JP3582735B2 - 整流子の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、整流子を有する電動機の電機子に装着される整流子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特公昭58−5515号公報を用いて従来の整流子の製造方法を説明する。図14はリング体を示す正面図であり、図中1は銅板を短冊状に切断して丸めて形成したリング体、2はリング体1の両端突き合わせ部、3は突き合わせ部2に形成した切欠部である。
【0003】
図15は冷鍛型を示す断面図で、その左半分は冷鍛加工前の状態を示しかつ右半分は冷鍛加工後の状態を示している。図において、4は上型で、絞り5を有している。6は下型で、位置決めピン7を有している。8は芯型である。図16は図15における芯型8の断面図(線 XVI−XVI )であり、図中9は芯型8の歯、10は歯底である。
【0004】
図15に示す下型6の位置決めピン7にリング体1の切欠部3を合わせて、下型6上にリング体1をのせる。位置決めピン7は芯型8の歯9の先端部に位置を合わせて,すなわちリング体1が絞り加工されたとき両端突き合わせ部2が後述する溝12部にくるように位置を合わせてある。上型4を下降させると、リング体1は絞り5から上方向に押し出され、図15の右半分のようになる。
【0005】
このようにして作られたセグメントリング11を図17に示す。芯型8の歯9で溝12ができ、歯底10により歯先13ができる。14はセグメントで、橋絡片15でつながっている。16はリング体1の突き合わせ部2が延展してできた切断線で、この部分は接合されずに切れ目となって残っている。17は冷間鍛造により半径方向に突出するように形成されたライザ部である。この後、このセグメントリング11は、歯先13の先端部(セグメントリング11の内径部側)にダブテイル状に拡大部を設け、また溝12と連なる溝をライザ部17に形成してモールド樹脂で成形する。
【0006】
上記のような工程で作ったセグメントリング11のモールド成形品は、外形を切削すると、橋絡片15が削除されて個々のセグメント14に分離する。
図18は整流子の側面図であり、図中18はモールド、19はセグメント溝、20はセグメント溝19と連なったライザ溝である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の整流子の製造方法においては、図17における切断線16が溝12の範囲に入らねばならず、軸方向の直線性と共に、図19に示す中心Oを通る線21と切断線16とのなす角度θも規制される。この角度θが大きいと切断線16がセグメント14に入り込み、橋絡片15を削除した後に返り状になって、整流子表面の状態を悪くしてブラシがひっかかることになる。このためにはリング体1の突き合わせ部2の軸方向の直線性と共に直角度及び突き合わせ面の粗度を厳密に規制する必要がある。また、切欠部3も図15の位置決めピン7とのガタを極めて小さくする必要がある。
【0008】
このためにリング体1の製作精度及びリング状に丸めるための機械の諸精度を極めて高くしなければならず、コストアップを招く原因となっていた。また、冷鍛型の下型6にリング体1を乗せるとき、位置決めピン7のところへリング体1の切欠部3を正確に合わさねばならないので、切欠部3の位置検知の作業が必要であり、これも生産性を低下させる原因となっていた。
【0009】
上記の欠点を防ぐ方法としてリング体1の突き合わせ部2を電子ビーム溶接する方法も提案されたが、この方法は被溶接物を真空室に入れねばならないし、また溶接後は大気中に戻すために生産がバッチ処理になって多量生産にむかないし、さらに突き合わせ部2に電子ビームが正確に照射されねばならないので溶接時に突き合わせ部2を一定方向に正確に揃える必要があって多量生産の阻害要因になるという問題点があった。
【0010】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、大量生産に適しかつ安価に整流子を作ることのできる整流子の製造方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る整流子の製造方法は、圧延して所定長さに切断した銅線材の両端を突き合わせてリング体を作り、このリング体の前記突き合わせ部にろう材を配置し、このろう材が配置されたリング体全体を加熱してろう材を溶融させると同時にリング体を焼鈍し、前記突き合わせ部を接合したものを冷鍛加工して多数の橋絡片でつながったセグメントをもつセグメントリングを作り、このセグメントリングをモールド材で成形した後橋絡片を切除してセグメントに分離し、整流子を作るものである。
【0013】
上記方法において、リング体の突き合わせ部は銀を含有した三元系のりん銅ろうで接合し、これを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにした。
【0014】
上記方法において、リング体の突き合わせ部に切欠部を作り、この切欠部にろう材を入れてこれを加熱炉に入れ、ろう材を溶融させて突き合わせ部を接合し、これを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにした。
【0015】
上記方法において、リング体の突き合わせ部に切欠部を作り、コ字状に形成したろう材の両側の折り曲げられた部分が突き合わせ部を囲むように切欠部へ入れてこれを加熱炉に入れ、ろう材を溶融させて突き合わせ部を接合し、これを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにした。
【0016】
上記方法において、リング体の突き合わせ部に板状のろう材を挟み込み、これを加熱炉に入れ、ろう材を溶融させて突き合わせ部を接合し、これを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにした。
【0017】
上記方法において、リング体の突き合わせ部にろう材を挟み込み、これを通電加熱してろう材を溶融させて突き合わせ部を接合し、これを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにした。
【0018】
上記方法において、リング体の突き合わせ部にろう材を挟み込んだものを変圧器の二次巻線として短絡電流を流してろう材を溶融させて突き合わせ部を接合し、これを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにした。
【0019】
上記方法において、リング体の突き合わせ部にろう材を挟み込んだものを一対の電極間に挟んでろう材に電流を流し、次いでこのリング体を変圧器の二次巻線として短絡電流を流すようにし、ろう材に流れる電流を電極から流れる電流と短絡電流が加算して流れるようにして、ろう材を溶融させて突き合わせ部を接合し、これを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにした。
【0020】
【作用】
この発明においては、銅線材を所定長さに切断し、その両端を突き合わせてリング体を作り、このリング体の突き合わせ部をろう材で接合したものを冷鍛加工してセグメントリングを作るようにしたので、銅線材の切断,曲げの工作精度は不必要であり、また冷鍛時の位置合わせも不要である。
【0021】
【実施例】
実施例1.
この発明の一実施例を図1〜図4について説明する。図1は整流子の製造方法を説明するための概略装置図、図2は図1において銅線材を曲げてリング体を作る過程を示す概略図、図3は図1においてリング体の突き合わせ部に切欠部を作る過程を示す概略図、図4はリング体の切欠部にろう材を挿入する方法を示す図である。
【0022】
図1において、23は銅線の切断,丸め,およびろう材の挿入を行うフォーマ、24は切断機、25はストレーナ、26は素材を丸めてリング体にすると共にこのリング体の切欠部にろう材を挿入する丸め機である。丸め機26は芯金27と押板28,29,30,31とで構成されると共に図4に示すろう材挿入機を内蔵している。32はプレスで、巻枠33に巻かれた銅線を所定寸法の四角形断面の形状に圧延する。34はフォーマ23の製品取出し用の樋、35は連続炉で、加熱炉36とろう付品を連続的に加熱炉36へ運ぶコンベア37とで構成されている。38はコンベア37を動かすドラムで、図示しない電動機で駆動されている。
【0023】
巻枠33に巻かれた丸形銅線39aは、プレス32で四角形断面の一定厚さに圧延されてストレーナ25を通り直線状になる。次に切断機24で所定長さに切断されて素材39になり、丸め機26に供給される。
【0024】
素材39は図2で示すように押板31により芯金27に押しつけられてU字形にまがる。なお、素材39の端部40,41は、図14に示す時と同様にリング体1の突き合わせ部2,切欠部3を作るために図2に示すように斜めに切断されている。さらに、素材39は図3に示すように押板28,29で押されてリング体1が作られる。押板30は切欠部3を正確に作るための成形型である。
【0025】
次の工程では、リング体1の切欠部3にろうを入れる。図4において、線状のろう材42は必要長さに切断してろう43にする。ろう43を切欠部3にのせて、プレス44で押しつけて切欠部3にろう43を固定する。
【0026】
以上の各工程を終えて、リング体1は樋34によりコンベア37上へ送られる。コンベア37で送られる途中リング体1は加熱炉36で加熱され、ろう43は溶けて突き合わせ部2を接合する。
加熱炉36はろう43を溶かしてリング体1の継ぎ目を接合すると共にリング体1を焼鈍するので、冷鍛加工が容易になる。このようにして作ったリング体1は、図15で示す時と同様に冷鍛型で冷鍛加工されて、セグメントリング11になる。
【0027】
この実施例による製造方法では、図15に示す下型6の位置決めピン7が不要になると共に、突き合わせ部2はすでにろう付けされているので突き合わせ位置に関係なく冷鍛加工作業ができて高速冷鍛加工が可能となる。
なお、セグメントリング11は従来と同様に樹脂でモールドされて図18に示す整流子となる。
【0028】
ろう材42の材質は、被接合物が銅であるためにりん銅ろうを使用する。ろう材42に含有したりんがフラックスの作用をもつので、フラックスなしで確実にろう付けできる。
【0029】
また、りん銅ろうに銀を含有した三元系のりん銅ろうで接合させると、冷鍛加工時に突き合わせ部2がよく延びて、セグメントリング11にした時に突き合わせ部(接合部)2にクラックが入らない。
【0030】
実施例2.
上記実施例1では図1に示すように樋34から出るリング体1はコンベア37の上に横向きに置かれるが、図5,図6に示すようにリング体1を受台50に立てて並べる方がろう付けする上で好ましい。
【0031】
図5,図6において、受台50は支え51と底板52とからなっている。支え51はリング体1を縦に支えて、ろう43がほぼ頂部に位置するようにしている。ろう43は加熱炉36の中で溶けてリング体1の突き合わせ部2に流れ込み、ろう付けが完了する。この方法では多量のリング体1を確実にろう付けできる。
【0032】
実施例3.
リング体1の切欠部3にろう43をより確実にのせる方法を図7に示す。
ろう材42をコ字状に曲げて形成したろう45を、突き合わせ部2を外周面及び両側面から覆うようにして断面円形のリング体1に挟み込む。
この方法では、溶けたろう45がリング体1の3面(外周面および両側面)から流れ込み、ろう付けをより確実にする。また、コンベア37の上などでリング体1からろう45が外れるのを防止できる。
【0033】
さらに、ろう45の両折り曲げ部の長さをリング体1の厚みより長くしてリング体1に挟んだあと、ろう45の両端をリング体1の内周面に折り曲げるようにすると、完全にろう45の脱落を防止できる。
なお、ろう45は板状のろう材42をコ字状に折り曲げて形成してもよい。
【0034】
実施例4.
図8,図9は、ろう材42を板状にしてリング体1の突き合わせ部2に挟み込む方法を示す。
図8はリング体1の突き合わせ部2を開く装置を示す断面図である。図中46は環体で、先端がテーパになった軸49に挿入されている。環体46は軸49に対し軸方向に自由に動く。47は軸方向に動く押捧、48は板状のろうである。
【0035】
リング体1を軸49にのせ、押捧47を図8の左方向へ移動させると、リング体1は軸49のテーパ49aにガイドされ押し広げられながら外周面49bに達する。外周面49bに達した図8の状態では突き合わせ部2が一定量開いている。こうしてリング体1の突き合わせ部2が開いたところで、ろう48を挿入する。
【0036】
次に、環体46及び押捧47を図8の右方向へ移動させて、リング体1を軸49から外す。こうして作ったリング体1の状態を図9に示す。ろう48はリング体1の弾力により強く保持されるので、ろう48が外れることはない。
【0037】
実施例5.
図10は、図9で示した板状のろう48を挟んだリング体1のろう48に通電して短時間で接合する方法を示す。
図10において、53,54は一対の電極で、変圧器55の二次巻線56に接続されている。57は一次巻線で、電源58に接続されている。
【0038】
電極53,54の間にリング体1を挟むと、二次巻線56から電流が流れる。この電流はろう48を流れる電流i と、分流i に別れる。ろう48は両側を挟まれてこの部分で大きな接触抵抗を持つので、最初i >i であるが、リング体1と電極53,54間の接触抵抗による発熱及びろう48の接触抵抗による発熱のリング体1の発熱により、ろう48が軟化すると、ろう48の接触抵抗が低下し電流i が急増してろう48は溶融する。
【0039】
実施例6.
図11は、図9で示した板状のろう48を挟んだリング体1のろう48に通電して短時間で接合する方法を示す。
図11において、59は変圧器の鉄心で、コ字状になっている。60は短冊状の鉄心で、支点61をもち開閉できるようになっている。62は一次巻線で、電源58に接続されている。短冊鉄心60を開いてリング体1を挿入して二次巻線とする。
【0040】
図12は図11の線XII −XII の断面図を示す。電源58を投入すると、リング体1にはiで示す電流が流れ、ろう48の部分の接触抵抗で発熱してろう48は溶融する。
この方法ではリング体1に流れる電流がそのまま発熱に使用できるので、図10で示した方法に比べ効率がよい。
【0041】
実施例7.
図13に示す方法は、上記実施例5と実施例6とを複合したもので、実施例5及び実施例6に比べてより多くの電流を流せる方法である。
図13に示すようにリング体1を電極53,54で挟むと、電極53,54は変圧器55の二次巻線56に接続されているので、リング体1には二次巻線56からi ,i の電流が供給される。
【0042】
他方リング体1の内径部に短冊鉄心60を挿入する。勿論短冊鉄心60は上記実施例6と全く同じ構成で、鉄心59と共に閉磁路を構成しており、一次巻線62が鉄心59に巻かれている。
【0043】
短冊鉄心60の磁束変化による電流はi で表わされ、前記i と反対方向に流れるようにする。従って、ろう48に流れる電流はi +i であり、ろう48と対向する側ではi −i の電流となる。ろう48と対向する側に流れる電流はろう48の加熱には役立たないので極力少なくするのが望ましい。例えばi =i の条件を満足するように設計すると、すべての電流がろう48の加熱に使われることになる。
【0044】
この実施例ではリング体1の内径が小さく短冊鉄心60の断面積が十分にとれないときでも、二次巻線56から供給される電流でろう48の加熱に十分な電流を効率よく流すことができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば次の効果が得られる。
(1) 製作が容易で、大量生産できる。
銅線材を所定長さに切断し、その両端を突き合わせてリング体を作り、リング体の突き合わせ部をろう付けしたものを冷鍛加工してセグメントリングを作るので、突き合わせ面の状態,精度等に無関係であり、また冷鍛型にリング体を入れるときの位置合わせも不要であるため、製造が簡単で,不良率の少ない製品を大量生産できる。
【0046】
(2) リング体のろう付けと同時に焼鈍ができる。
ろうを溶かすためにリング体を加熱炉に入れ、加熱炉の中ではろう付けと同時に焼鈍が行われる。
また、リング体に通電してろうを溶かしてもリング体への通電による発熱のため、ろう付けと同時に焼鈍が行われる。
従って、冷鍛時の延展性がよく、セグメントの割れなどがないし、また高価な冷鍛型の寿命を永く保たせることができる。
【0047】
(3) 冷鍛時の延展性がよい。
リング体を加熱炉で焼鈍できると共に、ろう材は銀を含有した三元系のりん銅ろうを使用したので、突き合わせ部の延展性がよく、セグメントリングにしたときにろう付け部が割れたり,外れたりしない。
【0048】
(4) ろうが確実に突き合わせ部をうめる。
リング体に切欠部を作り、この部分にコ字状のろうを突き合わせ部を覆うようにして乗せたから、ろうが確実に突き合わせ部をうめる。
また、ろうを板状にして突き合わせ部に挟み込んだから、ろうが確実に突き合わせ部をうめる。
【0049】
(5) 効率のよいろう付けができる。
ろうを板状にして突き合わせ部に挟み込んだものに通電してろうを溶かすようにしたから、ろう部分で発熱するために加熱炉方式に比べて熱損失が少なく、効率のよい接合ができる。
従って、エネルギ効率が良く、短時間で接合でき、また設備も小型にできる利点がある。また、整流子に仕上げたときに突き合わせ部がセグメントの位置にきても、ろうで完全に接合しているので、強度が向上し過回転による整流子の破損,刷子との接触面積の低下など機能上支障を与えない。
【0050】
このように、この発明によれば多量生産に適し、安価に整流子を作ることのできる整流子の製造方法が得られると共に、多量生産が可能で安価な整流子が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるリング体製造装置の概略装置図である。
【図2】図1の一部分の動作過程を示す概略図である。
【図3】図1の一部分の動作過程を示す概略図である。
【図4】この発明の実施例1によるろうの供給方法を示す図である。
【図5】この発明の実施例2を示すリング体の突き合わせ部をろう付けするための保持装置の側面図である。
【図6】図5の縦断側面図である。
【図7】この発明の実施例3によるろうの供給方法を示す図である。
【図8】この発明の実施例4によるろうの供給方法を示す図である。
【図9】図8による供給方法で実施されたリング体の正面図である。
【図10】この発明の実施例5による通電によるろう付け方法を示す図である。
【図11】この発明の実施例6による通電によるろう付け方法を示す図である。
【図12】図11の線XII −XII の断面図である。
【図13】この発明の実施例7による通電によるろう付け方法を示す図である。
【図14】従来のリング体を示す正面図である。
【図15】従来から使用されているゼグメントリングを作るための冷鍛型の断面図である。
【図16】図15の線XVI −XVI の断面図である。
【図17】セグメントリングの正面図である。
【図18】整流子の側面図である。
【図19】図17のセグメントリングの説明図である。
【符号の説明】
1 リング体
2 突き合わせ部
3 切欠部
4 上型
6 下型
8 芯型
11 セグメントリング
15 橋絡片
23 フォーマ
24 切断機
25 ストレーナ
26 丸め機
32 プレス
35 連続炉
36 加熱炉
37 コンベア
39 素材
42 ろう材
43 ろう
45 コ字状のろう
48 板状のろう
53 電極
54 電極
55 変圧器
56 二次巻線
58 電源
59 鉄心
60 短冊鉄心

Claims (8)

  1. 銅線材を圧延して所定長さに切断し、その両端を突き合わせてリング体を作り、このリング体の前記突き合わせ部にろう材を配置し、このろう材が配置されたリング体全体を加熱してろう材を溶融させると同時にリング体を焼鈍し、前記突き合わせ部を接合したものを冷鍛加工して複数個の橋絡片を有するセグメントリングを作り、次いでこのセグメントリングをモールド材で成形した後、前記橋絡片を除去してセグメントに分離することを特徴とする整流子の製造方法。
  2. ろう材が、銀を含有した三元系のりん銅ろう材であることを特徴とする請求項1の整流子の製造方法。
  3. リング体の突き合わせ部に切欠部を設け、この切欠部にろう材を挿入したものを加熱炉に通過させることを特徴とする請求項1または2の整流子の製造方法。
  4. リング体の突き合わせ部に切欠部を設け、コ字状をなすろう材の両側の折り曲げられた部分が前記突き合わせ部を覆うように前記切欠部へ挿入したものを加熱炉に通過させることを特徴とする請求項1または2の整流子の製造方法。
  5. リング体の突き合わせ部に板状をなすろう材を挟み込んだものを加熱炉に通過させることを特徴とする請求項1または2の整流子の製造方法。
  6. リング体の突き合わせ部にろう材を挟み込んだものを通電加熱することを特徴とする請求項1または2の整流子の製造方法。
  7. リング体の突き合わせ部にろう材を挟み込んだものを変圧器の二次巻線として短絡電流を流すことを特徴とする請求項1または2の整流子の製造方法。
  8. リング体の突き合わせ部にろう材を挟み込んだものを一対の電極間に前記突き合わせ部を挟んでろう材に電流を流すと共に前記リング体を変圧器の二次巻線として短絡電流を流すようにし、かつ前記ろう材に流れる電流は電極から流入する電流と前記短絡電流が加算して流れるようにしたことを特徴とする請求項1または2の整流子の製造方法。
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