JP3581646B2 - 収穫機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、球葱や人参などの根菜作物を圃場から掘り取る収穫機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、走行しながら掘り取った球葱を圃場に放出して行き、その後球葱を1個づつ回集したり、数個の球葱を1集めに結束する後処理を行うが、放出された球葱の向きが不揃いで回集、及び結束に手間取る問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
然るに、本発明は、引抜いた作物の首部を挟持して後方へ搬送する搬送装置の送り終端部に放出搬送装置を備え、該放出搬送装置の送り始端側を支点に送り終端側が揺動する構成とし、前記搬送装置から移送される作物を、前記放出搬送装置によって畦上面に放出させると共に、放出搬送装置を搬送装置と連動させて駆動させる収穫機において、前記搬送装置の送り終端部より横倒姿勢で作物を地面まで挟持搬送するガイド体と搬送無端帯とを放出搬送装置に備え、畦上面に追従可能に放出搬送装置を昇降可能に支持するもので、落下時の転動などにより作物の向き並びに放出位置が不揃いになるのを防止し、作物を一方向に揃えて一列に整列させて放出し得、また落下衝撃により作物に傷を付けるのを防止し、作物の商品価値を低下させるのを防止し得るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は球葱収穫機全体の側面図、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は伝動系統図、図5乃至図7は作業状態説明図であり、自走車輛(1)と作業部(2)とで形成し、歩行型構造を構成している。前記自走車輛(1)は、エンジン(3)と、その出力部に連動する伝動機構を内装したミッションケース(4)と、ミッションケース(4)から左右に延設する伝動ケース(5)(6)と、各伝動ケース(5)(6)に連設する左右のファイナルケース(7)(8)と、各ファイナルケース(7)(8)に軸支する駆動車輪(9)(10)と、ミッションケース(4)及び左右のファイナルケース(7)(8)に支持して前方に延設するフレーム(11)と、一方の駆動車輪(9)の前方延長線上に配置してフレーム(11)に昇降調節可能に取り付けるゲージホイル(12)と、フレーム(11)から後上方に延設する操縦ハンドル(13)などで構成されている。
【0007】
また、左右のファイナルケース(7)(8)とそれぞれに軸支される駆動車輪(9)(10)のうちの一方(8)(10)は、図2及び図3にみられるように、他方のファイナルケース(7)及び駆動車輪(9)よりも大きく横側方に偏寄して設けることによって、双方の駆動車輪(9)(10)が畦(14)の両側の谷部を移行できるように形成している。また、一方のファイナルケース(8)及び駆動車輪(10)を支持する伝動ケース(6)とそれに内蔵される伝動機構を伸縮自在な構造とし、左右車輪(9)(10)間隔を変更させ、畦(14)幅の異なりに応じて駆動車輪(10)の位置を調節し、畦(14)を跨いで走行するように構成している。
【0008】
さらに、フレーム(11)に種々の構成要素を組付けて作業部(2)が構成されるもので、作業部(2)は、前低後高に傾設される引抜き搬送部材(16)と引抜き搬送部材(16)の下方に設けられる既存の下部搬送装置(17)とからなる移送装置(18)と、畦(14)に列状に植立する玉ネギなどの根菜作物(19)群を掘り取る掘取装置(20)と、下部搬送装置(17)の移送中途部で引抜き搬送部材(16)よりも下方部位に配設する切断装置(21)とを備え、これらによって根菜作物(19)を収穫する作業部(2)が構成されている。
【0009】
引抜き搬送部材(16)は、軟弾性の搬送無端帯(23)(23)を各々掛回張設し、両搬送無端帯(23)(23)間に形成される挾持移送経路に前記根菜作物(19)の茎葉部(19a)の先端寄り部分を挾持して後上方へ移送するように構成される。また、左の引抜き搬送部材(16)の移送終端部には、図2にみられるように平面視で左横側方に屈曲形成させた茎葉放出装置(24)を設け、根菜作物(19)が畦(14)上面に放出されるのに対して切断分離した茎葉部(19a)を畦(14)左側の谷部に放出させるように構成している。
【0010】
また、引抜き搬送部材(16)の搬送始端側には、弾性搬送突起(25a)…付の無端帯(25)(25)を備えた左右一対の掻込み部材(26)(26)が装設されると共に、掻込み部材(26)(26)の進行方向前方部位には、畦(14)に植立する複数列の根菜作物(19)の茎葉部(19a)を左右に分け捌くための縦回し型分草引起し部材(27)が装設されており、また各分草引起し部材(27)の下部には先端側を根菜作物(19)間の地中部分に突入させて進行させ、根菜作物(19)の根切りと土割りを縦方向に行う縦根切り棒(52)が設けられ、さらに、引抜き搬送部材(16)の搬送始端部の下方部位には、縦回し型分草引起し部材(27)間に導入される根菜作物(19)の地中部分の適宜下方部位を掘削しながら進行する掘取り装置(20)が設けられ、その掘取装置(20)は、正面視L字形の左右一対の振動ブレード(28)(28)を備えている。
【0011】
一方、既存の下部搬送装置(17)は、図8に示す如く、左右一対の軟弾性搬送無端帯(29)(29)が形成する前後方向に延びる直線状の挾持移送経路によって前記根菜作物(19)の首部(19b)を挾持して移送するように構成されるものであり、下部搬送装置(17)の移送終端部を既存の放出搬送装置(30)の移送中間部上方に臨ませ、下部搬送装置(17)下方側に吊下げた作物(19)を放出搬送装置(30)上面に受取ると共に、下部搬送装置(17)移送終端部の横倒星形ホイル(31)及び横倒ガイド(32)によって下部搬送装置(17)の送り終端側の挾持移送経路を左に屈曲させ、作物(19)の首部(19b)を左側方に倒し、放出コンベア(30)上の一側に形成する凹部(30a)に作物(19)の球部を入り込ませた状態で左方向に横倒し姿勢に支持させ、作物(19)を左方向に倒した姿勢で畦(14)上面に落下させるように構成している。横倒星形ホイル(31)は左側の無端帯(29)の後部プーリ軸(70)上に軸支され、同じ速度で回転する。
【0012】
また、下部搬送装置(17)の上方で引抜き搬送部材(16)よりも下方の部位には、下部搬送装置(17)により首部(19b)を挾持されかつ引抜き搬送部材(16)によって茎葉部(19a)を挾持されている根菜作物(19)の茎葉部(19a)を切り離すための電動モータ(21a)で駆動される切断装置(21)が配設されるもので、該切断装置(21)は、図示のもののように回転刃を駆動する構造でもよく、またレシプロ刃等の駆動型切断刃であってもよい。
【0013】
以上のように組成される作業部(2)の構成要素のうち、動力で駆動されるもの、すなわち、移送装置(18)の引抜き搬送部材(16)と下部搬送装置(17)および移送装置(18)の前部に連係装設される掻込み部材(26)(26)と縦回し型分草引起し部材(27)、掘取装置(20)、などは、図4に示すような伝動構造でもって駆動されるもので、ミッションケース(4)からクラッチ(33)を介して前方に延設される作業出力軸(34)が前後方向の伝動筒(35)内を経て作業部駆動ケース(4a)に突入され、この駆動ケース(4a)に軸受支承されている駆動軸(36)に連動連結されている。
【0014】
そして、前記駆動軸(36)にウォーム(37)及びウォームホイール(38)を介して連動連結した上部搬送駆動軸(39)を上向きに突設し、上部搬送駆動軸(39)でもって引抜き搬送部材(16)における左右一対の軟弾性搬送無端帯(23)(23)を各々所定の方向に回転駆動すると共に、掻込み部材(26)(26)は、前記軟弾性搬送無端帯(23)(23)を掛回する輪体を備えた前方軸(40)(40)で共通に回転駆動するようにしてあり、既存の下部搬送装置(29)(29)も前方軸(40)(40)に連動連結した伝動軸(41)(41)でもって回転駆動するように構成している。
【0015】
さらに、駆動軸(36)の左右端部にはクランク(42)(42)が設けられ、それぞれに後方端部を接続したピットマン(43)(43)の前端部を、掘取装置(20)の振動ブレード(28)(28)に接続して振動ブレード(28)(28)を前後方向に往復振動させるもので、振動ブレード(28)(28)は、支点軸(45)でもってフレーム(11)に取り付けられ、支点軸(45)を中心にしてその上方部分と下方部分とが背反に前後揺動するようになっている。
【0016】
また、前記駆動軸(36)にベベルギヤ(46)などを介して放出コンベア(30)を連結させると共に、左側の搬送無端帯(23)に茎葉放出装置(24)を連結させている。
【0017】
さらに、前後方向に略水平に延設させる引起し入力軸(47)の後端を前記駆動軸(36)右側端にベベルギヤ(48)を介して連結させると共に、2条分3本の引起し部材(27)…を駆動する引起し駆動軸(49)の右側端にベベルギヤ(50)を介して引起し入力軸(47)の前端を連結させている。
【0018】
以下本発明の下部搬送装置(51)及び放出搬送装置(52)を備えた玉葱収穫機を説明するが、下部搬送装置(51)及び放出搬送装置(52)以外の構造、機能は上記した玉葱収穫機と同じ構造及び機能であるので説明を省略する。
【0019】
図15は本発明の下部搬送装置及び放出搬送装置部の平面図、図16は同側面図、図17は同背面図、図18は放出搬送装置部の平面図、図19は同部分説明図である。
【0020】
本発明の下部搬送装置(51)は、一対の軟弾性搬送無端帯(53)(53)が、鉛直方向に平行で、且つ、前方軸(40)(40)に連動連結させる左右の駆動プーリ軸(54)(54)に軸支された左右の前駆動プーリ(55)(55)と水平方向に平行な上下の従動プーリ軸(56)(56)に軸支された上下の後従動プーリ(57)(57)間に90°ねじられた状態で張設されており、既存の下部搬送装置(17)の左右一対の軟弾性搬送無端帯(23)(23)と横倒星形ホイル(31)と横倒ガイド(32)の両機能を兼ねる。即ち、本発明の下部搬送装置(51)は、一対のねじり軟弾性搬送無端帯(53)(53)が前後方向に延び、送り始端側では作物(19)の首部(19b)を左右から挾持し、且つ、送り後端側では作物(19)の首部(19b)を上下から挾持する前からの後方視で右に90°ねじられた挾持移送経路を形成しており、引抜き搬送部材(16)の搬送無端帯(23)(23)間に形成される挾持移送経路によって茎葉部(19a)の先端寄り部分が挾持され後上方に植付姿勢で移送されている作物(19)の首部(19b)を、下部搬送装置(51)の搬送無端帯(23)(23)間に形成される挾持移送経路の送り始端によって挾持し、後方へ移送する間に左方向に横倒姿勢に姿勢変更させるように構成している。
【0021】
尚、本発明の下部搬送装置(51)では、引抜き搬送部材(16)と下部搬送装置(51)の送り始端部の間に切断装置(21)を配置し、作物(19)が植付姿勢よりあまり傾かないうちに引抜き搬送部材(16)と下部搬送装置(51)で挾持している茎葉部(19a)と首部(19b)の間を切断することが、切断が安定するし、下部搬送装置(51)による挾持移送に悪影響を及ぼさないので有効である。
【0022】
また、本発明の下部搬送装置(51)では、一対の搬送無端帯(53)(53)が既存の下部搬送装置(17)の横倒星形ホイル(31)と横倒ガイド(32)の機能を有するので、これらホイル(31)とガイド(32)が不要となり構造が簡単になる。
【0023】
本発明の放出搬送装置(52)は、左右一対のガイド棒(58)(58)と、一本の軟弾性搬送無端帯(59)とを備え、ガイド棒(58)(58)は、下の従動プーリ軸(56)上で下の後従動プーリ(57)の左側に回転自在に軸支されたガイド取付板(60)の左右に、ガイド棒(58)(58)の一端に形成される輪状部(58a)(58a)が嵌着固定され、下部搬送装置(51)の送り終端部で下側に来る搬送無端帯(53)後部左側より後下方に上下に揺動自在に延設され、一方軟弾性搬送無端帯(59)は、上の後従動プーリ(57)の左側でガイド取付板(60)上方に一体形成された連動プーリ(61)とテンションプーリ(62)との間に張設され、下部搬送装置(51)の送り終端部で上側に来る搬送無端帯(53)後部左側より後下方に延設されて、ガイド棒(58)(58)上面に搬送無端帯(59)の搬送作用面が圧接され、ガイド棒(58)(58)と搬送無端帯(59)との間に下部搬送装置(51)の挾持移送経路の送り終端より畦(14)上面までに挾持移送経路を形成しており、下部搬送装置(51)の搬送無端帯(53)(53)間に形成される挾持移送経路によって首部(19b)が挾持され後方に横倒姿勢で移送されてきた作物(19)の首部(19b)を、放出搬送装置(52)のガイド棒(58)(58)と搬送無端帯(59)間に形成される畦(14)上面まで延びる挾持移送経路の送り始端によって挾持し、畦(14)上面に送り終端より作物(19)を横倒姿勢で置く状態に放出するように構成している。
【0024】
また、本発明の放出搬送装置(52)では、送り終端が地面に接触(ガイド棒のみ)又は可及的に近い位置にあるため、作物(19)を地面に落下させて傷を付けることがなく、また作物(19)の放出位置及び姿勢(向き)も安定させることができる。
【0025】
また、放出搬送装置(52)は下部搬送装置(51)に連動連結されて駆動されるので、駆動軸(36)から放出搬送装置(52)への伝動構造が不要になり構造が簡単になる。
【0026】
さらに、本発明の放出搬送装置(52)は、下部搬送装置(51)の送り終端側より下後方に延設される作業(下降)位置から下部搬送装置(51)の送り終端側より後方に延設される収納(上昇)位置に格納可能に装設されるもので、テンションプーリ(62)を一端に出入自在に支持する中空の多角筒形のテンションアーム(63)をフレーム(11)より突出させた支点軸(64)に上下に揺動自在に支持させると共に、フレーム(11)より突出させた軸(65)に長孔(66)と緩め締め部材(72)によって長さ調節自在に取付け前下方に延設する出入アーム(63)を設け、出入アーム(63)の一端に固着する軸受筒(68)に出入自在に嵌合させる出入ロッド(69)の先端を軸(70)を介して回転自在に連結し、また軸受筒(69)と軸(70)間の出入ロッド(69)外周に圧縮バネ(71)を実装し、且つ、出入ロッド(69)の突出量を規制する図示しないストッパを出入ロッド(69)端部に設け、出入アーム(67)を前下方向に引出して、放出装置(52)を下降させることにより、下部搬送装置(51)の送り終端側より下後方に放出搬送装置(52)を突出させ、ガイド棒(58)(58)の先端が畦(14)上面に当接し、搬送無端帯(62)の先端が畦(14)上面に対し非接触となる位置で、前記出入アーム(67)を軸(65)に締付けることにより、バネ(71)の働きによって畦(14)上面に追従可能に放出搬送装置(52)を作業位置に支持するように構成する一方、出入アーム(67)を後上方に引っ込めて、放出搬送装置(52)を上昇させることにより、下部搬送装置(51)の送り終端側より後方に放出搬送装置(52)を地面より持上げ、左右のファイナルケース(7)(8)間に格納される位置で、前記出入アーム(67)を軸(65)に締付けることにより、放出搬送装置(52)を格納位置に支持するように構成している。
【0027】
また、図19に示す如く、テンションプーリ(62)を先端側に軸支するスライドアーム(73)をテンションアーム(63)の先端側に出入自在に嵌合させると共に、一端をテンションアーム(63)を貫通する軸(70)に連結するロッド(74)をスライドアーム(73)内部に挿入し、且つ、スライドアーム(73)内部に固着する板(75)にロッド(74)を摺動自在に貫通させ、そして板(75)から突出させたロッド(74)にストッパ(76)を設けると共に、軸(70)と板(75)間のロッド(74)に圧縮バネ(77)を巻装するもので、放出搬送装置(52)が作業位置より所定以上持上げられたとき、搬送無端ベルト(59)が弛むテンションプーリ(62)と連動プーリ(61)の軸間距離になるように、ストッパ(76)に板(75)の当接によりスライドアーム(73)の最大突出量を規制し、放出搬送装置(52)を収納位置より所定以上下降させたとき搬送無端ベルト(59)をガイド棒(58)の輪状部(58a)で張られ、スライドアーム(73)をテンションアーム(63)に退入させ、テンションバネ(77)を働かせ、テンションバネ(77)を作業時のみ働かせ、放出搬送装置(52)の格納を容易に行わせると共に、搬送無端帯(59)の耐久性を向上させるように構成している。
【0028】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、引抜いた作物(19)の首部を挟持して後方へ搬送する搬送装置(51)の送り終端部に放出搬送装置(52)を備え、該放出搬送装置(52)の送り始端側を支点に送り終端側が揺動する構成とし、前記搬送装置(51)から移送される作物(19)を、前記放出搬送装置(52)によって畦(14)上面に放出させると共に、放出搬送装置(52)を搬送装置(51)と連動させて駆動させる収穫機において、前記搬送装置(51)の送り終端部より横倒姿勢で作物(19)を地面まで挟持搬送するガイド体(58)と搬送無端帯(59)とを放出搬送装置(52)に備え、畦(14)上面に追従可能に放出搬送装置(52)を昇降可能に支持するもので、落下時の転動などにより作物(19)の向き並びに放出位置が不揃いになるのを防止し、作物(19)を一方向に揃えて一列に整列させて放出でき、また落下衝撃により作物(19)に傷を付けるのを防止し、作物(19)の商品価値を低下させるのを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の左側面図
【図2】同平面図
【図3】同正面図
【図4】駆動系統図
【図5】作業状態説明図
【図6】作業状態説明図
【図7】作業状態説明図
【図8】既存の下部搬送装置部の平面図
【図9】全体の概略正面図
【図10】同背面図
【図11】同左側面図
【図12】同右側面図
【図13】同平面図
【図14】同底面図
【図15】本発明の下部搬送装置及び放出搬送装置の平面図
【図16】同側面図
【図17】同背面図
【図18】本発明の放出搬送装置の平面図
【図19】同部分説明図
【符号の説明】
(51) 本発明の下部搬送装置
(52) 本発明の放出搬送装置
Claims (1)
- 引抜いた作物(19)の首部を挟持して後方へ搬送する搬送装置(51)の送り終端部に放出搬送装置(52)を備え、該放出搬送装置(52)の送り始端側を支点に送り終端側が揺動する構成とし、前記搬送装置(51)から移送される作物(19)を、前記放出搬送装置(52)によって畦(14)上面に放出させると共に、放出搬送装置(52)を搬送装置(51)と連動させて駆動させる収穫機において、前記搬送装置(51)の送り終端部より横倒姿勢で作物(19)を地面まで挟持搬送するガイド体(58)と搬送無端帯(59)とを放出搬送装置(52)に備え、畦(14)上面に追従可能に放出搬送装置(52)を昇降可能に支持することを特徴とする収穫機。
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