JP3572942B2 - 放電ガス処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばオゾン発生装置、NOx ・SOx 処理装置、ダイオキシン処理装置、脱臭装置等として用いられるものであって、処理すべきガスをパルスストリーマ放電(パルス的に発生させるストリーマ放電)によって励起して処理する(例えばオゾン発生、NOx ・SOx 低減、ダイオキシン低減、脱臭等を行う)放電ガス処理装置に関し、より具体的には、ガス処理器内におけるパルスストリーマ放電の放電と放電との間の残留電荷の消滅を促進して、ガス処理効率を向上させる手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の放電ガス処理装置の従来例を図6に示す。この放電ガス処理装置は、筒状(例えば円筒状)の外部電極4のほぼ中心軸上に線状(ワイヤ状)の中心電極6を配置して成るガス処理器2と、このガス処理器2の外部電極4と中心電極6との間に高圧のパルス電圧Vを繰り返して印加するパルス電源14とを備えている。通常は、この例のように外部電極4は接地されていて、中心電極6に正極性のパルス電圧Vが印加される。
【0003】
外部電極4の内径は例えば10〜100mm程度、中心電極6の外径は例えば0.2〜3mm程度である。パルス電圧Vの大きさは例えば10〜200kV程度、パルス電圧Vの立ち上がり時間は例えば20〜500ns程度である。但しこれらは、あくまでも一例であり、ガス処理器2の構造や処理すべきガス10の流量等の処理条件によってこれとは異なる場合もある。
【0004】
ガス処理器2の一端側から、その両電極4、6間に、例えばガス源8から処理すべきガス10を供給し、このガス10を電極4、6の長手方向に流した状態で、両電極4、6間にパルス電源14から上記パルス電圧Vを繰り返して印加して、中心電極6から外部電極4に向けて、四方八方に、かつ電極4、6の長手方向に均一に、パルスストリーマ放電16を繰り返して発生させる。このパルスストリーマ放電16によって、ガス10を励起して、ガス10に所望の処理、例えば前述したようなオゾン発生、NOx ・SOx 低減、ダイオキシン低減、脱臭等の処理を施すことができる。ガス処理器2の他端側から処理済のガス12が取り出される。
【0005】
このパルスストリーマ放電を利用する技術は、従来の無声放電や沿面放電を利用する技術よりも、放電によって消費される電力に対するガス処理効率が2倍近く高いことが知られており、高効率のガス処理技術として注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の放電ガス処理装置には次のような課題がある。
【0007】
即ち、ガス処理器2内におけるパルスストリーマ放電時には、例えばこの例のように中心電極6が正電位の場合(即ち前記パルス電圧Vが正極性の場合)、図7に示すように、中心電極6から外部電極4に向かって正のストリーマ(先端部が正電荷であり、後続部分が負電荷のストリーマ)17が進展する。従って、放電終了後は、図8に示すように、中心電極6の近傍にドーナツ状に負の残留電荷20が生じ、かつこの負の残留電荷20を取り巻くように正の残留電荷18が生じ、この残留電荷18、20によって、パルス電圧Vによる電界E(図7参照)とは逆方向の電界Eを発生する。
【0008】
このような残留電荷18、20が次回の放電時まで残留していると、次回の放電のためのパルス電圧Vによる電界Eが弱められるため、パルスストリーマ放電が発生しにくくなる。従って、電極4、6間への効率の良いエネルギー投入が困難になり、ガス10の処理効率が低下する。
【0009】
しかも、ガス処理器2内に流すガス10の流量が小さい低ガス流量、かつガス処理器2内でパルスストリーマ放電16を短い周期で発生させる高繰り返し放電の運転条件の場合は、残留電荷18、20による上記影響は特に大きくなる。
【0010】
例えば、この放電ガス処理装置をオゾン発生装置として使用する場合は、ガス処理器2内において例えば10ppm程度もの高濃度のオゾンを発生させる必要があり、そのためには、低ガス流量(例えばガス処理器2内でのガス滞留時間が数秒〜数十秒程度)、かつ高繰り返し放電(例えば1kHz程度以上)の運転条件となる。
【0011】
ところが、上記残留電荷18、20の拡散時間は、数ms〜数十ms程度と考えられ、繰り返し放電の周期が100Hz程度以上の場合は、この残留電荷18、20による上記影響を受ける。しかも、パルスストリーマ放電の繰り返し数の増加と共に、残留電荷18、20の蓄積作用が生じるため、残留電荷18、20による上記影響は更に強まる。また、上記のような低ガス流量運転では、ガス流による残留電荷18、20の拡散もあまり期待できない。従って、残留電荷18、20による上記影響は特に大きくなる。
【0012】
勿論、上記例とは反対に、中心電極6に負極性のパルス電圧Vを印加する場合にも、残留電荷による上記と同様の課題が存在する。
【0013】
上記残留電荷の影響を小さくするためには、例えば、▲1▼ガス流量を増加する、▲2▼放電繰り返し数を減らす、▲3▼ガス処理器2の長さを短くして(但しその分、ガス処理器2の数を増加する必要がある)ガス滞留時間を短くする、ことが考えられるけれども、いずれの場合も、通過するガスに加える放電回数が減少し、ガス処理効果(例えばオゾン発生装置の場合であれば発生オゾン濃度)が低下する。
【0014】
そこでこの発明は、ガス処理器内におけるパルスストリーマ放電の放電と放電との間の残留電荷の消滅を促進して、ガス処理効率を向上させることを主たる目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明の放電ガス処理装置は、少なくとも前記パルスストリーマ放電の放電と放電との間に、前記パルス電源から出力するパルス電圧よりも絶対値の小さい補助電圧を前記ガス処理器の外部電極と中心電極との間に印加する補助電源を備えることを特徴としている。
【0016】
上記構成によれば、パルスストリーマ放電のためのパルス電圧と同極性の補助電圧を印加した場合は、パルスストリーマ放電終了直後の正負の残留電荷は、補助電圧の電界による吸引作用を受けて、中心電極または外部電極にそれぞれ吸収されて消滅する。
【0017】
上記とは反対に、パルス電圧と逆極性の補助電圧を印加した場合は、正負の残留電荷は、補助電圧の電界による反発作用を受けて、正負の残留電荷同士が衝突して互いに中和して消滅する。
【0018】
従っていずれの場合も、補助電圧印加によって、残留電荷の消滅を促進することができるので、低ガス流量かつ高繰り返し放電の運転条件においても、ガス処理器の電極間へ効率良くエネルギーを投入することが可能になり、ガス処理効率が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明に係る放電ガス処理装置の一例を示す図である。図6の従来例と同一または相当する部分には同一符号を付し、以下においては当該従来例との相違点を主に説明する。
【0020】
この実施例においては、前述したパルス電源14と、ガス処理器2の外部電極4との間に、補助電源22を直列に挿入して、この補助電源22から、この例ではパルス電源14を介して、ガス処理器2の外部電極4と中心電極6との間に、パルス電源14から出力するパルス電圧Vよりも絶対値の小さい補助電圧Vを印加するようにしている。
【0021】
この補助電源22から電極4、6間に印加する補助電圧Vは、前述した残留電荷消滅促進のためには、少なくともガス処理器2内で繰り返されるパルスストリーマ放電16の放電と放電との間に印加すれば良く、そのための補助電源22の接続の仕方はこの実施例のものに限らない。また、当該補助電圧Vは、パルス電圧V印加中に印加する必要はないけれども、パルス電圧V印加中を含めて、ガス処理器2の運転中は常時印加しても良い。常時印加する場合は、補助電源22は直流電源で良く、補助電圧Vは直流電圧で良い。これの方が補助電源22の構成および接続等が簡単になるので、この実施例では、直流の補助電源22を上記のように接続して、直流の補助電圧Vを、パルス電源14を介して電極4、6間に常時印加するようにしている。
【0022】
補助電源22からガス処理器2の電極4、6間に印加する補助電圧Vは、パルス電源14から電極4、6間に印加するパルス電圧Vと同極性でも良いし、逆極性でも良い。
【0023】
まず、同極性の場合について説明すると、ガス処理器2内でのパルスストリーマ放電直後の残留電荷の分布は、上記説明のとおり、おおよそ図2に示すようになっている。これは、上記と同様、中心電極6に正極性のパルス電圧Vを印加した場合の例である。ここに、パルス電圧Vと同極性の補助電圧Vが、即ち中心電極6側を正極性とする補助電圧Vが印加されると、正負の残留電荷18、20は、この補助電圧Vの電界Eによる吸引作用を受けて、図2中に矢印で示すように、正の残留電荷18は外部電極4に、負の残留電荷20は中心電極6に、それぞれ吸引(誘導)されて、それぞれ吸収される。従って、補助電圧Vの印加によって、正負の残留電荷18、20の消滅を促進することができる。
【0024】
上記とは反対に、補助電圧Vがパルス電圧Vと逆極性の場合は、図3に示すように、正負の残留電荷18、20は、この補助電圧Vの電界Eによる反発作用を受けて、即ち図3中に矢印で示すように、正の残留電荷18は外部電極4から反発作用を受け、負の残留電荷20は中心電極6から反発作用を受け、正負の残留電荷18、20同士が衝突して互いに中和して消滅する。従ってこの場合も、補助電圧Vの印加によって、正負の残留電荷18、20の消滅を促進することができる。
【0025】
但し、補助電圧Vがパルス電圧Vと同極性の場合(即ち図2の場合)、仮に残留電荷18、20が増加し過ぎていて正負の残留電荷18、20による空間電界E(図8参照)が、補助電圧Vによる電界Eと同等以上になった場合は、この補助電圧Vの電界Eによる上記残留電荷18、20の消滅促進作用は成されないばかりか、当該電界Eが、正負の残留電荷18、20同士の衝突のための空間電界Eを弱めてしまうことになり、補助電圧Vの印加がかえって逆効果となる場合がある。
【0026】
このような場合は、図3の例のように、パルス電圧Vとは逆極性の補助電圧Vを印加する方が好結果が得られる。そのようにすると、この補助電圧Vによる電界Eが、正負の残留電荷18、20による空間電界E(図8参照)を強める方向に働くので、正負の残留電荷18、20同士が引き合って衝突して消滅するという電荷消失課程を強めることができるからである。
【0027】
例えばオゾン発生装置の場合のように、低ガス流速(例えば1〜5cm/s程度)、かつ高繰り返し放電(例えば1kHz程度以上)の運転条件の場合は、前述したように、残留電荷18、20が特に大量に発生しやすいので、このような運転条件の場合には、上記理由から、パルス電圧Vとは逆極性の補助電圧Vを印加する方が、残留電荷18、20の消滅をより確実に促進することができるので好ましい。
【0028】
正逆いずれの極性の場合も、補助電圧Vの大きさは、パルス電圧Vの5〜20%程度で、より具体的には10%程度で、十分に効果が得られる。これよりも大きい補助電圧Vは、補助電源22の絶縁設計上好ましくない。また、逆極性の補助電圧Vを常時印加する場合は、その分、ガス処理器2に印加するパルス電圧の波高値も低下する(即ち|V|−|V|になる)ので、この理由からも好ましくない。
【0029】
次に、上記パルス電源14および補助電源22の回路の具体例を図4に示す。
【0030】
パルス電源14は、この例では磁気パルス圧縮回路方式のものであり、高圧充電電源26を初期コンデンサ30および時定数調整インダクタ32を介して昇圧パルストランス34の一次巻線に接続し、高圧充電電源26に並列に放電開始スイッチ28を接続している。放電開始スイッチ28は、例えばサイラトロン等の放電スイッチ、またはサイリスタ等の半導体スイッチである。昇圧パルストランス34の二次巻線とガス処理器2の両電極4、6との間には、アース側に補助電源22を直列に介在させて、中間コンデンサ36、最終段コンデンサ38および二つの磁気スイッチ40、42が梯子形(ラダー形)に接続されている。補助電源22にはコンデンサ24を並列接続している。
【0031】
まず、パルス電源14だけの動作を説明すると、初期コンデンサ30に予め高圧充電電源26から時定数調整インダクタ32および昇圧パルストランス34を通して初期電荷が充電される。その後、放電開始スイッチ28をオンすると、初期コンデンサ30の電荷は、昇圧パルストランス34を通じて昇圧され、中間コンデンサ36に充電される。この状態では、磁気スイッチ40は未飽和、つまりオフ状態にある。初期コンデンサ30から中間コンデンサ36への電荷移行が進み、中間コンデンサ36の電圧が最大になる時刻付近で、磁気スイッチ40は飽和してオンになり、中間コンデンサ36の電荷は最終段コンデンサ38へと移行する。同様に、最終段コンデンサ38の電圧が最大になる時刻付近で、磁気スイッチ42が飽和してオンになり、最終段コンデンサ38からこの例では正極性のパルス電圧Vが出力され、それがガス処理器2の中心電極6に印加される。初期コンデンサ30から中間コンデンサ36へ、中間コンデンサ36から最終段コンデンサ38へ、最終段コンデンサ38からガス処理器2への電荷移行の進行と共に、電荷移行のパルス幅が圧縮され、初段では例えば1〜2μs程度のパルス幅が、最終的には例えば20〜100ns程度にまで圧縮される。このように圧縮されたパルス電圧Vがガス処理器2に印加される。このパルス電圧Vの波高値は、例えば10〜200kV程度の範囲内である。
【0032】
一方、補助電源22はこの例では通常の直流電源であり、これからコンデンサ24に、パルス電圧Vとは逆極性の直流の補助電圧Vが常に印加される。同時に、この補助電圧Vは、直流電圧であるので、昇圧パルストランス34、磁気スイッチ40および42を通して、中間コンデンサ36、最終段コンデンサ38およびガス処理器2の両電極4、6間に印加される。従ってこの補助電圧Vによって、前述したガス処理器2内における残留電荷消滅促進作用を奏する。
【0033】
即ち、この例では、ガス処理器2の電極4、6間に、パルス電圧Vとは逆極性の補助電圧Vが常時印加されている。従って、放電開始スイッチ28をオンしてガス処理器2にパルス電圧Vを印加するときに電極4、6間に印加されるパルス電圧の大きさ(波高値)は|V|−|V|となる。補助電源22を図示例とは逆向きに接続して、ガス処理器2の電極4、6間にパルス電圧Vと同極性の補助電圧Vを印加するようにしても良く、その場合に電極4、6間に印加されるパルス電圧の大きさは|V|+|V|となる。
【0034】
補助電源22に並列接続したコンデンサ24は、放電開始スイッチ28をオンして初期コンデンサ30の電荷を昇圧パルストランス34を通じて中間コンデンサ36へ移行させるときの過渡電流に対するインピーダンスを下げて、補助電源22に印加されるパルス電圧を下げるためのものである。中間コンデンサ36の容量に比べてこのコンデンサ24の容量が大きいほど、中間コンデンサ36での分担電圧に比べてコンデンサ24での分担電圧が下がり、それによって、補助電源22に高電圧が印加されるのを防止すると共に、中間コンデンサ36に効率良く電荷移行させることができる。従って、コンデンサ24の容量は、中間コンデンサ36の容量よりも十分に大きくする、例えば100倍以上にするのが好ましい。但し、補助電源22内にコンデンサ24と同程度以上の容量のコンデンサを有している場合は、それがコンデンサ24と同様の作用をするので、敢えてコンデンサ24を外付けする必要はない。
【0035】
なお、処理ガス量を増加させる等のために、上記のようなガス処理器2を複数個並列に設けても良い。そのようにした例を図5に示す。この例は、容器44内にガス処理器2を複数個並設し、それぞれに処理すべきガス10を流す構造をしている。容器44は接地されており、各ガス処理器2の外部電極4は支持板46によってこの容器44に電気的に接続されている。各ガス処理器2の中心電極6は、この例のように互いに並列接続してパルス電源14に接続しても良いし、直列接続してパルス電源14に接続しても良い。
【0036】
また、上記ガス処理器2の外部電極4は、円筒状以外の筒状、例えば四角筒状等でも良い。筒状は管状と言い換えることもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、補助電源からガス処理器の外部電極と中心電極との間に印加する補助電圧によって、ガス処理器内におけるパルスストリーマ放電の放電と放電との間の残留電荷の消滅を促進することができるので、ガス処理器へ効率良くエネルギーを投入することが可能になり、ガス処理効率が向上する。
【0038】
上記補助電圧を、パルスストリーマ放電のためのパルス電圧と逆極性にすると、低ガス流量かつ高繰り返し放電のように、残留電荷が大量に発生しやすい運転条件の場合にも、残留電荷の消滅をより確実に促進して、ガス処理効率をより確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る放電ガス処理装置の一例を示す図である。
【図2】パルスストリーマ放電の放電と放電との間に、ガス処理器にパルス電圧と同極性の補助電圧を印加したときのガス処理器内の残留電荷の様子を模式的に示す図である。
【図3】パルスストリーマ放電の放電と放電との間に、ガス処理器にパルス電圧と逆極性の補助電圧を印加したときのガス処理器内の残留電荷の様子を模式的に示す図である。
【図4】パルス電源および補助電源の回路の具体例を示す図である。
【図5】この発明に係る放電ガス処理装置の他の例を示す図である。
【図6】従来の放電ガス処理装置の一例を示す図である。
【図7】ガス処理器内におけるパルスストリーマ放電の放電中の様子を模式的に示す図である。
【図8】ガス処理器内におけるパルスストリーマ放電の放電直後の残留電荷の様子を模式的に示す図である。
【符号の説明】
2 ガス処理器
4 外部電極
6 中心電極
10 処理すべきガス
14 パルス電源
22 補助電源
パルス電圧
補助電圧

Claims (2)

  1. 筒状の外部電極のほぼ中心軸上に線状の中心電極を有していて両電極間に処理すべきガスが供給されるガス処理器と、このガス処理器の外部電極と中心電極との間に正または負のいずれか一方の極性のパルス電圧を繰り返して印加して両電極間にパルスストリーマ放電を繰り返して発生させるパルス電源とを備える放電ガス処理装置において、少なくとも前記パルスストリーマ放電の放電と放電との間に、前記パルス電源から出力するパルス電圧よりも絶対値の小さい補助電圧を前記ガス処理器の外部電極と中心電極との間に印加する補助電源を備えることを特徴とする放電ガス処理装置。
  2. 前記補助電圧が、前記パルス電圧と逆極性である請求項1記載の放電ガス処理装置。
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