JP3582599B2 - シリコーン及びカチオン系界面活性剤コンディショニング剤を含有したシャンプー組成物 - Google Patents

シリコーン及びカチオン系界面活性剤コンディショニング剤を含有したシャンプー組成物 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明はアニオン系洗浄界面活性剤、シリコーンヘアコンディショニング剤及びカチオン系界面活性剤ヘアコンディショニング剤を含むシャンプー組成物に関する。
発明の背景
人のヘアはその周囲雰囲気との接触及び大部分は頭部により分泌される皮脂から汚れてくる。皮脂の蓄積はヘアに汚い感じと魅力のない外観をもたせる。ヘアの汚染はそれが頻繁に規則的に洗髪されることを要する。
ヘアの洗髪で過度の汚れ及び皮脂を除去することによりきれいになる。しかしながら、洗髪プロセスはヘアがぬれてもつれ合いかつ通常扱いにくい状態におかれるという欠点を有する。洗髪で天然油又は他のヘアモイスチャリング物質の除去によりヘアが乾燥又は“縮れ毛”になることもある。洗髪後、ヘアは乾燥時にユーザーにより知覚される“柔軟性”の喪失をこうむることもある。様々なアプローチがシャンプー後問題を緩和するために開発されてきた。これらはシャンプー中へのヘアコンディショニング助剤の含有からヘアコンディショナー、即ちヘアリンスのシャンプー後適用までにわたる。ヘアリンスは通常性質上液体であり、洗髪後に別のステップで適用され、ヘアにしばらく放置され、きれいな水でリンスされねばならない。これは勿論時間がかかり、不便である。
コンディショニング助剤を含有した様々なシャンプーが開示されてきたが、それらは様々な理由から全体的に満足できなかった。1つの問題は良好なクリーニングアニオン系界面活性剤と歴史的にコンディショニング剤として用いられてきた多数の慣用的カチオン系剤との間における適合性問題に関する。
代わりの界面活性剤と改善されたカチオン系コンディショニング剤の使用により有害な相互作用を最少化させる努力が払われてきたにもかかわらず、シャンプー組成物でアニオン系界面活性剤を利用することは高度に望まれ続けている。更に、カチオン系コンディショニング剤はシャンプー組成物で成分としてデリバリーされた場合に特に“柔軟性”の面で最良の全体的コンディショニング効果を通常示さない。例えば、アニオン系洗浄界面活性剤と適合してシャンプー組成物に既に配合されてきたトリセチルメチルアンモニウムクロリドのようなカチオン系界面活性剤は良好な静電気防止効果を示すが、但し柔軟なコンディショニングされたヘアにする上でさほど成功していない。
柔軟性を増加させることができる物質はノニオン系シリコーンである。シャンプー組成物中におけるシリコーンはいくつかの異なる公開文献で開示されている。このような公開文献としては1958年3月11日付でGeenに発行された米国特許第2,826,551号;1976年6月22日付でDrakoffに発行された米国特許第3,964,500号;1982年12月21日付でPaderに発行された米国特許第4,364,837号;1960年9月28日付でWoolstonに発行された英国特許第849,433号明細書がある。これらの特許明細書はシリコーン含有組成物について開示しているが、それらもシリコーンを製品中によく分散及び懸濁させておくことが困難であるという点で全体的に満足しうる製品を提供しなかった。最近、安定な不溶性シリコーン含有ヘアコンディショニングシャンプー組成物が1988年5月3日付でGrote及びRusselに発行された米国特許第4,741,855号と1988年11月29日付でBolich及びWilliamsに発行された米国特許第4,788,066号明細書で記載された。これらのシャンプー組成物は様々なヘアタイプにとりアニオン系洗浄界面活性剤の使用下であっても優れたクリーニング性能を維持しながら優れた全体的コンディショニング効果をヘアに付与することができる。しかしながら、あるタイプのヘア、特にヘアサロン又は家庭のいずれかで適用されるパーマネントトリートメント(即ち“パーマ”)、カラートリートメント及びブリーチトリートメントでヘアダメージをうけたタイプのヘアにこれらタイプのシャンプーが改善されたコンディショニング効果を付与できるようにそれらを改善することが望まれる。残念ながら、パーマヘアに関するシリコーンヘアコンディショナー効力はほとんどダメージのないヘアの場合よりも低いらしい。このようなヘアとこのような処理に付されていない他のタイプのヘアに関して優れた全体的クリーニング及びコンディショニング効果を発揮するシャンプー組成物を提供することが望まれる。これはヘアケア製品を共有する家族又はその他がダメージ及び非ダメージヘアを有する人のために別々のシャンプー及びコンディショニング製品を購入する必要性を減少させる。
本発明の目的はこのようなダメージヘアとこのような処理に付されていないヘア(“非ダメージヘア”)に優れたクリーニング性能及び優れた全体的ヘアコンディショニング性を付与しうるシャンプー組成物を提供することである。
本発明のもう1つの目的は洗髪されたヘアが望ましいレベルの取扱い性、くし通り性、柔軟性と低又は少レベルの乾燥性を有せるようにダメージ及び非ダメージ双方のヘアタイプに優れたクリーニング性能及びコンディショニング性能を付与しうる改善されたアニオン系界面活性剤含有シャンプー組成物を提供することである。
これらの目的は下記の記載から明らかになり、多くの他の目的もその記載の読みから明らかになる。
他で指摘されないかぎり、すべてのパーセンテージは全組成物の重量により計算され、すべての比率は重量ベースで計算される。
発明の要旨
本発明はトリートメントダメージ及び非ダメージヘアを含めた様々なヘアタイプに優れたクリーニング性能及びヘアコンディショニング効果の双方を付与しうるアニオン系洗浄界面活性剤含有液体シャンプー組成物を提供する。これはノニオン系で不溶性の非揮発性シリコーンヘアコンディショニング剤と更に不可欠に選択される可溶性のカチオン系コンディショニング界面活性剤をシャンプー組成物に配合することにより達成できる。そのシャンプー組成物は水性キャリアも含む。
本発明のカチオン系界面活性剤はシャンプー組成物のpH、通常約10以下のpHで正荷電を帯びてシャンプー組成物に可溶性である四級アンモニウム界面活性剤及びアミン界面活性剤である。ここで有用なカチオン系界面活性剤は1以上のノニオン性親水性部分も有しなければならない。必ずしも本発明をいずれか特定の理論に制限するわけではないが、ノニオン性親水性部分の存在はシャンプー組成物に可溶性であるカチオン系界面活性剤の能力を高め、こうしてカチオン系界面活性剤のヘアコンディショニング効力を高めていると考えられる。
本発明のシャンプー組成物でノニオン系シリコーンコンディショニング剤と組合された場合、これらのカチオン系界面活性剤はブリーチヘア及びカラートリートメントヘアのようなアニオン性増加で特徴付けられるパーマ又は他のダメージヘアに良好なヘアコンディショニング効果を意外にも付与できる。ダメージをうけた及びアニオン性増加で特徴付けられるこれらタイプのヘアは以下“ダメージヘア”として包括的に称される。ノニオン系シリコーンコンディショニング剤はこれらのヘアタイプにとり沈着性を減少させ、したがって効力も減少させる。他方、ダメージヘアへの唯一のタイプのヘアコンディショニング剤としてカチオン系界面活性剤の使用は、シャンプー組成物からデリバリーされた場合に、特に柔軟性の面で十分な全体的コンディショニング効果を発揮しないかもしれない。しかしながら、ヘアコンディショニング剤の組合せはダメージヘアにとり高レベルのコンディショニング性をシャンプー組成物に付与し、非ダメージヘアに優れたコンディショニング性とすべてのヘアタイプにクリーニング性能を保持させる。ここで用いられる非ダメージとはヘアのアニオン性を増加させるパーマ又は他のヘアトリートメントによりダメージをうけておらずかつ例えば油状ヘア、乾燥ヘア等を除かないヘアあるいはこのような他のダメージが具体的かつ明白に指摘されないかぎり一部他の面でダメージをうけたヘアに関する。これらの結果は特に重要であり、即ち非ダメージヘアを処理する上で有効な特定のシャンプーでダメージヘアのコンディショニング性を改善するためにシリコーンコンディショニング剤のレベルを単に増加させただけでは非ダメージヘアへのシリコーン沈着レベルを高くしすぎるからである。これは望ましくない脂ぎった感触を与えてしまう。他方、カチオン系界面活性剤はそれだけだと非ダメージヘアの効率的コンディショニング性を発揮しない。本発明はノニオン系シリコーンと特に選択される親水基含有カチオン系コンディショニング界面活性剤の使用でダメージ及び正常ヘアの双方に優れたコンディショニング性を発揮できるアニオン系洗浄界面活性剤含有シャンプー組成物を提供する。
本発明で使用上好ましいカチオン系コンディショニング界面活性剤はコンディショニング効果、特にヘアコンディショニング効果を示す上で有用なものであって、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル及びアルキルエステル部分とそれらの組合せから選択される1以上の親水性部分を含む少くとも1つのN−基を有した四級アンモニウム又はアミノ化合物である。アミノ界面活性剤はシャンプー組成物のpHにおいて正に荷電していなければならない。通常、シャンプー組成物のpHは約10以下、典型的には約3〜約9である。約9以下のpHはそれらの正電荷に関してアミノ部分に依存するカチオン系コンディショニング界面活性剤を含有したシャンプー組成物の場合で特に好ましい。
好ましい態様において、本発明は:
(a)アニオン系洗浄界面活性剤成分約5〜約50重量%;
(b)分散された不溶性のノニオン系シリコーンコンディショニング剤約0.1〜約10重量%(上記シリコーンヘアコンディショニング剤は非揮発性不溶性ノニオン系シリコーン液成分からなる);
(c)カチオン性窒素原子とカチオン性窒素原子の炭素原子4(含む)以内である1以上の親水性部分を含む少くとも1つのN−基を有する可溶性のカチオン系アミノ又は四級アンモニウムコンディショニング界面活性剤約0.2〜約10重量%(上記親水性部分はアルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル及びアルキルエステル部分とそれらの混合物からなる群より選択される);及び
(d)水性キャリア;
からなるヘアコンディショニングシャンプー組成物を提供する。
ここで用いられるように、シャンプー組成物の特定成分に関して用いられる“可溶性”及び“不溶性”という用語はシャンプー組成物中におけるその成分の可溶性又は不溶性に各々関する。
すべてのパーセンテージは他で特に指摘されないかぎり全組成物の重量により計算される。
本発明はその好ましい態様を含めて下記の発明の具体的な説明で更に詳細に記載されている。
発明の具体的な説明
本発明の組成物の必須の及び様々な好ましい任意の成分は以下で記載されている。
アニオン系洗浄界面活性剤
本発明のヘアコンディショニングシャンプー組成物は組成物にクリーニング性能を付与するためアニオン系洗浄界面活性剤を含む。
アニオン系洗浄界面活性剤は通常組成物の約5〜約50%、好ましくは約8〜約30%、更に好ましくは約10〜約25%である。本組成物のアニオン系洗浄界面活性剤は単一種の界面活性剤でも又は異なる界面活性剤の組合せであってもよい。
ここで有用な合成アニオン系洗浄界面活性剤としてはアルキル及びアルキルエーテルサルフェート類がある。これらの物質は各々式ROSO3M及びRO(C2H4O)xSO3Mを有するが、その場合にRは炭素原子約8〜約24のアルキル又はアルケニル、xは1〜10、Mはアンモニウム、ナトリウム、カリウム及びトリエタノールアミンのような水溶性カチオンである。アルキルエーテルサルフェート類は典型的にはエチレンオキシドと炭素原子約8〜約24を有する一価アルコール類との縮合生成物として得られる。好ましくは、Rはアルキル及びアルキルエーテルサルフェート類の双方において炭素原子約12〜約18を有する。そのアルコール類は脂肪、例えばココナツ油もしくは獣脂に由来しても又は合成であってもよい。ラウリルアルコール及びココナツ油に由来する直鎖アルコール類がここでは好ましい。このようなアルコール類は約1〜約10、特に約3モル割合のエチレンオキシドと反応せしめられ、例えばアルコール1モル当たり平均3モルのエチレンオキシドを有する分子種で得られる混合物が硫酸化及び中和される。
本発明で使用できるアルキルエーテルサルフェート類の具体例はココナツアルキルトリエチレングリコールエーテルサルフェート、獣脂アルキルトリエチレングリコールエーテルサルフェート及び獣脂アルキルヘキサオキシエチレンサルフェートのナトリウム及びアンモニウム塩である。高度に好ましいアルキルエーテルサルフェート類は個々の化合物の混合物からなるものであり、その混合物は炭素原子約12〜約16の平均アルキル鎖長及びエチレンオキシド約1〜約4モルの平均エトキシル化度を有する。このような混合物はC12-13化合物約0〜約20重量%;C14-15-16化合物約60〜約100重量%、C17-18-19化合物約0〜約20重量%;0のエトキシル化度を有する化合物約3〜約30重量%;約1〜約4のエトキシル化度を有する化合物約45〜約90重量%;約4〜約8のエトキシル化度を有する化合物約10〜約25重量%;約8を超えるエトキシル化度を有する化合物約0.1〜約15重量%も含む。
アニオン系洗浄界面活性剤のもう1つの適切な種類は下記一般式の有機硫酸反応生成物の水溶性塩である:
R1−SO3−M
上記においてR1は約8〜約24、好ましくは約12〜約18の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖飽和脂肪族炭化水素基からなる群より選択される;Mはカチオンである。重要な例は漂白及び加水分解を含めて公知のスルホン化法に従い得られる、約8〜約24の炭素原子、好ましくは約12〜約18の炭素原子を有するイソ−、ネオ−、インエソ−及びn−パラフィン類を含めたメタン系列の炭化水素とスルホン化剤、例えばSO3、H2SO4、発煙硫酸との有機硫酸反応生成物の塩である。アルカリ金属及びアンモニウムスルホン化C12-18n−パラフィン類が好ましい。
本発明の用語内に属する合成アニオン系洗浄界面活性剤の追加例はイセチオン酸でエステル化され及び水酸化ナトリウムで中和された脂肪酸の反応生成物(例えば脂肪酸はココナツ油に由来する);メチルタウリドの脂肪酸アミドのナトリウム又はカリウム塩(脂肪酸は例えばココナツ油に由来する)である。この種類の他の合成アニオン系洗浄界面活性剤は米国特許第2,486,921号、第2,486,922号及び第2,396,278号明細書で記載されている。
更に他の合成アニオン系洗浄界面活性剤としてはスクシナメート類として表示される種類がある。この種類としてはN−オクタデシルスルホスクシンアミド酸二ナトリウム;N−(1,2−ジカルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホスクシンアミド酸四ナトリウム;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステルのような界面活性剤がある。
利用できる他の適切なアニオン系洗浄界面活性剤は約12〜約24の炭素原子を有するオレフィンスルホネート類である。“オレフィンスルホネート類”という用語は非錯体化三酸化イオウによるα−オレフィン類のスルホン化、しかる後その反応で形成されたいかなるスルホン類も加水分解されて対応ヒドロキシ−アルカンスルホネート類を生じるような条件下における酸反応混合物の中和により製造できる化合物を意味するためにここでは用いられる。三酸化イオウは液体又は気体であり、必ずというわけではないが、不活性希釈物により、例えば液体形で用いられる場合には液体SO2、塩素化炭化水素等により又は気体形で用いられる場合には空気、窒素、ガス状SO2等により通常希釈される。
オレフィンスルホネート類が誘導されるα−オレフィン類は約12〜約24の炭素原子、好ましくは約14〜約16の炭素原子を有するモノオレフィン類である。好ましくは、それらは直鎖オレフィン類である。適切な1−オレフィン類の例としては1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン及び1−テトラコセンがある。
本来のアルケンスルホネート類と一部のヒドロキシ−アルカンスルホネート類に加えて、オレフィンスルホネート類は反応条件、反応剤の割合、オレフィンストック中における出発オレフィン類及び不純物の性質とスルホン化プロセス中における副反応に応じてアルケンジスルホネート類のような少量の他の物質も含有することができる。
上記タイプの具体的なα−オレフィンスルホネート混合物は参考のためここに組み込まれる1967年7月25日付で発行されたPflaumer及びKesslerの米国特許第3,332,880号明細書で更に詳細に記載されている。
アニオン系洗浄界面活性剤のもう1つの種類はβ−アルキルオキシアルカンスルホネート類である。これらの化合物は下記式を有する:
Figure 0003582599
上記式中R1は炭素原子約6〜約20を有する直鎖アルキル基である;R2は炭素原子約1(好ましい)〜約3を有する低級アルキル基である;Mは前記のような水溶性カチオンである。
ここで有用な低硬度(カルシウムイオン)感受性を有するβ−アルキルオキシアルカン−1−スルホネート類又は代わりの2−アルキルオキシアルカン−1−スルホネート類の具体例としてはβ−メトキシデカンスルホン酸カリウム、2−メトキシトリデカンスルホン酸ナトリウム、2−エトキシテトラデシルスルホン酸カリウム、2−イソプロポキシヘキサデシルスルホン酸ナトリウム、2−t−ブトキシテトラデシルスルホン酸リチウム、β−メトキシオクタデシルスルホン酸ナトリウム及びβ−n−プロポキシドデシルスルホン酸アンモニウムがある。
更に多数の合成アニオン系界面活性剤はMcCutcheon's,Emulsifiers and Detergents(マキュチェオンの乳化剤及び洗浄剤),1989年版,M.C.Publishing Co.発行で記載されているが、これは参考のためここに組み込まれる。1975年12月30日付でLaughlinらに発行された米国特許第3,929,678号明細書も多数の他のアニオン系と他の界面活性剤タイプについて開示しており、参考のためここに組み込まれる。
本シャンプー組成物で使用上好ましいアニオン系洗浄界面活性剤としてはラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウレス硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノールアミン、ラウリルモノグリセリド硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン、ココイルサルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸カリウム、ココイル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ココイル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムがある。
任意洗浄界面活性剤
アニオン系洗浄界面活性剤に加えて、本発明の組成物は場合により他の洗浄界面活性剤を含有できる。これらにはノニオン系界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤がある。任意の洗浄界面活性剤は使用される場合に典型的には約0.5〜約20%、更に典型的には約1〜約10%のレベルで存在する。しかも、アニオン系界面活性剤に加えて任意の洗浄界面活性剤を含有した組成物中における洗浄界面活性剤の全量は通常約5.5〜約50%、好ましくは約8〜約30%、更に好ましくは約10〜約25%である。カチオン系洗浄界面活性剤も使用できるが、但しそれらはアニオン系洗浄界面活性剤と不利に相互作用しうるため通常少ないことが好ましい。カチオン系洗浄界面活性剤は使用される場合には約5%以下のレベルで用いられることが好ましい。
使用できるノニオン系洗浄界面活性剤としてはアルキレンオキシド基(性質上親水性)と性質上脂肪族でも又はアルキル芳香族でもよい有機疎水性化合物との縮合により生産される化合物として広義に定義されるものがある。ノニオン系洗浄界面活性剤の好ましい種類の例は以下である:
1.アルキルフェノール類のポリエチレンオキシド縮合物、例えば直鎖又は分岐鎖配置のいずれかで炭素原子約6〜約20のアルキル基を有するアルキルフェノール類とエチレンオキシドとの縮合生成物(上記エチレンオキシドはアルキルフェノール1モル当たりエチレンオキシド約10〜約60モルに相当する量で存在する)。このような化合物におけるアルキル置換基は、例えば重合プロピレン、ジイソブチレン、オクタン又はノナンから誘導してよい。
2.望ましい疎水性及び親水性要素間のバランスに応じて組成上変えてもよいエチレンオキシドとプロピレンオキシド及びエチレンジアミン生成物の反応による生成物との縮合から得られる化合物。例えば、エチレンオキシド基とエチレンジアミン及び過剰のプロピレンオキシドの反応生成物からなる疎水性塩基との反応で得られる、ポリオキシエチレン約40〜約80重量%を含みかつ分子量約5000〜約11,000を有する化合物(上記塩基は約2500〜約3000程度の分子量を有する)が満足される。
3.直鎖又は分岐鎖配置のいずれかで炭素原子約8〜約18を有する脂肪族アルコール類とエチレンオキシドとの縮合生成物、例えばココナツアルコール1モル当たりエチレンオキシド約10〜約30モルを有してココナツアルコール部分が炭素原子約10〜約14を有するココナツアルコールエチレンオキシド縮合物。
4.下記一般式に相当する長鎖三級アミンオキシド類:
R1R2R3N→O
上記式中R1は炭素原子約8〜約18のアルキル、アルケニル又はモノヒドロキシアルキル基、0〜約10のエチレンオキシド部分及び0〜約1のグリセリル部分を有する;R2及びR3は例えばメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピル基のように炭素原子約1〜約3及びヒドロキシ基0〜約1を有する。式中の矢印は半極性結合の慣用的表現である。本発明での使用に適したアミンオキシド類の例としてはジメチルドデシルアミンオキシド、オレイルジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジメチルデシルアミンオキシド、ジメチルテトラデシルアミンオキシド、3,6,9−トリオキサヘプタデシルジエチルアミンオキシド、ジ(2−ヒドロキシエチル)テトラデシルアミンオキシド、2−ドデコキシエチルジメチルアミンオキシド、3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルジ(3−ヒドロキシプロピル)アミンオキシド、ジメチルヘキサデシルアミンオキシドがある。
5.下記一般式に相当する長鎖三級ホスフィンオキシド類:
RR′R″P→O
上記式中Rは鎖長が炭素原子約8〜約18のアルキル、アルケニル又はモノヒドロキシアルキル基、0〜約10のエチレンオキシド部分及び0〜約1のグリセリル部分を有する;R′及びR″は各々炭素原子約1〜約3を有するアルキル又はモノヒドロキシアルキル基である。式中の矢印は半極性結合の慣用的表現である。適切なホスフィンオキシド類の例はドデシルジメチルホスフィンオキシド、テトラデシルジメチルホスフィンオキシド、テトラデシルメチルエチルホスフィンオキシド、3,6,9−トリオキサオクタデシルジメチルホスフィンオキシド、セチルジメチルホスフィンオキシド、3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルジ(2−ヒドロキシエチル)ホスフィンオキシド、ステアリルジメチルホスフィンオキシド、セチルエチルプロピルホスフィンオキシド、オレイルジエチルホスフィンオキシド、ドデシルジエチルホスフィンオキシド、テトラデシルジエチルホスフィンオキシド、ドデシルジプロピルホスフィンオキシド、ドデシルジ(ヒドロキシメチル)ホスフィンオキシド、ドデシルジ(2−ヒドロキシエチル)ホスフィンオキシド、テトラデシルメチル−2−ヒドロキシプロピルホスフィンオキシド、オレイルジメチルホスフィンオキシド、2−ヒドロキシドデシルジメチルホスフィンオキシドである。
6.炭素原子約1〜約3の1つの短鎖アルキル又はヒドロキシアルキル基(通常、メチル)、炭素原子約8〜約20のアルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル又はケトアルキル基を含めた1つの疎水性長鎖、0〜約10のエチレンオキシド部分及び0〜約1のグリセリル部分を有する長鎖ジアルキルスルホキシド類。例としてはオクタデシルメチルスルホキシド、2−ケトトリデシルメチルスルホキシド、3,6,9−トリオキサオクタデシル2−ヒドロキシエチルスルホキシド、ドデシルメチルスルホキシド、オレイル3−ヒドロキシプロピルスルホキシド、テトラデシルメチルスルホキシド、3−メトキシトリデシルメチルスルホキシド、3−ヒドロキシトリデシルメチルスルホキシド、3−ヒドロキシ−4−ドデコキシブチルメチルスルホキシドがある。
双極性洗浄界面活性剤は脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニウム化合物の誘導体として広義に記載できる化合物で例示され、その場合に脂肪族基は直鎖又は分岐鎖であって、脂肪族置換基のうち1つは炭素原子約8〜約18を有しかつ1つはアニオン性基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸、リン酸又はホスホン酸イオン基を有している。これらの化合物に関する一般式は以下である:
Figure 0003582599
上記式中R2は炭素原子約8〜約18のアルキル、アルケニル又はヒドロキシアルキル基、0〜約10のエチレンオキシド部分及び0〜約1のグリセリル部分を有する;Yは窒素、リン及びイオウ原子からなる群より選択される;R3は炭素原子約1〜約3を有するアルキル又はモノヒドロキシアルキル基である;xはYがイオウ原子のとき1及びYが窒素又はリン原子のとき2である;R4は炭素原子約1〜約4のアルキレン又はヒドロキシアルキレンである;Zはカルボン酸、スルホン酸、硫酸、ホスホン酸及びリン酸イオン基からなる群より選択される基である。
このような界面活性剤の例としては:
4−〔N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−オクタデシルアンモニオ〕ブタン−1−カルボキシレート;
5−(S−3−ヒドロキシプロピル−S−ヘキサデシルスルホニオ)−3−ヒドロキシペンタン−1−サルフェート;
3−(P,P−ジエチル−P−3,6,9−トリオキサテトラデシルホスホニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−ホスフェート;
3−(N,N−ジプロピル−N−3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルアンモニオ)プロパン−1−ホスホネート;
3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)プロパン−1−スルホネート;
3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート;
4−〔N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−ヒドロキシドデシル)アンモニオ〕ブタン−1−カルボキシレート;
3−〔S−エチル−S−(3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルホニオ〕プロパン−1−ホスフェート;
3−(P,P−ジメチル−P−ドデシルホスホニオ)プロパン−1−ホスホネート;及び
5−〔N,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)−N−ヘキサデシルアンモニオ〕−2−ヒドロキシペンタン−1−サルフェートがある。
ベタイン類のような他の双極性イオン類も本発明で有用である。ここで有用なベタイン類の例としてはココジメチルカルボキシメチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ココベタイン、ラウリルアミドプロピルベタイン、オレイルベタイン、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルジメチルα−カルボキシエチルベタイン、セチルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルビス(2−ヒドロキシエチル)カルボキシメチルベタイン、ステアリルビス(2−ヒドロキシプロピル)カルボキシメチルベタイン、オレイルジメチルγ−カルボキシプロピルベタイン及びラウリルビス(2−ヒドロキシプロピル)α−カルボキシエチルベタインのような高アルキルベタイン類がある。スルホベタイン類はココジメチルスルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルジメチルスルホエチルベタイン、ラウリルビス(2−ヒドロキシエチル)スルホプロピルベタイン等で代表されるが、RCONH(CH2基がベタインの窒素原子に結合されたアミドベタイン類及びアミドスルホベタイン類も本発明で有用である。本組成物で使用上好ましいベタイン類はココアミドプロピルベタイン、ココベタイン、ラウリルアミドプロピルベタイン及びオレイルベタインである。
本発明の組成物で使用できる両性洗浄界面活性剤の例は脂肪族二級及び三級アミン類の誘導体として広義に記載される化合物であり、その場合に脂肪族基は直鎖又は分岐鎖であって、脂肪族置換基のうち1つは炭素原子約8〜約18を有しかつ1つはアニオン性水溶性基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸、リン酸又はホスホン酸イオン基を有している。この定義内に属する化合物の例は3−ドデシルアミノプロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロパンスルホン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、米国特許第2,658,072号明細書の開示に従いドデシルアミンをイセチオン酸ナトリウムと反応させることで製造されるようなN−アルキルタウリン類、米国特許第2,438,091号明細書の開示に従い生産されるようなN−高級アルキルアスパラギン酸及び商品名“ミラノール”(MIRANOLTM)として販売される米国特許第2,528,378号明細書で記載された製品である。
本発明の最も好ましいシャンプーは特定組合せのアニオン系界面活性剤、双極性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有する。好ましいシャンプーはアルキルサルフェート類約2〜約16%、エトキシル化アルキルサルフェート類0〜約14%とノニオン系、両性及び双極性洗浄界面活性剤から選択される任意洗浄界面活性剤約0〜約10%を約10〜約25%の全界面活性剤レベルで含有する。
シリコーンヘアコンディショニング剤
本組成物の必須成分はシャンプー組成物に不溶性であるノニオン系シリコーンヘアコンディショニング剤である。シリコーンコンディショニング剤は非揮発性で不溶性のシリコーン液を含有したシリコーン液成分を含み、全体としてシャンプー組成物に不溶性だが但しシリコーン液に可溶性であるシリコーンゴムも場合により含む。シリコーンヘアコンディショニング剤はシリコーン液成分沈着効力を高めるためにシリコーン樹脂も含むことができる。シリコーンヘアコンディショニング剤は揮発性シリコーン成分を含んでもよい;しかしながら、このような揮発性シリコーンはシャンプー組成物の約0.5重量%を超えないことが好ましい。
ここで有用なシリコーンヘアコンディショニング剤は25℃で好ましくは約1000〜約2,000,000センチストークス、更に好ましくは約10,000〜約1,800,000センチストークス、更に一層好ましくは約100,000〜約1,500,000センチストークスの粘度を有する。粘度は1970年7月20日付でダウ・コーニング社(Dow Corning Corporate)試験法CTM0004において記載されたようにガラスキャピラリー粘度計で測定できる。
ここでシャンプー組成物は通常約0.1〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約8%、更に好ましくは約1〜約5%のシリコーンヘアコンディショニング剤を含む。
適切な不溶性非揮発性シリコーン液としてはポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー及びそれらの混合物がある。しかしながら、ヘアコンディショニング性を有する他の不溶性非揮発性シリコーン液も使用してよい。ここで用いられる“非揮発性”という用語はシリコーン物質が当業界でよく理解されているように環境条件下で非常に低い蒸気圧を示すだけか又は有意の蒸気圧を示さないことを意味する。“シリコーン液”という用語は25℃で1,000,000センチストークス以下の粘度を有する流動性シリコーン物質を意味する。通常、液の粘度は25℃で約5〜約1,000,000センチストークス、好ましくは約10〜約100,000センチストークスである。ここで用いられる“シリコーン”という用語は、“ポリシロキサン”という用語と同義である。
使用してよい非揮発性ポリアルキルシロキサン液としては例えばポリジメチルシロキサンがある。これらのシロキサンは例えばゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)からビスカシル(Viscasil)シリーズとして及びダウ・コーニングからダウ・コーニング200シリーズとして市販されている。
使用してよいポリアルキルアリールシロキサン液としては例えばポリメチルフェニルシロキサンがある。これらのシロキサンは例えばゼネラル・エレクトリック社からSF1075メチルフェニル液として又はダウ・コーニングから556コスメチック・グレード液(Cosmetic Grade Fluid)として市販されている。
使用してよいポリエーテルシロキサンコポリマーとしては例えばポリプロピレンオキシド改質ジメチルポリシロキサン(例えば、ダウ・コーニングDC−1248)があるが、エチレンオキシド又はエチレンオキシドとプロピレンオキシドの混合物も使用してよい。エチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドレベルは水及び本組成物への溶解を妨げるほど十分低くなければならない。
ここでシリコーン液としては下記構造のポリアルキル又はポリアリールシロキサン類も含む:
Figure 0003582599
上記式中Rはアルキル又はアリールである;xは約7〜約8000の整数である。“A"はシリコーン鎖の末端をブロックする基を表す。
シロキサン鎖(R)で又はシロキサン鎖の末端(A)で置換されたアルキル又はアリール基は、得られるシリコーン類が室温で液体のままであり、疎水性であって、ヘアに適用された場合に刺激性、毒性がないのみならず無害であり、組成物の他の成分と適合し、通常の使用及び貯蔵条件下で化学的に安定であり、ヘア上に沈着してそれをコンディショニングすることができるかぎり、いかなる構造を有していてもよい。
適切なA基としてはメチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びアリールオキシがある。ケイ素原子上における2つのR基は同一基でも又は異なる基を表してもよい。好ましくは、2つのR基は同一基を表す。適切なR基としてはメチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル及びフェニルメチルがある。好ましいシリコーン類はポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンである。ポリジメチルシロキサンが特に好ましい。
適切なシリコーン液について開示する参考文献としてはGeenの米国特許第2,826,551号;1976年6月22日付でDrakoffに発行された米国特許第3,964,500号;Paderの米国特許第4,364,837号;Woolstonの英国特許第849,433号明細書がある。これらすべての特許は参考のためここに組み込まれる。Silicon Compounds,Petrarch Systems,Inc発行,1984も参考のためここに組み込まれる。この参考文献は適切なシリコーン液の広範囲な(限定的ではない)リストを示す。
シリコーンコンディショニング剤で特に有用なもう1つのシリコーン物質は不溶性シリコーンゴムである。ここで用いられる“シリコーンゴム”という用語は25℃で1,000,000センチストークス以上の粘度を有するポリオルガノシロキサン物質を意味する。シリコーンゴムは1979年5月1日付でSpitzerらに発行された米国特許第4,152,416号明細書及びNoll,Walter,Chemistry and Technology of Silicones,New York:Academic Press,1968を含めてPetrarch及びその他により記載されている。ゼネラル・エレクトリック・シリコーンラバー製品データシートSE30、SE33、SE54及びSE76もシリコーンゴムについて記載している。すべてのこれら記載された参考文献は参考のためここに組み込まれる。“シリコーンゴム”は典型的には約200,000以上、通常約200,000〜約1,000,000の質量分子量を有する。具体例としてはポリジメチルシロキサン、(ポリジメチルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサン)(ジフェニルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー及びそれらの混合物がある。
好ましくは、シリコーンヘアコンディショニング剤は約1,000,000センチストークス以上の粘度を有するポリジメチルシロキサンゴムと約10〜約100,000センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサン液の混合物からなり、その場合にゴム対液の比率は約30:70〜約70:30、好ましくは約40:60〜約60:40である。
シリコーンコンディショニング剤中に含有できるもう1つの任意成分はシリコーン樹脂である。シリコーン樹脂は高度に架橋されたポリマーシロキサン系である。架橋はシリコーン樹脂の製造中に三官能性及び四官能性シラン類と一官能性、二官能性又は双方のモノマー単位との配合により導入される。当業界でよく理解されるように、シリコーン樹脂にするために要求される架橋度はシリコーン樹脂中に配合される特定のシラン単位に応じて変わる。通常、十分なレベルの三官能性及び四官能性シロキサンモノマー単位(ひいては、十分なレベルの架橋)を有するシリコーン物質はそれらが硬質又は硬化フィルムに乾燥するのであればシリコーン樹脂であると考えられる。酸素原子対ケイ素原子の比率が具体的なシリコーン物質における架橋レベルについて示す。ケイ素原子当たり少くとも約1.1の酸素原子を有するシリコーン物質がここでは通常シリコーン樹脂である。好ましくは、酸素:ケイ素原子の比率は少くとも約1.2:1.0である。シリコーン樹脂の製造で用いられるシラン類としてはモノメチル、ジメチル、モノフェニル、ジフェニル、メチルフェニル、モノビニル及びメチルビニル−クロロシランとテトラクロロシランがあり、メチル置換シラン類が最も普通に利用される。好ましい樹脂はゼネラル・エレクトリックからGE SS4230及びSS4267として供される。市販シリコーン樹脂は低粘度揮発性又は非揮発性シリコーン液中で未硬化形として通常供される。ここで有用なシリコーン樹脂は当業者にとり容易に明らかなようにこのような未硬化形で本組成物中に供給及び配合すべきである。
シリコーン液、ゴム及び樹脂とシリコーン類の製造について説明するセクションを含めたシリコーン類に関するバックグラウンド事項は参考のためここに組み込まれるEncyclopedia of Polymer Science and Engineering,Volume 15,Second Edition,pp.204−308,John Wiley & Sons,Inc.,1989でみられる。
特にシリコーン物質及びシリコーン樹脂は“MDTQ"命名として当業者に周知の速記命名系に従い好都合に確定することができる。この系の下で、シリコーンはシリコーンを構成する様々なシロキサンモノマー単位の存在に従い記載される。簡単には、記号Mは一官能性単位
(CH33SiO0.5を表す;Dは二官能性単位
(CH32SiOを表す;Tは三官能性単位
(CH3)SiO1.5を表す;Qは四官能性単位SiO2を表す。単位記号のプライム、例えばM′、D′、T′及びQ′はメチル以外の置換基を表し、各出現毎に具体的に定義されねばならない。典型的な代替置換基としてはビニル、フェニル、アミン、ヒドロキシル等のような基がある。様々な単位のモル比は、シリコーンにおける各タイプの単位の総数(又はその平均)を示す記号の下付き文字で又は分子量と共に具体的に示される比率としていずれかにより、MDTQ系下でシリコーン物質の記載を完全にする。シリコーン樹脂におけるT、Q、T′及び/又はQ′対D、D′、M及び/又はM′の相対モル量が高くなるほど、より高レベルの架橋を示す。しかしながら、前記のように全体レベルの架橋は酸素対ケイ素比でも示すことができる。
好ましいここで有用なシリコーン樹脂はMQ、MT、MTQ、MQ及びMDTQ樹脂である。このため、好ましいシリコーン置換基はメチルである。M:Q比が約0.5:1.0〜約1.5:1.0で、樹脂の平均分子量が約1000〜約10,000であるMQ樹脂が特に好ましい。
非揮発性シリコーン液成分対シリコーン樹脂成分の重量比は、特にシリコーン液成分が前記のようなポリジメチルシロキサン液又はポリジメチルシロキサン液及びポリジメチルシロキサンゴムの混合物である場合、約4:1〜約400:1、好ましくは約9:1〜約200:1、更に好ましくは約19:1〜約100:1である。
カチオン系コンディショニング界面活性剤
本発明のシャンプー組成物はシャンプー組成物のpHで正電荷を帯びる四級アンモニウム界面活性剤及びアミノ界面活性剤からなる群より選択されるヘアのコンディショニングに有用な1種以上の有機可溶性カチオン系界面活性剤、以下“カチオン系コンディショニング剤”を含む。シャンプー組成物は通常約0.2〜約10%、好ましくは約0.5〜約8%、更に好ましくは約1〜約5%の可溶性カチオン系コンディショニング剤を含有する。ちょうど説明したように、カチオン系コンディショニング界面活性剤はシャンプー組成物に可溶性でなければならず、即ち前記範囲内におけるカチオン系コンディショニング剤の量がシャンプー組成物に溶解されるべきである。ここで有用なカチオン系界面活性剤は1以上のノニオン性親水性部分も有していなければならない。十分な親水性部分はカチオン系コンディショニング界面活性剤とアニオン系洗浄界面活性剤との間で起きる何らかのイオン錯体形成後にも溶解を維持する上で存在しなければならない。
本発明で使用上好ましいカチオン系コンディショニング界面活性剤はコンディショニング効果、特にヘアコンディショニング性を発揮する上で有用なものであって、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル及びアルキルエステル部分とそれらの組合せから選択される1以上のノニオン性親水性部分を含む少くとも1つのN−基を有する四級アンモニウム又はアミノ化合物である。界面活性剤は四級窒素又はカチオン性アミノ窒素の炭素原子4(含む)以内、好ましくは3(含む)以内の少くとも1つの親水性部分を有する。ここでの目的にとり、これは親水性部分におけるカチオン性窒素に最も近い非炭素原子が上記窒素に対して前記数の炭素原子内でなければならないことを意味する。更に、親水性部分の一部である炭素原子、例えば他の親水性部分に隣接した親水性ポリオキシアルキレン(例えば−CH2CH2−O−)における炭素原子はカチオン性窒素の炭素原子4、好ましくは3以内で親水性部分の数を決める場合のようには数えられない。一般に、あらゆる親水性部分のアルキル部分はC1−C3アルキルであることが好ましい。適切な親水性部分含有基にはノニオン性親水性部分として例えばエトキシ、プロポキシ、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、エチルアミド、プロピルアミド、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル又はそれらの混合物がある。アミノ界面活性剤はシャンプー組成物のpHで正電荷を帯びていなければならない。通常、シャンプー組成物のpHは約10以下、典型的には約3〜約9、好ましくは約4〜約8である。更に、電荷密度は一般に約4〜約9、最も好ましくは約5〜約8である所定使用pHで上記制限内であることが好ましい。ポリマーは勿論コンディショニング剤とヘアとの間で適当な実質性があるようにヘアへの適用時にカチオン性を留めていなければならない。
ここで有用な四級アンモニウムカチオン系界面活性剤の中には下記一般式の化合物がある:
Figure 0003582599
上記式中R1、R2、R3及びR4基は各々独立して炭素原子1〜約30の置換又は非置換ヒドロカルビル鎖あるいは炭素原子1〜約30を有して基鎖に置換基又は結合鎖として存在する1以上の芳香族、エーテル、エステル、アミド又はアミノ部分を含むヒドロカルビルであり、R1−R4基のうち少くとも1つはアルコキシ(好ましくはC1−C3アルコキシ)、ポリオキシアルキレン(好ましくはC1−C3ポリオキシアルキレン)、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アルキルエステル及びそれらの組合せから選択される1以上の親水性部分を有する。好ましくは、カチオン系コンディショニング界面活性剤は前記範囲内に属する2〜約10のノニオン性親水性部分を有する。ここでの目的から、各親水性アミド、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルキルエステル、アルキルアミド又はその他の単位は別個のノニオン性親水性部分であると考えられる。Xは好ましくはハロゲン(特に塩素)、酢酸、リン酸、硝酸、スルホン酸及びアルキル硫酸イオン基から選択される可溶性塩形成アニオンである。
好ましい四級アンモニウム塩界面活性剤としては下記式の化合物がある:
Figure 0003582599
上記式中nは8〜28、好ましくは16で、x+y=2〜約15である。Zは短鎖アルキル、好ましくはC1−C3アルキル、更に好ましくはメチルであり、Xは水溶性塩形成アニオン(例えば、Cl、硫酸イオン等)である。
他の好ましい四級アンモニウム塩界面活性剤としては下記式の化合物がある:
Figure 0003582599
上記式中Z1及びZ2は各々独立して置換又は非置換ヒドロカルビルであり、好ましくはZ1はアルキル、好ましくはC1−C3アルキル、更に好ましくはメチルであり、Z2は短鎖ヒドロキシアルキル、好ましくはヒドロキシメチル又はヒドロキシエチルである;n及びmは各々独立して2〜4、好ましくは2〜3、更に好ましくは2の整数である;R′及びR″は各々独立して置換又は非置換ヒドロカルビル、好ましくはC12−C20アルキル又はアルケニルである;Xは可溶性塩形成アニオン(例えば、硫酸イオン、Cl等)である。
更に他の四級アンモニウム塩界面活性剤としては下記式の化合物がある:
Figure 0003582599
〔上記式中Rはヒドロカルビル、好ましくはC1−C3アルキル、更に好ましくはメチルである;Z1及びZ2は各々独立して短鎖ヒドロカルビル、好ましくはC2−C4アルキル又はアルケニル、更に好ましくはエチルである;nは約2〜約40、好ましくは約7〜約30である;Xは前記のような可溶性塩形成アニオンである〕;
Figure 0003582599
〔上記式中R1及びR2は各々独立してC12−C20ヒドロカルビル、好ましくはC16−C18アルキル又はアルケニル(例えば、獣脂酸から誘導されるもの)である;ZはC1−C3ヒドロカルビル、好ましくはメチルである;nは2又は3である;Xは可溶性塩形成アニオンである〕;及び
Figure 0003582599
〔上記式中nは2又は3である;R1及びr2は各々独立してC1−C3ヒドロカルビル、好ましくはメチルである;Xは前記のとおりである〕。
好ましい四級アンモニウム塩の具体例としてはポリオキシエチレン(2)ステアリルメチルアンモニウムクロリド、メチルビス(水素添加獣脂アミドエチル)2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート、ポリオキシプロピレン(9)ジエチルメチルアンモニウムクロリド、トリポリオキシエチレン(全PEG=10)ステアリルアンモニウムホスフェート、ビス(N−ヒドロキシエチル−2−オレイルイミダゾリニウムクロリド)ポリエチレングリコール(12)及びイソドデシルベンジルトリエタノールアンモニウムクロリドがある。
他の四級アンモニウム及びアミノ界面活性剤としては基の共有結合により形成される環構造の形で前記一般式Iの化合物がある。このようなカチオン系界面活性剤の例としてはイミダゾリン類、イミダゾリニウム類及びピリジニウム類があり、上記界面活性剤は前記のような少くとも1つのノニオン性親水性部分含有基を有する。具体例として2−ヘプタデシル−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−エタノール、4,5−ジヒドロ−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イソヘプタデシル−1−フェニルメチルイミダゾリウムクロリド及び1−〔2−オキソ−2−〔〔2−〔(1−オキソオクタデシル)オキシ〕エチル〕アミノ〕エチル〕ピリジニウムクロリドがある。例えば式Vも参照せよ。
一級、二級及び三級脂肪アミン類の塩も好ましいカチオン系界面活性物質である。このようなアミン類のアルキル基は炭素原子約1〜約30を有することが好ましく、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル及びアルキルエステル部分とそれらの混合物から選択される少くとも1つ、好ましくは2〜約10のノニオン性親水性部分を有しなければならない。二級及び三級アミン類が好ましく、三級アミン類が特に好ましい。適切なアミン類の具体例としてはジエチルアミノエチルポリオキシエチレン(5)ラウレート、ココポリグリセリル−4−ヒドロキシプロピルジヒドロキシエチルアミン及びジヒドロキシエチル獣脂アミン塩酸塩がある。
ここで有用なカチオン系コンディショニング剤は複数の四級アンモニウム部分、アミノ部分又はそれらの混合物を有していてもよい。
水性キャリア
本発明のシャンプー組成物は好ましくは室温で流動性である液体である。ここで組成物は水性キャリア、即ち水を含むが、これは流動性液体処方の場合組成物の重量で通常約20〜約95%、好ましくは約60〜約85%のレベルで存在する。本発明の組成物はゲル、ムース等のような他の形であってもよい。このようなケースにおいて、ゲル化剤(例えば、ヒドロキシエチルセルロース)等のような当業界で公知の適切な成分も組成物中に含有させることができる。ゲルは典型的には約20〜約90%の水を含有する。ムースは低粘度組成物中にエアゾール噴射剤を含有し、当業界で周知の技術に従いエアゾールカン中にパッケージ化される。
シリコーンコンディショニング剤用の懸濁化剤
本組成物で用いられるシリコーンコンディショニング剤は組成物に分散される不溶性シリコーンであるため、シリコーン用の懸濁化剤を利用することが好ましい。適切な懸濁化剤は長鎖アシル誘導体、長鎖アミンオキシド及びそれらの混合物であり、このような懸濁化剤は結晶形でシャンプー組成物中に存在する。様々なこのような懸濁化剤は1988年5月3日付でGroteらに発行された米国特許第4,741,855号明細書で記載されている。エチレングリコールジステアレートが特に好ましい。
懸濁化剤として有用な長鎖アシル誘導体の中にはN,N,N−ジ(水素添加)C16−C18アミド安息香酸又はその可溶性塩(例えばK、Na塩)、特にステパン社(Stepan Company)(ノースフィールド,イリノイ,USA)から市販されるN,N−ジ(水素添加)獣脂アミド安息香酸も含まれる。
本組成物のシリコーンコンディショニング剤にとり有用なもう1つの懸濁化剤は1984年6月5日付でBolichらに発行された米国特許第4,788,006号明細書で記載されたようなキサンゴムである。シリコーン用の懸濁化系として長鎖アシル誘導体及びキサンゴムの組合せは1987年11月3日付でOhらに発行された米国特許第4,704,272号明細書で記載され、本組成物でも用いてよい。
通常、シャンプー組成物はシリコーンコンディショニング剤を懸濁するため約0.1〜約5.0%、好ましくは約0.5〜約3.0%の懸濁化剤を含む。
任意成分
本組成物はこのような組成物をより化粧上又は美観上許容されるものにするか又はそれらに追加用法効果を与えるために適した様々な非必須任意シャンプー成分も含んでよい。様々なこのような成分は当業者に周知であり、これらには本発明を格別それに制限しないが、TiO2コートマイカ、エチレングリコールジステアレートのようなパールエッセンス剤;不透明剤;ベンジルアルコール、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジンジオン〔例えば、グリダント(Glydant▲R▼),グリコ社(Glyco Inc.),グリーンウィッチ,CT,USA〕、メチルクロロイソチアゾリノン〔例えば、カソン(Kathon▲R▼),ローム&ハース社(Rohm & Hass Co.),フィラデルフィア,PA,USA〕、メチルパラベン、プロピルパラベン及びイミダゾリジニル尿素のような保存剤;セテアリルアルコール、セチルアルコール及びステアリルアルコールのような脂肪アルコール;塩化ナトリウム;硫酸ナトリウム;エチルアルコール;クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、リン酸、リン酸一ナトリウム、リン酸二ナトリウム、水酸化ナトリウム及び炭酸ナトリウムのようなpH調節剤;着色剤又は色素;芳香剤;エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムのような金属イオン封鎖剤がある。
有利に使用できるもう1つの任意成分は静電気防止剤である。静電気防止剤はシャンプーの使用時性能及び最終効果に不当に干渉するべきでない;特に静電気防止剤はアニオン系洗浄界面活性剤に干渉するべきでない(即ち、それと適合するべきである)。特に適切な静電気防止剤はトリセチルメチルアンモニウム塩(例えば、塩化物塩“TCMAC")である。
ここで好ましい組成物はアニオン系界面活性剤、シリコーンコンディショニング剤TCMAC(又は他のその塩)と前記式IIIの化合物、特に式IIIの好ましい態様から選択される可溶性カチオン系コンディショニング界面活性剤を含む。意外にも、このような組成物は可溶性カチオン系コンディショニング界面活性剤を欠く類似組成物と比較して高いシリコーンコンディショニング剤沈着性を示すことができる。
典型的には、約0.1〜約5%のこのような静電気防止剤がそれらが利用される場合にシャンプー組成物中に配合される。
シリコーン懸濁化剤成分は本組成物をある程度増粘化するように作用するが、本組成物は長鎖脂肪酸のエタノールアミド(例えば、ポリエチレン(3)グリコールラウラミド及びココナツモノエタノールアミド)のような他の増粘剤及び粘度調節剤も場合により含有してよい。
これらの任意成分は通常シャンプー組成物の約0.01〜約10%、好ましくは約0.05〜約5.0%のレベルで本発明の組成物中に個別的に用いられる。
本組成物のpHは通常約2〜約10、好ましくは約3〜約9の範囲である。
製造方法
本発明の組成物は高温、例えば約72℃で物質を一緒にミックスすることにより一般に製造できる。あるとすればシリコーン樹脂及びシリコーン液成分が最初に一緒にミックスされ、しかる後他の成分とミックスされる。完全な混合物は高温で十分にミックスされ、しかる後高剪断ミル次いで熱交換器にポンプ導入されてそれを環境温度まで冷却する。シリコーンの平均粒度は約0.5〜約20ミクロンであることが好ましい。代わりに、シリコーンコンディショニング剤は分散シリコーン含有プレミックスを形成するために高温でアニオン系界面活性剤とセチル及びステアリルアルコールのような脂肪アルコールとでミックスすることができる。次いでプレミックスはシャンプーの残留物質に加えられてミックスされ、高剪断ミルにポンプ導入され、冷却される。
使用方法
本発明のシャンプー組成物は常法で利用され、即ちヘアは有効量のシャンプー組成物を頭皮に適用し、しかる後それを洗い落とすことにより洗髪される。頭皮へのシャンプーの適用には頭皮上のすべての又はほとんどのヘアが接触されるようにシャンプーをヘアでマッサージ又はかきまぜることも一般に含む。ここで用いられる“有効量”という用語はヘアをクリーニング及びコンディショニングする上で有効な量である。通常、約1〜約20gの組成物がヘアをクリーニング及びコンディショニングするために適用される。

下記例は本発明について説明する。ヘアケア処方業者の技術的範囲内に属する本発明の他の修正が本発明の精神及び範囲から逸脱せずに行えることは明らかであろう。
ここですべての部、パーセンテージ及び比率は他で指摘されないかぎり重量による。一部の成分は溶液として供給業者から入手できる。示されたレベルは特に他で指摘されないかぎりこのような物質の活性重量%を表す。
例I
下記は本発明のシャンプー組成物である。
Figure 0003582599
シェレックス・ケミカル社(Sherex Chemical Co.)(ダブリン,オハイオ,USA)から商品名バリソフト(VARISOFT)110として市販
**ポリジメチルシロキサンゴム(GE SE76,ゼネラル・エレクトリック社、シリコーンプロダクツ事業部,ウォーターフォード,NY,USA)及びポリジメチルシロキサン液(約350センチストークス)の40/60重量比ブレンド
本組成物はダメージ及び非ダメージ双方のヘアタイプにとり優れた使用時ヘアクリーニング及びコンディショニング性を示すことができる。
例II
下記は本発明のシャンプー組成物の例である。
Figure 0003582599
アーマック社(Armak Company)(マククック,イリノイ,USA)から商品名エトクァッド(ETHOQUAD)18/12として市販
**ポリジメチルシロキサンゴム(GE SE76,ゼネラル・エレクトリック社、シリコーンプロダクツ事業部,ウォーターフォード,NY,USA)及びポリジメチルシロキサン液(約350センチストークス)の40/60重量比ブレンド
本組成物はダメージ及び非ダメージ双方のヘアタイプにとり優れた使用時ヘアクリーニング及びコンディショニング性を示すことができる。
例III
下記は本発明のシャンプー組成物の例である。
Figure 0003582599
アーマック社(マククック,イリノイ,USA)から商品名エトクァッド18/12として市販
**ポリジメチルシロキサンゴム(GE SE76,ゼネラル・エレクトリック社、シリコーンプロダクツ事業部,ウォーターフォード,NY,USA)及びポリジメチルシロキサン液(約350センチストークス)の40/60重量比ブレンド
本組成物はダメージ及び非ダメージ双方のヘアタイプにとり優れた使用時ヘアクリーニング及びコンディショニング性を示すことができる。
例IV
下記は本発明のシャンプー組成物の例である。
Figure 0003582599
シェレックス・ケミカル社(ダブリン,オハイオ,USA)から商品名バリソフト110として市販
**ポリジメチルシロキサンゴム(GE SE76,ゼネラル・エレクトリック社、シリコーンプロダクツ事業部,ウォーターフォード,NY,USA)及びポリジメチルシロキサン液(約350センチストークス)の40/60重量比ブレンド
本組成物はダメージ及び非ダメージ双方のヘアタイプにとり優れた使用時ヘアクリーニング及びコンディショニング性を示すことができる。
例V
下記は本発明のシャンプー組成物である。
Figure 0003582599
シェレックス・ケミカル社(ダブリン,オハイオ,USA)から商品名バリソフト100として市販
**ポリジメチルシロキサンゴム(GE SE76,ゼネラル・エレクトリック社、シリコーンプロダクツ事業部,ウォーターフォード,NY,USA)及びポリジメチルシロキサン液(約350センチストークス)の40/60重量比ブレンド
***揮発性シリコーンキャリア中MQ樹脂の60:40重量比ブレンド;約0.8:1.0のM:Qモル比
本組成物はダメージ及び非ダメージ双方のヘアタイプにとり優れた使用時ヘアクリーニング及びコンディショニング性を示すことができる。
ここで組成物は、プレミックスがシリコーンコンディショニング剤約30%、界面活性剤約69%及びアルコール約1%からなるように、十分なラウレス硫酸アンモニウムとセチル及びステアリルアルコールと共にシャンプーに配合される全量のシリコーンコンディショニング剤(即ち、シリコーン液成分及びあるとすればシリコーン樹脂)のプレミックスを調製して得ることができる。プレミックス成分を加熱し、72℃で約10分間攪拌し、しかる後プレミックスを残留熱成分と常法でミックスする。次いで組成物を高剪断ミキサーにポンプ導入し、冷却する。

Claims (9)

  1. (a)アニオン系界面活性剤成分5〜50重量%;
    (b)分散された不溶性のノニオン系シリコーンヘアコンディショニング剤0.1〜10重量%;但し、上記シリコーンヘアコンディショニング剤は非揮発性不溶性ノニオン系シリコーン液成分からなる;
    (c)下式を有する可溶性のカチオン系四級アンモニウムコンディショニング界面活性剤0.2〜10重量%:
    Figure 0003582599
    (上記式中Z1は置換又は非置換ヒドロカルビル、Z2はヒドロキシエチル又はヒドロキシメチル、n及びmは各々独立して2〜4の整数、R′及びR″は各々独立してC12−C20アルキル又はアルケニル、Xは可溶性塩形成アニオンである;及び
    (d)水性キャリア;
    からなる非エアゾール液体ヘアコンディショニングシャンプー組成物。
  2. シリコーンヘアコンディショニング剤用の懸濁化剤を更に含む、請求項1に記載の液体ヘアコンディショニングシャンプー組成物。
  3. ノニオン系、双極性及び両性界面活性剤とそれらの混合物からなる群より選択される洗浄界面活性剤0.1〜20%を更に含む、請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
  4. アニオン系洗浄界面活性剤成分がアルキルサルフェート類、エトキシル化アルキルサルフェート類又はそれらの混合物からなる、請求項1、2又は3に記載のシャンプー組成物。
  5. 組成物がベタイン類、アミドプロピルベタイン類、サルコシネート類、ココアンホカルボキシグリシネート及びそれらの混合物からなる群より選択される洗浄界面活性剤を含む、請求項3に記載のシャンプー組成物。
  6. シリコーンコンディショニング剤が0.5〜5%のレベルで存在し、1,000,000センチストークス以上の粘度を有するポリジメチルシロキサンゴム及び10〜100,000センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサン液を含有したシリコーン液成分からなり、ゴム対液の比率は30:70〜70:30である、請求項1、2、3、4又は5に記載のシャンプー組成物。
  7. シリコーンコンディショニング剤がシリコーン液成分及びシリコーン樹脂成分からなり、その樹脂が上記液に可溶性であり、シリコーン液:シリコーン樹脂の重量比が4:1〜400:1である、請求項1、2、3、4、5又は6に記載のシャンプー組成物。
  8. アニオン系界面活性剤適合性カチオン系静電気防止剤0.1〜5%;但し、上記静電気防止剤がトリセチルメチルアンモニウム塩である;
    を更に含む、請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載のシャンプー組成物。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の組成物の有効量をヘアに適用し、しかる後上記組成物をヘアから洗い落すことからなるヘアのクリーニング及びコンディショニング方法。
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