JP3583847B2 - 車両用リクライニングリヤシートのヒンジ取付構造 - Google Patents

車両用リクライニングリヤシートのヒンジ取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用リクライニングリヤシートのヒンジ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体後部の荷物室の前側に左右のリヤシートをそれぞれ折り畳み可能に設けたワゴン車等のリクライニングリヤシートにおいては、図2に示すように、リヤフロア1の後方部を荷物室床11とし、該荷物室床11の前方部に該荷物室床11より低いリヤシート載置部12が形成され、このリヤシート載置部12上に左右のリヤシート2のシートクッション21が載置固定されると共に、上記荷物室床11の前端角部付近にヒンジブラケット3が固着され、該ヒンジブラケット3にシートバック22が前倒可能に軸着される。上記荷物室床11上には、フロアボード4が前後の支持台5,5を介して敷設され、このフロアボード4上に荷物類を積載するようになっており、リヤシート2の不使用時は、シートバック22を前倒させシートクッション21上に重ね合わせることにより、シートバック22の背面をフロアボード4前方にほぼ面一に連なる荷物置き台として使用できるようになっている。尚、6はサイドフレーム、7はクロスメンバを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
左右のシートバック22はそれぞれ車体中央側のヒンジブラケット31と車体側方側のヒンジブラケット32とで前倒可能に支持されるので、フロアボード4上に積載した荷物が前方へ移動し起立状態にあるシートバック22の背面に当たると、その荷重はヒンジブラケット31及び32のそれぞれの前後の固着部に、Fa ′, Fb ′及びFc ′, Fd ′のように作用する。この場合、従来のヒンジブラケットは前後の取付部間のスパンが短い上に、車体中央側のヒンジブラケット31は、図2(A)に示すように、単にリヤフロア1上に固定されるだけであるので、大きな荷重がリヤフロア1のヒンジ取付部に集中的に作用し、取付強度を充分に確保することが難しい、という課題を有している。又、リヤフロア1の側方下面に沿って前後方向閉断面を形成するサイドフレーム6は、リヤシート載置部12の付近からその後方の荷物室床11部にかけて、リヤサスペンションの設置スペースを迂回して、車体内側方向に屈曲した構造となっているので、図2(B)に示すように、車体側方側のヒンジブラケット32にかかる荷重は、その前側はリヤフロア1を介してサイドフレーム6にて支持されるが、後側はリヤフロア1だけで該荷重を支持することになり、やはり取付強度が不充分となる、という課題を有している。
【0004】
本発明は上記のような従来の課題を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような車両用のリクライニングリヤシートにおいて、該リヤシートのシートバックを前後方向に回動可能に取付支持する車体中央側及び車体側方側のヒンジブラケットを後方へ延長させ、該ヒンジブラケットの後側取付部を、リヤフロアの荷物室床の下面に固着されたクロスメンバにリヤシートを介して結合したことにより、該ヒンジブラケットのモーメントアーム長を長くしリヤフロア側にかかる荷重を減少させると共に、後側取付部からリヤフロアにかかる荷重をクロスメンバにて支持することでシートバックの取付強度の大幅な向上をはかることができるものである。又、上記ヒンジブラケットの後方への延長部分の上縁部にフロアボードの前側を載置支持するフロアボード支持部を形成したことにより、従来の前側載置台を省略でき部品点数に削減を図ることができる。更に、車体側方側ヒンジブラケットを、サイドフレームの屈曲部を跨ぐように、前側取付部及び後側取付部をリヤフレームを介して該サイドフレームに結合したことにより、車体側方側ヒンジブラケットがサイドフレームの屈曲部を補強する補強部材として機能し、リヤサスペンション取付部周辺の車体強度の向上をはかることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1を参照して説明する。
【0007】
図1において、1は車両(例えばワゴン車等)のリヤフロアであり、該リヤフロア1の後方部は荷物室床11となっており、該荷物室床11の前方には該荷物室床11より低いリヤシート載置部12が形成され、該リヤシート載置部12上に左右のリヤシート2のシートクッション21が載置固定され、該荷物室床11の前端からリヤシート載置部12の後端に至る段部13の上方角部付近に取付けられたヒンジブラケット3にリヤシート2のシートバック22が前倒可能に軸着されている。
【0008】
尚、図1(A)に示すように、リヤフロア1の荷物室床11の側部には、リヤサスペンション取付部11aが形成され、該リヤフロア1の側部下面に沿って車体前後方向の閉断面を形成するサイドフレーム6は、段部13に沿って上方へ屈曲しつつ荷物室床11部に至り該荷物室床11部にてリヤサスペンション取付部11aを迂回するように車体内側方向に屈曲し、該左右のサイドフレーム6の上記車体内側方向への屈曲部間を連結する少なくとも1本のクロスメンバ7が荷物室床11の下面に接合固着され、該クロスメンバ7にてリヤサスペンション荷重に対する補強と荷物室床11の補剛とを行なっている。
【0009】
上記のような車両のリクライニングリヤシートの取付構造において、リヤシート2のシートバック22を前倒可能に軸着する車体中央側ヒンジブラケット31と車体側方側ヒンジブラケット32は、通常それぞれ段部13の上方角部を跨いでその前部と後部とでリヤフロア1上に固着されるが、本発明ではヒンジブラケット31と32はその各軸着点aより後方の部分を、後側取付部31b,32bがそれぞれ上記クロスメンバ7に結合されるところまで後方に延長させ、且つこの後方への延長部分の上縁部にフロアボード4の前方部分を支持するフロアボード支持部31c,32cを折曲形成した構成としている。尚、5は上記フロアボード4の後部を載置支持する載置台である。
【0010】
上記において、車体中央側のヒンジブラケット31は、図1(A),(B)に示すように、その前側取付部31aを段部13に固着し、後側取付部31bを荷物室床11上にてクロスメンバ7の前側フランジと重ね合せて固着する。
【0011】
車体側方側のヒンジブラケット32は、図1(A)に示すように、シートバック22の軸着点aの少し後方にて車体内側方向に屈曲し、後側取付部32bがサイドフレーム6の湾曲部とクロスメンバ7との結合部に位置するよう構成されており、図1(A)及び(C)に示すように、前側取付部32aをサイドフレーム6にて形成される閉断面部において段部13上に固着すると共に、上記後側取付部32bを上記サイドフレーム6の湾曲部とクロスメンバ7との結合部において荷物室床11上に固着する。
【0012】
そして、フロアボード4を、その前側を上記ヒンジブラケット31及び32のフロアボード支持部31c,32c上に載置し、後側を載置台5上に載置して取付け、リヤシート2の不使用時は、シートバック22を軸着点aを中心として前倒させシートクッション21上に重ね合せることにより、該シートバック22の背面部をフロアボード4の前方にほぼ面一に連なる荷物置き台として利用できるようになっている。
【0013】
上記のような構成を採ることにより、フロアボード4上に積載した荷物が前方へ移動して起立状態にあるシートバック22の背面部に当たったとき、ヒンジブラケット31及び32のそれぞれの前後の取付部には、Fa,Fb 及びFc,Fd という荷重が作用するが、ヒンジブラケット31及び32の後側取付部31b及び32bのモーメントアーム長が従来のものより長く、リヤフロア1側にかかる荷重は従来のものより小さくなると共に、車体中央側のヒンジブラケット31の後側取付部31bから入力する荷重はクロスメンバ7にて支持され、車体側方側のヒンジブラケット32では、前側,後側共に荷重はサイドフレーム6(及びクロスメンバ7)にて支持されるので、シートバック22の取付強度は大幅に向上する。
【0014】
更に、車体側方側のヒンジブラケット32は、サイドフレーム6の上下方向及び左右方向の屈曲部を跨ぐように結合されているので、該ヒンジブラケット32がサイドフレーム6の上記屈曲部を補強する補強部材として機能し、リヤサスペンション取付部周辺の車体強度の向上をはかることができる。
【0015】
尚、図示では左右のリヤシートのうちの一方のシートバック軸着用のヒンジブラケット31及び32を示しているが、他方のシートバック軸着用ヒンジブラケットも図示のものと同じ構造とするものであることは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、極めて簡単な構成により、リヤシートのシートバックの取付強度を大幅に向上させることができると共に、車体側方側のヒンジブラケットがサイドフレームを補強する補強部材としての機能をもち、リヤサスペンション取付部周辺の車体の強度,剛性の向上をはかることができ、更にリヤシートのシートバックを軸着するヒンジブラケットが荷物室床上に敷設されるフロアボードの前側支持台を兼ねる構成としたことにより、部品点数の削減をもはかることができるもので、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態を示すもので、(A)は片側のリヤシート取付部の概略斜視図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)は(A)のC−C断面図である。
【図2】従来のリヤシートのシートバック軸着用ヒンジブラケット取付部の一例を示す図で、(A)は車体中央側のヒンジブラケット取付部の断面図、(B)は車体側方側ヒンジブラケット取付部の断面図である。
【符号の説明】
1 リヤフロア
2 リヤシート
3 ヒンジブラケット
4 フロアボード
5 載置台
6 サイドフレーム
7 クロスメンバ
11 荷物室床
11a リヤサスペンション取付部
12 シートクッション載置部
13 段部
21 シートクッション
22 シートバック
31 車体中央側ヒンジブラケット
31a 前側取付部
31b 後側取付部
31c フロアボード支持部
32 車体側方側ヒンジブラケット
32a 前側取付部
32b 後側取付部
32c フロアボード支持部

Claims (2)

  1. リヤシートのシートバックが、それぞれリヤフロアに前側と後側の取付部にて固着された車体中央側ヒンジブラケットと車体側方側ヒンジブラケットとで前後回動可能に支持された車両用リクライニングリヤシートにおいて、上記車体中央側ヒンジブラケット及び車体側方側ヒンジブラケットの後方部分を後方へ延長させ、これらのヒンジブラケットの後側取付部を、リヤフロアの下面に固着されたクロスメンバに該リヤフロアを介して結合するとともに、前記車体中央側ヒンジブラケット及び前記車体側方側ヒンジブラケットの後方延長部分の上縁部に、リヤフロア上に敷設されるフロアボードの前側部分を載置支持するフロアボード支持部を形成したことを特徴とする車両用リクライニングリヤシートのヒンジ取付構造。
  2. 請求項1に記載の車両用リクライニングリヤシートのヒンジ取付構造において、車体側方側ヒンジブラケットは、リヤフロアの側方下部に固着されたサイドフレームの上下方向及び左右方向の屈曲部を跨ぐように、前側取付部と後側取付部とがリヤフロアを介して該サイドフレームに結合されていることを特徴とする車両用リクライニングリヤシートのヒンジ取付構造。
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