JP3568677B2 - ガス供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガス供給装置に係り、特に圧縮したガスを被充填タンクに充填するよう構成されたガス供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
天然ガスを圧縮した圧縮天然ガス(CNG)を燃料にして走行する自動車の開発と共に圧縮天然ガス(CNG)を自動車の燃料タンクに供給するガス供給装置の実用化が進められている。この種のガス供給装置では、圧縮されたガスをガス蓄圧器に貯蔵しておき、燃料補給のためCNG車がガスステーションに到着すると、ガス蓄圧器に貯蔵されたガスがCNG車の燃料タンクに急速充填するように構成されている。
【0003】
そして、自動車の燃料タンクへ供給された流量は流量計により計測されているため、燃料タンクに充填された充填量(積算流量)を知ることができ、燃料タンクに充填された圧力は圧力伝送器により計測される。また、ガス供給管路の先端には、燃料タンクの接続口に接続されるガス充填ノズルが設けられており、ガス充填ノズルのノズル先端には着脱カプラが設けられている。
【0004】
このガス充填ノズルの着脱カプラは、燃料タンクの開閉弁(被充填側開閉弁)に連通された着脱カプラに接続され、ガス充填完了後に燃料タンクの着脱カプラから外される。
ところが、着脱カプラ内の圧力が高圧になっているとガス供給管路の着脱カプラを燃料タンクの着脱カプラから外すことができない。そのため、ガス充填完了後にガス供給管路の着脱カプラを燃料タンクの着脱カプラから外す際は、着脱カプラ内の圧力を外部に逃がして着脱カプラ内を減圧する必要がある。
【0005】
ガス供給装置においては、このような脱圧操作を行うため、ガス充填ノズルに手動式の三方弁を設け、燃料タンクへのガス充填が終了した時点で三方弁を切り換え操作して燃料タンクの開閉弁より上流側の管路に残留するガスを排気させるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記構成のガス供給装置では、ガス供給管路の着脱カプラを燃料タンクの着脱カプラから外すため、ガス充填完了後に三方弁を切り換えて着脱カプラ内を大気圧に減圧させているが、着脱カプラだけでなく燃料タンクの開閉弁より上流側の管路に残留しているガスも排気されてしまう。そのため、実際に燃料タンクに充填されたガスの充填量は、流量計により計測されて積算された積算流量から三方弁と燃料タンクの開閉弁との間に残留していた流量を差し引いた流量である。
【0007】
従って、流量表示器に表示された流量値は、実際に燃料タンクに充填されたガスの充填量と一致せず、流量表示器には三方弁と燃料タンクの開閉弁との間に残留していた流量分だけ多く表示されるといった問題がある。
また、三方弁が着脱カプラの近傍の管路途中に設けられた構成では、三方弁から着脱カプラまでの距離が短いため、脱圧操作により着脱カプラから排気されるガスの量は例えば200cc程度と比較的少ないが、例えばスクータ等のように燃料タンクが小さい車両の場合には、燃料タンクの容量に対する脱圧量の割合が相対的に増大することになる。
【0008】
そこで、本発明は上記問題を解決したガス供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有するものである。
本発明は、着脱カプラを介して被充填タンクの被充填側開閉弁に接続され、圧縮されたガスを被充填タンクに供給するガス供給管路と、
該ガス供給管路に配設され、前記被充填タンクに供給されたガスの流量を計測する流量計と、
前記ガス供給管路に配設され、前記被充填タンクへのガス供給開始時に開弁される供給側開閉弁と、
前記ガス供給管路の端部に設けられ、前記被充填タンクへのガス供給開始からガス供給終了まで前記ガス供給管路と前記被充填側開閉弁とを連通し、ガス供給終了後前記着脱カプラの圧力を外部に逃がすように切り換えられる三方弁と、
を有するガス供給装置において、
前記供給側開閉弁の開弁により前記着脱カプラに圧力を供給した後、前記被充填側開閉弁が開弁された際に前記流量計により計測された流量の積算を開始して積算流量を計測し、当該積算流量を表示させる流量計測制御手段を備えてなることを特徴とするものである。
【0010】
従って、本発明によれば、供給側開閉弁の開弁により着脱カプラに圧力を供給した後、被充填側開閉弁が開弁された際に流量計により計測された流量の積算を開始して積算流量を計測し、当該積算流量を表示させるため、積算された流量が実際に被充填タンクへ充填されたガス充填量と一致し、三方弁の脱圧操作による流量積算値と実際に充填量との差を無くすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例を説明する。尚、図1に本発明になるガス供給装置の一実施例を示す。
ガス供給装置1は、例えば自動車2の燃料タンク(被充填タンク)3に都市ガスを所定圧力に圧縮した圧縮天然ガス(CNG)を供給するガス供給ステーションなどに設置されている。
【0012】
ガス供給装置1は、大略、都市ガスを所定圧力に圧縮し加圧されたガスを生成する圧力発生ユニット4と、圧力発生ユニット4により圧縮されたガスを燃料タンク3に供給するためのディスペンサユニット5とよりなる。
圧力発生ユニット4は、都市ガスの中圧管路から分岐された分岐管路11にコンプレッサ12を接続した構成となっている。このコンプレッサ12は、例えばガスを圧縮するためのシリンダが複数(3個または4個)設けられた多段式のものであり、前段のシリンダで圧縮されたガスを次段のシリンダでさらに高い圧力に加圧して分岐管路11から供給されたガスを段階的に圧縮する。
【0013】
さらに、コンプレッサ12から引き出された高圧管路13には、コンプレッサ12から吐出された圧力を検出する圧力スイッチ14と、コンプレッサ12により生成されたガスの逆流を防止する逆止弁15が配設されている。また、高圧管路13から分岐した分岐管路16の端部には、複数本のガス蓄圧器17(17〜17)が接続されている。尚、ガス蓄圧器17は、一般に文献等では「蓄ガス器」とも呼ばれている。
【0014】
上記ガス蓄圧器17(17〜17)には、上記コンプレッサ12により圧縮された高圧ガス、本実施例では250kgf/cmに圧縮されたガスが蓄圧される。上記圧力スイッチ14は、ガス蓄圧器17(17〜17)に蓄圧された圧力が規定圧力250kgf/cmに達すると、その検出信号をコンプレッサ制御盤18に出力する。コンプレッサ12は、コンプレッサ制御盤18により制御されており、ガス蓄圧器17(17〜17)が規定圧力250kgf/cmに達するとロード運転からアンロード運転に切り換えられる。
【0015】
また、高圧管路13の下流側端部には、電磁弁よりなる第1の開閉弁19が配設されている。この第1の開閉弁19は、コンプレッサ12により圧縮されたガスがガス蓄圧器17へ供給される際に閉弁されてガスがディスペンサユニット5へ流出することを防止し、ガス蓄圧器17内のガスが燃料タンク3に充填されるときは開弁される。そして、ガス蓄圧器17内の圧力が所定圧力に達すると、圧力発生ユニット4は充填作業可能な待機状態となる。
【0016】
また、圧力発生ユニット4とディスペンサユニット5との間は、ガス供給管路21を介して接続されている。そして、ガス供給管路21の下流側端部に接続されてディスペンサユニット5内に延在するガス供給管路22には、電磁弁よりなる第2の開閉弁(供給側開閉弁)23と、ガス供給管路22を流れるガス流量を計測する流量計24と、下流側へ給送される圧力又は流量が所定値となるように制御する制御弁25と、制御弁25の下流に供給される2次圧力を検出する2次圧力伝送器26と、2次圧力が規定圧力(本実施例では、200kgf/cm)以上になることを防止する過充填防止弁27と、所定以上の力で引っ張られたとき分離する緊急離脱カプラ28とが配設されている。
【0017】
上記流量計24は、高圧ガスの流量を正確に計測することができるコリオリ式の質量流量計が採用されており、その流量計測信号を出力する。そして、制御弁25は、後述するように一定の圧力上昇でガスを充填する一定圧力上昇制御、あるいは一定の流量でガスを充填する一定流量制御により弁開度が調整される。
【0018】
過充填防止弁27は、ガス供給管路22の圧力がパイロット圧として導入されており、ガス供給管路22の圧力が200kgf/cm以上になると、弁開度を絞るように動作する。
上記緊急離脱カプラ28は、万が一着脱カプラ34が燃料タンク3側の着脱カプラ42に接続されたまま自動車2が発車した場合に連結を解除するとともに、緊急離脱カプラ34内部に設けられた逆止弁(図示せず)が閉弁してガス漏れを防止する。
【0019】
29は制御回路で、後述するように第1の開閉弁19及び第2の開閉弁23の開閉動作を制御すると共に、流量計24及び2次圧力伝送器26により検出された流量及び圧力に基づいて制御弁25の弁開度を一定の圧力上昇でガスを充填する一定圧力上昇制御、あるいは一定の流量でガスを充填する一定流量制御により制御する。
【0020】
また、制御回路29は、流量計24により計測された流量計測値を積算する流量積算カウンタ(流量積算部)29aを有し、この流量積算カウンタ29aを制御する流量計測制御プログラムが格納されている。この流量積算カウンタ29aは、後述するように着脱カプラ34へガスを充填するまでの流量をリセットされた後、自動車2の手動開閉弁43が開弁操作されて燃料タンク3へのガス供給が開始されると共に流量計24から出力された流量パルスを積算して燃料タンク3に供給された流量のみを積算する。
【0021】
30は表示器で、燃料タンク3に充填されたガスの充填量(流量積算値)及び充填圧力(2次圧力)を表示する。
また、緊急離脱カプラ28には、高圧ガスに耐えうる高圧ガス供給チューブ31の一端が接続され、高圧ガス供給チューブ31の他端にはガス充填ノズルを構成する第1の三方弁32が設けられている。第1の三方弁32の流入ポートaには、高圧ガス供給チューブ31が接続されている。さらに、第1の三方弁32の充填ポートbには、ノズル部33が接続されており、このノズル部33の端部には、着脱可能な着脱カプラ34が設けられている。
【0022】
また、第1の三方弁32の排気ポートcは、ガス供給終了後、着脱カプラ34の離脱操作を可能にするため、着脱カプラ34内の残留ガスを外部に逃がすための排気管路35に接続されている。
このように設けられた三方弁32は、手動操作により切り換えられる構成であり、ガス充填前及びガス充填後は、充填ポートbと排気ポートcとが連通されると共に流入ポートaが遮断されている。さらに、ガス充填時は、流入ポートaと充填ポートbとが連通するとともに排気ポートcが遮断するように切り換え操作される。
【0023】
36は第2の三方弁で、ガス供給管路22から引き出された排気管路37が接続されたaポートと、第1の三方弁32から引き出された排気管路35が接続されたbポートと、低圧管路38が接続されたcポートとを有する。
この第2の三方弁36は、燃料タンク3へガスを充填しているときは、bポートとcポートとを連通するように操作されており、ガス充填終了後に第1の三方弁32がbポートとcポートとを連通するように操作されると、ノズル部33のガスが低圧管路38へ排気されて着脱カプラ34,42内が脱圧される。その後、第2の三方弁36は、aポートとcポートとが連通するように切り換え操作されてガス供給管路22内のガスが低圧管路38へ排気されてガス供給管路22内が脱圧される。
【0024】
また、高圧ガスが充填される自動車2においては、燃料タンク3に接続された管路41に上流側より上記着脱カプラ34が結合される着脱カプラ42と、ガスを充填する際手動操作により開弁される手動開閉弁43と、燃料タンク3に充填されたガスが逆流することを防止する逆止弁44とが配設されている。
【0025】
ここで、上記構成になるガス供給装置1におけるガス充填作業について説明する。
上記自動車2の燃料タンク3にガスを充填する際、作業者は、先ず、ディスペンサユニット5の着脱カプラ34を自動車2の着脱カプラ42に結合させる。そして、三方弁32の流入ポートaと充填ポートbとが連通するように切り換えた後、充填開始釦(図示せず)がオンに操作されると、制御回路29は第1、第2の開閉弁19,23を開弁させる。そして、自動車2の手動開閉弁43までガスが供給された状態となった後、手動開閉弁43を開弁させて燃料タンク3にガスを供給する。
【0026】
これにより、ガス蓄圧器17に蓄圧された高圧ガスは、ガス供給管路21,22,高圧ガス供給ホース31,ノズル部33,着脱カプラ34,42,管路41を介して燃料タンク3に充填される。
充填開始直後は、ガス供給管路22に配設された制御弁25の弁開度がやや絞られており、ガス蓄圧器17からのガスにより各機器が受ける圧力の昇圧を緩和して各機器を高圧ガスから保護する。そして、所定時間(例えば5秒程度)が経過すると、制御弁25の弁開度を徐々に開いてガス充填流量を増加させる。
【0027】
燃料タンク3へのガス充填が完了すると、作業者は、脱圧操作を行う。すなわち、手動開閉弁43を閉弁した後、第1の三方弁32の充填ポートbと排気ポートcとを連通させるとともに流入ポートaを遮断させる。排気管路35及び低圧管路38を介して着脱カプラ34内及び供給ホース33内に残留するガスは、三方弁32の排気ポートcから排気管路35、第2の三方弁36を介して低圧管路38へ排気される。これにより、脱圧操作が終了して着脱カプラ34の離脱操作が可能になる。
【0028】
また、第2の三方弁36は、aポートとcポートとが連通するように切り換え操作されてガス供給管路22内のガスが低圧管路38へ排気されてガス供給管路22内が脱圧される。そして、ディスペンサユニット5の着脱カプラ34が自動車2の着脱カプラ42から分離されてガス充填作業が完了する。
【0029】
次に、制御回路29が実行するガス充填制御処理につき説明する。尚、図2は制御回路29が実行するガス充填制御処理のフローチャートである。
前述したように作業者が、ディスペンサユニット5の着脱カプラ34を自動車2の着脱カプラ42に結合して三方弁32の流入ポートaと充填ポートbとが連通するように切り換え操作した後、充填開始釦(図示せず)をオンに操作すると、制御回路29は図2に示す処理を実行する。
【0030】
ステップS1(以下「ステップ」を省略する)において、充填開始釦がオンに操作されると、S2に進み、表示器30の流量表示をゼロにする。続いてS3に進み、第1、第2の開閉弁19,23を開弁させる。これで、ガス蓄圧器17の圧力が自動車2の手動開閉弁43まで供給される。尚、このとき、手動開閉弁43はまだ閉弁されていないため、燃料タンク3にはガスが供給されていない。
【0031】
次のS4では、2次圧力伝送器26により検出された2次圧力を読み込む。続いて、S5では、2次圧力が安定したか否かを判定しており、2次圧力が変動している間は上記S4に戻り、2次圧力が安定するまでS4,S5の処理を繰り返す。
【0032】
そして、作業者は、2次圧力が安定すると、手動開閉弁43までガスが充填されたものと判断して手動開閉弁43を開弁操作する。これにより、ガス蓄圧器17から供給されたガスが自動車2の燃料タンク3に供給され、ガス充填が開始される。
【0033】
次のS6では、作業者が自動車2の手動開閉弁43を開弁操作して2次圧力が降下したことを確認する。S6で圧力降下が発生した場合、手動開閉弁43を開弁操作により燃料タンク3へのガス供給が開始されたものと判断し、流量積算カウンタ29aをリセットする(S7)。
【0034】
次のS8では、流量計24により計測された流量及び2次圧力伝送器26により検出された2次圧力を読み込む。そして、流量積算カウンタ29aにより流量計24から出力された流量計測値を積算すると共に、表示器30に流量積算カウンタ29aに積算された流量積算値を表示させる(S9)。
【0035】
S10では、上記S8で読み込まれた流量及び圧力に基づいて制御弁25の弁開度を制御する。すなわち、制御弁25は、圧力が一定の上昇率となるように制御する「一定圧力制御」あるいは流量が一定になるように制御する「一定流量制御」により弁開度が制御される。
【0036】
続いて、S11に進み、2次圧力伝送器26により検出された2次圧力が目標圧力(200kgf/cm)に達したかどうかを判定する。従って、2次圧力伝送器33の検出値が目標圧力(200kgf/cm)未満であるときは、燃料タンク3が満タンになっていないものと判断してS8に戻る。そして、S8〜S11の処理を繰り返す。
【0037】
しかし、2次圧力伝送器26の検出値が目標圧力(200kgf/cm)に達しているときは、S12に進み、燃料タンク3に供給されるガス流量が所定の微小流量Qa未満に減少したか否かを判定する。もし、S12において、ガス流量が所定の微小流量Qa以上であるときは、まだ燃料タンク3が満タンではないと判断して上記S8に戻り、S8〜S12の処理を繰り返す。そして、ガス流量が微小流量Qa未満に減少したときは、燃料タンク3が満タンになったものと判断してS13に進み、全ての弁を閉弁させる。これで、一連のガス充填制御が終了する。
【0038】
ガス充填後、作業者は、手動開閉弁43を閉弁した後、三方弁32の充填ポートbと排気ポートcとを連通させて着脱カプラ34内及び供給ホース33内に残留するガスを排気して着脱カプラ34内を大気圧に減圧する。その後、作業者は、ディスペンサユニット5の着脱カプラ34を自動車2の着脱カプラ42から分離させてガス充填作業を完了する。
【0039】
このように、ガス蓄圧器17の圧力が自動車2の手動開閉弁43まで供給され、且つ作業者が手動開閉弁43を開弁操作すると、流量積算カウンタ29aの流量積算値をゼロにリセットするため、流量積算カウンタ29aは燃料タンク3に供給されたガスの流量のみ積算することができる。そのため、燃料タンク3へのガス充填終了後に脱圧操作を行って手動開閉弁43より上流側に供給されたガスが外部に排気されてもこの脱圧されたガス量が流量積算カウンタ29aにより積算されることがなく、燃料タンク3に充填された充填量のみを表示器30に表示させることができる。
【0040】
そのため、脱圧操作により排気されるガスの流量が表示器30に表示されることが防止され、表示器30の流量表示を正確な値とすることができる。
尚、上記実施例では、都市ガスを圧縮した圧縮天然ガス(CNG)を供給する場合を一例として挙げたが、これに限らず、例えばブタン、プロパン等のガスを供給するのにも適用できるのは勿論である。
【0041】
また、上記実施例では、自動車2の燃料タンク3に圧縮されたガスを充填する場合を一例として挙げたが、これに限らず、他の容器等に圧縮されたガスを供給する装置にも適用でき、あるいは単に圧縮されたガスを他の場所に給送するための管路途中に設置する構成の装置にも適用できるのは勿論である。
【0042】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、供給側開閉弁の開弁により着脱カプラに圧力を供給した後、被充填側開閉弁が開弁された際に流量計により計測された流量の積算を開始して積算流量を計測し、当該積算流量を表示させるため、積算された流量が実際に被充填タンクへ充填されたガス充填量と一致し、三方弁の脱圧操作による流量積算値と実際に充填量との差を無くすことができる。すなわち、流量表示が実際の充填量と等しくなり、被充填タンクへ充填されたガス充填量の表示をより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるガス供給装置の一実施例の概略構成図である。
【図2】制御回路が実行するガス充填制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ガス供給装置
3 燃料タンク
4 圧力発生ユニット
5 ディスペンサユニット
12 コンプレッサ
17 ガス蓄圧器
19 第1の開閉弁
21,22 ガス供給管路
23 第2の開閉弁
24 流量計
25 制御弁
26 2次圧力伝送器
29 制御回路
29a 流量積算カウンタ
30 表示器
32,36 三方弁
34,42 着脱カプラ
43 手動開閉弁

Claims (1)

  1. 着脱カプラを介して被充填タンクの被充填側開閉弁に接続され、圧縮されたガスを被充填タンクに供給するガス供給管路と、
    該ガス供給管路に配設され、前記被充填タンクに供給されたガスの流量を計測する流量計と、
    前記ガス供給管路に配設され、前記被充填タンクへのガス供給開始時に開弁される供給側開閉弁と、
    前記ガス供給管路の端部に設けられ、前記被充填タンクへのガス供給開始からガス供給終了まで前記ガス供給管路と前記被充填側開閉弁とを連通し、ガス供給終了後前記着脱カプラの圧力を外部に逃がすように切り換えられる三方弁と、
    を有するガス供給装置において、
    前記供給側開閉弁の開弁により前記着脱カプラに圧力を供給した後、前記被充填側開閉弁が開弁された際に前記流量計により計測された流量の積算を開始して積算流量を計測し、当該積算流量を表示させる流量計測制御手段を備えてなることを特徴とするガス供給装置。
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