JP3581159B2 - 車両用サンバイザー - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、太陽光が車室内に入り込むのを防止するための車両用サンバイザーに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用サンバイザーは、車室内面に取り付けられるシャフトと、このシャフトに回動可能に支持されたサンバイザー本体とを備えており、サンバイザー本体は、車両の天井に面する格納位置からフロントウインドーに面する遮光位置まで回動されるようになっている。しかも、次の構成を採用することにより、サンバイザー本体は、任意の回動位置において固定することができるようになっている。
【0003】
すなわち、図10に示すように、サンバイザー本体aの内部には、略U字状をなす板バネbが設けられており、この板バネbは、シャフトcの外周面の一側部と他側部とに押圧接触している。そして、その摩擦力によってサンバイザー本体aをシャフトcに任意の回動位置で固定するようになっている。
【0004】
しかも、シャフトcの外周面には、平取り部cが形成されるとともに、板バネbの一側部には平面部bが形成されている。これらの平取り部cと平面部bとは、サンバイザー本体aが格納位置に回動したときに接触するようになっており、これよって格納位置におけるサンバイザー本体aの固定強度を他の回動位置における固定強度より大きくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
格納位置におけるサンバイザー本体bの固定強度は、平取り部cの幅Wを広くするほど大きくすることができる。しかし、幅Wをあまり大きくするとシャフトcの強度が低下してしまう。このため、格納位置における固定強度を大きくするにも一定の限度があった。
【0006】
また、サンバイザーを長期間使用すると、シャフトcの外周面と平取り部cとの交差部近傍が板バネbによって擦過され、図11に示すように摩耗する。すると、幅Wが狭くなって幅W′になる。このため、格納位置における固定強度が次第に低下するという問題があった。
【0007】
この発明は、上記問題を解決するためになされたもので、サンバイザー本体に対する固定強度を大きくすることができ、しかも長期間使用しても格納位置における固定強度が低下するのを防止することができるサンバイザーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するために、車室内面に取り付けられるシャフトと、このシャフトに回転可能に支持されるサンバイザー本体とを備え、上記サンバイザー本体には、略U字状をなす板ばねが設けられ、この板バネの両側部が上記シャフトの外周面に押圧接触することにより、上記サンバイザー本体を上記シャフトに固定するようにした車両用サンバイザーにおいて、上記シャフトの外周面には、シャフトの長手方向に延びる凹部を形成するとともに、この凹部の両側縁とそれぞれ交差し、かつ凹部に沿って延びる平面部を形成し、上記板バネには、上記凹部の両側縁と平面部との交差部にのみ押圧接触する凸部を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
サンバイザー本体を格納位置に回動させると、板バネの凸部の両側部が凹部の両側縁と平面部との交差部に押圧接触する。このとき、凸部の中央部が凹部内に入り込む。したがって、凹部の幅を従来のサンバイザーにおける平取り部の幅と同一にしたものとすると、凸部が凹部内に入り込む分だけ格納位置でのサンバイザー本体に対する固定強度が大きくなる。
【0010】
また、サンバイザーを長期間使用すると、凹部の両側縁と平面部との交差部が板バネによって擦過されて摩耗する。しかるに、摩耗後に凸部が摩耗部分と接触する2箇所の間の距離は、摩耗前に凸部が接触する各交差部の間の距離より大きくなる。したがって、板バネによるサンバイザー本体に対する固定強度が低下することがない。
【0011】
【実施例】
以下、この発明の一実施例について図1〜図9を参照して説明する。図3はこの発明にかかるサンバイザーAの全体を示すものであり、サンバイザーAは、シャフト1とサンバイザー本体2とを備えている。
【0012】
シャフト1は、図7に示すように、基部11とこの基部11の一端部から直交する方向に延びる支持部12とからなるものであり、基部11には、取付座13が形成されている。そして、取付座13に挿通されたボルト(図示せず)により、取付座13が車両の天井またはその近傍に押し付けられた状態で固定されている。
【0013】
シャフト1の支持部12の外周面には、支持部12の長手方向に延びる2つの凹部14,14が形成されている。凹部14は、支持部12の周方向にほぼ180°離間し、かつ長手方向に互いに離間して配置されている。凹部14は、図1に示すように、断面円弧状をなしている。
【0014】
また、支持部12の外周面には、凹部14の両側縁とそれぞれ交差する平面部15,15が形成されている。各平面部15,15は、凹部14の曲率中心と支持部12の中心とを結ぶ線と直交する仮想平面上に形成されており、凹部14に沿ってその一端から他端まで延びている。なお、平面部15の幅については、図2に示すように、サンバイザーAの長期間の使用によって平面部15と凹部14の両側縁との交差部Bおよびその近傍が摩耗したとしても、その摩耗が支持部12の外周面に達しないような幅にするのが望ましい。
【0015】
一方、サンバイザー本体2は、発泡樹脂を板状に成形してなるものであり、図3に示すように、その内部には補強用のワイヤ3がサンバイザー本体2の周縁部に沿って配置されている。このワイヤ3には軸受4が固定されており、図4および図5に示すように、軸受4を介してサンバイザー本体2がシャフト1の支持部12に回動可能に支持されている。なお、ワイヤ3の一部は、サンバイザー本体2から露出しており、その露出した部分が車両に取り付けられたブラケット(図示せず)にカラー5を介して回動自在に支持されている。
【0016】
上記軸受4は、硬質の樹脂を略長方形の板状に成形してなるものであり、図6に示すように、両端の厚肉部4A,4Bと、中央の薄肉部4Cとから構成されている。薄肉部4Cの図6における上半分が切り欠かれることにより、装着空間41が形成されている。
【0017】
軸受4には、一方の厚肉部4Aから他方の厚肉部4Bまで延びる貫通孔42が形成されている。この貫通孔42には、上記シャフト1の支持部12が回動自在に挿入され、図示しない係止機構によって軸線方向への抜けが阻止されている。なお、挿入状態においては、支持部12に形成された2つの凹部14,14が装着空間41に面するようになっている。
【0018】
また、一方の厚肉部4Aには、下端から上方へ延びる溝43が形成されるとともに、溝43の上端から他方の厚肉部4B側へ向かって延びる孔44が形成されている。同様に、他方の厚肉部4Bにも溝43および孔44が形成されている。そして、図4に示すように、これら2組の溝43および孔44に上記ワイヤ3の両端部がそれぞれ挿入されることによって、軸受4がサンバイザー本体2に固定されている。
【0019】
また、厚肉部4A,4Bの装着空間41に面する端面の上部には、突起45,45がそれぞれ形成されている。さらに、薄肉部4Cの両端部には、隆起部46,47がそれぞれ形成されている。
【0020】
図4に示すように、上記装着空間41には、板バネ5が配置されている。この板バネ5は、図8に示すように、全体として略U字状をなすもので、図8における下側の端部が開放された断面長円状をなす基部5Aと、この基部5Aの両下端部から下方に延びる一対の平板部5B,5Bとから構成されている。基部5Aの長さは、装着空間41の長さとほぼ同一になっており、平板部5Bの長さは上記隆起部46,47間の距離とほぼ同一になっている。そして、板バネ5は、図4および図5に示すように、基部5Aが装着空間41内に位置し、平板部5B,5Bが薄肉部4Cを挟持するようにして、軸受4に取り付けられている。このとき、板バネ5は、基部5Aの両端部が厚肉部4A,4Bによって、平板部5Bの両端部が隆起部46,47によってそれぞれ図4の左右方向への移動が規制され、さらに突起45,45に基部5Aの内面が突き当たることによって位置決めされている。
【0021】
上記のようにして位置決めされた板バネ5は、係止部材6によって軸受4に取り外し不能に取り付けられている。すなわち、板バネ5の平板部5Bには、その中央部を切り起こすことにより、上部が外側に突出した係合片51が形成されている。一方、係止部材6は、図9に示すように、略U字状をなすものであり、その側面中央部には、窓孔61が形成されている。そして、係止部材6は、図5に示すように、薄肉部4Cに下側から、それも板バネ5の平板部5B,5Bを挟み込むように装着されており、係止部材6の下部が薄肉部4Cの下側面に突き当たると、係合片51が窓孔61内に突出し、窓孔61の上側の側面に係合片51が突き当たる。これによって、板バネ5が軸受4に取り外し不能に取り付けられている。
【0022】
上記板バネ5の基部5Aの短軸方向を向く両側部には、一部が切り起こされることによって内側に突出する凸部52,52が形成されている。これらの凸部52,52は、サンバイザー本体2を格納位置に回動させると、支持部12の凹部14,14と対向するように配置形成されている。また、図1に示すように、凸部52は、曲率半径が凹部14より大きい円弧状をなしている。したがって、サンバイザー本体2を格納位置に回動させると、板バネ5は、それ自体の弾性力により凹部14の両側縁と各平面部15との交差部B,Bの2点においてのみ接触する。換言すれば、凸部52の交差部B,B間に位置する部分は、凹部14の底面に対して離間する
【0023】
上記構成のサンバイザーAにおいては、サンバイザー本体2を格納位置に回動させると、凸部52の両側部が交差部に接触し、凸部52の中央部が凹部14内に入り込む。したがって、凹部14の幅Wを従来のサンバイザーの平取り部の幅と同一にしたものとすると、凸部52の中央部が凹部14内に入り込む分だけサンバイザー本体2の固定強度が大きくなる。また、格納位置以外の回動位置においては、凸部52の中央部がシャフト1の支持部12の外周面に接触する。したがって、他の位置においても、従来のサンバイザーに比してサンバイザー本体2の固定強度を大きくすることができる。
【0024】
さらに、図2に示すように、凸部52は、凹部14と平面部15との交差部が摩耗する前は交差部に接触するが、交差部およびその近傍が摩耗した場合には、点B′で接触するようになる。この点B′は、交差部より凹部14の外側に位置している。したがって、摩耗後においては、凹部14の幅があたかも広がったような状況になる。よって、格納位置におけるサンバイザー本体2の固定強度が大きくなる。
【0025】
なお、点B′は交差部より支持部12の中心側に位置しており、その分だけ格納位置におけるサンバイザー本体2の固定強度が低下する。しかし、これの低下分は、凹部14の幅が広がることによる固定強度の向上によって相殺される。したがって、格納位置におけるサンバイザー本体2の固定強度は摩耗前後においてほとんど変わることがない。
【0026】
この発明は、上記の実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施例においては、凹部14および凸部52を2つずつ形成しているが、1また3つ以上形成するようにしてもよい。また、凹部14および凸部52を断面円弧状に形成しているが、楕円状に形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のサンバイザーによれば、サンバイザー本体を回動自在に支持するシャフトに凹部およびこの凹部に沿った平面部を形成するとともに、板バネに凹部と平面部との交差部に押圧接触する凸部を形成しているから、サンバイザー本体に対する固定強度を大きくすることができ、しかも長期間使用しても格納位置における固定強度が低下するのを防止することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるシャフトと板バネとの接触状態を示す拡大断面図である。
【図2】凹部と平面部との交差部と、板バネとの摩耗前後における接触箇所の変化を示す図である。
【図3】この発明の一実施例の全体構成を示す平面図である。
【図4】軸受にシャフトを嵌合するとともに、板バネおよび係止部材を装着した状態で示す平面図である。
【図5】図4のX−X矢視断面図である。
【図6】軸受を示す図であって、図6(A)はその平面図、図6(B)はその左側面図、図6(C)はその右側面図、図6(D)はその下面図である。
【図7】シャフトを示す平面図である。
【図8】板バネを示す図であって、図8(A)はその平面図、図8(B)は図8(A)のB−B矢視断面図である。
【図9】係止部材を示す図であって、図9(A)はその平面図、図9(B)は図9(A)のB−B矢視断面図である。
【図10】従来のサンバイザーの格納位置におけるシャフトと板バネとの接触状態を示す断面図である。
【図11】図10に示すサンバイザーのシャフトの外周面と平取り部との交差部近傍が摩耗した状況を示す拡大図である。
【符号の説明】
A サンバイザー
1 シャフト
2 サンバイザー本体
5 板バネ
14 凹部
15 平面部
52 凸部

Claims (1)

  1. 車室内面に取り付けられるシャフトと、このシャフトに回転可能に支持されるサンバイザー本体とを備え、上記サンバイザー本体には、略U字状をなす板ばねが設けられ、この板バネの両側部が上記シャフトの外周面に押圧接触することにより、上記サンバイザー本体を上記シャフトに固定するようにした車両用サンバイザーにおいて、上記シャフトの外周面には、シャフトの長手方向に延びる凹部を形成するとともに、この凹部の両側縁とそれぞれ交差し、かつ凹部に沿って延びる平面部を形成し、上記板バネには、上記凹部の両側縁と平面部との交差部にのみ押圧接触する凸部を形成したことを特徴とする車両用サンバイザー。
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