JP3584080B2 - モータにおけるリード線保持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はモータに関し、特に小型のモータにおいて電力を供給するリード線の保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、特にページャ(小型無線受令機:ポケットベル/商品名)や携帯型の電話機等において着信通報等の振動発生装置のために用いられるモータは装置の小型薄型化に伴い、外径寸法特に装置の厚さ方向の制限が強く要求されてきている。
また、電力を供給するためのリード線の断線・半田剥がれにより接続片からの離脱等のトラブルを防止するため、接続片とリード線を半田等を用いて固着させるだけでなく直接的に力とくに引っ張り力がかからないよう一旦線部分を固定保持する構造がとられることが多い。
【0003】
そして、こうした構造にあって多くの場合は出力軸の後端側に配される金属からなる覆板の周囲の外縁付近において、その一部で一対の片を起立させ、この間にリード線を渡し、再びこの起立片をカシメ等により線部を固定・保持していたことから、固定に際してカシメの工程を必要とした。
また、プラスチックス等を始めとして、こうした覆板を成形により作成し製造工程の簡略化が望まれているが、金属の場合と同様の形状、構造を採った場合、その型の移動方向が3方向に要求されることから金型の作成が非常に難しく、且つ必要な金型が増えてしまうという不都合な点を生じるものであった。
【0004】
また保持を目的として構成するため、前者のように金属薄板の一部を起立させた場合、その部分に何らかの別の遮蔽手段を講じないとモータ内部へ貫通する孔が出来てしまう。これは、モータの防塵性を損なうことは言うまでもないことであった。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】
ところで、こうしたモータの保持構造は、組み立ての容易性や、モータへの保持力を生じさせるために必要とする金型が増えてしまう。
【0006】
本発明は上述した従来技術のもつ不都合な点を解消し、簡易な構造でありながらも、リード線を確実に保持するモータにおけるリード線の保持構造を提供とするものであり,またモータ内部へに進入してくる防塵性を高めるリード線の保持構造をもったモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的は、モータにおいて、前記出力軸の軸線方向と直交する面に沿って配されたリード線と、略「C」字形状をなしかつ弾性を有していて、前記リード線を出力軸の軸線方向に沿う方向へ引き出すようにしたリード線の保持部と、前記出力軸の後端側に配され、軸受を納めているモータ筐体の覆板とを備え、前記保持部と前記覆板とが一体成形されているリード線の保持構造、としたことにより達成される。
【0008】
また、出力軸を有するモータにおいて、
前記出力軸の軸線方向と直交する面に沿って配されたリード線と、
略「C」字形状をなしかつ弾性を有していて、前記リード線を出力軸の軸線方向に沿う方向へ引き出すようにしたリード線の保持部と、
前記出力軸の後端側に配され、軸受を納めているモータ筐体の覆板とを備え、
前記保持部が出力軸の軸線上にあって、
該保持部に続く貫通孔を覆う位置に、前記出力軸の後端に軸受と出力軸の最後端部にエンドプレートとを配し、
貫通孔を遮蔽するようにした
ことを特徴とするリード線の保持構造、としたことにより達成される。
【0009】
【発明の作用】
本願発明はこうした構成を採ることにより、リード線を確実に保持することが出来る。また、出力軸の軸線上に係止部を配するとともに出力軸を支持する軸受を配したことにより防塵性も高めることとなる。
【0010】
【実施例】
以下、図1から図4を参照して本発明の実施例の詳細を説明する。
図1は本発明の保持構造を備えたモータの一例を示す側断面図である。
図2は本実施例を示す斜視図である。
図3は同じく実施例を示す保持構造を有する覆板の平面図である。
図4は同じく覆板の断面図である。
【0011】
図1において、1はモータで、金属性等の薄板から成る筐体2、出力軸側に配された凸部3、そして出力軸4を備えている。
5は振動子で、出力軸4に対し偏心して取り付けられているので、回転することにより振動を発生し、振動発生装置を構成する。
6は固定子で、7は回転子である。
出力軸4は先端側の軸受8と後端側の軸受9とにより円滑な回転を可能として支持され、さらに出力軸の最後端部にはエンドプレート10が配されている。
【0012】
20は覆板で、可撓性・弾性を有する材料が好ましく、例えば本実施例においてはPBT(ポリブチレンテレフタレート)から成り、さらに強化のためガラス繊維を含む。
凹部20aは、筐体2の後端縁からおのおの内側に折曲される爪部2aで係合していて抜けの防止となっている。
空間部20bは、出力軸4の後端がエンドプレート10および軸受9とともに嵌め合わされ支持される。
【0013】
21は接続片で、覆板20の貫通孔22を筐体内から外部へと貫通して配されている。
23は保持部で、開口24と掛止腕25と切欠部26を備えており、20の覆板と一体成形を成している。
【0014】
本発明の実施例は、上述のように構成されている。
リード線30は、略「C」形状をなしている保持部23の開口24に切欠26等を利用して通し、続いて一方端を接続片21に半田等を用いて固定する。
リード線30は、2本の径に対し開口24および掛止腕25の内径が小さく設定されることで、カシメ等の工程を必要とせずとも丈夫に保持される。
【0015】
覆板20の空間部20bには、出力軸4を支持する軸受9、およびエンドプレート10が嵌め合わされているため、実質的にこの部分が遮蔽されるので、モータ1外部から内部への空気の流入を抑えることが出来、開放されたままの状態に比して防塵の面で有利となる。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、簡易な構成でありながらも、リード線の取り付けに際しては何ら困難となることなく、むしろカシメ等の工程を省略することができる。
また開口される部分には軸受を配置することにより、実質的にこれを遮蔽することが出来るので、防塵の面で優位となる。
これらの述べたように、本願発明をモータに実施することにより、簡易な構成でありながらも確実なリード線の保持構造を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保持構造を備えたモータの一例を示す側断面図である。
【図2】同じく本発明の実施例にかかる保持構造を備えた覆板を示す斜視図である。
【図3】同じく実施例を示す保持構造を有する覆板の平面図である。
【図4】同じく覆板の断面図である。
【符号の説明】
1 モータ
2 筐体
3 凸部
4 出力軸
5 振動子
6 固定子
7 回転子
8 軸受
9 軸受
10 エンドプレート
20 覆板
21 接続片
22 貫通孔
23 保持部
24 開口
25 掛止腕
26 切欠
30 リード線

Claims (2)

  1. 出力軸を有するモータにおいて、
    前記出力軸の軸線方向と直交する面に沿って配されたリード線と、
    略「C」字形状をなしかつ弾性を有していて、前記リード線を出力軸の軸線方向に沿う方向へ引き出すようにしたリード線の保持部と、
    前記出力軸の後端側に配され、軸受を納めているモータ筐体の覆板とを備え、
    前記保持部と前記覆板とが一体成形されている
    ことを特徴とするリード線の保持構造。
  2. 出力軸を有するモータにおいて、
    前記出力軸の軸線方向と直交する面に沿って配されたリード線と、
    略「C」字形状をなしかつ弾性を有していて、前記リード線を出力軸の軸線方向に沿う方向へ引き出すようにしたリード線の保持部と、
    前記出力軸の後端側に配され、軸受を納めているモータ筐体の覆板とを備え、
    前記保持部が出力軸の軸線上にあって、
    該保持部に続く貫通孔を覆う位置に、前記出力軸の後端に軸受と出力軸の最後端部にエンドプレートとを配し、
    貫通孔を遮蔽するようにした
    ことを特徴とするリード線の保持構造。
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