JP3566351B2 - 流体供給装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は流体供給装置に係り、特に被充填タンクに充填された流体充填量を正確に計測できるよう構成した流体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、天然ガスを圧縮した圧縮天然ガス(CNG)等を別のタンクに供給する流体供給装置としては、実開平4−64699号公報にみられるような装置がある。当該公報の装置は、圧縮されたガスを急速充填する方式が採用されており、圧縮機により所定圧以上に昇圧されたガスをガス供給タンクに一旦貯めておき、そしてガス供給タンクに貯められたガスを自動車の燃料タンク(被充填タンク)に注入して燃料タンク内が所定圧に達するまで充填(満タン充填)されるようになっている。
【0003】
自動車の燃料タンクへのガス供給量は流量計により計測されており、燃料タンクに充填された総流量を知ることができ、燃料タンクに充填された圧力は圧力に応じた信号を出力する圧力伝送器により検出できる。
【0004】
上記流量計としては、例えばコリオリ式質量流量計と呼ばれる流量計が採用されつつある。
【0005】
このコリオリ式質量流量計は、コリオリの力を利用して、質量流量を計測する質量流量計であり、例えば一対のセンサチューブに流体(本実施例では圧縮ガス)を流し、この一対のセンサチューブを互いに近接、離間する方向に振動させ、質量流量に比例するコリオリ力の発生に伴うセンサチューブの変位を検出することにより質量流量を計測するようになっている。
【0006】
このようにセンサチューブを振動させる構成とされた質量流量計では、流量がゼロのときセンサチューブの流入側と流出側との変位が一致して時間差が生じないようになっている。ところが、実際にはセンサチューブを支持する支持部の加工誤差、センサチューブ自体の寸法のバラツキや温度、圧力変化等に影響されてセンサチューブの流入側と流出側とでずれが生ずることがあり、その場合流量がゼロであるにも拘らず流入側と流出側との時間差が検出されてしまい上記センサチューブのずれが計測誤差の原因となる。
【0007】
流体供給装置では、供給側の蓄ガス圧力は250kgf/cm2 で、自動車の燃料タンクに充填された満タン時の充填圧力が200kgf/cm2 の高圧で充填動作が行われる。ところが、上記コリオリ式質量流量計においては、上記圧力付近での圧力変動によりゼロ点変動が生じるとともに、使用される環境温度(実験時の予想環境温度は、例えば−20〜60°Cである)でも温度変化によりゼロ点変動が生じる。
【0008】
特に自動車の燃料タンクにガスを充填する流体供給装置では、屋外に設置されたディスペンサユニット内に質量流量計が設けられているため、季節の変化により外気温度の影響を受けやすく、夏の炎天下あるいは冬の降雪時には質量流量計のゼロ点がずれやすい。
【0009】
そのため、上記高圧用のコリオリ式質量流量計では、作業者が定期的にゼロ点補正スイッチを操作するようになっている。そのため、流体供給装置の制御装置は、流量ゼロのときのセンサチューブの変位を検出する流入側ピックアップと流出側ピックアップにより検出された信号の時間差を記憶しておき、ゼロ点補正スイッチが操作されると、流量計測時に検出された時間差を流量ゼロのときの時間差分だけ補正していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記質量流量計では、流量ゼロの状態にしておいてゼロ点補正スイッチが操作されると、それ以前の一定時間(例えば10秒間)における流入側ピックアップからの出力信号と流出側ピックアップの出力信号との時間差を記憶し、この時間差の平均値からゼロ点を求めるようにしていたため、ゼロ点補正スイッチが操作されたときのみゼロ点補正が実行される構成であった。
【0011】
そのため、コリオリ式質量流量計が取り付けられた流体供給装置では、作業者がゼロ点補正スイッチの操作を忘れて長時間ゼロ点補正スイッチが操作されなかった場合には、ゼロ点がずれが起こるため、質量流量計による計測誤差が増大してしまうといった課題がある。
【0012】
そこで、本発明は上記課題を解決した流体供給装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、流体を貯蔵する流体供給タンクと、
一端が該流体供給タンクに接続され、他端が被充填タンクの接続部に接続される流体供給管路と、
該流体供給管路を介して被充填タンクに充填された供給量を計測する流量計と、
前記流体供給管路の下流側端部に連通するように設けられ、前記被充填タンク側の接続部に結合される供給側接続部と、
前記被充填タンクへの充填開始時に操作されるスタートスイッチと、
前記供給側接続部が掛止部から外されたことを検出する検出手段と、
前記スタートスイッチが操作されていない状態で前記供給側接続部が掛止部から外されたことを前記検出手段が検出したときに前記流量計のゼロ点補正を行うゼロ点補正手段と、
よりなることを特徴とする。
【0018】
【作用】
本発明によれば、スタートスイッチが操作されていない状態で供給側接続部が掛止部から外されたことを前記検出手段が検出したときに流量計のゼロ点補正を行うため、スタートスイッチが操作される直前にゼロ点補正が実行されることになり、流量計による流量計測が常に正確に行えると共に、被充填タンクへの定量・定額充填時の充填精度がより高められる。そのため、スタートスイッチが操作される際には、ゼロ点補正が終了しているので、直ちに被充填タンクへの充填を開始することが可能になる。
【0023】
【実施例】
図1乃至図4に本発明になる流体供給装置の一実施例を示す。
【0024】
各図中、流体供給装置としてのガス供給装置1は、例えば自動車2の燃料タンク(被充填タンク)3に都市ガスを所定圧力に圧縮した圧縮天然ガス(CNG)を供給するガス供給ステーションなどに設置されている。尚、本実施例では、圧縮天然ガスを自動車2の燃料タンク3に充填する構成とされたガス供給装置1を一例として説明するが、これに限らず、例えば自動車2の燃料タンク3にガソリンや軽油等の液体燃料を供給する流体供給装置にも適用できる。
【0025】
ガス供給装置1は、大略、都市ガスを所定圧力に圧縮し加圧されたガスを生成する圧力発生ユニット4と、圧力発生ユニット4により圧縮されたガスを燃料タンク3に供給するためのディスペンサユニット5と、よりなる。
【0026】
圧力発生ユニット4は、都市ガス等が家庭に分岐される前の中圧管路10に接続された分岐管路11に、ガスを圧縮する多段式のコンプレッサ12が配設されている。コンプレッサ12は、例えばガスを圧縮するためのシリンダが複数(3個または4個)設けられ、前段のシリンダで圧縮されたガスを次段のシリンダでさらに高い圧力に加圧するようになっており、中圧管路10から供給されたガスを段階的に圧縮する。
【0027】
さらに、コンプレッサ12から引き出された高圧管路13には、コンプレッサ12により生成されたガスの逆流を防止する逆止弁14が配設されている。この高圧管路13から分岐した分岐管路15の端部には、高圧ガス蓄圧器16が接続されている。尚、高圧ガス蓄圧器16は、一般に文献等では蓄ガス器とも呼ばれている。
【0028】
上記高圧ガス蓄圧器16には、上記コンプレッサ12により圧縮された高圧ガス、本実施例では250kgf/cm2 に圧縮されたガスが蓄圧される。又、上記高圧管路13には電磁弁よりなる開閉弁17と、圧力伝送器18と、が配設されている。
【0029】
上記圧力伝送器18は、内部に高圧管路13を流れるガスの圧力を検出する圧力センサが設けられており、ガスの圧力に応じた検出信号を制御回路19及び制御回路35に送信する。
【0030】
従って、コンプレッサ12により圧縮されたガスが高圧ガス蓄圧器16へ供給される工程では、制御回路35からの指令により開閉弁17が閉弁される。そして、高圧ガス蓄圧器16内の圧力が所定圧力に達すると、圧力発生ユニット4は充填作業可能な待機状態となる。
【0031】
又、圧力発生ユニット4とディスペンサユニット5との間は、ガス供給管路28を介して接続されている。そして、ディスペンサユニット5内に延在するガス供給管路28には、電磁弁よりなりガス供給管路28を開閉するガス供給開閉弁29と、圧力発生ユニット4から供給されたガスの1次圧力を検出する1次圧力伝送器30と、ガス供給管路28を流れるガスの供給量を計測する質量流量計31と、下流側へ給送されるガス圧力を所定圧力に制御する圧力制御弁32と、圧力制御弁32により制御された2次圧力を検出する2次圧力伝送器33と、所定以上の力で引っ張られたとき分離する緊急離脱カプラ34と、が配設されている。
【0032】
質量流量計31は、後述するようにセンサチューブとよばれる管路を振動させ、この振動する管路内を流れるガス流量に応じたコリオリ力による管路の流入側と流出側との位相差が流量に比例することを利用して流量計測を行うコリオリ式の質量流量計である。従って、質量流量計31は、高圧に圧縮されたガスの質量流量を正確に計測することができ、ガス充填動作時はその流量計測信号(流量パルス)を制御回路35に出力する。
【0033】
尚、質量流量計31は、屋外に設置されたディスペンサユニット5に配設され、且つ固有振動数で振動する管路の流入側と流出側との位相差に基づいて流量を計測する構成であるので、温度変化(外気温度の変化)により固有振動数が変動するため、気温の変化によりゼロ点がずれことがある。
【0034】
又、圧力制御弁32は、制御回路35からの指令により充填圧力を制御して燃料タンク3へ供給されるガス供給量(流量は圧力×時間により求まる)を制御するとともに、充填開始時及び充填終了時には充填圧力が徐々に変化(増圧、減圧)するように圧力を制御して各機器が急激な圧力変化により破損することを防止する。
【0035】
又、ガス供給開閉弁29は、圧力発生ユニット4の元弁として機能するもので制御回路35からの指令により自動的に開弁または閉弁する。尚、ガス供給開閉弁29は、電磁弁の代わりに手動式の開閉弁を使用しても良い。
【0036】
1次圧力伝送器30と2次圧力伝送器33とは、それぞれの取り付け位置で検出した圧力に応じた検出信号を制御回路35に送信する。
【0037】
又、緊急離脱カプラ34には、高圧ガスに耐えうる高圧ガス供給チューブ37の一端が接続され、高圧ガス供給チューブ37の他端は三方弁38の流入ポートaに接続されている。さらに、三方弁38の充填ポートbには、可撓性を有する供給ホース39が接続されている。
【0038】
この供給ホース39の端部には、着脱可能な着脱カプラ(供給側接続部)40が設けられている。着脱カプラ40は、ディスペンサユニット5の筐体側面に設けられたカプラ掛止部36に掛止されている。又、カプラ掛止部36には、着脱カプラ40が掛止されるとオンになり、着脱カプラ40が外されるとオンからオフに切り換わるカプラ収納スイッチ(検出手段)36aが設けられている。
【0039】
三方弁38の排気ポートcは、ガス供給終了後、着脱カプラ40の離脱操作を可能にするため、着脱カプラ40内の残留ガスを外部に逃がす低圧管路41に接続されている。この低圧管路41は、大気開放もしくは着脱カプラ40内の残留ガスを回収するガス回収経路に連通されている。
【0040】
尚、三方弁38は手動操作により切り換えられる構成であり、ガス充填前及びガス充填後は、充填ポートbと排気ポートcとが連通されて流入ポートaが遮断されている。又、ガス充填時は、流入ポートaと充填ポートbとが連通するとともに排気ポートcが遮断するように切り換え操作される。
【0041】
又、緊急離脱カプラ34は、万が一着脱カプラ40が燃料タンク3側の着脱カプラ42に接続されたまま自動車2が発車した場合に連結を解除するとともに、緊急離脱カプラ34内部に設けられた逆止弁(図示せず)が閉弁してガス漏れを防止する。
【0042】
尚、上記着脱カプラ40と着脱カプラ42とは、それぞれ内部に逆止弁(図示せず)が設けられており、互いに連結されていないときは逆止弁が閉弁し、着脱カプラ40と着脱カプラ42とが連結されると各逆止弁が開弁位置に変位して相互に連通状態となる。
【0043】
43は表示器で、燃料タンク3に充填されたガスの流量及び供給圧力を表示する。
【0044】
上記制御装置35は、上記各機器と接続されとともに、スタート釦51,表示器52,アラーム装置53,充填表示ランプ54,ガス放出ランプ55が接続されている。
【0045】
制御回路35のメモリ(ROM)35aには、燃料タンク3に充填されたガスの流量及び供給圧力を計測するプログラムと、ガス充填開始直前に着脱カプラ40がカプラ掛止部36から外されてカプラ収納スイッチ36aがオンからオフに切り換わると質量流量計31のゼロ点補正を行うゼロ点補正プログラムと、が格納されている。
【0046】
従って、制御回路35は、上記各プログラムに基づいて流量計30から出力された流量パルスを積算して流量を算出するとともに、ガス供給開閉弁29,1次圧力伝送器30,流量計31,圧力制御弁32,2次圧力伝送器33の動作制御及び質量流量計31のゼロ点補正を実行する。又、制御回路35と上記制御回路19とは、相互に各制御信号を受け渡しを行っており、互いに協働して各機器の制御を行う。
【0047】
又、高圧ガスが充填される自動車2の燃料タンク3に接続された管路44には、上流側より上記ディスペンサユニット5の着脱カプラ40が結合される着脱カプラ42と、ガスを充填する際手動操作により開弁される手動開閉弁45と、燃料タンク3に充填されたガスが逆流することを防止する逆止弁46とが配設されている。
【0048】
次に上記構成になるガス供給装置1におけるガス充填作業について説明する。
【0049】
上記自動車2の燃料タンク3にガスを充填する際、作業者は、先ず、ディスペンサユニット5の着脱カプラ40をカプラ掛止部36から外して自動車2の着脱カプラ42に結合させる。そして、自動車2の手動開閉弁45を開弁させるとともに、三方弁38の流入ポートaと充填ポートbとが連通するように切り換える。
【0050】
次に充填開始釦(図示せず)がオンに操作されると、制御回路35は開閉弁17を開弁させるとともに、ガス供給開閉弁29を開弁させる。これにより、高圧ガス蓄圧器16に蓄圧された高圧ガスは、ガス供給管路28,高圧ガス供給ホース37,着脱カプラ40,42,管路44を介して燃料タンク3に充填される。
【0051】
充填開始直後は、ガス供給管路28に配設された圧力制御弁32の弁開度がやや絞られており、高圧ガス蓄圧器16からのガスにより各機器が受ける圧力の上昇を緩和して各機器を高圧ガスから保護する。そして、所定時間(例えば5秒程度)が経過すると圧力制御弁32の弁開度を徐々に開いてガス充填流量を増加させる。
【0052】
このようにして燃料タンク3にガスが充填されて満タン状態になると、燃料タンク3の圧力は200kgf/cm2 となる。
【0053】
尚、ガス供給管路28を通過したガス充填量は、質量流量計31により計測され、ガス充填量に応じた電圧値(流入側と流出側との位相差)が流量計測信号として制御回路35に出力される。制御回路35は、2次圧力伝送器33により検出された供給圧力と、質量流量計31からの出力に基づいて、燃料タンク3に充填されたガス充填量を算出して表示器43に表示する。
【0054】
燃料タンク3へのガス充填が完了すると、作業者は、三方弁38の充填ポートbと排気ポートcとを連通させるとともに流入ポートaを遮断させる。排気ポートcは、低圧管路41を介して着脱カプラ40,42内及び供給ホース39内に残留するガスを排気して着脱カプラ40の離脱操作を可能にする。
【0055】
さらに、作業者は、自動車2側の手動開閉弁45を閉弁させた後、ディスペンサユニット5の着脱カプラ40を自動車2の着脱カプラ42から分離させ、カプラ掛止部36に掛止させる。これで、一連のガス充填作業が完了する。
【0056】
図2に質量流量計31の構成を示す。
【0057】
同図中、質量流量計31は流入口61a1 がその中心部に開口する流入側フランジ61aと、流出口(図示せず)が開口する流出側フランジ61bとの間に、一対のセンサチューブ62,63が接続されるマニホールド64と、センサチューブ62,63を収納し、これを保護する箱状のカバー61cとが配設されてなる。
【0058】
一対のセンサチューブ62,63は上記マニホールド64より水平方向に延在し、且つ、上下方向に起立する垂直面を介して横方向に対称となるように配設される。
【0059】
一方のセンサチューブ62は、マニホールド64の流入側の接続口にろう付け等により接続固定され、配管方向に延在する第1の直管部62aと、基端をマニホールド64の流入側接続口に接続固定され、第1の直管部62aと平行に延在する第2の直管部62bと、第1,第2の直管部62a,62bの先端より基端側へ折り返すように曲げられた曲部62c,62dと、この曲部62cと62dとを接続するU字状の接続部62eとよりなる。
【0060】
又、他方のセンサチューブ63は上記センサチューブ62と同一形状に形成され、直管部63a,63bが流出管66及び直管部62a,62bと平行となるようにセンサチューブ62と対称に配設されている。なお、センサチューブ62,63の接続部62e,63e間は保持部材68により接続され相互に保持されている。
【0061】
尚、この保持部材68は流出管66と非接触であり、流出管66の配管振動はセンサチューブ62,63に直接伝達されないようになっている。又、上記実施例では、センサチューブ2,3の形状が図2に示すように折曲されているとして説明したが例えばセンサチューブがU字状あるいは直管状に形成された質量流量計でも良い。
【0062】
上記一対のセンサチューブ62,63においては、流入側の直管部62aと63aとの間、及び流出側の直管部62bと63bとの間にはピックアップ69,70が配設されている。
【0063】
又、ピックアップ69,70は夫々同一構成であるので一方のピックアップ69につき説明する。
【0064】
ピックアップ69はセンサチューブ62の直管部62aに保持されたコイル部と、コイル部に左、右方向で対向するようにセンサチューブ63の直管部63aに設けられたマグネットよりなる。
【0065】
従って、センサチューブ62,63が振動すると、直管部63aに設けられたコイル部がマグネット間で矢印X方向に相対的に変位する。そのため、コイル部には直管部62a,63aの相対変位に応じた起電力が発生し、ピックアップ69はコイル部の電圧より直管部63aの変位を検出する。
【0066】
71,72は加振器で、直管部62aと62bとの先端間、直管部63aと63bとの先端間に設けられている。
【0067】
加振器71は実質電磁ソレノイドと同様な構成であり、流入側の直管部62aに取付けられたコイル部と、流出側の直管部62bに取付けられ、コイル部内に嵌入するマグネット部とよりなる。従って、加振器71はコイル部に通電されると、直管部62a,62bを矢印X方向(上、下方向)に加振する。
【0068】
尚、加振器72は上記加振器71と同一構成であるので、その説明は省略する。
【0069】
次に、上記構成になる質量流量計31の計測動作につき説明する。
【0070】
流量計測時、一対のセンサチューブ62,63は、流量計測部73より上記加振器71,72に励振信号が出力され、加振器71,72の動作により内部に流体が流れている状態で加振される。流入管65よりマニホールド64に流入した被測流体は、分流してセンサチューブ62,63の下方の直管部62a,63aに流入し、曲部62c,63c、接続部62e,63e、曲部62d,63dを通過して上方の直管部62b,63bに至り、マニホールド64の流出路(図示せず)で合流して流出管66より流出する。
【0071】
又、センサチューブ62,63は加振器71,72により加振されているので、センサチューブ62,63とばね定数とセンサチューブ62,63内を流れる流量によって決まる固有転動数でX方向(上下方向)に振動する。
【0072】
コリオリ力はセンサチューブ62,63の振動方向に働き、かつ流入側と流出側とで逆向きに作用するので、センサチューブ62,63の直管部62a,62b,63a,63bに捩れが生じ、この捩れ角は質量流量に比例する。ピックアップ69,70はこのようなセンサチューブ62,63の捩れによる相対変位をを検出し、流量計測部73はピックアップ69,70からの出力信号の時間差が質量流量に比例するため、流入側の出力信号と流出側の出力信号と位相差(時間差)より質量流量を算出する。
【0073】
ここで、上記構成になるガス供給装置1の制御回路35が実行する処理につき説明する。
【0074】
図3は制御装置35が実行するメインフローチャートで、図4はガス充填作業時に実行されるときのフローチャートであり、所定時間毎に繰り返し実行される。作業者は、ガス供給管路28の先端に設けられた着脱カプラ40を燃料タンク3の着脱カプラ42に接続し、その後手動式の開閉弁45を開弁操作する。そして、作業者は、スタート釦51をオンに操作する。
【0075】
図3中、制御装置35は、電源が投入されるとステップS1(以下「ステップ」を省略する)で動作フラグの初期化を行って、S2に進み、永久ループに移行する。
【0076】
次のS3において、スタート釦51がオンに操作されると、S4に進み、カプラ収納スイッチ36aがオンかどうかをチェックする。もし、カプラ収納スイッチ36aがオンであるときは、着脱カプラ40がカプラ掛止部36に戻されたことになり、何らかの操作ミスあるいは何らかの異常が発生したものと判断してエラーコードをセットする(S5)。
【0077】
しかし、S4において、カプラ収納スイッチ36aがオフであるときは、着脱カプラ40がカプラ掛止部36から外された状態であるので、S6に進み通常のガス充填処理を実行する。
【0078】
又、S3において、スタート釦51がオフのときは、ガス充填前であるのでS7に進み、カプラ収納スイッチ36aがオンからオフに切り換わったかどうかをチェックする。そして、カプラ収納スイッチ36aがオンからオフに切り換わった時点で着脱カプラ40がカプラ掛止部36から外されたものと判断してS8に進む。
【0079】
そのため、S8では、質量流量計31のゼロ点リセットをオンにセットし、その後所定時間(本実施例では、0.15秒)待機した後(S9)、ゼロ点リセットをオフにする(S10)。
【0080】
このように、スタート釦51がオフでガス充填前であるときに着脱カプラ40がカプラ掛止部36から外されると、質量流量計31のゼロ点をリセットするため、スタート釦51がオンに操作される前、即ちガス充填を行う直前にゼロ点が補正されることになる。そのため、質量流量計31は常にゼロ点が正しい状態で流量計測が行われ、燃料タンク3へ充填されたガス充填量を正確に計測できる。従って、指定された定量又は定額充填(プリセット充填)を行う際は、温度変化あるいは圧力変化等によるゼロ点のずれがないため、より高精度に定量又は定額充填を行うことができる。
【0081】
次に、上記S6で実行されるガス充填処理につき図4を参照して説明する。
【0082】
図4中、制御装置35は、S11で2次圧力伝送器33からの圧力値を読み取り、着脱カプラ40が着脱カプラ42に接続されていることを確認する。即ち、着脱カプラ40,42が正常に接続され、手動式開閉弁45が開弁しているときは、燃料タンク6の残留圧が検出されることになる。もし、着脱カプラ40,42が接続不良であるときは、着脱カプラ40から空気が導入されるため大気圧が検出されることになり、その場合アラーム装置53によりアラームを発するとともに表示器52に例えば「カプラ接続不良」といったメッセージを表示して装置を停止状態にする。
【0083】
次に全ての電磁弁、即ち開閉弁17,ガス供給開閉弁29,圧力制御弁32が閉弁している初期状態であることを確認し(S12)、開閉弁17を開弁させる(S13)。これにより、高圧ガス蓄圧器16に蓄圧されたガスがガス供給管路28に供給される。
【0084】
S14では、1次圧力伝送器30により検出された供給圧Pinと2次圧力伝送器33により検出された燃料タンク3への充填圧Pout との差(Pin−Pout )が予め設定された規定値以上であるかどうかをチェックする。つまり、Pin−Pout が予め設定された規定値以上である場合は燃料タンク3の圧力が低いので充填可能と判断する。
【0085】
従って、上記S14において、Pin−Pout が予め設定された規定値以上である場合には、S15に進み、上記S14において、Pin−Pout が予め設定された規定値以下である場合には、燃料タンク13の圧力がほぼ満タン状態の圧力であるので、充填不要と判断する。
【0086】
S15では、充填表示ランプ54を点灯させて充填可能であることを作業者に知らせる。続いて、ガス供給開閉弁29を開弁させ(S16)、圧力制御弁31を開弁させる(S17)。
【0087】
次のS18では、圧力制御弁31の弁開度を制御して定圧力上昇制御を行う。そして、S19において、2次圧力伝送器33に検出された充填圧Pout が200kgf/cm2 に達したかどうかをチェックする。もし、充填圧Pout が200kgf/cm2 以下の場合は、S11に進み、Pin−Pout の差圧が予め設定された規定値以上であるかどうかをチェックする。
【0088】
又、上記S19において、2次圧力伝送器33に検出された充填圧Pout が200kgf/cm2 に達した場合、ガス充填完了となり、S21以降の処理を実行する。
【0089】
S20において、Pin−Pout ≧規定値であるときは、S18に戻りS18〜S20の処理を繰り返す。しかし、S20において、Pin−Pout <規定値であるときは、S21に進み、開閉弁17を閉弁させる。
【0090】
S22では、しかし、S20において、Pin−Pout <規定値であるとき、あるいは充填圧Pout ≧200kgf/cm2 になったときは、燃料タンク3の圧力が目標の200kgf/cm2 に達したものと判断してS21に進み、ガス供給開閉弁29を閉弁させる。
【0091】
さらに、S22で圧力制御弁32を閉弁させた後、S23で開閉弁17を閉弁させる。続いて、充填表示ランプ54を消灯させて作業者に燃料タンク3へのガス充填が完了したことを知らせる(S24)。
【0092】
そして、作業者は、充填表示ランプ54が消灯したことを確認して自動車2の開閉弁45を手動で閉弁操作する。その後、作業者は、三方弁38を切り換えて充填ポートbと排気ポートcとを連通し、流入ポートaを遮断する。
【0093】
これで、着脱カプラ40,42及び供給ホース39に残留するガスが低圧管路41を介して回収される。
【0094】
尚、上記実施例では、制御回路35により質量流量計31のゼロ点をガス充填の度に補正したが、これに限らず、質量流量計31の流量計測部73によりゼロ点補正を行うようにしても良い。
【0095】
以下、本発明の変形例につき説明する。
【0096】
▲1▼変形例1では、上記着脱カプラ40がカプラ掛止部36から外されてカプラ収納スイッチ36aがオンからオフに切り換わった時点でゼロ点補正を行う代わりにスタート釦51がオンに操作されたときにゼロ点補正を行う。
【0097】
この場合、図3において、S3でスタート釦51がオンに操作されるとき、上記S8に進み、質量流量計31のゼロ点リセットをオンにセットし、その後所定時間待機した後(S9)、ゼロ点リセットをオフにする(S10)。
【0098】
即ち、スタート釦51がオンに操作されて充填開始信号(流体供給開始信号)が出力されると、ガス充填が開始されるとともに、質量流量計31のゼロ点をリセットするため、ガス充填を行う際にゼロ点が補正されることになる。
【0099】
▲2▼変形例2では、前述した流量計測部73が図5に示すような回路構成になっている。
【0100】
同図中、74は時間差検出回路で、流入側のピックアップ19からの出力信号と流出側のピックアップ20からの出力信号との時間差(位相差)を検出する。時間差検出回路74からの信号は演算部75に入力され、演算部75は時間差より流量を求め、表示部76に流量を表示する。
【0101】
77はゼロ点補正部で、メモリ78と、平均化部79と、ラッチ部80と、判定回路81と、スイッチ回路82と、タイマ回路83と、ラッチ部制御回路84とより構成されている。メモリ78は一定時間(例えば10秒程度)内に求められた時間差を記憶し、一定時間を経過した記憶は消去する。平均化部79はメモリ78に記憶された時間差の平均値を算出する。
【0102】
前述したように着脱カプラ40がカプラ掛止部36から外されると、ガス充填直前にゼロ点補正スイッチとして機能するカプラ収納スイッチ36aがオンからオフに切り換わる。このようにカプラ収納スイッチ36aがオフになると、スイッチ回路82は、タイマ回路83の出力を反転させ、タイマ回路83は一定時間その出力を保持する。
【0103】
図6中(A),(B),(C)に示す如く、カプラ収納スイッチ36aがオンからオフに切り換わると、タイマ回路83の出力はカプラ収納スイッチ36aからのゼロ点補正信号の立上りに同期してLレベルになり、ある時間(例えば10秒間)経過するとHレベルに戻る。
【0104】
判定回路81はメモリ78に記憶された時間差が流量ゼロのときの時間差の範囲内に入っているか否かをチェックしており、メモリ78に記憶された時間差が全てゼロ範囲内(即ち所定の時間差の範囲内)に入っているとき流量ゼロに相当すると判断しLレベルの信号を出力する。又、判定回路81はメモリ78に記憶された時間差が流量ゼロの範囲外のものがあれば流量ゼロに相当しないと判断し、Hレベルの信号を出力する。
【0105】
ラッチ部制御回路84はイクスクルーシブNOR回路86と、フリップフロップ87と、AND回路88とよりなる。このイクスクルーシブNOR回路86及びフリップフロップ87には判定回路81及びタイマ回路83からの出力が供給される。そして、AND回路88にはイクスクルーシブNOR回路86及びフリップフロップ87からの出力が供給される。又、フリップフロップ87はタイマ回路83の出力がHレベルからLレベルへの変化でセットされ、判定回路81の出力がHレベルからLレベルへの変化でリセットされる。
【0106】
尚、ラッチ部80はクロック端子にLレベルからHレベルの変化を与えると、平均化部79からの平均値が新たにサンプルされ新しい平均値をゼロ点として記憶するが、HレベルからLレベルになっても先にサンプルされた平均値が保持されたままとなる。
【0107】
ここで、ゼロ点補正時の動作を説明する。ゼロ点補正時の操作としては、まず質量流量計31において流量がゼロの状態(スタート釦51がオフ)で、流量計測時と同様一定の周波数でセンサチューブ62,63を加振する。
【0108】
このとき、センサチューブ62,63内の流量はゼロであるので、本来センサチューブ62,63にはコリオリ力が発生せずピックアップ69,70からの出力信号は時間差がゼロで出力されなければならない。ところが、センサチューブ62,63を支持するマニホールド64の加工誤差、センサチューブ62,63自体の寸法のバラツキや温度、圧力等の影響によりセンサチューブ62,63の流入側と流出側とでずれが生ずると、流量ゼロであるにも拘らず流入側のピックアップ69の出力信号と流出側のピックアップ70の出力信号との時間差が生じてしまう。
【0109】
この流量ゼロのときの時間差はメモリ78に記憶されており、カプラ収納スイッチ36aがオンからオフに切り換わると、カプラ収納スイッチ36aがオフに切り換わった時点から一定時間前、本実施例では10秒前までが対象範囲とし、メモリ78からその範囲内の時間差が読み出され、平均化部79で平均値が算出される。そして、算出された平均値は新しいゼロ点としてラッチ部80に記憶される。尚、上記タイマ回路83の一定時間は、10秒以下又は10秒以上の時間、即ち任意時間を設定するようにしても良い。
【0110】
図6に示す如く、カプラ収納スイッチ36aがオフに切り換わるとスイッチ回路82の出力はLレベルになるから、タイマ回路83の出力はある一定時間(本実施例では10秒間とする)Lレベルに保持される。即ち、タイマ回路83はカプラ収納スイッチ36aが10秒間オフ状態に操作されているのと同様の働きをする。
【0111】
図6中(D),(E),(F)に示す如く、タイマ回路83の出力がLレベルになったとき、判定回路81の出力がLレベルであると、即ちメモリ88に記憶された時間差(計測流量)が流量ゼロの範囲内にある場合、イクスクルーシブNOR回路86の出力はスイッチ85のオン操作時点でLレベルからHレベルに切換わり、フリップフロップ回路87はタイマ回路83の出力の立下りによりLレベルからHレベルに切換わる。
【0112】
そのため、AND回路88の出力はLレベルからHレベルに切換わり、これによりラッチ部88はラッチ動作を行う。このように、ラッチ部88のクロック端子にサンプル信号が与えられると、平均化部89でそれ以前の一定時間(10秒間)のメモリ88に記憶された時間差から算出された新しい平均値が新しいゼロ点として記憶される。
【0113】
演算部85は時間差検出回路74からの時間差とラッチ部80に記憶されているゼロ点(時間差の平均値)から流量を算出する。上記のようにカプラ収納スイッチ36aがオフに切り換わってラッチ部80に記憶されたゼロ点は、カプラ収納スイッチ36aがオフに切り換わってから10秒前までの過去の平均値である。
【0114】
そのため、カプラ収納スイッチ36aがオフに切り換わった同時にゼロ点を補正することができ、着脱カプラ40がカプラ掛止部36から外されてから新しい平均値が出力されるまで待たずに済む。従って、ゼロ点補正のため流量計測を中断する時間が短くて済み、ガス充填作業への影響が最小限に抑えられる。
▲3▼変形例3では、図5に示す回路構成の代わりにカプラ掛止部36を無くしてタイマ回路83(タイマ手段)からの所定時間毎に出力される信号に基づいてゼロ点補正を行う。
【0115】
このように、所定時間毎にゼロ点補正を行う場合、ガス充填前にタイマ回路83から信号が出力されたときは、そのままゼロ点補正を行う。しかし、ガス充填中にタイマ回路83から信号が出力されたときは、ゼロ点補正を行わず、タイマ回路83をリセットさせる。そして、ガス充填終了後にゼロ点補正を行う。
【0116】
又、上記タイマ回路83とカプラ収納スイッチ36a、あるいはタイマ回路83とスタート釦51を併用して、何れか一方の信号に基づいてゼロ点補正を行う場合には、ガス充填前であるときはそのままゼロ点補正を行う。しかし、ガス充填中であるときは、ゼロ点補正を行わず、タイマ回路83をリセットさせる。
【0117】
そして、カプラ収納スイッチ36a又はスタート釦51から信号が出力されたときにゼロ点補正及びタイマ回路83をリセットさせる。
【0118】
▲4▼変形例4では、図1において、破線で示すようにガス供給管路28に燃料タンク3に供給されるガスの温度を計測する温度センサ90を設けるとともに、メモリ35aにゼロ点補正の許容温度範囲(ゼロ点補正の必要の無い上限温度と下限温度)が記憶させる。そして、温度センサ90により検出された燃料タンク3に供給されるガスの温度がメモリ35aに記憶されたゼロ点補正の許容温度範囲の上限温度又は下限温度から外れたときはゼロ点補正を行う。
【0119】
そのため、温度センサ90により検出された温度が許容温度範囲内に入っている場合には、ゼロ点がずれないのでゼロ点補正は行わず、温度が許容温度範囲ずれてゼロ点がずれやすいときだけゼロ点補正を行う。
【0120】
尚、上記実施例では、都市ガスを圧縮した圧縮天然ガス(CNG)を供給する場合を一例として挙げたが、これに限らず、例えばブタン、プロパン等のガスの他にガソリンや軽油等の液体燃料を供給する装置にも適用できるのは勿論である。
【0121】
又、上記実施例では、自動車2の燃料タンク3に圧縮されたガスを充填する場合を一例として挙げたが、これに限らず、他の容器等に圧縮されたガスを供給する装置にも適用でき、あるいは単に圧縮されたガスを他の場所に給送するための管路途中に設置する構成の装置にも適用できるのは勿論である。
【0122】
又、上記実施例では、都市ガス等が家庭に分岐される前の中圧管路10からの都市ガスを圧縮する構成としたが、これに限らず、例えば中圧管路10から分岐された家庭の管路からガスを取り出すようにしても良い。
【0123】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、スタートスイッチが操作されていない状態で供給側接続部が掛止部から外されたことを前記検出手段が検出したときに流量計のゼロ点補正を行うため、スタートスイッチが操作される直前にゼロ点補正が実行されることになり、流量計による流量計測が常に正確に行えると共に、被充填タンクへの定量・定額充填時の充填精度がより高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるガス供給装置の一実施例の概略構成図である。
【図2】質量流量計の斜視図である。
【図3】制御回路が実行する処理のメインフローチャートである。
【図4】制御回路がガス充填時に実行する処理のフローチャートである。
【図5】流量計測部のブロック図である。
【図6】流量計測部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ガス供給装置
3 燃料タンク
4 圧力発生ユニット
5 ディスペンサユニット
12 コンプレッサ
16 高圧ガス蓄圧器
18 圧力伝送器
28 ガス供給管路
29 ガス供給開閉弁
30 1次圧力伝送器
31 質量流量計
32 圧力制御弁
33 2次圧力伝送器
35 制御回路
36 カプラ掛止部
36a カプラ収納スイッチ
38 三方弁
40,42 着脱カプラ
51 スタート釦
62,63 センサチューブ
69,70 ピックアップ
71,72 加振器
73 流量計測部
77 ゼロ点補正部
Claims (1)
- 流体を貯蔵する流体供給タンクと、
一端が該流体供給タンクに接続され、他端が被充填タンクの接続部に接続される流体供給管路と、
該流体供給管路を介して被充填タンクに充填された供給量を計測する流量計と、
前記流体供給管路の下流側端部に連通するように設けられ、前記被充填タンク側の接続部に結合される供給側接続部と、
前記被充填タンクへの充填開始時に操作されるスタートスイッチと、
前記供給側接続部が掛止部から外されたことを検出する検出手段と、
前記スタートスイッチが操作されていない状態で前記供給側接続部が掛止部から外されたことを前記検出手段が検出したときに前記流量計のゼロ点補正を行うゼロ点補正手段と、
よりなることを特徴とする流体供給装置。
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