JPH0771206A - 蒸気タービン・システムにおける弁の性能を評価する診断システムおよび方法 - Google Patents

蒸気タービン・システムにおける弁の性能を評価する診断システムおよび方法

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JPH0771206A
JPH0771206A JP3025486A JP2548691A JPH0771206A JP H0771206 A JPH0771206 A JP H0771206A JP 3025486 A JP3025486 A JP 3025486A JP 2548691 A JP2548691 A JP 2548691A JP H0771206 A JPH0771206 A JP H0771206A
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shaft
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check valve
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JP3025486A
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Serge P Barton
ピーター バートン サージ
David B Berrong
ブルース バーロング デビッド
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Westinghouse Electric Corp
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/20Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted
    • F01D17/22Devices dealing with sensing elements or final actuators or transmitting means between them, e.g. power-assisted the operation or power assistance being predominantly non-mechanical
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D21/00Shutting-down of machines or engines, e.g. in emergency; Regulating, controlling, or safety means not otherwise provided for
    • F01D21/003Arrangements for testing or measuring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K1/00Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
    • F16K1/16Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members
    • F16K1/18Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、蒸気タービンにおける蒸気弁の作
用状態を周期的に評価する自動診断システムに関する。 【構成】 このシスムは、逆止弁を支持示するシャフト
と連動して該シャフトの回転位置を表わす第1信号を出
力する第1センサーと、隔離弁と連動してその所期の状
態を表わす第2信号を出力する第2センサーを含む。第
1及び第2信号をコンピューターが受信し、該コンピュ
ーターは第2信号の受信と同時にシャフト回転位置の変
化率を算定するタイミング手段を含む。コンピューター
は、シャフト位置を第2信号の状態に相当する所定のシ
ャフト位置と比較すると共に、変化率を比較することに
よって逆止弁の特性に応じた変動を識別する手段を含
む。逆止弁の作用状態を示す状態リポートがコンピュー
ターによって提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、蒸気タービン、特に、蒸気タービン・システ
ムにおける蒸気弁の作用状態を周期的に評価する自動診
断システムに係わる。
【0001】商業用発電所に使用されるような蒸気ター
ビン・システムは稼動中に性能が劣化する固設および可
動部品を具えた多数の重要な逆止(NR)弁を内臓して
いる。これらの部品はそれぞれの作用状態を評価するた
め周期的な検査を必要とする。従来、必要とされる検査
の多くで弁を分解しなければならず、タービン・システ
ムをオフ・ライン状態にして検査をする必要があった。
たとえ数時間でもタービンを停止させることによって生
ずる収入損を回避するため、多数の重要な弁の作用状態
を評価するのに、限られたオン・ライン試験を行うのが
普通である。しかし、このような限定的オンライン試験
は多大の時間と労力を要するプロセスである。即ち、コ
ントロール・ルームのオペレーターがタービンの運転パ
ラメーターおよび機器を調節することによって弁の作用
を観察し、個々の弁が設置された現場での試験を行うの
と並行して、別の要員がコントロール・ルームとその現
場の試験作業を整合させ、さらに、データを直ちに翻訳
しなければならない。また、オンライン試験では要員が
高温、高エネルギーの蒸気の近くに身を置いて作業する
必要がある。このように1個の弁を試験するごとに多数
の発電所要員が参加しなければならない手作業であるか
ら、発電所全体に存在する多数の蒸気弁を試験するには
定期的な点検と共にこれに劣らぬその他の保守作業が必
要であり、その結果、重要な弁の試験は先送りされがち
であり、正しい弁の作用を確保するのに必要な頻度では
試験が行われない。さらにまた、オンライン試験は必ず
しも欠陥の発見につながらず、重大なタービン損傷を招
くまで弁の故障が検出されないおそれがある。
【0002】容易に検出できない欠陥を生じ易い重要な
弁の一例として大型蒸気タービン・システムの抽気管に
おける逆流を防止するために設置される逆止弁がある。
抽気管は復水器とボイラーの間を流れるタービン給水を
再加熱するため蒸気タービンの中間翼配列段から高エネ
ルギー蒸気を抽出する。抽出された高温蒸気は通常、給
水加熱器管の内側に位置する復水器からの比較的低温の
水に熱を伝達した後、給水加熱器タンク内で復水する。
このプロセスはボイラーの熱応力を低下させると共に、
ボイラーと、再加熱のため復水器からボイラーへ循環さ
れる給水との間の温度差を縮めることによって蒸気サイ
クルの効率を高め、ボイラーの熱応力を軽減する結果と
もなる。発電所に電気的負荷の低下が起こると、即ち、
線路故障による大きい電力損、またはタービンをオフラ
イン状態にしなければならない計画的な運転停止時に見
られるような小さい電力損が起こると、給水加熱器また
は空気分離加熱器の殻構造側の、またはタービンの抽気
管内の凝縮水に減圧効果が作用して蒸発が起こり、抽気
管を通ってタービンにむかって湿った蒸気が逆流する可
能性がある。オフライン状態のタービンには負荷が作用
しないから、この逆流の結果として、水または低温蒸気
がタービン構造に侵入するだけでなく過速度状態とな
り、羽根やシールの損傷、ボルトの損傷、ケーシングの
変形、推力のインバランス、軸受の損傷などを招き易
く、蒸気管系のその他の部品をも損傷する恐れがある。
この逆流を防止するため、抽気管内に速動逆止弁を配設
する。この逆止弁は使用を重ねるうちに劣化するから、
運転停止、特に緊急停止時の誤動作を回避するため定期
的に検査しなければならない。逆止弁の欠陥は分解しな
い限り検出し難く、限られた数のオンライン試験で弁部
品が正常なことを確認できるに過ぎない。逆止弁の正し
い作用を確保するのに必要な試験と点検は手作業による
試験方法の性質上、また試験に劣らず手間のかかる保守
作業に鑑み先送りされることが多い。その結果、抽気管
を通る蒸気および給水の逆流によるタービンの損傷がし
ばしば発生している。従って、蒸気タービン・システム
における多数の重要な弁の作用状態を定期的にまたは常
時モニターする自動診断システムの実現が望まれる。
【0003】本発明の目的は、高温、高圧容器内におけ
る重要な弁の部品の変位量などを含む、センサーを用い
てかかる弁部品の性能をモニターする診断システムおよ
び診断方法を提供することにある。
【0004】この目的を達成するため、本発明は蒸気タ
ービンの抽気管内に設置され、タービンと給水加熱器の
間で蒸気流路で分離弁と直列に接続され、選択的に逆流
を阻止するためシャフトに枢動自在に取り付けたフラッ
パー、フラッパーの重量と釣り合わせるためシャフトと
に取り付けた釣り合いおもり、およびフラッパーを閉鎖
方向へ始動させるためシャフトの回転を起動するように
シャフトに結合した駆動用サーボモーターを含む逆止弁
の作用を評価する診断システムであって、フラッパーを
支持するシャフトと結合してシャフトの回転位置を表わ
す第1信号を出力する第1センサー手段と;分離弁の所
期の状態を感知して分離弁の所期の状態を表わす第2信
号を出力する第2センサー手段と;前記第1および第2
信号を受信するコンピューター手段からなり、前記コン
ピューター手段が前記第2信号を受信すると前記シャフ
トの角度位置変化率を算定するタイミング手段を含むと
共に、前記シャフトの位置を前記第2信号の状態に相当
する所定のシャフト位置と比較する一方、前記変化率を
比較することにより前記逆止弁の特性に応じて変動を識
別する手段をも含み、前記コンピューター手段が前記逆
止弁の作用状態を示す状態リポート提供することを特徴
とする診断システムを提案する。
【0005】本発明の内容をさらに明らかにするため、
添付図面に沿って本発明の好ましい実施例を以下に説明
する。
【0006】本発明は種々の弁に利用でき、種々の流体
が流れる配管系に有用であるが、ここでは特に蒸気ター
ビン・システムにおける逆止弁の運転パラメーターをモ
ニターする場合に関連して説明する。図1および図2に
は、蒸気タービン抽気管における逆流を阻止するために
使用される動力駆動逆止弁10を示した。図1は弁を通
過する蒸気の流れ方向に沿って切断して示す逆止弁の断
面図であり、図2は蒸気の流れ方向と直交する方向に切
断して図1の弁を示す断面図である。弁10は抽気管1
6の第1セグメント16Aから蒸気を受ける入口14お
よび抽気管16の第2セグメント16Bを介して蒸気を
送出する出口18を有する弁筺体12を含む。弁入口1
4に近い弁筺体部分の周りに円周方向に弁座20が配置
され、弁の点検、修理に際して取り外し自在なカバープ
レート22が弁筺体12の上部にボルト止めされてい
る。(フラッパーまたはクラッパーと呼称されることも
ある)弁頭24が、弁棒またはシャフト26に枢動自在
に連結されている。このように弁頭を枢動自在に連結す
るため、弁アーム34の第1端36をねじ付きファスナ
ー38でフラッパー24に固定する一方、弁アーム34
の第2端40をシャフト26に固定することにより、シ
ャフト26がフラッパー24の開閉と同期して回転でき
るようにする。シャフト26は軸受44内で回転し、軸
受44は弁10に対してシャフトを支持する。軸受44
は軸受支持部材47で保持され、シール51が蒸気漏れ
を防止する。
【0007】正常な動作中には、気体または液体の圧力
下に動作するサーボモーター46がアクチュエーター・
ピストン48およびロッド49を伸張位置に維持し、流
体圧がシャフト26を枢動してフラッパー24に当接さ
せることによりフラッパー24を図1に鎖線で示す開放
位置50へ移動させ得るようにする。タービン・コント
ロール・ルームからのタービン停止に伴なう引き外し信
号を受信すると、ソレノイド作動放出弁52がサーボモ
ーター46内の(またはサーボモーター46への流体供
給管内の)流体圧を解放し、ばね54がアクチュエータ
ー・ピストン48を引っ込めてシャフト26の回転を開
始させ、結合アーム34がフラッパー24を少なくとも
部分的に閉鎖位置へむかって移動させることにより、蒸
気の逆流に伴なう流体圧をフラッパー24に作用させ
る。この逆流がフラッパー24を完全閉鎖位置56へ枢
動させて弁座20に当接させる。
【0008】本発明の診断システムでは、弁の故障を招
く幾つかの弁劣化態様に関して上記逆流弁10をオンラ
インのままでモニターすることができる。上記劣化態様
としては次のような状態がある:1)フラッパー24の
反りまたはその他の歪みに起因するフラッパー24の不
適性な着座状態;2)フラッパー24を弁アーム34に
固定する締め具が緩んだり破損することにより、フラッ
パー24が弁座20と不整列になったり、弁アーム34
から完全に脱落したりする状態;3)弁アーム34また
は弁アーム34と弁棒26との間の連結部が破損したり
恒久的に変形したりする状態;4)弁棒/軸受間の界面
が腐食または破損し、開放位置50から完全閉鎖位置5
6へのフラッパー24の適時の確実な回転を妨げるよう
な摩擦が発生する状態;5)弁棒26とアクリュエータ
ー・ピストン48との間のリンケージ57が破損または
恒久的に変形することで適時の確実なフラッパー回転が
妨げられたり、初期回転駆動が得られなくなる状態;
6)釣り合いおもり59が止めねじ59Aにより弁リン
ケージ57の誤った位置に可動的に取り付けられている
ため、動作中のフラッパーの位置に狂いが生じたり、閉
成動作が不適正になったりする状態である。
【0009】図3には本発明の一実施態様として、一連
の弁62の作用を試験し評価する診断システム60を略
示した。それぞれの弁62に複数のセンサー64を取り
付けてあり、弁機能に関連の動作パラメーターを測定す
るため各センサーを弁部品と結合させる。センサー信号
はデータ・ハイウェイ67を介して弁モニター・コンピ
ューター66へ直接伝送され、各センサーからの信号は
弁別のためのアドレス・ラベルを持っている。コンピュ
ーター66はまた、発電所のコンピューターおよび弁6
2のコントローラーからなるタービン制御システム68
と相互作用することにより、システム変数、例えば、出
力やタービン速度をモニターして診断試験中の制御弁ア
クチュエーターの動作を確認する。弁62に結合された
個々のセンサーからの信号は、弁62の動作状態を全面
的に診断するには必ずしも十分ではないが、これらの信
号と他のタービン動作信号の組み合わせをコンピュータ
ー・ロジックによって相関させれば、すべてのタービン
動作モードについて弁の動作状態をモニターし、診断す
ることができる。
【0010】一連の弁62に対する診断試験シーケンス
は、経時的にプログラムに基づいて、またはタービン動
作、即ち、非試験稼動と関連する最新の弁作動中に弁セ
ンサー64によって出力されるデータに基づいて、開始
することができる。試験シーケンスは、オペレーターが
スイッチを閉じることによって開始することもできる。
あるいは、オペレーターが制御キーボード69を介して
診断システム60に入力することにより、特定の弁に対
して特定の試験を行うことも可能である。システム60
は、それぞれのタービン動作モードについて弁の応答を
検討しながらセンサー・データをモニターすることによ
り弁の性能を評価する。随時行われるタービン・システ
ムの試験において弁を人工的に作用させることのできる
範囲は、タービンの動作モードによって制限される可能
性がある。例えば、多数の弁を有するタービンにおける
制御弁の性能は、低レベルのタービン負荷動作中に個々
の制御弁を同時開閉することで評価できるに過ぎない。
タービン負荷動作が低レベルでなければ、評価がタービ
ン出力を著しく変えることになりかねない。
【0011】蒸気タービン・システムの抽気管16に配
設された図1および図2の逆止弁10については、診断
システム60によって弁の性能を評価できる動作モード
は以下に述べる通りである:1)タービンが隔離弁94
(図6参照)が開放されて蒸気の流動が始まる下限レベ
ルに達するまで逆止弁を内蔵する管16が隔離弁によっ
て隔離されるタービン始動モード;2)給水を再加熱す
るため逆止弁10が蒸気流を通過させる正規動作モー
ド;3)予定の停止期間中タービンが低負荷レベルから
引きはずされ、中レベルの蒸気の逆流を防止するため弁
10が閉じる(場合によっては、ユニット・オフライン
を引きはずす前に隔離弁が閉じる)正規停止モード;
4)タービンが高負荷レベルから引きはずされ、隔離弁
は初期逆流防止の機能を果たすため適時閉じることがで
きないから、高レベルの蒸気逆流を防止するため弁10
が閉じる緊急モード;5)タービン負荷が著しく低下し
て逆流を惹起し、特に、例えば給水加熱器中の水位制御
システムが誤動作したために給水加熱器の水位が高くな
った場合、弁10の閉鎖が必要となる負荷制御モード。
診断システム60をさらに詳細に説明するため、図4
および図5に上記動作モード中の性能を評価する(セン
サー64に対応する)複数のセンサーを設けた逆止弁1
0を示した。例えば(遠隔場所に配置しても良い)信号
調整電子回路を含む増分弁棒エンコーダーのような位置
センサー70を弁棒26の近くに設置すれば、回転自在
な弁棒26の回転位置を示すデジタル情報をデータ・ハ
イウェイまたはその他の通信リンク67を介して弁モニ
ター・コンピューター66に伝送することができる。他
の実施態様としては、位置センサーとして弁棒26に取
り付けたカム74の付近に近接センサー72を配置して
もよい。弁棒26の回転が近接センサー72とカム面7
4との間のギャップを変化させる。作用に要する時間に
基づいて弁の膠着状態を知ることができ、ギャップの異
常から弁の位置不適性を察知することができる。位置セ
ンサー70または72からの情報は弁別のため独自のア
ドレス・ラベルでコード化すればよい。弁筐12は、弁
座20の(正常な流動方向で)上流側および下流側にそ
れぞれ配置された第1および第2圧力モニター孔78、
76を含む。孔76、78は、差圧センサー82を内臓
する圧力管80を介して互いに連通する。差圧センサー
の出力もデータ・ハイウェイ67に沿ってコンピュータ
ー66へ伝送される前にデジタル化され、独自のアドレ
ス・ラベルを添えられる。圧力管80に沿って第2孔7
8の付近に圧力センサー86を配置することにより、抽
気管16の第1セグメント16A内の圧力を示すデータ
を出力させる。電圧センサー90は放出弁52に送られ
る引きはずし信号をモニターし、これに基づいて放出弁
の状態を示すデータを出力する。圧力センサー86およ
び電圧センサー90から出力される情報もデジタル化さ
れ、独自のアドレス・ラベルと共に通信リンク67に沿
って伝送される。
【0012】逆止弁の評価は、信号の相関に基づいて適
性弁位置を確認すると共にセンサー信号を許容基準と比
較することによって動作特性の劣化を識別することによ
り行われる。この情報は弁の故障を予測するのに有用で
ある。例えば、弁棒/軸受界面(弁棒26と軸受44)
の劣化または弁棒26/アクチュエーター・ピストン4
8間リンケージの劣化の初期段階を、放出弁52へ引き
はずし信号が供給されてからフラッパー24が着座する
までのタイムラグの増大をモニターすることによって識
別することができる。モニターにより得たデータに基づ
き、コントロール・ルーム表示パネルが測定された弁の
性能に関する情報を表示する。このシステム60はま
た、測定データの傾向およびセンサー出力信号の相関に
基づいて将来の弁性能および予想される故障を予測す
る。
【0013】本発明の診断システムをさらに詳細に説明
する前に、蒸気タービン・システム92における逆止弁
の位置を略示する図6を参照されたい。弁10は隔離弁
94と給水加熱器96の間に配置される。隔離弁94お
よび逆止弁10は蒸気タービン99を給水加熱器96と
接続する抽気管98に位置している。タービンの通常動
作時、隔離弁94および逆止弁10は全開状態にあって
給水加熱器96への抽出蒸気の流入を可能にする。隔離
弁94は多くの場合電動弁であり、高速閉鎖は不可能で
ある。逆止弁10は速動弁であり、上述のような誤動作
に際してタービン99を保護する。
【0014】図6は、種々のセンサー信号および制御信
号を送受する発電所コンピューター68およびモニター
・コンピューター66をも示す。センサー信号は上述し
た情報のほかに、蒸気抽出管98および給水加熱器96
からの温度および圧力情報と共にタービン99の特定域
または特定部分からの温度および圧力情報をも含むのが
普通である。ブロック91、93、95はこのような情
報のためのセンサーである。これらのセンサーはこの種
のタービン・システムに共通であり、公知であるから詳
細な説明は不要であろう。
【0015】図7および図8は、弁モニター・コンピュ
ーター66が、例えば逆止弁10のような弁のモニタリ
ングを行うにあたり実行されるモニタリングおよび評価
作用を示す故障ツリー・チャートである。先ず図7にお
いて、ブロック100は最終結論、即ち、弁10が蒸気
逆流を阻止すべき時に阻止できなかった、または順方向
流を阻止してはならないときに阻止したことを表わす。
その他の機能ブロックは潜在的故障の原因の判定に関連
する。ブロック102、104は弁の2通りの誤動作状
態を区別する。即ち、弁10が開放状態にあるべきか閉
鎖状態にあるべきかを区別する。ブロック100からの
ライン中の論理OR記号は、このブロックへのパスのい
ずれかが誤動作の原因となり得ることを示す。ライン中
の論理AND記号は、並行の試験、動作または状態を示
す。タービン蒸気圧が給水加熱器圧力よりもはるかに高
くなり、隔離弁が開放状態にあると、逆止弁が開放して
順方向の蒸気流動を許容しなければならない。隔離弁が
閉じるか、タービン圧が給水加熱器圧に等しいかまたは
これよりも低ければ、逆止弁を閉鎖しなければならな
い。後者の場合、蒸気の逆流が阻止される。この2つの
状態に関する情報は隔離弁94の状態から評価すること
ができ、もっと正確には、逆止弁を開閉させるに十分な
蒸気流量を示唆する信号が弁94へ伝送されることで評
価することができる。(図示しないが)リミットスイッ
チを弁94と連動させて弁状態をモニターすることもで
きる。或いはまた、システム制御コンピューター68に
センサー65を接続することによって、弁94の制御信
号をモニターしても良い。いずれの場合にも、センサー
信号は弁94の所期の状態を示す。もし弁94と連携す
るセンサーが弁を閉鎖すべきであることを示唆するな
ら、弁10の誤動作はブロック102で示すように逆流
状態に関連があるということになる。もし弁94を開放
すべきであると示唆されれば、弁10の誤動作はブロッ
ク104で示すように順方向流れに関連することにな
る。
【0016】まず順方向流動状態については、少なくと
も2通りの誤動作状態がある。即ち、弁10が開放して
いないか(部分的または完全に閉じている)(ブロック
106)、またはフラッパー24が振動するか(ブロッ
ク108)のいずれかである。いずれの状態も、例えば
増分エンコーダーまたはカム近接センサー72を利用し
て回転位置センサー70により検出することができる。
ブロック110、112は釣り合いおもり59の位置ず
れが逆止弁誤動作を惹起する可能性があることを示唆す
る。このような検出が行われると、オペレーターを送っ
て釣り合いおもりを手動調整しなければならない。(図
1に示すように、釣り合いおもり59はフラッパー24
の重量と釣り合うように弁棒26に取り付けられ、弁1
0を通過する蒸気流によって容易に移動させられる。)
弁モニター・コンピューター66は、隔離弁94の所期
の状態、弁アーム26の回転位置、およびタービン99
の負荷レベルを示す信号をモニターすることによって弁
10の状態を速やかに評価することができる。 逆流誤
動作は、さらに多様な問題と関連すると考えられる。逆
止弁の役割は、隔離弁の閉鎖および/または加熱器から
の排水が行われている数分間以下の過渡時に逆流を防止
することにある。ブロック114、116、118、1
20は、起こり得る誤動作を表わす。誤閉鎖(ブロック
114)は、駆動サーボモータ52の誤動作(ブロック
112)によって惹起される可能性がある。不確実閉鎖
動作 (erratic closing)とは、弁10が間歇的、即ち、
時として反復可能に動作しない状態である。モニター6
6は閉じるべき時の弁10の誤動作(ブロック10
2)、位置センサー70からの弁10の実状態(ブロッ
ク114)及びセンサー90からサーボモータが正しく
動作しているかどうか(ブロック122)を検出するこ
とができる。もしセンサー90が誤動作を示唆しなけれ
ば、その原因として弁棒26に取り付けられた釣り合い
おもり59の誤調整(ブロック124)または弁棒摩擦
が高過ぎる(ブロック126)ことが考えられる。円内
の単一文字記号、例えば、“B”は、他の場所における
文字“B”から下の状態をこの場所の試験に適用される
ことを示す論理表示子である。従って、ブロック12
4、126は不確実閉鎖動作に適用される状態を示す。
ブロック120の下の記号“A”は同様に、図8に示す
状態が試験に適用されることを示す。なお、ブロック1
24、126は、弁10がゆっくり閉じている場合(ブ
ロック116)に起こり得る故障モードをも示す。ゆっ
くりした閉鎖は、モニター・コンピューター66におい
てセンサー70から得られるデータに基づき弁棒26の
閉鎖時間を計測することで容易に検出できる。
【0017】弁10の漏れ(ブロック118)は、差圧
センサー82によって検出できる。このモードは、弁が
閉鎖状態にあることを前提とする。漏れの原因として
は、フラッパー24の反り、ファスナー38の異常、弁
座20の破損、及びフラッパーまたはアーム34のゆが
みの4つが考えられ、ブロック128、129、13
0、132によってそれぞれ示した。 蒸気の流れを妨
げる総合的な故障(ブロック120)は、弁棒位置セン
サー70及び/または差圧センサー82によって検出で
きる。図8はこのような状態を招くと考えられる故障モ
ードを示す。もし弁棒26が凍結すると(ブロック13
4)、弁棒位置センサー70は静止状態にあることを示
す。もしフラッパー24が弁棒26から分離している
(ブロック136)と、センサー70は弁棒の運動を示
唆するが、差圧センサー82は圧力変化のないことを示
唆する。同様に、もし弁棒26とフラッパー・アーム3
4の間の連結部が剪断されている(ブロック138)
と、位置センサー70は弁棒の回転を示唆するが、差圧
センサー82は変化を示さない。弁棒26が折れた場合
(ブロック140)、差圧に変化が起こらず、弁棒26
の運動も認められないことで検出される。フラッパー・
アーム34の折損は弁棒26の運動が示唆され、しかも
差圧に変化がないことで検出される。弁棒26における
釣り合いおもりが位置ずれしている、または駆動サーボ
モーター52が作用しないという2つの外部的故障状態
は、ブロック144、146によって示唆される。この
2通りの状態は弁開放故障との関連で上述したが、弁閉
鎖について同様である。
【0018】本発明の診断システムは、タービンが動作
したままのモニター・モード、またはタービンがオンラ
インまたはオフラインの状態にある試験モードで利用で
きる。図9において、ブロック150は弁モニター・モ
ードを表わす。システムは受動的にモニターするか(ブ
ロック152)、または能動的に試験する(ブロック1
54)ことができる。
【0019】ブロック154に示す診断システムの中央
試験モードでは、何よりも先ず蒸気タービンまたは発電
所パラメーターを検討することによって、試験を実施し
てもよいことを確認しなければならない(ブロック15
6)。試験の実施が可能なら、自動試験モード(ブロッ
ク158)または選択試験モード(ブロック160)で
試験を行うことができる。選択試験モードと自動試験モ
ードの違いは、選択試験モードではシステム・オペレー
ターが試験すべき特定の弁を選択するのに対して、自動
試験モードでは所定の弁グループを順次対象として試験
を行う(ブロック159)ようにシステムがプログラム
されている。自動試験モードは実行し易く、選択試験モ
ードの繰り返しに過ぎないから、以下の説明は選択試験
モードで行われる試験に関する説明である。自動試験も
選択試験も図10に記号“K”で示す試験を利用する。
【0020】図10に示すように、逆止弁の試験は、タ
ービンがオンライン状態のまま、且つ稼働状態の蒸気抽
出を維持したままの全面試験の形で(ブロック16
2)、またはその他の状態での部分試験の形で(ブロッ
ク164)行うことができる。稼働状態のオンライン試
験において、システムは隔離弁94が開放状態にあり
(ブロック166)、給水加熱器96が作動中であり
(ブロック168)、放出弁が作動して逆止弁の全開を
可能にする(ブロック170)ことをまず確認しなけれ
ばならない。逆止弁を試験するためには、隔離弁94を
開放状態に保持し、サーボモーターに信号を送って短時
間に亘って逆止弁サーボモーター放出弁を開放し、再び
閉鎖する(ブロック172)。隔離弁94は未だ開放状
態にあって多量の蒸気を通過させるから、逆止弁10は
開放状態から部分閉鎖状態に移行し、再び開放し、図7
及び図8に関連して上述した誤動作は全て上述の試験シ
ーケンスによって検出できる。逆止弁10の動作をモニ
ターすることによって得られたデータを統計的に分析す
るため記憶させ得ることが好ましい。例えば、隔離弁を
開放した状態で行われる逆止弁引き外し試験は、逆止弁
10を所定の回数、例えば5回に亘って操作し、この5
つのサンプルに基づき逆止弁10の動作にばらつきがな
いかどうかを統計的に評価するように構成すればよい。
なお、以上に述べたシステムは逆止弁の故障を指示でき
るだけでなく、センサー70によって弁の応答時間を測
定して故障モードを予想することができる。弁の試験に
関するデータを全て記憶させ、次の試験で得られるデー
タと比較することにより、データの変化に基づいて弁の
劣化を検出することができる。逆止弁10の応答時間は
抽気管内の蒸気の温度及び圧力に左右され、逆止弁応答
時間の計測値はこのような温度及び圧力の関数として正
規化されることになる。温度及び圧力に関する情報を出
力するセンサーは公知であり、本発明を利用できる蒸気
タービン・システムに共通の要素である。
【0021】ブロック164で示す部分試験について
は、抽気が行われないことだけが全面オンライン試験と
の相違点である。部分試験の場合にも、同じ方法で逆止
弁を操作し、全面試験を利用して逆止弁の状態をチェッ
クすることができる。しかし、抽出蒸気が抽気管98内
を流れていなければ、弁を持ち上げる蒸気流は存在しな
いから、駆動サーバモーター52が作動しても逆止弁1
0の正規状態は閉鎖位置のままとなる。記号“L”で示
す試験を実施しながら逆止弁サーボモーターを作動させ
て連携の放出弁を短時間に亘って引きはずせる(ブロッ
ク173)ことが好ましい。
【0022】再び図9において、タービン・システムが
オンライン状態にある(ブロック174)、タービン・
システムがオンライン状態にある(ブロック176)、
タービン・システムがタービン引き外し段階にある(ブ
ロック178)及び抽気管内に局部的な逆流が存在する
(ブロック180)場合に、モニター及び診断モードを
利用できる。診断モードでは、弁の状態、即ち、隔離弁
94及び逆止弁10の状態を周期的にサンプリングさ
れ、サンプルの日時を各サンプルと関連させる。各サン
プル値を所定の許容基準と比較することにより逆止弁1
0の健全性を評価する。選択試験モードに関連して上述
したように、周期的なサンプリングで収集されたデータ
を利用することにより逆止弁の経時的な傾向、平均及び
変化を計算することができる。逆止弁に関するデータを
修正または正規化するためには、抽気管98内の蒸気の
温度及び圧力をもモニターすればよい。図7及び図8に
関連して上述したように、モニター及び診断モードにお
いて誤動作を検出できる。
【0023】タービン・システム・オンライン・モード
では、ブロック182で示すように抽気管98内に稼働
レベルの抽気が存在するか、またはブロック184で示
すように抽気が遮断されているかのいずれかである。い
ずれの場合にも、隔離弁の状態及び逆止弁の状態が周期
的にサンプリングされ、対応の日時と関連づけられる
(ブロック186)。サンプル値を例えば計算された変
数のような許容基準と比較することによって、逆止弁が
正しく作用しているかどうか(ブロック188、19
0)を判断することができる。傾向を判断する(ブロッ
ク190)ことによって起こり得る故障を予想し、故障
が発生する前に修理または交換を行うことができる。他
のサンプルの場合と同様に、弁を通過する蒸気の温度及
び圧力をもサンプリングし、利用することにより、弁に
関する計測値を正規化することができる。もし抽気管が
遮断されているなら、ブロック164に関連して上述し
たのと同じ論理が適用される。
【0024】プロック174で示すオンライン試験は、
本質的にはブロック184で示す抽気管遮断試験と同じ
である。
【0025】ブロック178に示すシステム引きはずし
は、稼働状態における弁閉鎖時間を計算することが可能
になる。さもなければ、センサーをモニターすることに
よって他の試験条件かに得られるのと同様の基本的情報
が得られる。
【0026】局部的な逆流下で行われる試験(ブロック
180)は、本質的にはシステム引き外し下の試験(ブ
ロック178)と同じである。しかし、他の逆止弁の作
用との比較が可能になる。ブロック180に示す診断
は、図7及び図8に関連して上述したのと同じプロセス
を辿ればよい。
【0027】本発明の原理を図示の実施例に関して説明
したが、頭書した特許請求の範囲に記述した思想及び範
囲を逸脱することなく特定の作用条件に好適な実施態様
を開発するため、図示実施例の構造、配置及び部品に種
々の変更を加えることは同業者にとって明白であろう。
例えば、弁座からの蒸気漏れのような隔離弁における特
定の誤動作は逆止弁の異常な挙動によって検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、弁を通過する蒸気の流れ方向に沿っ
て切断して示す逆止弁の断面図である。
【図2】第2図は、蒸気の流れ方向と直交する方向に切
断して示す第1図の弁の断面図である。
【図3】第3図は、本発明の利用できる弁モニター・シ
ステムの作用図である。
【図4】第4図は、状態センサーを組み込まれた逆止弁
の断面図である。
【図5】第5図は、第4図の弁を第4図と直交する方向
に切断して示す断面図である。
【図6】第6図は、蒸気タービン抽気系における逆止弁
及び隔離弁の簡略図である。
【図7】第7図は、本発明のモニター及び診断システム
の論理図である。
【図8】第8図は、本発明のモニター及び診断システム
の論理図である。
【図9】第9図は、第7、8図に示した作用及び診断論
理の論理チャートである。
【図10】第10図は、第7、8図のシステムを組み込
まれた選択的試験プロシージアの論理チャートである。
フロントページの続き (72)発明者 デビッド ブルース バーロング アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 オビ エド マイケル ドライブ 208

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気タービンの抽気管内に設置され、タ
    ービンと給水加熱器の間において蒸気流路で隔離弁と直
    列に接続され、選択的に逆流を阻止するためシャフトに
    枢動自在に取り付けたフラッパー、フラッパーの重量と
    釣り合わせるためシャフトに取り付けた釣り合いおも
    り、およびフラッパーを閉鎖方向へ始動させるためシャ
    フトの回転を起動するようにシャフトに結合した駆動用
    サーボモーターを含む逆止弁の作用を評価する診断シス
    テムであって、フラッパーを支持するシャフトと結合し
    てシャフトの回転位置を表わす第1信号を出力する第1
    センサー手段と;隔離弁の所期の状態を感知して隔離弁
    の所期の状態を表わす第2信号を出力する第2センサー
    手段と;前記第1および第2信号を受信するコンピュー
    ター手段とから成り、前記コンピューター手段が前記第
    2信号を受信すると前記シャフトの角度位置変化率を算
    定するタイミング手段を含むと共に、前記シャフトの位
    置を前記第2信号の状態に相当する所定のシャフト位置
    と比較する一方、前記変化率を比較して前記逆止弁の特
    性に応じて変動を識別する手段をも含み、前記コンピュ
    ーター手段が前記逆止弁の作用状態を示す状態リポート
    を提供することを特徴とする診断システム。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁の入口と出口の圧力差を表わ
    す第3信号を出力する第3センサーが前記逆止弁と結合
    し、前記第3信号に基づいて前記コンピューター手段が
    フラッパーの位置を指示し;前記コンピューター手段が
    前記第3信号を所定の圧力信号と比較することにより、
    前記第2信号によって与えられる隔離弁の所期の状態と
    の比較においてフラッパーの状態を検出し、もし前記隔
    離弁の前記所期の状態が前記逆止弁の前記状態と一致し
    なければ前記コンピューター手段が前記逆止弁の誤動作
    を指示することを特徴とする請求項1に記載のシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記逆止弁を始動させるため駆動サーボ
    モーターに供給される電力を表わす第4信号を出力する
    第4センサー手段が前記サーボモーターと結合し;前記
    コンピューター手段が前記第4信号を受信し、前記第4
    信号を少なくとも前記第1信号と比較することにより、
    サーボモーターの作動に応答する弁シャフトの回転量を
    検出し、前記第1信号が前記第4信号に応答するシャフ
    トの回転量を示さなければ前記コンピューター手段が誤
    動作を指示することを特徴とする請求項2に記載のシス
    テム。
  4. 【請求項4】 周期的に隔離弁を作動させて開放状態か
    ら閉鎖状態へ、さらに再び開放状態へのサイクルリング
    動作をさせる手段を設けたことと;前記コンピューター
    手段が前記第1、第2および第3センサーのそれぞれを
    モニターすることにより、隔離弁のサイクリング動作に
    伴なう逆止弁の応答を検出し、前記コンピューター手段
    が逆止弁の応答変動によって故障傾向を見極めるのに十
    分な逆止弁の作用記録を蓄積することを特徴とする請求
    項2に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 タービン抽気管内の蒸気の温度および圧
    力を表わす信号を出力する手段を設けたことと;前記コ
    ンピューター手段が蒸気の温度および圧力に応じたシャ
    フトの回転速度を正規化することを特徴とする請求項4
    に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 少なくとも1個の蒸気弁が配設されてい
    る蒸気タービン・システムの蒸気流路における前記蒸気
    弁の作用を評価する方法であって、弁の実際の状態を所
    期の状態と比較し;差が検出されたら、所期の弁状態と
    実際の弁状態との間に蒸気流の状態に起因しない差であ
    ればそのつど誤動作信号を出力することを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】 弁が回転自在なシャフトに連結されたフ
    ラッパーを含み、弁をサイクリング動作させる信号を発
    生させ;フラッパー・シャフトの回転位置を検出し;フ
    ラッパーがその最終位置まで移動する間のシャフトの位
    置変化率を計測し、これを所定の変化率と比較し;所定
    の変化率に対する変化率の偏差が所定幅よりも大きいと
    誤動作信号を発生させることを特徴とする請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記弁の状態を弁の入口と出口との間の
    差圧から検出することを特徴とする請求項6に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 蒸気流路中に動力駆動弁と直列に弁を配
    設し、動力駆動弁の作用状態を感知してこれを少なくと
    も1個の弁の作用状態と比較することを特徴とする請求
    項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 動力駆動弁を周期的に駆動することに
    より現在の状態から他の状態へ、さらに再び現在の状態
    へサイクリング動作させ;駆動およびサイクリング動作
    中の弁のシャフト回転位置を感知し;感知された回転位
    置を動力駆動弁の状態に対応する所定の回転位置と比較
    し;感知回転位置が所定回転位置からずれている場合に
    誤動作信号を発生させることを特徴とする請求項9に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 感知回転位置と所定回転位置との比較
    結果のそれぞれをアドレス可能なメモリーに記憶させ;
    記憶された結果を相関させることによって弁の作用傾向
    を分析することを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 蒸気流路中の蒸気の温度および圧力を
    サンプリングし、記憶されている弁の各周期サイクリン
    グ動作の結果を正規化することにより温度および圧力の
    変化を補正することを特徴とする請求項11に記載の方
    法。
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