JPH05347216A - ロータリートランス - Google Patents
ロータリートランスInfo
- Publication number
- JPH05347216A JPH05347216A JP4154933A JP15493392A JPH05347216A JP H05347216 A JPH05347216 A JP H05347216A JP 4154933 A JP4154933 A JP 4154933A JP 15493392 A JP15493392 A JP 15493392A JP H05347216 A JPH05347216 A JP H05347216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- wire
- insert
- molded
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイルの剛性が大きくなり、コイルのインサ
ート成形時のセッティング作業が容易になるロータリー
トランスを得ることを目的とする。 【構成】 リードワイヤー3を溶接あるいは半田付けし
た平角線コイル2を、フェライト粉末を含む樹脂にイン
サート成形した成形体を有するロータリートランスであ
る。
ート成形時のセッティング作業が容易になるロータリー
トランスを得ることを目的とする。 【構成】 リードワイヤー3を溶接あるいは半田付けし
た平角線コイル2を、フェライト粉末を含む樹脂にイン
サート成形した成形体を有するロータリートランスであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオテープ
レコーダなどに使用されるロータリートランスに関す
る。
レコーダなどに使用されるロータリートランスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダなどに使用
されるロータリートランスの製造において、その基板と
しては、フェライト粉末を焼結したものなどが用いられ
ていた。近年、ロータリートランスの製造方法として、
丸線ワイヤーによるコイルをインサート成形する手法が
提案されている。これは、丸線ワイヤーをコイル状に巻
回して、これを成形用金型にセッティングするものであ
り、このセッティングの後に、金型内に加熱流動化した
フェライト粉末入りの樹脂を注入し、冷却後この樹脂の
成形体を取り出すものである。この成形による製造方法
によれば、従来行なわれていた製造方法のように、フェ
ライト粉末の焼結といった工程を必要とせず、さらに、
焼結による収縮がないことから、成形体の寸法精度が非
常に良いなどの利点があった。
されるロータリートランスの製造において、その基板と
しては、フェライト粉末を焼結したものなどが用いられ
ていた。近年、ロータリートランスの製造方法として、
丸線ワイヤーによるコイルをインサート成形する手法が
提案されている。これは、丸線ワイヤーをコイル状に巻
回して、これを成形用金型にセッティングするものであ
り、このセッティングの後に、金型内に加熱流動化した
フェライト粉末入りの樹脂を注入し、冷却後この樹脂の
成形体を取り出すものである。この成形による製造方法
によれば、従来行なわれていた製造方法のように、フェ
ライト粉末の焼結といった工程を必要とせず、さらに、
焼結による収縮がないことから、成形体の寸法精度が非
常に良いなどの利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た丸線ワイヤーによるコイルをインサート成形する製造
方法においては、コイルの剛性が弱いためにコイルが変
形し易く、インサート成形時のセッティングに難がある
という問題があった。
た丸線ワイヤーによるコイルをインサート成形する製造
方法においては、コイルの剛性が弱いためにコイルが変
形し易く、インサート成形時のセッティングに難がある
という問題があった。
【0004】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、コイルの剛性が大きくなり、コイルのイン
サート成形時のセッティング作業が容易になるロータリ
ートランスを得ることを目的とする。
ものであり、コイルの剛性が大きくなり、コイルのイン
サート成形時のセッティング作業が容易になるロータリ
ートランスを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のロータリートラ
ンスは、例えば、図1に示すように、リードワイヤー3
を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2を、フェラ
イト粉末を含む樹脂にインサート成形した成形体を有す
るものである。また、本発明のロータリートランスは、
例えば、図7に示すように、リードワイヤー3を溶接あ
るいは半田付けした平角線コイル2を、フェライト粉末
を含む樹脂にインサート成形し、成形後、その成形体の
厚み方向の中央部を厚み方向に直角な平面で切断した成
形体の半体を有するものである。
ンスは、例えば、図1に示すように、リードワイヤー3
を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2を、フェラ
イト粉末を含む樹脂にインサート成形した成形体を有す
るものである。また、本発明のロータリートランスは、
例えば、図7に示すように、リードワイヤー3を溶接あ
るいは半田付けした平角線コイル2を、フェライト粉末
を含む樹脂にインサート成形し、成形後、その成形体の
厚み方向の中央部を厚み方向に直角な平面で切断した成
形体の半体を有するものである。
【0006】
【作用】本発明のロータリートランスによれば、リード
ワイヤー3を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2
を、フェライト粉末を含む樹脂にインサート成形した成
形体を有するものとすることにより、コイルの剛性が大
きくなるので、コイルのインサート成形時のセッティン
グ作業が容易になる。また、本発明のロータリートラン
スによれば、リードワイヤー3を溶接あるいは半田付け
した平角線コイル2を、フェライト粉末を含む樹脂にイ
ンサート成形し、成形後、その成形体の厚み方向の中央
部を厚み方向に直角な平面で切断した成形体の半体を有
するものとすることにより、ロータリートランスの対向
面とコイルが同じ面に位置するので結合係数が最良の状
態になる。
ワイヤー3を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2
を、フェライト粉末を含む樹脂にインサート成形した成
形体を有するものとすることにより、コイルの剛性が大
きくなるので、コイルのインサート成形時のセッティン
グ作業が容易になる。また、本発明のロータリートラン
スによれば、リードワイヤー3を溶接あるいは半田付け
した平角線コイル2を、フェライト粉末を含む樹脂にイ
ンサート成形し、成形後、その成形体の厚み方向の中央
部を厚み方向に直角な平面で切断した成形体の半体を有
するものとすることにより、ロータリートランスの対向
面とコイルが同じ面に位置するので結合係数が最良の状
態になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明ロータリートランスの一実施例
について図1〜図6を参照して説明する。
について図1〜図6を参照して説明する。
【0008】図1は、本例のロータリートランスの製造
工程を示すものであり、この工程の順に沿って、その製
造方法を説明する。本例のロータリートランスは、図1
に示すように、リードワイヤー3を溶接あるいは半田付
けした平角線コイル2を、フェライト粉末を含む樹脂に
インサート成形した成形体を有するものである。
工程を示すものであり、この工程の順に沿って、その製
造方法を説明する。本例のロータリートランスは、図1
に示すように、リードワイヤー3を溶接あるいは半田付
けした平角線コイル2を、フェライト粉末を含む樹脂に
インサート成形した成形体を有するものである。
【0009】本例で実際に用いたた平角線の寸法は、t
0.1cmxH0.35cmのものと、t0.06cm
xH0.23cmのものである。現在行なわれている平
角線(リボン線とも言う)の作り方は、次の2通りに大
別される。その つ目の方法は、丸線に絶縁層を焼付け
した後、その丸線を平角につぶす方法であり、また、2
つ目の方法は、丸線の芯線をあらかじめ平角につぶした
後に、その表面に絶縁層を焼き付ける方法である。この
平角線の厚みtと幅Hの比t/Hを小さくする(つぶす
度合が大きくなる)程、エッジ部の絶縁層が薄くなる点
が問題となっているが、最近の技術の進歩によりこの点
は改善されている。現在造られている平角線の寸法は、
概ね次のようになる。すなわち、厚みtについては、最
小厚みt0.02cm〜最大厚みt1.0cm、また、
幅Hについては、最小幅H0.09cm〜最大幅H2.
6cmであり、t/H=1/20以上となるようにする
のが目安となる。平角線は通常銅(Cu)線を用いる。
絶縁層としては、変性エポキシアクリル、変性ウレタ
ン、ポリエステルなどを用いる。また、ロータリートラ
ンス用平角線は、コイルを形成する関係上、絶縁層の上
に融着層(ポリエステル系、ブチラール系、ポリアミド
系)を設けたものを用いる。
0.1cmxH0.35cmのものと、t0.06cm
xH0.23cmのものである。現在行なわれている平
角線(リボン線とも言う)の作り方は、次の2通りに大
別される。その つ目の方法は、丸線に絶縁層を焼付け
した後、その丸線を平角につぶす方法であり、また、2
つ目の方法は、丸線の芯線をあらかじめ平角につぶした
後に、その表面に絶縁層を焼き付ける方法である。この
平角線の厚みtと幅Hの比t/Hを小さくする(つぶす
度合が大きくなる)程、エッジ部の絶縁層が薄くなる点
が問題となっているが、最近の技術の進歩によりこの点
は改善されている。現在造られている平角線の寸法は、
概ね次のようになる。すなわち、厚みtについては、最
小厚みt0.02cm〜最大厚みt1.0cm、また、
幅Hについては、最小幅H0.09cm〜最大幅H2.
6cmであり、t/H=1/20以上となるようにする
のが目安となる。平角線は通常銅(Cu)線を用いる。
絶縁層としては、変性エポキシアクリル、変性ウレタ
ン、ポリエステルなどを用いる。また、ロータリートラ
ンス用平角線は、コイルを形成する関係上、絶縁層の上
に融着層(ポリエステル系、ブチラール系、ポリアミド
系)を設けたものを用いる。
【0010】次に、製造プロセスについて説明する。
【0011】コイルの形成 図2に、コイルの形成方法の概要図を示した。図2に示
したように、円形の巻線治具6を回転させて、コイルを
形成する。巻取る際、平角線の融着層を有機溶剤(アル
コールなど)や熱風により、活性化させてコイルがばら
けないようにする。
したように、円形の巻線治具6を回転させて、コイルを
形成する。巻取る際、平角線の融着層を有機溶剤(アル
コールなど)や熱風により、活性化させてコイルがばら
けないようにする。
【0012】リード線の溶接、または半田付け リード線は、良導体が望ましく、鋼鉄線のような硬い線
にニッケルNiや錫Sn、半田メッキを施したものがハ
ンドリング性に優れ、インサート成形向きである。しか
し、腰の弱い銅線でも使うことができる。いずれにせ
よ、溶接あるいは、半田付けのために、先端部をNiや
Sn、半田などでメッキしておくのが望ましい。コイル
のリード線とのコンタクト部2箇所は、超硬刃を付けた
リューターにて、導体部が露出するように絶縁層を剥離
する。しかる後に、リード線をセットし、溶接(レーザ
ー溶接、または抵抗溶接など)あるいは、半田付けをす
る。半田の種類は、射出成形時の温度で溶融しない高温
半田が望ましい。
にニッケルNiや錫Sn、半田メッキを施したものがハ
ンドリング性に優れ、インサート成形向きである。しか
し、腰の弱い銅線でも使うことができる。いずれにせ
よ、溶接あるいは、半田付けのために、先端部をNiや
Sn、半田などでメッキしておくのが望ましい。コイル
のリード線とのコンタクト部2箇所は、超硬刃を付けた
リューターにて、導体部が露出するように絶縁層を剥離
する。しかる後に、リード線をセットし、溶接(レーザ
ー溶接、または抵抗溶接など)あるいは、半田付けをす
る。半田の種類は、射出成形時の温度で溶融しない高温
半田が望ましい。
【0013】溶接方法 レーザー溶接 レーザー溶接においては、YAGレーザーを用い、スポ
ット溶接を行なった。スポット径=0.6mm、パワー
=13.6J、および、時間=5msecの条件で実施
した。 抵抗溶接 これは、ヒーターチップに大電流を流すことにより、発
熱させ溶接する方法であり、電流を通じたヒーターチッ
プを半田メッキした銅線(φ0.14)に押し当てて溶
接した。通電電流=0.98kA、入力電力=0.63
kW、及び、通電時間= 電流上昇30ms、一定電流
50ms、及び無通電100msのサイクル、の条件で
実施した。
ット溶接を行なった。スポット径=0.6mm、パワー
=13.6J、および、時間=5msecの条件で実施
した。 抵抗溶接 これは、ヒーターチップに大電流を流すことにより、発
熱させ溶接する方法であり、電流を通じたヒーターチッ
プを半田メッキした銅線(φ0.14)に押し当てて溶
接した。通電電流=0.98kA、入力電力=0.63
kW、及び、通電時間= 電流上昇30ms、一定電流
50ms、及び無通電100msのサイクル、の条件で
実施した。
【0014】セッティング、及び射出成形 セッティング及び射出成形においては、図3〜図6に示
すような金型を用いた。セッティングは、図4に示すよ
うに、コイルセッティング用溝8a及び8bにコイルを
入れるだけでよく、それだけで位置の規制が容易にでき
る。その際、リード線は、金型 のリードワイヤー挿入
穴8c及び8dに入れる。このことにより、射出成形
後、コアの外に突き出したリード線側には、フェライト
樹脂が流れ込んで、バリなどが発生することを防ぐこと
ができる。
すような金型を用いた。セッティングは、図4に示すよ
うに、コイルセッティング用溝8a及び8bにコイルを
入れるだけでよく、それだけで位置の規制が容易にでき
る。その際、リード線は、金型 のリードワイヤー挿入
穴8c及び8dに入れる。このことにより、射出成形
後、コアの外に突き出したリード線側には、フェライト
樹脂が流れ込んで、バリなどが発生することを防ぐこと
ができる。
【0015】仕上げ コアの平行度に高い精度(10μm以下)が必要とされ
る場合には、砥石やバイト(超硬バイト)にて加工して
仕上げる。必要に応じて対向面を研磨すれば、確実にコ
イルの面と対向面が同一面となり、結合係数が最良の状
態となる。
る場合には、砥石やバイト(超硬バイト)にて加工して
仕上げる。必要に応じて対向面を研磨すれば、確実にコ
イルの面と対向面が同一面となり、結合係数が最良の状
態となる。
【0016】以上のことから本例によれば、リードワイ
ヤー3を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2を、
フェライト粉末を含む樹脂にインサート成形した成形体
を有するものとすることにより、コイルの剛性が大きく
なり、コイルのインサート成形時のセッティング作業が
容易になる。また、コイルとコアを一体成形したロータ
リートランスを得ることができる。また、コイルの表面
とコアの対向面とが同一もしくは、非常に接近するため
に、結合係数のよいロータリートランスを得ることがで
きる。また、平角線を使うので、丸線よりも断面積が大
きくすることができる。
ヤー3を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2を、
フェライト粉末を含む樹脂にインサート成形した成形体
を有するものとすることにより、コイルの剛性が大きく
なり、コイルのインサート成形時のセッティング作業が
容易になる。また、コイルとコアを一体成形したロータ
リートランスを得ることができる。また、コイルの表面
とコアの対向面とが同一もしくは、非常に接近するため
に、結合係数のよいロータリートランスを得ることがで
きる。また、平角線を使うので、丸線よりも断面積が大
きくすることができる。
【0017】次に、本発明ロータリートランスの他の実
施例について、図7を参照しながら説明する。本例の製
造プロセスは、図7に示すように、平角線ワイヤーの形
成、コイルの形成、リードワイヤー溶接または半田付
け、セッティング、射出成形、及び、カッティングの順
となっている。
施例について、図7を参照しながら説明する。本例の製
造プロセスは、図7に示すように、平角線ワイヤーの形
成、コイルの形成、リードワイヤー溶接または半田付
け、セッティング、射出成形、及び、カッティングの順
となっている。
【0018】このプロセスにおいて、平角線は、完成品
に必要な2倍の幅のものを用いる。また、リードワイヤ
ーの長さも上述の実施例のものの2倍のものを用い、リ
ードワイヤーの溶接または半田付けはリードワイヤーの
中央部において行なう。また、金型もこれに対応して、
成形体の幅が厚くなるものを用いる。
に必要な2倍の幅のものを用いる。また、リードワイヤ
ーの長さも上述の実施例のものの2倍のものを用い、リ
ードワイヤーの溶接または半田付けはリードワイヤーの
中央部において行なう。また、金型もこれに対応して、
成形体の幅が厚くなるものを用いる。
【0019】セッティング及び射出成形には、上述の実
施例と同様に、図3〜図6に示した金型と同様の金型を
用いた。セッティングは、上述の実施例と同様に図4に
示したように、コイルセッティング用溝8a及び8bに
コイルを入れるだけでよく、それだけで位置の規制がで
きる。その際、リード線の一方は、リードワイヤー挿入
穴8c及び8dに入れ、また、リード線の他の一方は、
金型 と金型 とのパーティングライン上に来るように
する。そして、射出成形時には、金型 と金型とでリー
ド線が挟み込まれるために、射出成形後、コアの外に突
き出したリード線側には、フェライト樹脂が流れ込ん
で、バリなどが発生することを防ぐことができる。
施例と同様に、図3〜図6に示した金型と同様の金型を
用いた。セッティングは、上述の実施例と同様に図4に
示したように、コイルセッティング用溝8a及び8bに
コイルを入れるだけでよく、それだけで位置の規制がで
きる。その際、リード線の一方は、リードワイヤー挿入
穴8c及び8dに入れ、また、リード線の他の一方は、
金型 と金型 とのパーティングライン上に来るように
する。そして、射出成形時には、金型 と金型とでリー
ド線が挟み込まれるために、射出成形後、コアの外に突
き出したリード線側には、フェライト樹脂が流れ込ん
で、バリなどが発生することを防ぐことができる。
【0020】射出成形後、射出成形体は、その成形体の
厚さ方向の直角の面にて、その厚さ方向の中央部をカッ
ターで切断する。従って、コイルを含む成形体の半体を
2個得ることができる。カッティングした面は、必要に
応じ、対向面を研磨あるいはエッチングすることによ
り、カッティング時のコイルのバリを除去することがで
きる。
厚さ方向の直角の面にて、その厚さ方向の中央部をカッ
ターで切断する。従って、コイルを含む成形体の半体を
2個得ることができる。カッティングした面は、必要に
応じ、対向面を研磨あるいはエッチングすることによ
り、カッティング時のコイルのバリを除去することがで
きる。
【0021】以上のことから本例によれば、リードワイ
ヤー3を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2を、
フェライト粉末を含む樹脂にインサート成形し、成形
後、その成形体の厚み方向の中央部を厚み方向に直角な
平面で切断した成形体の半体を有するものとすることに
より、ロータリートランスの対向面とコイルが同じ面に
位置するので結合係数が最良の状態になる。また、1回
の成形により、2個の成形体の半体が得られ、これら各
々はロータリートランスの一方をなすものである。この
ことから、ロータリートランス1個当りの製造コストを
安価にすることができる。
ヤー3を溶接あるいは半田付けした平角線コイル2を、
フェライト粉末を含む樹脂にインサート成形し、成形
後、その成形体の厚み方向の中央部を厚み方向に直角な
平面で切断した成形体の半体を有するものとすることに
より、ロータリートランスの対向面とコイルが同じ面に
位置するので結合係数が最良の状態になる。また、1回
の成形により、2個の成形体の半体が得られ、これら各
々はロータリートランスの一方をなすものである。この
ことから、ロータリートランス1個当りの製造コストを
安価にすることができる。
【0022】なお、本発明は上述の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平角線を使うのでコイルの剛性が大きくなり、コイルの
インサート成形時のセッティング作業が容易になる。ま
た、コイルの表面とコアの対向面とが同一もしくは、非
常に接近するために、結合係数のよいロータリートラン
スを得ることができる。また、平角線を使うので、丸線
よりも断面積が大きくすることができる。
平角線を使うのでコイルの剛性が大きくなり、コイルの
インサート成形時のセッティング作業が容易になる。ま
た、コイルの表面とコアの対向面とが同一もしくは、非
常に接近するために、結合係数のよいロータリートラン
スを得ることができる。また、平角線を使うので、丸線
よりも断面積が大きくすることができる。
【0024】また、本発明によれば、ロータリートラン
スの対向面とコイルが同じ面に位置するので結合係数が
最良の状態になる。また、1回の成形により、2個のロ
ータリートランスが得られるので 個当りの製造コスト
が安価になる。
スの対向面とコイルが同じ面に位置するので結合係数が
最良の状態になる。また、1回の成形により、2個のロ
ータリートランスが得られるので 個当りの製造コスト
が安価になる。
【図1】本発明ロータリートランスの一実施例の製造工
程図である。
程図である。
【図2】本発明ロータリートランスのコイルの製造方法
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図3】本発明ロータリートランスの成形用金型を示す
構成図である。
構成図である。
【図4】本発明ロータリートランスの成形用金型 を示
す構成図である。
す構成図である。
【図5】本発明ロータリートランスの成形用金型 を示
す構成図である。
す構成図である。
【図6】本発明ロータリートランスの成形用金型 を示
す構成図である。
す構成図である。
【図7】本発明ロータリートランスの他の例の製造工程
図である。
図である。
1 平角線ワイヤー 2 コイル 3 リードワイヤー 4 ロータリートランス
Claims (2)
- 【請求項1】 リードワイヤーを溶接あるいは半田付け
した平角線コイルを、フェライト粉末を含む樹脂にイン
サート成形した成形体を有することを特徴とするロータ
リートランス。 - 【請求項2】 リードワイヤーを溶接あるいは半田付け
した平角線コイルを、フェライト粉末を含む樹脂にイン
サート成形し、成形後、その成形体の厚み方向の中央部
を厚み方向に直角な平面で切断した成形体の半体を有す
ることを特徴とするロータリートランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154933A JPH05347216A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | ロータリートランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4154933A JPH05347216A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | ロータリートランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05347216A true JPH05347216A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=15595118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4154933A Pending JPH05347216A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | ロータリートランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05347216A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999001878A1 (fr) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Transformateur dissocie et controleur d'emission equipe de ce transformateur dissocie |
EP1071104A2 (en) * | 1999-07-20 | 2001-01-24 | Eaton Corporation | Rotary inductive coupling |
US6512437B2 (en) | 1997-07-03 | 2003-01-28 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Isolation transformer |
JP2009004514A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非接触電力伝送機器 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP4154933A patent/JPH05347216A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999001878A1 (fr) * | 1997-07-03 | 1999-01-14 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Transformateur dissocie et controleur d'emission equipe de ce transformateur dissocie |
US6512437B2 (en) | 1997-07-03 | 2003-01-28 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Isolation transformer |
US6559560B1 (en) | 1997-07-03 | 2003-05-06 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Transmission control apparatus using the same isolation transformer |
EP1071104A2 (en) * | 1999-07-20 | 2001-01-24 | Eaton Corporation | Rotary inductive coupling |
EP1071104A3 (en) * | 1999-07-20 | 2002-03-20 | Eaton Corporation | Rotary inductive coupling |
JP2009004514A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 非接触電力伝送機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100517462B1 (ko) | 보호캡을 가진 납땜 인두 팁 | |
JP6733580B2 (ja) | コイル部品 | |
CN108573800B (zh) | 线圈部件 | |
JP6884603B2 (ja) | コイル部品 | |
US3384958A (en) | Method of brazing | |
US4785527A (en) | Method for manufacturing an inductive chip | |
JPH05347216A (ja) | ロータリートランス | |
US4370802A (en) | Method of making a thin film magnetic head assembly with multiconductive connecting elements | |
JPH11176685A (ja) | インダクタンス素子の製造方法 | |
US3454728A (en) | Magnetic head having point-welded laminations and method of producing the same | |
JP6992101B2 (ja) | コイル部品 | |
JP2001327043A (ja) | 端子溶接型積層バスバー | |
JP3582735B2 (ja) | 整流子の製造方法 | |
JP3583308B2 (ja) | インダクタンス素子の製造方法 | |
JP2558513Y2 (ja) | コイル | |
JP2019046732A (ja) | スパークプラグの製造方法 | |
JPH0217927B2 (ja) | ||
JP3012225U (ja) | 空芯コイル | |
JPH11186041A (ja) | インダクタンス素子とその製造方法 | |
JPS63133514A (ja) | 小型インダクタの製造方法 | |
EP0353998B1 (en) | Magnetic Head | |
JPH05328678A (ja) | コイル | |
JP2003068530A (ja) | インダクタンス部品およびその製造方法 | |
JPS60226114A (ja) | ロ−タリ−トランスコイルの製造方法 | |
JPS6095706A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 |