JP3578375B2 - ロボットアーム駆動装置およびロボットハンド - Google Patents

ロボットアーム駆動装置およびロボットハンド Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットアーム駆動装置及びロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロボットアームは複数のリンクとそのリンクを結合する関節部、関節部を駆動するアクチュエータ部からなる。しかし、関節を駆動するアクチュエータは重量が大きいため、関節に直接取り付けたのでは出力重量比の面から不利である。従ってアクチュエータを目標関節部より駆動系に近い位置に取り付けて、何らかの手段によってアクチュエータから目標関節部に駆動力を伝達する必要がある。
【0003】
ところで、医療、福祉などの分野においては、作業従事者の負担を軽減するために、ワークとして、食事トレイを把持するロボットを用いることが検討されている。このような用途に用いるロボットハンドを先端に持つロボットアームの駆動方式としては、人間との接触においても危害を加えないという理由により、ワイヤ駆動式が好ましい。
【0004】
このようなワイヤ駆動方式は例えばCTアーム(広瀬、馬、“ワイヤ干渉駆動型多関節マニピュレータの開発″、計測自動制御学会論文集、Vol.26、No.11)やワイヤ干渉駆動アーム(横井、小森谷、谷江ら、“7自由度ワイヤ干渉駆動アームの機構と制御”、日本機械学会論文集、Vol.59、No.558)によって提案されている。
【0005】
しかしこれら従来の技術においては、駆動用ワイヤの一端がモータもしくはモータに接続されたプーリに、他端が駆動する目的のリンクに固着されている。従って、ロボットアームが外部環境と干渉した場合、外部環境に過大な力を加えてしまうといった問題が生じる。
【0006】
さらに、従来のワイヤ駆動方式のマニピュレータにおいては、プーリとワイヤ間の摩擦トルクの調整方法は図8のように固定式のテンション調整機構を取り付けあらかじめテンションプーリ18の間隔を固定してテンションを一定に保ち、プーリとワイヤ間の摩擦トルクを一定に設定しておく方法が一般的である。また、ワイヤのテンションを調整する方法としては、図9のような拮抗筋方式として2つのアクチュエータ25で互いに引っ張りあうことでテンションを調整し、プーリとワイヤ間の摩擦トルクを可変にする方法(小金、“拮抗筋構造を持つアクチュエータ”、第12回ロボット学会学術講演会)がある。
【0007】
しかし、図8に示した方法ではワイヤとプーリ間の摩擦トルクは一定であり可変にすることができず、障害物と接触した場合にはあらかじめ設定されたテンションにより設定されたワイヤとプーリ間の摩擦力に相当する反力が障害物にかかることになり、摩擦力の設定によっては障害物に過大な衝撃を与えることがあった。また、図9に示した方法では、制御方法によっては障害物に過大な衝撃を与えることは防げるが、アクチュエータが2つ必要なためマニピュレータアームの関節部分の体積が大きくなるという問題があった。
【0008】
ロボットハンドはその多くが回転開閉型で図7に示すようになっている。(特開昭52−20482号公報、特開昭52−25364号公報、特開昭52−51661号公報参照)。図において、400はワーク、401はロボットハンド、402は上顎部、403は下顎部を示す。これは指の回転運動によりハンドの開閉動作を行う。この型のロボットハンドを用いて、平坦な場所に置かれている、辺縁部を有する浅い箱状のワーク400を把持する動作を行った場合の動作シーケンスを、図7に基づいて以下に示す。
【0009】
1)視覚センサ(図示せず)によりワーク400の位置を認識する。
2)マニピュレータにて、ロボットハンド401の下顎部403がワーク400の縁部とワーク400設置面の間に入るように、ロボットハンド401を移動する。
3)マニピュレータにてロボットハンド401を前進させて下顎部403をワーク400に当てる。
4)上顎部402を回転してロボットハンド401を閉じる。
5)把持状態を確認する。
6)ワークの把持を完了する。
【0010】
ところが、従来技術ではワーク縁部とワーク設置面の間の狭い空間に下顎部を差し込まなくてはならないため、視覚センサ、マニピュレータ動作に高精度が要求されるという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、ロボットアームの軽量化が行えるワイヤもしくはスティールベルト駆動方式を用いた上で、ロボットアームが外部環境と干渉した場合にも、外部環境に過大な力を加えず、安全に動作するロボットアームの駆動装置を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、ワイヤで駆動するマニピュレータにおいて、障害物と接触した場合の安全確保のためにプーリとワイヤもしくはスティールベルト間の摩擦トルクを調整しアームを駆動するロボットアームの駆動装置を提供することを第2の目的とする
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、n個の関節を有するロボットアームを駆動するワイヤもしくはスティールベルト駆動方式のロボットアーム駆動装置であって、リンク固定プーリと対をなすプーリとの間にテンションプーリ、トルクセンサ及びテンション調整機構を配置し、各関節において1個のプーリをリンクと固定し、n本のワイヤを準備し、各ワイヤは前記リンク固定プーリに固定し、リンク固定プーリと対をなすプーリにはワイヤを固定せず1回転以上巻き付けることにより、ロボットアームが外部環境と接触した際に、プーリと各ワイヤが滑りを生じ、外部環境に過大な力を加えないようにロボットアームが外力に倣うようにしたロボットアーム駆動装置において、ロボットハンドの各アームを駆動するための動力伝達ワイヤに1個もしくは複数のソレノイドコイルとテンションプーリを組み合わせたテンション調整機構を設け、ワイヤアームの駆動トルク伝達ワイヤのテンションを可変にし、アームに取り付けた接触センサによる接触位置と接触力信号、エンコーダによるアーム位置、速度、回転方向信号およびトルクセンサによる関節負荷トルク信号を用いて衝突状態を判定する衝突監視装置を持ち、前記衝突監視装置からの指令に基づいてワイヤのテンション調整機構を駆動することによりプーリとワイヤ間の摩擦トルクを調整し、リミットトルクを変化させるワイヤテンション調整機構を設け、これにより障害物に過大な接触反力を与えないようにしたものである
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1はロボットハンドを搭載するロボットアームの実施例を示すものであり、本発明を3自由度の水平アームモデルで示したロボットアーム100が示されている。ロボットアーム100は、駆動系側の根元部から手先側の先端部にかけてリンク1〜3を備えており、各リンク1〜3は隣り合うリンクと関節J1〜J3で連結している。一番根元の駆動部には駆動用アクチュエータに固定されたプーリPd1〜Pd3が設置され、関節J1〜J3の関節軸R1〜R3には、そこを経由するワイヤWの本数と同数のプーリを独立して回転が可能に設置している。さらにワイヤ張力およびワイヤ巻き掛け角度の調整を兼用したテンションプーリ18が設置されている。
【0014】
関節J1の関節軸R1には、プーリPT1が固着されており、他のプーリはPT1と独立して回転可能に設置している。関節J2の関節軸R2には、プーリPT2が固着されており、他のプーリはPT2と独立して回転可能に設置している。関節J3の関節軸R3には、プーリPT3が固着されている。
各ワイヤ駆動経路は以下の通りである。図1には各関節軸R1〜R3を駆動するためのワイヤの駆動経路が示されている。
【0015】
(ワイヤ1)駆動用アクチュエータ10に固定されたプーリPd1に1周半以上巻き付け、一番根元側のテンションプーリ18を通過し、関節軸R1に固着されたプーリPT1に両端とも半周以上巻き付けられ固定される。
(ワイヤ2)駆動用アクチュエータ11に固定されたプーリPd2に1周半以上巻き付け、関節軸R1に回転可能に設置されたプーリP12に両端とも1周以上巻き付け、二番目に根元にあるテンションプーリを通過し、関節軸R2に固着されたプーリPT2に両端とも半周以上巻き付けられ固定される。
(ワイヤ3)駆動用アクチュエータ12に固定されたプーリPd3に1周半以上巻き付け、関節軸R1に回転が可能に設置されたプーリP11に両端とも1周以上巻き付け、関節軸R2に回転が可能に設置されたプーリP21に両端とも1周以上巻き付け、三番目に根元にあるテンションプーリ18を通過し、関節軸R3に固着されたプーリPT3に両端とも半周以上巻き付けられ固定される。
【0016】
ロボットアームが外部環境と接触し、ロボットアームに過大な力が加わった際に、各アームに固定されたプーリーの反対側のプーリと各ワイヤは固定されていないため、滑りを生じ、外部環境に過大な力が働くのを防ぐ。
【0017】
その各関節における滑りトルクとワイヤ張力、ワイヤ巻き掛け角度の関係は下記の式1の通りである。
lim =F A(φ) 式(1)
ここで、
lim :関節Jiの滑りトルク
:ワイヤWiの初期張力
φ:駆動用アクチュエータに固定されたプーリPdiに対するワイヤWiの巻き掛け角
A:駆動用アクチュエータに固定されたプーリPdiに対するワイヤWiの巻き掛け角で決まる関数
なお、テンションプーリ18をワイヤ張力およびワイヤ巻き掛け角度調整用プーリとして別々のプーリとすることで、各関節における滑りトルクを細かく調整することも可能である。
【0018】
このように、本実施例では、n個のリンク部材をn個の関節で連結し、各関節には先端の関節から順に1〜n個のプーリを互いに独立して回転が可能に設置し、各関節において1個のプーリをリンクと固定し、n本のワイヤを準備し、各ワイヤは前記リンク固定プーリに固定し、前記各関節軸に掛かるワイヤはプーリに1回転以上巻き付いてその関節軸を経由し、一番根元に配置された駆動部においてワイヤ張力調整用プーリとワイヤ巻き掛け角度調整用プーリを経由し、駆動用アクチュエータに固定されたn個のプーリには1回転以上巻き付けるだけで固定せず、ワイヤ・プーリ間の摩擦力でロボットアームを駆動するので、ロボットアームが外部環境と接触した際に、駆動用アクチュエータに固定されたプーリと各ワイヤが滑りを生じ、外部環境に過大な力を加えないようにロボットアームが外力に倣う。
【0019】
次に、本発明の他の実施例を説明する。
図1において1、2、3はリンク、4、5、6はそれぞれリンク1、2、3用のソレノイドであり、各リンクヘ駆動力を伝達するワイヤの間に取り付けられ衝突監視装置16の指令に基づいてワイヤの間隔を変更することができる。7、8、9はそれぞれリンク1、2、3の表面に取り付けられた接触センサであり、接触力と接触位置を測定することができ、それらの信号は衝突監視装置16に伝達されている。10、11、12はそれぞれリンク1、2、3を駆動するモータに取り付けられたエンコーダであり、それらの位置信号、速度信号、回転方向信号は衝突監視装置16に伝達されている。13、14、15はそれぞれリンク1、2、3のトルクセンサであり、各リンクのトルクを監視しており、その信号は衝突監視装置16に伝達されている。衝突監視装置16は、接触センサ、エンコーダ、トルクセンサの信号をもとに衝突の状態を監視し、状態に応じてソレノイドを通してワイヤのテンションを調整することにより、アームの各関節のリミットトルクを変更する。
【0020】
図2(a)は、まっすぐに伸びて駆動中のアームにアーム駆動方向と反対の方向に移動する障害物22がリンク2に衝突した場合の説明図である。この場合、衝突監視装置16は、駆動しているアームの移動方向とリンクの位置、速度及び接触センサからの接触力と接触位置及びトルクセンサからの各軸トルクから衝突状態を判定し、リンク2のワイヤテンションをソレノイドを使用して緩ませ、リンク2のリミットトルクを小さくする(図(b)参照)。その結果リンク2はほぼフリーの状態になり障害物に沿って駆動されることになり障害物22への衝撃を小さくすることができる。
【0021】
図3(a)は、まっすぐに伸びて駆動中のアームにアーム駆動方向と同方向に移動する障害物22がリンク1に衝突した場合の説明図である。この場合、衝突監視装置は、同様にアームの移動方向、リンクの速度、接触力、接触位置及び各軸トルクから衝突状態を判定し、リンク1、2のリミットトルクを小さくする。その結果リンク1、2はほぼフリーの状態になり障害物22に沿って駆動されることになる(図3(b)参照)。しかし場合によってはリンク2がまわりすぎ、障害物22を挟み込んでしまう場合が発生する可能性がある(図3(c)参照)。このような場合、衝突監視装置はリンク1とリンク2の位置、速度信号から再びアームのリミットトルクを大きくし、モータを停止することにより障害物の安全を確保できる。
【0022】
このようにして、アームが障害物と接触した場合には、接触センサからの接触位置、接触力信号とエンコーダからのアームの位置、速度、回転方向、トルクセンサからの軸トルク信号により接触状態を判定しそれに応じてワイヤのテンションを切り替えることにより関節のリミットトルクを切り替え、アームが障害物に与えるダメージを小さくすることが可能となる。
【0023】
図4はロボットハンドを示す側断面図、図5はロボットハンドを示す平面図である。図において、101はロボットハンド、102は上顎部、103は下顎部、104はスイッチA、105はスイッチB、106はスイッチC、107はモータ、108はギヤA、109はギヤBであり、110は回転運動を直動運動に換えるギヤCである。
平坦な場所に置かれている、辺縁部を有する浅い箱状のワークとして食事トレイを挙げる。図6に、トレイを把持する動作シーケンスを示し、それぞれの説明を以下に示す。図において、200はトレイである。
【0024】
(1)視覚センサ(図示せず)によりトレイ200の位置を認識する。
(2)マニピュレータにてトレイ200上にロボットハンド101を移動する。
(3)マニピュレータ上下軸にてスイッチ104が入るまでロボツトハンド101を下降する。
(4)マニピュレータにてロボットハンド101をスイッチ105が入るまで後退させて上顎部102をトレイ200に当てる。
(5)モータ107を駆動し、ギヤ108、ギヤ109、ギヤ110を介してスイッチ106が入るまで下顎部103を送ってロボットハンド101を閉じる。
(6)すべてのスイッチが入っていることを確認することで把持状態を確認する。
(7)トレイ把持が完了する。
このようにして、トレイに触れた後に水平方向に物体を挟み込むようにしたので、視覚センサ、マニピュレータ動作に高精度を要求せずに把持動作を行える。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の第1の手段によれば、ロボットアームの軽量化が行えるワイヤ駆動方式を用いた上で、駆動用アクチュエータに固定されたn個のプーリにはワイヤを1回転以上巻き付けるだけで固定せず、ワイヤ・プーリ間の摩擦力でロボットアームを駆動するので、ロボットアームが外部環境と干渉した場合にも、外部環境に過大な力を加えず、安全に動作するロボットアームのワイヤ駆動方式を提供することができる。
また、各ワイヤの初期張力、アクチュエータに固定されたプーリに対する巻き掛け角度を調整することで、各関節における滑りトルクを調整することができる。
また、本発明の第2の手段によれば、とアーム内に取り付けられた各種センサの信号を基に衝突判定装置により衝突状態を判定し、その結果をもとにソレノイド機構を用いた簡単なワイヤテンション調整機構により関節のリミットトルクを調整することにより、衝突による障害物への衝撃を小さくすることができる。
さらに、本発明の第3の手段によれば、平坦な場所に置かれている辺縁部を有す浅い箱状のワークに対して上方から近づいて、ワークに触れた後に水平方向に物体を挟み込むようにしたので、視覚センサ、マニピュレータ動作に高精度を要求せずに把持動作を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実地例を示す概念図である。
【図2】本発明の実施例1を示す概略図である。
【図3】本発明の実施例2を示す概略図である。
【図4】本発明の実施例を示す側断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す平面図である。
【図6】本発明の動作シーケンス図である。
【図7】従来の動作シーケンス図である。
【図8】従来のワイヤ駆動機構を示す概念図である。
【図9】従来のワイヤテンション調整方法の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 リンク1、2 リンク2、3 リンク3、4 リンク1用ソレノイド、5 リンク2用ソレノイド、6 リンク3用ソレノイド、7 リンク1用接触センサ、8 リンク2用接触センサ、9 リンク3用接触センサ、10 リンク1用モータエンコーダ、11 リンク2用モータエンコーダ、12 リンク3用モータエンコーダ、13 リンク1用トルクセンサ、14 リンク2用トルクセンサ、15 リンク3用トルクセンサ、16 衝突監視装置、17 ソレノイド用アンプ、18 テンションプーリ、19 リンク3用モータコントローラ、20 リンク2用モータコントローラ、21 リンク1用モータコントローラ、22 障害物、23 障害物移動方向、24 アーム移動方向、25 モータ、26 ばね、100 ロボットアーム、W ワイヤ、L リンク部材、J 関節、A 関節軸、P プーリ、101 ロボットハンド、102 上顎部、103 下顎部、104 スイッチA、105 スイッチB、106 スイッチC、107 モータ、108 ギヤA、109 ギヤB、110 ギヤC、200 トレイ、400 ワーク、401 ロボットハンド、402 上顎部、403 下顎部

Claims (1)

  1. n個の関節を有するロボットアームを駆動するワイヤもしくはスティールベルト駆動方式のロボットアーム駆動装置であって、リンク固定プーリと対をなすプーリとの間にテンションプーリ、トルクセンサ及びテンション調整機構を配置し、各関節において1個のプーリをリンクと固定し、n本のワイヤを準備し、各ワイヤは前記リンク固定プーリに固定し、リンク固定プーリと対をなすプーリにはワイヤを固定せず1回転以上巻き付けることにより、ロボットアームが外部環境と接触した際に、プーリと各ワイヤが滑りを生じ、外部環境に過大な力を加えないようにロボットアームが外力に倣うようにしたロボットアーム駆動装置において、
    ロボットハンドの各アームを駆動するための動力伝達ワイヤに1個もしくは複数のソレノイドコイルとテンションプーリを組み合わせたテンション調整機構を設け、ワイヤアームの駆動トルク伝達ワイヤのテンションを可変にし、
    アームに取り付けた接触センサによる接触位置と接触力信号、エンコーダによるアーム位置、速度、回転方向信号およびトルクセンサによる関節負荷トルク信号を用いて衝突状態を判定する衝突監視装置を持ち、
    前記衝突監視装置からの指令に基づいてワイヤのテンション調整機構を駆動することによりプーリとワイヤ間の摩擦トルクを調整し、リミットトルクを変化させるワイヤテンション調整機構を設け、これにより障害物に過大な接触反力を与えないようにしたことを特徴とするロボットアーム駆動装置。
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