JP3576407B2 - 投写型表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ライトバルブを用いた投写型表示装置に関し、特に、透過型液晶ライトバルブを用いた投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光変調用のライトバルブを用いた投写型表示装置のうち、いわゆる液晶プロジェクタと呼ばれる液晶ライトバルブを用いた投写型表示装置は、高精細で大画面表示が可能なため、近い将来家庭用のテレビジョンやパーソナルコンピュータ(PC)の表示装置(CRT)に取って代わる可能性を有している。近年、PCの表示装置に要求される表示解像度の向上と共に液晶プロジェクタの解像度も高精細化され、従来の640×480ドット(VGA)から800×600ドット(SVGA)が標準になり、今後さらに1024×768ドット(XGA)の解像度へと高精細化が進んできている。
【0003】
この従来の液晶プロジェクタ1の概略の構成を図15を用いて簡単に説明する。液晶プロジェクタ1の投写光学系は、ランプ2、液晶ライトバルブ部4、及び投写レンズ6を有している。また図示は省略したが、投写光学系は、ランプ2からの光を赤、緑、及び青の3色に色分割する複数のダイクロイックミラー、及び分割された3色を色合成するダイクロイックプリズム(または複数のダイクロイックミラー)を有している。色分割された3色の光は液晶ライトバルブ部4に設けられた各色用の液晶ライトバルブにそれぞれ入射して画像信号に応じて変調され、ダイクロイックプリズムで合成されて投写レンズ6へ射出するようになっている。
【0004】
液晶プロジェクタ1の画像信号処理系は、PCあるいはビデオ装置等からの映像信号が入力する制御回路8を有している。制御回路8に入力された映像信号は所定の電圧に変換されて信号線18を介して液晶ライトバルブ部4の各液晶ライトバルブに供給される。映像信号に応じた駆動電圧を液晶ライトバルブの各画素に印加して、映像信号に応じて各画素の透過率を変えてランプ2からの光を変調することによりスクリーン上で画像を得ることができるようになる。ランプ2には、通常、メタルハライドランプ等の大光量を発生させることのできる光源が用いられる。このため電源26から電源線24を介して大電力が供給され、ランプ2は発熱して高温になる。
【0005】
このランプ2に発生した熱は、放射あるいは空気を介した熱伝達により液晶プロジェクタ1(筐体)内部の温度を上昇させる。また液晶ライトバルブを構成する液晶パネル内の液晶や液晶パネル表面に張り付けられている偏光板などは光を吸収することによりそれ自身でも温度が上昇する。これら液晶や偏光板の温度を例えば60°C程度に決められた仕様温度内に維持できるよう、従来の液晶プロジェクタ1では、液晶ライトバルブ部4周囲に空気を流すようにしている。液晶プロジェクタ1の筐体には図示のように吸気ファン10と排気ファン12とが設けられ、これらファン10、12を回転させることにより液晶ライトバルブ部4周囲に空気の流れを作る強制空冷を行っている。また、吸気ファン10の空気流入側には埃等の進入を防止するためのフィルタ14が取り付けられている。
【0006】
また、液晶ライトバルブ部4には、液晶パネルや偏光板の温度を測定する温度検出素子30が取り付けられている。温度検出素子30からの検出信号は信号線16を介して制御回路8に出力されるようになっている。制御回路8は、温度検出素子30からの温度検出信号と予め記憶してある基準値とを比較して、温度検出信号が基準値を越えたら信号線20を介してランプ2をオフし、また、信号線22を介して液晶プロジェクタ1の電源26をオフするようになっている。ここで、制御回路8に記憶された温度の基準値について図16を用いて説明する。図16の横軸は室温(°C)を表し、縦軸は温度検出素子30からの温度検出信号に基づいて検出した温度(°C)を表している。図16に示すように、ファン10、12による強制空冷にもかかわらず、室内温度の上昇と共に液晶ライトバルブ4内の温度も上昇してしまうことがわかる。このため従来では、液晶ライトバルブの内部部品の保護のため、これら液晶や偏光板の許容温度としての基準値を仕様温度に合わせ、これを越えた場合に電源26をオフし、ランプ2もオフするようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の液晶プロジェクタ1は、ランプ2からの熱や光で液晶や偏光板が劣化したり故障したりしないように、液晶ライトバルブ部4に配置した温度検出素子30で液晶パネル近傍の温度を計測し、予め記憶した基準値と計測結果とを比較して電源26やランプ2をオフするようにしている。
【0008】
ところで、図16で示したように液晶プロジェクタ1内の温度は、液晶プロジェクタ1の設置されている雰囲気の温度に依存して変化するが、それ以外の原因、例えば吸気ファン10前面のフィルタ14の目詰まりの程度によっても変化する。すなわち、温度検出素子30の計測結果が上記基準値に至るには幾つかの原因が存在する。ところが上述の従来の液晶プロジェクタの温度管理では、単に、液晶ライトバルブ部4の内部部品が基準温度を越えるか否かだけを判断しており、基準温度に達するまでの途中の温度変化を把握することができないため、液晶プロジェクタ1の電源26やランプ2がオフした際の原因を使用者側で見つけだすことが困難であるという問題を有している。
【0009】
また、従来の液晶プロジェクタ1では、液晶ライトバルブ部4の内部部品が基準温度を越えてしまう原因の1つであるフィルタ14の目詰まりによる吸気ファン10の効率低下を、容易に発見して未然に防止するメンテナンスを行うことが困難であるという問題も有している。
さらに、従来の液晶プロジェクタ1では、中間調表示において所定の階調を得るために所定の電圧を液晶に印加しても、液晶ライトバルブ部4内の液晶パネルの温度が変化してしまうと、それに依存して液晶パネルの透過率が変化してしまうため、中間調の再現性が温度に依存して異なってしまい画像品質が低下してしまうという問題も有している。
【0010】
本発明の目的は、使用者側で容易にメンテナンスできる投写型表示装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、画像品質を向上させた投写型表示装置を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、障害発生時の原因分析を容易に行うことができる投写型表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、筐体内に配置され、光源からの入射光を変調して射出するライトバルブと、ライトバルブから射出された光を拡大投写する投写レンズとを有する投写型表示装置において、少なくともライトバルブ近傍の温度と筐体外部の温度とを計測する温度計測手段と、温度計測手段で計測された温度に基づいて、少なくとも光源の電源のオン/オフを制御する制御系とを有していることを特徴とする投写型表示装置によって達成される。
【0012】
また、本発明の投写型表示装置において、温度計測手段は、ライトバルブ近傍の温度を計測する第1の温度検出素子と、筐体外部近傍の外気温度を計測する第2の温度検出素子とを少なくとも備えていることを特徴とする。
また、本発明の投写型表示装置において、筐体内に空気を送り込む吸気ファンを有し、第2の温度検出素子は、吸気ファン近傍に配置されていることを特徴とする。
さらに本発明の投写型表示装置において、吸気ファンの外気吸引側にフィルタが設けられ、第2の温度検出素子は、フィルタ近傍の温度を計測することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の投写型表示装置において、制御系は、第1の温度検出素子と第2の温度検出素子の計測結果に基づいてライトバルブ近傍の温度と筐体外部近傍の温度との温度差を求め、温度差に基づいてフィルタの汚れの程度を推定する推定処理部を有していることを特徴とする。本発明のこのような構成によれば、使用者側で容易にフィルタの目詰まりなどを発見することができ、容易なメンテナンスを実現することができるようになる。
【0014】
また、上述の投写型表示装置において、制御系は、電源をオフする直前の温度計測手段で計測された温度を記憶する記憶部を有していることを特徴とする。本発明によれば、筐体内の温度だけでなく筐体外部の温度も計測して記憶するようにしているので、電源がオフしてしまった原因が、装置外部の温度が上昇したためか、あるいはファンの停止や回転速度の低下などのファンの異常によるものかの判別が容易にできるので、障害発生時の原因分析を容易に行うことができるようになる。
【0015】
また、制御系は、オンスクリーンディスプレイ制御回路を有し、映像信号に所定の画像を重ね合わせた変調信号をライトバルブへ供給することを特徴とする。本発明はこのような構成を有するので、映像が映し出されたスクリーン上に種々の情報を重ねて表示させることができ、特に、筐体内の温度や外部温度を表示させたり、フィルタの清掃、交換の時期を表示させたりすることができるので、使用者による容易なメンテナンスを実現することができる。
【0016】
また、上記目的は、筐体内に配置され、光源からの入射光を変調して射出するライトバルブと、ライトバルブから射出された光を拡大投写する投写レンズとを有する投写型表示装置において、少なくともライトバルブ近傍の温度を計測する温度計測手段と、温度計測手段で計測された温度に基づいて、ライトバルブに入力させる変調信号のレベルをシフトさせる制御系とを有していることを特徴とする投写型表示装置によって達成される。本発明の投写型表示装置の構成によれば、筐体内部の温度変化によりライトバルブを射出した光による映像の階調が影響を受ける事態になっても、温度変化に対応して変調信号のレベルをシフトさせるようにしたので、画像品質の劣化を防止した高品質の映像をスクリーンに映し出すことができるようになる。
また、上述の投写型表示装置において、ライトバルブは、入射光を映像信号で変調して射出する液晶パネルを有していることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態による投写型表示装置を図1乃至図14を用いて説明する。まず、本実施の形態による投写型表示装置の概略の構成を図1を用いて説明する。本実施の形態による投写型表示装置として、透過型液晶ライトバルブを用いた液晶プロジェクタ1を例にとって説明する。液晶プロジェクタ1の投写光学系は、例えばメタルハライドランプなどを用いたランプ2を有している。また投写光学系は、図示を省略したが、ランプ2から射出された白色光を整形する整形光学系を有し、さらに整形された白色光を赤、緑、及び青の3色に色分割する複数のダイクロイックミラーを有している。
【0018】
また、投写光学系は、ダイクロイックミラーで色分割された赤、緑、及び青の各色がそれぞれ入射する3つの液晶ライトバルブを備えた液晶ライトバルブ部4を有している。液晶ライトバルブは、マトリクス状に配列された複数の画素を画像信号に応じてそれぞれ駆動する液晶パネルと、液晶パネル表面に張り付けられた偏光板とを有している。液晶ライトバルブに入射した光は画像信号で変調されて射出される。さらに投写光学系は、図示は省略したが、液晶ライトバルブ部4を色分割されて射出した3色を色合成するダイクロイックプリズム(または複数のダイクロイックミラー)を有し、色合成された光をスクリーン上に投写する投写レンズ6を有している。
【0019】
液晶プロジェクタ1の画像信号処理系は、PCあるいはビデオ装置等からの映像信号が入力する制御回路8を有している。制御回路8は、PCあるいはビデオ装置等からの映像信号が入力するA/D変換器40を有している。また制御回路8は、A/D変換器40でアナログ−デジタル変換された映像信号が入力されるデジタル処理回路42を有している。デジタル処理回路42は、映像信号に対応して分割/並び替えを実施する。デジタル処理回路42の出力信号はオンスクリーンディスプレイ(OSD)制御回路44を経由してD/A変換器46でデジタル−アナログ変換される。OSD制御回路44はデジタル処理回路42からのデジタル映像信号に所望の文字や画像を重ね合わせてD/A変換器46に出力するようになっている。また制御回路8は、D/A変換器46からのアナログ信号を入力してその電圧レベルを所定量だけシフトするシフト回路48を有している。シフト回路48で電圧レベルが変更されたアナログ信号は増幅回路50に入力されて所定の電圧に変換されて信号線18を介して液晶ライトバルブ部4の各液晶ライトバルブに供給される。このように映像信号に応じた駆動電圧を液晶ライトバルブの各画素に印加して各画素を透過するランプ2からの光を変調することによりスクリーン60上で画像を得ることができるようになる。
【0020】
また、制御回路8には、マイクロプロセッサ(MPU)52が設けられ、MPU52によりOSD制御回路44及びシフト回路48が制御されるようになっている。また制御回路8には、ランプ2及び電源26を制御する電源/ランプ制御回路56と、液晶プロジェクタ内に複数設けられた温度検出素子30、32からの温度を検出する温度制御回路54とが設けられている。電源/ランプ制御回路56及び温度制御回路54もMPU52により制御されるようになっている。
【0021】
投写光学系のランプ2には、通常、メタルハライドランプ等の大光量を発生できる光源が用いられる。このため電源26から電源線24を介して大電力が供給され、ランプ2は発熱して高温になる。このランプ2に発生した熱は、放射あるいは空気を介した熱伝達により液晶プロジェクタ1(筐体)内部の温度を上昇させる。また液晶ライトバルブ部4を構成する複数の液晶ライトバルブの液晶パネル内の液晶や液晶パネル表面に張り付けられている偏光板などは、光を吸収することによりそれ自身でも温度が上昇する。これら液晶や偏光板の温度を仕様温度(例えば60°C程度)内に維持するために、本実施の形態による液晶プロジェクタ1では、液晶ライトバルブ部4周囲に空気を流すようにしている。液晶プロジェクタ1の筐体には図示のように吸気ファン10と排気ファン12とが設けられ、これらファン10、12を回転させることにより液晶ライトバルブ部4周囲に空気の流れを作る強制空冷を行っている。また、吸気ファン10の空気流入側には埃等の進入を防止するためのフィルタ14が取り付けられている。
【0022】
また、本実施の形態による液晶プロジェクタ1には、液晶パネルや偏光板の温度を計測する温度検出素子30が液晶ライトバルブ部4に取り付けられていると共に、吸気ファン10の空気吸入側に設けられたフィルタ14の直近にも温度検出素子32が設置されている。温度検出素子30は、液晶パネルの直近に設置されて液晶パネルの温度を検出し、信号線16を介して温度制御回路54に液晶パネルの温度データを送出する。温度検出素子32は、液晶プロジェクタ1の筐体外から流入する風の温度(ほぼ室温に等しい)を検出し、信号線34を介して温度制御回路54に筐体外部の温度データを送出するようになっている。温度制御回路54は双方の温度データを読み取り、双方の値の差や、それぞれの計測値を制御回路8全体を制御するMPU52に通知するようになっている。制御回路8のMPU52はこれらの値に基づいて、電源/ランプ制御回路56を制御して電源26やランプ2をオフしたり、シフト回路48の設定や、OSD制御回路44の設定を実施するようになっている。
【0023】
例えば、制御回路8は、温度検出素子30からの温度検出信号と予め記憶しておいた基準値とを比較して、温度検出信号が基準値を越えたら信号線22を介して電源26を制御し、電源26からランプ2への電力の供給を停止してランプ2を消灯させたり、また、信号線22を介して液晶プロジェクタ1全体に供給される電力の供給を遮断するように電源26を制御するようになっている。
【0024】
この基準値について図2を用いて説明する。図2は横軸に室温(°C)を表し、縦軸は温度検出素子30、32からの温度検出信号に基づいて検出した温度(°C)を表している。図2中「A」は温度検出素子32で検出された室内温度を示し、「B」は温度検出素子30で検出された液晶パネル側の温度を示している。図2に示すように、ファン10、12による強制空冷にもかかわらず、液晶パネル側の温度の方が常に室温より約10°C程度高い温度を保って室温の上昇と共に液晶ライトバルブ4内の温度も上昇することを示している。このため、液晶ライトバルブの内部部品の保護のため、許容温度をこれら液晶や偏光板の温度を仕様温度に合わせ、これを越えた場合に電源26をオフし、ランプ2もオフするようにしている。
【0025】
以上の構成を有する本実施の形態による液晶プロジェクタ1の動作について以下に説明する。図3は本実施の形態による液晶プロジェクタ1の動作手順を示すフローチャートである。本フローチャートの左側には一連のフローにおけるひとまとまりの動作毎に番号▲1▼〜▲8▼を付している。まず、▲1▼電源オン処理の動作から説明する。液晶プロジェクタ1の電源スイッチ(SW)が操作パネルあるいは付属のリモートコントロール装置(リモコン)でオンされるまで、MPU52が監視しておりループ状態になっている(ステップS1、S2)。SWがオンされると、MPU52が感知しこのループから抜け、電源26を起動しランプ2をオンさせると共に、装置内の種々の回路等を初期設定したり、メモリ等をクリアする初期設定を実施する(ステップS3)。これにより液晶プロジェクタ1は表示を開始する。
これ以降、▲2▼入力切換処理、▲3▼液晶印加電圧制御処理、▲4▼温度表示処理、▲5▼フィルタ清掃処理、▲6▼フィルタ交換処理、▲7▼温度異常監視処理、及び▲8▼電源オフ監視処理の処理を繰り返し実行する。上記▲2▼〜▲8▼の各動作の詳細について以下に説明する。
【0026】
まず▲2▼入力切換処理では、制御回路8のA/D変換器40に入力してくる映像信号が、RGB信号であるか否かが判断され(ステップS4)、RGB信号であればさらにRGB1信号であるかRGB2信号であるかが判断される(ステップS5)。入力した映像信号がRGB1信号であれば制御回路8内において所定のRBG1処理が行われ(ステップS6)、映像信号がRGB2信号であれば制御回路8内において所定のRBG2処理が行われる(ステップS7)。一方、ステップS4にて、RGB信号でないと判断されると、ビデオ1信号であるか否かが判断される(ステップS8)。入力した映像信号がビデオ1信号であれば制御回路8内において所定のビデオ1処理が行われ(ステップS9)、映像信号がビデオ2信号であれば制御回路8内において所定のビデオ2処理が行われる(ステップS10)。このように▲2▼入力切換処理では、入力信号がRGB1、RGB2、ビデオ1、あるいはビデオ2のどの入力が操作パネルまたはリモコンで選択されているかを常に監視するようになっている。
【0027】
次に、▲3▼液晶印加電圧制御処理での動作手順について説明する。まず、一般的な液晶パネルの有している印加電圧−透過率特性を図4に示す。図4の横軸は液晶への印加電圧(V)を表し、縦軸は液晶パネルの透過率(%)を表している。また、図4中、実線で示すデータは液晶パネルの温度が20°Cのときのものであり、一点鎖線で示すデータは液晶パネルの温度が60°Cのときのものである。この図4の2つのデータが示すように液晶パネルの印加電圧−透過率特性は温度依存性を有している。すなわち、液晶パネルの温度が20°Cの場合には、液晶印加電圧が0.5V以下で透過率が0%となって黒が表示され、液晶印加電圧が4.5V以上で透過率が100%となって白が表示される。そして、印加電圧が0.5〜4.5Vの範囲で中間調が表示されるようになっている。一方、液晶パネルの温度が60°Cの場合には、液晶印加電圧が0.9V以下で透過率が0%となって黒が表示され、液晶印加電圧が4.9V以上で透過率が100%となって白が表示される。そして、印加電圧が0.9〜4.9Vの範囲で中間調が表示されるようになっている。
【0028】
従って図4からも明らかなように、液晶パネルの温度が20°Cの場合と60°Cの場合とでは、例えば透過率50%程度のところで約0.4Vの電圧がシフトしていることになる。つまり、この液晶パネルの温度依存の割合は10mV/°Cとなる。このため中間調表示において例えば3Vの電圧を液晶に印加しても、20°Cの液晶パネルと60°Cの液晶パネルでは透過率が約10%ずれることになり、中間調の再現が温度でかなり異なってしまうことになる。
【0029】
本実施の形態においては、この液晶パネルの温度依存性を温度検出素子30からの検出結果に基づき温度制御回路54及びシフト回路48を用いてMPU52により補正するようにしている。例えば、映像信号のレベルを0.7Vとし、20°Cの液晶パネルに対する液晶印加電圧を0.5V〜4.5Vの範囲(範囲:4V)とすると、増幅回路50のゲインは5.714286(=4/0.7)となる。従って、入力電圧をX(V)、出力電圧をY(V)とすると、Y=5.714286×X+0.5となる。
【0030】
液晶パネルの温度が20°Cから60°Cへ変化したとき、同一の透過率を得るための液晶パネルの印加電圧のシフト量は0.4Vであるから、シフト量を増幅回路50のゲインで除した値0.07V(=0.4/5.714286)を温度差40で除して、1°Cあたりのシフト量の変化量0.0017499V(=0.07/40)を得る。従って、シフト量SVは、SV=0.0017499(t−20)で求めることができ、温度tごとにシフト量を変えれば温度に依存しない表示が可能になる。なお、シフト回路48への温度tの入力は、液晶パネルの温度tが温度検出素子30で検出されており、アナログ電圧あるいはデジタル入力のいずれでもすることができる。また図4の例では、液晶に電圧を印加しない状態で黒を表示するいわゆるノーマリブラック型の液晶パネルについて説明したが液晶に電圧を印加しない状態で白を表示するいわゆるノーマリホワイト型の液晶パネルにも同様に本実施の形態を適用することができる。
【0031】
ここで▲3▼液晶印加電圧制御処理を図3の動作手順に戻って説明する。まず液晶パネルの温度が30°C以下、30〜40°C、40〜50°C、または50°C以上の4段階のいずれにあるかを判断する。そのため、温度制御回路54により温度検出素子30の検出結果をモニタし、液晶パネルの温度が40°C以上か否かを判断する(ステップS11)。液晶パネルの温度が40°C以上であれば、さらに50°C以上であるか否かを判断する(ステップS13)。液晶パネルの温度が50°C以上であると判断したら、映像信号をシフトさせるシフト量SVとして0.0525Vをシフト回路48に設定する(ステップS17)。液晶パネルの温度が50°C以下であると判断したら、映像信号をシフトさせるシフト量SVとして0.035Vをシフト回路48に設定する(ステップS16)。
【0032】
一方、ステップS11において液晶パネルの温度が40°C以下であると判断したら、さらに30°C以上であるか否かを判断する(ステップS12)。液晶パネルの温度が30°C以上であると判断したら、映像信号をシフトさせるシフト量SVとして0.0175Vをシフト回路48に設定する(ステップS15)。液晶パネルの温度が30°C以下であると判断したら、映像信号をシフトさせるシフト量SVとして0V(シフト量なし)をシフト回路48に設定する(ステップS14)。こうすることにより、液晶パネルの温度に依存せずに、入力映像信号に正確に対応した中間調表示を得ることができるようになる。上記例では液晶パネルの温度変化を10°C毎の4段階に分けてシフト量SVを変更したが、温度範囲をさらに細かく設定したり、連続的にシフト量を変化させることも可能である。
【0033】
次に、図5を用いて、▲3▼液晶印加電圧制御処理で用いられるシフト回路48の構成例について説明する。ここでは、上述のように液晶パネルの温度範囲を10°C毎に4段階に分けてシフト量SVを設定するシフト回路48について説明する。シフト回路48は、6個の抵抗80、82、84、86、88、90により4種類の出力電圧を得る抵抗分圧回路を有している。3つの抵抗80、82、84は3Vの電圧が並列に印加されるようになっており、それぞれの抵抗値はR1=10kΩである。抵抗80は抵抗86(R2=58.67Ω)と接続されてGND(グランド)に接地されている。抵抗82は抵抗88(R3=118.04Ω)と接続されてGND(グランド)に接地されている。また、抵抗84は抵抗90(R4=178.11Ω)と接続されてGND(グランド)に接地されている。
【0034】
このような構成において、抵抗80と抵抗86とを接続する接続線から分岐して0.0175Vを供給する電圧供給端子94が形成され、抵抗82と抵抗88とを接続する接続線から分岐して0.035Vを供給する電圧供給端子96が形成され、さらに抵抗84と抵抗90とを接続する接続線から分岐して0.0525Vを供給する電圧供給端子98が形成されている。また、GNDからは0Vを供給する電圧供給端子92が形成されている。
【0035】
MPU52からの選択信号に基づいて、これら4つの電圧供給端子92〜98のいずれかに選択的に接続可能な切り替えスイッチ100が設けられている。切り替えスイッチ100はバッファ用オペアンプ102の非反転入力端子(+端子)に接続されている。バッファ用オペアンプ102の出力端子は抵抗104に接続されると共に、バッファ用オペアンプ102の反転入力端子(−端子)に接続されている。抵抗104は並列的に次段の抵抗106とシフト用オペアンプ112の反転入力端子とに接続されている。抵抗106の電流流下方向側はシフト用オペアンプ112の出力端子に接続されている。また、シフト用オペアンプ112の非反転入力端子には抵抗108を介して映像信号が入力するようになっている。なお、シフト用オペアンプ112の非反転入力端子及び抵抗108の間とGNDとの間に抵抗110が接続されている。
【0036】
このような構成において、各段階のシフト量SVは抵抗分圧で作成される。例えば、シフト量SV=0.0175Vを作成する場合は、SV=3/(R1+R3)×R3=0.0175においてR1=10kΩとしてR3=58.67Ωとすればよい。このようにして4段階のシフト量SVを作成しておいて、温度検出素子30の計測結果から、液晶パネルの温度が30°C以下、30〜40°C、40〜50°C、または50°C以上の4段階のいずれにあるかをMPU52内で計算し、選択信号をMPU52から送出して切り替えスイッチ(リレー/アナログスイッチ等)100でシフト電圧SVをバッファ用オペアンプ102の非反転入力端子に入力する。このバッファ用オペアンプ102の出力端子にはシフト電圧SVと同一の電圧値が出力され、次段のシフト用オペアンプ112の反転入力端子側に入力されて、シフト用オペアンプ112の出力端子側から映像信号にシフト電圧SVを印加した出力電圧が得られる。
【0037】
また図5に示したシフト回路48の変形例として図6に示すような構成にしてもよい。図6は、シフト電圧SVを段階的に変化させるのではなく連続的に変化させることができるシフト回路48を示している。MPU52において、液晶パネルの温度に対応したシフト電圧SVを計算し、図示を省略したD/A変換器を通してアナログ電圧のシフト電圧SVをバッファ用オペアンプ102の非反転入力端子に入力するようになっている。バッファ用オペアンプ102の出力側から後段は図5と全く同じ構成であるので説明は省略する。
【0038】
以上説明したような構成を有するシフト回路48を制御回路8内に配置することにより、液晶プロジェクタ1内の温度が変化して液晶プロジェクタ部4内の液晶パネルの温度が変化したとしても、正確な階調表示を維持して高い表示品質の映像をスクリーン60上に映し出すことができるようになる。
【0039】
次に、図3における▲4▼温度表示処理の手順について説明する。ステップS18において温度表示を行うか否かが判断され、操作パネル又はリモコンから使用者の指示が出されるとステップS19において温度表示処理が行われる。液晶プロジェクタ1に内蔵された温度検出素子30、32の温度検出値を映像信号と共にスクリーン60上に投写し、使用者が液晶プロジェクタ1の温度に関する動作環境や動作状態を確認できるようにしている。これにより、使用者は的確な動作環境の設定(例えば、より室温の低い場所に液晶プロジェクタ1を設置する等)をすることができる。映像信号と共に温度検出素子30、32の温度検出値を重ね合わせて表示させるためにOSD制御回路44が用いられている。図7にオンスクリーンディスプレイの例を示す。図7では、「外部温度 25°C」と「内部温度 35°C」とがスクリーン60に映し出された映像に重なって表示されている例を示している。表示の態様は様々であり「室温 25°C」、「装置内 35°C」のように表示させてももちろんよい。
【0040】
次に、以上の▲4▼温度表示処理において用いられたOSD制御回路44の一般的な構成例を図8を用いて説明する。OSD制御回路44は大別すると、映像信号に重畳させる重合せ信号を生成するOSD−IC62と、生成された重合せ信号を映像信号に掛け合わせるマルチプレックス回路72とから構成される。マルチプレックス回路72は赤(R)、緑(G)、青(B)の各色毎に設けられている。
【0041】
OSD−IC62の種類は様々あるが、ここでは内部にキャラクタROM64とDRAM66とを備え、表示制御回路68と出力回路70とを有している一般的なOSD−IC62で説明する。本OSD−IC62の表示制御回路68には、MPU52からの制御信号と表示データ情報とが入力されるようになっている。MPU52からの制御信号は、スクリーン60に表示する表示データを内部DRAM66に取り込むために用いられる。MPU52からの表示データ情報は、例えば映像信号に重ね合わせるキャラクタ情報である。また表示制御回路68には、映像信号と同期をとるための垂直同期信号(VS)や水平同期信号(HS)等の制御信号もMPU52から入力されるようになっている。
【0042】
ここで、OSD制御によりスクリーン上に画像と共に文字を重ね合わせる方法を簡単に説明する。まず、MPU52からOSD−IC62にシリアルデータとして送出される表示データ情報の簡略化した例を図9を用いて説明する。図9に示すように、表示データ情報は、先頭(図中左側)から2バイト(8ビット)毎に、20行×16列程度の容量を有するDRAM66の列位置、DRAM66の行位置、OSD−IC62内のキャラクタROM64の文字の位置、当該文字の色、及び当該文字の影付きや点滅の修飾を示す合計10バイトのデータから構成される。本例では、DRAM66の列位置は(00)、DRAM66の行位置は(01)、OSD−IC62内のキャラクタROM64の文字の位置は(1B)、当該文字の色は(40)、及び当該文字の影付きや点滅の修飾は(00)である。この10バイト1データの表示データ情報をMPU52からOSD−IC62に転送するとOSD−IC62はDRAM66の指定の位置に、指定の文字色で文字パターンを設定し出力する。
【0043】
次に、OSD−IC62のキャラクタROM64の構成例を図10を用いて説明する。キャラクタROM64は、例えば256×24×12bit程度の容量を有している。キャラクタROM64は上位アドレス、下位アドレス共に4ビットで構成され、図10では上位アドレスが行を示し、下位アドレスが列を示しており、共に16進数で表示されている。上位及び下位のアドレスで特定される要素には図10に示すようにキャラクタが割り当てられ、例えば、図9に示した表示データ情報におけるキャラクタROM64の文字の位置(1B)は、「R」を示している。また例えば「温」という文字をスクリーン60上に映し出したい場合はアドレスとして「A3」を選択すればよい。
【0044】
さらに、例えば「外部温度25°C」、「内部温度35°C」という文字をスクリーン60上に画像と共に映し出したい場合には、MPU52側のROM領域に図11に示すようなメモリ構成を予め作成しておくようにしてもよい。図11はMPU52側のROM領域の所定アドレスに対応した複数の文字イメージ及び実データを示している。例えば上述の場合には図11におけるアドレスAC0番地〜B0F番地にこれらの文字情報、位置情報、色情報等を格納しておいて、スクリーン60にこれらを表示させようとする場合はこのアドレスAC0番地〜B0F番地のデータ群をOSD−IC62に送出するようにすればよい。例えば、図3に示した動作手順の▲4▼温度表示処理で温度表示するかどうかを選択する際には、操作パネルまたはリモコンの操作により、図11に示したMPU52側のROM領域のアドレスA80番地〜ABF番地の「温度モニタ?はい■ いいえ」を選択してスクリーン60上に表示させ、「はい」を選択した場合は、上述の温度を表示し、「いいえ」を選択した場合は表示しないようにさせることができる。
【0045】
次に、図12、図13を用いて▲5▼フィルタ清掃処理、及び▲6▼フィルタ交換処理について説明する。図12はフィルタ14の汚れ具合による液晶プロジェクタ1の内部温度と外部温度との関係を示したものである。横軸は室温(°C)を表し、縦軸は温度検出素子30、32で検出された検出温度(°C)を表している。図12中「A」は温度検出素子32で検出された室内温度を示し、「B0、B1、B2」はそれぞれフィルタ14の汚れ具合が異なる場合の温度検出素子30で検出された液晶パネル側の温度を示している。図12の「B0」に示すように、新品のフィルタ14を使用した場合の液晶パネル側の温度は、外部温度との差が10°Cの上昇となっている。「B1」はフィルタ14の汚れが中程度でフィルタ14の清掃が必要な場合の液晶パネル側の温度で、外部温度との差が20°Cの上昇となっている。「B2」はフィルタ14の汚れが大きくフィルタ14の交換が必要な場合の液晶パネル側の温度で、外部温度との差が35°Cの上昇となっている。
【0046】
従って、温度検出素子30、32から検出された温度の差を温度制御回路54で求めることにより、フィルタ14の汚れ具合を推定することができる。温度制御回路54はMPU52に対し、推定されたフィルタの汚れ具合に基づいてアラーム信号を送出する。MPU52は受け取ったアラーム信号に応じて図13に示すような情報をOSD制御回路44を通してスクリーン60に表示し、使用者にフィルタ14のメンテナンスを促すことができるようになっている。図13の例では、「フィルタを清掃してください (内外温度差 20°C)」をスクリーン60上に表示させているが、温度差が35°C程度になったら、「フィルタを交換してください (内外温度差 35°C)」のように表示させる。
【0047】
図3に示した動作フローに戻って▲5▼フィルタ清掃処理の手順について説明する。フィルタ14の汚れ具合を推定して利用者に必要なメンテナンスを促すため、▲5▼フィルタ清掃処理では、温度検出素子30、32の検出結果から液晶プロジェクタ1の内部温度と外部温度との温度差が温度制御回路54で求められてMPU52に送出され、フィルタ清掃が必要か否かが判断される(ステップS20)。温度差が20°C〜35°Cの場合は、図11に示したMPU52側のROM領域のアドレスB50番地〜BCF番地の「フィルタを清掃して下さい (内外温度差 20°C)」(「清掃」の文字は例えば黄色で表示する)をOSD−IC62に送出してスクリーン60上に表示する(ステップS21)。温度差が20°C〜35°C以外の場合は、▲6▼フィルタ交換処理へ進む。
【0048】
次に、▲6▼フィルタ交換処理ではMPU52において同様にして、フィルタ交換が必要か否かが判断される(ステップS22)。液晶プロジェクタ1の内部温度と外部温度との温度差が35°C〜40°Cの場合、図11に示したMPU52側のROM領域のアドレスBD0番地〜C3F番地の「フィルタを交換して下さい (内外温度差 35°C)」(「交換」の文字は例えば赤色で表示する)をOSD−IC62に送出してスクリーン60上に表示する(ステップS23)。温度差が35°C〜40°C以外であれば、▲7▼温度異常監視処理へ進む。
【0049】
次に、▲7▼温度異常監視処理における手順について説明する。まず、液晶プロジェクタ1内の温度が上昇して許容温度を越えてしまい電源26が遮断される事態について検討すると、まず図2を用いて説明したように、ファン10、12で強制空冷しても、液晶パネルは、室温より約10°C程度高い温度を保って室温の上昇と共に温度上昇する。従って、液晶プロジェクタ1外部の温度が上昇し続けて液晶パネルの許容温度を越えると電源26が遮断される。ところが、室温が変化しなくても、例えば吸気/排気ファン10、12が停止してしまったり回転速度が低下してしまうような吸気/排気ファン10、12の異常により、液晶プロジェクタ1の内部温度が上昇して液晶パネルの許容温度を越えてしまい、電源26が遮断されることもある。
【0050】
このように、電源26が遮断される原因はいくつかあるが、従来ではこれらの原因を究明しようとしても既に液晶プロジェクタ1の電源26が落ちているため原因解析が極めて困難であるという問題を有していた。従来では液晶プロジェクタ1外部の温度が上昇したために電源26が落ちたのか、吸気/排気ファン10、12の異常により電源26が落ちたのか全く分からないが、本実施の形態による液晶プロジェクタ1では外部温度も同時に計測しているため障害解析が容易になる。ステップS24において、液晶ライトバルブ部4の温度異常か否かが判断され、温度制御回路54を介して液晶ライトバルブ部4の温度が規定温度を越えたと判断されたら、MPU52はその時の温度検出素子30、32からの温度データの値を記憶してから(ステップS25)、電源/ランプ制御回路56を制御して電源26またはランプ2をオフさせ(ステップS26)、機能を停止させる(ステップS27)。温度検出素子30、32からの温度データの値は、例えば図11に示したMPU52側のROM領域のアドレスC40番地以降に格納されるようになっている。
【0051】
液晶プロジェクタ1の電源26が落とされた後、再び電源26のスイッチをオンさせると、操作パネルまたはリモコンから指示することにより、MPU52側のROM領域のアドレスC40番地以降のデータがOSD制御回路44を介して、図14に示すような障害時発生時のデータとしてスクリーン60上に表示できるようになっている。図14は、スクリーン60上に表示された電源断時の温度状態の例を示しており、例えば、「電源断時温度」、「外部温度 20°C」、内部温度 60°C」、「温度差 40°C」のように表示される。
【0052】
次に、図3における▲8▼電源オフ監視処理について説明する。電源オフ監視処理では、電源SWが操作パネル又はリモコンによりオフされるか否かを監視しており(ステップS28)、オフされた場合ループから抜け出し、ランプ2をオフして装置を停止させるようになっている(ステップS29)。
【0053】
以上説明したように、本実施の形態の液晶プロジェクタ1によれば、使用者側で容易にフィルタの目詰まりなどを発見することができ、容易なメンテナンスを実現することができるようになる。
また、本実施の形態の液晶プロジェクタ1によれば、筐体内の温度だけでなく筐体外部の温度も計測して記憶するようにしているので、電源がオフしてしまった原因が、装置外部の温度が上昇したためか、あるいはファンの停止や回転速度の低下などのファンの異常によるものかの判別が容易にできるので、障害発生時の原因分析を容易に行うことができるようになる。
【0054】
また、本実施の形態の液晶プロジェクタ1によれば、映像が映し出されたスクリーン上に筐体内の温度や外部温度を表示させたり、フィルタの清掃、交換の時期を表示させたりすることができので、使用者による容易なメンテナンスを実現することができる。
また、本実施の形態の液晶プロジェクタ1によれば、筐体内部の温度変化によりライトバルブを射出する映像信号の階調が影響を受ける事態になっても、温度変化に対応して変調信号のレベルをシフトさせることができるようになるので画像品質の劣化を防止した高品質の映像をスクリーンに映し出すことができるようになる。
【0055】
本発明は上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、ランプ2からダイクロイックミラー等により導かれた光を透過させてスクリーン60に画像を映し出す透過型液晶ライトバルブを用いたが、本発明はもちろんこれに限られず、光源からの光を反射させてスクリーン60に画像を映し出す反射型液晶パネルを用いた反射型液晶ライトバルブを用いることも可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、使用者側で容易にメンテナンスできる投写型表示装置を実現できる。また本発明によれば、画像品質を向上させた投写型表示装置を実現できる。さらに本発明によれば、障害発生時の原因分析を容易に行うことができる投写型表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による投写型表示装置の概略の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態による投写型表示装置における室温と温度検出素子30による検出結果との関係を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1の動作手順を示すフローチャートを示す図である。
【図4】一般的な液晶パネルの有している印加電圧−透過率特性を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1での液晶印加電圧制御処理で用いられるシフト回路48の構成例を示す図である。
【図6】図5に示したシフト回路48の変形例を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1でのオンスクリーンディスプレイの例を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1における温度表示処理において用いられたOSD制御回路44の一般的な構成例を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1におけるMPU52からOSD−IC62にシリアルデータとして送出される表示データ情報の簡略化した例を示す図である。
【図10】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1におけるOSD−IC62のキャラクタROM64の構成例を示す図である。
【図11】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1におけるMPU52側のROM領域の構成を示す図である。
【図12】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1における、フィルタ14の汚れ具合による液晶プロジェクタ1の内部温度と外部温度との関係を示す図である。
【図13】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1でのオンスクリーンディスプレイの例を示す図である。
【図14】本発明の一実施の形態による液晶プロジェクタ1でのオンスクリーンディスプレイの例を示す図である。
【図15】従来の液晶プロジェクタの概略の構成を示す図である。
【図16】従来の液晶プロジェクタの温度検出素子に基づく検出温度と室温との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 液晶プロジェクタ
2 ランプ
4 液晶ライトバルブ部
6 投写レンズ
8 制御回路
10 吸気ファン
12 排気ファン
14 フィルタ
16、18、20、22、34 信号線
24 電源線
26 電源
30、32 温度検出素子
40 A/D変換器
42 デジタル処理回路
44 OSD制御回路
46 D/A変換器
48 シフト回路
50 増幅回路
52 MPU
54 温度制御回路
56 電源/ランプ制御回路
60 スクリーン
62 OSD−IC
64 キャラクタROM
66 DRAM
68 表示制御回路
70 出力回路
72 マルチプレックス回路
80、82、84、86、88、90 抵抗
92、94、96、98 電圧供給端子
100 切り替えスイッチ
102 バッファ用オペアンプ
104、106、108、110 抵抗
112 シフト用オペアンプ
Claims (5)
- 筐体内に配置され、光源からの入射光を変調して射出するライトバルブと、前記ライトバルブから射出された光を拡大投写する投写レンズとを有する投写型表示装置において、
前記筐体内に空気を送り込む吸気ファンと、
前記吸気ファンの外気吸引側に設けられたフィルタと、
前記ライトバルブ近傍の温度を計測する第1の温度検出素子と、
前記吸気ファン近傍に配置されて前記筐体外部近傍の外気温度を計測する第2の温度検出素子と、
前記第1の温度検出素子と前記第2の温度検出素子の計測結果に基づいて前記ライトバルブ近傍の温度と前記筐体外部近傍の温度との温度差を求め、前記温度差に基づいて前記フィルタの汚れの程度を推定する制御系と
を有していることを特徴とする投写型表示装置。 - 筐体内に配置され、光源からの入射光を変調して射出するライトバルブと、前記ライトバルブから射出された光を拡大投写する投写レンズとを有する投写型表示装置において、
前記筐体内に空気を送り込む吸気ファンと、
前記吸気ファンの外気吸引側に設けられたフィルタと、
前記ライトバルブ近傍の温度を計測する第1の温度検出素子と、
前記吸気ファン近傍に配置されて前記筐体外部近傍の外気温度を計測する第2の温度検出素子と、
前記第1の温度検出素子と前記第2の温度検出素子で計測された温度に基づいて、少なくとも前記光源の電源のオン/オフを制御する制御系と
を有していることを特徴とする投写型表示装置。 - 請求項2記載の投写型表示装置において、
前記制御系は、前記第1の温度検出素子と前記第2の温度検出素子の計測結果に基づいて前記ライトバルブ近傍の温度と前記筐体外部近傍の温度との温度差を求め、前記温度差に基づいて前記フィルタの汚れの程度を推定する推定処理部を有していることを特徴とする投写型表示装置。 - 請求項2又は3に記載の投写型表示装置において、
前記制御系は、前記電源をオフする直前の前記第1の温度検出素子と前記第2の温度検出素子で計測された温度を記憶する記憶部を有していることを特徴とする投写型表示装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の投写型表示装置において、
前記制御系は、オンスクリーンディスプレイ制御回路を有し、映像信号に所定の画像を重ね合わせた変調信号を前記ライトバルブへ供給することを特徴とする投写型表示装置。
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