JPH10504391A - コリオリ効果質量流量計における故障検知および補正のための方法および装置 - Google Patents

コリオリ効果質量流量計における故障検知および補正のための方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 動作中のコリオリ効果質量流量計における種々の故障条件を検知して補正するための装置および方法。本発明は、動作中のコリオリ効果質量流量計から情報を受取り、該情報を種々の故障条件を表わす閾値識別特性と比較する。故障条件が検知されると、出力信号が印加されてオペレータに通知し、故障条件を補正するよう流量計における質量流量を制御する。本発明の特定の方法は、流管におけるクラックの存在を検知して、クラックが生じた流管における物質の漏出を阻止するよう物質の流れを止める。本発明の他の方法は、流管を流過する物質の空隙率を検知し、補正された実際の質量流量を計算し、空隙率の影響を補償するよう流量計における質量流量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 コリオリ効果質量流量計における故障検知および補正のための方法および装置 発明の分野 本発明は、パイプまたは導管路を通る物質の流量を測定するため用いられるコ リオリ効果質量流量計に関する。特に、本発明は、コリオリ効果質量流量計の動 作中に生じる種々の故障条件の検知および補正に関する。 問題 管路を流過する物質に対して質量流量および他の情報を測定するためにコリオ リ効果質量流量計を使用することは公知である。J.E.Smith等の198 5年1月1日発行の米国特許第4,491,025号および1982年2月11 日再発行のJ.E.Smithの米国再発行特許第Re31,450号に開示さ れるように、これら流量計は1本以上の湾曲形状の管を備えている。1978年 8月28日発行のJ.E.Smith等の米国特許第4,109,524号に示 される如き直線状の流管を持つコリオリ効果質量流量計もまた周知である。コリ オリ効果質量流量計におけるそれぞれの流管の形態は、単純な曲げ、捩りあるい は結合型のモードである1組の固有振動モードを有する。各流管路は、これらの 固有モードの1つで共振して振動するように駆動される。物質で充填された振動 系の固有振動モードは、流管と流管内の物質との合成の質量によって部分的に規 定される。物質は、流量計の流入側で接続された管路から流量計へ流入し、流管 を流過するよう指向され、流量計からその流出側に接続された管路に流出する。 流量計に流れがない時、流管に沿った全ての点が加えられる駆動力により同位 相で振動する。物質が流れ始めると、コリオリ加速度が流管に沿った各点に異な る位相を持たせる。流管の流入側における位相は駆動部より遅れるが、流出側に おける位相は駆動部より進む。センサは、流管の運動を表わす正弦波信号を生じ るように流管上に載置されている。2つのセンサ信号間の位相差は、流管を介す る物質の質量流量に比例する。 このような測定における複合要因は、典型的な処理物質の密度が変動すること である。密度の変化は、固有振動モードの振動周波数を変動させる。流量計の制 御系が共振を維持するので、振動周波数が応答して変動する。このような状況に おける質量流量は、位相差と振動周波数との比に比例する。 米国再発行特許第Re31,450号のコリオリ流量計は、位相差と振動周波 数の双方を測定する必要を回避するものである。位相差は、流量計からの2つの 正弦波出力信号のレベル交差間の時間的遅延を測定することにより決定される。 この方法が用いられる時、振動周波数における変動が打消し合い、質量流量は測 定された時間的遅延に比例する。このような測定法は、しばしば時間遅延測定法 と呼ばれる。 コリオリ効果質量流量計の多くの用途において、流量計と流管とを流過する物 質は腐食性を持つかあるいは高い圧力下にあり得る。このような質量流量計の流 管におけるクラックは、腐食性物質を流出させ得る。これらの用途では、物質の 漏洩の可能性を最小限に抑えることが重要である。このような危険を最小化する 1つの方法は、流管における圧力の保全性が失われる場合に漏れ出すおそれがあ る物質を保持するように流量計を密閉することである。この解決策は、使用され る物質および動作圧力レベルに従って多くの更なる問題を生起する。腐食性物質 を保持し、あるいは非常に高圧の物質を保持する流管を密閉する複雑さおよびコ ストは、コリオリ効果質量流量計の多くの用途において使用を思い止どまらせる ものとなり得る。 このような故障の場合に流管を囲もうと試みるのではなく、流体が周囲の環境 へ漏出され得る前に、故障条件を検知することが望ましい。このような故障の早 期検知は、漏出が生じる前に物質の流れを止めることを可能にする。他の方法は 、振動するチューブから生じる音波を監視すること(アコースティック・エミッ ション分光法)により、あるいは流管の抵抗変化を測定すること(電子的指紋法 )によって、このような問題に対峙しようと試みた。これらの両方法は、流管に おけるクラックを検知することはできるが、これらは腐食のような流管の表面特 性に同様に感応する。これらの方法を用いて流管のクラックの成長を他の表面条 件から弁別するためには、感度の高い電子的測定法や測定結果の習熟した解釈を 必要とする。これらの測定の複雑さは、流量計の実際の商業的用途においてこれ らの 方法をほとんど役にたたないものにした。 空気その他の異物がコリオリ効果質量流量計を流過する物質に侵入する時、従 来の設計における別の問題が生じる。これらの物質は、計算された質量流量が誤 りであるように流量計の流管の振動特性を変更する。従来の設計は、質量流量測 定におけるこれらの誤りを検知もせず補正もしない。 解決法 上記および他の問題は、動作中のコリオリ効果質量流量計における色々な故障 条件を検知するための方法および装置、ならびにこれらの検知された故障を補正 するための方法および装置を含む本発明によって解決される。本発明は、周囲環 境への流動物質の漏出前に物質の流れを止めるに充分に早く流管におけるクラッ クの検知を行う。更に、本発明は、流動物質に関する他の条件の早期の検知およ び補正を可能にし、他の種類のシステム故障を表示し得る。閾値を越える計算さ れた質量流量、物質の密度、空隙率、あるいは質量率の変化は、質量流量計のあ る用途におけるシステム故障を表わし得る。本発明は、流管におけるクラックあ るいは前述のシステム故障の早期の検知を可能にするコリオリ効果質量流量計の 動作を監視するための方法および装置を含む。更にまた、本発明は、検知された 故障を正しあるいは物質の流れを止めて流動物質の有害な漏出を阻止するため流 量計内の物質流量を制御するための方法および装置を含む。 正常に動作する流量計においては、静的条件下では、流管を振動させるのに必 要な駆動力および結果として生じる流管の共振周波数は一定である。振動する流 管の要求される駆動力あるいは共振周波数の変化は、流量計が動作している条件 の変化を表わす。駆動力および共振周波数の変化は、本発明の方法および装置に よって分析されて流管におけるクラックその他の動作異常を検知する。本発明に より検知し得るそれぞれの故障は、駆動力および(または)共振周波数の時間的 な変化において特徴的な「識別特性(signature)」を呈する。例えば 、流管内の物質の質量流量の変化は、要求される駆動力を大きく変えることなく 流管の共振周波数の変化を生じ得る。しかし、流管の共振周波数の急激な減少は 、要求される駆動力の増加と組合わされると、流管におけるクラックを示す。動 作条件における他の変化は、流量計の動作パラメータにおける同様に認識可能な 「識別特性」を呈し、本発明により動作故障あるいは異常として検知可能である 。この「識別特性」は、駆動力および周波数ならびに時間的な変化の比率および 曲率(時間に関する一次および2次の導関数)に対する閾値を用いて規定される 。 本発明は、流管を振動させるのに要する駆動力と、該流管が加えられる駆動力 に応答して振動する共振周波数とを含むコリオリ効果質量流量計の幾つかの動作 パラメータを検知するための装置を含む。本発明の装置は更に、流量計の動作に おける特定の故障条件の発生をオペレータに知らせるための出力信号、ならび流 量計内の物質の流れを自動的に調整しあるいは停止するための出力信号を含む。 これらの出力信号は、流量計内の物質の流れと関連するポンプおよび弁を制御す るように印加される。 本発明は更に、検知された動作パラメータにおける時間的変化を決定するため の方法を含む。これらの方法は、幾つかの検知された動作パラメータの瞬時値な らびにそれぞれの検知された動作パラメータの変化率(勾配と曲率)を決定する 。これらの方法は、検知された動作パラメータのその時の値と変化を分析して特 定の故障条件が生じつつあることを決定する。本発明によって検知可能な各故障 条件は、検知された動作パラメータの値と変化における一義的な「識別特性」に よって認識される。種々の故障条件を示す動作パラメータに対する識別特性値は 、本発明の装置内に記憶されている。監視された動作パラメータの値および変化 がこれらの記憶された識別特性と一致すると、前述の出力信号が本発明の装置に よって生成され、関連する故障条件の発生を示し、あるいは流量計内の物質の流 れを制御する。 特に、本発明は、コリオリ流量計の流管におけるクラックの存在を検知する。 クラックの存在は、流管を振動させるのに必要な駆動力の増加と関連付けられた 振動する流管の共振周波数における「識別特性」の低減によって認識される。ク ラックの故障のこのような早期の検知により、オペレータあるいは制御回路は流 量計内に流れる物質の有害な漏出を阻止するように流動を停止しあるいは流管内 の圧力を低減することができる。 本発明はまた、質量流量の変化、物質密度の変化、空隙率の変化および質量率 の変化のような流量計使用時の故障を表わす動作条件をも認識する。例えば、駆 動力の増加と結合された共振周波数の増加は、流量計内に流れる物質の空隙率の 増加を示す。ある用途においては、このことは、例えば過剰気泡あるいはエア・ ポケットが流動物質中に形成されていること、あるいはセンサの出力が誤りであ ることを示す故障条件であると見なされる。本発明の装置により提供される出力 信号は、オペレータに警告し、流れを自動的に止め、あるいは管路に流れる混合 物を自動的に調整するために生成される。増加した空隙率に対する誤りを最小化 するように物質の流量を自動的に調整するために、更なる出力信号が印加される 。 故障条件の検知に加えて、本発明の方法および装置は、流動物質中の空隙率ま たは質量率を勘案するように、動作中の流量計において、測定された流量を自動 的に補正する。本発明の装置内に格納された情報は、測定された値と周波数およ び駆動力における計算された変化率との関数として空隙率を計算するために用い られる。測定された流量と結合されるこの計算された空隙率は、誤差率を計算す るために用いられる。この誤差率は、測定された質量流量に加えられて、先に述 べたようにオペレータに表示するためあるいは自動流量制御のために用いられる 補正された質量流量を計算するのに使用される。 要約すると、本発明は、コリオリ効果質量流量計の動作時の種々の故障条件の 早期の検知のための方法および装置を提供する。本発明は、信頼性が改善され、 これまでの方法および装置より複雑でない故障検知および補正を提供する。本発 明はまた、測定された流量および計算された空隙率に基いて質量流量を自動的に 補正するための方法および装置をも提供する。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の故障検知装置を備えた典型的なコリオリ効果質量流量計を示 し、 図1Aは、典型的な閉ループ制御の例示的形態における制御可能なポンプと制 御可能な弁とに接続された図1のコリオリ効果質量流量計を示し、 図2は、本発明の故障検知機器の更なる詳細を示し、 図3は、流管におけるクラックに関する時間関数としての振動周波数と駆動力 の識別特性を示すグラフ、 図4は、流管内の質量流量の関数としての振動周波数と駆動力とのカーブの識 別特性を示すグラフ、 図5は、流管内に流れる物質の密度の関数としての振動周波数と駆動力とのカ ーブの識別特性を示すグラフ、 図6は、流管内に流れる物質の空隙率(void fraction)または スラッグ(slug)流の関数としての振動周波数と駆動力とのカーブの識別特 性を示すグラフ、 図7は、流管内に流れる物質の質量率(mass fraction)の関数 としての振動周波数と駆動力とのカーブの識別特性を示すグラフ、 図8は、測定された質量流量に適用されて補正された質量流量を計算するため の誤差率を示すグラフ、 図9は、本発明の方法を含むステップの全体図を示すフローチャート、 図10は、動作パラメータをサンプリングするための図9のステップの更なる 詳細を示すフローチャート、 図11は、サンプリングされた動作パラメータを記憶するための図9のステッ プの更なる詳細を示すフローチャート、 図12は、記憶された動作パラメータにおける変化の勾配と曲率とを計算する ための図9のステップの更なる詳細を示すフローチャート、 図13は、クラックのある流管についてテストしかつ物質の流れを止める図9 のステップの更なる詳細を示すフローチャート、 図14は、空隙率が補正された質量流量を計算しかつ質量流量を調整する図9 のステップの更なる詳細を示すフローチャート、および 図15は、他の動作故障条件についてテストしかつ質量流量を制御する図9の ステップの更なる詳細を示すフローチャートである。 図面の詳細な記述 装置 典型的なコリオリ効果質量流量計10が、それぞれ逆相曲げ軸W−WおよびW ′−W′の周囲に実質的に同じバネ定数と慣性モーメントとを持つように、マニ フォールド体部30に固定された2個の片持ち支持された流管12、14を有す るように図1に示される。 駆動用コイルおよび磁石20が、流管12、14の最上部130と130′と の間の中間領域に取付けられ、軸W−WおよびW′−W′の周囲で流管12、1 4を逆相で振動させる。左側のセンサ16と右側のセンサ18が流管12、14 の最上部の各端部付近に取付けられて、流管12、14の相対運動を検知する。 このような検知は、流管12、14の頂端部のゼロ交差あるいは他の予め定めた 点を通る運動を測定することを含む多くの方法で行われる。流管12、14は、 左側脚部131、131′と右側脚部134、134′を有する。これらの脚部 は、相互に向って下方へ収束し、マニフォールド要素121、121′の面12 0、120′に固定されている。支持バー140R、140Lは、流管12、1 4の脚部に鑞付けされて、駆動部20が経路156で付勢される時、流管が逆相 で振動する軸W−WおよびW′−W′を規定するよう働く。軸W−WおよびW′ −W′の位置は、流管の脚部131、131′と134、134′上の支持バー 140R、140Lの設置によって決定される。 温度検出器22は、流管14の脚部131に載置されて流管の温度とこの流管 内に流れる物質の近似的な温度とを測定する。この温度情報は、流管のばね定数 における変化を決定するため用いられる。駆動部20、センサ16、18、およ び温度検出器22は、経路157、158、159によって質量流量計器24に 接続されている。質量流量計器24は、センサ16、18、22から受取った信 号を処理して流量計10内に流れる物質の質量流量ならびに物質の密度および温 度の如き他の測定値を決定するマイクロプロセッサを含む。質量流量計器24は また、駆動信号を経路156を介して駆動部20へ印加して軸W−WおよびW′ −W′の周囲で逆相で流管12、14を振動させる。 マニフォールド体部30は、鋳物150、150′から形成される。鋳物要素 150、150′は、フランジ103、103′によって供給管路と流出管路( 図示せず)とに取付け可能である。マニフォールド体部30は、供給管路からの 物質の流れを流管12、14へ送り、次いで再び流出管路へ送る。マニフォール ドのフランジ103、103′が流入端部104と流出端部104′とを介して 測定されるべき処理物質を運ぶ管路系統(図示せず)へ接続されると、物質はフ ランジ103における流入オリフィス101を経てマニフォールド体部30とマ ニフォ ールド要素110とへ進入し、鋳物要素150内の徐々に変化する断面を持つチ ャンネル(図示せず)により流管12、14に接続される。物質は、マニフォー ルド要素121により流管14、12の左側脚部131、131′へそれぞれ分 けられて送られる。次いで、物質は最上部の管要素130、130′を介し、ま た右側脚部134、134′を介して流れ、流管のマニフォールド要素121′ 内の1つの流れへと再び合流される。流体は、その後、流出側の鋳物要素150 ′のチャンネル(図示せず)へ送られ、次いで流出側のマニフォールド要素11 0′へ送られる。流出端部104′は、ボルト穴102′を持つフランジ103 ′により管路系統(図示せず)に接続される。物質は、流出オリフィス101′ を介して管路系統(図示せず)内の流れへ戻るように流出する。 質量流量計器24は、経路157、158、159で受取られた信号を分析し 、関連する管路系統(図示せず)内の質量流量の監視および制御のため制御シス テムまたはオペレータにより用いられる質量流量を表示するため標準的な出力信 号を経路155に生じる。更に、質量流量計器24は、流管のその時の共振周波 数と、流管の駆動のため要求されるその時の駆動力と、流管のその時の温度と、 計算された質量流量とを表示する出力信号を経路160、161、162、16 3にそれぞれ生じる。これらの信号は、故障検知計器26により受取られ、流量 計10の動作における故障の発生を判定するため分析される。これらの信号(お よび、流量計10の動作中に検知可能な他の信号)は、以下本文において一般的 にそれぞれ「動作パラメータ」と呼ばれる。 質量流量計器24は、当技術において周知の標準的な装置および方法を含む。 Micromotion社の遠隔流量送信機モデル9739は、このような装置 の事例である。信号を表わす駆動力は常にモデル9739から出力信号として与 えられるとは限らないが、当業者は、このような信号が計器9739から得られ ることを容易に理解できる。振動周波数信号は、流体密度が測定されるような設 計であるので、一般にモデル9739から得られる。電子技術者は、故障検知計 器26に接続する計器からの導体に流管の振動周波数と必要な駆動力とを表わす 適切な信号を供給するように、この装置を容易に改修することができる。 故障条件の検知時に、故障検知計器26は、経路170を経てポンプ180へ 、 かつ経路171を経て弁181へ信号を印加して、流量計10内の質量流量を補 正し、あるいは物質の流れを止めて物質の漏出を阻止する。ポンプ180は、検 知された故障を補正するよう流量計10の流入オリフィス101における圧力を 増減するため、故障検知計器26によって制御される。弁181は、検知された 故障を補正するよう流量計10の流出オリフィス101′における背圧を増減す るため、故障検知計器26によって制御される。故障検知計器26はまた、経路 172に信号を印加して流量計10の動作時に検知された故障条件の発生をオペ レータに通知する。経路172に与えられた信号は、手動の補正動作の必要をオ ペレータに知らせあるいは故障検知計器26により行われる補正制御の状態につ いてオペレータに知らせるため、パネル182上に表示されるメッセージである 。 例えば、故障検知計器26は、経路160および161でそれぞれ受取る共振 周波数および駆動力の情報を分析することにより、クラックが流管に存在するか どうかを判定する。クラックが流管に存在するならば、故障検知計器26は流量 計10の流入オリフィス101におけるポンプ180により生成される圧力を低 減する出力信号を経路170に生成する。この信号は、クラックが圧力の保全性 の喪失を生じる前に流管内の物質の流れを減速あるいは停止し、これにより流管 12、14内からの物質の漏出を阻止する。 図1Aは、ポンプ180と弁181が流量計10の典型的な用途におけるよう に接続された流量計10と故障検知計器26とを示す。ポンプ180は、供給源 191から物質192を引出してこの物質を管路190を介して流量計10の流 入オリフィス101へ供給する。ポンプ180により生成される流入圧力は、ポ ンプ180の速度を増減するため信号を経路170に印加することによって、故 障検知計器26により制御される。流量計10の流入オリフィス101へ供給さ れた物質は、流量計を経て管路190に対する流出オリフィス101′へ、そし て最後に弁181を経てその終着点に移動する。弁181により生成される背圧 は、弁181を開閉する信号を経路171に与えることによって、故障検知計器 26により制御される。 当業者には、本発明の方法および装置がどんな形態の流量計に対しても有効に 適用され得ることが認識されよう。図1および図1Aに関して先に述べた特定の 流量計の構成は、かかる全ての流量計の形態の事例である。特に、流量計の直線 状流管、U字形流管、特殊および他の形態を、動作時の故障条件の検知および制 御のために本発明の方法および装置と組合わせることができる。 図2は、故障検知計器26内部の構成要素の更なる詳細を示している。図1の 質量流量計器24により経路163を介して経路160へ印加されるアナログ信 号は、アナログ/ディジタル(A/D)・コンバータ203ないし206によっ てディジタル信号へ変換される。変換されたディジタル値を表わす信号が、CP U200による処理のため経路220ないし223へ印加される。経路220、 221、222および223へ印加される信号は、振動する流管のその時の共振 周波数、流管を振動させるのに必要なその時の駆動力、流管のその時の温度、お よび計算された質量流量をそれぞれ表わす。 CPU200は、経路220ないし223からのその時の振動周波数、駆動力 、温度および計算された流量をそれぞれ表わすディジタル信号を周期的にサンプ リングする。周期的な各サンプリング時に、CPU200は、経路220ないし 223へ印加されるディジタル値の複数の読みを平均化して、経路229上でR AMメモリ201におけるバッファに平均値を書込む。このような平均化は、経 路160ないし163に存在し得るアナログ信号ノイズの除去を助ける。振動周 波数、駆動力、温度および計算された流量に対する平均値は、バッファが一杯で ある時最も前に記憶された値が最新の記憶されるべき値により重ね書きされるよ うに、RAMメモリ201におけるバッファに循環状に記憶される。循環バッフ ァは、ある期間における記憶された動作パラメータの値を保持する。 CPU200は、記憶される動作パラメータごとに時間に関する一次および二 次の導関数を計算して、図1の流量計10の動作時の時間的な変化の勾配と曲率 とを決定する。CPU200は、経路229によりRAMメモリ201から記憶 された平均値を読出す。時間的に逐次記憶される2つの平均値間の差は、当該動 作パラメータにおける変化の勾配(サンプリングされた動作パラメータの一次導 関数)である。この計算の一例を述べるが、ここでf0ないしfNはCPU200 による読みの(N+1)期間における流管の振動周波数に対する記憶された平均 値であり、またS1ないしSNは各サンプリング期間に対するf0ないしfNの値に おける変化に対する計算された勾配である。 S1=(f1−f0) 更に一般的には、Sx=(fx−fx-1) 但し、x=1ないしN このような2つの計算された勾配間の差は、動作パラメータの曲率(サンプル リングされた動作パラメータの二次導関数)を示す。この計算の一例は下記の如 くであり、ここでS1ないしSNは先に述べた如き周期的に記憶された平均値の変 化の勾配であり、またC2ないしCNは勾配S1ないしSNにおける変化に対して計 算された曲率である。 C2=(S2−S1) 更に一般的には、Cx=(Sx−Sx-1) 但し、x=2ないしN ROMメモリ202は、本発明により検知可能な各故障に対する閾値「識別特 性」を含む。この「識別特性」に記憶される情報は、動作パラメータのその時の 値に対する閾値ならびに動作パラメータの変化の勾配および曲率に対する閾値に 関する。この情報は、本発明の装置および方法によって検知可能な動作の故障ご とに記録される。当該「識別特性」閾値は、流量計の特定の特性、流量計を流過 する物質の公称物理的特性、および流量計内の物質の公称流量について一義的で ある。これらの閾値は、流量計のユーザまたは製造者によって予め定められ、R OMメモリ202へプログラムされる。代替的な実施の形態において、CPU2 00は、これらの値をROMメモリ202からRAMメモリ201へ複写し、流 量計の用途における特定のカスタマイズされた必要に対する閾値「識別特性」を 修正するためオペレータと対話する。 ROMメモリ202は、測定された質量流量の補正に関して流量計10の製造 あるいは据付け時に物質の空隙率の検知される変化を勘案するよう予め定められ た付加的な情報を含む。以下に述べるように、空隙率の増加が質量流量の測定誤 差を生じる。この誤差係数(誤差率)は、誤差率を測定された質量流量と計算さ れた空隙率の関数としてコード化する「識別特性」情報を用いて本発明の方法に よって決定される。測定された質量流量と計算された空隙率と結果として生じる 誤差率との間の関係を表わすこの「識別特性」情報は、特定の流量計10と特定 の用途とに対して一義的である。この情報は、故障検知識別特性と共にROMメ モリ202に記憶される。この情報を用いて測定された質量流量を補正する本発 明の方法を以下に述べる。 CPU200は、動作パラメータの記憶された平均値、計算された勾配および 計算された曲率をROMメモリ202に記憶される「識別特性」から経路228 で読出された対応する閾値と比較する。この識別特性情報は、図1の流量計10 の動作における特定の故障条件の発生を示す動作パラメータ、計算された勾配お よび計算された曲率に対する特定の閾値を指す。CPU200は、ROMメモリ 202から読出された識別特性閾値情報を、周波数、駆動力、温度および測定さ れた質量流量について対応する平均値と比較する。CPU200はまた、ROM メモリ202における識別特性の閾値を各パラメータに対して計算された勾配お よび曲率と比較する。これらの比較は、種々の故障条件の各々が図1の流量計1 0の動作時に生じたかどうかを判定する。この比較を行うため用いられる方法は 、以下に更に詳細に論述する。 CPU200は、故障条件の検知に応じて、ポンプ180の速度を制御するた め経路170へ信号を印加しかつ弁181を開閉するため経路171へ信号を印 加する。更に、CPU200は、流量計10の制御と動作の状態に関してオペレ ータに知らせるため経路170へパネル182上にメッセージを表示する。以下 に述べるように、CPU200が流量計10の流管12、14におけるクラック を検知すると、このCPUは、物質の流れを停止して流量計10内の圧力を軽減 するためポンプ180と弁181とを制御する。同様に、CPU200は、誤っ た質量流量、誤った物質密度、誤った空隙率、あるいは誤った質量率などによる 他の故障条件を補償するため流量を修正することができる。これらの故障条件の 各々は、ROMメモリ202に記憶された識別特性閾値情報をRAMに記憶され たその時のパラメータ値および先に述べた如き各パラメータに対する計算された 勾配および曲率と比較することによって、CPU200により検知される。各故 障条件は、ROMメモリ202に記憶された1組の閾値によって規定される。こ の閾値は、幾つかの動作パラメータならびに幾つかの動作パラメータの変化の勾 配および曲率のその時の値と関連する。識別特性情報のサンプル 図3は、振動する流管の共振周波数の典型的な変化と、流管の壁面にクラック が生じて成長する時、流管を振動させるのに要求される駆動力の変化を示すグラ フである。図3におけるグラフの横座標は秒単位の時間である。「圧力」と表示 されるカーブ300は、グラフの左側に表示された縦座標目盛を有する。このカ ーブ300は、流管におけるクラックが時間と共に成長する時の時間に関する流 管内の圧力を表わす。このグラフにおいて判るように、流管内の圧力は、312 と表示された破線により示される180秒の時間まで一定である。圧力は、流管 の壁面におけるクラックを介する流動物質の漏出によりこの時点で低下し始める 。 「駆動力」と表示されたカーブ301もまた、グラフの左側に表示されたその 縦座標目盛を有する。カーブ301は、流管を共振周波数で振動させるのに要求 される駆動力を表わす。「周波数」と表示されたカーブ302は、グラフの右側 に表示されたその縦座標目盛を有する。カーブ302は、振動する流管の共振周 波数の変化を表わす。駆動力と周波数とは、クラックが成長し始めてから破線3 10により示される略々80秒の間、比較的一定のままである。この時、周波数 のカーブ302は低下し始め、駆動力のカーブ301は増加し始める。310で 示される時点80秒で、CPU200は、周波数の低減および駆動力の増加をR OMメモリ202に記憶された適切な識別特性情報と突合せることによって、ク ラックが流管において成長しつつあることを決定する。カーブ301に示される 如き要求される駆動力における非線形的な増加と、カーブ302に示される如き 共振周波数における非線形的な低減とは、図1の流量計10の如き流量計の流管 においてクラックが成長することを表す識別特性である。図3のカーブ300、 301、302の関係により判るように、本発明の方法は、180秒の時間にお ける線312により示される如き流管12または14内からの圧力の漏洩より充 分前の80秒の時間(310で示される)という早さで流管12、14における クラックの形成を検知することができる。 図3に示され先に述べた形成するクラック事故の動作パラメータにおける識別 特性の変化は、(図4に示される如き)物質の質量流量の変化に応答する正常に 動作する流量計とは明瞭に弁別可能である。図4は、流量計内の物質の質量流量 の変化に常に応答する流量計の動作パラメータの識別特性の変化を示す。図4に おけるグラフの横座標は、図1の流量計10の如き流量計の流管を流過する物質 の質量流量である。「駆動力」と示されるカーブ401は、グラフの左側に示さ れたその縦座標目盛を有する。このカーブ401は、流管を共振周波数で振動さ せるのに要求される駆動力を表わす。「周波数」と示されるカーブ402は、グ ラフの右側に示されたその縦座標目盛を有する。このカーブ402は、振動する 流管の共振周波数の変化を表わす。図4のカーブにより示されるように、正常に 動作する流量計においては、質量流量が増加する間は駆動力は一定のままである が、質量流量が増加する間は共振周波数は低減する。カーブ401で示される如 き一定の駆動力と、カーブ402で示される如き共振周波数における非線形的な 低減とは、図1の流量計10の如き流量計の流管において流量が増加することを 表す識別特性である。逆に、共振周波数の非線形的な増加と組合わせられる一定 の駆動力は、流量計の流管における低減する流量を示す。 図5は、流量計を流過する物質の密度の変化に正常に応答する流量計の動作パ ラメータにおける識別特性の変化を示す。図5におけるグラフの横座標は、図1 の流量計10の如き流量計の流管を流過する物質の密度である。「駆動力」と示 されるカーブ501は、グラフの左側に示されたその縦座標を有する。このカー ブ501は、流管を共振周波数で振動させるのに要求される駆動力を表わす。「 周波数」と示されるカーブ502は、グラフの右側に示されたその縦座標目盛を 有する。このカーブ502は、振動する流管の共振周波数の変化を表わす。図5 のカーブにより示されるように、物質の密度が増加される間は駆動力は一定のま まであるが、物質の密度が増加する間は共振周波数は低減する。カーブ501に 示される如き一定の駆動力と、カーブ502に示される如き共振周波数における 非線形的な低減とは、図1の流量計10の如き流量計の流管における物質の密度 が増加することを表す識別特性である。逆に、共振周波数における非線形的な増 加と組合わせられる一定の駆動力は、流量計の流管における低減する物質の密度 を示す。 図5に示される如き変化する物質の密度の識別特性は、図3に関して先に述べ たクラックの故障とは明瞭に弁別可能である。図5におけるカーブ501により 示される一定の駆動力は、図3のカーブ301の正の勾配を有する増加する駆動 力とはCPU200により明瞭に弁別可能である。図5の物質の密度の識別特性 を図4の流量の識別特性から弁別するため、CPU200は、図5の周波数のカ ーブ502の正の曲率から図4の周波数のカーブ402の負の曲率(二次導関数 )を検出する。流量の故障条件と物質の密度の故障条件との関係に対してROM メモリ202に記憶された故障の識別特性情報は、どの故障が生じたかを決定す るためにCPU200が周波数の動作パラメータの曲率(二次導関数)を比較し なければならないことを示す。 図6は、流量計を流過する物質の空隙率(void fraction)の変 化に正常に応答する流量計の動作パラメータにおける識別特性の変化を示す。空 隙率は、流量計を流過する物質の空気またはガスの成分の測定値である。図6の グラフの横座標は、図1の流量計10の如き流量計の流管を流過する物質の空隙 率である。「駆動力」と示されるカーブ601は、グラフの左側に示されたその 縦座標目盛を有する。このカーブ601は、流管をその共振周波数で振動させる のに要求される駆動力を表わす。「周波数」と示されるカーブ602は、グラフ の右側に示されたその縦座標を有する。このカーブ602は、振動する流管の共 振周波数の変化を表わす。図6のカーブにより示されるように、駆動力と共振周 波数の両者は空隙率が増加する間は増加する。カーブ601で示される如き増加 する駆動力とカーブ602で示される如き増加する共振周波数とは、図1の流量 計10の如き流量計の流管における増加する空隙率の識別特性を表す識別特性で ある。逆に、駆動力と共振周波数の両者における低減は、流量計の流管における 低減する空隙率を示す。 図7は、流量計を流過する物質の質量率(mass fraction)の変 化に正常に応答する流量計の動作パラメータにおける識別特性の変化を示す。質 量率は、流量計を流過する物質における比較的重い物質成分の測定値である。図 7におけるグラフの横座標は、図1の流量計10の如き流量計の流管を流過する 物質の質量率である。「駆動力」と示されたカーブ701は、グラフの左側に示 されるその縦座標目盛を有する。このカーブ701は、流管を共振周波数で振動 させるのに要求される駆動力を表わす。「周波数」と示されたカーブ702は、 グラフの右側に示されるその縦座標目盛を有する。このカーブ702は、振動す る流管の共振周波数の変化を表わす。図7のカーブで示されるように、駆動力は 質量率が増加する間は増加し、共振周波数は質量率が増加する間は低減する。カ ーブ701に示される如き直線的に増加する駆動力と、カーブ702に示される 如き直線的に低減する共振周波数とは、図1の流量計10の如き流量計の流管に おける増加する質量率の識別特性である。逆に、駆動力における直線的な低減と 、共振周波数の直線的な増加とは、流量計の流管における低減する質量率を表わ す。 図7の変化する質量率の識別特性を図3のクラックの故障の識別特性から弁別 するために、CPU200は、図3における周波数のカーブ302と図7のカー ブ702との異なる曲率(二次導関数)を検知しなければならない。あるいはま た、CPU200は、図3における駆動力のカーブ301と図7におけるカーブ 701との異なる曲率(二次導関数)を検知しなければならない。クラックの故 障条件と質量率の故障条件との関係に対するROMメモリ202に記憶された故 障識別特性情報は、この2つの故障のどれが生じたかを決定するため周波数また は駆動力の動作パラメータの曲率(二次導関数)をCPU200が比較しなけれ ばならないことを示している。 特定の故障を示す動作パラメータに対する正確な「識別特性」閾値、勾配およ び曲率は、それぞれの特定の流量計、および公称物質組成、流量および流量計内 の圧力に対して一義的である。この特定の識別特性値は、製造時のテストによっ て決定されてROMメモリ202に記憶される。当業者は、識別特性の閾値がC PU200によってRAMメモリ201へ複写され、次いで流量計の特定用途に 対してカスタマイズするように修正されることが容易に理解されよう。 図3ないし図7の縦座標目盛は、動作パラメータ変化の百分率で表わされてい る。当業者は、閾値情報が変化の百分率としてかあるいは絶対閾値として等価的 に表わされることが理解されよう。以下に述べる本発明の方法は、絶対閾値との 比較を用いて示される。 図8は、補正される質量流量を計算するため図6に示された情報と関連して用 いられる情報のグラフである。質量流量計器により測定される質量流量の精度は 、流量計10を流過する物質の空隙率の増加により悪影響を蒙る。先に述べたよ うに、空隙率は、流量計10を流過する物質に混合された空気のような比較的軽 い 物質の成分を表示する。図6は、周波数と駆動力、特に駆動力における正の曲率 の増加と結合される直線的に上昇する周波数の関数として増加する空隙率を識別 する識別特性情報を表わしている。 以下に述べる他の情報に加えて、ROMメモリ202に記憶された識別特性情 報は、図6のグラフに示された空隙率情報のコード化を含む。この空隙率情報は 、測定される周波数と駆動力との関数としてその時の空隙率の百分率を決定する ため本発明の方法によって用いられる。図6の空隙率情報は、図6のカーブを表 わす多項式の係数として、あるいは周波数または駆動力の値から空隙率を内挿す るため用いられる表の形で識別特性情報と共にROMメモリへコード化される。 図14に関して以下に述べるように、ROMメモリ202に記憶された空隙率情 報は、周波数と駆動力の測定値から空隙率を計算するために用いられる。当業者 は、図6に示された関数の表状コーディングが制限された数学的演算能力を持つ 低コストのマイクロプロセッサでの使用に選好されることが理解されよう。 図8のグラフに示される情報は、測定された質量流量に適用されて補正された 質量流量を決定する誤差補正係数(誤差の百分率)を計算するのに用いられる。 図8は、測定された質量流量の関数として誤差百分率の6つの例示的なグラフを 示している。6つのカーブの各々は、先に述べたように、図6に示した情報を用 いて決定され且つROMメモリ202に識別特性情報と共に記憶された対応する 計算された空隙率を示すように区分されている。例えば、空隙率が先のように1 .5%となるよう計算されるならば、図8の1.5と示されたカーブが所与の質 量流量に対して適用されるべき誤差補正係数(誤差の百分率)を決定するのに用 いられる。1.5と示されたカーブと測定された質量流量とを用いて、誤差百分 率を図8に示されるように決定することができる。 以下に述べる他の情報に加えて、ROMメモリ202に記憶された識別特性情 報は、図8のグラフに示された誤差百分率情報のコード化を含む。この誤差百分 率情報は、本発明の方法によって用いられて、測定された流量と計算された空隙 率との関数としてその時の誤差百分率を決定する。図8の誤差百分率情報は、図 8のカーブを表わす多項式の係数として、あるいは測定された質量率と計算され た空隙率の値から誤差百分率を内挿するため用いられる表の形で識別特性情報と 共にROMメモリ202へコード化される。図14に関して以下に述べるように 、ROMメモリ202に記憶された誤差百分率情報は、補正された質量流量を計 算するために用いられる。当業者は、図8に示された関数の表状コーディングが 制限された数学的演算能力を持つ低コストのマイクロプロセッサでの使用に選好 されることが理解されよう。故障識別特性情報のフォーマット 識別特性閾値情報は、その時の動作パラメータの値、勾配およびカーブの比較 時にCPU200により使用するため図2のROMメモリ202に記憶される。 この閾値情報のフォーマットは、「C言語」の如き高水準のプログラミング言語 におけるデータ構造として表わされると、最も容易に理解される。この表現法は ROMメモリ202における識別特性の閾値情報の単なる事例に過ぎないことを 明瞭に理解すべきである。基準閾値情報を表わす多くの等価の形態が本発明の趣 旨および範囲内に含まれる。閾値情報は、幾つかの動作パラメータ、該動作パラ メータの勾配、該勾配の曲率の上限および下限を定義することにより、適正に動 作する流量計の公称値を表わす。上限および下限は、本発明の方法により検知し 得る幾つかの故障条件の各々に対してコード化される。パラメータのその時の値 、勾配および曲率がこの定義された限度内に含まれるならば、対応する故障条件 は生じていないことになる。 故障検知・補正方法−概論 本発明の方法は、先に述べた識別特性情報を用いて幾つかの故障条件を検知し て補正する。図9は、本発明の方法のフローチャートである。図9の諸要素は、 本発明の方法を高水準で記述する。以降の図および関連する記述は、図9の個々 の要素の更なる詳細を示す。 要素900は、流量計の動作の分析のため用意された流量計10のその時の動 作パラメータのサンプルを取得するよう動作する。要素900は、以下に図10 に関して更に詳細に述べる。 要素902は、RAMメモリ201における循環バッファに要素900により 取得されるサンプルを記憶するように動作する。要素902については、図11 に関して更に詳細に述べる。 要素904は、要素900の動作によりサンプリングされて要素902の動作 によりRAMメモリ201に記憶される動作パラメータの変化の勾配と曲率を計 算するように動作する。最も後のサンプルとRAMメモリ201の循環バッファ に記憶された前のサンプルを用いて、動作パラメータの時間的な変化の勾配と曲 率を決定する。要素904については、図12に関して以下に更に詳細に述べる 。 要素906は、流量計10の流管12、14にクラックが形成しつつあるか否 かを決定するように動作する。要素906は、その時サンプリングされた動作パ ラメータと要素904において計算された勾配と曲率とを分析して流管12、1 4におけるクラックの形成を検知する。クラックが検知されるならば、要素90 6は流量計10内の物質の流れを停止して流管12、14内の流体圧力を低下さ せるように動作する。要素906については、図13に関して以下に更に詳細に 述べる。 要素908は、流管12、14を流過する物質における検知された空隙率によ り、測定された質量流量を補償することにより、流量計10内の補正された質量 流量を計算するように動作する。補正された質量流量が許容限度外であることが 判るならば、要素908は流量計10内の計算された流量を調整するように動作 する。要素908については、図14に関して以下に更に詳細に述べる。 要素910は、サンプリングされた動作パラメータと、動作パラメータの変化 の計算された勾配と曲率とをROMメモリ202に記憶された対応する識別特性 情報と比較するように動作する。どれかの故障の識別特性情報が測定あるいは計 算された対応する情報と一致するならば、ROMメモリ202に識別特性情報と 共に記述された補正動作が引き起こされて、問題の補正を試み、かつ故障の発生 をオペレータに通知する。要素910については、図15に関して以下に更に詳 細に述べる。 要素912は、次のサンプリング期間まで本発明の方法の実行を遅延させるよ う動作する。このことは、流量計10の動作パラメータの周期的サンプリングお よび分析を保証する。この方法の処理は、要素900において続行する。当該方 法は、要素900ないし912の処理を周期的に反復して、動作の故障を検知し て補正するため流量計10の動作を監視する。故障の検知・補正の方法−サンプリング 図10は、先に述べた要素900の動作の更に詳細を示すフローチャートであ る。図10の諸要素は、流量計10の動作パラメータをサンプリングするように 動作する。特に、周波数、駆動力、温度および測定された質量流量は、図10の けた変数でRAMメモリ201に記憶される。3つの連続的な読みの平均化は、 質量流量計器24から経路160ないし163を介して受取られるアナログ信号 におけるノイズの影響を低減することを助ける。RAMメモリ201に記憶され たS1、S2およびS3を付した変数は、サンプリングされた各動作パラメータ の3つの連続する読みを一時的に記憶するため用いられる。 要素1000は、経路220からの周波数の3つの連続値を読んでそれぞれ変 数S1、S2、S3とするように動作する。 要素1002は、変数S1、S2、S3を加算してその和を3で除すことによ り平均周波数値を計算する。この平均周波数は、次に以降の要素による更なる処 理のため変数Fに記憶される。 要素1004は、経路221から駆動力の3つの連続値を読んでそれぞれ変数 S1、S2、S3とするように動作する。 要素1006は、変数S1、S2、S3を加算してその和を3で除すことによ り平均駆動力値を計算する。この平均駆動力は次に、以降の要素による更なる処 要素1008は、経路222からの温度の3つの連続値を読んでそれぞれ変数 S1、S2、S3とするように動作する。 要素1010は、変数S1、S2、S3を加算してこの和を3で除すことによ り平均温度値を計算する。この平均温度は次に、以降の要素による更なる処理の 要素1012は、測定された質量流量の3つの連続値を経路223から読んで それぞれ変数S1、S2、S3とするように動作する。 要素1014は、変数S1、S2、S3を加算してこの和を3で除すことによ り、測定された質量流量の平均値を計算する。この測定された質量流量の平均は の諸要素および図9のそのための要素900の処理を完了する。処理は、図9の 要素902に続く。故障検知・補正方法− 記憶 図11は、先に述べた要素902の動作の更に詳細を示すフローチャートであ る。特に、図11の諸要素は、図2のRAMメモリ201における循環バッファ に図9の要素900の動作によって計算された動作パラメータの平均値を記憶す る。その時のサンプル期間だけ記憶された値と循環バッファに記憶された前のサ ンプルとは、以降の要素において更なる処理のため使用される。 要素1100は、図9の要素900の動作により決定された動作パラメータの 平均値を記憶するように動作する。NEXTは、RAMメモリ201に記憶され た変数であり、並列の循環バッファ・アレイFARRAY、PARRAY、TA RRAYおよびMARRAYに対する循環指数として用いられる。この循環バッ 変数NEXTのその時の値によりそれぞれ指示されるFARRAY、PARRA Y、TARRAYおよびMARRAYの1つの要素に記憶される。 要素1102は、MAXSAMPLESをモジューロ関数(modulo f unction)に適用することにより循環的に変数NEXTを増分するように 動作する。MAXSAMPLESは、要素1100において先に述べた循環バッ ファ・アレイに記憶されるべきサンプルの最大数である。これで、図11の諸要 素および図9のそのための要素902の処理を完了する。処理は、図9の要素9 04に続く。故障検知・補正方法−勾配および曲率の計算 図12は、先に述べた要素904の動作の更に詳細を示すフローチャートであ る。図12の諸要素は、記憶された各平均動作パラメータにおける変化について 、勾配(時間に関する一次導関数)および曲率(時間に関する二次導関数)を計 算する。各動作パラメータの変化の計算された勾配と曲率とを記憶するために用 いられる変数は、RAMメモリ201に記憶される。更に、先に述べた循環バッ ファを指示するため用いられる3つの仮変数がRAMメモリ201に記憶される 。 要素1200は、先に述べた要素902の動作によって循環バッファに記憶さ れた過去の3つの平均値に対して指標を計算して循環バッファ・アレイFARR AY、PARRAY、TARRAYおよびMARRAYに入れる。先に述べた如 きモジュロ演算を用いて、過去の3つの平均値に対する循環バッファへの指標で ある変数PREV1、PREV2、PREV3の値を計算する。PREV1、P REV2およびPREV3は、NEXTのその時の値からそれぞれ1、2および 3を差引いた値として計算される。 要素1202は、周波数の動作パラメータの記憶された平均値の変化の勾配と 曲率とを計算するよう動作する。FSLOPEとFCURVとは、勾配と曲率と が記憶される図2のRAMメモリ201における変数である。FSLOPEは、 FARRAY[PREV1]とFARRAY[PREV2]に記憶された周波数 の最後の2つの平均値間の差として計算される。動作パラメータの変化率に対す るタイム・ベースは、図9の要素912において先に述べた如き動作パラメータ をサンプリングするため用いられるサンプリング期間と等しい1単位時間である ものと仮定される。FCURVは、過去の2つの期間の計算された勾配間の差で ある。特に、FCURVは、(FARRAY[PREV1]−FARRAY[P REV2])−(FARRAY[PREV2]−FARRAY[PREV3]) に等しい。 要素1204は、駆動力の動作パラメータの記憶された平均値の変化の勾配と 曲率を計算するため動作する。PSLOPEとPCURVとは、勾配と曲率とが 記憶される図2のRAMメモリ201における変数である。PSLOPEは、P ARRAY[PREV1]とPARRAY[PREV2]に記憶された駆動力の 最後の2つの値間の差として計算される。動作パラメータの変化率に対するタイ ム・ベースは、図9の要素912において先に述べた如き動作パラメータをサン プリングするため用いられるサンプリング期間に等しい1単位時間であるものと 仮定される。PCURVは、過去の2つの期間の計算された勾配間の差である。 特に、PCURVは、(PARRAY[PREV1]−PARRAY[PREV 2])−(PARRAY[PREV2]−PARRAY[PREV3])に等し い。 要素1206は、温度の動作パラメータの記憶された平均値の変化の勾配と曲 率とを計算するため動作する。TSLOPEとTCURVとは、勾配と曲率とが 記憶される図2のRAMメモリ201における変数である。TSLOPEは、T ARRAY[PREV1]とTARRAY[PREV2]とに記憶された温度の 最後の2つの値間の差として計算される。動作パラメータの変化率に対するタイ ム・ベースは、図9の要素912において先に述べた如き動作パラメータをサン プリングするため用いられるサンプリング期間と等しい1単位時間であるものと 仮定される。TCURVは、過去の2つの期間の計算された勾配間の差である。 特に、TCURVは、(TARRAY[PREV1]−TARRAY[PREV 2])−(TARRAY[PREV2]−TARRAY[PREV3])に等し い。 要素1208は、測定された質量流量の動作パラメータの記憶された平均値の 変化の勾配および曲率を計算するため動作する。MSLOPEとMCURVとは 、勾配と曲率とが記憶される図2のRAMメモリ201における変数である。M SLOPEは、MARRAY[PREV1]とMARRAY[PREV2]に記 憶された測定された質量流量の最後の2値間の差として計算される。動作パラメ ータの変化率に対するタイム・ベースは、図9の要素912において先に述べた 如き動作パラメータをサンプリングするため用いられるサンプリング期間と等し い 1単位時間であるものと仮定される。MCURVは、過去の2つの期間の計算さ れた勾配間の差である。特に、MCURVは、(MARRAY[PREV1]− MARRAY[PREV2])−(MARRAY[PREV2]−MARRAY [PREV3])に等しい。これで、図12の諸要素の処理および図9のそのた めの要素904とを完了する。処理は図9の要素906に続く。故障の検知・補正の方法−クラックの検知 図13は、先に述べた要素906の動作の更に詳細を示すフローチャートであ る。図13の諸要素は、クラックが流量計10の流管12、14に存在するかど うかを決定するよう動作する。クラックは、その時のサンプリングされた動作パ ラメータ値、計算された勾配および周波数と駆動力とに対して計算された曲率を 、ROMメモリ202に記憶された識別特性情報と比較することによって検知さ れる。先に述べたREF.CRACKデータ構造は、図1Aに示された如き特定 用途における特定の流量計10に対する関連限度を含んでいる。負の曲率を持つ 低減する周波数と結合された正の曲率を持つ増加する駆動力は、流管12または 14におけるクラックの識別特性である。 要素1300は、要素900の動作により計算されるサンプリングされた駆動 力Pを先に述べたREF.CRACK.MAXPと比較するよう動作する。 この動作は、クラックが流管12または14に存在することを決定するため更な るテストが要求されるように、駆動力が閾値を越えて増加したかどうかを決定す る。サンプリングされた駆動力がまだ対応する識別特性閾値に達しなかったなら ば、クラックが流管12、14に存在せず図12の要素の処理は完了する。クラ ックが存在しなければ、図9の要素906の処理は完了し、処理は図9の要素9 08に続く。さもなければ、クラックが流管12、14に存在するかどうか決定 するため更なるテストが要求され、処理は要素1302に続く。 要素1302は、要素900の動作により計算されるサンプリングされた周波 数Fを先に述べたREF.CRACK.MINFと比較するよう動作する。 この動作は、クラックが流管12、14に存在することを決定するため更なるテ ストが要求されるように、周波数が閾値を越えて低減したかどうかを決定する。 サンプリングされた周波数がまだ対応する識別特性閾値に達しなかったならば、 流管12、14にはクラックが存在せず、図12の要素の処理は完了する。クラ ックが存在しなければ、図9の要素906の処理は完了し、処理は図9の要素9 08に続く。さもなければ、クラックが流管12、14に存在するかどうかを決 定するため更なるテストが要求され、処理は要素1304に続く。 要素1304は、要素904の動作により計算された駆動力PSLOPEの変 化の計算された勾配を先に述べたREF.CRACK.MAXPSLOPEと比 較するよう動作する。この動作は、クラックが流管12または14に存在するこ とを決定するため更なるテストが要求されるように、駆動力の勾配が閾値を越え て増加したかどうかを決定する。駆動力の勾配が対応する識別特性閾値にまだ達 しなかったならば、流管12、14にはクラックは存在せず、図12の要素の処 理は完了する。クラックが存在しなければ、図9の要素906の処理は完了し、 処理は図9の要素908に続く。さもなければ、流管12、14にクラックが存 在するかどうかを決定するために更なるテストが要求され、処理は要素1306 に続く。 要素1306は、要素900の動作により計算された周波数の変化の計算され た勾配FSLOPEを先に述べたREF.CRACK.MINFSLOPEと比 較するよう動作する。この動作は、流管12または14にクラックが存在するこ とを決定するため更なるテストが要求されるように、周波数の勾配が閾値を越え て低減したかどうかを決定する。周波数の勾配がまだ対応する識別特性閾値に達 しなかったならば、流管12、14にはクラックが存在せず、図12の要素の処 理は完了する。クラックが存在しなければ、図9の要素906の処理は完了し、 処理は図9の要素908に続く。さもなければ、流管12、14にクラックが存 在するかどうかを決定するため更なるテストが要求され、処理は要素1308に 続く。 要素1308は、要素904の動作により計算された駆動力の変化の計算され た曲率PCURVを先に述べたREF.CRACK.MAXPCURVと比較す るよう動作する。この動作は、流管12、14にクラックが存在することを決定 するため更なるテストが要求されるように、駆動力の曲率が閾値を越えて増加し たかどうかを決定する。駆動力がまだ対応する識別特性閾値に達しなかったなら ば、流管12、14にはクラックが存在せず、図12の要素の処理が完了する。 クラックが存在しなければ、図9の要素906の処理が完了し、処理は図9の要 素908に続く。さもなければ、流管12、14にクラックが存在するかどうか を決定するため更なるテストが要求され、処理は要素1310に続く。 要素1310は、要素900の動作により計算された周波数の変化の計算され た曲率FCURVを先に述べたREF.CRACK.MINFCURVと比較す る。この動作は、流管12、14にクラックが存在することを決定するため更な るテストが要求されるように、周波数の曲率が閾値を越えて低減したかどうかを 決定する。周波数の曲率がまだ対応する識別特性閾値に達しなかったならば、ク ラックが流管12、14には存在せず、図12の要素の処理が完了する。クラッ クが存在しなければ、図9の要素906の処理が完了し、処理は図9の要素90 8に続く。さもなければ、クラックが流管12、14に存在し、処理は要素13 12に続く。 要素1312は、適切な信号を経路170に印加することによってポンプ18 0を停止するよう動作する。ポンプ180の停止は、流管12、14内の物質の 流れを止めて流管12、14におけるクラックからの物質の漏出の可能性を低減 する。 要素1314は、適切な信号を経路171に印加することによって弁181を 開路するよう動作する。弁181の開路は流量計10における背圧を低減して、 流管12、14におけるクラックからの物質の漏出の可能性を更に低減する。 要素1316は、流量計10の流管12、14におけるクラックの存在をオペ レータに知らせるよう動作する。適切なメッセージがパネル182に表示される ように経路172へ与えられる。この動作は、図13の要素の処理および図9の そのための要素906の処理を完了する。処理は、図9の要素908に続く。故障の検知・補正方法−質量流量の補正 図14は、先に述べた要素908の動作の更に詳細を示すフローチャートであ る。図14の諸要素は、流量計10内の補正された質量流量を計算するよう動作 する。補正された質量流量は、測定された質量流量と流管12、14を流過する 物質の計算された空隙率とから決定される誤差係数(誤差率)によって調整され る。空隙率は、図6に示されまた先に述べたようにサンプリングされる周波数お よびサンプリングされる駆動力の関数として決定される。誤差率は、図8に関し て先に述べた如く質量流量計器24により提供される計算された空隙率と測定さ れた質量流量との関数として決定される。この誤差率は、測定された質量流量に 印加されて補正された質量流量を決定する。図6および図8に示された情報は、 測定された質量流量を補正するため空隙率と誤差率との決定に用いられるように 先に述べた如くROMメモリ202においてコード化される。REF.MASS CORRECT.VOID FRACTIONは、測定された周波数と駆動力 との関数として空隙率を計算するのに用いられ、図6に示され且つROMメモリ 202に記憶される情報のコード化である。REF.MASS CORRECT .ERROR PERCENTは、測定された流量と計算された空隙率との関数 として誤差率の計算に用いられ、図8に示され且つROMメモリ202に記憶さ れる情報のコード化である。 補正された質量流量を使用することで、より広い範囲の処理条件下で更に正確 な測定を可能にする。 要素1400は、流量計10を流過する物質に対する空隙率を決定するよう動 作する。空隙率は、図6に示され且つROMメモリ202にREF.MASS CORRECT.VOID FRACTIONとしてコード化された情報と関連 URV(全て要素900と904の動作により決定される)の関数として決定さ れる。先に述べたように、ROMメモリ202における情報は、表の形態または 空隙率の決定に用いられる多項式の係数としてコード化される。表の形態は、制 限される計算能力を持つ図2のCPU200の如き低コストのマイクロプロセッ 流量計10内に流れる物質のその時の空隙率を決定するため、ROMメモリ20 2にREF.MASS CORRECT.VOID FRACTIONで記憶さ れるエントリの表において内挿するのに用いられる。 要素1402は、流量計10の測定された質量流量を補正するのに適用される べき誤差率を決定するよう動作する。誤差率は、先に述べた要素900の動作に (図8に示され且つREF.MASS CORRECT.ERROR PERC ENTとしてROMメモリ202にコード化された情報と関連して用いられる) として決定される。先に述べたように、ROMメモリ202における情報は、表 の形態でまたは空隙率を決定するのに用いられる多項式の係数としてコード化さ れる。表の形態は、制限された計算能力を持つ図2のCPU200の如き低コス 0の動作により決定される空隙率とは、流量計10内に流れる物質の測定された 質量流量を補正するためその時の誤差率を決定するように、ROMメモリ202 にREF.MASS CORRECT.ERROR PERCENTで記憶され るエントリの表を内挿するために用いられる。 れた誤差率とから補正された質量流量とを決定するよう動作する。誤差率は、測 定された質量流量に対する空隙率の影響を補正するため、測定された質量流量に 適用される。 要素1406は、パネル182に経路172で送られたメッセージを表示する ことにより、補正された質量流量をオペレータに知らせるよう動作する。 要素1408は、要素1406の動作により決定された補正された質量流量を 、先に述べたようにROMメモリ202にREF.MINMで記憶された公称最 小流量閾値と比較する。補正された質量流量がこの閾値より小さければ、処理は 要素1410に続く。さもなければ、処理は要素1412に続く。 要素1410は、ポンプ180の速度を増すことにより、かつ弁181を開く ことによって質量流量を増加させるよう動作する。図2のCPU200は、信号 をそれぞれ経路170と経路171に印加することによりポンプ180と弁18 1とを制御する。この動作で、図14の要素の処理と図9のそのための要素90 8の処理とを完了する。処理は、図9の要素910に続く。 要素1412は、要素1406の動作により決定される補正された質量流量を 、先に述べたようにROMメモリ202にREF.MAXMで記憶された公称最 大流量閾値と比較する。補正された質量流量がこの閾値より大きければ、処理は 要 素1414に続く。さもなければ、この動作は図14の要素の処理および図9の そのための要素908の処理を完了し、処理は図9の要素910に続く。 要素1414は、ポンプ180の速度を低減し弁181を閉じることにより質 量流量を低減させるよう動作する。図2のCPU200は、信号をそれぞれ経路 170と経路171に印加することによりポンプ180と弁181とを制御する 。この動作で、図14の要素の処理と図9のそのための要素908の処理を完了 する。処理は、図9の要素910に続く。故障の検知・補正方法−他の故障の検知および補正 図15は、先に述べた要素910の動作の更に詳細を示すフローチャートであ る。図15の諸要素は、流量計10における他の動作故障条件を検知するよう動 作する。先に述べたように、検知可能な各故障条件に対する識別特性情報は、サ ンプリングされた各動作パラメータに対する上下の閾値として、ならびに対応す る各動作パラメータの変化の関連する計算された勾配と曲率とに対する上下の閾 値としてコード化されROMメモリ202に記憶される。本発明の方法により検 知可能な多数の他の故障条件は、先に述べたようにROMメモリ202にREF .NUMFAULTSで記憶される。全ての検知可能な故障条件に対する識別特 性情報は、先に述べたように、構造REF.FAULT[]のアレイに記憶され る。 当業者は、図13に関して先に述べた流量計10の流管12、14におけるク ラックの検知は図15に関して本文に述べる汎用故障検知法の動作中に検知可能 な故障の一例であることが理解されよう。クラックの検知は、本発明の方法にお いてクラックを検知する正確な方法を明記するのを助けるため図13に関して先 に別個に述べられている。REF.CRACKにコード化された閾値は、図15 の方法の動作により検知可能な故障の1つとして同様にコード化され、REF. FAULT内でROMメモリ202においてコード化される。 要素1500は、Iと名付けられRAMメモリ201に記憶されるループ・カ ウント変数(loop counting variable)をゼロに初期化 するよう動作する。Iは、全ての検知可能な故障条件の処理が完了する時を決定 するため以降の要素において用いられる。 要素1502は、サンプリングされた各動作パラメータを、コード化されてR OMメモリ202に記憶されたその対応する上下の閾値と比較するよう動作する 。 値と最大閾値、即ち、REF.FAULT[I].MINP、REF.FAUL T[I].MAXP、REF.FAULT[I].MINF、REF.FAUL T[I].MAXF、REF.FAULT[I].MINTおよびREF.FA ULT[I].MAXTの各々と比較される。サンプリングされた動作パラメー タの任意の1つが指定された範囲外であることをどれかの比較が示すならば、対 応する故障が生じており、処理は要素1512に続く。さもなければ、処理は要 素1504に続く。 要素1504は、サンプリングされた各動作パラメータの変化の計算された勾 配を、コード化されてROMメモリ202に記憶されたその対応する上下の閾値 と比較するよう動作する。特に、MSLOPEは、REF.FAULT[I]. MINMSLOPEおよびREF.FAULT[I].MAXMSLOPEと比 較される。同様に、PSLOPE、FSLOPEおよびTSLOPEはそれぞれ 、それらの最小閾値と最大閾値、即ち、REF.FAULT[I].MINPS LOPE、REF.FAULT[I].MAXPSLOPE、REF.FAUL T[I].MINFSLOPE、REF.FAULT[I].MAXFSLOP E、REF.FAULT[I].MINTSLOPEおよびREF.FAULT [I].MAXTSLOPEの各々と比較される。計算された勾配の任意の1つ が指定された範囲外にあることをどれかの比較が示すならば、対応する故障が生 じており、処理は要素1512に続く。さもなければ、処理は要素1506に続 く。 要素1506は、サンプリングされた各動作パラメータの変化の計算された曲 率を、コード化されてROMメモリ202に記憶されたその対応する上下の閾値 と比較するよう動作する。特に、MCURVは、REF.FAULT[I].M INMCURVに、かつREF.FAULT[I].MAXMCURVと比較さ れる。同様に、PCURV、FCURVおよびTCURVは、それらの最小閾値 と最大閾値、即ち、REF.FAULT[I].MINPCURV、REF.F AULT[I].MAXPCURV、REF.FAULT[I].MINRFC URV、REF.FAULT[I].MAXFCURV、REF.FAULT[ I].MINTCURVおよびREF.FAULT[I].MAXTCURVの 各々と比較される。計算された曲率の任意の1つが指定された範囲外にあること をどれかの比較が示すならば、対応する故障が生じており、処理は要素1512 に続く。さもなければ、処理は要素1508に続く。 要素1508は、コード化された識別特性情報のREF.FAULT[]アレ イに記述される次の故障条件をテストするよう準備するためループ・カウンタI を1だけ増分するよう動作する。 要素1510は、ループ・カウンタIをREF.NUMFAULTSと比較す るよう動作する。IがまだREF.FAULT[]アレイにコード化された故障 数に達していなかったならば、処理は要素1502へ続いて、ROMメモリ20 2にコード化された別の故障の識別特性を処理する。さもなければ、この動作は 図15の要素の処理と図9のそのための要素910の処理を完了する。処理は、 図9の要素912に続く。 要素1512は、REF.FAULT[I].PUMPCHANGEにおける 百分率の値に従ってポンプ180の速度を変化させるよう動作する。ポンプ18 0の速度は経路170に適切な信号を与えるCPU200により変更される。ポ ンプ180の速度における変化は、REF.FAULT[I]にコード化された 検知された故障条件を補正するために、流量計10における物質の質量流量を変 更することを意図する。 要素1514は、REF.FAULT[I].VALVECHANGEにおけ る百分率の値に従って弁181の位置を変化させるよう動作する。弁181の位 置は経路171に適切な信号を与えるCPU200により変更される。弁181 の位置の変化は、REF.FAULT[I]にコード化された検知された故障条 件を補正するために、流量計10における物質の質量流量を変更することを意図 する。 要素1516は、検知された故障条件の発生を示すメッセージをパネル182 に表示するよう動作する。表示されるべきメッセージは、REF.FAULT[ I].DISPLAYにおける値から検索される。このメッセージは、経路1 72に適切な信号を与えるCPU200によりパネル182上に表示される。こ の動作で、図15の要素の処理と図9のそのための要素910の処理とを完了す る。処理は、図9の要素912に続く。 特許請求の対象となる発明は望ましい実施の形態の記述に限定されるものでは なく、発明概念の範囲と趣旨に含まれる他の修正および変更を包含するものであ ることが明瞭に理解される。特に、本発明の方法および装置は、いわゆる「U」 字形管、直線状管その他の管を含む広範囲の管形状を持つコリオリ効果質量流量 計に適用される。更に、図3ないし図8のグラフに示された情報およびデータは 、複数の流量計において異なる時点において異なる動作条件下で行われる測定を 表わす。従って、図3ないし図8の1つのグラフからのデータを、別のグラフの データと比較しても無意味である。流量計のデータ出力を決定するには多くの変 数が介在する。これらの変数には、流管壁部の厚さ、物質の温度、粘度および流 量、流管を構成する材料の弾力特性が含まれる。従って、これらの図のそれぞれ に示されたデータは、単なる例示に過ぎず、同じグラフに示される種々のパラメ ータ間の関係を描写するためにのみ用いられるべきである。介在する多くの変数 のゆえに、示された数値は他の数値で容易に再現されると見なし得るものではな い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.動作中のコリオリ効果質量流量計(10)の動作条件の変化を検知するため の方法において、 その時の動作パラメータと、該その時の動作パラメータの変化の勾配と、該勾 配の曲率とからなるグループから選択された前記流量計のその時の動作を表わす 少なくとも1つの値を決定するステップ(900、904)と、 前記少なくとも1つの値が予め定めた量だけ公称値から偏倚したことを決定す るステップ(906、908、910)と、 前記少なくとも1つの値が前記予め定めた量だけ公称値から偏倚したことの前 記決定に応答して、前記少なくとも1つの値における前記変化の存在を表示する 出力信号を生成するステップ(906、908、910)と、 前記流量計に前記の異常条件の補正を含めるため、前記出力信号を利用手段へ 印加するステップ(906、908、910)と を含むことを特徴とする方法。 2.前記出力信号を前記利用装置へ印加する前記ステップが、前記流量計を流動 する物質の流量を変化させるため前記流量計と関連するポンプ(180)を制御 することを含む請求項1記載の方法。 3.前記出力信号を前記利用手段へ印加する前記ステップが、前記流量計を流動 する物質の流量を変化させるため前記流量計と関連する弁(181)を制御する ことを含む請求項1記載の方法。 4.前記振動周波数の前記勾配の前記公称値が約ゼロより大きいかあるいはこれ と等しく(1302)、 前記駆動力の前記勾配の前記公称値が約ゼロより小さいかあるいはこれと等し く(1300) 、 前記振動周波数の前記曲率の前記公称値が約ゼロより大きいかあるいはこれと 等しく(1310)、 前記駆動力の前記曲率の前記公称値が約ゼロより小さいかあるいはこれと等し く(1308)、かつ 前記出力信号が前記流量計の流管におけるクラックの存在を表示する(131 2、1314、1316) 請求項1記載の方法。 5.前記出力信号を前記利用手段へ印加する前記ステップが、物質が前記流量計 に流動することを止めるため前記流量計と関連するポンプ(180)を制御する こと(1312)を含む請求項4記載の方法。 6.前記出力信号を前記利用手段へ印加する前記ステップが、物質が前記流量計 に流動することを止めるため前記流量計と関連する弁(181)を制御すること (1314)を含む請求項4記載の方法。 7.前記振動周波数の前記勾配の前記公称値がゼロより大きいかあるいはこれと 等しく(1504)、 前記駆動力の前記勾配の前記公称値がゼロであり(1504)、 前記振動周波数の前記曲率の前記公称値がゼロより小さいかあるいはこれと等 しく(1506)、 前記出力信号が、前記流量計の前記流管に流れる物質の許容できない密度変化 の存在を表示する(1512、1514、1516) 請求項1記載の方法。 8.前記振動周波数の前記勾配の前記公称値がゼロより小さいかあるいはこれと 等しく(1504)、 前記駆動力の前記勾配の前記公称値がゼロより小さいかあるいはこれと等しく (1504)、 前記振動周波数の前記曲率の前記公称値がゼロであり(1506)、 前記駆動力の前記曲率の前記公称値がゼロより小さいかあるいはこれと等しく (1506)、かつ 前記出力信号が、前記流量計の前記流管に流れる物質の許容できない空隙率の 存在を表示する(1512、1514、1516) 請求項1記載の方法。 9.前記振動周波数の前記勾配の前記公称値がゼロより大きいかあるいはこれと 等しく(1504)、 前記駆動力の前記勾配の前記公称値がゼロより小さいかあるいはこれと等しく (1504)、 前記振動周波数の前記曲率の前記公称値がゼロであり(1506)、 前記駆動力の前記曲率の前記公称値がゼロであり(1506)、 前記出力信号が、前記流量計の前記流管に流れる物質の許容できない質量率の 存在を表示する(1512、1514、1516) 請求項1記載の方法。 10.前記少なくとも1つの動作パラメータの関数として前記流管に流動する物 質の空隙率値を決定するステップ(1400)と、 前記のその時の測定された質量流量と前記空隙率値との関数として誤差補正係 数を決定するステップ(1402)と、 前記のその時の測定された質量流量と前記誤差補正係数とを用いて補正された 質量流量を決定するステップ(1404)と、 前記流量計に流動する物質の流量を変化させるため、前記補正された質量流量 と前記のその時の測定された質量流量との間の差に比例する出力信号を利用手段 へ印加するステップ(1406、1408、1410、1412、1414)と 、を更に含む請求項1記載の方法。 11.前記空隙率を決定する前記ステップが、前記のその時の振動周波数の関数 として前記空隙率値を決定するため数値表内で内挿することを更に含む請求項1 0記載の方法。 12.前記空隙率値を決定する前記ステップが、前記のその時の駆動力の関数と して前記空隙率値を決定するため数値表内で内挿することを更に含む請求項10 記載の方法。 13.前記誤差補正係数を決定する前記ステップが、前記のその時の測定された 質量流量と前記空隙率値との関数として前記誤差補正係数を決定するため表内で 内挿することを含む請求項10記載の方法。 14.コリオリ効果質量流量計(10)における故障条件を検知するための装置 において、 前記流量計に接続されて、前記流量計のその時の動作パラメータに関する情報 を受取る入力手段(160〜163、203〜206)と、 前記のその時の動作パラメータに対する少なくとも1つの故障条件に関する故 障識別特性情報を記憶する記憶手段(201、202)と、 前記流量計の動作における前記故障条件の発生を表示する出力手段(180、 181、182)と、 前記入力手段に接続され前記出力手段に接続され且つ前記記憶手段に接続され 、前記のその時の動作パラメータを前記故障識別特性情報と比較して、前記故障 条件の発生を検知し且つ前記故障条件の発生を表示する信号を前記出力手段へ印 加する検知手段(200)と を備えることを特徴とする装置。
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