JPH08247900A - 流量制御設備の異常診断装置 - Google Patents
流量制御設備の異常診断装置Info
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- JPH08247900A JPH08247900A JP5588695A JP5588695A JPH08247900A JP H08247900 A JPH08247900 A JP H08247900A JP 5588695 A JP5588695 A JP 5588695A JP 5588695 A JP5588695 A JP 5588695A JP H08247900 A JPH08247900 A JP H08247900A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 流量制御設備の流量制御弁の異常と管路の異
常を識別して検出する。 【構成】 弁開度/流量特性演算部109は、入力され
る弁開度信号Zとその弁開度での流量Qから弁開度/流
量特性を求める。判定演算部111は求めた弁開度/流
量特性からの流量と実測した流量とを比較し、その流量
差が異常と判定する値を超えると判定1の信号を送出す
る。一方、弁開閉時発生音周波数特性演算部110で弁
動作音を周波数分析しておき、この分析データと実測値
との偏差が異常と判定する値を超えると判定2の信号を
送出する。警報出力部112では判定1と判定2との信
号の組み合わせにより異常の部位を診断する。
常を識別して検出する。 【構成】 弁開度/流量特性演算部109は、入力され
る弁開度信号Zとその弁開度での流量Qから弁開度/流
量特性を求める。判定演算部111は求めた弁開度/流
量特性からの流量と実測した流量とを比較し、その流量
差が異常と判定する値を超えると判定1の信号を送出す
る。一方、弁開閉時発生音周波数特性演算部110で弁
動作音を周波数分析しておき、この分析データと実測値
との偏差が異常と判定する値を超えると判定2の信号を
送出する。警報出力部112では判定1と判定2との信
号の組み合わせにより異常の部位を診断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体を搬送する流体
制御設備の異常診断を行う異常診断装置に関するもの
で、例えば、送配水プラント等の取水場から浄水場など
へ送水、または浄水場から配水設備へ送水する送配水管
に設けた流量制御設備に対する異常診断装置に関するも
のである。
制御設備の異常診断を行う異常診断装置に関するもの
で、例えば、送配水プラント等の取水場から浄水場など
へ送水、または浄水場から配水設備へ送水する送配水管
に設けた流量制御設備に対する異常診断装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特開平2−28713
6号公報に示された従来の取水流量弁の異常装置を示す
図であり、図において、1は取水井、2は調整池、3は
取水導水管、4は取水流量制御弁、5は流量計、6は流
量制御器、7は異常診断装置、8は流量データ読出部、
9は演算部、10はタイマ、11は警報器、12は流量
指示計、14は弁開度/流量特性、15は弁開度検出器
である。
6号公報に示された従来の取水流量弁の異常装置を示す
図であり、図において、1は取水井、2は調整池、3は
取水導水管、4は取水流量制御弁、5は流量計、6は流
量制御器、7は異常診断装置、8は流量データ読出部、
9は演算部、10はタイマ、11は警報器、12は流量
指示計、14は弁開度/流量特性、15は弁開度検出器
である。
【0003】次に動作について説明する。流量計5で計
測した流量実測値Q1を流量制御部6で取り込み、流量
設定値との偏差を制御信号として取水流量制御弁4の弁
開度を調整することにより、取水井1から調整池2に送
り込む取水流量を一定に保つように流量制御している。
測した流量実測値Q1を流量制御部6で取り込み、流量
設定値との偏差を制御信号として取水流量制御弁4の弁
開度を調整することにより、取水井1から調整池2に送
り込む取水流量を一定に保つように流量制御している。
【0004】一方、流量計5で計測した流量実測値Q
1、および弁開度検出器15で検出した取水流量制御弁
4の弁開度Zは時々刻々、異常診断装置7に取り込まれ
る。そして演算部9では、流量実測値Q1と弁開度/流
量特性14から求めた検出弁開度Zに対応する流量デー
タQ2との流量差|Q1−Q2|を演算した上で予め定
めた異常判定基準値Q3と対比する。
1、および弁開度検出器15で検出した取水流量制御弁
4の弁開度Zは時々刻々、異常診断装置7に取り込まれ
る。そして演算部9では、流量実測値Q1と弁開度/流
量特性14から求めた検出弁開度Zに対応する流量デー
タQ2との流量差|Q1−Q2|を演算した上で予め定
めた異常判定基準値Q3と対比する。
【0005】ここで、流量差|Q1−Q2|の演算値が
異常判定基準値Q3を超える条件で取水流量制御弁4に
異常が発生したと判定し、且つ、タイマ10によりこの
異常状態が所定時間(数分程度)継続したことを確認し
た上で、警報器11に警報信号Aを与え、異常発生をオ
ペレータに知らせる。同時にこの警報信号Aは制御部6
にも与えられ(図示しないが)、取水流量制御弁4の弁
開度をその時点の状態に止めるように以降の流量制御動
作を中断する。
異常判定基準値Q3を超える条件で取水流量制御弁4に
異常が発生したと判定し、且つ、タイマ10によりこの
異常状態が所定時間(数分程度)継続したことを確認し
た上で、警報器11に警報信号Aを与え、異常発生をオ
ペレータに知らせる。同時にこの警報信号Aは制御部6
にも与えられ(図示しないが)、取水流量制御弁4の弁
開度をその時点の状態に止めるように以降の流量制御動
作を中断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の取水流量制御弁
の異常診断装置は以上のように構成されているので、次
のような問題点があった。 (1)異常判定は流量制御弁の異常しか判定できず、管
路等の異常の判定はできなかった。即ち、設備の異常の
部位を判定することができなかった。 (2)また、異常判定では、予め流量制御弁の弁開度/
流量特性を設定しておいて判定する必要があった。 (3)また、弁開度/流量特性は、流量制御弁や管路等
の経年変化に応じて変更する必要があるが、経年変化を
考慮していなかった。
の異常診断装置は以上のように構成されているので、次
のような問題点があった。 (1)異常判定は流量制御弁の異常しか判定できず、管
路等の異常の判定はできなかった。即ち、設備の異常の
部位を判定することができなかった。 (2)また、異常判定では、予め流量制御弁の弁開度/
流量特性を設定しておいて判定する必要があった。 (3)また、弁開度/流量特性は、流量制御弁や管路等
の経年変化に応じて変更する必要があるが、経年変化を
考慮していなかった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、(1)設備の異常部位を判定する
ことができ、(2)また、予め流量制御弁の弁開度/流
量特性を設定しておいく必要がなく、(3)また、流量
制御弁や管路等の経年変化に応じて弁開度/流量特性を
変更できる流量制御設備の異常診断装置を得ることを目
的とする。
めになされたもので、(1)設備の異常部位を判定する
ことができ、(2)また、予め流量制御弁の弁開度/流
量特性を設定しておいく必要がなく、(3)また、流量
制御弁や管路等の経年変化に応じて弁開度/流量特性を
変更できる流量制御設備の異常診断装置を得ることを目
的とする。
【0008】
(1)この発明に係る流量制御設備の異常診断装置は、
管路に流れる流体の流量を計測し、その計測結果に応じ
て流量制御弁を制御して流量制御を行う流量制御設備に
あって、流量制御弁の開度に応じた流量のデータを収集
する第1の収集手段、この第1の収集手段で収集した複
数個のデータから上記流量制御弁の弁開度/流量特性を
求める弁開度/流量特性生成手段、この求めた弁開度/
流量特性と上記第1の収集手段で収集したデータとを比
較し、この比較に応じて異常と判定する第1の判定手段
を備えたものである。
管路に流れる流体の流量を計測し、その計測結果に応じ
て流量制御弁を制御して流量制御を行う流量制御設備に
あって、流量制御弁の開度に応じた流量のデータを収集
する第1の収集手段、この第1の収集手段で収集した複
数個のデータから上記流量制御弁の弁開度/流量特性を
求める弁開度/流量特性生成手段、この求めた弁開度/
流量特性と上記第1の収集手段で収集したデータとを比
較し、この比較に応じて異常と判定する第1の判定手段
を備えたものである。
【0009】(2)また、管路に流れる流体の流量を計
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、流量制御弁の開度に
応じた流量のデータを収集する第1の収集手段、予め求
めた上記流量制御弁の弁開度/流量特性を上記第1の収
集手段で収集したデータで補正する弁開度/流量特性補
正成手段、この補正した弁開度/流量特性と上記第1の
収集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じ
て異常と判定する第1の判定手段を備えたものである。
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、流量制御弁の開度に
応じた流量のデータを収集する第1の収集手段、予め求
めた上記流量制御弁の弁開度/流量特性を上記第1の収
集手段で収集したデータで補正する弁開度/流量特性補
正成手段、この補正した弁開度/流量特性と上記第1の
収集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じ
て異常と判定する第1の判定手段を備えたものである。
【0010】(3)また、管路に流れる流体の流量を計
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流
体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集する第
1の収集手段、この第1の収集手段で収集した複数個の
データから上記流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/
流量特性を求める圧力・弁開度/流量特性生成手段、こ
の求めた圧力・弁開度/流量特性と上記第1の収集手段
で収集したデータとを比較し、この比較に応じて異常と
判定する第1の判定手段を備えたものである。
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流
体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集する第
1の収集手段、この第1の収集手段で収集した複数個の
データから上記流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/
流量特性を求める圧力・弁開度/流量特性生成手段、こ
の求めた圧力・弁開度/流量特性と上記第1の収集手段
で収集したデータとを比較し、この比較に応じて異常と
判定する第1の判定手段を備えたものである。
【0011】(4)また、管路に流れる流体の流量を計
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流
体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集する第
1の収集手段、予め求めた上記流量制御弁の流体圧力に
対する弁開度/流量特性を上記第1の収集手段で収集し
たデータで補正する圧力・弁開度/流量特性補正成手
段、この補正した圧力・弁開度/流量特性と上記第1の
収集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じ
て異常と判定する第1の判定手段を備えたものである。
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流
体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集する第
1の収集手段、予め求めた上記流量制御弁の流体圧力に
対する弁開度/流量特性を上記第1の収集手段で収集し
たデータで補正する圧力・弁開度/流量特性補正成手
段、この補正した圧力・弁開度/流量特性と上記第1の
収集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じ
て異常と判定する第1の判定手段を備えたものである。
【0012】(5)また、管路に流れる流体の流量を計
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、流量制御弁の開度に
応じた流量のデータを収集する第1の収集手段、この収
集したデータと上記流量制御弁の弁開度/流量特性とを
比較し、この比較に応じて異常と判定する第1の判定手
段、上記流量制御弁の動作音のデータを収集する第2の
収集手段と、この収集した弁動作音のデータと正常時の
弁動作音のデータとを比較して、その比較に応じて異常
と判定する第2の判定手段、上記第1と第2の判定手段
の結果に応じて異常状態を判別して警報信号を出力する
警報出力部を備えたものである。
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、流量制御弁の開度に
応じた流量のデータを収集する第1の収集手段、この収
集したデータと上記流量制御弁の弁開度/流量特性とを
比較し、この比較に応じて異常と判定する第1の判定手
段、上記流量制御弁の動作音のデータを収集する第2の
収集手段と、この収集した弁動作音のデータと正常時の
弁動作音のデータとを比較して、その比較に応じて異常
と判定する第2の判定手段、上記第1と第2の判定手段
の結果に応じて異常状態を判別して警報信号を出力する
警報出力部を備えたものである。
【0013】(6)また、流量制御弁の弁開度/流量特
性は、第1の収集手段で収集した複数個のデータから弁
開度/流量特性を求める弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出するようにしたものである。
性は、第1の収集手段で収集した複数個のデータから弁
開度/流量特性を求める弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出するようにしたものである。
【0014】(7)また、流量制御弁の弁開度/流量特
性は、予め求めた弁開度/流量特性を第1の収集手段で
収集したデータで補正する弁開度/流量特性補正手段を
設けて、この補正した弁開度/流量特性を用いるように
したものである。
性は、予め求めた弁開度/流量特性を第1の収集手段で
収集したデータで補正する弁開度/流量特性補正手段を
設けて、この補正した弁開度/流量特性を用いるように
したものである。
【0015】(8)また、管路に流れる流体の流量を計
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流
体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集する第
1の収集手段、この収集したデータと上記流量制御弁の
流体圧力に対する弁開度/流量特性とを比較し、この比
較に応じて異常と判定する第1の判定手段、上記流量制
御弁の動作音のデータを収集する第2の収集手段と、こ
の収集した弁動作音のデータと正常時の弁動作音のデー
タとを比較して、その比較に応じて異常と判定する第2
の判定手段、上記第1と第2の判定手段の結果に応じて
異常状態を判別して警報信号を出力する警報出力部を備
えたものである。
測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量
制御を行う流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流
体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集する第
1の収集手段、この収集したデータと上記流量制御弁の
流体圧力に対する弁開度/流量特性とを比較し、この比
較に応じて異常と判定する第1の判定手段、上記流量制
御弁の動作音のデータを収集する第2の収集手段と、こ
の収集した弁動作音のデータと正常時の弁動作音のデー
タとを比較して、その比較に応じて異常と判定する第2
の判定手段、上記第1と第2の判定手段の結果に応じて
異常状態を判別して警報信号を出力する警報出力部を備
えたものである。
【0016】(9)また、流量制御弁の流体圧力に対す
る弁開度/流量特性は、第1の収集手段で収集した複数
個のデータから流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/
流量特性を求める圧力・弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出するようにしたものである。
る弁開度/流量特性は、第1の収集手段で収集した複数
個のデータから流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/
流量特性を求める圧力・弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出するようにしたものである。
【0017】(10)また、流量制御弁の流体圧力に対
する弁開度/流量特性は、予め求めた流量制御弁の流体
圧力に対する弁開度/流量特性を第1の収集手段で収集
したデータで補正する圧力・弁開度/流量特性補正手段
を設けて、この補正した流体圧力に対する弁開度/流量
特性を用いるようにしたものである。
する弁開度/流量特性は、予め求めた流量制御弁の流体
圧力に対する弁開度/流量特性を第1の収集手段で収集
したデータで補正する圧力・弁開度/流量特性補正手段
を設けて、この補正した流体圧力に対する弁開度/流量
特性を用いるようにしたものである。
【0018】(11)また、正常時の弁動作音のデータ
は、第2の収集手段で収集した複数個の弁動作音のデー
タから正常時の弁動作音のデータを求める弁動作音デー
タ収集手段を設けて導出するようにしたものである。
は、第2の収集手段で収集した複数個の弁動作音のデー
タから正常時の弁動作音のデータを求める弁動作音デー
タ収集手段を設けて導出するようにしたものである。
【0019】(12)また、正常時の弁動作音のデータ
は、予め求めた正常時の弁動作音のデータを第2の収集
手段で収集したデータで補正する弁動作音データ補正手
段を設けて、この補正した弁動作音のデータを用いるよ
うにしたものである。
は、予め求めた正常時の弁動作音のデータを第2の収集
手段で収集したデータで補正する弁動作音データ補正手
段を設けて、この補正した弁動作音のデータを用いるよ
うにしたものである。
【0020】(13)また、管路に流れる流体の流量を
計測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流
量制御を行う流量制御設備にあって、流体搬送用ポンプ
の運転時の発生音のデータを収集する発生音収集手段、
この収集したデータと正常時のポンプ運転時の発生音の
データとを比較して、その比較に応じて異常と判定する
第3の判定手段を備えたものである。
計測し、その計測結果に応じて流量制御弁を制御して流
量制御を行う流量制御設備にあって、流体搬送用ポンプ
の運転時の発生音のデータを収集する発生音収集手段、
この収集したデータと正常時のポンプ運転時の発生音の
データとを比較して、その比較に応じて異常と判定する
第3の判定手段を備えたものである。
【0021】(14)また、正常時のポンプ運転時の発
生音のデータは、発生音収集手段からの複数個の発生音
のデータから正常時のポンプ運転時の発生音のデータを
求める発生音データ収集手段を設けて導出するようにし
たものである。
生音のデータは、発生音収集手段からの複数個の発生音
のデータから正常時のポンプ運転時の発生音のデータを
求める発生音データ収集手段を設けて導出するようにし
たものである。
【0022】(15)また、正常時のポンプ運転時の発
生音のデータは、予め求めた正常時のポンプ運転時の発
生音のデータを発生音収集手段からの発生音のデータで
補正する発生音データ補正手段を設けて、この補正した
発生音のデータを用いるようにしたものである。
生音のデータは、予め求めた正常時のポンプ運転時の発
生音のデータを発生音収集手段からの発生音のデータで
補正する発生音データ補正手段を設けて、この補正した
発生音のデータを用いるようにしたものである。
【0023】
(1)この発明の流量制御設備の異常診断装置は、第1
の収集手段で流量制御弁の開度に応じた流量のデータを
収集し、この収集した複数個のデータから弁開度/流量
特性生成手段で、弁開度/流量特性を求め、第1の判定
手段で、この求めた弁開度/流量特性と第1の収集手段
で収集したデータとを比較し、この比較に応じて異常と
判定する。
の収集手段で流量制御弁の開度に応じた流量のデータを
収集し、この収集した複数個のデータから弁開度/流量
特性生成手段で、弁開度/流量特性を求め、第1の判定
手段で、この求めた弁開度/流量特性と第1の収集手段
で収集したデータとを比較し、この比較に応じて異常と
判定する。
【0024】(2)また、第1の収集手段で流量制御弁
の開度に応じた流量のデータを収集し、弁開度/流量特
性補正成手段は予め求めた流量制御弁の弁開度/流量特
性を第1の収集手段で収集したデータで補正し、第1の
判定手段は、この補正した弁開度/流量特性と第1の収
集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じて
異常と判定する。
の開度に応じた流量のデータを収集し、弁開度/流量特
性補正成手段は予め求めた流量制御弁の弁開度/流量特
性を第1の収集手段で収集したデータで補正し、第1の
判定手段は、この補正した弁開度/流量特性と第1の収
集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じて
異常と判定する。
【0025】(3)また、第1の収集手段で流量制御弁
の流体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集
し、この第1の収集手段で収集した複数個のデータから
圧力・弁開度/流量特性生成手段で、流量制御弁の流体
圧力に対する弁開度/流量特性を求め、第1の判定手段
は、この求めた圧力・弁開度/流量特性と上記第1の収
集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じて
異常と判定する。
の流体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集
し、この第1の収集手段で収集した複数個のデータから
圧力・弁開度/流量特性生成手段で、流量制御弁の流体
圧力に対する弁開度/流量特性を求め、第1の判定手段
は、この求めた圧力・弁開度/流量特性と上記第1の収
集手段で収集したデータとを比較し、この比較に応じて
異常と判定する。
【0026】(4)また、第1の収集手段は流量制御弁
の流体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集
し、圧力・弁開度/流量特性補正成手段は、予め求めた
流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/流量特性を上記
第1の収集手段で収集したデータで補正し、第1の判定
手段は、この補正した圧力・弁開度/流量特性と上記第
1の収集手段で収集したデータとを比較し、この比較に
応じて異常と判定する。
の流体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集
し、圧力・弁開度/流量特性補正成手段は、予め求めた
流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/流量特性を上記
第1の収集手段で収集したデータで補正し、第1の判定
手段は、この補正した圧力・弁開度/流量特性と上記第
1の収集手段で収集したデータとを比較し、この比較に
応じて異常と判定する。
【0027】(5)また、第1の収集手段で流量制御弁
の開度に応じた流量のデータを収集し、第1の判定手段
は、この収集したデータと流量制御弁の弁開度/流量特
性とを比較し、この比較に応じて異常と判定し、第2の
収集手段で流量制御弁の動作音のデータを収集し、第2
の判定手段は、この収集した弁動作音のデータと正常時
の弁動作音のデータとを比較して、その比較に応じて異
常と判定し、警報出力部は、第1と第2の判定手段の結
果に応じて異常状態を判別して警報信号を出力する。
の開度に応じた流量のデータを収集し、第1の判定手段
は、この収集したデータと流量制御弁の弁開度/流量特
性とを比較し、この比較に応じて異常と判定し、第2の
収集手段で流量制御弁の動作音のデータを収集し、第2
の判定手段は、この収集した弁動作音のデータと正常時
の弁動作音のデータとを比較して、その比較に応じて異
常と判定し、警報出力部は、第1と第2の判定手段の結
果に応じて異常状態を判別して警報信号を出力する。
【0028】(6)また、流量制御弁の弁開度/流量特
性は、第1の収集手段で収集した複数個のデータから弁
開度/流量特性を求める弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出する。
性は、第1の収集手段で収集した複数個のデータから弁
開度/流量特性を求める弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出する。
【0029】(7)また、流量制御弁の弁開度/流量特
性は、予め求めた弁開度/流量特性を第1の収集手段で
収集したデータで補正する弁開度/流量特性補正手段を
設けて、この補正した弁開度/流量特性を用いる。
性は、予め求めた弁開度/流量特性を第1の収集手段で
収集したデータで補正する弁開度/流量特性補正手段を
設けて、この補正した弁開度/流量特性を用いる。
【0030】(8)また、第1の収集手段で流量制御弁
の流体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集
し、第1の判定手段はこの収集したデータと流量制御弁
の流体圧力に対する弁開度/流量特性とを比較し、この
比較に応じて異常と判定し、流量制御弁の動作音のデー
タを収集する第2の収集手段と、第2の判定手段は、こ
の収集した弁動作音のデータと正常時の弁動作音のデー
タとを比較して、その比較に応じて異常と判定し、警報
出力部は、第1と第2の判定手段の結果に応じて異常状
態を判別して警報信号を出力する。
の流体圧力に対応する弁開度と流量とのデータを収集
し、第1の判定手段はこの収集したデータと流量制御弁
の流体圧力に対する弁開度/流量特性とを比較し、この
比較に応じて異常と判定し、流量制御弁の動作音のデー
タを収集する第2の収集手段と、第2の判定手段は、こ
の収集した弁動作音のデータと正常時の弁動作音のデー
タとを比較して、その比較に応じて異常と判定し、警報
出力部は、第1と第2の判定手段の結果に応じて異常状
態を判別して警報信号を出力する。
【0031】(9)また、流量制御弁の流体圧力に対す
る弁開度/流量特性は、第1の収集手段で収集した複数
個のデータから流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/
流量特性を求める圧力・弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出する。
る弁開度/流量特性は、第1の収集手段で収集した複数
個のデータから流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/
流量特性を求める圧力・弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出する。
【0032】(10)また、流量制御弁の流体圧力に対
する弁開度/流量特性は、予め求めた流量制御弁の流体
圧力に対する弁開度/流量特性を第1の収集手段で収集
したデータで補正する圧力・弁開度/流量特性補正手段
を設けて、この補正した流体圧力に対する弁開度/流量
特性を用いる。
する弁開度/流量特性は、予め求めた流量制御弁の流体
圧力に対する弁開度/流量特性を第1の収集手段で収集
したデータで補正する圧力・弁開度/流量特性補正手段
を設けて、この補正した流体圧力に対する弁開度/流量
特性を用いる。
【0033】(11)また、正常時の弁動作音のデータ
は、第2の収集手段で収集した複数個の弁動作音のデー
タから正常時の弁動作音のデータを求める弁動作音デー
タ収集手段を設けて導出する。
は、第2の収集手段で収集した複数個の弁動作音のデー
タから正常時の弁動作音のデータを求める弁動作音デー
タ収集手段を設けて導出する。
【0034】(12)また、正常時の弁動作音のデータ
は、予め求めた正常時の弁動作音のデータを第2の収集
手段で収集したデータで補正する弁動作音データ補正手
段を設けて、この補正した弁動作音のデータを用いる。
は、予め求めた正常時の弁動作音のデータを第2の収集
手段で収集したデータで補正する弁動作音データ補正手
段を設けて、この補正した弁動作音のデータを用いる。
【0035】(13)また、発生音収集手段は、流体搬
送用ポンプの運転時の発生音のデータを収集し、第3の
判定手段は、この収集したデータと正常時のポンプ運転
時の発生音のデータとを比較して、その比較に応じて異
常と判定する。
送用ポンプの運転時の発生音のデータを収集し、第3の
判定手段は、この収集したデータと正常時のポンプ運転
時の発生音のデータとを比較して、その比較に応じて異
常と判定する。
【0036】(14)また、正常時のポンプ運転時の発
生音のデータは、発生音収集手段からの複数個の発生音
のデータから正常時のポンプ運転時の発生音のデータを
求める発生音データ収集手段を設けて導出する。
生音のデータは、発生音収集手段からの複数個の発生音
のデータから正常時のポンプ運転時の発生音のデータを
求める発生音データ収集手段を設けて導出する。
【0037】(15)また、正常時のポンプ運転時の発
生音のデータは、予め求めた正常時のポンプ運転時の発
生音のデータを発生音収集手段からの発生音のデータで
補正する発生音データ補正手段を設けて、この補正した
発生音のデータを用いる。
生音のデータは、予め求めた正常時のポンプ運転時の発
生音のデータを発生音収集手段からの発生音のデータで
補正する発生音データ補正手段を設けて、この補正した
発生音のデータを用いる。
【0038】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1において、101は浄水池、102は配水
池、103は送水管、104は送水管103の水量を調
整する流量制御弁、105は送水管103の流量を検出
する流量計、106は流量制御器、107は異常診断装
置、この異常診断装置107は、弁開度/流量特性演算
部109、弁開閉時発生音周波数特性演算部110、判
定演算部111、警報出力部112、アンド回路12
1,122、反転回路123で構成される。115は弁
開度検出器、116は弁動作音検出器で、通常、可聴音
帯域(0〜10000Hz)のマイクロフォンが用いら
れ、外部音の影響を除去するため流量制御弁104に密
着して取り付けられる。
明する。図1において、101は浄水池、102は配水
池、103は送水管、104は送水管103の水量を調
整する流量制御弁、105は送水管103の流量を検出
する流量計、106は流量制御器、107は異常診断装
置、この異常診断装置107は、弁開度/流量特性演算
部109、弁開閉時発生音周波数特性演算部110、判
定演算部111、警報出力部112、アンド回路12
1,122、反転回路123で構成される。115は弁
開度検出器、116は弁動作音検出器で、通常、可聴音
帯域(0〜10000Hz)のマイクロフォンが用いら
れ、外部音の影響を除去するため流量制御弁104に密
着して取り付けられる。
【0039】次に動作について説明する。流量計105
で計測した流量実測値Q101を流量制御部106で取
り込み、流量設定値との偏差を制御信号として流量制御
弁104の弁開度を調整することにより、浄水池101
から配水池102に送り込む流量を一定に保つように流
量制御している。
で計測した流量実測値Q101を流量制御部106で取
り込み、流量設定値との偏差を制御信号として流量制御
弁104の弁開度を調整することにより、浄水池101
から配水池102に送り込む流量を一定に保つように流
量制御している。
【0040】一方、流量計105で計測した流量実測値
Q101、および弁開度検出器115で検出した流量制
御弁104の弁開度Zは時々刻々、異常診断装置107
に取り込まれる。そして判定演算部111では、流量実
測値Q101と弁開度/流量特性109から求めた検出
弁開度Zに対応する流量データQ102との流量差|Q
101−Q102|を演算した上で予め定めた異常判定
基準値Q103と対比する。
Q101、および弁開度検出器115で検出した流量制
御弁104の弁開度Zは時々刻々、異常診断装置107
に取り込まれる。そして判定演算部111では、流量実
測値Q101と弁開度/流量特性109から求めた検出
弁開度Zに対応する流量データQ102との流量差|Q
101−Q102|を演算した上で予め定めた異常判定
基準値Q103と対比する。
【0041】そして流量差|Q101−Q102|の演
算値が異常判定基準Q103を超える条件を判定1とす
る。なお、この判定1を導出する手段は従来の技術の手
段と同一である。
算値が異常判定基準Q103を超える条件を判定1とす
る。なお、この判定1を導出する手段は従来の技術の手
段と同一である。
【0042】ここで上記弁開度/流量特性を求める手段
は、図2に示すように、弁開度とその弁開度の流量とを
実測し、その実測平均から弁開度/流量特性を求める。
は、図2に示すように、弁開度とその弁開度の流量とを
実測し、その実測平均から弁開度/流量特性を求める。
【0043】一方、弁動作音Fは時々刻々、異常診断装
置107に取り込まれる。そして弁開閉時発生音周波数
特性演算部110では、収集した弁動作音からの周波数
特性実測値FZ101が導出されると共に、過去データ
から求めた周波数特性値実測値FZ102を出力する。
そして判定演算部111では、周波数特性実測値FZ1
01と過去データから求めた周波数特性値FZ102と
のスペクトル差|FZ101−FZ102|を演算した
上で、予め定めた異常判定基準スペクトル値FZ103
と対比する。
置107に取り込まれる。そして弁開閉時発生音周波数
特性演算部110では、収集した弁動作音からの周波数
特性実測値FZ101が導出されると共に、過去データ
から求めた周波数特性値実測値FZ102を出力する。
そして判定演算部111では、周波数特性実測値FZ1
01と過去データから求めた周波数特性値FZ102と
のスペクトル差|FZ101−FZ102|を演算した
上で、予め定めた異常判定基準スペクトル値FZ103
と対比する。
【0044】そしてスペクトル差|FZ101−FZ1
02|の演算値が異常判定基準値FZ103を超える条
件を判定2とする。
02|の演算値が異常判定基準値FZ103を超える条
件を判定2とする。
【0045】ここで過去データから求める周波数特性値
FZ102は、図3に示すように、所定の弁開度毎(図
3の例では0〜10%の弁開度)の動作音の周波数波f
と波高値Pとの関係を示す周波数スペクトルを求め、そ
のピーク値を弁開度Zに対してプロットしたものが図3
のような求める周波数特性となり、この周波数特性から
所定の弁開度に対する周波数特性値FZ102を読み出
して出力する。
FZ102は、図3に示すように、所定の弁開度毎(図
3の例では0〜10%の弁開度)の動作音の周波数波f
と波高値Pとの関係を示す周波数スペクトルを求め、そ
のピーク値を弁開度Zに対してプロットしたものが図3
のような求める周波数特性となり、この周波数特性から
所定の弁開度に対する周波数特性値FZ102を読み出
して出力する。
【0046】なお、図3では周波数スペクトルから、ピ
ーク値を抽出しているが、ピーク値を示した特定周波数
は、ただ一つだけでは実質的に判定誤差(誤判定)を生
じ易いので、ある範囲、即ち、±何ヘルツ(Hz)かの
幅をもたせてそのピーク値を抽出する。
ーク値を抽出しているが、ピーク値を示した特定周波数
は、ただ一つだけでは実質的に判定誤差(誤判定)を生
じ易いので、ある範囲、即ち、±何ヘルツ(Hz)かの
幅をもたせてそのピーク値を抽出する。
【0047】次に収集した弁動作音から求める周波数特
性実測値FZ101は、図3の手段と同様に周波数スペ
クトルからその時点の弁開度に対するピーク値を求め出
力する。
性実測値FZ101は、図3の手段と同様に周波数スペ
クトルからその時点の弁開度に対するピーク値を求め出
力する。
【0048】判定演算部111からの判定信号により警
報出力部112は、判定1のみの時には流量制御弁10
4に異常が発生したとし、また、アンド回路122と反
転回路123により判定2のみの時には、管路異常が発
生したとし、アンド回路121により判定1と判定2が
同時に発生した時には、流量制御弁および管路の異常が
発生したとし、これらの異常状態が所定時間継続した時
点(図示しないがタイマ等で信号を遅延させる)で警報
を出力する。
報出力部112は、判定1のみの時には流量制御弁10
4に異常が発生したとし、また、アンド回路122と反
転回路123により判定2のみの時には、管路異常が発
生したとし、アンド回路121により判定1と判定2が
同時に発生した時には、流量制御弁および管路の異常が
発生したとし、これらの異常状態が所定時間継続した時
点(図示しないがタイマ等で信号を遅延させる)で警報
を出力する。
【0049】同時にこれらいずれかの警報信号は制御部
106にも与えられ(図示しないが)、流量制御弁10
4の弁開度をその時点の状態に止めるように以降の流量
制御動作を中断する。
106にも与えられ(図示しないが)、流量制御弁10
4の弁開度をその時点の状態に止めるように以降の流量
制御動作を中断する。
【0050】前記の管路異常は管路の破断、漏水、接合
部の外れ、管路の詰まり等を指すが、管路異常の場合
は、例えば、流量制御弁の前で管路破断の場合、流量が
極端に少なくなり、また、流量調整弁の後で管路破断の
場合、流量が極端に多くなるので、いずれの場合でも流
量調整弁の調整範囲外となるので、流量制御弁の動作音
で異常を判定する。このように出力警報出力部112か
ら制御弁異常、管路異常、制御弁と管路との異常のよう
に異常部位を判定することができ、異常の発生をオペレ
ータに知らせることができる。
部の外れ、管路の詰まり等を指すが、管路異常の場合
は、例えば、流量制御弁の前で管路破断の場合、流量が
極端に少なくなり、また、流量調整弁の後で管路破断の
場合、流量が極端に多くなるので、いずれの場合でも流
量調整弁の調整範囲外となるので、流量制御弁の動作音
で異常を判定する。このように出力警報出力部112か
ら制御弁異常、管路異常、制御弁と管路との異常のよう
に異常部位を判定することができ、異常の発生をオペレ
ータに知らせることができる。
【0051】上記説明では、流量制御弁の弁開度/流量
特性、および、弁動作音の周波数特性を予め実測して求
めたが、場合により設計値等を用いてもよい。
特性、および、弁動作音の周波数特性を予め実測して求
めたが、場合により設計値等を用いてもよい。
【0052】実施例2.図4において、301は浄水
池、302は配水池、303は送水管、304は流量制
御弁、305は流量計、306は流量制御器、308は
圧力計、307は異常診断装置、この異常診断装置30
7は、309圧力、弁開度/流量特性演算部、310弁
開閉時発生音周波数特性演出部、311判定演算部、3
12警報出力部、アンド回路321,322、反転回路
323で構成される。
池、302は配水池、303は送水管、304は流量制
御弁、305は流量計、306は流量制御器、308は
圧力計、307は異常診断装置、この異常診断装置30
7は、309圧力、弁開度/流量特性演算部、310弁
開閉時発生音周波数特性演出部、311判定演算部、3
12警報出力部、アンド回路321,322、反転回路
323で構成される。
【0053】315は弁開度検出器、316は弁動作音
検出器である。なお、上記の圧力・弁開度/流量特性演
算部309は、送水管303の水の圧力に対する弁開度
/流量特性を演算するものである。
検出器である。なお、上記の圧力・弁開度/流量特性演
算部309は、送水管303の水の圧力に対する弁開度
/流量特性を演算するものである。
【0054】次に動作について説明する。流量計305
で計測した流量実測値Qp301を流量制御部306で
取り組み、流量設定値との偏差を制御信号として流量制
御弁304の弁開度を調整することにより、浄水池30
1から配水池302に送り込む流量を一定に保つように
流量制御している。
で計測した流量実測値Qp301を流量制御部306で
取り組み、流量設定値との偏差を制御信号として流量制
御弁304の弁開度を調整することにより、浄水池30
1から配水池302に送り込む流量を一定に保つように
流量制御している。
【0055】一方、流量計305で計測した流量実測値
Qp301、圧力計308で計測した圧力実測値P30
1および弁開度検出器315で検出した流量制御弁30
4の弁開度Zは時々刻々、異常診断装置307に取り込
まれる。そして、判定演算部311では流量実測値Qp
301、圧力実測値P301と弁開度/流量特性309
から求めた検出圧力P、検出弁開度Zに対応する流量デ
ータQp302との流量差|Qp301−Qp302|
を演算した上で、予め定めた異常判定基準値Qp303
と対比する。ここで、流量差|Qp301−Qp302
|の演算値が異常判定基準値Q303を超える条件を判
定1とする。
Qp301、圧力計308で計測した圧力実測値P30
1および弁開度検出器315で検出した流量制御弁30
4の弁開度Zは時々刻々、異常診断装置307に取り込
まれる。そして、判定演算部311では流量実測値Qp
301、圧力実測値P301と弁開度/流量特性309
から求めた検出圧力P、検出弁開度Zに対応する流量デ
ータQp302との流量差|Qp301−Qp302|
を演算した上で、予め定めた異常判定基準値Qp303
と対比する。ここで、流量差|Qp301−Qp302
|の演算値が異常判定基準値Q303を超える条件を判
定1とする。
【0056】ここで上記圧力・弁開度/流量特性を求め
る手段は、実施例1の図2に示した手段を用い、水の圧
力毎に(圧力をパラメータとして)弁開度/流量特性を
実測し、その実測平均から弁開度/流量特性を求める。
る手段は、実施例1の図2に示した手段を用い、水の圧
力毎に(圧力をパラメータとして)弁開度/流量特性を
実測し、その実測平均から弁開度/流量特性を求める。
【0057】一方、弁動作音Fは時々刻々、異常診断装
置307に取り込まれる。そこで収集した弁動作音から
の周波数特性実測値FZ301が演算される。そして、
判定演算部311では、周波数特性実測値FZ301と
過去データから求めた周波数特性値FZ302とのスペ
クトル差|FZ301−FZ302|を演算した上で、
予め定めた異常判定基準スペクトル値FZ303と対比
する。
置307に取り込まれる。そこで収集した弁動作音から
の周波数特性実測値FZ301が演算される。そして、
判定演算部311では、周波数特性実測値FZ301と
過去データから求めた周波数特性値FZ302とのスペ
クトル差|FZ301−FZ302|を演算した上で、
予め定めた異常判定基準スペクトル値FZ303と対比
する。
【0058】ここで、スペクトル差|FZ301−FZ
302|の演算値が異常判定基準FZ303を超える条
件を判定2とする。なお、この判定2を求める手段は、
実施例1と同様である。
302|の演算値が異常判定基準FZ303を超える条
件を判定2とする。なお、この判定2を求める手段は、
実施例1と同様である。
【0059】判定演算部311からの判定信号により警
報出力部312は、判定1のみの時には流量制御弁30
4に異常が発生したとし、また、アンド回路123と反
転回路123により判定2のみの時には、管路異常が発
生したとし、アンド回路121により判定1と判定2が
同時に発生した時には、流量制御弁および管路の異常が
発生したとし、これらの異常状態が所定時間継続した時
点(図示しないがタイマ等で信号を遅延させる)で警報
を出力する。
報出力部312は、判定1のみの時には流量制御弁30
4に異常が発生したとし、また、アンド回路123と反
転回路123により判定2のみの時には、管路異常が発
生したとし、アンド回路121により判定1と判定2が
同時に発生した時には、流量制御弁および管路の異常が
発生したとし、これらの異常状態が所定時間継続した時
点(図示しないがタイマ等で信号を遅延させる)で警報
を出力する。
【0060】同時にこれらいずれかの警報信号は制御部
306にも与えられ(図示しないが)、流量制御弁30
4の弁開度をその時点の状態に止めるように以降の流量
制御動作を中断する。
306にも与えられ(図示しないが)、流量制御弁30
4の弁開度をその時点の状態に止めるように以降の流量
制御動作を中断する。
【0061】このように出力警報出力部312から制御
弁異常、管路異常(管路の破断、漏水、接合部の外れ、
管路の詰まり等)、制御弁と管路との異常のように異常
部位を判定することができ、異常発生をオペレータに知
らせることができる。
弁異常、管路異常(管路の破断、漏水、接合部の外れ、
管路の詰まり等)、制御弁と管路との異常のように異常
部位を判定することができ、異常発生をオペレータに知
らせることができる。
【0062】特にこの実施例2は、実施例1に比べて、
弁開度/流量特性に水の圧力を考慮したので、判定誤差
を少なくすることができるので、より精度の高い判定が
でき、また、判定誤差が少ないことから判定時間も早く
することができる。
弁開度/流量特性に水の圧力を考慮したので、判定誤差
を少なくすることができるので、より精度の高い判定が
でき、また、判定誤差が少ないことから判定時間も早く
することができる。
【0063】上記説明では、流量制御弁の圧力・弁開度
/流量特性、および、弁動作音の周波数特性を予め実測
して求めたが、場合により設計値等を用いてもよい。
/流量特性、および、弁動作音の周波数特性を予め実測
して求めたが、場合により設計値等を用いてもよい。
【0064】実施例3.上記実施例1では弁動作音検知
器116により、制御弁等の異常診断に対する場合につ
いて述べたが、この実施例ではポンプ設備の異常を検出
するものである。
器116により、制御弁等の異常診断に対する場合につ
いて述べたが、この実施例ではポンプ設備の異常を検出
するものである。
【0065】図5において、401は浄水池、402は
配水池、403は送水管、404はポンプ、405は流
量制御弁、406はポンプ制御部、407は異常診断装
置、この異常診断装置407は、ポンプ動作音周波数特
性演算部410、判定演算部411、警報出力部412
で構成される。416はポンプ動作音検出器である。
配水池、403は送水管、404はポンプ、405は流
量制御弁、406はポンプ制御部、407は異常診断装
置、この異常診断装置407は、ポンプ動作音周波数特
性演算部410、判定演算部411、警報出力部412
で構成される。416はポンプ動作音検出器である。
【0066】図に示すように、ポンプ404の動作音を
ポンプ動作音検出器416で検出し、この検出信号Ft
401と予め求めたポンプ動作音周波数特性からのデー
タFt402とを比較し、その差が所定の値Ft403
を超えると異常と判定する。そしてこの判定結果を警報
出力部412からポンプ異常信号を出力する。
ポンプ動作音検出器416で検出し、この検出信号Ft
401と予め求めたポンプ動作音周波数特性からのデー
タFt402とを比較し、その差が所定の値Ft403
を超えると異常と判定する。そしてこの判定結果を警報
出力部412からポンプ異常信号を出力する。
【0067】上記説明では、ポンプ動作音周波数特性を
予め実測して求めたが、場合により設計値等を用いても
よい。また、上記説明ではポンプ動作音周波数特性は、
ポンプの出力は一定(回転数制御なし)の場合を考えた
が、ポンプの出力・回転数を可変にする場合は、ポンプ
の出力または回転数をパラメータとしたポンプ動作音周
波数特性を得るようにすればよい。また、ポンプ動作音
周波数特性は運転時間により変化するが、この場合は運
転時間に対する周波数特性を得るようにすればよい。
予め実測して求めたが、場合により設計値等を用いても
よい。また、上記説明ではポンプ動作音周波数特性は、
ポンプの出力は一定(回転数制御なし)の場合を考えた
が、ポンプの出力・回転数を可変にする場合は、ポンプ
の出力または回転数をパラメータとしたポンプ動作音周
波数特性を得るようにすればよい。また、ポンプ動作音
周波数特性は運転時間により変化するが、この場合は運
転時間に対する周波数特性を得るようにすればよい。
【0068】実施例4.上記実施例1では、異常診断装
置107として、弁開度/流量特性演算部109、弁開
閉時発生音周波数特性演算部110、判定演算部11
1、警報出力部112などを内蔵して構成されていた
が、異常診断装置107を遠隔の場所に設置し、各種入
出力信号を伝送してもよい。
置107として、弁開度/流量特性演算部109、弁開
閉時発生音周波数特性演算部110、判定演算部11
1、警報出力部112などを内蔵して構成されていた
が、異常診断装置107を遠隔の場所に設置し、各種入
出力信号を伝送してもよい。
【0069】また、弁開閉時発生音周波数特性演算部1
10、判定演算部111を遠隔場所に置き必要な信号を
伝送して、そこで同様の演算を行うようにしてもよい。
また、この演算は他の処理や制御を行う計算機を用いて
演算・判定等を行うようにしてもよい。この実施例4
は、実施例2および実施例3に対しても適用するとこが
でき、また、この実施例5以降の実施例に対しても適用
することができる。
10、判定演算部111を遠隔場所に置き必要な信号を
伝送して、そこで同様の演算を行うようにしてもよい。
また、この演算は他の処理や制御を行う計算機を用いて
演算・判定等を行うようにしてもよい。この実施例4
は、実施例2および実施例3に対しても適用するとこが
でき、また、この実施例5以降の実施例に対しても適用
することができる。
【0070】実施例5.実施例1では、流量制御弁の弁
開度/流量特性を予め実測や設計値などで求めたが、こ
の実施例では予め弁開度/流量特性を求める必要のない
異常診断装置を提供しようとするものである。
開度/流量特性を予め実測や設計値などで求めたが、こ
の実施例では予め弁開度/流量特性を求める必要のない
異常診断装置を提供しようとするものである。
【0071】図6はこの実施例の要部の構成図で、50
1は流量制御弁の弁開度/流量特性生成手段、502は
メモリで、検出時点の弁開度Zとその流量Qが格納され
る。503は弁開度/流量特性特性テーブルで、その出
力は弁開度/流量特性演算部109に入力される。
1は流量制御弁の弁開度/流量特性生成手段、502は
メモリで、検出時点の弁開度Zとその流量Qが格納され
る。503は弁開度/流量特性特性テーブルで、その出
力は弁開度/流量特性演算部109に入力される。
【0072】次に動作を説明する。検出時点の弁開度Z
とその流量Qが時々刻々、弁開度/流量特性生成手段5
01に入力され1,2,・・・nと順次格納される。こ
の格納されたデータは、弁開度/流量特性テーブル50
3において、弁開度Zに対する流量Qのテーブルに変換
され弁開度/流量特性が求められる。この求めた結果が
弁開度/流量特性演算部109に入力され、それ以降の
動作は実施例1と同様であるので省略する。
とその流量Qが時々刻々、弁開度/流量特性生成手段5
01に入力され1,2,・・・nと順次格納される。こ
の格納されたデータは、弁開度/流量特性テーブル50
3において、弁開度Zに対する流量Qのテーブルに変換
され弁開度/流量特性が求められる。この求めた結果が
弁開度/流量特性演算部109に入力され、それ以降の
動作は実施例1と同様であるので省略する。
【0073】このように構成すると、弁開度/流量特性
のデータを蓄積しながら弁開度/流量特性を生成するこ
とができる。データ蓄積の当初はデータ数が少ないので
異常判定ができ難いが、実際のプラントの設置の場合種
々のテストや試運転を行うのでこの間にデータが蓄積さ
れる。従って、予め事前に弁開度/流量特性を設定して
いなくても動作可能とすることができる。また、データ
が蓄積されていくと、経年変化による弁開度/流量特性
の変化に対して追従することができるという効果があ
る。
のデータを蓄積しながら弁開度/流量特性を生成するこ
とができる。データ蓄積の当初はデータ数が少ないので
異常判定ができ難いが、実際のプラントの設置の場合種
々のテストや試運転を行うのでこの間にデータが蓄積さ
れる。従って、予め事前に弁開度/流量特性を設定して
いなくても動作可能とすることができる。また、データ
が蓄積されていくと、経年変化による弁開度/流量特性
の変化に対して追従することができるという効果があ
る。
【0074】なお、上記メモリ502は、1,2,・・
・nと順次ZとQのデータが格納されるが、無限に格納
するメモリ容量は持たないので、実際はデータ数は10
00個迄または10000個迄などと制限される。その
場合、通常は一番初めの古いデータから消去して行き、
最新のデータ1000個または10000個等を用いる
ようにする。このようにすると、経年変化に対する弁開
度/流量特性の変化に対しては、古いデータを用いず最
新のデータで弁開度/流量特性を生成するので経年変化
に対する追従性がよくなる。
・nと順次ZとQのデータが格納されるが、無限に格納
するメモリ容量は持たないので、実際はデータ数は10
00個迄または10000個迄などと制限される。その
場合、通常は一番初めの古いデータから消去して行き、
最新のデータ1000個または10000個等を用いる
ようにする。このようにすると、経年変化に対する弁開
度/流量特性の変化に対しては、古いデータを用いず最
新のデータで弁開度/流量特性を生成するので経年変化
に対する追従性がよくなる。
【0075】この実施例では、弁開度/流量特性生成手
段501を弁開度/流量特性演算部109と別にした
が、弁開度/流量特性演算部109内に組み込んでもよ
い。弁開度/流量特性演算部109内に組み込むことに
よって、弁開度/流量特性テーブル502は省略して、
弁開度/流量特性演算部109内の弁開度/流量特性デ
ータを兼用することができる。
段501を弁開度/流量特性演算部109と別にした
が、弁開度/流量特性演算部109内に組み込んでもよ
い。弁開度/流量特性演算部109内に組み込むことに
よって、弁開度/流量特性テーブル502は省略して、
弁開度/流量特性演算部109内の弁開度/流量特性デ
ータを兼用することができる。
【0076】この実施例では、弁開度/流量特性を生成
する手段について説明したが、弁開閉時発生音周波数特
性についても、この実施例で説明したと同様に弁開閉時
発生音周波数特性生成手段を設けて実現することができ
る。従って、この詳細説明は省略する。なお、実施例2
の弁開閉時発生音周波数特性についても弁開閉時発生音
周波数特性生成手段を設けて適用することができる。
する手段について説明したが、弁開閉時発生音周波数特
性についても、この実施例で説明したと同様に弁開閉時
発生音周波数特性生成手段を設けて実現することができ
る。従って、この詳細説明は省略する。なお、実施例2
の弁開閉時発生音周波数特性についても弁開閉時発生音
周波数特性生成手段を設けて適用することができる。
【0077】また、この実施例は、実施例2の圧力・弁
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量を記憶して行き圧力・弁開度/流量特性を生成
する。
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量を記憶して行き圧力・弁開度/流量特性を生成
する。
【0078】また、この実施例は、実施例3のポンプ動
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、ポンプの発生音を記憶して行きポンプ動作
音周波数特性を生成する。
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、ポンプの発生音を記憶して行きポンプ動作
音周波数特性を生成する。
【0079】実施例6.この実施例は実施例5をより改
良したものである。図7はこの実施例を示す要部の構成
図で、504は一次メモリで、弁開度Zと流量Qとの一
組のデータのみをストアするメモリで、ストアされたデ
ータは異常信号によりクリアされ、また、ストアされた
データは、次の弁開度Zと流量Qの入力で書き換えられ
る。他の構成は図6と同一である。
良したものである。図7はこの実施例を示す要部の構成
図で、504は一次メモリで、弁開度Zと流量Qとの一
組のデータのみをストアするメモリで、ストアされたデ
ータは異常信号によりクリアされ、また、ストアされた
データは、次の弁開度Zと流量Qの入力で書き換えられ
る。他の構成は図6と同一である。
【0080】次に動作について説明する。入力された弁
開度Zと流量Qのデータは、一次メモリ504にストア
され、図1に示す警報出力部112からのいずれかの異
常信号が入力されるとクリアされ、メモリ502に入力
されるのを禁止する。異常信号が入力されない場合は、
メモリ502に入力されデータとして格納される。
開度Zと流量Qのデータは、一次メモリ504にストア
され、図1に示す警報出力部112からのいずれかの異
常信号が入力されるとクリアされ、メモリ502に入力
されるのを禁止する。異常信号が入力されない場合は、
メモリ502に入力されデータとして格納される。
【0081】このようにすると異常信号を発生するよう
な検出されたデータは、弁開度/流量特性の生成データ
に採用されないので、実施例5に比べてより精度のよい
弁開度/流量特性が得られる。勿論、実施例1の場合も
データ数が多くなるにつれ母集団が大きくなるので統計
誤差は小さくなり、異常データの影響は少なくなるが、
この実施例ではデータ数が少ないとき特に有利である。
な検出されたデータは、弁開度/流量特性の生成データ
に採用されないので、実施例5に比べてより精度のよい
弁開度/流量特性が得られる。勿論、実施例1の場合も
データ数が多くなるにつれ母集団が大きくなるので統計
誤差は小さくなり、異常データの影響は少なくなるが、
この実施例ではデータ数が少ないとき特に有利である。
【0082】また、この実施例は、実施例2の圧力・弁
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量を記憶して行き圧力・弁開度/流量特性を生成
する。
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量を記憶して行き圧力・弁開度/流量特性を生成
する。
【0083】また、この実施例は、実施例3のポンプ動
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、ポンプの発生音を記憶して行きポンプ動作
音周波数特性を生成する。
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、ポンプの発生音を記憶して行きポンプ動作
音周波数特性を生成する。
【0084】実施例7.この実施例は設備の経年変化に
追従して弁開度/流量特性の変化を行う異常診断装置を
提供しようとするものである。
追従して弁開度/流量特性の変化を行う異常診断装置を
提供しようとするものである。
【0085】図8はこの実施例の要部の構成図で、51
1は弁開度/流量特性補正手段、512はメモリで、検
出時点の弁開度Zとその流量Qが格納される。513は
弁開度/流量特性特性補正テーブルで、予め実測値また
は設計値等から求めた弁開度/流量特性が格納される。
その出力は弁開度/流量特性演算部109に入力され
る。
1は弁開度/流量特性補正手段、512はメモリで、検
出時点の弁開度Zとその流量Qが格納される。513は
弁開度/流量特性特性補正テーブルで、予め実測値また
は設計値等から求めた弁開度/流量特性が格納される。
その出力は弁開度/流量特性演算部109に入力され
る。
【0086】次に動作を説明する。検出時点の弁開度Z
とその流量Qが時々刻々、弁開度/流量特性生成手段5
11に入力され1,2,・・・nと順次格納される。こ
の格納されたデータは、弁開度/流量特性補正テーブル
513は、予め設定された弁開度/流量特性のデータを
メモリ512に格納されたデータで補正する。
とその流量Qが時々刻々、弁開度/流量特性生成手段5
11に入力され1,2,・・・nと順次格納される。こ
の格納されたデータは、弁開度/流量特性補正テーブル
513は、予め設定された弁開度/流量特性のデータを
メモリ512に格納されたデータで補正する。
【0087】この補正手段は、予め設定された弁開度/
流量特性のデータに、メモリ512に格納されたデータ
を追加して補正する手段と、予め設定された弁開度/流
量特性のデータを、メモリ512に格納されたデータで
置き換えて補正する手段とがあるがいずれを用いてもよ
い。後者の方が経年変化に対する追従は早くなる。
流量特性のデータに、メモリ512に格納されたデータ
を追加して補正する手段と、予め設定された弁開度/流
量特性のデータを、メモリ512に格納されたデータで
置き換えて補正する手段とがあるがいずれを用いてもよ
い。後者の方が経年変化に対する追従は早くなる。
【0088】この補正された弁開度/流量特性データが
演算部109に入力され、それ以降の動作は実施例1と
同様であるので省略する。このように構成すると、設備
の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化させるこ
とがてきる。
演算部109に入力され、それ以降の動作は実施例1と
同様であるので省略する。このように構成すると、設備
の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化させるこ
とがてきる。
【0089】この実施例では、弁開度/流量特性補正手
段511を弁開度/流量特性演算部109と別にした
が、弁開度/流量特性演算部109内に組み込んでもよ
い。弁開度/流量特性演算部109内に組み込むことに
よって、弁開度/流量特性補正テーブル512は省略す
ることができる。この省略は弁開度/流量特性演算部1
09内で弁開度/流量特性を演算する場合に、補正動作
も合わせて行うようにすればよい。
段511を弁開度/流量特性演算部109と別にした
が、弁開度/流量特性演算部109内に組み込んでもよ
い。弁開度/流量特性演算部109内に組み込むことに
よって、弁開度/流量特性補正テーブル512は省略す
ることができる。この省略は弁開度/流量特性演算部1
09内で弁開度/流量特性を演算する場合に、補正動作
も合わせて行うようにすればよい。
【0090】この実施例では、弁開度/流量特性を補正
する手段について説明したが、弁開閉時発生音周波数特
性についても、この実施例で説明したと同様に弁開閉時
発生音周波数特性補正手段を設けて実現することができ
る。従って、この詳細説明は省略する。なお、実施例2
の弁開閉時発生音周波数特性についても弁開閉時発生音
周波数特性生成手段を設けて適用することができる。
する手段について説明したが、弁開閉時発生音周波数特
性についても、この実施例で説明したと同様に弁開閉時
発生音周波数特性補正手段を設けて実現することができ
る。従って、この詳細説明は省略する。なお、実施例2
の弁開閉時発生音周波数特性についても弁開閉時発生音
周波数特性生成手段を設けて適用することができる。
【0091】また、この実施例は、実施例2の圧力・弁
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量で圧力・弁開度/流量特性を補正する。
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量で圧力・弁開度/流量特性を補正する。
【0092】また、この実施例は、実施例3のポンプ動
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、検出したポンプの発生音でポンプ動作音周
波数特性を補正する。
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、検出したポンプの発生音でポンプ動作音周
波数特性を補正する。
【0093】実施例8.この実施例は実施例7を改良し
たものである。図9はこの実施例を示す要部の構成図
で、514は一次メモリで、弁開度Zと流量Qとの一組
のデータのみをストアするメモリで、ストアされたデー
タは異常信号によりクリアされ、また、ストアされたデ
ータは、次の弁開度Zと流量Qの入力で書き換えられ
る。他の構成は図8と同一である。
たものである。図9はこの実施例を示す要部の構成図
で、514は一次メモリで、弁開度Zと流量Qとの一組
のデータのみをストアするメモリで、ストアされたデー
タは異常信号によりクリアされ、また、ストアされたデ
ータは、次の弁開度Zと流量Qの入力で書き換えられ
る。他の構成は図8と同一である。
【0094】次に動作について説明する。入力された弁
開度Zと流量Qのデータは、一次メモリ514にストア
され、図1に示す警報出力部112からのいずれかの異
常信号が入力されるとクリアされ、メモリ512に入力
されるのを禁止する。異常信号が入力されない場合は、
メモリ512に入力されデータとして格納される。
開度Zと流量Qのデータは、一次メモリ514にストア
され、図1に示す警報出力部112からのいずれかの異
常信号が入力されるとクリアされ、メモリ512に入力
されるのを禁止する。異常信号が入力されない場合は、
メモリ512に入力されデータとして格納される。
【0095】このようにすると異常信号を発生するデー
タは、弁開度/流量特性の生成データに採用されないの
で、実施例7に比べてより精度のよい弁開度/流量特性
の補正が行われる。
タは、弁開度/流量特性の生成データに採用されないの
で、実施例7に比べてより精度のよい弁開度/流量特性
の補正が行われる。
【0096】また、この実施例は、実施例2の圧力・弁
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量を記憶して行き圧力・弁開度/流量特性を生成
する。
開度/流量特性に対しても適用できる。実施例2に適用
する場合は、検出時点の弁開度とこの弁開度に対する圧
力と流量を記憶して行き圧力・弁開度/流量特性を生成
する。
【0097】また、この実施例は、実施例3のポンプ動
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、検出したポンプの発生音でポンプ動作音周
波数特性を補正する。
作音周波数特性に対しても適用できる。実施例3に適用
する場合は、検出したポンプの発生音でポンプ動作音周
波数特性を補正する。
【0098】実施例9.この実施例は実施例1から弁動
作音による異常診断を省いて、弁開度/流量特性のみを
用いて異常診断を行うもので、この異常診断の際、実施
例5から実施例8までに示す弁開度/流量特性生成手段
または弁開度/流量特性補正手段を設けたものである。
また、これは従来の異常診断装置に弁開度/流量特性生
成手段または弁開度/流量特性補正手段を設けたもので
ある。
作音による異常診断を省いて、弁開度/流量特性のみを
用いて異常診断を行うもので、この異常診断の際、実施
例5から実施例8までに示す弁開度/流量特性生成手段
または弁開度/流量特性補正手段を設けたものである。
また、これは従来の異常診断装置に弁開度/流量特性生
成手段または弁開度/流量特性補正手段を設けたもので
ある。
【0099】この実施例を図10の構成図に示す。図の
ように、判定2の動作系統は全て省略して、判定1の動
作系統のみとし、弁開度/流量特性生成手段501を設
けたものである。動作については実施例5(図6)で説
明したので省略する。また、実施例5の弁開度/流量特
性生成手段501の代わりに、実施例6の図7の弁開度
/流量特性生成手段501を用いてもよい。また、実施
例5の弁開度/流量特性生成手段501の代わりに、実
施例7の図8の弁開度/流量特性補正手段511を用い
てもよく、実施例8の図9の弁開度/流量特性補正手段
511を用いてもよい。
ように、判定2の動作系統は全て省略して、判定1の動
作系統のみとし、弁開度/流量特性生成手段501を設
けたものである。動作については実施例5(図6)で説
明したので省略する。また、実施例5の弁開度/流量特
性生成手段501の代わりに、実施例6の図7の弁開度
/流量特性生成手段501を用いてもよい。また、実施
例5の弁開度/流量特性生成手段501の代わりに、実
施例7の図8の弁開度/流量特性補正手段511を用い
てもよく、実施例8の図9の弁開度/流量特性補正手段
511を用いてもよい。
【0100】実施例10.この実施例は実施例2から弁
動作音による異常診断を省いて、圧力・弁開度/流量特
性のみを用いて異常診断を行うもので、この異常診断の
際、実施例5から実施例8までに示す弁開度/流量特性
生成手段または弁開度/流量特性補正手段を設けたもの
である。
動作音による異常診断を省いて、圧力・弁開度/流量特
性のみを用いて異常診断を行うもので、この異常診断の
際、実施例5から実施例8までに示す弁開度/流量特性
生成手段または弁開度/流量特性補正手段を設けたもの
である。
【0101】図は省略するが、図4の判定2の動作系統
は全て省略して、判定1の動作系統のみとし、弁開度/
流量特性生成手段501を設けたものである。動作につ
いては実施例5(図6)で説明したので省略する。
は全て省略して、判定1の動作系統のみとし、弁開度/
流量特性生成手段501を設けたものである。動作につ
いては実施例5(図6)で説明したので省略する。
【0102】また、実施例5の弁開度/流量特性生成手
段501の代わりに、実施例6の図7の弁開度/流量特
性生成手段501を用いてもよい。また、実施例5の弁
開度/流量特性生成手段501の代わりに、実施例7の
図8の弁開度/流量特性補正手段511を用いてもよ
く、実施例8の図9の弁開度/流量特性補正手段511
を用いてもよい。
段501の代わりに、実施例6の図7の弁開度/流量特
性生成手段501を用いてもよい。また、実施例5の弁
開度/流量特性生成手段501の代わりに、実施例7の
図8の弁開度/流量特性補正手段511を用いてもよ
く、実施例8の図9の弁開度/流量特性補正手段511
を用いてもよい。
【0103】実施例11.上記実施例では送配水プラン
トに適用したが、水のみでなく他の液体の送配を行う流
量制御設備に広く適用することができる。
トに適用したが、水のみでなく他の液体の送配を行う流
量制御設備に広く適用することができる。
【0104】
(1)以上のように、この発明によれば弁開度/流量特
性生成手段で求めた弁開度/流量特性と実測データとを
比較し、この比較に応じて異常と判定するようにしたの
で、予め弁開度/流量特性を設定しておく必要がなく、
また、流量制御設備の経年変化に対応して弁開度/流量
特性を変化するとこができる。。
性生成手段で求めた弁開度/流量特性と実測データとを
比較し、この比較に応じて異常と判定するようにしたの
で、予め弁開度/流量特性を設定しておく必要がなく、
また、流量制御設備の経年変化に対応して弁開度/流量
特性を変化するとこができる。。
【0105】(2)また、弁開度/流量特性補正成手段
で補正した弁開度/流量特性と実測データとを比較し、
この比較に応じて異常と判定するようにしたので、流量
制御設備の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化
するとこができる。
で補正した弁開度/流量特性と実測データとを比較し、
この比較に応じて異常と判定するようにしたので、流量
制御設備の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化
するとこができる。
【0106】(3)また、圧力・弁開度/流量特性生成
手段で求めた圧力・弁開度/流量特性と実測データとを
比較し、この比較に応じて異常と判定するようにしたの
で、予め弁開度/流量特性を設定しておく必要がなく、
また、流体圧力を加味したので精度のよい判定ができ、
また、流量制御設備の経年変化に対応して圧力・弁開度
/流量特性を変化するとこができる。
手段で求めた圧力・弁開度/流量特性と実測データとを
比較し、この比較に応じて異常と判定するようにしたの
で、予め弁開度/流量特性を設定しておく必要がなく、
また、流体圧力を加味したので精度のよい判定ができ、
また、流量制御設備の経年変化に対応して圧力・弁開度
/流量特性を変化するとこができる。
【0107】(4)また、圧力・弁開度/流量特性補正
成手段で補正した圧力・弁開度/流量特性と実測データ
とを比較し、この比較に応じて異常と判定するようにし
たので、流量制御設備の経年変化に対応して圧力・弁開
度/流量特性を変化するとこができ、また、流体圧力を
加味したので精度のよい判定ができる。
成手段で補正した圧力・弁開度/流量特性と実測データ
とを比較し、この比較に応じて異常と判定するようにし
たので、流量制御設備の経年変化に対応して圧力・弁開
度/流量特性を変化するとこができ、また、流体圧力を
加味したので精度のよい判定ができる。
【0108】(5)また、流量制御弁の弁開度/流量特
性での異常判定に加え、流量制御弁の動作音のデータで
異常判定をするようにしたので、より広い範囲の異常判
定ができ、また、異常部位の判定をすることができる。
性での異常判定に加え、流量制御弁の動作音のデータで
異常判定をするようにしたので、より広い範囲の異常判
定ができ、また、異常部位の判定をすることができる。
【0109】(6)また、流量制御弁の弁開度/流量特
性は、弁開度/流量特性生成手段を設けて導出するよう
にしたので、予め弁開度/流量特性を設定しておく必要
がない。
性は、弁開度/流量特性生成手段を設けて導出するよう
にしたので、予め弁開度/流量特性を設定しておく必要
がない。
【0110】(7)また、流量制御弁の弁開度/流量特
性は、弁開度/流量特性補正手段を設けて、この補正し
た弁開度/流量特性を用いるようにしたので、流量制御
設備の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化する
とこができる。
性は、弁開度/流量特性補正手段を設けて、この補正し
た弁開度/流量特性を用いるようにしたので、流量制御
設備の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化する
とこができる。
【0111】(8)また、流量制御弁の流体圧力に対す
る弁開度/流量特性での異常判定に加え、流量制御弁の
動作音のデータで異常判定をするようにしたので、より
広い範囲の異常判定ができ、また、異常部位の判定をす
ることができる。
る弁開度/流量特性での異常判定に加え、流量制御弁の
動作音のデータで異常判定をするようにしたので、より
広い範囲の異常判定ができ、また、異常部位の判定をす
ることができる。
【0112】(9)また、流量制御弁の流体圧力に対す
る弁開度/流量特性は、圧力・弁開度/流量特性生成手
段を設けて導出するようにしたので、予め圧力・弁開度
/流量特性を設定しておく必要がない。
る弁開度/流量特性は、圧力・弁開度/流量特性生成手
段を設けて導出するようにしたので、予め圧力・弁開度
/流量特性を設定しておく必要がない。
【0113】(10)また、流量制御弁の流体圧力に対
する弁開度/流量特性は、圧力・弁開度/流量特性補正
手段を設けて、この補正した流体圧力に対する弁開度/
流量特性を用いるようにしたので、流量制御設備の経年
変化に対応して圧力・弁開度/流量特性を変化するとこ
ができる。
する弁開度/流量特性は、圧力・弁開度/流量特性補正
手段を設けて、この補正した流体圧力に対する弁開度/
流量特性を用いるようにしたので、流量制御設備の経年
変化に対応して圧力・弁開度/流量特性を変化するとこ
ができる。
【0114】(11)また、正常時の弁動作音のデータ
は、弁動作音データ収集手段を設けて導出するようにし
たので、予め正常時の弁動作音データを設定しておく必
要がない。
は、弁動作音データ収集手段を設けて導出するようにし
たので、予め正常時の弁動作音データを設定しておく必
要がない。
【0115】(12)また、正常時の弁動作音のデータ
は、弁動作音データ補正手段を設けて、この補正した弁
動作音のデータを用いるようにしたので、流量制御設備
の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化するとこ
ができる。
は、弁動作音データ補正手段を設けて、この補正した弁
動作音のデータを用いるようにしたので、流量制御設備
の経年変化に対応して弁開度/流量特性を変化するとこ
ができる。
【0116】(13)また、流体搬送用ポンプの運転時
の発生音のデータを収集して、正常時のポンプ運転時の
発生音のデータとを比較して、その比較に応じて異常と
判定するようにしたので、ポンプの異常を判定すること
ができる。
の発生音のデータを収集して、正常時のポンプ運転時の
発生音のデータとを比較して、その比較に応じて異常と
判定するようにしたので、ポンプの異常を判定すること
ができる。
【0117】(14)また、正常時のポンプ運転時の発
生音のデータは、発生音データ収集手段を設けて導出す
るようにしたので、予め正常時のポンプ運転時の発生音
データを設定しておく必要がない。
生音のデータは、発生音データ収集手段を設けて導出す
るようにしたので、予め正常時のポンプ運転時の発生音
データを設定しておく必要がない。
【0118】(15)また、正常時のポンプ運転時の発
生音のデータは、発生音データ補正手段を設けて、この
補正した発生音のデータを用いるようにしたので、ポン
プの経年変化による発生音の変化に追従することができ
る。
生音のデータは、発生音データ補正手段を設けて、この
補正した発生音のデータを用いるようにしたので、ポン
プの経年変化による発生音の変化に追従することができ
る。
【図1】 本発明の実施例1による流量制御設備の異常
診断装置のブロック図である。
診断装置のブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1による弁開度/流量特性を
求める図である。
求める図である。
【図3】 本発明の実施例1による弁開閉時周波数特性
を求める図である。
を求める図である。
【図4】 本発明の実施例2による流量制御設備の異常
診断装置のブロック図である。
診断装置のブロック図である。
【図5】 本発明の実施例3によるポンプ設備の異常診
断装置のブロック図である。
断装置のブロック図である。
【図6】 本発明の実施例5による弁開度/流量特性生
成手段のブロック図である。
成手段のブロック図である。
【図7】 本発明の実施例6による弁開度/流量特性生
成手段のブロック図である。
成手段のブロック図である。
【図8】 本発明の実施例7による弁開度/流量特性補
正手段のブロック図である。
正手段のブロック図である。
【図9】 本発明の実施例8による弁開度/流量特性補
正手段のブロック図である。
正手段のブロック図である。
【図10】 本発明の実施例9による流量制御設備の異
常診断装置のブロック図である。
常診断装置のブロック図である。
【図11】 従来の取水流量弁の異常診断装置を示す図
である。
である。
1 取水井、2 調整池、3 取水導水管、4 取水流
量制御弁、5 流量計、6 流量制御器、7 異常診断
装置、8 流量データ読み取り部、9 演算部、10
タイマ、11 警報器、12 流量指示計、101,3
01,401 浄水池、102,302,402 配水
池、103,303,403 送水管、104,30
4,405 流量制御弁、105,305 流量計、1
06,306 流量制御器、107,307 異常診断
装置、109 弁開度/流量特性演算部、110,31
0 弁開閉時発生音周波数特性演算部、111,31
1,411 判定演算部、112,312,412 警
報出力部、115,315 弁開度検出器、116,3
16 弁動作音検出器、308 圧力計、309 圧
力、弁開度/流量特性演算部、404 ポンプ設備、4
06 ポンプ制御部、416 ポンプ動作音検出器、4
07 異常診断装置、410 ポンプ動作音周波数特性
演算部、501 弁開度/流量特性生成手段、502,
512 メモリ、503 弁開度/流量特性テーブル、
504,514 一次メモリ、513弁開度/流量特性
補正テーブル。
量制御弁、5 流量計、6 流量制御器、7 異常診断
装置、8 流量データ読み取り部、9 演算部、10
タイマ、11 警報器、12 流量指示計、101,3
01,401 浄水池、102,302,402 配水
池、103,303,403 送水管、104,30
4,405 流量制御弁、105,305 流量計、1
06,306 流量制御器、107,307 異常診断
装置、109 弁開度/流量特性演算部、110,31
0 弁開閉時発生音周波数特性演算部、111,31
1,411 判定演算部、112,312,412 警
報出力部、115,315 弁開度検出器、116,3
16 弁動作音検出器、308 圧力計、309 圧
力、弁開度/流量特性演算部、404 ポンプ設備、4
06 ポンプ制御部、416 ポンプ動作音検出器、4
07 異常診断装置、410 ポンプ動作音周波数特性
演算部、501 弁開度/流量特性生成手段、502,
512 メモリ、503 弁開度/流量特性テーブル、
504,514 一次メモリ、513弁開度/流量特性
補正テーブル。
Claims (15)
- 【請求項1】 管路に流れる流体の流量を計測し、その
計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量制御を行う
流量制御設備にあって、流量制御弁の開度に応じた流量
のデータを収集する第1の収集手段、この第1の収集手
段で収集した複数個のデータから上記流量制御弁の弁開
度/流量特性を求める弁開度/流量特性生成手段、この
求めた弁開度/流量特性と上記第1の収集手段で収集し
たデータとを比較し、この比較に応じて異常と判定する
第1の判定手段を備えたことを特徴とする流量制御設備
の異常診断装置。 - 【請求項2】 管路に流れる流体の流量を計測し、その
計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量制御を行う
流量制御設備にあって、流量制御弁の開度に応じた流量
のデータを収集する第1の収集手段、予め求めた上記流
量制御弁の弁開度/流量特性を上記第1の収集手段で収
集したデータで補正する弁開度/流量特性補正成手段、
この補正した弁開度/流量特性と上記第1の収集手段で
収集したデータとを比較し、この比較に応じて異常と判
定する第1の判定手段を備えたことを特徴とする流量制
御設備の異常診断装置。 - 【請求項3】 管路に流れる流体の流量を計測し、その
計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量制御を行う
流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流体圧力に対
応する弁開度と流量とのデータを収集する第1の収集手
段、この第1の収集手段で収集した複数個のデータから
上記流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/流量特性を
求める圧力・弁開度/流量特性生成手段、この求めた圧
力・弁開度/流量特性と上記第1の収集手段で収集した
データとを比較し、この比較に応じて異常と判定する第
1の判定手段を備えたことを特徴とする流量制御設備の
異常診断装置。 - 【請求項4】 管路に流れる流体の流量を計測し、その
計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量制御を行う
流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流体圧力に対
応する弁開度と流量とのデータを収集する第1の収集手
段、予め求めた上記流量制御弁の流体圧力に対する弁開
度/流量特性を上記第1の収集手段で収集したデータで
補正する圧力・弁開度/流量特性補正成手段、この補正
した圧力・弁開度/流量特性と上記第1の収集手段で収
集したデータとを比較し、この比較に応じて異常と判定
する第1の判定手段を備えたことを特徴とする流量制御
設備の異常診断装置。 - 【請求項5】 管路に流れる流体の流量を計測し、その
計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量制御を行う
流量制御設備にあって、流量制御弁の開度に応じた流量
のデータを収集する第1の収集手段、この収集したデー
タと上記流量制御弁の弁開度/流量特性とを比較し、こ
の比較に応じて異常と判定する第1の判定手段、上記流
量制御弁の動作音のデータを収集する第2の収集手段
と、この収集した弁動作音のデータと正常時の弁動作音
のデータとを比較して、その比較に応じて異常と判定す
る第2の判定手段、上記第1と第2の判定手段の結果に
応じて異常状態を判別して警報信号を出力する警報出力
部を備えたことを特徴とする流量制御設備の異常診断装
置。 - 【請求項6】 請求項5の流量制御弁の弁開度/流量特
性は、第1の収集手段で収集した複数個のデータから弁
開度/流量特性を求める弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出するようにしたことを特徴とする流量制御設備
の異常診断装置。 - 【請求項7】 請求項5の流量制御弁の弁開度/流量特
性は、予め求めた弁開度/流量特性を第1の収集手段で
収集したデータで補正する弁開度/流量特性補正手段を
設けて、この補正した弁開度/流量特性を用いるように
したことを特徴とする流量制御設備の異常診断装置。 - 【請求項8】 管路に流れる流体の流量を計測し、その
計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量制御を行う
流量制御設備にあって、上記流量制御弁の流体圧力に対
応する弁開度と流量とのデータを収集する第1の収集手
段、この収集したデータと上記流量制御弁の流体圧力に
対する弁開度/流量特性とを比較し、この比較に応じて
異常と判定する第1の判定手段、上記流量制御弁の動作
音のデータを収集する第2の収集手段と、この収集した
弁動作音のデータと正常時の弁動作音のデータとを比較
して、その比較に応じて異常と判定する第2の判定手
段、上記第1と第2の判定手段の結果に応じて異常状態
を判別して警報信号を出力する警報出力部を備えたこと
を特徴とする流量制御設備の異常診断装置。 - 【請求項9】 請求項8の流量制御弁の流体圧力に対す
る弁開度/流量特性は、第1の収集手段で収集した複数
個のデータから流量制御弁の流体圧力に対する弁開度/
流量特性を求める圧力・弁開度/流量特性生成手段を設
けて導出するようにしたことを特徴とする流量制御設備
の異常診断装置。 - 【請求項10】 請求項8の流量制御弁の流体圧力に対
する弁開度/流量特性は、予め求めた流量制御弁の流体
圧力に対する弁開度/流量特性を第1の収集手段で収集
したデータで補正する圧力・弁開度/流量特性補正手段
を設けて、この補正した流体圧力に対する弁開度/流量
特性を用いるようにしたことを特徴とする流量制御設備
の異常診断装置。 - 【請求項11】 請求項5〜10のいずれか1項の正常
時の弁動作音のデータは、第2の収集手段で収集した複
数個の弁動作音のデータから正常時の弁動作音のデータ
を求める弁動作音データ収集手段を設けて導出するよう
にしたことを特徴とする流量制御設備の異常検出装置。 - 【請求項12】 請求項5〜10のいずれか1項の正常
時の弁動作音のデータは、予め求めた正常時の弁動作音
のデータを第2の収集手段で収集したデータで補正する
弁動作音データ補正手段を設けて、この補正した弁動作
音のデータを用いるようにしたことを特徴とする流量制
御設備の異常検出装置。 - 【請求項13】 管路に流れる流体の流量を計測し、そ
の計測結果に応じて流量制御弁を制御して流量制御を行
う流量制御設備にあって、流体搬送用ポンプの運転時の
発生音のデータを収集する発生音収集手段と、この収集
したデータと正常時のポンプ運転時の発生音のデータと
を比較して、その比較に応じて異常と判定する第3の判
定手段を備えたことを特徴とする流量制御設備の異常診
断装置。 - 【請求項14】 請求項13の正常時のポンプ運転時の
発生音のデータは、発生音収集手段からの複数個の発生
音のデータから正常時のポンプ運転時の発生音のデータ
を求める発生音データ収集手段を設けて導出するように
したことを特徴とする流量制御設備の異常検出装置。 - 【請求項15】 請求項13の正常時のポンプ運転時の
発生音のデータは、予め求めた正常時のポンプ運転時の
発生音のデータを発生音収集手段からの発生音のデータ
で補正する発生音データ補正手段を設けて、この補正し
た発生音のデータを用いるようにしたことを特徴とする
流量制御設備の異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5588695A JPH08247900A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 流量制御設備の異常診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5588695A JPH08247900A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 流量制御設備の異常診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08247900A true JPH08247900A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=13011595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5588695A Pending JPH08247900A (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 流量制御設備の異常診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08247900A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008065812A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Yokogawa Electric Corp | 制御弁の性能を評価するための方法およびそのためのシステム |
US20130092258A1 (en) * | 2011-10-14 | 2013-04-18 | Horiba Stec, Co., Ltd. | Flow rate control device, and diagnostic device and recording medium recorded with diagnostic program used for flow rate control device |
CN104089762B (zh) * | 2014-07-04 | 2017-01-18 | 国家电网公司 | 一种汽轮机调速汽门流量特性测试方法 |
CN106441858A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-02-22 | 重庆享控智能科技有限公司 | 阀门的预判监测系统和方法 |
CN117686042A (zh) * | 2024-02-02 | 2024-03-12 | 成都秦川物联网科技股份有限公司 | 一种物联网超声波水表阀控联动方法、系统及设备 |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP5588695A patent/JPH08247900A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008065812A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-03-21 | Yokogawa Electric Corp | 制御弁の性能を評価するための方法およびそのためのシステム |
US20130092258A1 (en) * | 2011-10-14 | 2013-04-18 | Horiba Stec, Co., Ltd. | Flow rate control device, and diagnostic device and recording medium recorded with diagnostic program used for flow rate control device |
CN104089762B (zh) * | 2014-07-04 | 2017-01-18 | 国家电网公司 | 一种汽轮机调速汽门流量特性测试方法 |
CN106441858A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-02-22 | 重庆享控智能科技有限公司 | 阀门的预判监测系统和方法 |
CN117686042A (zh) * | 2024-02-02 | 2024-03-12 | 成都秦川物联网科技股份有限公司 | 一种物联网超声波水表阀控联动方法、系统及设备 |
CN117686042B (zh) * | 2024-02-02 | 2024-05-24 | 成都秦川物联网科技股份有限公司 | 一种物联网超声波水表阀控联动方法、系统及设备 |
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