JP3569418B2 - ズボン吊り方法及びサスペンダー - Google Patents
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- A41F—GARMENT FASTENINGS; SUSPENDERS
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- A41F3/02—Strips, tongues, or the like, for attaching to the trousers
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、両下肢から腰に履いたズボンが落ちないように、ズボンの上端部をサスペンダーで肩から吊り下げて履くズボン吊り方法及びそれに使用するサスペンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、サスペンダーは、通常、背中に接する部位で分岐された数本の帯体端部をズボンの上端部に連結することによって、ズボンを吊り下げる機能を有し、帯体の分岐の態様により、Y型、H型、X型及びタスキ型の4種類に大別することができる。
【0003】
Y型のサスぺンダーは、前に2本、後に1本、合計3本に分岐した帯体から成り、H型及びX型のサスペンダーは、前に2本、後に2本、合計4本に分岐した帯体から成り、タスキ型は、両脇にそれぞれ1本、合計2本に分岐した帯体から成り、それら複数の帯体の端部とズボンの上端部との連結手段は、従来、ボタン止め方式とクリップ止め方式が周知である。
【0004】
ボタン止めによる連結方式は、ズボンの上端近くの内側における所定の位置にあらかじめ4個乃至8個の専用のボタンを取り付け、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの端部にそれぞれ通常2個のボタン孔を設け、それらのボタン孔を前記ボタンにそれぞれ引掛けて連結するものである。
【0005】
クリップ止めによる連結方式は、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの端部にそれぞれ銜え歯つきの挟み金具を取り付け、ズボンの上端における所望の位置をそれらの挟み金具でそれぞれクリップして連結するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したボタン止めによる連結方式は、ズボンの上端の内側にあらかじめ4個乃至8個の専用のボタンを特設しておくことを要し、その備えのないズボンには使えない不便または限定があるばかりでなく、多数のボタンの掛け外しに手数と時間がかかり、面倒である。
【0007】
前述したクリップ止めによる連結方式は、ボタン止めの前記悩みを解決して、ズボンに特殊の設備を要せず、汎用性が秀れている点が認められるものの、クリップの銜え歯によりズボンの上端に止め痕が生じ易く、ズボンを傷める心配、および、クリップ開放時に手指の爪を傷める心配がある。
【0008】
この発明の目的は、通常型のズボン、すなわち、ズボンの上端外側に沿ってベルトを通すために幅が25mm程度以下の複数のループが配設されている普通のズボンでさえあれば、何ら特殊な加工を要しない汎用性を備えている一方、連結時及び離脱時の取扱い操作に手間と時間がかからず、迅速・確実かつ容易に掛け外しをすることができ、更に、連用してもズボンを傷めることがないズボン吊り方法及びサスペンダーを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明によるズボン吊り方法及びサスペンダーは、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの帯体端部にそれぞれフックを取り付け、ズボンのベルト通し用の複数のループ中から使用するループを選び、選んだループにそれぞれフックを掛けることによって、ズボンを肩から吊って履くものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明によるズボン吊り方法は、図1で示すように、サスペンダーの分岐した複数の帯体端部にそれぞれフック3を取り付け、それらのフックをズボンのベルト通し用の複数のループの所望のループにそれぞれ掛ける場合に、サスペンダーの形状がY型、H型、X型、タスキ型の4通り存在する一方、ズボンのベルト通し用のループの数量とその配列位置もまた、普通型の場合に、5型(カジュアル)、6型(ノーマル)、7型(ノーマル)、8型(フォーマル)の4通り存在するので、これら双方を以下に示すように組み合わせれば、サスペンダーのフック3をズボンのループの所望の位置のループを選んで掛けることができ、ズボン吊り状態が得られる。
【0011】
まず、Y型のサスペンダーは、前側の帯体が左右一対(L、R)設けられているものの、後側の帯体が中央に1本(B)しか設けられていない。従って、その型に適応するズボンのループの配列は後側中央にループ(B)のある型、すなわち、5型と7型に限定される。Y型サスペンダーの前側の帯体の端部(L、R)は、通常、ズボンのループの前側のループ(L、R)と対応させて掛ける。しかし、それでは帯体が中央に寄り過ぎて上着の下から見えて不都合と思われる場合には前側の帯体を左右のループ(LS、RS)に掛ければよい。このように、Y型のサスペンダーは、ループの配列が5型と7型のズボンへの対応が可能であり、例えば、カジュアルなジーンズのズボンなどに用途を限定して使用すれば、非常に便利なサスペンダーとなる。
【0012】
次に、H型及びX型のサスペンダーは、前側の帯体が左右一対(L、R)設けられているとともに、後側の帯体もまた左右一対(BL、BR)設けられている。前側一対の帯体は、前項のY型サスペンダーについて述べた方法により、5型、6型、7型及び8型のループを有するズボンに対応することができる。これに対して、後側一対の帯体は、6型及び8型のループを有するズボンには、後側中央に近接して一対のループ(BL、BR)があるので、勿論対応可能であるが、5型及び7型のループを有するズボンにも、下記の掛け方をすれば対応可能となるので結局、X型及びY型のサスペンダーは、5型、6型、7型及び8型のループを有するズボンすべてに使用することができる。
【0013】
H型及びX型のサスペンダーで7型のループを有するズボンを吊りたいが、ズボンにおける後側の一対のループ(BL、BR)が左右に開き過ぎて取り付けられいるため、サスペンダーの後側の帯体(BL、BR)がその間隔に対応できない場合には、後側2つのフック3、3を重ね合せて、後側中央の1本のループ(B)に掛けることによって、対応が可能となる。なお、この場合には、後側の帯体端部に取り付けた2つのフックの開口方向を左右いずれかの方向に統一させたものの方が着脱容易である。H型及びX型のサスペンダーにおける後側2本に分岐した帯体を後側中央の1本のループ(B)に掛けようとすると、分岐点に柔軟性の少ないサスペンダーでは後側2本の帯体に歪が生じるが、ズボンを吊ることによって帯体に張力が負荷されれば、その歪が解消され、実用上問題が生じない。
【0014】
H型及びX型のサスペンダーを5型のループを有するズボンに対応させる場合には、ズボンの後側にはその中央に1本のループ(B)しか存在しないが、前項で述べた方法を用いて、サスペンダーの後側の一対の帯体(BL、BR)端部における双方のフックを2重に重ねて、後側中央の1本のループ(B)に掛ければ、ズボンを吊ることができるので、5型のループを有するズボンにも対応が可能である。
【0015】
タスキ型のサスペンダーは、両脇にそれぞれ1本、合計2本の帯体端部(LS、RS)を設けている。従って、このサスペンダーに適応するズボンのループの配列は、両脇にループ(LS、RS)が設けられている型、すなわち、5型、6型、7型、8型のすべてである。
【0016】
この発明に使用されるフックは、Y型、X型、H型及びタスキ型に組まれたサスペンダーの帯体の各端部に設ける。従って、1つのサスペンダーについて、最少2個から4個のフックを必要とする。この発明に使用するフックは、着脱が容易であり、かつ、使用中には外れ難いことを要し、フックの内幅を10乃至12mm位にすれば、広狭いずれのループにも掛けられる。
【0017】
【実施例】
図2は、この発明に使用されるフックの第1実施例を示し、このフックは、連結用の短軸1の一端に通し孔2を、他端にフック3を配設したものから成る。
【0018】
通し孔2は、短軸1の軸線方向に対して略直角方向に設けた引掛部21を有し、その引掛部21は、少なくともサスペンダーの帯体端部4を、しわがよらず直状の状態で掛けられ得る幅であることを要する。
【0019】
フック3は、短軸1の軸線方向に対して略直角方向に設けた引掛部31、及び、その引掛部31の一端と短軸1との間に設けたループ着脱用の開口部32とから構成されており、前記引掛部31は、ズボン5に設けたベルト通し用のループ51を掛けられ得る幅であることを要する。図2において、6はベルトである。
【0020】
図3は、この発明に使用されるフックの第2実施例を示し、このフックは、短軸1に自在継手11乃至スウィベル又は撚り戻しを設けて、通し孔2に対してフック3の開口部32を旋回移動可能にして、ループ51の左右いずれからでもフック3を掛けられるようにしたものである。なお、自在継手の簡易型として、鎖または紐によることも可能である。
【0021】
図4は、この発明に使用されるフックの第3実施例を示し、このフックは、短軸1に代えて、通し孔2とフック3とを1枚続きのプレート12で一体に連結したものであり、単一のプレートから巳型に打ち抜き加工することによってフックの全体が容易かつ低廉に作成し得る。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によるズボン吊り方法及びサスペンダーは、通常型のズボンにはベルト通し用のループがカジュアル型で5本、ノーマル型で6本から7本、フォーマル型で8本設けられていることに着目して、それらの複数のループから所望のループを選んで、選んだそれらのループと、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの帯体端部とを、フックを介して着脱自在に連結するようにしたので、通常型のズボンでさえあれば、何ら特殊な加工を要しない汎用性を有する一方、フックによる着脱操作に手間と時間がかからず、確実、容易かつ迅速に掛け外しを行うことができ、更に、連用してもズボンを痛めることがないなど、従来型のズボン吊り方法及びサスペンダーと対比して、格段の実用的効果を有する。
【0023】
なお、この発明の説明では、通常型のズボンにおけるループの数量と配置とを課題としたが、ループの取付位置を各サスペンダーに適合させた特殊なズボンに対しても対応が可能であること勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるズボン吊り方法を、サスペンダーの帯体端部の位置と数量、及び、通常型のズボンのベルト通し用のループの位置と数量の関係から解説する説明図、
【図2】この発明に使用されるフックの第1実施例を示す要部の正面図、
【図3】図2で示すフックの第2実施例を示す正面図、
【図4】図2及び図3で示すフックの第3実施例を示す正面図。
【符号の説明】
1 短軸
11 自在継手
12 1枚続きのプレート
2 通し孔
21 サスペンダーの帯体端部引掛部
3 フック
31 ズボンのベルト通し用のループ引掛部
32 ループ着脱用の開口部
4 サスペンダーの帯体端部
5 ズボン
51 ベルト通し用のループ
6 ベルト
【発明の属する技術分野】
この発明は、両下肢から腰に履いたズボンが落ちないように、ズボンの上端部をサスペンダーで肩から吊り下げて履くズボン吊り方法及びそれに使用するサスペンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、サスペンダーは、通常、背中に接する部位で分岐された数本の帯体端部をズボンの上端部に連結することによって、ズボンを吊り下げる機能を有し、帯体の分岐の態様により、Y型、H型、X型及びタスキ型の4種類に大別することができる。
【0003】
Y型のサスぺンダーは、前に2本、後に1本、合計3本に分岐した帯体から成り、H型及びX型のサスペンダーは、前に2本、後に2本、合計4本に分岐した帯体から成り、タスキ型は、両脇にそれぞれ1本、合計2本に分岐した帯体から成り、それら複数の帯体の端部とズボンの上端部との連結手段は、従来、ボタン止め方式とクリップ止め方式が周知である。
【0004】
ボタン止めによる連結方式は、ズボンの上端近くの内側における所定の位置にあらかじめ4個乃至8個の専用のボタンを取り付け、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの端部にそれぞれ通常2個のボタン孔を設け、それらのボタン孔を前記ボタンにそれぞれ引掛けて連結するものである。
【0005】
クリップ止めによる連結方式は、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの端部にそれぞれ銜え歯つきの挟み金具を取り付け、ズボンの上端における所望の位置をそれらの挟み金具でそれぞれクリップして連結するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したボタン止めによる連結方式は、ズボンの上端の内側にあらかじめ4個乃至8個の専用のボタンを特設しておくことを要し、その備えのないズボンには使えない不便または限定があるばかりでなく、多数のボタンの掛け外しに手数と時間がかかり、面倒である。
【0007】
前述したクリップ止めによる連結方式は、ボタン止めの前記悩みを解決して、ズボンに特殊の設備を要せず、汎用性が秀れている点が認められるものの、クリップの銜え歯によりズボンの上端に止め痕が生じ易く、ズボンを傷める心配、および、クリップ開放時に手指の爪を傷める心配がある。
【0008】
この発明の目的は、通常型のズボン、すなわち、ズボンの上端外側に沿ってベルトを通すために幅が25mm程度以下の複数のループが配設されている普通のズボンでさえあれば、何ら特殊な加工を要しない汎用性を備えている一方、連結時及び離脱時の取扱い操作に手間と時間がかからず、迅速・確実かつ容易に掛け外しをすることができ、更に、連用してもズボンを傷めることがないズボン吊り方法及びサスペンダーを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明によるズボン吊り方法及びサスペンダーは、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの帯体端部にそれぞれフックを取り付け、ズボンのベルト通し用の複数のループ中から使用するループを選び、選んだループにそれぞれフックを掛けることによって、ズボンを肩から吊って履くものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明によるズボン吊り方法は、図1で示すように、サスペンダーの分岐した複数の帯体端部にそれぞれフック3を取り付け、それらのフックをズボンのベルト通し用の複数のループの所望のループにそれぞれ掛ける場合に、サスペンダーの形状がY型、H型、X型、タスキ型の4通り存在する一方、ズボンのベルト通し用のループの数量とその配列位置もまた、普通型の場合に、5型(カジュアル)、6型(ノーマル)、7型(ノーマル)、8型(フォーマル)の4通り存在するので、これら双方を以下に示すように組み合わせれば、サスペンダーのフック3をズボンのループの所望の位置のループを選んで掛けることができ、ズボン吊り状態が得られる。
【0011】
まず、Y型のサスペンダーは、前側の帯体が左右一対(L、R)設けられているものの、後側の帯体が中央に1本(B)しか設けられていない。従って、その型に適応するズボンのループの配列は後側中央にループ(B)のある型、すなわち、5型と7型に限定される。Y型サスペンダーの前側の帯体の端部(L、R)は、通常、ズボンのループの前側のループ(L、R)と対応させて掛ける。しかし、それでは帯体が中央に寄り過ぎて上着の下から見えて不都合と思われる場合には前側の帯体を左右のループ(LS、RS)に掛ければよい。このように、Y型のサスペンダーは、ループの配列が5型と7型のズボンへの対応が可能であり、例えば、カジュアルなジーンズのズボンなどに用途を限定して使用すれば、非常に便利なサスペンダーとなる。
【0012】
次に、H型及びX型のサスペンダーは、前側の帯体が左右一対(L、R)設けられているとともに、後側の帯体もまた左右一対(BL、BR)設けられている。前側一対の帯体は、前項のY型サスペンダーについて述べた方法により、5型、6型、7型及び8型のループを有するズボンに対応することができる。これに対して、後側一対の帯体は、6型及び8型のループを有するズボンには、後側中央に近接して一対のループ(BL、BR)があるので、勿論対応可能であるが、5型及び7型のループを有するズボンにも、下記の掛け方をすれば対応可能となるので結局、X型及びY型のサスペンダーは、5型、6型、7型及び8型のループを有するズボンすべてに使用することができる。
【0013】
H型及びX型のサスペンダーで7型のループを有するズボンを吊りたいが、ズボンにおける後側の一対のループ(BL、BR)が左右に開き過ぎて取り付けられいるため、サスペンダーの後側の帯体(BL、BR)がその間隔に対応できない場合には、後側2つのフック3、3を重ね合せて、後側中央の1本のループ(B)に掛けることによって、対応が可能となる。なお、この場合には、後側の帯体端部に取り付けた2つのフックの開口方向を左右いずれかの方向に統一させたものの方が着脱容易である。H型及びX型のサスペンダーにおける後側2本に分岐した帯体を後側中央の1本のループ(B)に掛けようとすると、分岐点に柔軟性の少ないサスペンダーでは後側2本の帯体に歪が生じるが、ズボンを吊ることによって帯体に張力が負荷されれば、その歪が解消され、実用上問題が生じない。
【0014】
H型及びX型のサスペンダーを5型のループを有するズボンに対応させる場合には、ズボンの後側にはその中央に1本のループ(B)しか存在しないが、前項で述べた方法を用いて、サスペンダーの後側の一対の帯体(BL、BR)端部における双方のフックを2重に重ねて、後側中央の1本のループ(B)に掛ければ、ズボンを吊ることができるので、5型のループを有するズボンにも対応が可能である。
【0015】
タスキ型のサスペンダーは、両脇にそれぞれ1本、合計2本の帯体端部(LS、RS)を設けている。従って、このサスペンダーに適応するズボンのループの配列は、両脇にループ(LS、RS)が設けられている型、すなわち、5型、6型、7型、8型のすべてである。
【0016】
この発明に使用されるフックは、Y型、X型、H型及びタスキ型に組まれたサスペンダーの帯体の各端部に設ける。従って、1つのサスペンダーについて、最少2個から4個のフックを必要とする。この発明に使用するフックは、着脱が容易であり、かつ、使用中には外れ難いことを要し、フックの内幅を10乃至12mm位にすれば、広狭いずれのループにも掛けられる。
【0017】
【実施例】
図2は、この発明に使用されるフックの第1実施例を示し、このフックは、連結用の短軸1の一端に通し孔2を、他端にフック3を配設したものから成る。
【0018】
通し孔2は、短軸1の軸線方向に対して略直角方向に設けた引掛部21を有し、その引掛部21は、少なくともサスペンダーの帯体端部4を、しわがよらず直状の状態で掛けられ得る幅であることを要する。
【0019】
フック3は、短軸1の軸線方向に対して略直角方向に設けた引掛部31、及び、その引掛部31の一端と短軸1との間に設けたループ着脱用の開口部32とから構成されており、前記引掛部31は、ズボン5に設けたベルト通し用のループ51を掛けられ得る幅であることを要する。図2において、6はベルトである。
【0020】
図3は、この発明に使用されるフックの第2実施例を示し、このフックは、短軸1に自在継手11乃至スウィベル又は撚り戻しを設けて、通し孔2に対してフック3の開口部32を旋回移動可能にして、ループ51の左右いずれからでもフック3を掛けられるようにしたものである。なお、自在継手の簡易型として、鎖または紐によることも可能である。
【0021】
図4は、この発明に使用されるフックの第3実施例を示し、このフックは、短軸1に代えて、通し孔2とフック3とを1枚続きのプレート12で一体に連結したものであり、単一のプレートから巳型に打ち抜き加工することによってフックの全体が容易かつ低廉に作成し得る。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によるズボン吊り方法及びサスペンダーは、通常型のズボンにはベルト通し用のループがカジュアル型で5本、ノーマル型で6本から7本、フォーマル型で8本設けられていることに着目して、それらの複数のループから所望のループを選んで、選んだそれらのループと、2本乃至4本に分岐したサスペンダーの帯体端部とを、フックを介して着脱自在に連結するようにしたので、通常型のズボンでさえあれば、何ら特殊な加工を要しない汎用性を有する一方、フックによる着脱操作に手間と時間がかからず、確実、容易かつ迅速に掛け外しを行うことができ、更に、連用してもズボンを痛めることがないなど、従来型のズボン吊り方法及びサスペンダーと対比して、格段の実用的効果を有する。
【0023】
なお、この発明の説明では、通常型のズボンにおけるループの数量と配置とを課題としたが、ループの取付位置を各サスペンダーに適合させた特殊なズボンに対しても対応が可能であること勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるズボン吊り方法を、サスペンダーの帯体端部の位置と数量、及び、通常型のズボンのベルト通し用のループの位置と数量の関係から解説する説明図、
【図2】この発明に使用されるフックの第1実施例を示す要部の正面図、
【図3】図2で示すフックの第2実施例を示す正面図、
【図4】図2及び図3で示すフックの第3実施例を示す正面図。
【符号の説明】
1 短軸
11 自在継手
12 1枚続きのプレート
2 通し孔
21 サスペンダーの帯体端部引掛部
3 フック
31 ズボンのベルト通し用のループ引掛部
32 ループ着脱用の開口部
4 サスペンダーの帯体端部
5 ズボン
51 ベルト通し用のループ
6 ベルト
Claims (2)
- 2本乃至4本に分岐したサスペンダーの帯体端部にそれぞれフックを取り付け、ズボンのベルト通し用の複数のループの中から使用するループを選び、選んだループにそれぞれフックを掛けることによって、ズボンを吊って履くズボン吊り方法。
- 請求項1に記載するズボン吊り方法で使用するために、帯体の各端部にそれぞれフックを取り付けたサスペンダー。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15300797A JP3569418B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ズボン吊り方法及びサスペンダー |
US09/081,897 US6088839A (en) | 1997-05-26 | 1998-05-20 | Method of suspending trousers |
US09/501,936 US6163890A (en) | 1997-05-26 | 2000-02-10 | Suspenders-- and method of suspending trousers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15300797A JP3569418B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ズボン吊り方法及びサスペンダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325008A JPH10325008A (ja) | 1998-12-08 |
JP3569418B2 true JP3569418B2 (ja) | 2004-09-22 |
Family
ID=15552924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15300797A Expired - Lifetime JP3569418B2 (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ズボン吊り方法及びサスペンダー |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6088839A (ja) |
JP (1) | JP3569418B2 (ja) |
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FR2826553B1 (fr) * | 2001-06-29 | 2008-10-10 | Jean Marc Joly | Dispositif pour ameliorer la fixation des pinces de prise d'une surface plane textile, du type vetement bache toile de tente, rideau ou voilage par le bord de celle-ci |
US6701534B2 (en) | 2001-12-18 | 2004-03-09 | Michel Daniel Guibord | Work tool belt device |
US6698031B2 (en) * | 2002-05-17 | 2004-03-02 | Morning Pride Manufacturing, L.L.C. | Clothing combination, as for firefighter, with pants and with suspenders attached in improved way |
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MY149510A (en) * | 2006-03-29 | 2013-09-13 | Teijin Pharma Ltd | Nasal respiratory mask system and connection/disconnection means used therein |
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CN102697220A (zh) * | 2012-06-04 | 2012-10-03 | 四川大学 | 挂式腰带 |
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