JP3579160B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個々に重量のバラツキのある物品を目標量分ひとまとめにして排出する組合せ計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
個々に重量のバラツキのある物品を効率よく目標量分ひとまとめにして排出するために、従来より組合せ計量装置が用いられている。
【0003】
組合せ計量装置は、複数の計量ホッパに被計量物を供給してそれぞれ計量し、各計量ホッパによる計量結果に基づいて、目標量に近いか等しい組合せを選定し、この組合せに選定された被計量物を計量ホッパから排出し、これら排出された被計量物を、ひとまとめに集合して所定位置から排出するように構成されている。
【0004】
一般にこの種の組合せ計量装置では、複数の計量ホッパを環状に配置し、コンベヤなどから落下する被計量物を円錐状の分散供給装置で受けて、環状に配置された各ホッパへ被計量物を落下させることによって、自動的に被計量物を各ホッパに供給する。
【0005】
しかして、例えば水分や油分を含んで粘着性が高い被計量物の場合には、このように自動的にホッパに供給できない。このため、このように粘着性の高い被計量物の場合には、各ホッパを横方向に並べて配置し、テーブル上に載せた多量の被計量物を、人手によって適量ずつ分けて、被計量物をテーブルから各ホッパに人手によって投入している。
【0006】
また、この組合せ計量装置では、一般にホッパのシャッタは回動式にホッパの下端の排出口を開閉するようになっているが、粘着性の強い物品の場合には、物がホッパのシャッタ板の内面に粘着し、シャッタを回動式に開いても落下しない場合がある。
【0007】
これを防ぐため、従来より平板状のシャッタをホッパの下端の排出口平面に沿ってスライドさせて、シャッタ上面に粘着した物品を、ホッパ排出口縁部によってすり切って落下させるようにしたすり切り方式のホッパが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したように横方向に並んだ複数のホッパに人手によって物品を小分けして手投入する作業は、極めて煩雑であるばかりでなく、各ホッパにほぼ均一な分量を手投入することははなはだ難しく、また、組合せ計量動作が高速の場合や目標重量値が大きい場合には、手投入では追いつかない場合もある。
【0009】
また、前記したようにホッパのシャッタをすり切り方式にスライドさせるようにした場合、シャッタの上面が平面のため、例えば生肉のように粘着性が強い物品の場合には、シャッタの上面に物品が強く粘着するため、抵抗が増し、シャッタの開動作が遅くなり、完全に物品が排出できないことがあり、また、水分を含んだ物品の場合には、その水分によってホッパの開口部の縁部底面とシャッタ上面のすれ合う面が密着するため、シャッタの開閉動作が遅くなることがあり、高速の組合せ計量動作が困難となる。
【0010】
本発明はこのような問題を解決して、手投入による作業を楽にし、また、ホッパから粘着性の強い物品でも支障なく排出できるようにした組合せ計量装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1では、複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタの上面に、前記スライド方向と直交しない方向の溝が設けられたことを特徴としている。
【0014】
このようにホッパの下端開口部平面に沿ってすり切り式にスライドするシャッタの上面に、スライド方向と直交しない方向の溝を設けたため、被計量物とシャッタの上面との間に空隙ができ、このため被計量物がシャッタ上面に強く粘着することがなくなり、シャッタの開動作が遅れるなどの支障を生じなくなる。また、水分の多い被計量物でも水分は溝内に入り込むため、ホッパ本体の開口部の縁部底面とシャッタ上面とが水分で密着することがなくなり、シャッタの開閉動作が遅くなるなどの支障を生じなくなる。
【0015】
請求項では、複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタに、前記スライド方向と直交しない方向のスリットが設けられたことを特徴としている。
【0016】
このようにシャッタ上面にスライド方向と直交しない方向のスリットを設けたため、被計量物とシャッタの上面との間に空隙ができ、このため被計量物がシャッタ上面に強く粘着することがなくなり、シャッタの開動作が遅れるなどの支障を生じなくなる。また、水分の多い被計量物でも水分は溝内に入り込むため、ホッパ本体の開口部の縁部底面とシャッタ上面とが水分で密着することがなくなり、シャッタの開閉動作が遅くなるなどの支障を生じなくなる。
【0017】
請求項では、複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、前記複数のホッパを横方向に並べて配置し、前記複数の各ホッパへ被計量物を供給する複数の振動搬送トラフを各ホッパに対応して上方に配置すると共に、前記複数の各振動搬送トラフに対応して各振動搬送トラフの上方に開口部を有する被計量物投入テーブルを設け、前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタの上面に、前記スライド方向と直交しない方向の溝が設けられたことを特徴としている。
【0018】
このように各振動搬送トラフに対応した複数の開口部を有する被計量物投入テーブルを設けたため、被計量物投入テーブル上面に被計量物をのせて、複数の開口部へと被計量物を押し出すと、各開口部から対応した振動搬送トラフへ被計量物が落下して、振動搬送トラフから対応したホッパへ被計量物が供給される。また、このようにホッパの下端開口部平面に沿ってすり切り式にスライドするシャッタの上面に、スライド方向と直交しない方向の溝を設けたため、被計量物とシャッタの上面との間に空隙ができ、このため被計量物がシャッタ上面に強く粘着することがなくなり、シャッタの開動作が遅れるなどの支障を生じなくなる。また、水分の多い被計量物でも水分は溝内に入り込むため、ホッパ本体の開口部の縁部底面とシャッタ上面とが水分で密着することがなくなり、シャッタの開閉動作が遅くなるなどの支障を生じなくなる。
【0019】
請求項では、複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、前記複数のホッパを横方向に並べて配置し、前記複数の各ホッパへ被計量物を供給する複数の振動搬送トラフを各ホッパに対応して上方に配置すると共に、前記複数の各振動搬送トラフに対応して各振動搬送トラフの上方に開口部を有する被計量物投入テーブルを設け、前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタに、前記スライド方向と直交しない方向のスリットが設けられたことを特徴としている。
【0020】
このように各振動搬送トラフに対応した複数の開口部を有する被計量物投入テーブルを設けたため、被計量物投入テーブル上面に被計量物をのせて、複数の開口部へと被計量物を押し出すと、各開口部から対応した振動搬送トラフへ被計量物が落下して、振動搬送トラフから対応したホッパへ被計量物が供給される。また、このようにホッパの下端開口部平面に沿ってすり切り式にスライドするシャッタの上面に、スライド方向と直交しない方向のスリットを設けたため、被計量物とシャッタの上面との間に空隙ができ、このため被計量物がシャッタ上面に強く粘着することがなくなり、シャッタの開動作が遅れるなどの支障を生じなくなる。また、水分の多い被計量物でも水分は溝内に入り込むため、ホッパ本体の開口部の縁部底面とシャッタ上面とが水分で密着することがなくなり、シャッタの開閉動作が遅くなるなどの支障を生じなくなる。
【0021】
【実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施形態の組合せ計量装置10を示している。これらの図において、組合せ計量装置10の基台11の上には、略直方体状の筐体12が支持されている。筐体12内の上部前方側には、電磁式の振動装置13(図2)が横方向に一定間隔で一列に並んで複数(この例では10個)配置され、各振動装置13は樋状に形成された断面コ字状の振動搬送トラフ14に連結されている。
【0022】
各振動搬送トラフ14は互いに平行に、筐体12の上方前部でホッパ側に下向きに傾斜して取り付けられている。
各振動装置13は通電によって、各振動搬送トラフ14を筐体12の斜め上方へ向かって前後に振動させて、振動搬送トラフ14上の被計量物を前端側へ振動搬送する。
【0023】
前記筐体12の上面後方側の左右両端には、図3に示すように被計量物投入テーブル20の左右両端を支持する支持台30、30が取付けられている。
【0024】
支持台は例えば金属板から成り、その垂直板30aの下端の直角に屈曲された取付部30bにおいて筐体12に固定され、垂直板30aの上端から直角に屈曲された支持台部30cによって被計量物投入テーブル20の両端を支持する。そして、この支持台部30cの先端には直角に屈曲された位置決め縁部30dが設けられ、被計量物投入テーブル20の左右端部に当接して被計量物投入テーブル20が左右に動けないように規制している。また、前記左右の支持台30、30の中間において、被計量物投入テーブル20の中央部を支持するための中央支持台31が設けられている。この中央支持台31は、例えば金属板から成り、その垂直板31aの下端の直角に屈曲された取付部31bにおいて筐体12に固定され、垂直板31aの上端から直角に屈曲された支持台部31cによって被計量物投入テーブル20の中央部を支持する。
【0025】
被計量物投入テーブル20は後方側が水平で、その前方側が振動搬送トラフ14の後端部の上方に位置して振動搬送トラフ14の傾斜に沿ってほぼ平行に下方へ向くように傾斜している。この一連に連なった水平底板部21及び傾斜底板部22の長方形状の外周に沿って、縁板23がほぼ直角方向に取付けられている。
【0026】
水平底板部21の左右両端の底面には、前記左右の支持台30の水平な支持台部30cの前後方向の幅より僅かに大きな距離を隔てて、断面L字状の一対の位置決め部材24、24が取付けられている。このため、被計量物投入テーブル20の水平底板部21を支持台30の水平な支持台部30cに載せると、被計量物投入テーブル20の水平底板部21の左右両端の縁板23が、左右の支持台30、30の位置決め縁部30d、30d間に嵌合して左右への移動を規制され、且つ水平底板部21の左右両端底面の各一対の位置決め部材24、24間に左右の支持台30の支持台部30cの前後方向の両端面が嵌合して前後方向の移動が規制される。
【0027】
従って、被計量物投入テーブル20に被計量物を載せた後、支持台30に載せるだけで、あるいは被計量物投入テーブル20を取りはずして洗った後、支持台30に載せるだけで、前後及び左右へ移動不能に位置決めされるから、被計量物投入テーブル20を取りはずしたり、載せたりする作業が簡単となる。
【0028】
この位置決め状態で、被計量物投入テーブル20の傾斜底板部22は、振動搬送トラフ14とほぼ平行に傾斜して複数の振動搬送トラフ14の後方側の上方に位置している。
【0029】
被計量物投入テーブル20の傾斜底板部22の前記各振動搬送トラフ14に対応した位置において、被計量物を各振動搬送トラフ14へ落下させるための複数の開口部24が設けられている。開口部24は、横方向の幅が振動搬送トラフ14の両側板14a、14a間より幅が狭く、且つ、縦方向の長さが振動搬送トラフ14の底板14bの長手方向の上端よりやや下方から振動搬送トラフ14の長手方向のほぼ中央までの長さの長方形状に形成されている。
【0030】
この開口部24の横方向の両側には、振動搬送トラフ14方向へ側板14aより下方まで延設されたガイド縁部24a、24aが設けられている。このガイド縁部24a、24aのために、開口部24からの被計量物が振動搬送トラフ14の外へこぼれることなく、確実に振動搬送トラフ14内に落下させることができる。
【0031】
また、この開口部24の縦方向の前端は、傾斜底板部22の前側の縁板23の下端から上端近傍に達する位置まで設けられている。このように前側の縁板23にまで開口部24を連続させれば、作業者はこの縁板23の開口部24から振動搬送トラフの前方部分を見通して振動搬送トラフ14内の被計量物の存在の有無を確認することができ、その開口部24へ被計量物を投入すべきか否かの判断をすることが容易となる。
【0032】
被計量物投入テーブル20の水平底板部21上には図示しないシュート、コンベヤあるいは人手によって被計量物が供給される。この水平底板部21上の被計量物を作業者が前方へ押し出し、各開口部24へと押し込むか、あるいは手投入して、各振動搬送トラフ14へ供給する。
【0033】
図4に示すように、被計量物投入テーブル20の開口部24から振動搬送トラフ14の底板14bまで落差があるから、粘着性があって互いに連なっているような被計量物(例えば肉、漬物など)でも、重量で開口部24から切れて振動搬送トラフ14の底板14bへと落下する。また、隣合う複数の開口部24、24、…にまたがった状態に被計量物を載せると、重量によって各開口部24ごとに被計量物が適量ずつ(開口部24の寸法で決まる)落下する。従って、各振動搬送トラフ14の底板14bごとに被計量物を適量ずつちぎって投入する必要がなくなり、被計量物の手投入が著しく効率的となる。
【0034】
各振動搬送トラフ14の前端の下方には、振動搬送トラフ14の前端から落下した被計量物を収容するプールホッパ40が設けられ、各プールホッパ40の下方には各プールホッパ40から落下した被計量物を収容し計量する計量ホッパ60が設けられ、各計量ホッパ60の下方には各計量ホッパ60から落下した被計量物を収容するタイミングホッパ80が設けられている。
【0035】
プールホッパ40のホッパ本体41は、図5に示すように、上下が略四角形に開口された中空角筒状に合成樹脂で形成され、上方の開口面41aよりやや小さな下方の開口面41b平面に沿って前後方向に鍔部42a、42bが延設され、前方の鍔部42aには、2つの係止穴43が設けられている。ホッパ本体41の内壁には、被計量物が粘着しにくいように上下方向の縦溝41cが設けられている。
【0036】
プールホッパ40のホッパ本体41は、筐体12の前面12bの左右に取り付けられた枠体44に支持されている。即ち、各枠体44の前板44aの内側には、ピン固定板45が所定間隔に取り付けられており、各ピン固定板45には、ホッパ本体41の鍔部42aの係止穴43と同一な間隔で係止ピン46が2本ずつ立設され、この係止ピン46に係止穴43が嵌入されている。
【0037】
また、枠体44の前板44aと筐体12の前面12bとの間には、それぞれ一対のガイド軸47が一対の係止ピン46の両側に平行に架設され、各一対のガイド軸47の上には、平板状のシャッタ48が支持されている。各シャッタ48は、その背面側で一対のガイド軸47によって、シャッタ48上面とホッパ本体41の下方の開口面41b平面とが一致した状態で前後方向にスライド自在に支持されている。
【0038】
シャッタ48は、ホッパ本体41の下方の開口面41bを塞ぐ大きさの略長方形に形成され、その側部の突出部48aにおいて、筐体12の前面12bから突出したシリンダ軸49aの先端に連結されている。
【0039】
筐体12内に設けられたシリンダ49は、シャッタ48の前端がホッパ本体41の後側の鍔部42bの位置にくるまでシリンダ軸49aを引き込んで、ホッパ本体41の下側の開口面41bをすり切り式に開き、シャッタ48の前端が前側の鍔部42aの位置にくるまでシリンダ軸49aを押し出して下側開口面41bをすり切り式に閉じる。
【0040】
シャッタ48の上面には、シャッタ48のスライド方向と直交しない方向、例えば図5、6に示すようにスライド方向と平行な方向、あるいは斜めに傾斜した方向の溝48bが、複数設けられている。
【0041】
このようにホッパ本体41の下方開口部41b平面に沿ってすり切り式にスライドするシャッタ48の上面に、スライド方向と直交しない方向の溝48bを設けたため、被計量物とシャッタ48の上面との間に空隙ができ、このため被計量物が水分や油分を含んだ粘着しやすい物品でも、シャッタ48の上面に強く粘着することがなくなり、このためシャッタ48の開閉動作が遅れるなどの支障を生じなくなる。また、水分や油分の多い被計量物でも水分や油分は溝48b内に入り込むため、ホッパ本体41の下側開口部41bの鍔部42a、42bの底面とシャッタ48の上面とが水分や油分で密着することがなくなり、シャッタ48の開閉動作が遅くなるなどの支障が生じなくなる。
【0042】
なお、図8は溝48bの幅を大きくした実施形態を示している。
また、図9及び図10は、溝の代わりにスライド方向と直交しない方向のスリット50を設けた実施形態を示している。
【0043】
図11に示すように、溝と同様に、スリット50によって被計量物とシャッタ48の上面との間に空隙ができ、このため被計量物がシャッタ48の上面に強く粘着することがなくなり、シャッタ48の開閉動作が遅れるなどの支障を生じなくなり、また、水分や油分の多い被計量物でも、水分や油分はスリット50に入り込むため、ホッパ本体41の下側開口部の鍔部42a、42bの底面とシャッタ48の上面とが水分や油分で密着することがなくなり、シャッタ48の開閉動作が遅くなるなどの支障を生じなくなる。
【0044】
なお、この溝及びスリットは直線に限らず、波状あるいは曲線状、折れ線状などでもよい。
プールホッパ40の下方の計量ホッパ60のホッパ本体61は、図7に示すように図5のプールホッパ40のホッパ本体41と同一形状で、内壁には上下方向の溝61cが設けられ、下部開口面に沿った方向に鍔部62a、62bが設けられている。
【0045】
計量ホッパ60のホッパ本体61は、プールホッパ40のホッパ41と前後の向きが逆になる向きに支持されている。即ち、図7に示すように、後部側の鍔部62bに設けられた2つの係止穴63が、ホッパ支持体64の上面に立設された係止ピン66に嵌入されてホッパ本体61は支持されている。
【0046】
ホッパ支持体64の両端部には、係止ピン66の間隔よりやや広い間隔で前方に向かって平行に一対のガイド軸67が取り付けられ、シャッタ68はこのガイド軸67によって、シャッタ68上面とホッパ本体61の下方の開口面平面とが一致した状態で前後方向にスライド自在に支持されている。
【0047】
シャッタ68はホッパ本体61の下側開口面を塞ぐ大きさの長方形に形成され、その側部の突出部68aにおいて、筐体12の前面から突出したシリンダ軸69aの先端に連結されている。
【0048】
筐体12内に設けられたシリンダ69は、シリンダ軸69aを押し出して、シャッタ68を前方に移動させてホッパ本体61の下側開口面を開き、シリンダ軸69aを引き込んで、シャッタ68を筐体側に移動させてホッパ本体61の下側開口面を閉じる。
【0049】
ホッパ支持体64は、筐体12の前面に配置された円板状の連結板70に係止機構71を介して着脱自在にそれぞれ連結されている。連結板70は、筐体12内に計量器として固定された各ロードセル72に支持されており、また、シリンダ69も連結板70に対して固定され、そのシリンダ軸69aは、連結板70を挿通するようにして、筐体12の前方へ突出している。
【0050】
したがって、ロードセル72には、計量ホッパ60のホッパ本体61、ホッパ支持体64、ガイド軸67、シャッタ68、シリンダ69、シリンダ軸69a、連結板70および係止機構71の荷重が定常的に加わり、この定常負荷にホッパ本体68内の被計量物による荷重が付加されることになる。
【0051】
この計量ホッパ60のシャッタ68にも、図5に示すシャッタと全く同様に被計量物が粘着しにくいように、図7に示すようにスライド方向と直交しない方向の溝68b(あるいはスリット)が設けられている。
各計量ホッパ60の下方に設けられたタイミングホッパ80は、図5に示したプールホッパ40と全く同一の構成であるので、その説明は省略する。
【0052】
即ち、図5に示すようにそのホッパ本体81、鍔部82a、82b、係止穴83、枠体84、ピン固定板85、係止ピン86、ガイド軸87、シャッタ88、シリンダ89などの構成は、プールホッパ40と同様で、シャッタ88の上面には同様の溝81c(又はスリット)が設けられている。
【0053】
横方向に並んだ複数のタイミングホッパ80の下方には、2つのコンベア100が左右に配置され、左側のコンベア100は左側5個のタイミングホッパ80から排出される被計量物を受けて右端に搬送し、右側のコンベア100は右側5個のタイミングホッパ80から排出される被計量物を受けて左端に搬送する。
【0054】
2つのコンベア100、100の間の下方には、漏斗状の集合シュート110が支持されている。
集合シュート110は、筐体12の前面12bから前方へ平行に突設された一対の支持材111によって前方への引出しが自在な状態で支持されている。
【0055】
集合シュート110の上部開口面110aの左側の縁部と左側のコンベア100の右端の下面との間、および上部開口面110aの右側の縁部と右側のコンベア100の左端の下面との間には、長板状の戻り規制板120が、各コンベア100の幅方向に沿って配置されている。
【0056】
戻り規制板120は、薄い長方形状でほぼコンベア100のベルト幅にほぼ等しい長さを有し、その上縁部が、コンベア100の下面側の搬送ベルトに近接する状態で、所定角度回転して、元の位置に戻るように駆動され、これによってコンベア100に付着した被計量物を集合シュート110へそぎ落とす。
【0057】
従って、被計量物投入テーブル20の開口部24から振動搬送トラフ24へ落下した被計量物は、振動搬送トラフ24の前端からそれぞれ対応するプールホッパ40へ落下収納され、シャッタ48が開くと、その下方の計量ホッパ60へ落下収納されて計量され、組合せ計量に選ばれた計量ホッパ60内の被計量物が、シャッタ68が開くと、その下方のタイミングホッパ80へ落下収納され、そのシャッタ88が開くとコンベア100へ落下されて、中央の集合シュート110にひとまとめに集合される。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、各振動搬送トラフに対応した複数の開口部を有する被計量物投入テーブルを設けたため、被計量物投入テーブル上面に被計量物をのせて、複数の開口部へと被計量物を押し出すと、各開口部から対応した振動搬送トラフへ被計量物が適量ずつ落下するため、被計量物の振動搬送トラフへの供給作業の効率を格段に向上できる。
【0059】
また、本発明ではすり切り式に開閉されるシャッタの上面にシャッタのスライド方向と直交しない方向の溝あるいはスリットを設けたため、被計量物とシャッタの上面との間に空隙ができ、このため被計量物がシャッタ上面に強く粘着することがなくなり、シャッタの開動作が遅れるなどの支障を生じなくなり、また、水分の多い被計量物でも水分は溝内に入り込むため、ホッパ本体の開口部の縁部底面とシャッタ上面とが水分で密着することがなくなり、シャッタの開閉動作が遅くなるなどの支障を生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図
【図2】本発明の一実施形態を示す右側面図
【図3】本発明の一実施形態の被計量物投入テーブルと支持台との関係を示す断面図
【図4】本発明の一実施形態の被計量物投入テーブルの開口部と振動搬送トラフとの関係を示す断面図
【図5】本発明の一実施形態のプールホッパ(タイミングホッパ)の構成を示す分解斜視図
【図6】本発明の一実施形態のプールホッパのホッパ本体とシャッタの関係を示す断面図
【図7】本発明の一実施形態の計量ホッパの構成を示す分解斜視図
【図8】本発明のシャッタの他の実施形態の断面図
【図9】本発明のシャッタの他の実施形態の断面図
【図10】本発明のシャッタの他の実施形態の断面図
【図11】本発明の他の実施形態のホッパ本体とシャッタの関係を示す断面図
【符号の説明】
12 筐体
14 振動搬送トラフ
20 被計量物投入テーブル
24 開口部
24a ガイド縁部
30 支持台
40 プールホッパ
41 ホッパ本体
48 シャッタ
48b 溝
50 スリット
60 計量ホッパ
68 シャッタ
80 タイミングホッパ
88 シャッタ

Claims (4)

  1. 複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、
    前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタの上面に、前記スライド方向と直交しない方向の溝が設けられたことを特徴とする組合せ計量装置。
  2. 複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、
    前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタに、前記スライド方向と直交しない方向のスリットが設けられたことを特徴とする組合せ計量装置。
  3. 複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、
    前記複数のホッパを横方向に並べて配置し、前記複数の各ホッパへ被計量物を供給する複数の振動搬送トラフを各ホッパに対応して上方に配置すると共に、前記複数の各振動搬送トラフに対応して各振動搬送トラフの上方に開口部を有する被計量物投入テーブルを設け、
    前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタの上面に、前記スライド方向と直交しない方向のが設けられたことを特徴とする組合せ計量装置。
  4. 複数のホッパに供給された被計量物を計量し、計量結果に基づいて選定した被計量物をホッパから排出集合する組合せ計量装置において、
    前記複数のホッパを横方向に並べて配置し、前記複数の各ホッパへ被計量物を供給する複数の振動搬送トラフを各ホッパに対応して上方に配置すると共に、前記複数の各振動搬送トラフに対応して各振動搬送トラフの上方に開口部を有する被計量物投入テーブルを設け、
    前記ホッパが、上下両端に開口部を有するホッパ本体と、該ホッパ本体の下端開口縁部に接触した状態で該下端開口平面に沿って直線方向にスライドして下端開口部を開閉するシャッタとを備え、前記シャッタに、前記スライド方向と直交しない方向のスリットが設けられたことを特徴とする組合せ計量装置。
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