JP3577139B2 - データ保持回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はデータ保持回路に関し、特に、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ等のデータ保持回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体集積回路においては、データ処理の並列度を高めたり、制御を複雑化させることにより高機能化を図っている。このことはすなわち、集積回路内部にデータ処理ならびに制御のためのフリップフロップ(以下、「FF」と略す場合あり)等のデータ保持手段が増大していることを意味している。
【0003】
一方、半導体集積回路は高機能化とともに、高速化、低消費電力化も要求され、前者に対する解決策の一つとしてはスキュー管理のし易さなども考慮して、常に与えられるフリーランな1相クロックによる同期設計が考えられる。
【0004】
フリーランな1相クロックにより同期設計された従来の半導体集積回路の構成を図67に示す。同図に示すように、半導体集積回路3はFF1a〜1d、組合せ回路(CB)2a〜2d及び入力信号選択回路6a〜6dから構成される。各FF1a〜1dはそれぞれ32ビット分並列に存在し、組み合わせ回路もしくは集積回路外部との間で32ビットのデータ処理を行っている。また、FF1a〜1dのクロック入力Tには、共通にクロック信号線4が配線されている。したがって、半導体集積回路3には32x4=128個のFFが存在し、クロック信号4には配線容量と共に128FF分のゲート容量が付加されていることとなる。全てのFFには常時クロックが印加され、FF制御用組み合わせ回路2bによって生成される制御信号5a〜5dの制御下で行う入力信号選択回路6a〜6dの選択動作によって、前段の回路ブロックもしくはFFからのデータを書き込むか、既に保持されたデータを再度書き込むかの制御を行っている。
【0005】
次に図67に示したFFの詳細内部構成の具体例を図68及び図69に示す。図68はFFのゲートレベルの構成を、図69はトランジスタレベルのさらに詳細な構成を示している。
【0006】
図68に示すように、入力端子PIから入力される入力データDがORゲートG11の一方入力及びインバータ32の入力として付与される。インバータ32は入力データDを論理的に反転した反転入力データDCをORゲートG12の一方入力に出力する。ORゲートG11の出力はNANDゲートG13の一方入力となり、ORゲートG12の出力はNANDゲートG14の一方入力となる。NANDゲートG13の出力はNANDゲートG14の他方入力となるともに、ANDゲートG15の一方入力となり、NANDゲートG14の出力はNANDゲートG13の他方入力となるとともに、ANDゲートG16の一方入力となる。
【0007】
ANDゲートG15の出力がNORゲートG17の一方入力となり、ANDゲートG16の出力がNORゲートG18の一方入力となる。NORゲートG17の出力はNORゲートG18の他方入力となるとともに、インバータ33の入力となり、NORゲートG18の出力はNORゲートG17の他方入力となるとともに、インバータ34の入力となる。インバータ33及び34の出力がそれぞれ出力データQ及び反転出力データQCとなる。
【0008】
そして、クロック端子PCから入力されるクロックTはORゲートG11、G12、ANDゲートG15、G16の他方入力として共通に付与される。
【0009】
図68のような回路をMOSトランジスタで構成する場合、例えば、図69に示すようにトランジスタT1〜T30で構成することができる。同図において、トランジスタT1及びT2によりインバータ32を構成し、トランジスタT4〜T8によりORゲートG12及びNANDゲートG14を構成し、トランジスタT9〜T14によりORゲートG11及びNANDゲートG13を構成し、トランジスタT15〜T20によりANDゲートG15及びNORゲートG17を構成し、トランジスタT21〜T26によりANDゲートG16及びNORゲートG18を構成し、トランジスタT27及びT28によりインバータ33を構成し、トランジスタT29及びT30によりインバータ34を構成している。
【0010】
そして、トランジスタT4、T7、T11、T13、T17、T19、T23及びT26のゲートに基準クロックTが入力される。すなわち、1FFあたり8Tr分のゲート容量がクロック信号線4付加されることとなる。
【0011】
よって、図67に示された半導体集積回路においては128x8=1024のゲート容量がクロック信号線4に付加され、クロックが変化する度にクロック配線容量ならびに1024トランジスタのゲート容量分の充放電電流が流れることになる。
【0012】
次に、消費電力削減のためにクロックドゲートを用いたFFについて説明する。図70に示した半導体集積回路17は、図67に示した半導体集積回路と比較してFF1a〜1dのクロック入力にそれぞれ入力すべきクロックTをANDゲート19a〜19dを介して行うように構成している。これらANDゲート19a〜19dは一方入力に基準クロックTを共通に受け、他方入力として組合せ回路2bから出力されるFF書き込み制御信号5a〜5dを受ける。また、入力信号選択回路6a〜6dが取り除かれている。
【0013】
したがって、FF書き込み制御信号5a〜5dをそれぞれ“L”にすることより、基準クロックTを無効にしてFF1a〜1dそれぞれのクロック入力に“L”の固定信号を付与するように制御することができる。このような制御を32ビット毎に行い、書き込みの際には各FF群1a〜1dに基準クロックTを選択的に印加し、非書き込みの際にはFFへの基準クロックTの印加を選択的に無効にしている。
【0014】
図70で示したANDゲート19a〜19dのトランジスタレベルの構成の具体例を図71に示す。同図を参照して、PMOSトランジスタ20a及び20bのソースが電源VDDに接続され、ドレイン同士が共通にノードN1を介してNMOSトランジスタ20dにドレインに接続される。NMOSトランジスタ20dのソースはNMOSトランジスタ20cのドレインに接続され、NMOSトランジスタ20cのソースは接地される。
【0015】
また、PMOSトランジスタ20eのソースは電源に接続され、ドレインはノードはノードN2を介してNMOSトランジスタ20fのドレインに接続される。NMOSトランジスタ20fのソースは接地される。
【0016】
そして、FF書き込み制御信号5a〜5dが入力Aとして、トランジスタ20a及び20dのゲートに付与され、基準クロックTが入力Bとしてトランジスタ20b及び20のゲートに付与され、入力Aと入力Bとの論理積YをノードN2から得る。
【0017】
基準クロックTが入力Bとして印加された場合、基準クロックTには2Tr.分のゲート容量が付加される。よってFFが非書き込み動作の場合、すなわち入力Aとして入力されるFF書き込み制御信号5a〜5dが非書き込みの状態(”L”レベルが印可される)の場合は、ANDゲート19a〜19dの出力変化は無く“L”に固定されるため、クロック信号線4及びトランジスタ20,20のゲート容量2Tr分のみの充放電が行われることとなる。
【0018】
しかしながら、FFが書き込み状態の場合は基準クロックTはANDゲート19a〜19dを経由してFF1a〜1dのクロック入力に伝搬されるので、クロック配線4における充放電の他にANDゲートの出力信号による充放電が行われる。これは、図71で示したANDゲート内部配線21(ノードN1)へのPMOSトランジスタ20bを経由して行われる充電、ANDゲート内部配線21からNMOSトランジスタ20c,20dを経由して行われる放電、さらにはANDゲート出力信号線22(ノードN2)へのPMOSトランジスタ20eを経由して行われる充電、ANDゲート出力信号線22からNMOSトランジスタ20fを経由して行われる放電を意味する。
【0019】
この際、ANDゲート内部配線21への充放電は内部配線容量の他にトランジスタ20e〜20fのゲート容量分も付加される。同様に、ANDゲートの出力信号線22への充放電は32ビットの各FF群毎に8×32=256Tr.分のゲート容量分も付加されることとなる。
【0020】
したがって、半導体集積回路17の基準クロックTによる充放電は、(クロック配線4の容量)+(ANDゲート19a〜19dの2Tr.×4=8Tr.分のゲート容量)+((ANDゲート内部配線21の容量)+(ANDゲート内部トランジスタ20e,20fの2Tr.のゲート容量)+(ANDゲート出力配線22の容量)+(32ビット分のFFのクロック端子接続容量:8Tr.×32=256Tr.分のゲート容量))×(書き込みFF群数)で示される容量に対して行われることになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、図67に示した様な従来のFFを用いたフリーランな1相クロック同期設計された半導体集積回路は、各FF群が書き込み/非書き込みにかかわらず、多数のFF群が同時期に動作し、さらに各FFのクロック信号線4に多くのトランジスタのゲートが接続されるためにクロック信号線4上に付加されるゲート容量が増大し、クロックが変化することによるクロック信号線4の充放電電流が増加することにより消費電力の増大を招いてしまうという問題点があった。
【0022】
また、例えば図70に示した様な従来のクロックドゲートを用いたFFを用いた半導体集積回路は、非書き込み動作の際充放電されるゲート容量が少なくてすむが、書き込み動作モードの際にはクロック制御ゲート分の充放電が余分に増加してしまうという問題点があった。
【0023】
また、図67ならびに図70に示した半導体集積回路は共にFFのデータ書き込み/非書き込みを制御する制御回路(組合せ回路2b)が必要である。特に図70に示した半導体集積回路は、非書き込み動作のFF群が多ければ多いほど、より充放電が行われず低消費電力化が図れる特徴がある。したがって、図70で示した半導体集積回路において、上記特徴を最大限に発揮させるべく細かな制御が可能なように制御回路を構成すると、制御回路がより複雑化しゲート数も増加してしまい、これに伴いクロック制御信号の遅延も招き、結果として動作速度の低下させてしまうという問題点もあった。
【0024】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、動作速度を低下させることなく、低消費電力化を図ったデータ保持回路を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる請求項1記載のデータ保持回路は、入力データを受ける入力端子と、第1及び第2の出力端子と、前記入力端子を介して得た前記入力データを論理的に反転した反転入力データを出力する入力データ反転手段と、前記入力データ及び前記反転入力データを受け、第1の制御用クロックに同期して、前記入力データの指示する論理値を第1の内部出力データとして保持するとともに、前記反転入力データの指示する論理値を第1の反転内部出力データとして保持する第1のデータ保持手段と、前記第1の内部出力データ及び前記第1の反転内部出力データを受け、前記第1の制御用クロックと独立した第2の制御用クロックに同期して、前記第1の内部出力データの指示する論理値を第2の内部出力データとして保持するとともに、前記第1の反転内部出力データの指示する論理値を第2の反転内部出力データとして保持する第2のデータ保持手段と、前記第2の反転内部出力データを論理的に反転して出力データを前記第1の出力端子から出力する第1の外部データ出力手段と、前記第2の内部出力データを論理的に反転して反転出力データを前記第2の出力端子から出力する第2の外部データ出力手段と、第1及び第2の比較データ並びに基準クロックを受け、前記第1の比較データと前記第2の比較データとの論理値の一致/不一致に基づき、前記第1の制御用クロックとして前記基準クロック/固定電圧を出力する第1のクロック制御手段と、第3及び第4の比較データ並びに前記基準クロックを受け、前記第3の比較データと前記第4の比較データとの論理値の一致/不一致に基づき、前記第2の制御用クロックとして前記基準クロック/固定電圧を出力する第2のクロック制御手段とを備え、前記第1の比較データは、前記入力データ及び前記反転入力データのうち一のデータであり、前記第2の比較データは、前記第1の内部データ、前記第2の内部データ、前記出力データ、前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データは、前記入力データ、前記第1の内部データ、前記反転入力データ及び前記第1の反転内部データのうち一のデータであり、前記第4の比較データは、前記第1の内部データ、前記第2の内部データ、前記出力データ、前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータである。
【0026】
また、請求項2記載のデータ保持回路のように、前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の内部データであってもよい。
【0027】
さらに、請求項3記載のデータ保持回路のように、前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記反転出力データであってもよい。
【0028】
また、請求項4記載のデータ保持回路のように、前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データであってもよい。
【0029】
さらに、請求項5記載のデータ保持回路のように、前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記出力データであってもよい。
【0030】
また、請求項6記載のデータ保持回路のように、前記第1の比較データは、前記反転入力データであり、前記第3の比較データは、前記第1の内部データ、前記反転入力データ及び前記第1の反転内部データのうち一のデータであってもよい。
【0031】
また、請求項7記載のデータ保持回路のように、前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データであり、前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データであってもよい。
【0032】
また、請求項8記載のデータ保持回路のように、前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記出力データであり、前記第3の比較データは、前記反転入力データ及び前記第1の反転内部データのうち一のデータであり、前記第4の比較データは前記反転出力データであり、前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記反転出力データであり、前記第3の比較データは、前記入力データ及び前記第1の内部データのうち一のデータであり、前記第4の比較データは前記出力データであってもよい。
【0033】
この発明に係る請求項9記載のデータ保持回路は、入力データを受け、該入力データを論理的に反転した反転入力データを出力する入力データ反転手段と、前記入力データ及び前記反転入力データを受け、制御用クロックに同期して、前記入力データの指示する論理値を第1の内部出力データとして保持するとともに、前記反転入力データの指示する論理値を第1の反転内部出力データとして保持する第1のデータ保持手段と、前記第1の内部出力データ及び前記第1の反転内部出力データを受け、前記制御用クロックに同期して、前記第1の内部出力データの指示する論理値を第2の内部出力データとして保持するとともに、前記第1の反転内部出力データの指示する論理値を第2の反転内部出力データとして保持する第2のデータ保持手段と、前記第2の反転内部出力データを論理的に反転して出力データを出力する第1の外部データ出力手段と、前記第2の内部出力データを論理的に反転して反転出力データを出力する第2の外部データ出力手段と、第1〜第4の比較データ並びに基準クロックを受け、前記第1〜第4の比較データに基づき、前記制御用クロックとして前記基準クロックあるいは固定電圧を出力するクロック制御手段とを備え、前記クロック制御手段は、前記第1及び第2の比較データを受け、前記第1の比較データと前記第2の比較データとの論理積を求めて第1の論理データを出力する第1のANDゲートと、前記第3及び第4の比較データを受け、前記第3の比較データと前記第4の比較データとの論理積を求めて第2の論理データを出力する第2のANDゲートと、前記第1及び第2の論理データの論理和を求めて第3の論理データを出力するORゲートと、前記基準クロック及び前記第3の論理データを受け、前記第3の論理データの“H”/“L”に基づき、前記制御用クロックとして前記基準クロック/固定電圧を出力するクロック制御ゲートとを備え、前記第1の比較データは、前記入力データ及び前記反転入力データのうち一のデータであり、前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データは、前記反転入力データデータであり、前記第4の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データは、前記入力データであり、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータである。
【0034】
この発明に係る請求項10記載のデータ保持回路は、各々が第1〜第nの入力データをそれぞれ受け、共通の制御用クロックに同期して、前記第1〜第nの入力データの指示する論理値をそれぞれ第1〜第nの出力データとして保持するとともに、前記第1〜第nの入力データそれぞれの指示する論理値の反転値を第1〜第nの反転出力データとして保持する第1〜第nデータ保持手段と、各々が前記第1〜第nの入力データそれぞれと前記第1〜第nの出力データを受け、前記第1〜第nの入力データそれぞれと前記第1〜第nの出力データそれぞれとを比較して、一致/不一致を指示する第1〜第nの比較信号をそれぞれ出力する第1〜第nの比較手段と、前記第1〜第nの比較信号及び基準クロックを受け、前記第1〜第nの比較信号がすべて一致を指示した場合のみ前記制御用クロックとして固定電圧を出力し、それ以外の場合は前記制御用クロックとして前記基準クロックを出力するクロック制御手段とを備えて構成される。
【0035】
この発明に係る請求項11記載のデータ保持回路は、入力データとスキャン入力データとを受け、選択信号に基づき、前記入力データ及び前記スキャン入力データのうち一方のデータを選択データとして出力する入力データ選択手段と、前記選択データを受け、制御用クロックに同期して、前記選択データの指示する論理値を出力データとして保持するデータ保持手段と、前記選択データ、前記出力データ及び基準クロックを受け、前記選択データと前記出力データとを比較して、その一致/不一致の基づき、前記制御用クロックとして固定電圧/前記基準クロックを出力するクロック制御手段とを備えて構成される。
【0036】
【発明の実施の形態】
<<実施の態様1〜60>>
<全体構成>
図1はこの発明の実施の形態の全体構成を示す説明図である。同図に示すように、半導体集積回路30はFF25a〜25d、組合せ回路(CB)2a〜2d及び入力信号選択回路6a〜6dから構成される。各FF25a〜25dはそれぞれ32ビット分並列に存在し、組み合わせ回路もしくは半導体集積回路30外部との間で32ビットのデータ処理を行っている。また、FF25a〜25dのクロック入力Tには、共通にクロック信号線4が配線されている。したがって、半導体集積回路30には32x4=128個のFFが存在し、クロック信号4には配線容量と共に128FF分のゲート容量が付加されていることとなる。全てのFFには常時クロックが印加され、FF制御用組み合わせ回路2bによって生成される制御信号5a〜5dの制御下で行う入力信号選択回路6a〜6dの信号選択動作によって、前段の回路ブロックもしくはFFからのデータを書き込むか、既に保持されたデータを再度書き込むかの制御を行っている。
【0037】
<FFの基本構成>
図2はFF25(25a〜25d)の1単位(1ビット分)の構成を示す回路図である。同図に示すように、FF25はクロック入力制御手段27とデータ保持手段28から構成される。そして、外部入出力端子として、入力データDを受ける入力端子PIと、基準クロックTを受けるクロック入力端子PCと、出力データQを出力する出力端子PO1と、反転出力データQCを出力する出力端子PO2とを有している。
【0038】
データ保持手段28は、データ保持部31a,31b、インバータ32〜34から構成される。インバータ32は入力データDを受け、入力データDを論理的に反転した反転入力データDCを出力する。
【0039】
データ保持部31aはANDゲートG1,G2、NORゲートG3,G4から構成され、ANDゲートG1は入力データD及び制御信号SC1を受け、ANDゲートG2は反転入力データDC及び制御信号SC1を受け、NORゲートG3はANDゲートG1の出力及びNORゲートG4の出力を受け、NORゲートG4はANDゲートG2の出力及びNORゲートG3の出力を受ける。そして、NORゲートG3の出力が反転内部データQ1C、NORゲートG4の出力が内部データQ1となる。
【0040】
このような構成のデータ保持部31aは、制御信号SC1が“H”のとき、入力データDと同一論理値を内部データQ1として保持し、入力データDと反対の論理値(反転入力データDCの論理値)を反転内部データQ1Cとして保持する。一方、制御信号SC1が“L”のときは、入力データD及び反転入力データDCに関係なく現状の内部データQ1及び反転内部データQ1Cを維持する。
【0041】
データ保持部31bは、ORゲートG5,G6、NANDゲートG7,G8から構成され、ORゲートG5は反転内部データQ1C及び制御信号SC2を受け、ORゲートG6は内部データQ1及び制御信号SC2を受ける。NANDゲートG7はORゲートG5の出力及びNANDゲートG8の出力を受け、NANDゲートG8はORゲートG6の出力及びNANDゲートG7の出力を受ける。そして、NORゲートG7の出力が内部データQ2となり、NANDゲートG8の出力が反転内部データQ2Cとなる。
【0042】
このような構成のデータ保持部31bは、制御信号SC2が“L”のとき、内部データQ1と同一論理値を内部データQ2として保持し、内部データQ1と反対の論理値(反転内部データQ1Cの論理値)を反転内部データQ2Cとして保する。一方、制御信号SC2が“H”のときは、内部データQ1及び反転内部データQ1Cに関係なく現状の内部データQ2及び反転内部データQ2Cを維持する。
【0043】
インバータ33はNANDゲートG7の出力である内部データQ2を受け、その値を論理的に反転して得られる反転出力データQCを出力端子PO2から出力する。インバータ34はNANDゲートG8の出力である反転内部データQ2Cを受け、その値を論理的に反転して得られる出力データQを出力端子PO1から出力する。
【0044】
クロック入力制御手段27は、排他的論理和ゲート26a,26b、NANDゲート27a,27bから構成される。排他的論理和ゲート26aは比較データS1及び比較データS2を受け、NANDゲート27aは排他的論理和ゲート26aの出力及び基準クロックTを受け、その出力である制御信号SC1をANDゲートG1及びANDゲートG2に出力する。排他的論理和ゲート26bは比較データS3及び比較データS4を受け、NANDゲート27bは排他的論理和ゲート26bの出力及び基準クロックTを受け、その出力である制御信号SC2をORゲートG5及びORゲートG6に出力する。
【0045】
<比較データS1〜S4>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがある。また、比較データS2の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、出力データQ、反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCがある。
【0046】
そして、比較データS1と比較データS2との対応関係は表1に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は内部データQ1,内部データQ2及び出力データQのうち一のデータであり、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0047】
【表1】
Figure 0003577139
【0048】
一方、排他的論理和ゲート26bの比較データS3の候補としては、入力データD、内部データQ1、反転入力データDC及び反転内部データQ1Cがある。また、比較データS4の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、出力データQ、反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCがある。
【0049】
そして、比較データS3と比較データS4との対応関係は、表2に示すように、比較データS3が入力データDの場合、比較データS4は内部データQ1,内部データQ2及び出力データQのうち一のデータであり、比較データS3が内部データQ1の場合比較データS4は内部データQ2及び出力データQのうち一のデータである。そして、比較データS3が反転入力データDCの場合、比較データS4は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータであり、比較データS3が反転内部データQ1Cの場合、比較データS4は反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0050】
【表2】
Figure 0003577139
【0051】
したがって、比較データS1と比較データS2との論理値が一致する場合、新たに入力される入力データDと、データ保持部31aあるいは31bで保持されている出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが同一値であるとみなし、入力データDをデータ保持部31aに書き込む必要はないため、排他的論理和ゲート26aの出力が“L”となることにより、制御信号SC1を“H”に固定して基準クロックTを無効にする。
【0052】
一方、比較データS1と比較データS2とが不一致の場合、新たに入力される入力データDと、データ保持部31aあるいは31bで保持されている出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが異なる値であるとみなし、入力データDをデータ保持部31aに書き込む必要があるため、排他的論理和ゲート26aの出力が“H”となることにより、基準クロックTをそのまま制御信号SC1として与え、データ保持部31aによる制御信号SC1(基準クロックT)に同期した入力データDに対するデータ書き込み動作を行わせる。
【0053】
同様に、比較データS3と比較データS4との論理値が一致する場合、新たに入力される入力データDあるいは新たにデータ保持部31aに保持される内部データQ1と、データ保持部31aあるいは31bで保持されている出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが同一値であるとみなし、内部データQ1をデータ保持部31bに書き込む必要はないため、排他的論理和ゲート26aの出力が“L”となることにより、制御信号SC1を“H”に固定して基準クロックTを無効にする。
【0054】
一方、比較データS3と比較データS4とが不一致の場合、新たに入力される入力データDあるいは新たにデータ保持部31aに保持される内部データQ1と、データ保持部31aあるいは31bで保持されている出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが異なる値であるとみなし、内部データQ1をデータ保持部31bに書き込む必要があるため、排他的論理和ゲート26aの出力が“H”となることにより、基準クロックTをそのまま(実際には基準クロックTの反転値)制御信号SC2として与え、データ保持部31bによる制御信号SC2(基準クロックT)に同期した入力データDに対するデータ書き込み動作を行わせる。
【0055】
このように、半導体集積回路30は、データ保持部31a及びデータ保持部31bそれぞれによるデータ書き込み動作が必要な場合にのみ、制御信号SC1及びSC2として基準クロックTを与えるようにし、書き込む必要のない場合は基準クロックTを無効にして制御信号SC1及びSC2として固定電圧を与えている。したがって、半導体集積回路30は書き込みの必要がないとき、クロック信号線4の配線容量と各FF25のNANDゲート27a及び27bの入力段となるトランジスタのゲート容量とに対してのみ基準クロックTの充放電を行うだけで済ますという低消費電力効果を得ることができる。
【0056】
また、制御信号SC1及び制御信号SC2それぞれを独立してデータ保持部31a及びデータ保持部31bに付与する構成にしたため、基準クロックTを共通にデータ保持部31a及びデータ保持部31bに与える場合に比べて、制御信号SC1及びSC2をそれぞれを制御用クロックとして与える場合の方が駆動能力を高くすることができ、データ保持部31a及び31bによるデータ書き込み動作を高速に行えるという高速動作効果を得ることができる。
【0057】
<第1〜第7の特徴>
比較データS1〜S4の候補は表1及び表2に示した通りであるが、候補を絞り込むことによって、以下に示す第1〜第7の特徴を呈することができる。
【0058】
<第1の特徴>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがある。また、比較データS2の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCがある。
【0059】
そして、比較データS1と比較データS2との対応関係は表3に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は内部データQ1及び内部データQ2のうち一のデータであり、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0060】
【表3】
Figure 0003577139
【0061】
一方、排他的論理和ゲート26bの比較データS3の候補としては、入力データD、内部データQ1、反転入力データDC及び反転内部データQ1Cがある。また、比較データS4の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCがある。
【0062】
そして、比較データS3と比較データS4との対応関係は、表4に示すように、比較データS3が入力データDの場合、比較データS4は内部データQ1及び内部データQ2のうち一のデータであり、比較データS3が内部データQ1の場合、比較データS4は内部データQ2のデータである。そして、比較データS3が反転入力データDCの場合、比較データS4は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータであり、比較データS3が反転内部データQ1Cの場合、比較データS4は反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0063】
【表4】
Figure 0003577139
【0064】
上記した第1の特徴を有する半導体集積回路は、基本構成の半導体集積回路と同様、低消費電力効果と高速動作効果を得ることができる。
【0065】
さらに加えて、第1の特徴を有する半導体集積回路は、比較データS1〜S4のすべてに出力データQが該当することはない。したがって、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQのデータ転送を行えるという第1の効果を奏する。
【0066】
<第2の特徴>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがある。また、比較データS2の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、反転内部データQ1C及び反転出力データQCがある。
【0067】
そして、比較データS1と比較データS2との対応関係は表5に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は内部データQ1及び内部データQ2のうち一のデータであり、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転内部データQ1C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0068】
【表5】
Figure 0003577139
【0069】
一方、排他的論理和ゲート26bの比較データS3の候補としては、入力データD、内部データQ1、反転入力データDC及び反転内部データQ1Cがある。また、比較データS4の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、反転内部データQ1C及び反転出力データQCがある。
【0070】
そして、比較データS3と比較データS4との対応関係は、表6に示すように、比較データS3が入力データDの場合、比較データS4は内部データQ1及び内部データQ2のうち一のデータであり、比較データS3が内部データQ1の場合、比較データS4は内部データQ2のデータである。そして、比較データS3が反転入力データDCの場合、比較データS4は反転内部データQ1C及び反転出力データQCのうち一のデータであり、比較データS3が反転内部データQ1Cの場合、比較データS4は反転出力データQCである。
【0071】
【表6】
Figure 0003577139
【0072】
上記した第2の特徴を有する半導体集積回路は、基本構成の半導体集積回路と同様、低消費電力効果と高速動作効果を得ることができる。
【0073】
さらに、第2の特徴を有する半導体集積回路は、第1の特徴を有する半導体集積回路同様、比較データS1〜S4のすべてに出力データQが該当することはない。したがって、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQのデータ転送が行えるという第1の効果を奏する。
【0074】
加えて、第2の特徴を有する半導体集積回路は、比較データS1〜S4のすべてに反転内部データQ2Cも該当することはないため、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な出力データQのデータ転送が行えるという第2の効果も奏する。
【0075】
<第3の特徴>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがある。また、比較データS2の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、出力データQ、反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cがある。
【0076】
そして、比較データS1と比較データS2との対応関係は表7に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は内部データQ1、内部データQ2及び出力データQのうち一のデータであり、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cのうち一のデータである。
【0077】
【表7】
Figure 0003577139
【0078】
一方、排他的論理和ゲート26bの比較データS3の候補としては、入力データD、内部データQ1、反転入力データDC及び反転内部データQ1Cがある。また、比較データS4の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、出力データQ、反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cがある。
【0079】
そして、比較データS3と比較データS4との対応関係は、表8に示すように、比較データS3が入力データDの場合、比較データS4は内部データQ1、内部データQ2及び出力データQのうち一のデータであり、比較データS3が内部データQ1の場合、比較データS4は内部データQ2及び出力データQのうち一のデータである。そして、比較データS3が反転入力データDCの場合、比較データS4は反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cのうち一のデータであり、比較データS3が反転内部データQ1Cの場合、比較データS4は反転内部データQ2Cのデータである。
【0080】
【表8】
Figure 0003577139
【0081】
上記した第3の特徴を有する半導体集積回路は、基本構成の半導体集積回路と同様、低消費電力効果と高速動作効果を得ることができる。
【0082】
さらに加えて、第3の特徴を有する半導体集積回路は、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQCが該当することはない。したがって、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送を行えるという第3の効果を奏する。
【0083】
<第4の特徴>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがある。また、比較データS2の候補としては、内部データQ1、出力データQ、反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cがある。
【0084】
そして、比較データS1と比較データS2との対応関係は表9に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は内部データQ1及び出力データQのうち一のデータであり、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cのうち一のデータである。
【0085】
【表9】
Figure 0003577139
【0086】
一方、排他的論理和ゲート26bの比較データS3の候補としては、入力データD、内部データQ1、反転入力データDC及び反転内部データQ1Cがある。また、比較データS4の候補としては、内部データQ1、出力データQ、反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cがある。
【0087】
そして、比較データS3と比較データS4との対応関係は、表10に示すように、比較データS3が入力データDの場合、比較データS4は内部データQ1及び出力データQのうち一のデータであり、比較データS3が内部データQ1の場合、比較データS4は出力データQである。そして、比較データS3が反転入力データDCの場合、比較データS4は反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cのうち一のデータであり、比較データS3が反転内部データQ1Cの場合、比較データS4は反転内部データQ2Cのデータである。
【0088】
【表10】
Figure 0003577139
【0089】
上記した第4の特徴を有する半導体集積回路は、基本構成の半導体集積回路と同様、低消費電力効果と高速動作効果を得ることができる。
【0090】
さらに、第4の特徴を有する半導体集積回路は、第3の特徴を有する半導体集積回路同様、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQCが該当することはない。したがって、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送を行えるという第3の効果を奏する。
【0091】
加えて、第4の特徴を有する半導体集積回路は、比較データS1〜S4のすべてに内部データQ2も該当することはないため、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第4の効果も奏する。
【0092】
<第5の特徴>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては反転入力データDCがある。また、比較データS2の候補としては、反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCがある。
【0093】
そして、比較データS1と比較データS2との対応関係は表11に示すように、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0094】
【表11】
Figure 0003577139
【0095】
一方、排他的論理和ゲート26bの比較データS3の候補としては、内部データQ1、反転入力データDC及び反転内部データQ1Cがある。また、比較データS4の候補としては、内部データQ2、出力データQ、反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCがある。
【0096】
そして、比較データS3と比較データS4との対応関係は、表12に示すように、比較データS3が内部データQ1の場合比較データS4は内部データQ2及び出力データQのうち一のデータである。そして、比較データS3が反転入力データDCの場合、比較データS4は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータであり、比較データS3が反転内部データQ1Cの場合、比較データS4は反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0097】
【表12】
Figure 0003577139
【0098】
上記した第5の特徴を有する半導体集積回路は、基本構成の半導体集積回路と同様、低消費電力効果と高速動作効果を得ることができる。
【0099】
さらに加えて、第5の特徴を有する半導体集積回路は、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはない。したがって、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0100】
<第6の特徴>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがある。また、比較データS2の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cがある。
【0101】
そして、比較データS1と比較データS2との対応関係は表13に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は内部データQ1及び内部データQ2のうち一のデータであり、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cのうち一のデータである。
【0102】
【表13】
Figure 0003577139
【0103】
一方、排他的論理和ゲート26bの比較データS3の候補としては、入力データD、内部データQ1、反転入力データDC及び反転内部データQ1Cがある。また、比較データS4の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cがある。
【0104】
そして、比較データS3と比較データS4との対応関係は、表14に示すように、比較データS3が入力データDの場合、比較データS4は内部データQ1及び内部データQ2のうち一のデータであり、比較データS3が内部データQ1の場合、比較データS4は内部データQ2のデータである。そして、比較データS3が反転入力データDCの場合、比較データS4は反転内部データQ1C及び反転内部データQ2Cのうち一のデータであり、比較データS3が反転内部データQ1Cの場合、比較データS4は反転内部データQ2Cである。
【0105】
【表14】
Figure 0003577139
【0106】
上記した第6の特徴を有する半導体集積回路は、基本構成の半導体集積回路と同様、低消費電力効果と高速動作効果を得ることができる。
【0107】
さらに加えて、第6の特徴を有する半導体集積回路は、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはない。したがって、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0108】
また、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0109】
<第7の特徴>
排他的論理和ゲート26aの比較データS1の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがあり、比較データS2の候補としては、出力データQ及び反転出力データQCがあり、比較データS3の候補としては、入力データD、内部データQ1、反転入力データDC及び内部データQ1があり、比較データSの候補としては出力データQ及び反転出力データQCがある。
【0110】
そして、比較データS1〜S4それぞれの対応関係は表15に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は出力データQであり、比較データS3は反転入力データDC及び反転内部データQ1Cのうち一のデータであり、比較データS4は反転出力データQCである。
【0111】
一方、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は反転出力データQCであり、比較データS3は入力データD及び内部データQ1のうち一のデータであり、比較データS4は出力データQである。
【0112】
【表15】
Figure 0003577139
【0113】
上記した第7の特徴を有する半導体集積回路は、基本構成の半導体集積回路と同様、低消費電力効果と高速動作効果を得ることができる。
【0114】
さらに加えて、第7の特徴を有する半導体集積回路は、比較データS2及び比較データS4のうち、必ず一方が出力データQ、他方が反転出力データQCとなるため、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることができ、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果を奏する。
【0115】
<実施の形態1>
図3はこの発明の実施の形態1であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0116】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0117】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…入力データD
比較データS4…出力データQ
実施の形態1の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0118】
<実施の形態2>
図4はこの発明の実施の形態2であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0119】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0120】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態2の比較データS1〜S4の対応関係は〔表15〕に該当し、第7の特徴を有する。したがって、比較データS2及び比較データS4のうち、必ず一方が出力データQ、他方が反転出力データQCとなるため、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果を奏する。
【0121】
<実施の形態3>
図5はこの発明の実施の形態3であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0122】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0123】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…出力データQ
実施の形態3の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0124】
<実施の形態4>
図6はこの発明の実施の形態4であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0125】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0126】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態4の比較データS1〜S4の対応関係は〔表15〕に該当し、第7の特徴を有する。したがって、比較データS2及び比較データS4のうち、必ず一方が出力データQ、他方が反転出力データQCとなるため、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果を奏する。
【0127】
<実施の形態5>
図7はこの発明の実施の形態5であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0128】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0129】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…入力データD
比較データS4…出力データQ
実施の形態5の比較データS1〜S4の対応関係は〔表7,表8〕に該当し、第3の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3の効果を奏する。
【0130】
<実施の形態6>
図8はこの発明の実施の形態6であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0131】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0132】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態6の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0133】
<実施の形態7>
図9はこの発明の実施の形態7であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0134】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0135】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態7の比較データS1〜S4の対応関係は〔表7,表8〕に該当し、第3の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3の効果を奏する。
【0136】
<実施の形態8>
図10はこの発明の実施の形態8であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0137】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0138】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態8の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0139】
<実施の形態9>
図11はこの発明の実施の形態9であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0140】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0141】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…入力データD
比較データS4…出力データQ
実施の形態9の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0142】
<実施の形態10>
図12はこの発明の実施の形態10であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0143】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0144】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態10の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0145】
<実施の形態11>
図13はこの発明の実施の形態11であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0146】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0147】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…出力データQ
実施の形態11の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0148】
<実施の形態12>
図14はこの発明の実施の形態12であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0149】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0150】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態12の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0151】
<実施の形態13>
図15はこの発明の実施の形態13であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0152】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0153】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…入力データD
比較データS4…出力データQ
実施の形態13の比較データS1〜S4の対応関係は〔表15〕に該当し、第7の特徴を有する。したがって、比較データS2及び比較データS4のうち、必ず一方が出力データQ、他方が反転出力データQCとなるため、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果を奏する。
【0154】
<実施の形態14>
図16はこの発明の実施の形態14であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0155】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0156】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態14の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0157】
加えて、実施の形態14の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0158】
<実施の形態15>
図17はこの発明の実施の形態15であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0159】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0160】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…出力データQ
実施の形態15の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0161】
さらに、実施の形態15の比較データS1〜S4の対応関係は〔表15〕にも該当し、第7の特徴をも有する。したがって、比較データS2及び比較データS4のうち、必ず一方が出力データQ、他方が反転出力データQCとなるため、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果を奏する。
【0162】
<実施の形態16>
図18はこの発明の実施の形態16であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0163】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0164】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態16の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0165】
加えて、実施の形態16の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0166】
<実施の形態17>
図19はこの発明の実施の形態17であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0167】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0168】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…入力データD
比較データS4…出力データQ
実施の形態17の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0169】
<実施の形態18>
図20はこの発明の実施の形態18であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0170】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0171】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態18の比較データS1〜S4の対応関係は〔表3,表4〕に該当し、第1の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1の効果を奏する。
【0172】
さらに、実施の形態18の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0173】
<実施の形態19>
図21はこの発明の実施の形態19であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0174】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0175】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…出力データQ
実施の形態19の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0176】
さらに、実施の形態19の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0177】
<実施の形態20>
図22はこの発明の実施の形態20であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0178】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0179】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態20の比較データS1〜S4の対応関係は〔表3,表4〕に該当し、第1の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1の効果を奏する。
【0180】
さらに、実施の形態20の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0181】
<実施の形態21>
図23はこの発明の実施の形態21であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0182】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0183】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…入力データD
比較データS4…出力データQ
実施の形態21の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0184】
<実施の形態22>
図24はこの発明の実施の形態22であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0185】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0186】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態22の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0187】
さらに、実施の形態22の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0188】
<実施の形態23>
図25はこの発明の実施の形態23であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0189】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0190】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…出力データQ
実施の形態23の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0191】
さらに、実施の形態23の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0192】
<実施の形態24>
図26はこの発明の実施の形態24であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0193】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0194】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転出力データQC
実施の形態24の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0195】
さらに、実施の形態24の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0196】
<実施の形態25>
図27はこの発明の実施の形態25であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0197】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0198】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ2
実施の形態25の比較データS1〜S4の対応関係は〔表7,表8〕に該当し、第3の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3の効果を奏する。
【0199】
<実施の形態26>
図28はこの発明の実施の形態26であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0200】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0201】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態26の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0202】
<実施の形態27>
図29はこの発明の実施の形態27であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0203】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0204】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…内部データQ2
実施の形態27の比較データS1〜S4の対応関係は〔表7,表8〕に該当し、第3の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3の効果を奏する。
【0205】
<実施の形態28>
図30はこの発明の実施の形態28であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0206】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0207】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態28の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0208】
<実施の形態29>
図31はこの発明の実施の形態29であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0209】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0210】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ2
実施の形態29の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0211】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0212】
<実施の形態30>
図32はこの発明の実施の形態30であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0213】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0214】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態30の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0215】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0216】
<実施の形態31>
図33はこの発明の実施の形態31であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0217】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0218】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…内部データQ2
実施の形態31の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0219】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0220】
<実施の形態32>
図34はこの発明の実施の形態32であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0221】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0222】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態32の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0223】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0224】
<実施の形態33>
図35はこの発明の実施の形態33であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0225】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0226】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ2
実施の形態33の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0227】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0228】
<実施の形態34>
図36はこの発明の実施の形態34であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0229】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0230】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態34の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0231】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0232】
<実施の形態35>
図37はこの発明の実施の形態35であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0233】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0234】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…内部データQ2
実施の形態35の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0235】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0236】
<実施の形態36>
図38はこの発明の実施の形態36であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0237】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0238】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態36の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0239】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0240】
<実施の形態37>
図39はこの発明の実施の形態37であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0241】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0242】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ2
実施の形態37の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0243】
<実施の形態38>
図40はこの発明の実施の形態38であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0244】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0245】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態38の比較データS1〜S4の対応関係は〔表3,表4〕に該当し、第1の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1の効果を奏する。
【0246】
さらに、実施の形態38の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0247】
<実施の形態39>
図41はこの発明の実施の形態39であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0248】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0249】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…内部データQ2
実施の形態39の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0250】
さらに、実施の形態39の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0251】
<実施の形態40>
図42はこの発明の実施の形態40であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0252】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0253】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態40の比較データS1〜S4の対応関係は〔表3,表4〕に該当し、第1の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1の効果を奏する。
【0254】
さらに、実施の形態40の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕にも該当し、第5の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0255】
<実施の形態41>
図43はこの発明の実施の形態41であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0256】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0257】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ2
実施の形態41の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0258】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0259】
<実施の形態42>
図44はこの発明の実施の形態42であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0260】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0261】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態42の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0262】
さらに、実施の形態42の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0263】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0264】
<実施の形態43>
図45はこの発明の実施の形態43であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0265】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0266】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…内部データQ2
実施の形態43の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0267】
さらに、実施の形態43の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0268】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0269】
<実施の形態44>
図46はこの発明の実施の形態44であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0270】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0271】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態44の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0272】
さらに、実施の形態44の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0273】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0274】
<実施の形態45>
図47はこの発明の実施の形態45であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0275】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0276】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ2
実施の形態45の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0277】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0278】
<実施の形態46>
図48はこの発明の実施の形態46であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0279】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0280】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態46の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0281】
さらに、実施の形態46の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0282】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0283】
<実施の形態47>
図49はこの発明の実施の形態47であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0284】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0285】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…内部データQ1
比較データS4…内部データQ2
実施の形態47の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0286】
さらに、実施の形態47の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0287】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0288】
<実施の形態48>
図50はこの発明の実施の形態48であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0289】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0290】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…反転内部データQ1C
比較データS4…反転内部データQ2C
実施の形態48の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0291】
さらに、実施の形態48の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0292】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0293】
<実施の形態49>
図51はこの発明の実施の形態49であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0294】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0295】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ1
実施の形態49の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0296】
<実施の形態50>
図52はこの発明の実施の形態50であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0297】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0298】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ1C
実施の形態50の比較データS1〜S4の対応関係は〔表9,表10〕に該当し、第4の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに反転出力データQC及び内部データQ2が該当することはないため、出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ33の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第3及び第4の効果を奏する。
【0299】
<実施の形態51>
図53はこの発明の実施の形態51であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0300】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0301】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ1
実施の形態51の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0302】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0303】
<実施の形態52>
図54はこの発明の実施の形態52であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0304】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0305】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ2
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ1C
実施の形態52の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0306】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0307】
<実施の形態53>
図55はこの発明の実施の形態53であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0308】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0309】
比較データS1…入力データD
比較データS2…内部データQ1
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ1
実施の形態53の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0310】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0311】
<実施の形態54>
図56はこの発明の実施の形態54であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0312】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0313】
比較データS1…入力データD
比較データS2…出力データQ
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ1C
実施の形態54の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0314】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0315】
<実施の形態55>
図57はこの発明の実施の形態55であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0316】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0317】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ1
実施の形態55の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0318】
<実施の形態56>
図58はこの発明の実施の形態56であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0319】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0320】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転出力データQC
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ1C
実施の形態56の比較データS1〜S4の対応関係は〔表5,表6〕に該当し、第2の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転内部データQ2Cが該当することはないため、出力端子PO1にかかる負荷を最小限に抑えるとともに、インバータ34の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、基本構成の効果である低消費電力効果と高速動作効果に加え、出力端子PO1のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えてより高速な反転出力データQCのデータ転送が行えるという第1及び第2の効果を奏する。
【0321】
<実施の形態57>
図59はこの発明の実施の形態57であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0322】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0323】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ1
実施の形態57の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0324】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0325】
<実施の形態58>
図60はこの発明の実施の形態58であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0326】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0327】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ2C
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ1C
実施の形態58の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0328】
さらに、実施の形態58の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0329】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0330】
<実施の形態59>
図61はこの発明の実施の形態59であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0331】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0332】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…入力データD
比較データS4…内部データQ1
実施の形態59の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕に該当し、第6の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0333】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0334】
<実施の形態60>
図62はこの発明の実施の形態60であるFF25の1単位構成を示す回路図である。クロック入力制御手段27及びデータ保持手段28の構成は図2の回路図で示した構成と同様である。
【0335】
ただし、比較データS1〜S4は以下のように設定される。
【0336】
比較データS1…反転入力データDC
比較データS2…反転内部データQ1C
比較データS3…反転入力データDC
比較データS4…反転内部データQ1C
実施の形態60の比較データS1〜S4の対応関係は〔表11,表12〕に該当し、第5の特徴を有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに入力データDが該当することはないため、入力端子PIにかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において入力端子PIのファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な入力データDのデータ転送を行えるという第5の効果を奏する。
【0337】
さらに、実施の形態60の比較データS1〜S4の対応関係は〔表13,表14〕にも該当し、第6の特徴をも有する。したがって、比較データS1〜S4のすべてに出力データQ及び反転出力データQCが該当することはないため、出力端子PO1及び出力端子PO2にかかる負荷を最小限に抑えることができる。その結果、外部との関係において出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間の最小限に抑えて高速な出力データQ及び反転出力データQCのデータ転送を行えるという第6の効果を奏する。
【0338】
加えて、出力端子PO1及び出力端子PO2に均等な負荷を与えることになるため、外部との関係において、出力端子PO1及び出力端子PO2のファンアウトが同等な場合に、出力データQと反転出力データQCとの間に信号伝搬遅延が生じないようにするという第7の効果も奏する。
【0339】
<実施の形態61>
図63は実施の形態61の構成を示す回路図である。図63で示した構成は、図1で示したFF25(25a〜25d)の1単位(1ビット分)の構成を示している。同図に示すように、FF25はクロック入力制御手段35とデータ保持手段28′から構成される。そして、外部入出力端子として、入力データDを受ける入力端子PIと、基準クロックTを受けるクロック入力端子PCと、出力データQを出力する出力端子PO1と、反転出力データQCを出力する出力端子PO2とを有している。
【0340】
データ保持手段28′は制御信号SC1及び制御信号SC2に代わって制御信号SCがデータ保持部31aのANDゲートG1及びG2並びにORゲートG5及びG6に共通に入力される点を除いて、図2で示したデータ保持手段28の構成と同様である。
【0341】
クロック入力制御手段35は、ANDゲートG21,G22、ORゲートG23及びNANDゲートG24から構成される。ANDゲートG21は一方入力である比較データS1として入力データDを入力し、他方入力である比較データS2として反転内部データQ2を入力する。ANDゲートG22は一方入力である比較データS3として反転入力データDCを入力し、他方入力である比較データS4として内部データQ2を入力する。
【0342】
ORゲートG23はANDゲートG21及びANDゲートG22それぞれの出力を受ける。クロック制御ゲートであるNANDゲートG24はORゲートG23の出力と基準クロックTとを受け、その出力である制御信号SCを制御用クロックとしてANDゲートG1,ANDゲートG2、ORゲートG5及びORゲートG6に出力する。
【0343】
なお、比較データS1及びS3の候補としては、入力データD及び反転入力データDCがある。また、比較データS2及びS4の候補としては、内部データQ1、内部データQ2、出力データQ、反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCがある。
【0344】
そして、比較データS1〜S4の関係は表16に示すように、比較データS1が入力データDの場合、比較データS2は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータであり、比較データS3が反転入力データDCであり、比較データS4は内部データQ1,内部データQ2及び出力データQのうち一のデータである。また、比較データS1が反転入力データDCの場合、比較データS2は内部データQ1,内部データQ2及び出力データQのうち一のデータであり、比較データS3が入力データDであり、比較データS4は反転内部データQ1C、反転内部データQ2C及び反転出力データQCのうち一のデータである。
【0345】
【表16】
Figure 0003577139
【0346】
したがって、入力データDと出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが一致する場合、比較データS1及びS2のうち一方は必ず“L”となり、比較データS3及びS4のうち一方が必ず“L”となるため、ANDゲートG21及びG22の出力が共に“L”となりORゲートG23の出力が“L”となる。
【0347】
すなわち、入力データDと出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが一致し、入力データDをデータ保持部31a及びデータ保持部31bに書き込む必要がない場合、制御信号SCを“H”に固定して基準クロックTを無効にする。
【0348】
一方、入力データDと出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが不一致の場合、比較データS1及びS2並びにS3及びS4のうち一方は必ず“H”及び“H”となるため、ORゲートG23の出力が“H”となる。
【0349】
すなわち、入力データDと出力データQ(内部データQ1,内部データQ2)とが不一致であり、入力データDをデータ保持部31a及びデータ保持部31bに書き込む必要がある場合、基準クロックTをそのまま(実際には基準クロックTの反転値)制御信号SCとして与え、データ保持部31a及び31bによるSC(基準クロックT)に同期した入力データDに対するデータ書き込み動作を行わせる。
【0350】
このように、実施の形態61による半導体集積回路は、データ保持部31a及びデータ保持部31bよるデータ書き込み動作が必要な場合にのみ、制御信号SCとして基準クロックTを与えるようにし、書き込む必要のない場合は制御信号SCを“H”に固定して基準クロックTを無効にしている。したがって、実施の形態61による半導体集積回路は書き込みの必要がないとき、クロック信号線4の配線容量と各FF25のNANDゲートG24の入力段となるトランジスタのゲート容量とに対してのみ基準クロックTの充放電を行うだけで済ますという低消費電力効果を得ることができる。
【0351】
図64は図63のFFのトランジスタレベルの構成を示す回路図である。同図に示すように、データ保持手段28′はトランジスタT31〜T60で構成される。トランジスタT31及びT32によりインバータ32を構成し、トランジスタT33〜T38によりANDゲートG1及びNORゲートG3を構成し、トランジスタT39〜T44によりANDゲートG2及びNORゲートG4を構成し、トランジスタT45〜T50によりORゲートG5及びNANDゲートG7を構成し、トランジスタT51〜T56によりORゲートG6及びNANDゲートG8を構成し、トランジスタT57及びT58によりインバータ33を構成し、トランジスタT59及びT60によりインバータ34を構成している。
【0352】
一方、クロック入力制御手段35は10個のトランジスタT61〜70から構成される。PMOSトランジスタT61,T62は電源VDD,ノードN11間に直列に形成され、トランジスタT61及びT62のゲートにそれぞれ内部データQ2及び入力データDを受ける。PMOSトランジスタT64,T65は電源VDD,ノードN11間に直列に形成され、トランジスタT64及びT65のゲートにそれぞれ反転入力データDC及び反転内部データQ2Cを受ける。PMOSトランジスタT63は電源VDD,ノードN11間に形成され、ゲートに基準クロックTを受ける。NMOSトランジスタT66及びT67はノードN11,N12間に直列に形成され、トランジスタT66及びT67のゲートにそれぞれ反転入力データDC及び内部データQ2を受ける。NMOSトランジスタT68及びT69はノードN11,N12間に直列に形成され、トランジスタT68及びT69のゲートにそれぞれ反転内部データQ2C及び入力データDを受ける。
【0353】
このように、トランジスタT61〜T70を構成することにより、ANDゲートG21,G22、ORゲートG23及びNANDゲートG24からなる組合せ回路であるクロック入力制御手段35を比較的少ないトランジスタ構成で製造できるため、集積度を向上させることができる。
【0354】
<実施の形態62>
図65はこの発明の実施の形態62の構成を示す回路図である。同図に示すように、データ保持回路群40は、n個のデータ保持手段28、n個の排他的論理和ゲート41a、1個のn入力ORゲート41b及び1個の2入力ANDゲート42から構成される。
【0355】
n個の排他的論理和ゲート41aはそれぞれn個の入力データD及びn個のデータ保持手段28の出力データQのうち、対応する入力データD及び出力データQをそれぞれ受ける。ORゲート41bはn個の排他的論理和ゲート41aの出力を受ける。クロック制御ゲートであるANDゲート42はORゲート41bの出力と基準クロックTとを受け、その出力を制御信号SCとしてデータ保持手段28のクロック入力に与える。
【0356】
このような構成のデータ保持回路群40は、n個の入力データDとn個の出力データQとがすべて一致し、n個の入力データDをn個のデータ保持手段28に書き込む必要がない場合、制御用クロックである制御信号SCを“L”に固定して基準クロックTを無効にする。
【0357】
一方、n個の入力データDとn個の出力データQとが一部でも不一致であり、n個の入力データDをn個のデータ保持手段28の少なくとも一つに書き込む必要がある場合、基準クロックTをそのまま制御信号SCとして与え、制御信号SC(基準クロックT)に同期したn個のデータ保持手段28によるn個の入力データDに対するデータ書き込み動作を行わせる。
【0358】
このように、実施の形態62による半導体集積回路は、n個のデータ保持手段28のうち少なくとも一によるデータ書き込み動作が必要な場合にのみ、制御信号SCとして基準クロックTを与えるようにし、書き込む必要のない場合は制御信号SCを“L”に固定して基準クロックTを無効にしている。したがって、実施の形態62による半導体集積回路は書き込みの必要がないとき、クロック信号線4の配線容量とANDゲート42の入力段となるトランジスタのゲート容量とに対してのみ基準クロックTの充放電を行うだけで済ますという低消費電力効果を得ることができる。
【0359】
加えて、n個のデータ保持手段28のクロック制御を1個のORゲート41b及びANDゲート42を用いて行うように構成したため、簡単な回路構成で実現できる。
【0360】
<実施の形態63>
図66はこの発明の実施の形態63の半導体集積回路の構成を示す回路図である。同図に示すように、実施の形態63はFF50とデータ選択回路47とから構成される。FF50は、データ保持手段28、排他的論理和ゲート54及びANDゲート55から構成される。排他的論理和ゲート54は選択データSDとデータ保持手段28の出力データQを受け、ANDゲート55は排他的論理和ゲート54の出力と基準クロックTとを受ける。データ保持手段28は入力データとして選択データSDを受け、クロック入力にANDゲート55の出力である制御信号SCを受ける。
【0361】
データ選択回路47は、ANDゲート51,52及びNORゲート53から構成され、ANDゲート51は入力端子PI及び選択信号入力端子PSからそれぞれ入力データD及び選択信号SMを受け、ANDゲート52は選択信号SMの反転値とスキャン入力端子PSCから得たスキャン入力データSIとを受ける。ORゲート53はANDゲート51及び52の出力を受け、その論理和を選択データSDとして出力する。
【0362】
このような構成のデータ選択回路47は、選択信号SMが“H”のとき選択データSDとして入力データDを出力し、選択信号SMが“L”のとき選択データSDとしてスキャン入力データSIを出力する。
【0363】
このような構成のFF50は、選択データSDと出力データQとが致し、選択データSDをデータ保持手段28に書き込む必要がない場合、制御用クロックである制御信号SCを“L”に固定して基準クロックTを無効にする。
【0364】
一方、選択データSDと出力データQとが不一致であり、選択データSDをデータ保持手段28に書き込む必要がある場合、基準クロックTをそのまま制御信号SCとして与え、制御信号SC(基準クロックT)に同期したデータ保持手段28による選択データSDに対するデータ書き込み動作を行わせる。
【0365】
このように、実施の形態63による半導体集積回路は、データ保持手段28によるデータ書き込み動作が必要な場合にのみ、制御信号SCとして基準クロックTを与えるようにし、書き込む必要のない場合は制御信号SCを“L”に固定して基準クロックTを無効にしている。したがって、実施の形態63による半導体集積回路は書き込みの必要がないとき、クロック信号線4の配線容量とANDゲート55の入力段となるトランジスタのゲート容量とに対してのみ基準クロックTの充放電を行うだけで済ますという低消費電力効果を得ることができる。
【0366】
さらに、データ選択回路47は、選択信号SMに基づき、入力データD及びスキャン入力データSIのうち一方のデータを選択データSDとして出力するため、選択データSDとしてスキャン入力データSIを選択するとにより、スキャンテストの実行を低消費電力で行うこともできる。
【0367】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明における請求項1記載のデータ保持回路においては、第1の比較データと第2の比較データとの論理値の一致/不一致に基づき、第1の制御用クロックとして固定電圧/基準クロックを出力する第1のクロック制御手段と、第3の比較データと第4の比較データとの論理値の一致/不一致に基づき、第2の制御用クロックとして固定電圧/基準クロックを出力する第2のクロック制御手段とを備える。
【0368】
そして、第1及び第2の比較データの対応関係は以下に示す通りである。
【0369】
第1の比較データが入力データの場合、第2の比較データは第1の内部データ、第2の内部データ及び出力データのうち一のデータであり、第1の比較データが反転入力データの場合、第2の比較データは第1の反転内部データ、第2の反転内部データ及び反転出力データのうち一のデータである。
【0370】
したがって、第1及び第2の比較データの論理値が一致する場合、新たに入力される入力データと、第1あるいは第2のデータ保持手段で保持されている出力データ(第1及び第2の内部データ)とが同一値であるとみなすことができる。
【0371】
また、第3及び第4の比較データの対応関係は以下に示す通りである。
【0372】
第3の比較データが入力データの場合、第4の比較データは第1の内部データ、第2の内部データ及び出力データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の内部データの場合、第4の比較データは第2の内部データ及び出力データのうち一のデータであり、第3の比較データが反転入力データの場合、第4の比較データは第1の反転内部データ、第2の反転内部データ及び反転出力データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の反転内部データの場合、第4の比較データは第2の反転内部データ及び反転出力データのうち一のデータである。
【0373】
したがって、第3及び第4の比較データの論理値が一致する場合、新たに入力される入力データあるいは新たに第1のデータ保持手段に保持される第1の内部データと、第1あるいは第2のデータ保持手段で保持されている出力データ(第1及び第2の内部データ)とが同一値であるとみなすことができる。
【0374】
その結果、請求項1記載のデータ保持回路は、第1及び第2の比較データの論理値が一致したとき、第1のクロック制御手段により第1の制御用クロックとして固定電圧を出力することにより、第1のデータ保持手段の動作に支障を与えることなく、第1の制御用クロックの充放電による消費電力増加を最小限に抑えることができ、第3及び第4の比較データの論理値が一致したとき、第2のクロック制御手段により第2の制御用クロックとして固定電圧を出力することにより、第2のデータ保持手段の動作に支障を与えることなく、第2の制御用クロックの充放電による消費電力増加を最小限に抑えることができる。
【0375】
また、請求項2記載のデータ保持回路においては、第1の比較データが入力データの場合、第2の比較データは第1の内部データ及び第2の内部データのうち一のデータであり、第3の比較データが入力データの場合、第4の比較データは第1の内部データ及び第2の内部データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の内部データの場合、第4の比較データは第2の内部データであるため、第1〜第4の比較データのすべてに出力データが該当することはない。
【0376】
その結果、請求項2記載のデータ保持回路は、第1の出力端子にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において第1の出力端子のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間最小限に抑えて高速な出力データのデータ転送を行うことができる。
【0377】
さらに、請求項3のデータ保持回路においては、第1の比較データが反転入力データの場合、第2の比較データは第1の反転内部データ及び反転出力データのうち一のデータであり、第3の比較データが反転入力データの場合、第4の比較データは第1の反転内部データ及び反転出力データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の反転内部データの場合、第4の比較データは反転出力データであるため、第1〜第4の比較データすべてに出力データ及び第2の反転内部データが該当することはない。
【0378】
その結果、請求項3記載のデータ保持回路は、第1の外部データ出力手段の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、第1の出力端子のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間最小限に抑えてより高速な出力データのデータ転送を行うことができる。
【0379】
また、請求項4記載のデータ保持回路においては、第1の比較データが反転入力データの場合、第2の比較データは第1の反転内部データ及び第2の反転内部データのうち一のデータであり、第3の比較データが反転入力データの場合、第4の比較データは第1の反転内部データ及び第2の反転内部データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の反転内部データの場合、第4の比較データは第2の反転内部データであるため、第1〜第4の比較データのすべてに反転出力データが該当することはない。
【0380】
その結果、請求項4記載のデータ保持回路は、第2の出力端子にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において第2の出力端子のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間最小限に抑えて高速な反転出力データのデータ転送を行うことができる。
【0381】
さらに、請求項5記載のデータ保持回路においては、第1の比較データが入力データの場合、第2の比較データは第1の内部データ及び出力データのうち一のデータであり、第3の比較データが入力データの場合、第4の比較データは第1の内部データ及び出力データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の内部データの場合、第4の比較データは出力データであるため、第1〜第4の比較データのすべてに反転出力データ及び第2の内部データが該当することはない。
【0382】
その結果、請求項5記載のデータ保持回路は、第2の外部データ出力手段の入出力にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、第2の出力端子のファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間最小限に抑えてより高速な出力データのデータ転送を行うことができる。
【0383】
また、請求項6記載のデータ保持回路においては、第1の比較データは、反転入力データであり、第3の比較データは、第1の内部データ、反転入力データ及び第1の反転内部データのうち一のデータであるため、第1〜第4の比較データのすべてに入力データが該当することはない。
【0384】
その結果、請求項6記載のデータ保持回路は、入力端子にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において入力端子のファンインが多い場合でも、伝搬遅延時間最小限に抑えて高速な入力データのデータ転送を行うことができる。
【0385】
また、請求項7記載のデータ保持回路においては、第1の比較データが入力データの場合、第2の比較データは第1の内部データ及び第2の内部データのうち一のデータであり、第1の比較データが反転入力データの場合、第2の比較データは第1の反転内部データ及び第2の反転内部データのうち一のデータであり、第3の比較データが入力データの場合、第4の比較データは第1の内部データ及び第2の内部データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の内部データの場合、第4の比較データは第2の反転内部データであり、第3の比較データが反転入力データの場合、第4の比較データは第1の反転内部データ及び第2の反転内部データのうち一のデータであり、第3の比較データが第1の反転内部データの場合、第4の比較データは第2の反転内部データであるため、第1〜第4の比較データのすべてに出力データ及び反転出力データが該当することはない。
【0386】
その結果、請求項7記載のデータ保持回路は、第1及び第2の出力端子にかかる負荷を最小限に抑えることができるため、外部との関係において第1及び第2の出力端子それぞれのファンアウトが多い場合でも、伝搬遅延時間最小限に抑えて高速な出力データ及び反転出力データのデータ転送を行うことができる。
【0387】
また、第1及び第2の出力端子に均等な負荷が与えられることになるため、外部との関係において、第1及び第2の出力端子のファンアウトが同等な場合に、出力データと反転出力データとの間に信号伝搬遅延が生じないようにすることもできる。
【0388】
また、請求項8記載のデータ保持回路においては、第1の比較データが入力データの場合、第2の比較データは出力データであり、第3の比較データは、反転入力データ及び第1の反転内部データのうち一のデータであり、第4の比較データは反転出力データであり、第1の比較データが反転入力データの場合、第2の比較データは反転出力データであり、第3の比較データは、入力データ及び第1の内部データのうち一のデータであり、第4の比較データは出力データであるため、第2の比較データ及び第4の比較データのうち、一方が出力データであり、他方が反転出力データとなる。
【0389】
その結果、請求項8記載のデータ保持回路は、第1及び第2の出力端子に均等な負荷を与えることより、外部との関係において、第1及び第2の出力端子のファンアウトが同等な場合に、出力データと反転出力データとの間に信号伝搬遅延が生じないようにすることができる。
【0390】
この発明における請求項9記載のデータ保持回路のクロック制御手段は、第1及び第2の比較データを受け、第1の比較データと第2の比較データとの論理積を求めて第1の論理データを出力する第1のANDゲートと、第3及び第4の比較データを受け、第3の比較データと第4の比較データとの論理積を求めて第2の論理データを出力する第2のANDゲートと、第1及び第2の論理データの論理和を求めて第3の論理データを出力するORゲートと、第3の論理データの“H”/“L”に基づき、制御用クロックとして基準クロック/固定電圧を出力するクロック制御ゲートとを備えて構成されるため、クロック制御手段を構成するためのトランジスタ数を最小限に抑えることができる。
【0391】
その結果、集積度を向上させたデータ保持回路を得ることができる。
【0392】
この発明における請求項10記載のデータ保持回路は、各々が第1〜第nの入力データそれぞれと第1〜第nの出力データを受け、第1〜第nの入力データそれぞれと第1〜第nの出力データそれぞれとを比較して、一致/不一致を指示する第1〜第nの比較信号をそれぞれ出力する第1〜第nの比較手段と、第1〜第nの比較信号を受け、第1〜第nの比較信号がすべて一致を指示した場合のみ制御用クロックとして固定電圧を出力し、それ以外の場合は制御用クロックとして基準クロックを出力するクロック制御手段を備えている。
【0393】
したがって、第1〜第nの比較信号がすべて一致を指示する場合、新たに入力される第1〜第nの入力データすべてと、第1〜第nのデータ保持手段によりそれぞれ保持されている第1〜第nの出力データとが同一値であるとみなすことができる。
【0394】
その結果、請求項10記載のデータ保持回路は、第1〜第nの比較信号がすべて一致を指示したとき、クロック制御手段により制御用クロックとして固定電圧を出力することにより、第1〜第nのデータ保持手段の動作に支障を与えることなく、制御用クロックの充放電による消費電力増加を最小限に抑えることができる。
【0395】
この発明における請求項11記載のデータ保持回路のクロック制御手段は、選択データと出力データとを比較して、その一致/不一致の基づき制御用クロックとして固定電圧/基準クロックを出力するため、新たに入力される選択データと、データ保持手段で保持されている出力データとが同一の場合に、制御用クロックを固定することができる。
【0396】
その結果、請求項11記載のデータ保持回路は、データ保持手段の動作に支障を与えることなく、制御用クロックの充放電による消費電力増加を最小限に抑えることができる。
【0397】
さらに、入力データ選択手段は、選択信号に基づき、入力データ及びスキャン入力データのうち一方のデータを選択データとして出力するため、選択データとしてスキャン入力データを選択するとにより、スキャンテストの実行を低消費電力で行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1〜60の全体構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態1〜60の基本構成を示す回路図である。
【図3】この発明の実施の形態1の構成を示す回路図である。
【図4】この発明の実施の形態2の構成を示す回路図である。
【図5】この発明の実施の形態3の構成を示す回路図である。
【図6】この発明の実施の形態4の構成を示す回路図である。
【図7】この発明の実施の形態5の構成を示す回路図である。
【図8】この発明の実施の形態6の構成を示す回路図である。
【図9】この発明の実施の形態7の構成を示す回路図である。
【図10】この発明の実施の形態8の構成を示す回路図である。
【図11】この発明の実施の形態9の構成を示す回路図である。
【図12】この発明の実施の形態10の構成を示す回路図である。
【図13】この発明の実施の形態11の構成を示す回路図である。
【図14】この発明の実施の形態12の構成を示す回路図である。
【図15】この発明の実施の形態13の構成を示す回路図である。
【図16】この発明の実施の形態14の構成を示す回路図である。
【図17】この発明の実施の形態15の構成を示す回路図である。
【図18】この発明の実施の形態16の構成を示す回路図である。
【図19】この発明の実施の形態17の構成を示す回路図である。
【図20】この発明の実施の形態18の構成を示す回路図である。
【図21】この発明の実施の形態19の構成を示す回路図である。
【図22】この発明の実施の形態20の構成を示す回路図である。
【図23】この発明の実施の形態21の構成を示す回路図である。
【図24】この発明の実施の形態22の構成を示す回路図である。
【図25】この発明の実施の形態23の構成を示す回路図である。
【図26】この発明の実施の形態24の構成を示す回路図である。
【図27】この発明の実施の形態25の構成を示す回路図である。
【図28】この発明の実施の形態26の構成を示す回路図である。
【図29】この発明の実施の形態27の構成を示す回路図である。
【図30】この発明の実施の形態28の構成を示す回路図である。
【図31】この発明の実施の形態29の構成を示す回路図である。
【図32】この発明の実施の形態30の構成を示す回路図である。
【図33】この発明の実施の形態31の構成を示す回路図である。
【図34】この発明の実施の形態32の構成を示す回路図である。
【図35】この発明の実施の形態33の構成を示す回路図である。
【図36】この発明の実施の形態34の構成を示す回路図である。
【図37】この発明の実施の形態35の構成を示す回路図である。
【図38】この発明の実施の形態36の構成を示す回路図である。
【図39】この発明の実施の形態37の構成を示す回路図である。
【図40】この発明の実施の形態38の構成を示す回路図である。
【図41】この発明の実施の形態39の構成を示す回路図である。
【図42】この発明の実施の形態40の構成を示す回路図である。
【図43】この発明の実施の形態41の構成を示す回路図である。
【図44】この発明の実施の形態42の構成を示す回路図である。
【図45】この発明の実施の形態43の構成を示す回路図である。
【図46】この発明の実施の形態44の構成を示す回路図である。
【図47】この発明の実施の形態45の構成を示す回路図である。
【図48】この発明の実施の形態46の構成を示す回路図である。
【図49】この発明の実施の形態47の構成を示す回路図である。
【図50】この発明の実施の形態48の構成を示す回路図である。
【図51】この発明の実施の形態49の構成を示す回路図である。
【図52】この発明の実施の形態50の構成を示す回路図である。
【図53】この発明の実施の形態51の構成を示す回路図である。
【図54】この発明の実施の形態52の構成を示す回路図である。
【図55】この発明の実施の形態53の構成を示す回路図である。
【図56】この発明の実施の形態54の構成を示す回路図である。
【図57】この発明の実施の形態55の構成を示す回路図である。
【図58】この発明の実施の形態56の構成を示す回路図である。
【図59】この発明の実施の形態57の構成を示す回路図である。
【図60】この発明の実施の形態58の構成を示す回路図である。
【図61】この発明の実施の形態59の構成を示す回路図である。
【図62】この発明の実施の形態60の構成を示す回路図である。
【図63】この発明の実施の形態61の構成を示す回路図である。
【図64】実施の形態61のトランジスタレベルの構成を示す回路図である。
【図65】この発明の実施の形態62の構成を示す回路図である。
【図66】この発明の実施の形態63の構成を示す回路図である。
【図67】FFを有する従来の半導体集積回路の構成を示す説明図である。
【図68】FFの構成を示す回路図である。
【図69】FFのトランジスタレベルの構成を示す回路図である。
【図70】FFを有する従来の半導体集積回路の他の構成を示す説明図である。
【図71】図70のANDゲートの内部構成を示す回路図である。
【符号の説明】
25a〜25d フリップフロップ(FF)、26a,26b 排他的論理和ゲート、27 クロック入力制御手段、27a,27b NANDゲート、28データ保持手段。

Claims (11)

  1. 入力データを受ける入力端子と、
    第1及び第2の出力端子と、
    前記入力端子を介して得た前記入力データを論理的に反転した反転入力データを出力する入力データ反転手段と、
    前記入力データ及び前記反転入力データを受け、第1の制御用クロックに同期して、前記入力データの指示する論理値を第1の内部出力データとして保持するとともに、前記反転入力データの指示する論理値を第1の反転内部出力データとして保持する第1のデータ保持手段と、
    前記第1の内部出力データ及び前記第1の反転内部出力データを受け、前記第1の制御用クロックと独立した第2の制御用クロックに同期して、前記第1の内部出力データの指示する論理値を第2の内部出力データとして保持するとともに、前記第1の反転内部出力データの指示する論理値を第2の反転内部出力データとして保持する第2のデータ保持手段と、
    前記第2の反転内部出力データを論理的に反転して出力データを前記第1の出力端子から出力する第1の外部データ出力手段と、
    前記第2の内部出力データを論理的に反転して反転出力データを前記第2の出力端子から出力する第2の外部データ出力手段と、
    第1及び第2の比較データ並びに基準クロックを受け、前記第1の比較データと前記第2の比較データとの論理値の一致/不一致に基づき、前記第1の制御用クロックとして前記基準クロック/固定電圧を出力する第1のクロック制御手段と、
    第3及び第4の比較データ並びに前記基準クロックを受け、前記第3の比較データと前記第4の比較データとの論理値の一致/不一致に基づき、前記第2の制御用クロックとして前記基準クロック/固定電圧を出力する第2のクロック制御手段とを備え、
    前記第1の比較データは、前記入力データ及び前記反転入力データのうち一のデータであり、前記第2の比較データは、前記第1の内部データ、前記第2の内部データ、前記出力データ、前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、
    前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、
    前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データは、前記入力データ、前記第1の内部データ、前記反転入力データ及び前記第1の反転内部データのうち一のデータであり、前記第4の比較データは、前記第1の内部データ、前記第2の内部データ、前記出力データ、前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータである、
    データ保持回路。
  2. 前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の内部データである、
    請求項1記載のデータ保持回路。
  3. 前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記反転出力データである、
    請求項2記載のデータ保持回路。
  4. 前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データである、
    請求項1記載のデータ保持回路。
  5. 前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記出力データである、
    請求項4記載のデータ保持回路。
  6. 前記第1の比較データは、前記反転入力データであり、
    前記第3の比較データは、前記第1の内部データ、前記反転入力データ及び前記第1の反転内部データのうち一のデータである、
    請求項1記載のデータ保持回路。
  7. 前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、
    前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の内部データ及び前記第2の内部データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データであり、
    前記第3の比較データが前記反転入力データの場合、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ及び前記第2の反転内部データのうち一のデータであり、
    前記第3の比較データが前記第1の反転内部データの場合、前記第4の比較データは前記第2の反転内部データである、
    請求項1記載のデータ保持回路。
  8. 前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記出力データであり、前記第3の比較データは、前記反転入力データ及び前記第1の反転内部データのうち一のデータであり、前記第4の比較データは前記反転出力データであり、
    前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記反転出力データであり、前記第3の比較データは、前記入力データ及び前記第1の内部データのうち一のデータであり、前記第4の比較データは前記出力データである、
    請求項1記載のデータ保持回路。
  9. 入力データを受け、該入力データを論理的に反転した反転入力データを出力する入力データ反転手段と、
    前記入力データ及び前記反転入力データを受け、制御用クロックに同期して、前記入力データの指示する論理値を第1の内部出力データとして保持するとともに、前記反転入力データの指示する論理値を第1の反転内部出力データとして保持する第1のデータ保持手段と、
    前記第1の内部出力データ及び前記第1の反転内部出力データを受け、前記制御用クロックに同期して、前記第1の内部出力データの指示する論理値を第2の内部出力データとして保持するとともに、前記第1の反転内部出力データの指示する論理値を第2の反転内部出力データとして保持する第2のデータ保持手段と、
    前記第2の反転内部出力データを論理的に反転して出力データを出力する第1の外部データ出力手段と、
    前記第2の内部出力データを論理的に反転して反転出力データを出力する第2の外部データ出力手段と、
    第1〜第4の比較データ並びに基準クロックを受け、前記第1〜第4の比較データに基づき、前記制御用クロックとして前記基準クロックあるいは固定電圧を出力するクロック制御手段とを備え、
    前記クロック制御手段は、
    前記第1及び第2の比較データを受け、前記第1の比較データと前記第2の比較データとの論理積を求めて第1の論理データを出力する第1のANDゲートと、
    前記第3及び第4の比較データを受け、前記第3の比較データと前記第4の比較データとの論理積を求めて第2の論理データを出力する第2のANDゲートと、
    前記第1及び第2の論理データの論理和を求めて第3の論理データを出力するORゲートと、
    前記基準クロック及び前記第3の論理データを受け、前記第3の論理データの“H”/“L”に基づき、前記制御用クロックとして前記基準クロック/固定電圧を出力するクロック制御ゲートとを備え、
    前記第1の比較データは、前記入力データ及び前記反転入力データのうち一のデータであり、
    前記第1の比較データが前記入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データは、前記反転入力データデータであり、前記第4の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、
    前記第1の比較データが前記反転入力データの場合、前記第2の比較データは前記第1の内部データ、前記第2の内部データ及び前記出力データのうち一のデータであり、前記第3の比較データは、前記入力データであり、前記第4の比較データは前記第1の反転内部データ、前記第2の反転内部データ及び前記反転出力データのうち一のデータである、
    データ保持回路。
  10. 各々が第1〜第nの入力データをそれぞれ受け、共通の制御用クロックに同期して、前記第1〜第nの入力データの指示する論理値をそれぞれ第1〜第nの出力データとして保持するとともに、前記第1〜第nの入力データそれぞれの指示する論理値の反転値を第1〜第nの反転出力データとして保持する第1〜第nデータ保持手段と、
    各々が前記第1〜第nの入力データそれぞれと前記第1〜第nの出力データを受け、前記第1〜第nの入力データそれぞれと前記第1〜第nの出力データそれぞれとを比較して、一致/不一致を指示する第1〜第nの比較信号をそれぞれ出力する第1〜第nの比較手段と、
    前記第1〜第nの比較信号及び基準クロックを受け、前記第1〜第nの比較信号がすべて一致を指示した場合のみ前記制御用クロックとして固定電圧を出力し、それ以外の場合は前記制御用クロックとして前記基準クロックを出力するクロック制御手段と、
    を備えるデータ保持回路。
  11. 入力データとスキャン入力データとを受け、選択信号に基づき、前記入力データ及び前記スキャン入力データのうち一方のデータを選択データとして出力する入力データ選択手段と、
    前記選択データを受け、制御用クロックに同期して、前記選択データの指示する論理値を出力データとして保持するデータ保持手段と、
    前記選択データ、前記出力データ及び基準クロックを受け、前記選択データと前記出力データとを比較して、その一致/不一致の基づき、前記制御用クロックとして固定電圧/前記基準クロックを出力するクロック制御手段と、
    を備えるデータ保持回路。
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