けされる。従って高品質のスピーカを容易に生産する事ができる。
【0019】
更に曲面Rの作用でリード線5は自然な形状で曲げられ、無理な屈曲部がないのでスピーカ振動系の振動により繰り返し応力が加わっても断線するようなことはない。従ってスピーカは安定に動作し、且つ長寿命となる。
【0020】
以上のごとく、本発明のリード線接続端子板は、組み立て作業中にリード線を所定位置に保持し、半田付け作業中は半田ゴテに対する位置決め作用を呈し、更に溶融した半田が不要な部位に拡散することを防いで半田によるリード線の接続を完全な状態とすることによってスピーカの生産性を著しく高め、品質を向上させることができる上で、従来のものでは期待できない顕著な効果を有するに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明リード線接続端子板を使用したスピーカ入力端子部の実施例の斜視図。
【図2】本発明リード線接続端子板実施例の横断面図。
【図3】実施例に於いてリード線を接続した状態の横断面図。
【図4】本発明リード線接続端子板の他の応用例の斜視図。
【図5】従来例のスピーカ入力端子部の斜視図。
【図6】従来例に於いてリード線を接続した状態の横断面図。
【符号の説明】
1 挿入穴
2 凹溝
3 切欠部
4 突起
5 リード線
6 端子基板
7 従来例の挿通切欠部
8 切起し片
9 基体
10 半田
11 突出部

Claims (1)

  1. 金属の薄板からなり、リード線(5)の挿入穴(1)と、当該挿入穴(1)に続いて形成され且つ挿入穴(1)側が深くなるように曲面Rをなしている凹溝(2)と、当該凹溝(2)の前記挿入穴(1)とは反対側に形成された切欠部(3)と、前記リード線(5)を押さえて保持するために当該切欠部(3)を隔てて形成された突起(4)とを有する事を特徴とするリード線接続端子板。
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