JP3573944B2 - 貫通形電流検出器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に被測定電流によって発生する磁界から被測定電流を測定する貫通形電流検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の貫通形電流検出器の一例を示す斜視図で、カバー側を開いた状態を示す。
図6において、左側のケース20は、このケース20の右端に形成された薄肉のヒンジ部22の右側のカバー21とともに共通の樹脂成形型で製作されている。
【0003】
左側のケース20の内部の前方には、一対のコアー23が破線で示す空隙25を介して収納され、接着剤でケース20に固定されている。空隙25には、図示しないホール素子があらかじめ挿入され、このホール素子は、ケース20に挿入された図示しないプリント基板にはんだ付されている。
【0004】
被測定電流が流れる図示しない電力線は、一対のコアー23の中央部に形成された溝部に添接して貫挿される。また、ケース20の後方から挿入され外被の外周面がケース20の挿入部に接着剤で接合された信号線8の複数の芯線は、プリント基板のスルホール端子にはんだ付されている。
【0005】
カバー21の内部にも弧状のコアー24が収納され、接着剤で接合され、カバー21をケース20に重ねた場合には、このコアー24の両極はコアー23の両極に重ねられる。
【0006】
カバー21の右端には、ケース20の係止部に係止されるフック部21aが突設されている。この貫通形電流検出器は、コアー23,24の間に貫挿される電力線に吊り下げて使用される。信号線8の図示しない他端には、図示しない電力測定器が接続され、この電力測定器は、信号線8と電流検出器を介して、電力線に吊り下げられる。
【0007】
この貫通形電流検出器は、受電盤に取り付けられた複数の配線用遮断器の負荷側のR相とT相に用いられる。したがって、前述した電力測定器の電圧端子には、配線用遮断器との間に電圧線が接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように構成された貫通形電流検出器においては、信号線の端部をケース20の挿入部に接合した接着剤の接合力が、長期に亘る使用中に低下すると、電力線の振動時に電力測定器の荷重で接合部が剥離するおそれがある。
【0009】
すると、電力測定器の荷重が芯線のはんだ付部分にかかるので、例えば、この芯線のはんだ部分で外れるおそれがある。
また、誤って裸線の電力線に使われた場合には、コアー23を介してホール素子とプリント基板に電力線の電圧が印加されるので、これらのプリント基板の絶縁が破壊するおそれもある。
【0010】
また、電力線を貫挿するために、図5のように開いた状態で、誤って落した場合には、接着力が低下したコアー23,24が脱落するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、コアーの脱落のおそれを解消し、電力線との絶縁性を上げることのできる貫通形電流検出器を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に対応する発明の貫通形電流検出器は、ホール素子を実装したプリント基板の外周が挿入される溝が内周に形成され開口側の両側に受け部が形成されプリント基板に接続される信号線の片側を支える支持部が片側に突設されたケースと、他側の受け部の外面にヒンジを介して設けられ内側に溝部が形成され先端につまみが延設されたカバーと、ケースの開口側に挿入され信号線の片側を押える押え部が突設され被測定電線の下面と対置する溝部が内側に形成され外周に突設された一対の案内爪で一対のコアーを支持する下コアーホルダと、カバーの溝に爪部を介して挿入された外周に弧状のコアーが装着され内周に被測定電線の上面と対置する溝部が形成された上コアーホルダとを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、特に請求項2に対応する発明の貫通形電流検出器は、ケースの支持部と下コアーホルダの押え部の内周に信号線の外被に押圧される複数の凸部を形成し、下コアーホルダの案内爪の先端にコアーの溝に係合する爪部を突設したことを特徴とする。
【0013】
また、特に請求項3に対応する発明の貫通形電流検出器は、ケースの片側の受け部の外面にフックを突設し、カバーのつまみにフックに嵌合する嵌合穴を形成したことを特徴とする。
【0014】
また、特に請求項4に対応する発明の貫通形電流検出器は、下コアーホルダの溝部と上コアーホルダの溝部の両端内周に、複数の挟持部を突設したことを特徴とする。
【0015】
さらに、特に請求項5に対応する発明の貫通形電流検出器は、ケースの支持部と下コアーホルダの押え部の間に信号線が貫通する球体支持部を設けたことを特徴とする。
【0016】
このような手段によって、請求項1に対応する発明では、被測定電線と上下のコアーとの絶縁を上コアーホルダと下コアーホルダによって確保し、請求項2に対応する発明では、ケースの支持部と下コアーホルダの押え部に形成した凸部によって、信号線の片側を固定する。
【0017】
また、特に請求項3に対応する発明においては、カバーのケースへの固定をワンタッチで可能とし、特に請求項4に対応する発明では、上下の両側の挟持部によって、細い被測定電線に適用した場合のケースの移動を防ぎ、請求項5に対応する発明においては、信号線の口出部における口出方向の自由度を上げる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の貫通形電流検出器の一実施形態を図面を参照して説明する。 図1は、本発明の貫流形電流検出器の第1の実施の形態を示す斜視図、図2は、図1で示した後述する上カバーを開いた状態を示す図、図3は、同じく分解斜視図である。
【0019】
図1,図2及び図3において、この貫通形電流検出器は、後述する上カバー12とともに同時に成形された樹脂製のケース1Aの内部に対して、図3で示すプリント基板6が収納され、ケース1Aの上部には下コアーホルダ2Aが載置されている。
【0020】
上カバー12の内部に対して、上コアーホルダ3Aが収納され、この上コアーホルダ3Aに対して上コアー4が挿入され、下コアーホルダ2Aに下コアー5A,5Bが挿入されている。以下、順に詳述する。
【0021】
このうち、ケース1Aは、上端が開口した略U字状に形成され、前後の内面と底面の中間部やや左側に対して、前述したプリント基板6の案内部となる図2に示す浅い溝1aが形成されている。ケース1Aの左右の上部には、下コアーホルダ2Aの両側の後述する案内片が挿入される弧状の受け部9が対称的に突設されている。
【0022】
この受け部9の内面側には、一対の案内部9aが両側に突設され、この案内部9aの間には、下コアー5A,5Bの外面側が接触する凸部9cが形成されている。右側の受け部9の外面側には、図示しない平面図では長方形となるフック9bが突設されている。
【0023】
ケース1Aの前端には、信号線8の基端を支える樋状の支え部11Aが前方に突設され、この支え部11Aの内周の中間部には、複数の突起部11aが突設されている。
左側の受け部9の外面側の上端には、左側の上カバー12の基端との間に薄肉の一対のヒンジ部1dが前後に形成されている。
【0024】
ケース1Aの上端には、左右の受け部9の前後に一対の溝1bが形成され、これらの溝1bの間に対して、上端面が半円状の爪部1cが形成されている。
上カバー12は、半円形で、内周側の前後に形成されたリブ12aによって樋状となっている。リブ12aの内周の中央部には、爪12bが突設されている。上カバー12の内周の中央部には、僅かな凸部12cが形成されている。
リブ12aの内周側には、爪12bの両側に対してV字状の溝12dが図2に示すように対称的に形成されている。
【0025】
上カバー12の先端側の外周には、図2に示す薄肉のヒンジ部12eに続いてつまみ13が形成され、このつまみ13の中間部には、図3で示す長方形の窓13aが形成され、この窓13aの先端側には、図2においては上面、したがって、図1の組立状態では内側に突き出た断面半円形の凸部13bが突設されている。
【0026】
プリント基板6は、ケース1Aの内面に形成された前述した溝1aに挿入され、プリント基板6の上端には、U字状の切り欠き部が図3に示すように形成され、この溝の両側に形成されたパターンに対して、切り欠き部の右側面に添設された長方形の板状のホール素子7の両側のリードがはんだ付されている。
【0027】
プリント基板6には、複数の電子部品が実装され、これらの電子部品と前述したホール素子7のリードがはんだ付されたパターンの他側は、プリント基板6の下部の複数のスルホール6aに接続されている。
【0028】
これらのスルホール6aに対して、前述した信号線8の基端側の素線8aの基端が挿入されはんだ付されている。この信号線8は、前述したケース1Aの前端に実装された支え部11Aに基端の外被が載置されている。
【0029】
下コアーホルダ2Aの前端には、ケース1Aの前端に突設された支え部11と同形の押え部15Aが逆向きに突設され、この押え部15Aの内周にも複数の凸部15aが形成され、押え部15Aの内周と支え部11Aの内周で信号線8の外被は図1に示すように挟持され、上下の凸部15a,11aによって上下から押圧されている。
【0030】
下コアーホルダ2Aの後部の上面には、電力線17の下面が載置される樋状の溝部2aが前後方向に形成されている。この溝部2aと前述した押え部15Aとの間には、上端面が平坦な挿入導入部14Aが形成され、この挿入導入部14Aの上面には、図1に示すように下コアーホルダ2Aの溝2aと後述する上コアーホルダ3の溝3aの間に貫挿される電力線に流れる電流の方向を示す矢印状のマーク18が貼り付けられている。
【0031】
挿入導入部14Aの左右端には、下側が斜めに面取りされ上側に凹部を形成した嵌合凸部14aが形成され、溝部2aの後方の左右端にも、同様の嵌合凸部14aが形成されている。
【0032】
これらの嵌合凸部14aは、下コアーホルダ2Aがケース1Aの上部に下コアー5A,5Bとともに挿着されると、ケース1Aの上部左右の前後に形成された爪部1cの内側に挿入されて嵌合する。
【0033】
下コアーホルダ2Aの左右には、弧状の案内爪16A,16Bが外周側に突設され、図示しない側面から見ると下端の間隔が上端部よりも狭くなっている。これらの案内爪16A,16Bは、上部のみが下コアーホルダ2Aに結合し、このうち、前方の案内爪16Aの下端には、後方に僅かに突き出た爪部が形成されている。
【0034】
左右の案内爪16A,16Bの間には、弧状の下コアー5A,5Bが上方から挿入されている。これらの下コアー5A,5Bの下部には、凹部5aが前面側に形成され、前述した案内爪16Aの下端の爪部は、凹部5aに嵌合し、下コアー5A,5Bは、案内爪16A,16Bの内面に接着剤で接合されている。
【0035】
上コアーホルダ3Aは、外形が弧状に形成され、中心部には、溝部3aが形成され、外周には、リブ3cが前後に形成され、これらのリブ3cの間に対して、上コアー4が挿入される溝部3dを形成している。
【0036】
このうち、溝部3aの中央両側には、溝部3bが縦に形成され、この溝3bの両側の外周側に対して、爪3eが突設されている。これらの爪3eの更に外側に対して、三角形の凸部3fが形成されている。
【0037】
上コアーホルダ3Aの外周に形成された溝部3dには、半月状に形成された上コアー4が挿入され、この上コアー4の外周側の両側端部に形成された凹部4aに対して、上コアーホルダ3Aの爪3eの先端が外側から弾性変形で嵌合している。
この凹部4aに先端が嵌合した爪3eによって、上コアー4は上コアーホルダ3Aに保持されている。
【0038】
この貫通形電流検出器の組立は、まず、図2及び図3で示したケース1Aの内周に形成された溝1aに対して、プリント基板6をホール素子7側を上向きにして挿入し、信号線8の基端の外被を支え部11Aに載せる。
【0039】
次に、下コアー5A,5Bを挿入した下コアーホルダ2Aの下部をケース1Aの上部に挿入し、下コアーホルダ2Aに挿入した下コアー5A,5Bの外周面をケース1Aの上端左右の受け部9の内面に形成された凸部9cの内面に挿入し、下コアーホルダ2Aの両側の前後に形成された嵌合凸部14aをケース1Aの上端前後の爪部1cの内側に挿入する。
【0040】
次に、上コアー4を挿入した上コアーホルダ3Aを上カバー12に挿入し、この上カバー12に形成された爪12bで固定した後、上カバー12の先端のつまみ13を図2の矢印Bに示すように持ち上げて時計方向に反転し、このつまみをケース1Aの右側面に押し付け、図1に示すようにこのつまみ13に形成された窓13aにケース1Aの右側のフック9bを嵌合させる。
なお、電力線を貫挿する場合には、図1の矢印Aに示すように、つまみ13を外側に開いてフック9bからつまみ13を外した後、反時計方向に反転する。
【0041】
このように構成された貫通形電流検出器においては、上カバー12をケース1Aにつまみ13を介して固定することで、信号線8の基端の被覆を上下の押え部15Aと支え部11Aの内周に形成された突起部15a,11aを介して挟むことができるので、信号線8の固定力を上げることができ、信号線8を介してこの信号線8の先端に接続される測定器の支持力を上げることができる。
【0042】
また、上コアー4と下コアー5A,5Bは、これらをこれらのコアーの内周を介して支持する上下のコアーホルダの溝部に貫挿されるので、たとえ、裸線の電力線に吊り下げられても、この電力線とコアーとの絶縁特性を長期に亘って維持することができる。
【0043】
さらに、上下のコアーは、各コアーホルダに形成された溝部に挿入され、両側を爪で保持されるので、電力線へ取り付けるために図2に示すように上カバー12を開いた状態でも、落下のおそれを解消することができる。
また、上カバー12は、つまみ13の操作でワンタッチで着脱できるので、電力線への取付作業が容易で、短い作業時間で着脱することができる。
【0044】
図4は、本発明の貫通形電流検出器の第2の実施形態を示す図で、第1の実施形態で示した図2に対応し、請求項4に対応する図である。
図4において、前述した第1の実施形態と異なるところは、電力線貫通部に形成した電力線に対する保持構造である。
【0045】
すなわち、図1〜図3で示した貫通形電流検出器では、上コアーホルダ3Aの溝部3aと下コアーホルダ2Aの溝部2aの間に貫通させる電力線は、この貫通形電流検出器の適用定格のうちの最小の定格電流容量の通電容量の電力線に適用した場合には、この電線の長手方向の位置を固定することができない。
【0046】
そこで、本実施形態では、溝部2a,3aの端部の内周に対して、薄肉の複数の挟持部22A,22Bを突設することで、細い電力線の場合には、挟持部22A,22Bの先端を撓ませて電力線を挟持する。
【0047】
図5は、本発明の貫通形電流検出器の第3の実施形態を示す部分横断面図で、第1の実施形態で示した図2及び第2の実施形態で示した図4の図示しない平面図に対応し、請求項5に対応する図である。
【0048】
図5において、前述した実施形態で示した図2及び図4と異なる部分は、信号線の保持部の構造で、保持方向を変えることができるようにしたことである。
【0049】
図5においては、ケース1Cの前端に対して、支え部11Bが突設され、下コアーホルダ2Bの前端に対して押え部15Bが突設されている。
これらの支え部11Bと押え部15Bの内面側には、球状の電線支持球24が内側から挿入され、この電線支持球24には、信号線8があらかじめ貫挿されている。
【0050】
支え部11Bと押え部15Bの内面には、押え部23aが突設された支持球24の内側を球面で支持する押え23が挿入され、接着剤でコアーホルダ2Bとケース1Cに接合されている。
【0051】
このように信号線の保持部が構成された貫通形電流検出器においては、電力線の向きに対する信号線8の向きを変えることができるので、信号線8の先端に接続される測定器の向きの制約を緩和することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上、請求項1に対応する発明によれば、ホール素子を実装したプリント基板の外周が挿入される溝が内周に形成され開口側の両側に受け部が形成されプリント基板に接続される信号線の片側を支える支持部が片側に突設されたケースと、他側の受け部の外面にヒンジを介して設けられ内側に溝部が形成され先端につまみが延設されたカバーと、ケースの開口側に挿入され信号線の片側を押える押え部が突設され被測定電線の下面と対置する溝部が内側に形成され外周に突設された一対の案内爪で一対のコアーを支持する下コアーホルダと、カバーの溝に爪部を介して挿入された外周に弧状のコアーが装着され内周に被測定電線の上面と対置する溝部が形成された上コアーホルダとを備えることで、被測定電線と上下のコアーとの絶縁を上コアーホルダと下コアーホルダによって確保したので、コアーの脱落のおそれを解消し、電力線との絶縁性を上げることのできる貫通形電流検出器を得ることができる。
【0053】
また、特に請求項2に対応する発明によれば、ケースの支持部と下コアーホルダの押え部の内周に信号線の外被に押圧される複数の凸部を形成し、下コアーホルダの案内爪の先端にコアーの溝に係合する爪部を突設することで、ケースの支持部と下コアーホルダの押え部に形成した凸部によって、信号線の片側を固定したので、コアーの脱落のおそれを解消し、電力線との絶縁性を上げることのできる貫通形電流検出器を得ることができる。
【0054】
また、特に請求項3に対応する発明によれば、ケースの片側の受け部の外面にフックを突設し、カバーのつまみにフックに嵌合する嵌合穴を形成することで、カバーのケースへの固定をワンタッチで可能としたので、コアーの脱落のおそれを解消し、電力線との絶縁性を上げるとともに取付、取外しの容易な貫通形電流検出器を得ることができる。
【0055】
また、特に請求項4に対応する発明によれば、下コアーホルダの溝部と上コアーホルダの溝部の両端内周に、複数の挟持部を突設することで、上下の両側の挟持部によって、細い被測定電線に適用した場合のケースの移動を防いだので、コアーの脱落のおそれを解消し、電力線との絶縁性を上げることのできる貫通形電流検出器を得ることができる。
【0056】
さらに、特に請求項5に対応する発明によれば、ケースの支持部と下コアーホルダの押え部の間に信号線が貫通する球体支持部を設けることで、信号線の口出部における口出方向の自由度を上げたので、コアーの脱落のおそれを解消し、電力線との絶縁性を上げることのできる貫通形電流検出器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貫通形電流検出器の第1の実施形態を示す斜視図。
【図2】本発明の貫通形電流検出器の第1の実施形態のカバーを開いた状態を示す図。
【図3】本発明の貫通形電流検出器の第1の実施形態の分解斜視図。
【図4】本発明の貫通形電流検出器の第2の実施形態を示す図。
【図5】本発明の貫通形電流検出器の第3の実施形態を示す図で、(b)は、部分斜視図、(c)は(b)の縦断面図、(a)は(c)の部分斜視図。
【図6】従来の貫通形電流検出器の一例のカバーを開いた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1A,1B,1C…ケース、1a…溝、2A,2B…下コアーホルダ、2a…溝部、3A…上コアーホルダ、3a…溝部、3c…リブ、4…上コアー、5A,5B…下コアー、6…プリント基板、7…ホール素子、8…信号線、9…受け部、9a…案内部、9b…フック、9c…凸部、11A,11B…支え部、12…上カバー、12a…リブ、12b…爪、12c…凸部、12d…溝、13…つまみ、13a…窓、13b…凸部、14A…挿入導入部、14a…凸部、15A,15B…押え部、16A,16B…案内爪、17…電力線、18…マーク、22A,22B…挟持部、23…押え。

Claims (5)

  1. ホール素子を実装したプリント基板の外周が挿入される溝が内周に形成され開口側の両側に受け部が形成され前記プリント基板に接続される信号線の片側を支える支持部が片側に突設されたケースと、他側の前記受け部の外面にヒンジを介して設けられ内側に溝部が形成され先端につまみが延設されたカバーと、前記ケースの開口側に挿入され前記信号線の片側を押える押え部が突設され被測定電線の下面と対置する溝部が内側に形成され外周に突設された一対の案内爪で一対のコアーを支持する下コアーホルダと、前記カバーの前記溝に爪部を介して挿入された外周に弧状のコアーが装着され内周に前記被測定電線の上面と対置する溝部が形成された上コアーホルダとを備えた貫通形電流検出器。
  2. 前記ケースの支持部と前記下コアーホルダの押え部の内周に前記信号線の外被に押圧される複数の凸部を形成し、前記下コアーホルダの案内爪の先端に前記コアーの溝に係合する爪部を突設したことを特徴とする請求項1に記載の貫通形電流検出器。
  3. 前記ケースの片側の受け部の外面にフックを突設し、前記カバーのつまみに前記フックに嵌合する嵌合穴を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の貫通形電流検出器。
  4. 前記下コアーホルダの溝部と前記上コアーホルダの溝部の両端内周に、複数の挟持部を突設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の貫通形電流検出器。
  5. 前記ケースの支持部と前記下コアーホルダの押え部の間に前記信号線が貫通する球体支持部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の貫通形電流検出器。
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