JP3576847B2 - 電源切換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主電源から供給された電力と予備電源から供給された電力とのいずれかを所定の主回路に切換供給する電源切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、火災報知設備のように瞬間的な機能停止が許されない設備の制御盤等の内部には、主電源から供給された電力と予備電源から供給された電力とのいずれかを盤内の主回路に切換供給することにより、常時安定した電力供給を可能とする電源切換装置が設けられている。図5には従来の電源切換装置のブロック図を示す。この図5において電源切換装置は制御盤内部に納められており、盤外の主電源ME(常用電源であり、例えば商用電源AC100V)から供給された電力と、盤内に配置された予備電源SE(例えばDC24V)から供給された電力とのいずれかを盤内の所定の主回路MSに切換供給するものである。
【0003】
この従来の電源切換装置は、切換部としてのNVリレー(No−Voltage Relay)101と、NVリレー101を制御する制御部102、及びコンデンサーC100を備えて構成されていた。そして制御部102は、予備電源SE又は主電源MEにて供給された電力の電圧値を検出する電圧検出部121と、該電圧検出部121の出力信号を反転する反転部たるNOT回路122と、該NOT回路122の出力に応じてNVリレー101を駆動する駆動部123とを備えて構成されていた。
【0004】
このように構成された電源切換装置において、盤内への電源投入前にはNVリレー101が予備電源SE側への接続状態に初期設定されており、予備電源SE及び主電源MEが投入されると、まず予備電源SEにて供給された電力が主回路MSに供給され、その後、主電源MEにて供給された電力の電圧値が所定値以上になったことが電圧検出部121にて検出されると、電圧検出部121からLOW状態の信号が出力されていた。この信号はNOT回路にてHI状態に反転され、駆動部123に入力されていた。そして駆動部123ではHI状態の信号が入力されることによってトランジスタが駆動され、NVリレー101に電圧が印加されることにより該NVリレー101が主電源ME側に切換えられていた。これによって主電源MEにて供給された電力が主回路MSに供給されていた。
【0005】
またこの状態において主電源MEに瞬断等が生じ、主電源MEにて供給された電力の電圧値が所定値以下になったことが電圧検出部121にて検出されると、電圧検出部121からHI状態の信号が出力されていた。この信号はNOT回路にてLOW状態に反転され、駆動部123に入力されていた。そして駆動部123ではLOW状態の信号が入力されることによってトランジスタの駆動が停止され、駆動部123による電圧印加が停止されることによってNVリレー101が予備電源SE側に戻されていた。そして予備電源SEにて供給された電力が主回路MSに供給されていた。
従来の電源切換装置においては、このような切換動作を継続的に行うことにより、主回路MSへの安定した電力供給を行っていた。
【0006】
ここで、電源切換時におけるNVリレー101の動作速度が遅いことから、切換時における電源遮断を防ぐため、コンデンサーC100に蓄えられた電力によって電源切換時における不足電力が補充されていた。すなわち予備電源SE又は主電源MEから供給された電力によってコンデンサーC100が充電され、切換時においてNVリレー101の切換が完了する数msの間は、コンデンサーC100からの放電によって主回路MSに電力が供給されていた。このように動作速度の遅いNVリレー101の切換時の電力を補う必要があるため、コンデンサーC100には数万μF程度の大容量のものが用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のこのような電源切換装置においては、上述のようにコンデンサーCによって切換時の電源遮断を防止していたので、コンデンサーCが十分に充電される前に切換が行われた場合には十分な放電を行うことができない等、必ずしも十分な瞬電対策を施すことができなかった。また数万μF程度の大容量のコンデンサーは、高価であることから電源切換装置全体のコスト上昇を招き、また設置のために広いスペースを必要とすることから電源切換装置全体の小型化を妨げる原因となっていた。
【0008】
本発明は、従来のこのような電源切換装置における問題点に鑑みてなされたもので、大容量のコンデンサーを必要とすることなく十分な瞬電対策を施すことができる電源切換装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来の電源切換装置における問題点を解決するために請求項1に記載の本発明は、主電源から供給された電力と予備電源から供給された電力とのいずれかを所定の主回路に切換供給する切換部と、該切換部を制御する制御部とを備えてなる電源切換装置であって、
前記制御部には、前記主電源から供給された電力の電圧値を検出する電圧検出部を備え、
前記主電源の供給電圧値が所定値以上になったことが前記電圧検出部にて検出された際、前記主電源から供給された電力を前記主回路に供給するもので、半導体スイッチ素子にて構成された第一の補助通電部と、
前記主電源の供給電圧値が所定値以下になったことが前記電圧検出部にて検出された際、前記予備電源から供給された電力を前記主回路に供給するもので、半導体スイッチ素子にて構成された第二の補助通電部とを備え、
前記制御部には前記電圧検出部の出力を反転する反転部を設け、前記電圧検出部は、前記電圧値が所定値以上になったことを検出した際にはLOW状態の信号を出力すると共に、前記電圧値が所定値以下になったことを検出した際にはHI状態の信号を出力し、前記反転部を介して入力された前記電圧検出部の出力がHI状態の場合に前記第一の補助通電部を駆動し、前記反転部を介することなく入力された前記電圧検出部の出力がHI状態の場合に前記第二の補助通電部を駆動することを特徴として構成されている。
【0010】
また請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記電圧検出部の出力に基づいて所定長のワンショット出力を行うワンショット出力部を設け、該ワンショット出力部の出力により前記第一の補助通電部及び前記第二の補助通電部を駆動することを特徴として構成されている。
【0011】
また請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の本発明において、前記第一の補助通電部にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第一の電流制限部と、前記第二の補助通電部にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第二の電流制限部とを設けたことを特徴として構成されている。
【0012】
また請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記電圧検出部とは異なる前記主回路に供給された電力の電圧値を検出する第二の電圧検出部を更に設け、この第二の電圧検出部の出力に基づいて所定長のワンショット出力を行うワンショット出力部を設けると共に、該ワンショット出力部の出力により前記第一の補助通電部及び前記第二の補助通電部を駆動することを特徴として構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態における電源切換装置のブロック図を示す。この図1において電源切換装置は図示しない制御盤内部に納められており、盤外の主電源ME(常用電源、例えば商用電源AC100V)から供給された電力と、盤内に配置された予備電源SE(例えばDC24V)から供給された電力とのいずれかを盤内の所定の主回路MSに切換供給するものである。ここで主回路MSの内容は任意のものであってよく、例えば火災報知設備の制御盤内に配置される電源切換装置において主回路MSは、火災感知信号の受信その他の処理、及び発報制御等を行う回路である。
図1において電源切換装置は、従来と同様に、切換部としてのNVリレー(No−Voltage Relay)1と、該NVリレー1を制御する制御部2、及びコンデンサーC1を備えて構成されている。
【0015】
ここで制御部2は、予備電源SE又は主電源MEにて供給された電力の電圧値を検出する電圧検出部21と、該電圧検出部21の出力信号を反転する反転部たるNOT回路22と、該NOT回路22の出力に応じてNVリレー1を駆動する駆動部23とを備えて構成されている。このうち電圧検出部21は主電源MEにて供給された電力の電圧値(以下、供給電圧値E1)を自己に予め設定された電圧値ES1と比較し、供給電圧値E1が電圧値ES1以上であればLOW状態の信号、供給電圧値E1が電圧値ES1より小さい場合にはHI状態の信号を出力する。そしてNOT回路22は電圧検出部21からLOW状態の信号が出力された場合にはHI状態の信号、HI状態の信号が出力された場合にはLOW状態の信号を出力する。そして駆動部23は、電圧Vccを所定比で分圧するための抵抗とトランジスタとを備えて構成されており、HI状態の信号を入力された場合にのみトランジスタを駆動させ、NVリレー1に電圧を印加して該NVリレー1を主電源ME側に切換える。
またコンデンサーC1は従来に比べて低容量(数マイクロμF〜数百μF程度)のコンデンサーであり、自己に蓄えられた電力によって電源切換時における不足電力を補充する。
【0016】
ここで電源切換装置には、図1に示すように、従来の電源切換装置とは異なり、第一の補助通電部3及び第二の補助通電部4が設けられている。このうち第一の補助通電部3は、半導体スイッチ素子たるトランジスタTR1、TR2と、抵抗R1、R2と、ダイオードD1とを備えて構成されており、そのトランジスタTR1を図示のようにNOT回路22の出力側に接続させ、該トランジスタTR1をNOT回路22の出力に基づいて駆動させることによりトランジスタTR2を駆動させ、主電源MEから供給された電力を主回路MSに供給する。また第二の補助通電部4は、半導体スイッチ素子たるトランジスタTR3、TR4と、抵抗R3、R4と、ダイオードD2とを備えて構成されており、そのトランジスタTR3を図示のようにNOT回路22の非出力側(すなわち電圧検出部21の出力側)に接続させ、該トランジスタTR3を電圧検出部21の出力に基づいて駆動させることによりトランジスタTR4を駆動させ、予備電源SEから供給された電力を主回路MSに供給する。これら第一の補助通電部3及び第二の補助通電部4はいずれもHI状態の信号が入力された場合にのみ上記電力供給を行うものであり、その具体的動作については後述する。
【0017】
このように構成された電源切換装置における電源切換動作について説明する。まず盤内への電源投入前には、従来と同様にNVリレー1が予備電源SE側への接続状態に初期設定されている。そして予備電源SE及び主電源MEが投入されると、NVリレー1が予備電源SE側への接続状態にあることから、予備電源SEにて供給された電力が主回路MSに直ちに供給され、主回路MSが作動可能状態となる。また予備電源SEにて供給された電力によってコンデンサーC1が充電される。
【0018】
その後、供給電圧値E1が電圧値ES1以上になったことが電圧検出部21にて検出されると、電圧検出部21からはLOW状態の信号が出力される。このLOW状態の信号はまず第二の補助通電部4に入力されるが、LOW状態であるために第二の補助通電部4は作動せず該第二の補助通電部4を介しての電力供給は行われない。
【0019】
そして電圧検出部21から出力されたLOW状態の信号はNOT回路22にてHI状態に反転され、第一の補助通電部3に出力される。HI状態の信号が第一の補助通電部3のトランジスタTR1に入力されると、該トランジスタTR1が駆動されて電流が流れ、該電流によってトランジスタTR2が駆動される。このトランジスタTR2は図示のようにエミッタ側を主電源ME、コレクタ側を主回路MSに(ダイオードD1を介して)接続されているので、駆動されることによって主電源MEの電力が該トランジスタTR2を介して主回路MSに供給される。またこの際、ダイオードD1にて整流が施される。
また上述のようにNOT回路22にてHI状態に反転された信号は、駆動部23にも出力される。そして駆動部23は自己のトランジスタを駆動させ、NVリレー1に電圧を印加して該NVリレー1を主電源ME側に切換える。
ここで上記第一の補助通電部3の動作は半導体素子の特性に従って数μs程度で極めて迅速に行われるので、NVリレー1の切換が完了する前に第一の補助通電部3を介して主電源MEの電力を供給することができる。したがってコンデンサーC1に充電された電力を放電する必要性がほとんどなくなるので、該コンデンサーC1の容量は上述のように小さいもので足りる。
【0020】
上記のように主電源ME側への切換が行われた後、主電源MEに瞬断等が生じ、供給電圧値E1が電圧値ES1より小さくなったことが電圧検出部21にて検出されると、電圧検出部21からはHI状態の信号が出力される。このHI状態の信号はまず第二の補助通電部4に入力される。HI状態の信号が第二の補助通電部4のトランジスタTR3に入力されると、該トランジスタTR3が駆動されて電流が流れ、該電流によってトランジスタTR4が駆動される。このトランジスタTR4は図示のようにエミッタ側を予備電源SE、コレクタ側を主回路MSに(ダイオードD2を介して)接続されているので、駆動されることによって予備電源SEの電力が該トランジスタTR4を介して主回路MSに供給される。またこの際、ダイオードD2にて整流が施される。
【0021】
また電圧検出部21から出力されたHI状態の信号はNOT回路22にてLOW状態に反転される。このLOW状態の信号は第一の補助通電部3に入力されるが、LOW状態であるために第一の補助通電部3は作動せず該第一の補助通電部3を介しての電力供給は行われない。またLOW状態の信号が駆動部23に入力されると、駆動部23のトランジスタの駆動が停止され、駆動部23による電圧印加が停止することによってNVリレー1が予備電源SE側に戻される。そして予備電源SEにて供給された電力が主回路MSに供給される。
ここで上記第二の補助通電部4の動作も上述と同様に迅速に行われるので、NVリレー1の切換が完了する前に第二の補助通電部4を介して予備電源SEの電力を供給することができる。したがって上記と同様にコンデンサーC1の容量は小さいもので足りる。
【0022】
次に本発明の第二実施形態について図2を参照して詳細に説明する。図2は本実施形態における電源切換装置のブロック図を示す。ただし特に説明なき構成については第一実施形態と同じであり、また同じ構成を同符号にて示す。
図2に示すように本実施形態の電源切換装置においては、NOT回路22の出力側から第一の補助通電部3に至る線路中にワンショット出力部5が設けられており、電圧検出部21の出力側から第二の補助通電部4に至る線路中にワンショット出力部6が設けられている。
これらワンショット出力部5、6は、HI状態の信号が入力された場合に、HI状態の信号を所定長だけ出力するものである。ここで所定長とは、NVリレー1が切換を行うために必要な時間か又はそれ以上の時間であり、例えば100msに設定される。
【0023】
次に電源切換動作のうち、上記ワンショット出力部5、6の動作に関連する動作について説明する。なお説明なき動作は第一実施形態と同様である。
主電源MEが投入され、電圧検出部21からLOW状態の信号が出力されると、このLOW状態の信号はまずワンショット出力部6に入力されるが該ワンショット出力部6では信号がLOW状態であるために出力が行われない。一方、NOT回路22にてHI状態に反転された信号がワンショット出力部5に入力されると、該ワンショット出力部5よりHI状態の信号が所定長だけ出力される。したがって第一の補助通電部3が所定長だけ駆動され、主電源MEの電力がトランジスタTR2を介して主回路MSに供給される。
【0024】
また主電源ME側への切換が行われた後、主電源MEに瞬断等が生じ、供給電圧値E1が電圧値ES1より小さくなったことが電圧検出部21にて検出されると、電圧検出部21からはHI状態の信号が出力され、ワンショット出力部6に入力される。HI状態の信号がワンショット出力部6に入力されると、該ワンショット出力部6よりHI状態の信号が所定長だけ出力される。したがって第二の補助通電部4が所定長だけ駆動され、予備電源SEの電力がトランジスタTR4を介して主回路MSに供給される。
このように本実施形態においては、ワンショット出力部5,6に設定された所定長だけ第一の補助通電部3又は第二の補助通電部4による電力供給が行われるので、例えばNVリレー1に接触不良が生じたような場合においても、抵抗R1〜R4やトランジスタTR1〜TR4に電流が流れる時間を短時間に制限することができ、これら抵抗R1〜R4やトランジスタTR1〜TR4における発熱を抑えることができるので、例えばトランジスタTR1〜TR4の放熱板(ヒートシンク)を省略することができる。
【0025】
次に本発明の第三実施形態について図3を参照して詳細に説明する。図3は本実施形態における電源切換装置のブロック図を示す。ただし特に説明なき構成については第一実施形態と同じであり、また同じ構成を同符号にて示す。
図3に示すように本実施形態の電源切換装置においては、主電源MEから第一の補助通電部3のトランジスタTR2に至る線路中に、第一の補助通電部3にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第一の電流制限部7が設けられている。また予備電源SEから第二の補助通電部4のトランジスタTR4に至る線路中に、第二の補助通電部4にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第二の電流制限部8が設けられている。ここで所定範囲とは、主回路MSの動作に支障のない範囲であって、トランジスタTR2、TR4に流れる電流を極力小さくする範囲である。
【0026】
次に電源切換動作のうち、上記第一の電流制限部7及び第二の電流制限部8の動作に関連する動作について説明する。なお説明なき動作は第一実施形態と同様である。
主電源MEが投入され、電圧検出部21からLOW状態の信号が出力されると、該LOW状態の信号がNOT回路22にてHI状態に反転され、該HI状態の信号によって第一の補助通電部3が駆動される。ここでトランジスタTR2を介して主電源MEから主回路MSに供給される電力はその電流値を第一の電流制限部7にて上記所定範囲内に制限される。
【0027】
また主電源ME側への切換が行われた後、主電源MEに瞬断等が生じ、供給電圧値E1が電圧値ES1より小さくなったことが電圧検出部21にて検出されると、電圧検出部21からはHI状態の信号が出力され、該HI状態の信号によって第二の補助通電部4が駆動される。ここでトランジスタTR4を介して予備電源SEから主回路MSに供給される電力はその電流値を第二の電流制限部8にて上記所定範囲内に制限される。
このように第一の電流制限部7又は第二の電流制限部8にて電流値が制限されることにより、例えば主回路MSに容量の大きなコンデンサが設けられており、該コンデンサが非充電状態で第一の補助通電部3又は第二の補助通電部4に接続された場合であっても、トランジスタTR2、TR4には大電流が流れることがない。したがってトランジスタTR2、TR4には比較的定格の小さなトランジスタを用いることができ、電源切換装置全体のコスト低減化を図ることができる。
【0028】
最後に本発明の第四実施形態について図4を参照して詳細に説明する。図4は本実施形態における電源切換装置のブロック図を示す。ただし特に説明なき構成については第一又は第二実施形態と同じであり、また同じ構成を同符号にて示す。
図4に示すように本実施形態の電源切換装置においては、主回路MSに供給された電力の電圧値を検出する第二の電圧検出部9(以下、単に電圧検出部9)と、該電圧検出部9の出力に基づいて所定長のワンショット出力を行うワンショット出力部10が設けられている。そしてワンショット出力部10の出力側に、第一の補助通電部3の抵抗R1、第二の補助通電部4の抵抗R3が図示のように接続されている。なお所定長は第二実施形態と同じである。
【0029】
次に電源切換動作のうち、上記電圧検出部9及びワンショット出力部10の動作に関連する動作について説明する。なお説明なき動作は第一実施形態と同様である。
まず電圧検出部9は主回路MSに供給された電力の電圧値を常時監視し、供給された電力の電圧値(以下、供給電圧値E2)を自己に予め設定された電圧値ES2(例えば16〜20.4v程度)と比較し、供給電圧値E2が電圧値ES2以下になった場合にHI状態の信号を出力する。
HI状態の信号がワンショット出力部10に入力されると、該ワンショット出力部10よりHI状態の信号が所定長だけ出力される。したがって第一の補助通電部3及び第二の補助通電部4が所定長だけ相互に同時に駆動され、主電源ME及び予備電源SEの電力が主回路MSに供給される。
このような動作によれば、主回路MSに供給される電力が低電圧になった場合には、NVリレー1の切換状態に関わらず、主電源ME及び予備電源SEの電力が瞬時に供給され瞬断を防止することができる。したがってコンデンサーC1に充電された電力を放電する必要性がほとんどなくなるので、該コンデンサーC1の容量は上述のように小さいもので足りる。
【0030】
さてこれまで本発明の第一〜第四実施形態について説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいものであり、以下、これら異なる形態について説明する。まずNVリレー、制御部、及びコンデンサーの具体的な構成は上記実施形態に示した以外に任意に定められてよく、またNVリレー以外の切換手段を採用してもよく、あるいは第一の補助通電部及び第二の補助通電部によって瞬断を完全に防止できる場合にはコンデンサーを省略することも可能である。また制御部内のNOT回路や駆動部の構成も、切換手段の構成に応じて任意に変更可能である。またワンショット出力部における所定長や、電流制限部における所定範囲は任意に変更可能である。
さらに第一実施形態から第四実施形態に示した構成を相互に混在させて電源切換装置を構成することができ、例えば第四実施形態の電源切換装置に対して、第三実施形態で示した電流制限部をさらに付加してもよい。
【0031】
【発明の効果】
上記したように請求項1に記載の本発明は、制御部には、主電源又は予備電源から供給された電力の電圧値を検出する電圧検出部を備え、電圧値が所定値以上になったことが電圧検出部にて検出された際、主電源から供給された電力を主回路に供給するもので、半導体スイッチ素子にて構成された第一の補助通電部と、電圧値が所定値以下になったことが電圧検出部にて検出された際、予備電源から供給された電力を主回路に供給するもので、半導体スイッチ素子にて構成された第二の補助通電部とを備えたこと等により、第一の補助通電部又は第二の補助通電部を介して極めて迅速に主回路への電力供給を行うことができる。したがってコンデンサーに充電された電力を放電する必要性がほとんどなくなるため、該コンデンサーの容量を小さくすることができ、装置全体のコスト低減化や小型化を図ることができる。
【0032】
さらに請求項2に記載の本発明は、電圧検出部の出力に基づいて所定長のワンショット出力を行うワンショット出力部を設け、該ワンショット出力部の出力により第一の補助通電部及び第二の補助通電部を駆動することにより、ワンショット出力部に設定された所定長だけ第一の補助通電部又は第二の補助通電部による電力供給が行われるので、例えば制御部に接触不良が生じたような場合においても、第一の補助通電部や第二の補助通電部のトランジスタ等に電流が流れる時間を短時間に制限することができる。このため、トランジスタ等における発熱を抑えることができ、例えばトランジスタのヒートシンクを省略することができるので、装置全体のコスト低減化を図ることができる。
【0033】
さらにまた請求項3に記載の本発明は、第一の補助通電部にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第一の電流制限部と、第二の補助通電部にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第二の電流制限部とを設けたことにより、第一の電流制限部又は第二の電流制限部にて電流値が制限されることにより、例えば主回路に容量の大きなコンデンサが設けられており、該コンデンサが非充電状態で第一の補助通電部又は第二の補助通電部に接続された場合であっても、第一の補助通電部又は第二の補助通電部のトランジスタには大電流が流れることがない。したがってトランジスタには比較的定格の小さなトランジスタを用いることができ、装置全体のコスト低減化を図ることができる。
【0034】
しかも請求項4に記載の本発明は、主回路に供給された電力の電圧値を検出する第二の電圧検出部と、第二の電圧検出部の出力に基づいて所定長のワンショット出力を行うワンショット出力部を設け、該ワンショット出力部の出力により第一の補助通電部及び第二の補助通電部を駆動することにより、主回路に供給される電力が低電圧になった場合には、制御部の切換状態に関わらず、主電源及び予備電源の電力が瞬時に供給され瞬断を防止することができる。したがってコンデンサーに充電された電力を放電する必要性がほとんどなくなるため、該コンデンサーの容量を小さくすることができ、装置全体のコスト低減化や小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態における電源切換装置のブロック図である。
【図2】本発明の第二実施形態における電源切換装置のブロック図である。
【図3】本発明の第三実施形態における電源切換装置のブロック図である。
【図4】本発明の第四実施形態における電源切換装置のブロック図である。
【図5】従来の電源切換装置のブロック図である。
【符号の説明】
MS 主回路
ME 主電源
SE 予備電源
C1、C100 コンデンサー
1、101 NVリレー
2、102 制御部
21、121 電圧検出部
22、122 NOT回路
23、123 駆動部
3 第一の補助通電部
4 第二の補助通電部
5、6 ワンショット出力部
7 第一の電流制限部
8 第二の電流制限部

Claims (4)

  1. 主電源から供給された電力と予備電源から供給された電力とのいずれかを所定の主回路に切換供給する切換部と、該切換部を制御する制御部とを備えてなる電源切換装置であって、
    前記制御部には、前記主電源から供給された電力の電圧値を検出する電圧検出部を備え、
    前記主電源の供給電圧値が所定値以上になったことが前記電圧検出部にて検出された際、前記主電源から供給された電力を前記主回路に供給するもので、半導体スイッチ素子にて構成された第一の補助通電部と、
    前記主電源の供給電圧値が所定値以下になったことが前記電圧検出部にて検出された際、前記予備電源から供給された電力を前記主回路に供給するもので、半導体スイッチ素子にて構成された第二の補助通電部とを備え、
    前記制御部には前記電圧検出部の出力を反転する反転部を設け、前記電圧検出部は、前記電圧値が所定値以上になったことを検出した際にはLOW状態の信号を出力すると共に、前記電圧値が所定値以下になったことを検出した際にはHI状態の信号を出力し、前記反転部を介して入力された前記電圧検出部の出力がHI状態の場合に前記第一の補助通電部を駆動し、前記反転部を介することなく入力された前記電圧検出部の出力がHI状態の場合に前記第二の補助通電部を駆動することを特徴とする電源切換装置。
  2. 前記電圧検出部の出力に基づいて所定長のワンショット出力を行うワンショット出力部を設け、該ワンショット出力部の出力により前記第一の補助通電部及び前記第二の補助通電部を駆動することを特徴とする請求項1に記載の電源切換装置。
  3. 前記第一の補助通電部にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第一の電流制限部と、前記第二の補助通電部にて供給される電力の電流値を所定範囲に制限する第二の電流制限部とを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源切換装置。
  4. 前記電圧検出部とは異なる前記主回路に供給された電力の電圧値を検出する第二の電圧検出部を更に設け、この第二の電圧検出部の出力に基づいて所定長のワンショット出力を行うワンショット出力部を設けると共に、該ワンショット出力部の出力により前記第一の補助通電部及び前記第二の補助通電部を駆動することを特徴とする請求項1に記載の電源切換装置。
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