JP3086193U - 給油タンク - Google Patents

給油タンク

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JP3086193U
JP3086193U JP2001007619U JP2001007619U JP3086193U JP 3086193 U JP3086193 U JP 3086193U JP 2001007619 U JP2001007619 U JP 2001007619U JP 2001007619 U JP2001007619 U JP 2001007619U JP 3086193 U JP3086193 U JP 3086193U
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flexible hose
refueling
oil
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opening
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重平 村山
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重平 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油完了時に石油がたれ落ちることがなく、
かつ手際よくスムーズに給油できる。 【解決手段】 タンク本体1の一方の開口部に手動式エ
アポンプ5を装着する。タンク本体1の他方の開口部に
筒体10の一端側を接続し、該筒体10をタンク本体1
内に固定する。該筒体10内に、所要部位を伸縮自在と
したフレキシブルホース13を収納する。該フレキシブ
ルホース13の一端側を筒体10のタンク本体1内側の
端部に接続し、かつこの接続部分の隙間を塞ぐ。フレキ
シブルホース13の筒体10の他端に給油缶17への接
続部15を設ける。更に該接続部15に空気抜き手段1
6を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は石油ストーブの給油缶等に給油するときに用いる給油タンクに関し、 詳細には一体的に備えたエアポンプとフレキシブルホースとによる送油機能を有 する給油タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
石油ストーブの給油缶等に給油するときには、一般的にサイホン作用を利用し た給油ポンプが用いられている。このサイホン式の給油ポンプは、一旦石油を高 い所に吸い上げた後、低いところへ自然に流れ落ちるようにしたものである。こ のため石油を吸い上げるためのパイプと、流れ落ちるためのホースとの夫々の端 部を石油タンクと給油缶の夫々の油内に入れなければならない。そのため、パイ プやホースの外面と内面には油が大量に付着し、給油完了後に給油ポンプを収納 するときに付着した油がたれ落ちて床等を汚してしまうという問題点がある。
【0003】 また、従来の給油ポンプは補給用のタンクとは別体であるから、給油しないと きには別々に保管している。給油時には給油ポンプを運搬する必要があり、かつ 運搬後、石油タンクと給油缶の夫々の口部のキャップをあけ、パイプとホースを 石油タンクと給油缶とに夫々差し入れなければならず、スムーズに作業を行うこ とができなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、給油後に油がたれ落ちること がなく、しかも手際よくスムーズに給油することができるようにした給油タンク を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の要旨とするところは、上部の2箇所に開口部を有するタンク本体を構 成し、その一方の開口部にエアポンプを装着し他方の開口部に筒体を接続すると 共に、前記筒体内にフレキシブルホースを配置し、このフレキシブルホースの下 端を筒体の下端に接続し、上端には給油缶の開口部への接続部を設けると共に該 接続部に空気抜き手段を設けてなることを特徴とする。
【0006】 また、上記構成におけるフレキシブルホースの接続部に設けた空気抜き手段は 、上記フレキシブルホースの下端を筒体との隙間を閉塞して接続し、かつ上記空 気抜き手段が、フレキシブルホースと平行して接続部を貫挿した筒体と該筒体内 部を貫通する連結棒の両端に設けた一対のフロートからなり、この一方のフロー トが筒体の一端を塞ぐときは他方のフロートが筒体の他端を開放するようにした ことを特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。 図1は一部切欠き全体正面図、図2は筒体とフレキシブルホースの一端の部分 拡大断面図、図3はフレキシブルホースの他端の部分拡大断面図、図4は筒体と 蓋の拡大断面図、図5は保管状態における筒体とフレキシブルホースの部分拡大 断面図である。
【0008】 図中、1は上部の2箇所に開口部2,3を有するタンク本体である。また、該 タンク本体1はプラスチック製であり、一方の開口部3を設けた部分を斜めに構 成している。更に、夫々の開口部2,3にはネジを形成している。尚、該タンク 本体1は市販の石油ポリタンクを用いるようにしてもよい。4は該タンク本体1 内に収容した石油である。
【0009】 5は前記タンク本体1の開口部2に螺着する支持体5aによって支持される手 動式エアポンプである。該手動式エアポンプ5は、ポンプ本体6を伸縮自在な形 状として、タンク本体1への送気時は開き、送気後は逆流しないように閉じる弁 7と、送気時は閉じ、ポンプ本体6内に空気を入れるときには開く弁8とを設け てなるものである。そしてタンク本体1内の空気を抜くときには空気口9のキャ ップを開いて空気を抜く。
【0010】 10は、一端に前記タンク本体1の開口部3への接続部11を設けて、タンク 本体内に固定する筒体である。該筒体10は、保管時においてそれの内部に後記 フレキシブルホースを収縮させて収納するものである。 また、前記接続部11は筒体の上部を折り返して形成し、タンク本体の開口部 3へ被せるようにしてなると共に、該開口部3のネジと螺合するようにしている 。また、該筒体10の接続部11側の開口にはキャップ状の蓋12を被着し、保 管時において石油の蒸発や臭気の漏れを防ぐことができる。 尚、本実施形態では蓋12は螺合によって接続部11に止めるようにしている が、単に嵌合する方式としてもよい。また、該筒体10の接続部11側開口近傍 には、後記フレキシブルホースの端部を受ける受け板10aを設けている。
【0011】 13は所要部位をいわゆる蛇腹状として伸縮自在としたフレキシブルホースで ある。また、該フレキシブルホース13は、前記筒体10内に収納して一端を該 筒体10のタンク本体1内の一端部に接続すると共に、該端部において筒体10 との隙間を閉塞している。 尚、本実施形態では、中心部にフレキシブルホース13と略同径の筒14aを 設けたキャップ状の連結体14を外筒10の下端部に被着し、筒14aの一端側 をフレキシブルホース13に嵌合することによって行っている。
【0012】 また、該フレキシブルホース13の他端には石油ストーブの給油缶17の開口 部への接続部15を設けると共に、該接続部15に空気抜き手段16を設けてい る。また、前記接続部15は、本実施形態ではキャップ状であり、給油缶17の 開口部に螺着して接続するものを示している。 更に、前記空気抜き手段16の構成は次の通りである。すなわち、キャップ状 の接続部15にフレキシブルホース13と平行するよう貫挿した所要の長さの筒 体16aを設け、該筒体16aの両端側に、一方が筒体16aの一端の開口を塞 ぐときは他方が筒体16aの他端の開口を開放するようにした一対のフロート1 6c,16dを、筒体16aを挿通する連結棒16bによって連結して構成して いる。また、図中18は給油缶内の石油を示す。
【0013】 次に、上記実施形態の作用について説明する。 給油するときには、先ず給油缶17の開口部の蓋(図示せず)を外す。そして 筒体10の開口の蓋12を外して、筒体10からフレキシブルホース13を引き 出し、その端部に設けた接続部15を給油缶17の開口部に螺着して接続する。 その後、空気抜き手段16を給油缶17に押し込み接続部15に固定して、手動 エアポンプ5の弁8のキャップを開ける。 そしてこの状態において手動式エアポンプ5によりタンク本体1内に空気を送 り込むと、空気の圧力によってタンク本体1内の石油がフレキシブルホース13 を通って給油缶17に押し出されるのである。また、給油缶17内に石油が押し 出されるときには給油缶17内の空気はそれに応じて抜け出なければならないが 、それは筒体16aと連結棒16bと一対のフロート16c,16dとによって 構成された空気抜き手段16によって行われる。 また、この空気抜き手段16は、給油缶17内の油の量が一定量になると、油 によって押し上げられたフロート16cが筒体16aの口を塞いで空気の流出を 妨げ、それ以上の油の給油缶17内への流入が阻止される。
【0014】 そして、給油完了時にはタンク本体1内の空気を抜く必要があるが、このとき には手動式エアポンプ5の空気口9のキャップを開くことによって行う。また、 場合によっては手動式エアポンプ5をタンク本体1の開口部2から外して行って もよい。 その後、接続部15を外し、フレキシブルホース13を縮めて再び筒体10内 に収納し、最後に蓋12を被せるのである。また、手動式エアポンプ5の空気吸 入用の弁8と空気口9のキャップを閉めて保管時において臭気の漏れを防ぐよう にする。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上記の如き構成、作用であり、フレキシブルホースは給油缶内の油に 入れる必要がないから、給油完了時においては石油が付着したとしてもその内面 に僅かに付着しているに過ぎない。そしてフレキシブルホースは柔軟性があるか ら接続部を外したら端部を素早く上に持ち上げることができる。したがって、従 来の給油ポンプの如く大量に石油がたれ落ちるといったことがないのである。ま た、タンク本体に一体的にエアポンプと給油ホースとを備えているから、手際よ くスムーズに給油することができるのである。 さらに、フレキシブルホースの接続部に設けた空気抜き手段が、筒体と連結棒 と一対のフロートとをもって構成したものである場合には、給油缶内の油の量が 略満タンになると、油によって押し上げられたフロートが筒体の口を塞いで空気 が抜け出なくなるため、給油缶内へそれ以上の油の流入が阻止される。そのため 、従来の如く油が溢れてこぼれ出るといった事故を防ぐことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部切欠き全体正面図
【図2】筒体とフレキシブルホースの一端の部分拡大断
面図
【図3】フレキシブルホースの他端の部分拡大断面図
【図4】筒体と蓋の部分の拡大断面図
【図5】保管時の状態における筒体とフレキシブルホー
スの部分拡大断面図
【符号の説明】
1 タンク本体 2 開口部 3 開口部 5 手動式エアポンプ 6 ポンプ本体 7 弁 8 弁 10 筒体 11 接続部 12 蓋 13 フレキシブルホース 15 接続部 16 空気抜き手段 16a 筒体 16b 連結棒 16c フロート 16d フロート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部の2箇所に開口部を有するタンク本
    体を構成し、その一方の開口部にエアポンプを装着し他
    方の開口部に筒体を接続すると共に、前記筒体内にフレ
    キシブルホースを配置し、このフレキシブルホースの下
    端を筒体の下端に接続し、上端には給油缶の開口部への
    接続部を設けると共に該接続部に空気抜き手段を設けて
    なる給油タンク。
  2. 【請求項2】 上記フレキシブルホースの下端を筒体と
    の隙間を閉塞して接続し、かつ上記空気抜き手段が、フ
    レキシブルホースと平行して接続部を貫挿した筒体と該
    筒体内部を貫通する連結棒の両端に設けた一対のフロー
    トからなり、この一方のフロートが筒体の一端を塞ぐと
    きは他方のフロートが筒体の他端を開放するようにした
    空気抜き手段であることを特徴とする請求項1記載の給
    油タンク。
JP2001007619U 2001-11-21 2001-11-21 給油タンク Expired - Lifetime JP3086193U (ja)

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