JP3584222B2 - バルブの漏洩検知方法及び装置 - Google Patents

バルブの漏洩検知方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、バルブとくにバタフライバルブにおける漏れを検知する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バルブ、とくにバタフライバルブは、弁本体の内部に弁板を回動自在に付設して、弁板の回転により流体を流したり止めたりするものである。そのためにバタフライバルブは、弁本体の内側にシートリングと呼ばれるゴム製の円環が付設されており、シートリング内で弁板が弁軸を中心として回転可能とされ、弁板の回転によってシートリングの内腔が開いたり閉じたりするように構成されている。
【0003】
弁板がシートリングの内腔を閉じているときには、弁板の周縁がシートリングの内面に密接し、弁板がバルブ内を流れる流体を完全に閉止するように作られている。ところが、永年使用している間にシートリングが老化し、摩耗し又は侵蝕されて、弁板とシートリングとの間に隙間が生じて、バルブは流体漏れを生じるに至る。
【0004】
こうして起こる流体漏れは、配管の内部で起こるだけであるから、外部からは容易にこれを検知することができない。そのために流体漏れは、往々にして見過され、下流で不測の事態が発生して始めて判る、ということが多い。
【0005】
また、バルブでは弁板の開き度が外から判るように、バルブの外面に弁板の開き度を示す目盛が付されている。ところが、上述のようにバルブを永年使用している間にバルブが漏れを生じ、その結果、弁板の開き度が零と表示されていて本来弁板が閉止している筈の位置で、流体を止めることができず、零よりさらに開き度を小さくして始めて流体を止めることができるような事態を生じる。すなわち、開き度を示す目盛が狂うという事態を生じることがある。このようなときは開き度の目盛を修正する必要が生じる。
【0006】
上述の流体漏れや、開き度の目盛の狂いを実際に確かめるには、バルブを配管から取り出して、シートリングと弁板との接触状態を検査することが必要となる。ところが、バルブを配管から取り外すことは容易に行えることではない。なぜならば、バルブを外すには、操業を停止する必要があって生産効率の低下を招く上に、バルブが通常高所にあるため取り外しが困難であり、また、その後の取り付けも厄介なこととなるからである。
【0007】
そこで、上述のような事態になることを避けるために、バルブを定期的に点検することが行われている。すなわち、一定の期間を経過したとき、作業を停止し配管から、バルブを取り外して検査し、流体漏れを生じる可能性があれば取り替えることとしている。しかし、バルブは定期的点検の中間時期に不測の理由によって漏洩を生じることがあるから、バルブの漏れを検知することは必要である。そこで、バルブを外さないで、バルブの漏れを容易且つ確実に検知できる方法及び装置の出現が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上述のような要望に応じて生れたものである。すなわち、この発明はバルブを配管したままで、バルブにおける流体漏れを容易且つ確実に検知する方法と装置とを提供しようとして、なされたものである。それとともに、この発明は上述のような弁板の開き度を示す目盛の狂いをも容易且つ確実に修正する方法と装置とを提供しようとするものである。
【0009】
【課題解決のための手段】
この発明は、バルブ内における流体の漏洩を、バルブ内にある流体の温度変化によって検知しようとするものである。すなわち、この発明は、配管されたバルブを閉塞状態にした場合に、バルブ内に流体の漏洩があれば、バルブの上流側の配管から周囲温度とは異なる温度の流体を流すと、バルブの下流側の管内温度が変化することとなるので、下流側の管内温度を測定して、流体の漏洩を検知しようとするものである。
【0010】
とくにこの発明は、バルブを付設した当初に、バルブを閉止状態にしておいて、上流側から下流側へ周囲温度とは異なる温度の流体を流したとき、上流側と下流側との間で起こる温度差を予め測定しておいて、この温度差を標準温度差として記録しておき、これと通常使用状態においてバルブの閉止時に生じる上流側と下流側との間の温度差と比較して、バルブの漏れの程度を検知することを骨子とする。
【0011】
すなわち、この発明は配管されたバルブの両側に位置する管に外部への出力付き温度センサを付設し、バルブ閉止時の標準状態において、予め上記温度センサ間に生じた温度差を測定しておいてこれを標準温度差とし、通常の使用状態において、バルブ閉止時に上記温度センサ間に生じる温度差を測定してこれを通常温度差として記録し、通常温度差と標準温度差との差違によりバルブの漏洩を判断することを特徴とする、バルブの漏洩検知方法を提供するものである。
【0012】
また、この発明は、上に述べたバルブの漏洩検知方法において、バルブにバルブの弁板を開閉させるためのアクチュエータを付設し、通常の使用状態においてアクチュエータにより弁板の開き度を変えながら、温度センサ間に生じる温度差を測定してこれを通常温度差として記録し、通常温度差のうちの最値と標準温度差との差違により、バルブの漏洩を判断することを特徴とする、バルブの漏洩検知方法を提供するものである。
【0013】
さらに、この発明は、上述のようにして通常温度差が最値を示す弁板の位置を定め、このときのアクチュエータが示す弁板開き角度を基準として、開き角度の目盛のズレを修正する方法をも提供するものである。
【0014】
また、この発明は、バルブの漏洩検知装置をも提供するものである。その装置に関する発明は、配管されたバルブの両側に位置する管に付設された外部への出力付き温度センサと、この温度センサ間の温度差を測定し記録する測定記録手段と、基準状態においてバルブ閉止時に上記温度センサ間に現れた標準温度差を記録する記録手段と、上記測定記録手段に記録された通常使用時の温度差を上記の記録手段に記録された標準温度差と比較し、その差違を算出する算出手段と、算出した差違が予め設定された値を越えたとき、漏洩を知らせる警報手段とからなることを特徴とするものである。さらに、この発明では、警報手段からの信号により、バルブが閉じる方向へ弁板を予め設定された角度分だけ回転させる回転手段を備えたアクチュエータを、上記の検知装置に付設することもできる。
【0015】
【発明実施の形態】
この発明をその実施の一例について、図面に基づき説明すると、次のとおりである。図1は、この発明方法を示した概略図である。図2は、この発明方法の実施順序を示したフローチャートである。図3は、この発明方法において標準温度差を決定する順序を示したフローチャートである。図4は、バルブにアクチュエータを付設したときのこの発明方法の実施順序を示したフローチャートである。図5は、この発明においてバルブにアクチュエータを付設したとき、アクチュエータに付設される制御機構を示したブロック図である。
【0016】
図1において、1はバルブであり、2はバルブ1の弁板を回転させるための弁軸又はこれにアクチュエータの付設されたものである。3はバルブ1の上流側に付設された上流管であり、4はバルブ1の下流側に付設された下流管である。5は上流管3内にある流体の温度を測定するための外部への出力付き温度センサであり、6は下流管4内にある流体の温度を測定するための外部への出力付き温度センサである。
【0017】
この発明では、配管の当初、すなわちバルブ1を上流管3と下流管4とに接続した当初に、標準温度差を予め測定しておく。そのためには、図2に示したように、バルブ1を基準状態Aにおき、バルブの弁板を閉止Bして、標準温度差を予め決定Cしておく。それには、図3に示したように、周囲温度とは異なる温度の流体、例えば高温の流体を上流管3から流しC1して、一定時間経過後下流管4の温度センサ6により温度を測定C2し、温度センサ6が示す温度と温度センサ5が示す温度との温度差を算出C3し、これを標準温度差として記録手段7に記録C4しておく。
【0018】
その後は、上記の配管に流体を流して配管を必要な作業のために使用Dする。
【0019】
その間に、バルブ1内での流体漏れが問題となったとき、図2にEで示すようにバルブ1を閉止して、上流管3から周囲温度とは異なる温度、好ましくはさきに標準温度差を決定するときに用いた流体温度と同じ温度の流体を流し、下流管4側の温度センサ6の示す温度と、上流管3側の温度センサ5の示す温度との温度差を測定Fし、これを通常温度差Xとし、通常温度差Xと標準温度差Yとの相違を記録手段8によって算出し、これを記録する。
【0020】
次いで、記録手段8によって記録された温度差Xを、記録手段7に記録された標準温度差Yと比較手段9によって比較し、そこに差違があるとき漏洩があると判断する。そして、この差違が設定値Zを越えたとき(H)、バルブ1内で流体漏れがあったという警報Jを発する。これがこの発明方法である。
【0021】
次にバルブ1にアクチュエータを付設して、バルブ1の弁板を閉じたり開いたりし乍ら、バルブ1内の流体漏れを検知する方法について説明する。アクチュエータを付設したときの装置は、図1において符号2で示されている弁軸にアクチュエータが付加されている。
【0022】
アクチュエータが付設されたバルブは、図4のフローチャートに示したように時系列的に作動する。図4の場合の作動は、Cにおいて標準温度差を決定し、Dの通常使用状態とするまでは、図2と全く同じである。図4の場合の作動が図2と異なるのは、バルブ1における流体の漏洩が問題となったとき、K及びLに示したように、アクチュエータにより弁の開き度を変えて、各開き度における通常温度差を測定する点である。
【0023】
すなわち、図4では、アクチュエータを作動させて、弁板の開き度を変えながら、各開き度において、図2の場合と同様に上流管3から周囲温度とは異なる流体を流し、温度センサ5と6との出力から通常温度差を測定し、これを記録する。
【0024】
これら複数の通常温度差の中からMで示したように、温度差の最値を選ぶ。通常温度差が最となったときの弁板の位置は、実際には弁板がバルブを完全に閉じたときの弁板の位置である。従って、そのときの位置から、弁板の開き角度のズレを正確に検知することができる。
【0025】
次いで、通常温度差の最値をCで得た標準温度差と比較し、その間の差違を算出する。算出した結果に差違があれば、漏洩があると判断する。そして、この差違が設定値を越えたとき、漏洩があるとの警報を発するようにする。これがこの発明方法である。
【0026】
この発明に係るバルブの漏洩検知装置は、図1に示したように、配管されたバルブ1の両側に位置する上流管3と下流管4とにそれぞれ付設された外部への出力付き温度センサ5、6と、この温度センサ5、6の間の通常温度差を測定し、記録する記録手段8と、バルブの付設当初の基準状態においてバルブ閉止時に、温度センサ5、6の間に現れた標準温度差を記録する記録手段7と、測定記録手段8に記録された通常温度差と記録手段7に記録された標準温度差との相違を算出する算出手段9と、算出した差違が予め設定された数値を越えるとき警報を発する警報装置10とからなることを特徴とするものである。
【0027】
バルブにおいて、弁板を開閉するために弁軸にアクチュエータを付設したときには、この発明に係る装置は、図5に太線で示した枠内にあるような制御機構をアクチュエータに付設したものとなる。
【0028】
図5に示した制御機構は、バルブを設置した当初に、例えば試運転時や保全作業後の正常運転時に、外部から判定基準算出の指示を設定値入力回路eへ入力する。すると、入力された信号は、A/D変換器fによりアナログ信号からデジタル信号に変換されて判断回路gに入る。この信号により標準温度差の算出が開始され、まず弁板が閉止位置まで回動される。この回動は手で行うこともできるが、アクチュエータで行うこともできる。この状態で温度センサが検出する温度変動がA/D変換器nと温度判定回路dとを通って取り込まれ、一定時間不揮発メモリに記録される。
【0029】
こうして一定時間経過し、温度変動データの取り込みが終了すると、記録された温度変動データから温度判定回路において判定基準が算出される。このデータは生の温度変動データであってもよいが、平均値や標準偏差等を含んだ統計処理化されたものの方がよい。そして、判定基準が算出されると、これを不揮発メモリに記録してこれを標準温度差とする。この標準温度差は外部へ出力される。
【0030】
図5に示した制御機構は、通常の使用状態において、バルブの開閉状態を次のようにして監視することができる。まず、バルブの操作管理者が監視運転の指示信号を設定値入力回路eに入力すると、入力された設定値信号は、A/D変換器fによりアナログ信号からデジタル信号に変換されて、判断回路gに入力される。そして、バルブ駆動用アクチュエータの監視運転が開始される。
【0031】
バルブが閉止状態になったとき、バルブ駆動用アクチュエータで外部出力付き温度センサ5、6から出力される温度と基準温度とが比較される。その比較は、温度センサで検出された温度測定値がA/D変換器nでデジタル信号に変換され、その後温度判定回路dに入力され、温度判定値は不揮発メモリに記録された標準温度と比較される。その差が予め設定された値よりも大きいときには、漏れ異常信号が漏れ異常信号発生回路iへ出力されて警報を発する。その差が大きくない場合はそのまま処理を続ける。
【0032】
また、上述のように差違が予め設定された値よりも大きい場合には、漏れ異常信号が判断回路gへ入力されて、判断回路gが予め定められた方向へ弁板を回動させる。これにより異常な流れを回避することができる。
【0033】
図5に示した制御機構はバルブの漏れの有無をアクチュエータの制御によって行おうとするものであるが、そうでなくて別のコンピュータやその他の演算手段を用いて行ってもよい。
【0034】
図5に示した制御機構では、バルブの通常運転時に、バルブの開き角度設定信号が、設定値入力回路eからアクチュエータの制御手段に入力される。入力された設定値信号はA/D変換器fでアナログ信号からデジタル信号に変換され、判断回路gに入力される。
【0035】
また、アクチュエータを作動させるモータの出力軸から送られた動作角度フィードバック信号は、動作角度フィードバック信号発生器aに入力され、フィードバック入力回路bを経て、A/D変換器cによりデジタル信号に変換されて、判断回路gに入力される。
【0036】
そして、判断回路gでは、A/D変換器f及びcから入力されたデジタル信号の差を計算し、モータ・ポジショナー駆動回路hに信号を送る。モータ・ポジショナー駆動回路hは、判断回路gから送られた信号によりモータを駆動する。このとき、モータは上記の差が小さくなる方向へ駆動し、モータに接続するアクチュエータを介して弁板が目標とする開き度に近づくように、弁板を回転させる。こうして異常な漏れの発生が防がれる。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、配管されたバルブの両側に位置する管に外部への出力付き温度センサを付設し、標準状態、例えば、配管の当初に、バルブの閉止時における上記温度センサ間に生じた温度差を予め測定しておいてこれを標準温度差とし、その後通常の使用状態においてバルブ閉止時に上記温度センサ間に生じる温度差を測定して、これを通常温度差として記録し、通常温度差と標準温度差との差違によりバルブの漏洩を判断するので、バルブを外す必要もなく、随時にバルブ内における流体漏洩を容易且つ確実に、検知することができる。
【0038】
また、上述の方法において、バルブにアクチュエータを付設し、通常の使用状態においてアクチュエータにより弁板の開き角度を変えながら、上記温度センサ間に生じる温度差を測定して、これを通常温度差として記録し、通常温度差のうちの最値と上記標準温度差との差違により、バルブの漏洩を判断するので、バルブを外すことなく、必要なときいつでもバルブ内における流体漏洩を一層容易且つ確実に検知することができる。そればかりでなく、弁板の開き度を示す目盛の狂いをも、同時に容易且つ確実に検知することができる。
【0039】
また、この発明によるバルブの漏洩検知装置は、配管されたバルブの両側に位置する管に付設された外部出力付き温度センサと、バルブの温度センサ間に生じる通常温度差を測定してこれを記録する測定記録手段と、基準状態においてバルブ閉止時に上記温度センサ間に生じた標準温度差を記録する記録手段と、上記測定記録手段に記録された通常温度差と上記記録手段に記録された標準温度差との差違を算出する算出手段と、算出した差違が予め設定された標準値を越えたとき警報を発する警報装置とから成るものであるから、簡単な装置により随時にバルブ内における流体漏洩を容易且つ確実に検出することができる。
【0040】
さらに、この発明によれば、警報手段からの信号により、バルブが閉じる方向へ弁板を予め設定された角度分だけ回転させる回転手段を備えたアクチュエータを上記の検知装置に付設するから、バルブの全閉位置の調整を自動的に行うことができることとなり、従ってバルブの寿命を延ばし、流体漏洩に伴う不利益を自動的に容易且つ確実に回避することができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を示した概略図である。
【図2】この発明方法の実施順序を示したフローチャートである。
【図3】この発明方法において標準温度差を決定する順序を示したフローチャートである。
【図4】バルブにアクチュエータを付設したときのこの発明方法の実施順序を示したフローチャートである。
【図5】この発明において、バルブにアクチュエータを付設したとき、アクチュエータに付設される制御機構を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 バルブ
2 弁軸又はアクチュエータつき弁軸
3 上流管
4 下流管
5、6 温度センサ
7 記録手段
8 測定記録手段
9 算出手段
10 警報装置

Claims (4)

  1. 配管されたバルブの両側に位置する管に外部への出力付き温度センサ
    を付設し、バルブの上流側の配管から周囲温度と異なる温度の流体を流し、バルブ閉止時
    の基準状態において、予め上記温度センサ間に生じた温度差を測定しておいて、これを標
    準温度差とし、通常の使用状態において、バルブの閉止時に上記温度センサ間に生じる温
    度差を測定してこれを通常温度差として記録し、通常温度差と標準温度差との差違により
    、バルブの漏洩を判断することを特徴とする、バルブの漏洩検知方法。
  2. 配管されたバルブの両側に位置する管に外部への出力付き温度センサ
    を付設し、バルブの上流側の配管から周囲温度と異なる温度の流体を流し、バルブ閉止時
    の基準状態において、予め上記温度センサ間の温度差を測定しておいて、これを標準温度
    差とし、バルブにバルブの弁板を開閉させるためのアクチュエータを付設し、通常の使用
    状態においてアクチュエータにより弁板の開き度を変えながら、上記温度センサ間に生じ
    る温度差を測定してこれを通常温度差として記録し、通常温度差のうちの最値と上記標
    準温度差との差違により、バルブの漏洩を判断することを特徴とする、バルブの漏洩検知
    方法。
  3. 配管されたバルブの両側に位置する管に付設された外部への出力付き
    温度センサと、バルブの上流側の配管から周囲温度と異なる温度の流体を流したとき、
    記の温度センサ間に生じる通常温度差を測定して記録する測定記録手段と、基準状態にお
    いてバルブ閉止時に上記温度センサ間に生じた標準温度差を記録する記録手段と、上記測
    定記録手段に記録された通常温度差と上記標準温度差との相違を算出する算出手段と、算
    出した差違が予め設定された一定値を越えたとき漏洩を知らせる警報手段とからなること
    を特徴とする、バルブの漏洩検知装置。
  4. 警報手段からの信号により、バルブが閉じる方向へ弁板を一定角度回
    転させる回転手段を備えたアクチュエータを付設したことを特徴とする、請求項3に記載
    のバルブの漏洩検知装置。
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