JP3575823B2 - データキャリア及びデータキャリアシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、データキャリアシステムに関し、特にデータの利用の迅速化に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、データキャリアシステムは、コンピュータ、固定的に配置される質問器及び応答器(データキャリア)から構成される。図9にデータキャリアシステムの一例を示す。このデータキャリアシステム200は、コンピュータ50、質問器(コントローラ80、読み出し/書込ヘッド90)及びデータキャリア(ICカード)100から構成されている。
【0003】
このデータキャリアシステム200の基本的な動作を説明する。コントローラ80は、コンピュータ50の命令に基づきデータ書込命令及びデータ読み出し命令等を読み出し/書込ヘッド90を通じてデータキャリア100に送信する。コントローラ80からの送信がデータ読み出し命令の場合、データキャリア100は該データ読み出し命令に対応して内部メモリに記憶したデータを読み出し/書込ヘッド90に送信する。
【0004】
データキャリア100からのデータは、読み出し/書込ヘッド90を通じてコントローラ80に入力し、所定のデータが入力されたか否かを検知された後、コンピュータ50に転送される。コンピュータ50は、データキャリア100からのデータについての処理を行なう。
【0005】
一方、コントローラ80からの送信がデータ書込命令の場合、データキャリア100は読み出し/書込ヘッド90を通じて送られてきた書込みデータを受信し、該書込みデータを内部メモリに記憶する。
【0006】
このように、データキャリアシステム200を用いる事で、データキャリア100内に記憶されているデータを自在に読み出すことができ、さらに、新たなデータを書込むこともできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータキャリアシステムには以下のような問題点があった。従来のデータキャリアシステム200においては、データキャリア100内に記憶されているデータ内容を見ようとすると、上述のようにコントローラ80からデータ読み出し命令を発し、データキャリア100内に記憶されたデータをコントローラ80に入力させた後、コンピュータ50の画面上で表示させていた。
【0008】
つまり、データキャリア100内に記憶されたデータを見る場合、必ずコンピュータ50やコントローラ80等の周辺機器が必要となる。すなわち、データキャリア100単体では内部に記憶されたデータを見ることができなかった。
【0009】
したがって、データキャリア100内のデータを見るには、データキャリアを必ず周辺機器のある場所まで持参するか又は上記周辺機器をデータキャリアとともに携帯する必要がある。このことから、従来のデータキャリアシステム200では、データ内容を見ようとすると手間がかかり、データの利用を迅速に行なうことが出来ないという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、迅速なデータ利用を行なうことが可能なデータキャリアシステムの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1のデータキャリア電話システムは、データキャリアが所定箇所に載置されたことを検出すると、該データキャリアに対して読み出し命令を送信するとともに、該読み出し命令に応じて該データキャリアから送信された相手先電話番号及び通話可能残度数を受信し、該相手先電話番号に基づいて相手先の電話番号を自動的にダイヤルし、通話が開始されると通話時間及び通話地域に基づき該通話可能残度数を減じる演算をするとともに、演算後の通話可能残度数をデータ書き換え命令として該データキャリアに対して送信する電話装置、
相手先および相手先電話番号を選択手段の操作により互いに関連づけて入力し、該相手先及び該相手先電話番号を通話可能残度数とともに記憶データとしてデータ記憶手段内に記憶しておき、該選択手段の操作によって所望の該相手先および相手先電話番号を選択的に取り出して表示手段において該通話可能残度数とともに表示させ、前記読み出し命令に応じ、該表示手段に表示された前記記憶データを送信するとともに、受信した前記書き換え命令に基づいて該通話可能残度数を書き換えるデータキャリア、
を備えたことを特徴としている。
【0014】
【作用】
請求項1に係るデータキャリア電話システムは、データキャリアを電話装置の所定箇所に載置すると、該データキャリアからその表示手段に表示されている相手先電話番号及び通話可能残度数が受信され、該相手先電話番号に基づいて相手先の電話番号が自動的にダイヤルされる。通話が開始されると通話時間および通話地域に基づき該通話可能残度数が減じられ、データキャリアの通話残度数が書き換えられる。したがって、所定の相手先を選択し。、データキャリアを電話装置の所定箇所に載置するだけで該相手先に電話をかけることができ、通話可能残度数も書き換えられる。
【0016】
【実施例】
本発明に係るデータキャリアシステムの一実施例を説明する。本実施例に係るデータキャリアシステムも、図9に示すデータキャリアシステムと同様に、(制御装置)コンピュータ、(送受信装置)コントローラ及びデータキャリアによって構成されている。
【0017】
本実施例に係るデータキャリア110の外観を図1に掲げる。データキャリア110上には、デイスプレイパネル60、太陽電池パネル65、第1表示切り換えキー71及び第2表示切り換えキー72が設けられている。
【0018】
データキャリア110の内部構成を図2に掲げ、その構造を説明する。データキャリア110には、受信手段である書込ヘッド115、整流器121、太陽電池65、バンドパスフィルタ(BPF)131、第1変換手段としての復調器145、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器150、制御手段である主制御部130、カウンタ133、切り換え手段である第1キースイッチ147及び第2キースイッチ148、記憶手段としてのデータメモリ134、ドライバ135、表示手段であるデイスプレイ60、第2変換手段としての変調器140、アンプ(AMP)132、発振器136及び送信手段である読み出しヘッド116から構成されている。
【0019】
次に、コントローラ及び読み出し/書込ヘッドの構成を図3に示し、その構造を説明する。コントローラ180は、発振器171、変調器176、ローパスフィルタ(LPF)181、アンプ(AMP)182、バンドパスフィルタ(BPF)183、復調器178、信号制御器179、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器177、主制御部175、上位インターフェイス制御部172、RAM173及び電源ユニット174から構成されている。
【0020】
なお、上位インターフェイス制御部172は、コンピュータ(図示せず)に接続されており、電源ユニット174はAC電源(図示せず)に接続されている。また、アンプ(AMP)182は書込ヘッド191に接続、バンドパスフィルタ(BPF)183は、読み出しヘッド192に接続されている。
【0021】
ここで、データキャリア110とコントローラ180間の通信方法には様々な方式があるが、本実施例ではコントローラ180からの送信によりデータキャリア110が電力供給を受ける電磁結合方式を用いる。
【0022】
上記のデータキャリア110、コントローラ180及び読み出し/書込ヘッド190から構成されるデータキャリアシステムの動作について説明する。まず、コントローラ180からデータキャリア110へのデータ読み出し命令が出力される際の動作を説明する。
【0023】
コンピュータ(図示せず)は、コントローラ180に対してデータ読み出し命令を出力する(図3参照)。このデータ読み出し命令は、コントローラ180内の上位インターフェィス制御部172に入力する(図3)。上位インターフェィス制御部172に入力したデータ読み出し命令(パラレル信号)は、主制御部175の制御に基づきRAM173に記憶されるとともに、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器177によってシリアル信号に変換される(図3参照)。
【0024】
このシリアル信号は、発振器171及び変調器176によって無線周波からデジタル変調され、ローパスフィルタ(LPF)181及びアンプ(AMP)182を通じて書込みヘッド191に入力する(図3参照)。書込みヘッド191は、デジタル変調されたシリアル信号(データ読み出し信号)をデータキャリア110に向けて無線送信する。
【0025】
次に、データキャリア110内での処理及びデータキャリア110からコントローラ180への送信データ送信について説明する。書込みヘッド191からのシリアル信号(データ読み出し信号)は、データキャリア110の書込みヘッド115で受信され、バンドパスフィルター(BPF)131を通じて復調器145によって復調される(図2参照)。復調されたシリアル信号(データ読み出し信号)は、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器150によってパラレル信号に変換される(図2参照)。
【0026】
このパラレル信号(データ読み出し信号)は主制御部130に入力し、主制御部130は読み出し命令に基づき、カウンタ133を制御することでデータメモリ134内のデータ領域を指定する(図2参照)。次に、主制御部130は、指定されたデータ領域に記憶されている記憶データを読み出す(図2参照)。
【0027】
データメモリ134内の指定されたデータ領域から読み出された記憶データは、主制御部130の制御によってパラレル/シリアル(PS/SP)変換器150によってシリアル信号に変換される(図2参照)。シリアル信号は、変調器140及び発振器136により無線周波からデジタル変換され、アンプ(AMP)132を通じて読み出しヘッド116に入力する(図2参照)。読み出しヘッド116は、デジタル変換されたシリアル信号(送信データ)をコントローラ180に向けて無線送信する。
【0028】
次に、コントローラ180内での送信データの処理及び書込み命令の送信について説明する。データキャリア110の読み出しヘッド116からのシリアル信号(送信データ)は、コントローラ180の読み出しヘッド192で受信され、バンドパスフィルタ(BPF)183を通じて復調器178によって復調される(図3参照)。
【0029】
復調されたシリアル信号(送信データ)は、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器177によってパラレル信号に変換される(図3参照)。このパラレル信号は主制御部175に入力し、主制御部175は所望のデータの全てを受信したか否かを判断する(図3参照)。
【0030】
主制御部175が所望データの全てを受信したと判断すると、該データをRAM173に記憶させるとともに、上位インターフェイス制御部172を通じてコンピュータに転送する(図3参照)。なお、所望データの全てが受信されていない場合、RAM173に記憶したデータ読み出し命令を取り出し、データキャリア110に対して送信する。
【0031】
書込み命令を送信する際のコントローラの動作について説明する。データキャリア110のデータを書換える場合、コンピュータは書換えようとするデータとデータ書込命令を出力する(図3参照)。このデータとデータ書込命令は、上位インターフェイス制御部172を通じて主制御部175に入力する(図3参照)。
【0032】
データ及びデータ書込み命令は、主制御部175の制御に基づきRAM173に記憶されるとともに、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器177によってシリアル信号(書込みデータ及びデータ書込み命令)に変換される(図3参照)。ここでもシリアル信号(書込みデータ及びデータ書込み命令)は、変調器176及び発振器171によって無線周波からデジタル変調され、ローパスフィルタ(LPF)181及びアンプ(AMP)182を通じて書込みヘッド182に入力する(図3参照)。また、書込みヘッド191は、デジタル変調されたシリアル信号(書込みデータ及びデータ書込み命令)をデータキャリア110に向けて無線送信する。
【0033】
次に、データキャリア110内でのデータの書換えについて説明する。書込みヘッド191からの書込みデータ及びデータ書込み命令は、データキャリア110の書込みヘッド115で受信され、バンドパスフィルタ(BPF)131を通じて復調器145によって復調される(図2参照)。復調された書込みデータ及びデータ書込み命令は、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器150によってパラレル信号に変換される(図2参照)。
【0034】
この書込みデータ及びデータ書込み命令は主制御部130に入力する(図2参照)。主制御部130はデータ書込み命令に基づいて、カウンタ133を制御することでデータメモリ134内のデータ領域を指定する(図2参照)。
【0035】
次に、主制御部130は、指定されたデータ領域に記憶されている記憶データを、書込みデータに書換える(図2参照)。こうして、データキャリア110内の記憶データが新たなデータ(書込みデータ)に書換える。
【0036】
このようなデータキャリア110の実際の操作について説明する。データキャリア110内に記憶しているデータの一部は、太陽電池65の電力によってディスプレイ60上に表示される。表示データを切り換えるには、第1表示切り換えキー71を押下する。第1表示切り換えキー71は、第1キースイッチ147に接続されている(図1参照)。
【0037】
表示切り換えキー71の押下は、カウンタ133を通じて主制御部130に入力される(図2参照)。主制御部130は、入力された押下に応じてデータメモリ134を制御してディスプレイ60上の表示を切り換え(図1、図2参照)。したがって、所望のデータをディスプレイ60上で確認することができ、データの利用を迅速に行なうことが可能となる。
【0038】
また、第2表示切り換えキー72を押下することで、ディスプレイ上60の表示のオン/オフを切り換える。第2表示切り換えキー72は、第2キースイッチ148に接続されている(図2参照)。第2表示切り換えキー72の押下は、主制御部130に入力し、ドライバ135の駆動を制御する(図2参照)。これによって、ディスプレイ60の表示のオン/オフを切り換えが自在となる。
【0039】
このように、本実施例に係るデータキャリアシステムにおいて、データキャリア110の所持者は、データキャリア110内に記憶されたデータを選択的にディスプレイ60上に表示させることができる。したがって、データの利用を迅速に行なうことが可能となる。また、データキャリア110内に記憶されたデータは、必要に応じて自動的に書換えられ、書換え後のデータをディスプレイ60上で確認することもできる。
【0040】
次に、本発明の他の実施例であるデータキャリアシステムによる自動券売機について説明する。本実施例は、データキャリアを鉄道の切符を購入するプリペイドカードに適用した場合である。図4Aに本実施例に係るデータキャリアシステムのブロック図を示し、プリペイドカードの外観を図4Bに掲げる。
【0041】
コントローラ520及び読み出し/書込みヘッド510は、券売ユニット530と接続されて自動券売機500内に設けられており、自動券売機500はプリペイドカード460と通信を行なう。プリペイドカード460には、デイスプレイ60、行き先駅入力キー470、太陽電池65及び行き先駅検索キー410が設けられている(図4B)。なお、このプリペイドカード460には、予め購入可能残額が記憶されている。
【0042】
プリペイドカード460を用いて、切符を購入する手順を以下に説明する。本実施例においても、プリペイドカードと自動券売機間では上述のデータキャリアシステムで説明したような動作が行なわれる。
【0043】
まず、切符購入者は切符を購入する際、プリペイドカード460の行き先駅入力キー410を操作して行き先の駅名コードを入力する(図4B)。行き先駅名コードを入力した後、行き先駅検索キー470を操作することにより、ディスプレイ60上に、行き先の駅名を表示させる。この時、ディスプレイ60上にはプリペイドカード460の購入可能残額も表示される(図4B参照)。
【0044】
次に、切符購入者は、ディスプレイ60上で行き先駅を確認した後、プリペイドカード460を自動券売機500の所定箇所に挿入する。ここで、自動券売機500は、プリペイドカード460に読み出し信号を出力し、行き先駅を読み出す。自動券売機500は、プリペイドカード460から読み出した行き先駅に基づいて運賃を算出し、切符購入後のプリペイドカード460の購入可能残額とともに表示する。
【0045】
一方、切符購入者は、表示された運賃を確認して自動券売機500の金額ボタン(図示せず)を押して切符を購入する。切符の発行後、自動券売機500は切符購入後の購入可能残額をプリペイドカード460に書込む(図4A)。すなわち、本実施例に係るデータキャリアシステムによる自動券売機500においては、従来のように運賃表の中から行き先駅を捜し出し、運賃を確認した後に切符を購入する必要がなく、行き先駅名及びプリペイドカード460の購入可能残額をディスプレイ上で確認しつつキップの購入することが出来る。
【0046】
さらに、本発明の他の実施例であるデータキャリアシステムによる自動改札システムについて説明する。
【0047】
図5Aに本実施例に係るデータキャリアシステム(自動改札システム)のブロック図を示し、本実施例に係る定期券660の外観を図5Bに掲げる。読み出しヘッド610及びコントローラ620は、自動改札ユニット630に接続されて自動改札機700内に設けられており、自動改札機700は定期券660と通信を行なう(図5A参照)。
【0048】
定期券660には、デイスプレイ60、乗車駅/列車時刻検索キー670、太陽電池65及び時間問い合わせキー610が設けられている(図5B)。なお、この定期券660には、乗車区間、有効期間、乗車区間各駅における時刻表が予め記憶されている。
【0049】
次に、データキャリア(定期券)の使用について説明する。定期券保持者は、乗車区間内の駅において乗降の際に自動改札機700に定期券660を挿入する必要がない。これは、定期券660が自動改札機700からの読み出し命令に基づき、乗車区間及び有効期間を自動改札機700に送信しているからである。
【0050】
自動改札機700では、送信された読み出し、乗車区間内かつ有効期間内での乗車であるか否かを判断する。自動改札機700において、乗車区間内かつ有効期間内での乗車であると判断すると、改札口(図示せず)を開く。
【0051】
一方、乗車区間内かつ有効期間内での乗車でないと判断すると改札口を閉じるとともに、駅員に異常を知らせる。
【0052】
本実施例の定期券660は、上記の機能の他、ディスプレイ60上で乗車区間内の駅における各駅での時刻表を表示させることができる。例えば、定期券保持者が乗車区間内のある駅で次の列車が到着する時間を知りたいと考えたとする。
【0053】
この時、定期券保持者は乗車駅/列車時刻検索キー670を用いて、乗車する駅を検索する。検索された乗車駅は、ディスプレイ60上に表示される(図5B)。
【0054】
次に、時間問い合わせキー610の操作により現在時刻を入力する(図5B参照)。この入力に基づいて、現在時刻に最も近い列車の時刻がデータメモリ(図示せず)から取り出され、ディスプレイ60上に表示される。このように、本実施例の定期券660では、乗車駅/列車時刻検索キー670によって乗車駅を検索し、時間問い合わせキー610で現在時刻を入力するだけで現在時刻に最も近い列車の時刻をディスプレイ60上に表示、確認することができる。したがって、迅速なデータの利用が可能となる。
【0055】
さらに、本発明の他の実施例であるデータキャリア電話システム電話について説明する。本実施例のデータキャリア電話システムは、電話装置である電話機及びデータキャリア(テレフォンカード)から構成されている(図示せず)。
【0056】
図6に本実施例に係るテレフォンカードの外観を示す図を掲げる。テレフォンカード260上には、デイスプレイパネル60、電話番号検索キー230、太陽電池パネル65及び電話番号登録キー210が設けられている。
【0057】
上記データキャリア260の内部構造を図7に示す。テレフォンカード260は、書込ヘッド210、整流器213、太陽電池65、バンドパスフィルタ(BPF)212、復調器214、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器215、主制御部220、データメモリ221、ディスプレイコントローラ222、ディスプレイ60、テンキーコントローラ223、電話番号検索キー210、発振器231、変調器216、アンプ(AMP)232及び読み出しヘッド211から構成されている。
【0058】
図8に電話機360の内部構造を示す。電話機360は、発振器361、変調器366、ローパスフィルタ(LPF)371、アンプ(AMP)372、書込ヘッド381、読み出しヘッド382、バンドパスフィルタ(BPF)383、復調器368、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器367、信号制御器369、主制御部365、2周波トーン発生回路362、RAM363及び電源ユニット364から構成されている。なお、2周波トーン発生回路362は電話回線400に接続され、電源ユニット364はAC電源(図示せず)に接続されている。
【0059】
以下、データキャリア電話システム電話の動作を説明する。まず、テレフォンカードに相手先及び相手先電話番号を登録する。テレフォンカード260には、予め所定の通話可能残度数が予め記憶されている。この通話可能残度数は、購入元においてテレフォンカード260を書込みヘッドに近づけることで記憶される。
【0060】
テレフォンカード260を購入した者(購入者)は、電話番号登録キー210を押下し、希望する相手先及びその相手先の電話番号を関連づけて登録する(図6参照)。電話番号登録キー210の押下よりテンキーコントローラ223に入力された相手先及び相手先の電話番号データは、主制御部220の制御により上記通話可能残度数とともにデータメモリ221の任意の領域に(記憶データ)として記憶される(図7)。この押下操作を繰り返すことで、必要な数の相手先及び相手先の電話番号のデータがテレフォンカード260内に登録される。
【0061】
次に、テレフォンカード260を用いて電話をかける場合について説明する。電話をかける場合、テレフォンカード260の購入者は予め所望の相手先及び相手先電話番号を選択してディスプレイ60上に表示させておく。ここで、ディスプレイ表示の為の電力は太陽電池パネル65によって作り出された電力によって賄われる。
【0062】
ここで、電話番号検索キー230の押下により、検索命令がテンキーコントローラ223に入力する。この検索命令は、さらに主制御部220に入力し、主制御部220の制御に基づきデータメモリ221の指定領域から相手先及び相手先電話番号が取り出される。
【0063】
取り出された相手先及び相手先電話番号は、主制御部220及びディスプレイコントローラ222の制御によって通話可能残度数とともにディスプレイ60上に表示される。このように、電話番号検索キー230を押下することでディスプレイ60上に表示された相手先及び相手先電話番号は、順次切り換わる。
【0064】
購入者は、表示された相手先及び相手先電話番号が所望のものになるまで、電話番号検索キー230の押下を続ける。なお、電話番号検索キー230は、ディスプレイ上の表示を先へ進ませるキーと後戻りさせるキーから構成されている。このように、テレフォンカード260の購入者は、所望の相手先及び相手先電話番号だけでなく通話可能残度数もディスプレイ60上で確認することができる(図6)。
【0065】
上記ように、所望の相手先及び相手先電話番号を表示したテレフォンカード260を電話機360の所定箇所に載置する(図示せず)。電話機360の所定箇所にテレフォンカード260が載置されると、電話機360側の書込ヘッド381からテレフォンカード260の書込みヘッド210に対しデータ読み出し命令が送信される。なお、ここでの読み出し命令はシリアル信号である。この読み出し命令は、テレフォンカード260のバンドパスフィルタ(BPF)212、復調器214、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器215を通じて主制御部220に入力される(図7)。
【0066】
主制御部220は、読み出し命令に基づいてディスプレイ60上に表示されている相手先、相手先電話番号のデータ及び通話可能残度数(記憶データ)をデータメモリ221から読み出す。読み出された上記のデータは、主制御部215の制御によりパラレル/シリアル(PS/SP)変換器215、変調器216を通じてアンプ(AMP)232で増幅された後、読み出しヘッド211から送信される。なお、送信されたデータはシリアル信号である。
【0067】
テレフォンカード260の読み出しヘッド211から送信された相手先、相手先電話番号及び通話可能残度数は、電話機360の読み出しヘッド382に入力される。これらは、バンドパスフィルタ(BPF)383、復調器368、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器367を通じて主制御部365に入力される。
【0068】
ここで、主制御部365は、通話可能残度数が0でないことを確認し、相手先電話番号に基づき2周波トーン発生回路362を制御して自動的に相手先にダイヤルする。一方、主制御部365は、入力した相手先電話番号及び通話可能残度数をRAM363に記憶する。2周波トーン発生回路362による発信により相手先と通話が開始されると、主制御部365が通話時間及び通話先の地域に基づき通話可能残度数を逐次減じる演算を行なう。
【0069】
この演算結果は、主制御部365の制御によってRAM363に記憶され、通話が終了したことを検知すると、以下の動作が行なわれる。主制御部365は、RAM363から上記演算後の通話可能残度数を取り出し、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器367、変調器366、ローパスフィルタ(LPF)371を通じてアンプ(AMP)372で増幅させた後、書込みヘッド381からデータ書換え命令を送信する。
【0070】
データ書換え命令は、テレフォンカード260の書込みヘッド210で受信され、バンドパスフィルタ(BPF)212、復調器214、パラレル/シリアル(PS/SP)変換器215を通じて主制御部220に入力される。
【0071】
主制御部220は、データ書換え命令とともに送られている演算後の通話可能残度数をデータメモリ221の所定箇所に書込む。これにより、データメモリ221内に記憶されている通話可能残度数が書換えられる。
【0072】
このように、本実施例に係るデータキャリア電話システムにおいて、データキャリア(テレフォンカード)260の購入者は、テレフォンカード260内に任意の相手先及び相手先電話番号を登録でき、ディスプレイ60上で所望の相手先、相手先電話番号を表示させるだけでなく通話可能残度数も確認することができる。さらに、所望の相手先の電話番号をディスプレイ60上に表示させた後、該テレフォンカード260を電話機360の所定箇所に載置するだけで該相手先に電話をかけることができ、しかも、通話終了後、通話可能残度数も自動的に書換えられている。
【0073】
【発明の効果】
請求項1に係るデータキャリア電話システムは、データキャリアを電話装置の所定箇所に載置すると、該データキャリアからその表示手段に表示されている相手先電話番号及び通話可能残度数が受信され、該相手先電話番号に基づいて相手先の電話番号が自動的にダイヤルされる。通話が開始されると通話時間および通話地域に基づき該通話可能残度数が減じられ、データキャリアの通話残度数が書き換えられる。したがって、所定の相手先を選択し。、データキャリアを電話装置の所定箇所に載置するだけで該相手先に電話をかけることができ、通話可能残度数も書き換えられる。
【0074】
すなわち、所望の相手先を選択し、データキャリアを電話装置の所定箇所に載置するだけで該相手先に電話を掛けることができ、通話可能残度数も書き換えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータキャリアシステムのデータキャリアの外観図である。
【図2】図1に示すデータキャリの内部構成を示すブロック図である。
【図3】コントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るデータキャリアシステムの他の実施例である自動券売機とプリペイカードとのブロック図及びプリペイドカードの外観図である。
【図5】本発明に係るデータキャリアシステムの他の実施例である自動改札機と定期券とのブロック図及び定期券の外観図である。
【図6】本発明に係るデータキャリアシステムの他の実施例であるデータキャリア電話システムを構成するテレフォンカードの外観図である。
【図7】図6に示すテレフォンカードの内部構成を示すブロック図である。
【図8】データキャリア電話システムを構成する電話機の内部構成を示すブロック図である。
【図9】
従来のデータキャリアシステムの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
60・・・・・ディスプレイ
71・・・・・第一表示切り換え手段
110・・・・・データキャリア

Claims (1)

  1. データキャリアが所定箇所に載置されたことを検出すると、該データキャリアに対して読み出し命令を送信するとともに、該読み出し命令に応じて該データキャリアから送信された相手先電話番号及び通話可能残度数を受信し、該相手先電話番号に基づいて相手先の電話番号を自動的にダイヤルし、通話が開始されると通話時間及び通話地域に基づき該通話可能残度数を減じる演算をするとともに、演算後の通話可能残度数をデータ書き換え命令として該データキャリアに対して送信する電話装置、
    相手先および相手先電話番号を選択手段の操作により互いに関連づけて入力し、該相手先及び該相手先電話番号を通話可能残度数とともに記憶データとしてデータ記憶手段内に記憶しておき、該選択手段の操作によって所望の該相手先および相手先電話番号を選択的に取り出して表示手段において該通話可能残度数とともに表示させ、前記読み出し命令に応じ、該表示手段に表示された前記記憶データを送信するとともに、受信した前記書き換え命令に基づいて該通話可能残度数を書き換えるデータキャリア、
    を備えたことを特徴とするデータキャリア電話システム。
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