JP3580290B2 - 自動給油装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、とくに石油ストーブや石油ファンヒーター等のカートリッジタンクへキャップの着脱を行うことなく、自動的に灯油を給油できる、灯油の自動給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カートリッジタンクのキャップを取り外さずに、該キャップの側を下向きにしたままで貯蔵タンクより自動的にカートリッジタンクへ灯油を給油できる灯油の自動給油装置として、例えば特開平8−21629号のものが公知である。
【0003】
この従来公知のものは、持ち運び可能な灯油の貯蔵タンクと、この貯蔵タンクに隣接して設けられたカートリッジホルダーと、このカートリッジホルダーのホルダー部へキャップの側を下向きにして装着させるカートリッジタンクと、前記カートリッジホルダーのホルダー部に設けた給油口へ前記貯蔵タンク内の灯油を送るポンプ付きの連接パイプと、前記カートリッジタンク内にキャップを介して挿入されたエアー抜きパイプと、このエアー抜きパイプとホルダー部の給油口に設けた排気口を介して連通され前記貯蔵タンクと連通されている連通パイプとで構成されている。そして、カートリッジタンク内への給油時に該カートリッジタンク内に挿入させたエアー抜きパイプを介してエアーを抜くものであるが、カートリッジタンクへの給油はポンプ付きの連接パイプを用い給油口よりキャップを介しての圧送によっており、この圧送によって灯油がカートリッジタンク内へ給油された分だけ該カートリッジタンク内のエアーが自然に貯蔵タンク内へ送られる構成となっている。カートリッジタンクが満タンになると、エアー抜きパイプを介して灯油が貯蔵タンクへ戻る構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来公知の灯油の自動給油装置は、灯油の貯蔵タンクよりポンプ付きの連接パイプを介してカートリッジホルダーのホルダー部の給油口へ灯油を送り、この給油口とカートリッジタンクの重量によって圧接している該カートリッジタンクのキャップのシールパッキングの部分を介して、灯油のカートリッジタンクの中への圧送と、エアー抜きパイプと排気管を介しての排気が同時に行われる構成のため、給油口とキャップの部分との間のシールと、シーリング用パッキングと排気管との間のシールというように二重シールが必要であり、このためとくにカートリッジタンクが空で軽い初期の給油時に給油口とキャップの当接部分より灯油が漏れ易かったり、エアー抜きが上手くなされなかったりするという問題があった。
【0005】
さらに、二重シールのため、とくにカートリッジホルダーのホルダー部の構造や連接パイプの構造、及びカートリッジタンクのキャップの部分の構造が複雑となって製造コストが高くつくという問題もあった。
【0006】
この発明の目的は、カートリッジタンク内を負圧にして給油を行うように構成することによって、スムーズな給油が行え、かつ可及的に構造を簡単にして既存のポリタンクやカートリッジタンクを使用できる安価な灯油の自動給油装置を提供せんとするにある。
【0007】
この発明の次の目的は、カートリッジホルダーを用いて灯油の給油を行う自動給油装置において、市販されている大小さまざまな形状のカートリッジタンクを使用できるように工夫した、灯油の自動給油装置を提供せんとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するためにこの発明は、請求項1の発明は、持ち運び可能な灯油の貯蔵タンクと、この貯蔵タンク内の灯油を所定量貯留する給油槽を有するカートリッジホルダーと、このカートリッジホルダーに前記給油槽と連通して装着される構造の内部にエアー抜きパイプを取り付けた石油ストーブや石油ファンヒーター等のカートリッジタンクと、前記貯蔵タンク内の灯油を前記給油槽へ送るポンプ付きの給油手段と、前記エアー抜きパイプを介して該前記カートリッジタンクよりエアーを抜くポンプ付きのエアー抜き手段とで構成することによって、負圧を利用してよりスムーズな給油が行え、かつ、構造を簡単にして製作コストを下げたことで、既存のカートリッジタンクやガソリンや石油等のポリタンクを利用できるようにしたものである。
【0009】
請求項2の発明は、持ち運び可能な灯油の貯蔵タンクと、この貯蔵タンク内の灯油を所定量貯留する給油槽を有するカートリッジホルダーと、このカートリッジホルダーに前記給油槽と連通して装着される構造の内部にエアー抜きパイプを取り付けた石油ストーブや石油ファンヒーター等のカートリッジタンクと、前記貯蔵タンク内の灯油を前記カートリッジホルダーの前記給油槽へ送るポンプ付きの給油手段と、前記カートリッジホルダーの前記エアー抜きパイプを介して前記カートリッジタンクよりエアーを抜くポンプ付きのエアー抜き手段とで構成すると共に、前記給油槽の油位をフロートスイッチで制御し、前記カートリッジタンク内に所定量以上注入される灯油を前記エア抜きパイプを介して前記貯蔵タンク或は給油槽へ戻すように構成することにより、負圧を利用した上でよりスムーズな給油を行えるようにしたものである。
【0010】
請求項3の発明は、前記カートリッジタンクのキャップに取り付けた軸方向へ移動可能なシーリング用パッキングへ、前記カートリッジタンク内に向けてエアー抜き用パイプを取り付けることによって構造を簡単にし、キャップの部分を取り換えるのみで、既存のカートリッジタンクを使用できるようにしたものである。
【0011】
請求項4の発明は、前記エアー抜きパイプのカートリッジタンクの開放端側に、該カートリッジタンク内の灯油の漏れを防止する漏れ防止手段を設けることによって、給油後にカートリッジタンクを運ぶ際に、エアー抜きパイプより灯油が漏れ出さないようにしたものである。
【0012】
請求項5の発明は、前記漏れ防止手段を、前記エアー抜きパイプの開放端に設けた水平方向に渦巻く水平渦巻き部と、この水平渦巻き部に続いて設けた縦方向に渦巻く垂直渦巻き部を組み合せて構成することにより、エアー抜きパイプより灯油が漏れ出さないようにしたものである。
【0013】
請求項6の発明は、前記漏れ防止手段を、前記エアー抜きパイプの開放端側の側部に設けた透孔と、カートリッジタンク内に取り付けられて前記エアー抜きパイプの透孔を設けた部分を収納し、前記エアー抜きパイプの軸方向の移動によって前記透孔と一致する連通孔を有する漏れ防止パイプとで構成することによって、より確実にエアー抜きパイプより灯油が漏れ出ないようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3において、指示記号1は、灯油の貯蔵タンクであり、給油口1aと取手1bが取り付けられている。この貯蔵タンク1に隣接してカートリッジホルダー2が附設されている。このカートリッジホルダー2内には給油槽3が設置されており、この給油槽3と貯蔵タンク1は接続管4によって互いに連通させられている。
【0015】
とくに図2に示したように、指示記号5はカートリッジホルダー2にセットされる灯油のカートリッジタンクであり、その先端には、シーリング用パッキング6付きのキャップ7が取り付けられている。このキャップ7には、流通口7aが設けられ、この流通孔7aをコンプレッションスプリング8によって一方向へ摺動附勢されたシーリング用パッキング6がシールする構成である。そして、シーリング用パッキング6がカートリッジタンク5の内側へ押されると、該シーリング用パッキング6はコンプレッションスプリング8の弾力に抗して引込み、流通口7aとの間に生じた間隙(図示せず)と連通孔13を介して灯油が流通するものである。尚、指示記号5aはカートリッジタンク5の取手である。
【0016】
同じくとくに図2に示したように、シーリング用パッキング6には、エアー抜きパイプ10が取り付けられ、カートリッジタンク5内に挿入されている。このエアー抜きパイプ10は、その一端側をシーリング用パッキング6を介して外部と連通しており、他端部のカートリッジタンク5の内側には閉止弁11がスプリング付ヒンジ12を介して一方向へ揺動を附勢されつつ開閉可能に取り付けられている。
【0017】
とくに図3に示したように、給油槽3には、中央部に給油口15aを設けた窪所状のホルダー部15が設けられており、給油口15aからは給油槽3内に立設固定した排気管16の先端がその先端に取り付けたシール用パッキング17と共に突出している。排気管16は給油槽3内で折り曲げられ、接続管4内を通って、貯蔵タンク1内へ挿入されている。尚、指示記号18は排気管16を給油槽3内で保持固定する取付部材である。
【0018】
同じくとくに図3に示したように、給油槽3の接続管4を接続した部分には、ストップ弁19が設けられ、このストップ弁19は給油槽3内に設置したフロートスイッチ20により動作させられ、給油槽3の接続管4を取り付けた流入口2aの開閉を行うことによって、貯蔵タンク1からの灯油の流入を制御するものである。さらに、指示記号21は、排気管16に接続された排気ポンプであり、この排気ポンプ21は、図1に示したように、カートリッジホルダー2の中に給油槽3とは別に取り付ける場合と、図3に示したように、給油槽3内に設置される場合とがある。尚、図3において、排気管16内に設置した指示記号22のものは逆止弁である。さらに、図1において、指示記号23で示したものは、スプリング付きヒンジ24を介してカートリッジホルダー2の上部に取り付けられた蓋体である。
【0019】
したがって、この発明に係る灯油の自動給油装置は、まず、貯蔵タンク1内に灯油を入れると、接続管4を介して灯油が給油槽3内に入り、この給油槽3内の所定油位を越えるとフロートスイッチ20が動作してストップ弁19によって流入口2aが閉じられる。しかる後、貯蔵タンク1が満たされるので、この貯蔵タンク1をカートリッジホルダー2ごと居室内に持ち込み適当な場所へ安置させておく。そして、石油ストーブや石油ファンヒーター等のカートリッジタンク5内の灯油が終った時に、該カートリッジタンク5だけを石油ストーブや石油ファンヒーター等より取り外して来て、キャップ7を取り外さずに該キャップ7側を下に向けたままカートリッジホルダー2のタンク装入部2b内へ装入させる。そして、キャップ7の部分を給油槽3のホルダー部15へ嵌入させてやり、手を離すと、キャップ7のシーリング用パッキング6の部分が排気管16のシール用パッキング17と当接し、エアー抜きパイプ10と排気管16との接続がなされる。さらに、自重によってリーシング用パッキング6がコンプレッションスプリング8の弾力に抗して引き込み、該シーリング用パッキング6とシール用パッキング17とは圧接状態となって完全にシールされ、キャップ7の先端側は給油槽3内に落ち込み該給油槽3内の灯油内に浸漬する。そして、キャップ7とシーリング用パッキング6との間に図示してない間隙が生じ、この間隙と連通孔13を介して給油槽3内の灯油がカートリッジタンク5内へ給油可能となる。
【0020】
このような状態となった時に、図示してないスイッチをONさせて排気ポンプ21を起動させると、カートリッジタンク5内の空気は吸引され、エアー抜きパイプ10及び排気管16を介して貯蔵タンク1内へ送られ、次第にカートリッジタンク5内の気圧が下がってくるので、その分給油槽3内の灯油がキャップ7の間隙7aと連通孔13を通ってカートリッジタンク5内へ気圧差によって給油される。そして、給油槽3内の灯油が減少するとフロートスイッチ20が動作し、ストップ弁19が開いて貯蔵タンク1内の灯油が流入口2aを介して給油槽3内へ送られる。
【0021】
このようにして、カートリッジタンク5内の空気が吸引されるにつれて該カートリッジタンク5内へは気圧差によって灯油が給油され、所定量となってエアー抜きパイプ10の上端に達すると、灯油はこのエアー抜きパイプ10を介して排気管16を経由して貯蔵タンク1内へ戻ろうとするが、逆止弁22によって阻まれ、この逆止弁22によって動作するスイッチにより排気ポンプ21はOFFされる。尚、ここのところは、カートリッジタンク5がいっぱいとなった時に、エアー抜きパイプ10を介して排気管16へ至る灯油は、これを貯蔵タンク1へ戻すように構成しても良い。
【0022】
このようにして、カートリッジタンク5のキャップ7を取り外すことなく、該カートリッジタンク5への給油が可能となる。満タンとなったカートリッジタンク5は、取手5aを持って持ち上げると、とくに図2に示したように、コンプレッションスプリング8の弾力によって元位置に戻るシーリング用パッキング6がキャップ7に設けた流通口7aをシールし、持ち運ぶ際に内部の灯油がエアー抜きパイプ10を介して外へ漏れるのを阻止するものである。
【0023】
次に、図4乃至図8は、この発明に係る灯油の自動給油装置の他の実施の形態を示す。図面によれば、先の実施の形態のものと異なる点は、貯蔵タンク30とカートリッジホルダー31が別体に構成されている点である。これは貯蔵タンク30を市販のポリタンクで用が足りるようにして、使用し易くし、かつ、持ち運び易くすることを考慮したものである。
【0024】
したがって、貯蔵タンク30内の灯油44をカートリッジホルダー31の給油槽32へ送る給油手段33も先の実施の形態のものと異なっている。この給油手段33は、先端にポンプ34を取り付けた可撓性パイプ35から成り、ポンプ34の部分を先にして貯蔵タンク30内へその給油口30aを介して内部へ挿入させるものであり、他端部は給油槽32に接続されている。そして、ポンプ34は給油槽32内に設けたフロートスイッチ36によってON、OFFされる。
【0025】
さらに、エアー抜きパイプの構造が先の実施の形態のものと相違し、カートリッジタンク31内が灯油38で満たされた後、図示したエアー抜きパイプ37を介して吸引される灯油が、貯蔵タンク30へ戻されずに給油槽32へ戻るように構成されている。
【0026】
さらに、カートリッジホルダー31のタンク装入部39内へカートリッジタンク40を装入した際に、該カートリッジタンク40の内の空気を排気させる排気ポンプ41を自動的にONさせるスイッチ装置42が設けられている点と、カートリッジホルダー31のタンク装入部39に装入させるさまざまな大きさ形状のカートリッジタンクが、倒れたり傾斜したりしないように支える保持孔43aを有する保持プレート43を、後述するように、複数枚用意した点等で先の実施の形態のものと相違している。
【0027】
したがって、この実施の形態のものは、貯蔵タンク30として、市販されている水、石油、灯油、ガソリン等を入れるポリタンクをそのまま利用でき、内部に灯油44を入れて保管しておく。そして、カートリッジホルダー31をスタンバイ状態(待機状態)にする場合には、まず、該カートリッジホルダー31を貯蔵タンク30に近づけ、或はカートリッジタンク31へ貯蔵タンク30を近づけ、貯蔵タンク30の給油口30aのキャップ(図示せず)を外して、給油手段33のポンプ34の部分を可撓性パイプ35の一部分と共に貯蔵タンク30内の灯油44内へ浸漬させてやり、図示してないスイッチをONする。すると、ポンプ34が駆動を始めて貯蔵タンク30内の灯油44は給油槽32内へ送られる。給油槽32がいっぱいになると、フロートスイッチ36が動作して、ポンプ34を停止させる。そのために可撓性パイプ35内には電源54より導線55が挿入されてポンプ34へ接続されている。
【0028】
このようにしてカートリッジホルダー31は給油待機状態となる。この状態で暫くカートリッジタンク40への給油を行わない場合には、給油手段33のポンプ34を貯蔵タンク30の給油口30aより取り出し、図5に示したように、カートリッジホルダー31に設けた収納部31bへ収納させ、貯蔵タンク30の給油口30aには、図示してないキャップを被せておいても良い。尚、このキャップは図5に示したように可撓性パイプ35へ取り付けておいても良い。また、もとより、カートリッジホルダー31側の給油槽32が空の状態でカートリッジタンク40をタンク装入部39へ装入させて給油を開始させても良い。この場合にはまず給油槽32がいっぱいになってから、後述するようにカートリッジタンク40への給油がなされる。通常はカートリッジホルダー31の給油槽32に灯油38が満たされている状態で、カートリッジタンク40をカートリッジホルダー31のタンク装入部39へ装入して給油がなされるものである。
【0029】
このようにして、空になったカートリッジタンク40をカートリッジホルダー31のタンク装入部39へ装入させてやり、そのホルダー部45へキャップ46を嵌入させてやると、とくに図7に示したように、まず、カートリッジタンク40の外側部分で排気ポンプ41のスイッチ装置42の作動レバー42aを押して該スイッチ装置42をONさせるので、排気ポンプ41が駆動を開始する。同時にキャップ46に取り付けたシーリング用パッキング47が排気管48の先端に取り付けたシール用パッキング49と当接してエアー抜きパイプ37と排気管48との接続がなされ、さらにシール用パッキング49が、カートリッジタンク40の自重によりスプリングケース50内のコンプレッションスプリング50aの弾力に抗して内部に引込むので、該シーリング用パッキング47とシール用パッキング49とが圧接状態となって両者の当接部がシールされる。同時にキャップ46とシーリング用パッキング47との間に間隙51が生じ、この間隙51を生じている部分のキャップ46の先端側は給油槽32内の灯油38内へ浸漬される。
【0030】
次いで、排気ポンプ41が動作しているので、排気管48、エアー抜きパイプ37を介してカートリッジタンク40内の空気が排気され、該カートリッジタンク40内部の圧力が低下するので、低下した分だけ圧力差によって給油槽32内部の灯油38はシーリング用パッキング47との間に生じた間隙51を介してカートリッジタンク40内へ給油される。排気ポンプ41によってカートリッジタンク40内より抜かれた空気は、図4に示したように、貯蔵タンク30へは送られず、カートリッジホルダー31の開放上部より外へ排気される。もとより、この排気される空気を貯蔵タンク30内へ戻すように構成しても良い。
【0031】
図4に示したように、カートリッジタンク40への給油途中で給油槽32内の油位が低下すると、フローとスイッチ36が動作して給油手段33のポンプ34を動作させて、足りなくなった分だけ、貯蔵タンク30より給油がなされる。カートリッジタンク40がいっぱいになると、灯油がエアー抜きパイプ37の吸気口37aを介して排気ポンプ41と帰戻パイプ48aを通って給油槽32内へ戻される。
【0032】
このようにして、カートリッジタンク40の満タン状態は維持されるが、もとより、図1と図5に示したように、カートリッジホルダー31に取り付けたタイマー52をセットして時間により排気ポンプ41を停止させるように構成しても良い。タイマー52はカートリッジタンク40の容量によって時間を選定するものであるが、万一タイマーセットを間違えても、上述したようにカートリッジタンク40内で余った灯油はエアー抜きパイプ37を介して外に抜かれるので心配はない。
【0033】
図4と図6に示したエアー抜きパイプ37は、その吸気口37aの側に設けられた略水平に形成した水平渦巻部53aと、この水平渦巻部53に続いて設けられた略垂直に形成した垂直渦巻部53bとから成る漏れ防止手段53を有しているので、カートリッジタンク40の取手40aを持って運ぶ場合には、垂直渦巻部53bによって灯油がエアー抜きパイプ37より外側へ漏れ出る恐れはなく、カートリッジタンク40を水平に持った場合には水平渦巻部53aによって、灯油がエアー抜きパイプ37を介して外部へ漏れてしまうことがないものである。
【0034】
図9と図10は、エアー抜きパイプの漏れ防止手段の他の実施の形態を示す。図面によれば、この実施の形態の漏れ防止手段56は、エアー抜きパイプ57の上端側に該パイプに直交する方向に透孔57a,57aが設けられており、カートリッジタンク58の天板58aからはエアー抜きパイプ57の先端側を収納させる漏れ防止パイプ59が垂下され、この漏れ防止パイプ59にエアー抜きパイプ57の先端側の透孔57a,57aを設けた部分が収納されている。そして、この漏れ防止パイプ59にはエアー抜きパイプ57の摺動位置によって前記透孔57a,57aと連通する連通孔59a,59aが設けられている。尚、指示記号57bは、エアー抜きパイプ57を一方向へ摺動附勢させるコンプレッションスプリングである。このコンプレッションスプリング57bは、エアー抜きパイプ57が別の手段(例えば、先の実施の形態のコンプレッションスプリング8や50)で一方向へ摺動附勢される場合には不要である。
【0035】
したがって、通常の時には図9に示したように、透孔57a,57aと連通孔59a,59aの位置は合致していないので、透孔57a,57aは塞がれており、カートリッジタンク58内に入れた灯油は、エアー抜きパイプ57を介して外へ漏れることはないが、上述したようにカートリッジタンク58をカートリッジホルダーのホルダー装入部へ装入させてやり、キャップをホルダー部へ当てがって手を離すと、上述したようにシーリング用パッキングと共にエアー抜きパイプ57が上動し、透孔57a,57aと連通孔59a,59aの位置が合致して排気が可能となるものである。
【0036】
図11と図12は、カートリッジタンクのキャップの部分とカートリッジホルダーのホルダー部の部分のさらに他の実施の形態を示し、図面によれば、キャップ65の内側には第1バルブ66と第2バルブ67が設けられている。第1バルブ66は、キャップ65の内側に該キャップ65と軸芯を共通にして取り付けられたところの筒状を呈した籠状のスプリングケース68と、このスプリングケース68の内側に軸芯を共通にして鎮座させられた同じく筒状のシーリング用パッキング69と、このシーリング用パッキング69に係止させたスプリング受座70とスプリングケース68の内側上部との間に弾設したコンプレッションスプリング71と、シーリング用パッキング69の下部に取り付けられてキャップ65を外部よりシールするOリング75とで構成されている。シーリング用パッキング69には蓋体69aが水密状態に取り付けられると共に、この蓋体69aにはエアー抜きパイプ72が周軸上に同じく水密状態で立設され、図示してないカートリッジタンク内へ向けて伸びている。
【0037】
第2バルブ67は、シーリング用パッキング69内の中空部69bの下部に絞って形成した弁座69cと、この弁座69cに当接するボール弁73と、このボール弁73を弁座69cへ圧接させるコンプレッションスプリング74とで構成されている。
【0038】
ホルダー部76の方は、その中央部に筒状の支持部材81が突設され、その上部にシール用パッキング77が嵌着されている。支持部材81からはさらに軸芯を共通にさせて先端に切欠部79を設けた挿入パイプ78がシール用パッキング77を貫通して取り付けられている。そして、筒状のシール用パッキング77の下部側には排気管80が接続されている。
【0039】
したがって、カートリッジタンクのキャップ65をホルダー部76へ嵌入させると、とくに、図12に示したように、まず、挿入パイプ78がキャップ65の流通孔65aよりシーリング用パッキング69内へ嵌入されてカートリッジタンクの自重によりその先端でボール弁73をコンプレッションスプリング74の弾力に抗して押し上げ、続いてシール用パッキング77が流通孔65a内へ嵌入されて、同じくカートリッジタンクの自重でシーリング用パッキング69をコンプレッションスプリング71の弾力に抗して押し上げるので、該シール用パッキング77とシーリング用パッキング69が互いに圧接状態となって互いに外気とシールされる。同時に水密状態にもなる。尚、その際、挿入パイプ78はシーリング用パッキング69の絞った部分との間でも気密性が図られる。
【0040】
このようにして、カートリッジタンク内の空気は、エアー抜きパイプ72よりシーリング用パッキング69の中空部69bを介し、挿入パイプ78の切欠部79より排気管80を介して外部へ排気され、この排気によって、カートリッジタンク内が負圧となって、給油槽内の灯油はホルダー部76より流通孔65aを介してキャップ65とシーリング用パッキング69、及びシール用Oリング75との間に生じた間隙82よりカートリッジタンク内へ給油されるものである。
【0041】
カートリッジタンク内に灯油が満たされて、エアー抜きパイプ72内に浸入した灯油は、シーリング用パッキング69の中空部69bと挿入パイプ78を介して排気管80より給油槽か貯蔵タンク内へ戻される。満タンとなったカートリッジタンクを持ち上げてホルダー部76より抜き去ると、ボール弁73、シーリング用パッキング69、及びOリング75がコンプレッションスプリング74,71の弾力により元位置に戻り、灯油がエアー抜きパイプ72や流通孔65aを介して外部へ漏れるのを防止する。
【0042】
図13と図14は、カートリッジタンクをカートリッジホルダーのタンク装入部内で安定的に保持するための保持プレートの他の実施の形態を示し、このように各保持プレート60,61には、カートリッジタンクの外形に合わせた保持孔60a,61aが設けられ、既に市販されている各種形状のカートリッジタンクが給油時に安定した姿勢を保持できるように工夫されている。かかる場合、カートリッジホルダーのタンク装入部の大きさは、広く形成されており、市販されている大小さまざまなカートリッジタンクを収装できるように構成するものである。尚、保持孔の形状は図示のものに限定されない。そして、この保持プレートは、カートリッジホルダーを用いてカートリッジタンクへ給油を行う他の構成の灯油の自動給油装置にも適用できるものである。
【0043】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏し得る。
【0044】
請求項1のように構成すると、貯蔵タンクに市販されているもの、或は既に使用されているものをそのまま使用でき、カートリッジタンクについても、キャップの部分を取り替えるだけで市販されているもの、或は既に使用されているものをそのまま使用できるものであるから、普及し易すく使用し易いという利点がある。さらに、負圧を用いてカートリッジタンクへ灯油を給油する方式を採用したので、ホルダー部の給油口の部分やキャップの部分の構造が従来公知のものよりも簡単となって製作コストを下げることが出来る上に、シール個所がシーリング用パッキングとシール用パッキングとの間のみとなったことから、エアー抜きパイプと排気管の当接部のシールが簡単かつ完全となるので、給油中の漏れはなく、給油もスムーズになされるという効果を奏し得る。
【0045】
請求項2のように構成すると、貯蔵タンクより給油槽へ、給油槽からカートリッジタンクへと灯油の移動がスムーズになされる上に、カートリッジタンクが満タンとなっても、余分の灯油は給油槽へ戻されることから、装置に不具合が生ずる恐れがないという効果を奏し得る。
【0046】
請求項3のように構成すると、シーリング用パッキングを介してエアー抜きパイプよりカートリッジタンク内の空気を排気しつつ、該シーリング用パッキングとキャップとの間に生じた隙間より灯油をカートリッジタンク内へ給油させることができ、構造が簡単となるという効果を奏し得る。
【0047】
請求項4乃至6のように構成すると、カートリッジタンク内へ灯油を満たした後で、該カートリッジタンクを石油ストーブや石油ファンヒーターまで運ぶ際に、カートリッジタンクを大きく揺らしたり、或は横に抱えても、カートリッジタンク内の石油がエアー抜きパイプを介して外部へ漏れる心配が無いという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る灯油の自動給油装置の構造を説明するための説明図である。
【図2】この発明に係る灯油の自動給油装置のカートリッジタンクの構成を説明するための説明図である。
【図3】この発明に係る灯油の自動給油装置の給油槽の構成を説明するための説明図である。
【図4】この発明に係る灯油の自動給油装置の他の実施の形態を示す説明図である。
【図5】この発明に係るカートリッジホルダーの正面図である。
【図6】図4に示した灯油の自動給油装置のカートリッジタンクの構成を説明する縦断面図である。
【図7】カートリッジホルダーのホルダー部へカートリッジタンクのキャップを装着した状態の拡大断面図である。
【図8】カートリッジホルダーのホルダー部の斜視図である。
【図9】エアー抜きパイプの漏れ防止手段の他の実施の形態を示す説明図である。
【図10】図9に示した漏れ防止手段の使用状態を説明する説明図である。
【図11】カートリッジタンクのキャップの部分とカートリッジホルダーのホルダー部の部分の他の実施の形態を示す説明図である。
【図12】図11に示した実施の形態の動作を説明する説明図である。
【図13】この発明に係る保持プレートの他の実施の形態を示す斜視図である。
【図14】この発明に係る保持プレートのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,30 貯蔵タンク
1a,30a 給油口
2 カートリッジホルダー
2a タンク装入部
3,32 給油槽
4 接続管
5,40,58 カートリッジタンク
6,47,69 シーリング用パッキング
7,60 キャップ
10,37,57,72 エアー抜きパイプ
15,45,76 ホルダー部
17,49,77 シール用パッキング
20,36 フロートスイッチ
21 排気ポンプ
32 給油槽
33 給油手段
34 ポンプ
39 タンク装入部
40 カートリッジタンク
41 排気ポンプ
42 スイッチ装置
43,60,61 保持プレート
43a,60a,61a 保持孔
45 ホルダー部
46 キャップ
48 排気管
51 間隙
53 漏れ防止手段
53a 水平渦巻部
53b 垂直渦巻部
56 漏れ防止手段
57a 透孔
59 漏れ防止パイプ
59a 連通孔
60,61 保持プレート
60a,61a 保持孔

Claims (6)

  1. 持ち運び可能な灯油の貯蔵タンクと、この貯蔵タンク内の灯油を所定量貯留する給油槽を有するカートリッジホルダーと、このカートリッジホルダーに前記給油槽と連通して装着される構造の内部にエアー抜きパイプを取り付けた石油ストーブや石油ファンヒーター等のカートリッジタンクと、前記貯蔵タンク内の灯油を前記給油槽へ送るポンプ付きの給油手段と、前記エアー抜きパイプを介して前記カートリッジタンクよりエアーを抜くポンプ付きのエアー抜き手段とで構成したことを特徴とする、自動給油装置。
  2. 持ち運び可能な灯油の貯蔵タンクと、この貯蔵タンク内の灯油を所定量貯留する給油槽を有するカートリッジホルダーと、このカートリッジホルダーに前記給油槽と連通して装着される構造の内部にエアー抜きパイプを取り付けた石油ストーブや石油ファンヒーター等のカートリッジタンクと、前記貯蔵タンク内の灯油を前記給油槽へ送るポンプ付きの給油手段と、前記エアー抜きパイプを介して前記カートリッジタンクよりエアーを抜くポンプ付きのエアー抜き手段とで構成すると共に、前記給油槽の油位をフロートスイッチで制御し、前記カートリッジタンク内に所定量以上給油される灯油を前記エア抜きパイプを介して前記貯蔵タンク或は給油槽へ戻すように成したことを特徴とする、自動給油装置。
  3. 前記エアー抜きパイプは、前記カートリッジタンクのキャップに軸方向へ移動可能に取り付けたシーリング用パッキングへ該カートリッジタンク内に向けてその一端を取り付けたことを特徴とする、請求項1乃至2のいずれかに記載の自動給油装置。
  4. 前記エアー抜きパイプの前記カートリッジタンク内の開放端側には、運搬時に該カートリッジタンク内の灯油の漏れを防止する漏れ防止手段が設けられていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の自動給油装置。
  5. 前記漏れ防止手段が、前記エアー抜きパイプの開放端側に設けた水平方向に渦巻く水平渦巻き部と、この水平渦巻き部に続いて設けられた縦方向に渦巻く垂直渦巻き部とを組み合せて構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の自動給油装置。
  6. 前記漏れ防止手段が、前記エアー抜きパイプの前記カートリッジタンク内の開放端側の側部に設けた透孔と、該カートリッジタンク内に取り付けられて前記エアー抜きパイプの透孔を設けた部分を収納し、前記エアー抜きパイプの軸方向の移動によって前記透孔と一致する連通孔を有する漏れ防止パイプとで構成したことを特徴とする、請求項4に記載の自動給油装置。
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