JP2000268938A - コロナ放電器 - Google Patents
コロナ放電器Info
- Publication number
- JP2000268938A JP2000268938A JP11073938A JP7393899A JP2000268938A JP 2000268938 A JP2000268938 A JP 2000268938A JP 11073938 A JP11073938 A JP 11073938A JP 7393899 A JP7393899 A JP 7393899A JP 2000268938 A JP2000268938 A JP 2000268938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- ozone
- discharge
- ions
- corona
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 負イオンや正イオンを選択的に選択可能で、
かつ大量のイオンを発生可能なコロナ放電器を提供す
る。 【解決手段】 コロナ放電によりオゾンを発生するオゾ
ン電極と、高電圧高周波を発生する高電圧発生器からな
るコロナ放電器において、コロナ放電によりイオンを発
生する空間放電型の放電電極を設けた。
かつ大量のイオンを発生可能なコロナ放電器を提供す
る。 【解決手段】 コロナ放電によりオゾンを発生するオゾ
ン電極と、高電圧高周波を発生する高電圧発生器からな
るコロナ放電器において、コロナ放電によりイオンを発
生する空間放電型の放電電極を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン発生装置、
脱臭装置、集塵装置、あるいはイオン発生装置等に用い
られるコロナ放電器に関する。
脱臭装置、集塵装置、あるいはイオン発生装置等に用い
られるコロナ放電器に関する。
【０００２】
【従来の技術】オゾン発生器は、例えばオゾン電極の電
極間に高周波高電圧を印加して沿面放電を発生させ、そ
れによりオゾンを発生するものである。オゾンは強い酸
化作用を持ち、脱臭、殺菌、漂白などに利用されてい
る。この構成として、従来は、特開平５−１１６９０６
号に見られるようなものがある。これを図７に示す。
極間に高周波高電圧を印加して沿面放電を発生させ、そ
れによりオゾンを発生するものである。オゾンは強い酸
化作用を持ち、脱臭、殺菌、漂白などに利用されてい
る。この構成として、従来は、特開平５−１１６９０６
号に見られるようなものがある。これを図７に示す。
【０００３】図７は、特開平５−１１６９０６号に開示
された集塵効果をも有するオゾン発生器の概要を示す概
念図である。このオゾン発生装置は、オゾン電極１００
や負電位駆動電源１０７、集塵電極１０４等により構成
されるオゾン電極１００は、基板（絶縁層）１０１と、
基板１０１の下面に形成された誘導電極１０２と、基板
１０１の上面に形成された放電電極１０３よりなる。誘
導電極は、リ−ド線１０５により、負電位駆動電源１０
７の零電位側の出力端子１０７ａに接続されている。放
電電極１０３は、リ−ド線１０６により、負電位駆動電
源１０７の負電位側の出力端子１０７ｂに接続されてい
る。零電位側の出力端子１０７ａは、接地されており、
誘導電極１０２は、実質的に常に零電位に維持される。
された集塵効果をも有するオゾン発生器の概要を示す概
念図である。このオゾン発生装置は、オゾン電極１００
や負電位駆動電源１０７、集塵電極１０４等により構成
されるオゾン電極１００は、基板（絶縁層）１０１と、
基板１０１の下面に形成された誘導電極１０２と、基板
１０１の上面に形成された放電電極１０３よりなる。誘
導電極は、リ−ド線１０５により、負電位駆動電源１０
７の零電位側の出力端子１０７ａに接続されている。放
電電極１０３は、リ−ド線１０６により、負電位駆動電
源１０７の負電位側の出力端子１０７ｂに接続されてい
る。零電位側の出力端子１０７ａは、接地されており、
誘導電極１０２は、実質的に常に零電位に維持される。
【０００４】負電位駆動電源１０７により、負の高圧高
周波電圧が放電電極１０３に印加されると、放電電極１
０３と誘導電極１０２との間の電位差に起因して、放電
電極１０３周囲に沿面放電型のコロナ放電が生じる。そ
して、放電電極１０３上を通過する空気中の酸素の一部
がオゾンに変換される。さらに、放電電極１０３周囲の
コロナ放電は、負電界プラズマ領域となっていて、正イ
オンよりも負イオンのほうが多く存在する。そのため、
この領域の近傍を通過する空気中に含まれている塵埃は
負に帯電する。
周波電圧が放電電極１０３に印加されると、放電電極１
０３と誘導電極１０２との間の電位差に起因して、放電
電極１０３周囲に沿面放電型のコロナ放電が生じる。そ
して、放電電極１０３上を通過する空気中の酸素の一部
がオゾンに変換される。さらに、放電電極１０３周囲の
コロナ放電は、負電界プラズマ領域となっていて、正イ
オンよりも負イオンのほうが多く存在する。そのため、
この領域の近傍を通過する空気中に含まれている塵埃は
負に帯電する。
【０００５】一方、オゾン電極１００のコロナ放電面に
対向して、集塵電極１０４が配置されている。集塵電極
１０４は、リ−ド線１０９により、零電位の端子１０７
ａに接続されている。したがって、集塵電極１０４は、
基本的に零電位であり、負に帯電している塵埃から見れ
ば正電位となっているため、塵埃は集塵電極１０４に引
き付けられて除塵される。
対向して、集塵電極１０４が配置されている。集塵電極
１０４は、リ−ド線１０９により、零電位の端子１０７
ａに接続されている。したがって、集塵電極１０４は、
基本的に零電位であり、負に帯電している塵埃から見れ
ば正電位となっているため、塵埃は集塵電極１０４に引
き付けられて除塵される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オゾン発生装置は、上述の通り、オゾンとともに負イオ
ンによる集塵作用を併せ持っているため、次のような問
題があった。
オゾン発生装置は、上述の通り、オゾンとともに負イオ
ンによる集塵作用を併せ持っているため、次のような問
題があった。
【０００７】同オゾン発生装置は、負イオン発生のため
の電極をオゾン発生のための沿面放電型オゾン電極と併
用しているために、負イオン発生量が少なく、オゾン電
極のコロナ放電面に対向して集塵電極が配置されている
ため、負イオンを積極的に外部へ供給することが不可能
であった。また、負イオン発生量が少ないため、集塵能
力が小さいという問題もあった。
の電極をオゾン発生のための沿面放電型オゾン電極と併
用しているために、負イオン発生量が少なく、オゾン電
極のコロナ放電面に対向して集塵電極が配置されている
ため、負イオンを積極的に外部へ供給することが不可能
であった。また、負イオン発生量が少ないため、集塵能
力が小さいという問題もあった。
【０００８】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、負イオンや正イオンを選
択的に選択可能で、かつ大量のイオンを発生可能なコロ
ナ放電器を提供することにある。
れたもので、本発明の目的は、負イオンや正イオンを選
択的に選択可能で、かつ大量のイオンを発生可能なコロ
ナ放電器を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１は、コロナ放電によりオゾンを発生するオゾ
ン電極と、高電圧高周波を発生する高電圧発生器からな
るコロナ放電器において、コロナ放電によりイオンを発
生する空間放電型の放電電極を設けるようにした。これ
により、沿面放電型に比較して約一桁多いイオンを発生
させ、消滅し易いイオンを積極的に外部へ供給すること
が可能となる。また、オゾン電極と空間放電型の放電電
極が高電圧発生器に並列に接続された構成としているた
め、前記オゾン電極と空間放電型の放電電極にかかる電
圧が、オゾン電極の放電電圧に依存することから、空間
放電型の放電電極に過剰な電圧がかかることを防止でき
るため、空間放電型の放電電極の耐久性が向上する。
に請求項１は、コロナ放電によりオゾンを発生するオゾ
ン電極と、高電圧高周波を発生する高電圧発生器からな
るコロナ放電器において、コロナ放電によりイオンを発
生する空間放電型の放電電極を設けるようにした。これ
により、沿面放電型に比較して約一桁多いイオンを発生
させ、消滅し易いイオンを積極的に外部へ供給すること
が可能となる。また、オゾン電極と空間放電型の放電電
極が高電圧発生器に並列に接続された構成としているた
め、前記オゾン電極と空間放電型の放電電極にかかる電
圧が、オゾン電極の放電電圧に依存することから、空間
放電型の放電電極に過剰な電圧がかかることを防止でき
るため、空間放電型の放電電極の耐久性が向上する。
【００１０】また、請求項２においては、高電圧発生器
を負電位駆動とした。これにより、負イオンを選択的に
生成することができる。負イオンは空気のビタミンとも
言われ、人間に対してストレスを和らげ、体内を活性化
するなどの森林浴効果があるため、負イオン発生装置と
しての応用が可能となる。
を負電位駆動とした。これにより、負イオンを選択的に
生成することができる。負イオンは空気のビタミンとも
言われ、人間に対してストレスを和らげ、体内を活性化
するなどの森林浴効果があるため、負イオン発生装置と
しての応用が可能となる。
【００１１】また、請求項３においては、高電圧発生器
を正電位駆動とした。これにより、正イオンを選択的に
生成することができる。
を正電位駆動とした。これにより、正イオンを選択的に
生成することができる。
【００１２】また、請求項４においては、空間放電型の
放電電極に対向するように設けた集塵電極を有するよう
にした。これにより、多く発生したイオンにより、多く
の塵埃の帯電が可能となり、集塵能力を大幅に向上でき
る。
放電電極に対向するように設けた集塵電極を有するよう
にした。これにより、多く発生したイオンにより、多く
の塵埃の帯電が可能となり、集塵能力を大幅に向上でき
る。
【００１３】また、請求項５においては、空間放電型の
放電電極と集塵電極が、オゾン電極よりも空気流路の上
流側にあるようにした。これにより、オゾン電極表面へ
の塵埃の付着を低減でき、耐久性向上を図ることが可能
となる。
放電電極と集塵電極が、オゾン電極よりも空気流路の上
流側にあるようにした。これにより、オゾン電極表面へ
の塵埃の付着を低減でき、耐久性向上を図ることが可能
となる。
【００１４】また、請求項６においては、高電圧発生器
が圧電トランスを含んで構成されているため、回路の簡
素化・小型化・軽量化ができる。
が圧電トランスを含んで構成されているため、回路の簡
素化・小型化・軽量化ができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の内容を、より理解しやす
くするため、以下に実施例を用いて詳説する。
くするため、以下に実施例を用いて詳説する。
【００１６】図１は、本発明の１実施例に係るコロナ放
電器を示す図である。（Ａ）はコロナ放電器の模式的な
側面を、（Ｂ）はオゾン電極を、（Ｃ）は空間放電型の
放電電極の１実施例として針状電極を示している。この
コロナ放電器１は、オゾン電極２と針状電極３と駆動電
源４から構成されている。
電器を示す図である。（Ａ）はコロナ放電器の模式的な
側面を、（Ｂ）はオゾン電極を、（Ｃ）は空間放電型の
放電電極の１実施例として針状電極を示している。この
コロナ放電器１は、オゾン電極２と針状電極３と駆動電
源４から構成されている。
【００１７】図２は、駆動電源として正電位駆動電源５
を有するコロナ放電器の電気回路図である。正電位駆動
電源５は、高圧高周波電源６を有する。高圧高周波電源
６は、発振器７で発生された低圧高周波電圧を変圧器で
昇圧し、二次コイル８には、高圧高周波電圧（一例とし
て６０ｋＨｚ、５．０ｋＶｐ−ｐ）が生じる。正電位駆
動電源５中で、二次コイル８の一端９は、コンデンサ１
１の一端に接続されている。コンデンサ１１の他端は、
ダイオ−ド１２のカソ−ド側端子１３に接続されてい
る。このカソ−ド側端子１３は、配線１５を介してオゾ
ン電極２の誘導電極１７と、配線１６を介して針状電極
３に接続されている。一方、二次コイル８の他端１０
は、ダイオ−ド１２のアノ−ド側端子１４に接続されて
いる。アノ−ド端子１４は、配線１９を介してオゾン電
極２の放電電極１８に接続されている。また、アノ−ド
側端子１４はア−スされている。
を有するコロナ放電器の電気回路図である。正電位駆動
電源５は、高圧高周波電源６を有する。高圧高周波電源
６は、発振器７で発生された低圧高周波電圧を変圧器で
昇圧し、二次コイル８には、高圧高周波電圧（一例とし
て６０ｋＨｚ、５．０ｋＶｐ−ｐ）が生じる。正電位駆
動電源５中で、二次コイル８の一端９は、コンデンサ１
１の一端に接続されている。コンデンサ１１の他端は、
ダイオ−ド１２のカソ−ド側端子１３に接続されてい
る。このカソ−ド側端子１３は、配線１５を介してオゾ
ン電極２の誘導電極１７と、配線１６を介して針状電極
３に接続されている。一方、二次コイル８の他端１０
は、ダイオ−ド１２のアノ−ド側端子１４に接続されて
いる。アノ−ド端子１４は、配線１９を介してオゾン電
極２の放電電極１８に接続されている。また、アノ−ド
側端子１４はア−スされている。
【００１８】上述のように、構成されている図２の回路
においては、二次コイル８の電圧Ｖｏが正の半サイクル
においては、正電荷が放電電極側端子１０からダイオ−
ド１２を経てコンデンサ１１の図の左側に充電される。
そして、Ｖｏが負の半サイクルとなった時点で、コンデ
ンサ１１に充電されていた正電荷は、配線１５を通って
誘導電極１７に印加される。一方、放電電極１８は、配
線１９によってア−スされているので、実質的には零電
位に保たれる。
においては、二次コイル８の電圧Ｖｏが正の半サイクル
においては、正電荷が放電電極側端子１０からダイオ−
ド１２を経てコンデンサ１１の図の左側に充電される。
そして、Ｖｏが負の半サイクルとなった時点で、コンデ
ンサ１１に充電されていた正電荷は、配線１５を通って
誘導電極１７に印加される。一方、放電電極１８は、配
線１９によってア−スされているので、実質的には零電
位に保たれる。
【００１９】図３は、駆動電源の高圧高周波電源中に圧
電トランス２０を有するコロナ放電器の電気回路図であ
る。高圧高周波電源６’の発振器７で発生された低圧高
周波電圧は、圧電トランス２０の低圧側電極２１、２２
間に印加される。圧電トランス２０の基体２３は、低圧
側電極に印加される高周波電圧に共振して機械的に振動
し、その振動により生起された高圧電圧が低圧側電極２
１と高圧側電極２４間にかかる。このようなメカニズム
によって圧電トランス２０中で電圧は数百倍にも昇圧さ
れる。
電トランス２０を有するコロナ放電器の電気回路図であ
る。高圧高周波電源６’の発振器７で発生された低圧高
周波電圧は、圧電トランス２０の低圧側電極２１、２２
間に印加される。圧電トランス２０の基体２３は、低圧
側電極に印加される高周波電圧に共振して機械的に振動
し、その振動により生起された高圧電圧が低圧側電極２
１と高圧側電極２４間にかかる。このようなメカニズム
によって圧電トランス２０中で電圧は数百倍にも昇圧さ
れる。
【００２０】図３の回路においては、圧電トランス２０
は、図２の回路中の変圧器とコンデンサ１１の役割を両
方果たす。したがって、上述と同様の作用により、オゾ
ン電極２の誘導電極１７とイオン発生電極３には正電位
の高圧高周波電圧が印加される。圧電トランス２０は、
変圧器と比べて小型ででも同じ出力が出せる。さらに、
コンデンサ１１の役割も果たすため、変圧器で回路を構
成するよりも、回路を簡単化・小型化・軽量化できる。
は、図２の回路中の変圧器とコンデンサ１１の役割を両
方果たす。したがって、上述と同様の作用により、オゾ
ン電極２の誘導電極１７とイオン発生電極３には正電位
の高圧高周波電圧が印加される。圧電トランス２０は、
変圧器と比べて小型ででも同じ出力が出せる。さらに、
コンデンサ１１の役割も果たすため、変圧器で回路を構
成するよりも、回路を簡単化・小型化・軽量化できる。
【００２１】図４は、駆動電源として負電位駆動電源５
‘を有するコロナ放電器の電気回路図である。図２の回
路と比較して、ダイオ−ド１１の方向が逆になっている
点を除き、他は同じである。
‘を有するコロナ放電器の電気回路図である。図２の回
路と比較して、ダイオ−ド１１の方向が逆になっている
点を除き、他は同じである。
【００２２】図５は、駆動電源として負電位駆動電源
５’を有するコロナ放電器の電気回路図である。図３の
回路と比較して、ダイオ−ド１２の方向が逆になってい
る点を除き、他は同じである。負イオン発生型のコロナ
放電器について、前述の従来技術のコロナ放電器と、本
発明のコロナ放電器を同一の部品を用いて構成し、イオ
ンテスタ（神戸電波工業（株）製ＫＳＴ−９００）を用
いて、イオン発生量を比較した。その結果、従来技術の
コロナ放電器の負イオン発生量が４，３００個／ｃｃで
あったのに対して、本発明のコロナ放電器は４５，００
０個と、ほぼ一桁大きくなった。
５’を有するコロナ放電器の電気回路図である。図３の
回路と比較して、ダイオ−ド１２の方向が逆になってい
る点を除き、他は同じである。負イオン発生型のコロナ
放電器について、前述の従来技術のコロナ放電器と、本
発明のコロナ放電器を同一の部品を用いて構成し、イオ
ンテスタ（神戸電波工業（株）製ＫＳＴ−９００）を用
いて、イオン発生量を比較した。その結果、従来技術の
コロナ放電器の負イオン発生量が４，３００個／ｃｃで
あったのに対して、本発明のコロナ放電器は４５，００
０個と、ほぼ一桁大きくなった。
【００２３】図６は、本発明のコロナ放電器をオゾン脱
臭・殺菌装置に応用した場合の概略図である。本オゾン
脱臭・殺菌装置２５は、空気流路２６、ファン２７、触
媒２８、集塵電極２９とコロナ放電器１からなり、ファ
ン２７によって、風路２６に持ち込まれた空気をオゾン
電極２にで生成したオゾンと混合し、触媒２８上で消臭
・殺菌する。また、空気とともに持ち込まれた塵埃を針
状電極３によって生成したイオンで帯電させ、集塵電極
２９で集塵を行う。本集塵作用により、オゾン電極２上
への塵埃の付着（オゾン発生量の低下）、触媒２８への
塵埃の付着（目詰まりの原因）を低減できるため、オゾ
ン脱臭・殺菌装置２５の耐久性向上が図れる。
臭・殺菌装置に応用した場合の概略図である。本オゾン
脱臭・殺菌装置２５は、空気流路２６、ファン２７、触
媒２８、集塵電極２９とコロナ放電器１からなり、ファ
ン２７によって、風路２６に持ち込まれた空気をオゾン
電極２にで生成したオゾンと混合し、触媒２８上で消臭
・殺菌する。また、空気とともに持ち込まれた塵埃を針
状電極３によって生成したイオンで帯電させ、集塵電極
２９で集塵を行う。本集塵作用により、オゾン電極２上
への塵埃の付着（オゾン発生量の低下）、触媒２８への
塵埃の付着（目詰まりの原因）を低減できるため、オゾ
ン脱臭・殺菌装置２５の耐久性向上が図れる。
【００２４】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項１では、コロナ放電によりオゾンを発生す
るオゾン電極（イオンも発生する）と、コロナ放電によ
りイオンを発生する空間放電型の放電電極と、それぞれ
設けることにより、イオン発生量を増大させることが可
能となる。さらに、オゾン電極と空間放電型の放電電極
が高電圧発生器に並列に接続された構成としているた
め、前記オゾン電極と空間放電型の放電電極にかかる電
圧が、オゾン電極の放電電圧に依存することから、空間
放電型の放電に過剰な電圧がかかることを防止できるた
め、空間放電型の放電電極の耐久性が向上する。
する。請求項１では、コロナ放電によりオゾンを発生す
るオゾン電極（イオンも発生する）と、コロナ放電によ
りイオンを発生する空間放電型の放電電極と、それぞれ
設けることにより、イオン発生量を増大させることが可
能となる。さらに、オゾン電極と空間放電型の放電電極
が高電圧発生器に並列に接続された構成としているた
め、前記オゾン電極と空間放電型の放電電極にかかる電
圧が、オゾン電極の放電電圧に依存することから、空間
放電型の放電に過剰な電圧がかかることを防止できるた
め、空間放電型の放電電極の耐久性が向上する。
【００２５】請求項２、３では、電源を正・負電位駆動
にそれぞれ切り替えることにより、容易に発生イオンを
選択できる。
にそれぞれ切り替えることにより、容易に発生イオンを
選択できる。
【００２６】請求項４では、集塵電極を設けることによ
り、従来よりも一桁多く発生したイオンにより、多くの
塵埃を帯電させることが可能なため、集塵効果を大幅に
向上できる。
り、従来よりも一桁多く発生したイオンにより、多くの
塵埃を帯電させることが可能なため、集塵効果を大幅に
向上できる。
【００２７】請求項５では、空間放電型の放電電極と集
塵電極が、オゾン電極よりも空気流路の上流側にあるた
め、オゾン電極表面への塵埃の付着を低減でき、耐久性
向上を図ることが可能となる。
塵電極が、オゾン電極よりも空気流路の上流側にあるた
め、オゾン電極表面への塵埃の付着を低減でき、耐久性
向上を図ることが可能となる。
【００２８】請求項６では、変圧器と比べて小型ででも
同じ出力が出せる圧電トランスを用いるため、回路が簡
単になり、機器の小型化・軽量化もできる。
同じ出力が出せる圧電トランスを用いるため、回路が簡
単になり、機器の小型化・軽量化もできる。
【図１】本発明の１実施例に係るコロナ放電器を示す図
【図２】本発明の駆動電源として正電位駆動電源５を有
するコロナ放電器の電気回路図
するコロナ放電器の電気回路図
【図３】本発明の駆動電源の高圧高周波電源中に圧電ト
ランス２０を有するコロナ放電器の電気回路図
ランス２０を有するコロナ放電器の電気回路図
【図４】本発明の駆動電源として負電位駆動電源５’を
有するコロナ放電器の電気回路図
有するコロナ放電器の電気回路図
【図５】本発明の駆動電源の高圧高周波電源中に圧電ト
ランス２０を有するコロナ放電器の電気回路図
ランス２０を有するコロナ放電器の電気回路図
【図６】本発明のコロナ放電器をオゾン脱臭・殺菌装置
に応用した場合の概略図
に応用した場合の概略図
【図７】特開平５−１１６９０６号に開示された集塵機
能をも有するオゾン発生装置の概略を示す斜視図
能をも有するオゾン発生装置の概略を示す斜視図
１…コロナ放電器、２…オゾン電極、３…針状電極、４
…駆動電源、５…正電位駆動電源、６…高圧高周波電
源、７…発振器、８…二次コイル、９，１０…二次コイ
ルの一端、１１…コンデンサ、１２…ダイオード、１３
…ダイオードのカソード側端子、１４…ダイオードのア
ノード側端子、１５，１６，１９…配線、１７…オゾン
電極の誘導電極、１８…オゾン電極の放電電極、２０…
圧電トランス、２１…圧電トランス低圧側電極、２２…
圧電トランス低圧側電極、２３…圧電トランス基体、２
４…圧電トランス高圧側電極、２５…オゾン脱臭・殺菌
装置概略、２６…空気流路、２７…ファン、２８…触
媒、２９…集塵電極、１００…オゾン電極、１０１…基
板（絶縁層）、１０２…誘導電極、１０３…放電電極、
１０４…集塵電極、１０５…リード線、１０７…負電位
駆動電源、１０７ａ…負電位駆動電源の零電位側出力端
子、１０７ｂ…負電位駆動電源の負電位側出力端子、１
０９…リード線
…駆動電源、５…正電位駆動電源、６…高圧高周波電
源、７…発振器、８…二次コイル、９，１０…二次コイ
ルの一端、１１…コンデンサ、１２…ダイオード、１３
…ダイオードのカソード側端子、１４…ダイオードのア
ノード側端子、１５，１６，１９…配線、１７…オゾン
電極の誘導電極、１８…オゾン電極の放電電極、２０…
圧電トランス、２１…圧電トランス低圧側電極、２２…
圧電トランス低圧側電極、２３…圧電トランス基体、２
４…圧電トランス高圧側電極、２５…オゾン脱臭・殺菌
装置概略、２６…空気流路、２７…ファン、２８…触
媒、２９…集塵電極、１００…オゾン電極、１０１…基
板（絶縁層）、１０２…誘導電極、１０３…放電電極、
１０４…集塵電極、１０５…リード線、１０７…負電位
駆動電源、１０７ａ…負電位駆動電源の零電位側出力端
子、１０７ｂ…負電位駆動電源の負電位側出力端子、１
０９…リード線
Claims (6)
- 【請求項１】 コロナ放電によりオゾンを発生するオゾ
ン電極と、高電圧高周波を発生する高電圧発生器からな
るコロナ放電器において、コロナ放電によりイオンを発
生する空間放電型の放電電極を設けたことを特徴とする
コロナ放電器。 - 【請求項２】 前記高電圧発生器が負電位駆動であるこ
とを特徴とする請求項１記載のコロナ放電器。 - 【請求項３】 前記高電圧発生器が正電圧駆動であるこ
とを特徴とする請求項１記載のコロナ放電器。 - 【請求項４】 前記空間放電型の放電電極に対向するよ
うに設けられた集塵電極を有することを特徴とする請求
項１から３記載のコロナ放電器。 - 【請求項５】 前記空間放電型の放電電極と前記集塵電
極が、オゾン電極よりも空気流路の上流側にあることを
特徴とする請求項４記載のコロナ放電器。 - 【請求項６】 前記コロナ放電器において、前記高電圧
発生器が圧電トランスを含んで構成されていることを特
徴とする請求項１から５記載のコロナ放電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073938A JP2000268938A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | コロナ放電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073938A JP2000268938A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | コロナ放電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000268938A true JP2000268938A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13532571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11073938A Pending JP2000268938A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | コロナ放電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000268938A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017978A1 (fr) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif de purification de l'air et generateur d'ions utilise pour ce dispositif |
| WO2002053993A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Unite de stockage et refrigerateur |
| KR100648944B1 (ko) | 2005-06-22 | 2006-11-27 | 삼성전자주식회사 | 이온발생기의 전원제어장치 및 그 방법 |
| KR100954878B1 (ko) | 2009-03-10 | 2010-04-28 | 넥슨 주식회사 | 실내 공기의 이온 및 오존 최적화 포화방법 |
| CN115031487A (zh) * | 2022-06-16 | 2022-09-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种冰箱、除味器的控制方法、装置及系统 |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11073938A patent/JP2000268938A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017978A1 (fr) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif de purification de l'air et generateur d'ions utilise pour ce dispositif |
| US7312973B2 (en) | 2000-08-28 | 2007-12-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Air conditioning apparatus and ion generating device for use therein |
| US7040101B2 (en) | 2000-08-28 | 2006-05-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Air refining device and ion generator used for the device |
| US6865896B2 (en) | 2000-12-27 | 2005-03-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Storage unit and refrigerator |
| WO2002053994A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Unite de stockage et refrigerateur |
| WO2002053993A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | Unite de stockage et refrigerateur |
| KR100858912B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2008-09-22 | 샤프 가부시키가이샤 | 저장고 및 냉장고 |
| KR100648944B1 (ko) | 2005-06-22 | 2006-11-27 | 삼성전자주식회사 | 이온발생기의 전원제어장치 및 그 방법 |
| KR100954878B1 (ko) | 2009-03-10 | 2010-04-28 | 넥슨 주식회사 | 실내 공기의 이온 및 오존 최적화 포화방법 |
| WO2010104277A2 (ko) * | 2009-03-10 | 2010-09-16 | 넥슨 주식회사 | 실내 공기의 이온 및 오존 최적화 포화방법 |
| WO2010104277A3 (ko) * | 2009-03-10 | 2010-12-16 | 넥슨 주식회사 | 실내 공기의 이온 및 오존 최적화 포화방법 |
| CN102325552A (zh) * | 2009-03-10 | 2012-01-18 | Nexen株式会社 | 针对室内空气的离子和臭氧优化饱和方法 |
| CN115031487A (zh) * | 2022-06-16 | 2022-09-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种冰箱、除味器的控制方法、装置及系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4945003B2 (ja) | イオン発生素子 | |
| US20030001479A1 (en) | Negative ion generator | |
| DE60216261D1 (de) | Ionengenerator und klimaanlagevorrichtung | |
| JP2009016288A (ja) | 高電圧発生回路、イオン発生装置、および電気機器 | |
| US20080191145A1 (en) | Alternating Current Negative Ion And Silver Ion Generator | |
| JP4092895B2 (ja) | 非接触給電機器 | |
| JP2006040876A (ja) | イオン発生用セラミック電極構造物およびこれを用いたイオン発生装置 | |
| US11792910B2 (en) | Process for producing ozone and apparatus for ozone generation | |
| EP1328470A1 (en) | Ozone generator | |
| JP2000268938A (ja) | コロナ放電器 | |
| JP3624349B2 (ja) | マイナスイオン発生装置 | |
| JPH07153549A (ja) | 負イオン発生装置 | |
| JP3572942B2 (ja) | 放電ガス処理装置 | |
| JP2004335134A (ja) | イオン発生装置 | |
| JP4195622B2 (ja) | イオン発生装置用電源回路 | |
| JPH05116906A (ja) | オゾン発生装置 | |
| JP4307761B2 (ja) | イオン発生装置用電源回路 | |
| JP2004349145A (ja) | イオン発生装置及びこれを備えた電気機器 | |
| JP2585696B2 (ja) | オゾナイザ | |
| JP2005032554A (ja) | イオン発生装置 | |
| KR200192836Y1 (ko) | 클리너 겸용 전위치료기 | |
| JP2024531641A (ja) | プラズマ放電用電極組立体 | |
| TWI267388B (en) | Ion generating apparatus | |
| TW202224777A (zh) | 放電裝置 | |
| RU2014851C1 (ru) | Ионизатор воздуха |