JP3572952B2 - ホース結合構造体 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、ホースに接続管を挿入することによりホースと接続管とを接続するホース結合構造体に関する
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のホース結合構造体として、例えば、特開平9−159077号公報の技術が知られている。図14は従来のホース結合構造体にかかる分岐パイプ100などを一部破断して示す正面図である。図14において、ホース結合構造体は、3つの分岐部101,102,103を有する分岐パイプ100と、分岐部101,102,103に圧入された分岐ホース111,112,113とを備えている。分岐部101,102,103のそれぞれの外周表面には、断面三角形のリング状突部104,105が間隔を隔てて2個設けられている。図15は分岐部101の付近を示す拡大断面図である。図15に示すように、リング状突部104,105は、先端側から後端側へ向かうほど外径が拡大する円錐台表面104a,105aと、円錐台表面104a,105aの最大外径から分岐部101の一般部に伸び円錐台表面104a,105aと鋭角に交差する鋭角表面104b,105bとを有している。一方、分岐ホース111などは、EPDMゴムからなる内管ゴム層111aと、糸からなりブレード状に網組された補強糸層111bと、EPDMゴムからなる外皮ゴム層111cとから構成されている。
【0003】
分岐部101に分岐ホース111を圧入する際に、リング状突部104,105は、分岐ホース111の内径を広げる力を加えるが、この力は、補強糸層111bによる拡張を妨げる大きな反力を生じ、つまり分岐ホース111が分岐部101を強く締め付ける力となる。このように分岐ホース111が分岐部101に大きな力にて抜止されるので、クランプを用いることなく、分岐ホース111を分岐部101に接続することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ホース結合構造体では、エンジンルーム内にて、分岐ホース111を狭いスペースでカーブさせた状態にて使用している場合において、分岐ホース111が低温状態でしかも繰り返し振動を受けると、分岐ホース111と分岐部101の先端部の円錐台表面104aとの間に隙間kが生じて、リング状突部104によるシール性が低くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、ホースを狭いスペースでカーブさせて使用しかつ冷温状態にて繰り返し振動が加わる条件下においても、優れたシール性を有するホース結合構造体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題を解決するためになされた本発明は、
ホースと、該ホースに圧入されたホース接続部とを備え、上記ホースが曲げられかつ繰り返し振動を受ける状態にて配策されるホース結合構造体であって、
上記ホースは、ゴム材料からなるゴム管体内に埋設した補強糸層を有し、内圧が加わっていない内径d1の状態から約0.49MPaの内圧を受けて内径d2に拡張したとき、(d2−d1)×100/d1で定義される内径変化率Dcが23%以下となるものであり、
上記ホース接続部は、その外周面に上記ホースの内径d1よりその外径D1が大きくかつリング状に突設されたリング状突部と、該リング状突部と該ホース接続部の先端部との間に形成され上記ホースの内壁面と密着しかつ上記外径D1より小さい外径D2を有する円筒部とを備え、
上記リング状突部は、該ホースの内壁面を押圧して該ホースの内壁面の一部を外径D1へ拡張させたときに、(D1−d1)×100/d1で定義される拡管率Tを25%以上とするように形成され、
上記円筒部は、上記ホース接続部の軸方向への長さが約3mm以上に形成されていること、
を特徴とする。
【0007】
本発明にかかるホース接続部には、リング状突部が形成されており、このリング状突部を乗り越えるようにホースが挿入される。リング状突部の外径は、ホースの内径d1より大径の外径D1に形成されているので、ホースに挿入されると、ホースの内壁面を部分的に拡張する。ホースは、次式(1)で定義される内径変化率Dcが23%以下であり、つまり拡径しようとする力に対して大きな反力を生じるものである。ここで、内径変化率Dcは、内径d1のホースに、0.49MPa(5kg/cm2)の内圧が加わったときの変化率を意味している。
Dc= (d2−d1)×100/d1 ...(1)
しかも、リング状突部は、ホースを拡径したときに、次式(2)で定義される拡管率Tが25%以上となるように形成されている。ここで、拡管率Tは、内径d1のホースがリング状突部で外径D1まで拡張される割合を意味している。
T= (D1−d1)×100/d1 ...(2)
【0008】
このように、ホースは、流体圧が加わったときに拡張を阻止する力が大きく、つまり、ホース接続部のリング状突部を乗り越えて大きく拡径したときに、その反力による大きな締付力をホース接続部に対して生じる。このような大きな締付力を有するホースは、ホース接続部に対して抜けにくいとともに、大きなシール性を得ることができ、クリップなどの締結手段を用いなくても、ホース接続部に確実に接続することができる。
【0009】
また、ホース接続部には、その先端側からリング状突部にかけて円筒部が形成されている。円筒部は、ホースをリング状突部にて拡径する手前でホースと密着している。すなわち、ホースは、ホース接続部の先端部からリング状突部で拡径する間での間にて、円筒部にて連続的かつ密着した状態になっている。このような円筒部は、ホースに振動が加わった場合にも、ホースをリング状突部まで滑らかな面で密着した状態に維持する。したがって、ホースは、該ホースに繰り返し振動が加わりかつ低温の条件下においても、ホース接続部に対してシール性を低下させることがない。
【0010】
ここで、円筒部の軸方向の長さは、3〜7mmであることが好ましい。3mm以下であると、上記振動等が加わる条件下におけるシール性の向上という効果を得られないからであり、一方、7mm以上であると、ホースをホース接続部に挿入する際における摩擦力が大きくなり、挿入作業性がよくない。よって、円筒部は、上述した範囲であることが好ましい。
【0011】
また、ホースの内径変化率Dcが23%以下の値とするために、ホースは、ゴム材料からなるゴム管体内に、補強糸層を埋設することにより得ることができる。補強糸層の好適な構成としては、補強糸をブレード状に編み込んだもの、補強糸をスパイラル状に巻回したもの、補強糸をニッティングしたもの、布巻きしたものなど各種のホースを適用することができる。
【0012】
ホースのゴム材料としては、少なくとも表層部をEPDMゴムから形成することが好ましい。これは、EPDMゴムは、耐オゾン性に優れており、拡管状態で長期間使用しても、クラックが生じることがないからである。
【0013】
さらに、リング状突部は、ホースを拡径させて、シール性を高めるような形状であればよいが、その好適な態様として、円錐台表面と、鋭角表面とから形成することができる。円錐台表面は、ホース接続部の先端側から後端側へ向かうほど外径が拡大する形状とする。また、鋭角表面は、円錐台表面の最大外径からホース接続部の一般部に伸びて、鋭角に交差するように形成する。そして、リング状突部の円錐台表面と鋭角表面とのなす角度を鋭角とする。リング状突部は、ホースに引張りの応力が作用したときに、円錐台表面と鋭角表面とで形成されるリング状の角部によって大きな引き抜き力をもたらす。
【0014】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施の形態にかかるホース結合構造体を示す正面図である。ホース接続構造体は、自動車のエンジンルーム内に配設されるものである。図1において、ホース結合構造体は、接続管10と、この接続管10の両側に接続されたホース30,31と、接続管10の中央部に接続された分岐ホース32とを備えている。ホース30,31は、図示しないエンジンとラジエータとを接続し、分岐ホース32は、スロットルボディに接続されている。
【0016】
図2は接続管10及びホース30,31の付近を示す断面図である。接続管10は、3方向に分岐しかつガラス繊維強化6−6ナイロンを材料として射出成形した樹脂性の管体であり、管本体11と、この管本体11の両側に一体形成されたホース接続部13,14と、管本体11の中央部に突設された分岐管部15とを備えている。管本体11及びホース接続部13,14内には、上記ホース30,31に接続される主流路16が形成され、さらに分岐管部15内には、主流路16に分岐接続されている分岐流路17が形成されている。
【0017】
上記ホース接続部13,14は、左右対称で同じ構成であることから、ホース接続部13を代表して説明する。図3はホース接続部13の付近を拡大して示す断面図、図5はその寸法を示す図である。図3及び図5において、ホース接続部13には、その先端部から長さLaだけ円筒部18が形成されている。この円筒部18の外径D2は、ホース30の内径d1より大きく形成されている。この円筒部18の先端外周部は、R形状に形成されている。
【0018】
また、ホース接続部13の表面には、円筒部18から管本体11の中央部に向けて3列にわたって、リング状突部21,22,23が形成されている。図4に示すようにリング状突部21,22,23は、断面直角三角形であり、先端側から後端側へ向かうほど外径が拡大する円錐台表面21a,22a,23aと、円錐台表面21a,22a,23aの最大外径からホース接続部13の一般部に伸びかつ上記円錐台表面21a,22a,23aと鋭角に交差する鋭角表面21b,22b,23bとを有している。
【0019】
リング状突部21,22,23は、ホース接続部13にホース30を挿入すると、図5に示すように、ホース30を拡径させるが、このとき、次式(3)で定義される拡管率Tが25%以上となるように形成されている。ここに、拡管率Tは、内径d1のホース30がリング状突部21,22,23の外径D1まで部分的に拡張される割合を意味している。
T= (D1−d1)×100/d1 …(3)
図6は内径変化率Dcが22.5%のホースにおける拡管率Tとシール圧との関係を示すグラフである。図6に示すように、拡管率Tとシール圧とは比例関係にあり、つまり、拡管率Tを大きくすると、シール圧が大きくなる。ここで、自動車の冷却用ホースの場合には、通常の使用圧は、0.1MPaであるが、設計上の安全率を考慮して、0.49MPa以上のシール圧を確保するために、拡管率Tが25%以上であることが望ましい。
【0020】
図7はホース30を一部破断して示す側面図である。ホース30は、ゴム管体内に補強糸から形成した層を有する3層構造になっており、つまり、EPDMゴムからなる内管ゴム層31aと、補強糸をスパイラル状に網組した補強糸層31bと、EPDMゴムからなる外皮ゴム層31cとを積層することにより構成されている。なお、ホース30は、補強糸をスパイラル状に編組みするほか、次の条件を満たす限り、図8に示すように、補強糸をブレード状に編組したホース30Bや、図9に示すように、ニッティング状に編組したホース30Cであってもよい。
【0021】
このホース30は、次式(4)で定義される内径変化率Dcが23%以下となるように形成されている。図10はホース30が内圧を受けて拡張した状態を示す。ここに、内径変化率Dcは、内径d1のホース30が0.49MPaの内圧を受けたときに、内径d2まで拡張される割合を意味している。なお、加圧時における内径d2は、測定することができないが、ホース30の肉厚が加圧時にほとんど変化しないことから、ホース30の外径を測定して内径d2に換算した値を用いることができる。
Dc=(d2−d1)×100/d1 …(4)
【0022】
ここで、内径変化率Dcを上述した23%以下としたのは、以下の理由による。ホース30に加えられる内圧と内径変化率Dcとの関係を調べると、図11の破線の直線で示すような比例関係がある。0.49MPaの内圧で、内径変化率Dcが23%を超える領域(図中の実線より上の領域)では、液体圧が加わったときの拡張を阻止する力が小さくなり、拡径したときの反力が十分に得られない。したがって、ホース30に加える内圧として、0.49MPaを基準に測定すれば、内径変化率Dcが23%以下であることが必要となる。このように、内圧に対する内径変化率Dcが小さいことは、内圧に対する拡張抵抗力が強いホース30であることを意味する。この特性は、ホース30内に補強糸層31bを形成することにより得ることができる。
【0023】
ホース30を形成するゴム材料としては、少なくとも外皮ゴム層31cをEPDMゴムから形成することが好ましい。これは、EPDMゴムは、耐オゾン性に優れており、拡管状態で長期間使用しても、クラックが生じることがないからである。
【0024】
上記ホース結合構造において、上記接続管10のホース接続部13に、リング状突部21,22,23を乗り越えるようにホース30が挿入されると、リング状突部21,22,23は、ホース30の内径d1より大きい外径D1に形成されているので、ホース30の内壁面を部分的に拡張する。ホース30は、上述した式(4)で定義された内径変化率Dcが23%以下であり、つまり拡径しようとする力に対して大きな反力を生じる。
【0025】
このように、ホース30は、内圧が加わったときに拡張を阻止する力が大きく、つまり、接続管10のリング状突部21,22,23を乗り越えて大きく拡径したときに、その反力による大きな締付力をホース接続部13に対して生じている。このような大きな締付力を有するホース30は、ホース接続部13に対して抜けにくいとともに、大きなシール性を得ることができ、クリップなどの締結手段を用いなくても、ホース接続部13に確実に接続することができる。
【0026】
また、リング状突部21,22,23は、円錐台表面21aと鋭角表面21b,22b,23bとの間の頂角が鋭角に形成されているので、ホース30に引張りの力が作用したときに、大きな引き抜き抵抗力を生じる。
【0027】
さらに、ホース接続部13には、その先端側からリング状突部21,22,23にかけて円筒部18が形成されている。円筒部18は、ホース30の内径d1よりやや大きい外径D2であり、ホース30をリング状突部21,22,23にて拡径する手前でホース30と密着している。すなわち、ホース30は、ホース接続部13の先端部からリング状突部21,22,23で拡径する間にて、円筒部18にて連続的かつ密着した状態になっている。このような円筒部18は、ホース30に振動が加わった場合にも、ホース30をホース接続部13の先端からリング状突部21,22,23まで滑らかな面で密着した状態に維持する。したがって、ホース30は、該ホース30に繰り返し振動が加わりかつ低温の条件下においても、ホース接続部13に対してシール性を低下させることがない。
【0028】
次に、上記接続管10に円筒部18を形成したことによるシール性の効果を調べるために、図12に示すような試験を行なった。図12はホース30を接続管10に接続した状態における振動試験を説明する説明図である。図12において、ホース30の一端部を接続管10に接続するとともに長さLhが100mmでほぼ直角に曲げた状態にて測定した。このようにホース30を曲げたのは、エンジンルームなどの引き回し条件を考慮したからである。ここで、ホース30の寸法は、内径d1がφ16mm、肉厚t1は4mmであり、内管ゴム層31aの厚さは、2mm、外皮ゴム層31cの厚さは2mmである。また、ホース接続部13の各寸法は、図5に示すように、長さLaを4mm、長さLbを3mm、長さLcを4mmとし、外径D1を21.6mm、外径D2を19.6mm、高さhaを1mmとした。図12に戻りホース30の一端部を、架台に固定した接続管10の一端部に挿入固定し、他端部を振動板41に固定した。この状態にて、−30℃の雰囲気下において、振動板41を13.3Hzの周期で、7.5cmの振動幅で振動させ、ホース30内に流体を流しつつその圧力を徐々に上げ、接続管10とホース30との継ぎ目にて流体が漏れたときの圧力を求めた。比較例として、円筒部18を有しない従来の接続管も同様に調べた。
【0029】
その結果、従来の分岐パイプでは、内圧が0.1MPa以下で流体の漏れが生じたのに対して、本実施例では、0.35MPaまで漏れを生じなかった。また、円筒部18の軸方向の長さを5mm、7mmとした場合についてそれぞれ同様な実験を行なった結果、ほぼ同じ値の耐圧性を確認することができた。
【0030】
すなわち、図13に示すように、円筒部18は、リング状突部21にてホース30の一部を拡張しても、ホース接続部13の先端部までホース30と密着して、優れたシール性が得られることが分かった。なお、円筒部18の長さは、長ければその効果が高められるが、7mm以上であると、ホース30をホース接続部13に挿入する際における摩擦力が大きくなり、挿入作業性がよくない。よって、円筒部18は、7mm以下であることが好ましい。
【0031】
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0032】
(1) 上記実施の形態では、リング状突部21,22,23は、円錐台表面21aと、鋭角表面21b,22b,23bとから形成したが、これに限らず、大きなシール力を発生するようにホース30を拡径させる形状であれば、その形状は特に限定されない。例えば、リング状突部の頂角をR形状としてホースの挿入力を小さくしてもよい。また、リング状突部の個数は、特に制限がなく、ホースの引き抜き力や挿入力を考慮して適宜定めることができ、また、複数個設けた場合にそれぞれの大きさを変更してもよい。
【0033】
(2) ホースは、その内径変化率Dcを23%以下となる機械的強度とするために、上記実施の形態では、図7ないし図9に示すように補強糸層を形成したが、補強糸の代わりに布を用いたり、あるいは単層のゴム材料やエラストマから形成したホースを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるホース結合構造体を示す正面図である。
【図2】接続管10及びホース30,31の付近を示す断面図である。
【図3】ホース接続部13の付近を拡大して示す断面図である。
【図4】リング状突部21,22,23の付近を拡大して示す断面図である。
【図5】ホース30の拡管率Tを説明する説明図である。
【図6】拡管率Tとシール圧との関係を示すグラフである。
【図7】ホース30を一部破断して示す側面図である。
【図8】他のホース30Bを一部破断して示す側面図である。
【図9】さらに他のホース30Cを一部破断して示す側面図である。
【図10】ホース30が内圧を受けて拡張した状態を説明する説明図である。
【図11】ホース30の内圧と内径変化率Dcとの関係を示すグラフである。
【図12】ホース30を接続管10に接続した状態における振動試験を説明する説明図である。
【図13】接続管10の円筒部18の作用を説明する説明図である。
【図14】従来の分岐パイプ100を一部破断して示す説明図である。
【図15】従来の分岐パイプ100の課題を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…接続管
11…管本体
13,14…ホース接続部
15…分岐管部
16…主流路
17…分岐流路
18…円筒部
21,22,23…リング状突部
21a,22a,23a…円錐台表面
21b,22b,23b…鋭角表面
21…リング状突部
30,31…ホース
30B…ホース
30C…ホース
31a…内管ゴム層
31b…補強糸層
31c…外皮ゴム層
32…分岐ホース
41…振動板
Claims (1)
- ホースと、該ホースに圧入されたホース接続部とを備え、上記ホースが曲げられかつ繰り返し振動を受ける状態にて配策されるホース結合構造体であって、
上記ホースは、ゴム材料からなるゴム管体内に埋設した補強糸層を有し、内圧が加わっていない内径d1の状態から約0.49MPaの内圧を受けて内径d2に拡張したとき、(d2−d1)×100/d1で定義される内径変化率Dcが23%以下となるものであり、
上記ホース接続部は、その外周面に上記ホースの内径d1よりその外径D1が大きくかつリング状に突設されたリング状突部と、該リング状突部と該ホース接続部の先端部との間に形成され上記ホースの内壁面と密着しかつ上記外径D1より小さい外径D2を有する円筒部とを備え、
上記リング状突部は、該ホースの内壁面を押圧して該ホースの内壁面の一部を外径D1へ拡張させたときに、(D1−d1)×100/d1で定義される拡管率Tを25%以上とするように形成され、
上記円筒部は、上記ホース接続部の軸方向への長さが約3mm以上に形成されていること、
を特徴とするホース結合構造体。
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