JP2894437B2 - 漏電遮断器の漏電検出部 - Google Patents
漏電遮断器の漏電検出部Info
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Description
器内に収納され主回路の零相電流を検出して検出信号を
該容器内の漏電トリップ機構へ出力する漏電検出部の構
成に関する。
従来の漏電検出部の構成の一例を示す。この例では漏電
検出部101 は零相変流器6と、零相変流器6を貫通す
る,漏電遮断器(以下遮断器と略称する)の極数と同数
の1次導体5と、零相変流器6の2次側に検出された電
流を増幅するICなどが搭載されたプリント板を合成樹
脂ベースに取り付けてなるプリント板組立て8とから構
成され、プリント板組立て8から出力された電流が漏電
トリップ機構102 のトリップコイル102aに入力されてア
ーマチュア102bが吸引され、この吸引動作が過電流で動
作する電磁トリップ機構100 のアーマチュア3を介して
開閉機構105 に伝達され、開閉機構105 内の掛合い部の
爪を引き外し、遮断機構104 が動作して主回路の電流が
遮断される。
部分の構成を示す。零相変流器6を貫通する1次導体5
は、可撓撚銅線に絶縁テープを巻いて形成され、これを
遮断器の極数と同数、零相変流器を貫通させた後、それ
ぞれの両端部を電磁トリップ機構の電磁コイル1と端子
板7とにスポットろう付けする。このとき同時にプリン
ト板の制御電源を構成する主回路をプリント板に接続す
るための主回路側電源リード線17も端子板7にスポット
ろう付けされ、このようにして電磁トリップ機構100 と
漏電検出部101 の主回路部分と主回路側電源リード線17
が一体化された状態で遮断器の容器を構成するモールド
ケース11(図7)にねじを用いて固定され、つづいてプ
リント板組立て8がモールドケース11にねじ止めされ
る。そして前記主回路側電源リード線17とプリント板組
立て8から引き出された電源リード線20(図示せず)と
がはんだ付けにて接続される。
うな従来の漏電遮断器の漏電検出部では、電磁トリップ
機構と端子板とが長い1次導体の一方端で互いにスポッ
トろう付けすることにより接続され、この両者が接続さ
れた状態でモールドケース内に収納されるが、導体は可
撓性があるため両者が接続された状態では形状が一定に
ならずに、漏電検出部のモールドケース内への収納が困
難であるという問題があった。
モールドケース内収納が容易に可能となる漏電検出部の
構成を提供することである。
に、この発明においては、漏電遮断器のモールドケース
内に収納され、主回路の零相電流を検出して検出信号を
該モールドケース内の漏電トリップ機構へ出力する漏電
検出部であって、前記漏電検出部は、零相変流器と、こ
の零相変流器の貫通穴に中央1辺が挿入されてその両側
の2辺が前記零相変流器を挟むようにコ字状に折り曲げ
られ、前記2辺の先端に接続面が形成された導電性板材
からなる1次導体と、前記零相変流器の2次側に検出さ
れた零相電流を増幅するICなどを搭載したプリント板
と、このプリント板と前記零相変流器を保持するベース
とを備え、前記プリント板と前記1次導体が挿入された
零相変流器とを前記ベースに保持させて一体的にユニッ
ト化するものとする。
電検出部構成の分解斜視図を示し、図2ないし図4に図
1における各ブロックごとの平面図を、また図5にこれ
ら各ブロックを一体に結合してなる漏電検出部の正面図
と平面図とを示す。そして、図6は、この漏電検出部を
組み込んだ漏電遮断器の全体構成例を示す。
には、ICなどを搭載したプリント板18が取り付けられ
ている。このベース9には、同図(b) に示す, 零相変流
器6を貫通する,銅板をコ字状に折り曲げて作られコ字
の両側の2辺が取付け面を形成する1次導体15のそれぞ
れの一方の面, ここではそれぞれ上面の取付け孔15aを
利用してこの上面を電磁トリップ機構100(図6)のトリ
ップコイル1と同電位にある固定面100aに締め付けるね
じ100bが通過する案内部9aと、同図(c) に示す, 同図
(b) の1次導体15の上下方向間隔を保持しつつベース9
と一体化されるカバー10を不動に係止する, 先端部に爪
が形成された係止部9b,9c ならびに案内ブロック9dが形
成されている。
カバー10とからなる一体化部材を用い、図5に示すよう
に、零相変流器6と1次導体15とプリント18とを一体化
するとともに、プリント板18から引き出された電源リー
ド線20の先端に圧着接続された端子19の突起19b(図1
(a))を1次導体15の孔15a(図1(b))に圧入して電源リー
ド線を1次導体に接続し、漏電検出部を、漏電遮断器内
への組み込み後にプリント板への制御電源取得のための
追加作業を必要としないユニットとして完成させる。こ
こで、端子19に形成された孔19aは、1次導体15の孔15a
の近くに形成された孔15bを利用して形成される小突起
とはめ合わせて端子19のまわり止めの役目を果たす。
源リード線の先端に接続される端子は、板厚が0.2mm 程
度の薄い黄銅板もしくは銅板等、弾性を保有する導電板
を用い、この導電板に小孔をあけて背面側から円錐形ま
たは円筒形ポンチで全面側へ押し出して円錐状または円
筒状の突起を形成するとともにこの突起を例えば2つ割
りにすることにより、1次導体の孔に弾性的に圧入可能
となる。一方、1次導体とプリント板組立てとは適宜の
一体化部材、例えば絶縁物からなるベースとカバーとを
用いて互いの相対位置が不動にユニット化されるから、
プリント板から引き出される電源リード線の長さは、先
端に接続される端子の1次導体の孔への圧入時に無理を
生じない程度の短い一定の長さとすることができ、この
電源リード線はベースとカバーとで区画される空間内に
容易に収納される。従って、1次導体とプリント板組立
てとのユニット化時に電源リード線先端の端子を1次導
体の孔に圧入することにより、漏電検出部全体の組立て
が完了する。なお、電源リード線先端への端子の接続
は、例えば端子の板材に舌片を形成し、この舌片を電源
リード線先端部に巻き付けて圧着する等、無はんだ接続
とする。
た漏電検出部は、図6に示すように、電磁トリップ機構
100 の下部に形成された, トリップコイル1と同電位の
固定面100aに、ねじ100bを電源リード線の端子19(図
5)の孔19b に挿入してねじ込むことにより、漏電遮断
器内に固定され、このとき電源リード線20が主回路の電
源に接続されてプリント板への制御電源が取得される。
は、漏電遮断器のモールドケース内に収納され、主回路
の零相電流を検出して検出信号を該モールドケース内の
漏電トリップ機構へ出力する漏電検出部であって、前記
漏電検出部は、零相変流器と、この零相変流器の貫通穴
に中央1辺が挿入されてその両側の2辺が前記零相変流
器を挟むようにコ字状に折り曲げられ、前記2辺の先端
に接続面が形成された導電性板材からなる1次導体と、
前記零相変流器の2次側に検出された零相電流を増幅す
るICなどを搭載したプリント板と、このプリント板と
前記零相変流器を保持するベースとを備え、前記プリン
ト板と前記1次導体が挿入された零相変流器とを前記ベ
ースに保持させて一体的にユニット化したことにより、
漏電検出部のモールドケース内への組み込みが容易にな
るとともに、漏電検出部のユニット化が簡単に行えると
いうという効果が得られる。
す分解斜視図
あり、(a) は正面図、(b) は平面図
の全体構成例を示す側面図
の全体構成例を示す側面図
(b) は側面図
立て、9…ベース、10…ケース、11,12 …モールドケー
ス(容器)、18…プリット板、19…端子、19b…突起、2
0…電源リード線、101,201 …漏電検出部、102,202 …
漏電トリップ機構
Claims (1)
- 【請求項1】漏電遮断器のモールドケース内に収納さ
れ、主回路の零相電流を検出して検出信号を該モールド
ケース内の漏電トリップ機構へ出力する漏電検出部であ
って、前記漏電検出部は、零相変流器と、この零相変流
器の貫通穴に中央1辺が挿入されてその両側の2辺が前
記零相変流器を挟むようにコ字状に折り曲げられ、前記
2辺の先端に接続面が形成された導電性板材からなる1
次導体と、前記零相変流器の2次側に検出された零相電
流を増幅するICなどを搭載したプリント板と、このプ
リント板と前記零相変流器を保持するベースとを備え、
前記プリント板と前記1次導体が挿入された零相変流器
とを前記ベースに保持させて一体的にユニット化したこ
とを特徴とする漏電遮断器の漏電検出部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145296A JP2894437B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 漏電遮断器の漏電検出部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32145296A JP2894437B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 漏電遮断器の漏電検出部 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1248444A Division JPH07123021B2 (ja) | 1989-09-25 | 1989-09-25 | 漏電遮断器の漏電検出部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09167556A JPH09167556A (ja) | 1997-06-24 |
JP2894437B2 true JP2894437B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=18132726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32145296A Expired - Lifetime JP2894437B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 漏電遮断器の漏電検出部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894437B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4967453B2 (ja) * | 2006-05-23 | 2012-07-04 | 富士電機機器制御株式会社 | 漏電遮断器 |
CN110014253B (zh) * | 2019-02-27 | 2020-11-06 | 乐清正通智能科技有限公司 | 双金属组件焊机 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32145296A patent/JP2894437B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09167556A (ja) | 1997-06-24 |
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